VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

JFL第6節 対 クリアソン新宿

みなさん、こんばんは。

 

サッカーというのは「運」で決まるものではありません。

例え、「運」というものがあったとしても、それをつかむのは選手の力であり、これまで積み重ねてきた何千回、何万回もの練習の成果です。

 

「運命よ、そこをどけ、俺たちが通る」

サポーターの掲げている横断幕です。

 

これは、バスケットボール選手のマイケルジョーダンの言葉です(あと木下謙一選手)。

「運」や「運命」というものが例えあったとしても、そんなことは関係ありません。

自分の力でつかみ取るだけです。

 

だから、今日の試合が引き分けたのは、「運」ではありません。

鈴鹿が試合に勝てないのは弱いからです。

 

あと一歩足りなかったのは、選手だけじゃありません。

監督も、スタッフも、そしてサポーターも、ナカニシもまだまだ足りませんでした。

 

カニシは、今、もう次の試合を全力で応援したくて仕方がありません。

 

俺たちはもっともっとやれる!

 

絶対にやれる!

 

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試合の朝。

 

妻ノリコと娘さんを白子駅に送っていくので、早朝6時に家を出る。

こういうところで、コツコツとTNP(妻ノリコポイント)を稼がないと、今後の遠征に影響してしまうかもしれない。たぶん。

 

そのまま会場入りしたので、7時30分ごろには四日市の会場に到着する。

今日は他のイベントもたくさんあるので、この時間でも車が結構止まっている。

駐車場の相当な混雑が予想される。

 

今回の試合から初登場の選手ノボリを掲出していく。

第6節にしてやっと到着した。

 

選手の姿の写るものを雑には扱えないので、丁寧に設置する。

1本1本のノボリに「頼むぞ」、「ガンバレ」と念を込める。

 

今日の対戦相手は、クリアソン新宿(以下、新宿と書きます)。

首都東京のど真ん中で、大いに発展しているチーム。

観客動員、予算規模、選手層など、Jの入り口まで来ていると思う。

 

特に、怖いのは選手層。

元Jがほとんどを締めている。

昨年も、強大なフィジカルと、Jのテクニックで負けてしまっている。

まだまだ本調子ではないが、JFLの優勝候補だと思う。

 

ノボリを設置し、横断幕を張る。

今シーズン初の四日市開催。

しかし、試合開始3時間前で駐車場は満車。

この駐車場の具合だと、観客動員はあまり見込めないと思う。

 

三重県のサッカーの環境は日本で一番悪い。

本当に何とかならないものだろうか。

 

試合の時間が近づく。

カニシは集中したいので、スタンドの外の空を見ている。

 

良い天気だ。

サッカー日和だ。

 

3連敗?

 

そんなことは目の前の一戦に何の関係も無い。

 

今、ここにあるサッカーに全力を尽くすだけだ。

 

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 19人見拓哉・9福元友哉

MF 14鈴木翔太・25藤山恭輔・6小野寺亮太・10中村健人

DF 16堀江貴文・5平出涼・4庄司景翔・13萩原大河

GK 30平吹楽

 

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鈴鹿は、ほぼスタメンでチームを引っ張って来た、中村俊貴(2)と濱名真央(21)を控えに持ってきた。

思い切った戦術変更がどう出るのか?

 

フォーメーションは、鈴鹿は4-4-2

新宿は、3-4-3(だと思う)。

 

両チームともに落ち着いた立ち上がり。

サイドに大きくロングボールを放り込む。

そしてディフェンスはシンプルにクリアする。

 

まずは落ち着いて。

 

鈴鹿は庄司景翔(4)がセンターバックで初スタメン。

ベテランの平出涼(5)とペアを組む。

グラウンドは芝が根付いておらず、滑りやすい。

立ち上がりにミスが出れば浮き足立つ。

特に若い庄司はなるべく落ち着いて、試合に入りたい。

 

センターバックの右、「ハイジャンパー」、庄司景翔(4)。

まずはセーフティに試合に入る庄司。

新宿は前線のフォワードに対してロングボールを入れてくる。

3人の新宿フォワードが、2人の鈴鹿センターバックと競り合うが、庄司は1歩も引かない勇敢なプレイ。

試合開始直後から、足元の悪いグラウンドをものともせずにしっかりしたプレイで入る。

庄司。めっちゃ落ち着いていて、安定している。

ホントに大卒1年目か?留年か浪人してるんじゃないか?

新宿は早め早めにシュートを打ってくる。

ゴールキーパーが弾いたり、クリアが短くなると、セカンドボールに押し寄せてくる。

小さいクリアやテクニックはいらない。

まずは相手のプレイを切るきっちりしたプレイを。

庄司は試合を通して、対人で全く負けていなかった。

足元のミスも無く、さらに、1歩前に出るディフェンスが効いていた。

ナイス!庄司!

 

四日市のグラウンドも荒れている(AGFほどじゃない)。

足元を滑らせる選手も多い。

まだ前半序盤。

焦らずにチャンスを待つ。

 

ボランチの、「プレイメーカー」、小野寺亮太(6)

カニシの見たかった小野寺が出て来た。

リーグの最初は出られなかった。しかしやっぱり小野寺は必要だと思う。

足元の悪いグラウンド、それを全く問題にしないスムーズなパス回し。

そして、良い所にポジジョンを取るため、相手の攻撃を寸断し、守から攻への切替も抜群に早い。

鈴鹿の試合を見るということは、小野寺のプレイを見るということに近い。

攻守ともに良い形で試合に入った。

試合をコントロールする小野寺。

味方のプレイを作り出す小野寺。

ハッピーバースディ小野寺。

がんばれ。小野寺。

 

この試合、前節と比べて小野寺(6)のポジジョンが少し前目だった。

小野寺の位置が少し前と言うことは、鈴鹿の中心が少し前目に位置しているということになる。

そのため、フォワードの人見(19)と福元(9)にも、ボールが良く回っている。

 

しかし、ボランチの小野寺(6)が高い位置を保つとなると、ディフェンス時に中盤にスペースができてしまう。

でも大丈夫!恭輔がいるから。

 

ボランチの、「6つの肺を持つ男」、藤山恭輔(25)

イエローカードで前節は出場できなかった。

その恭輔が存分にグラウンドを走りまわる。

とにかくごちゃごちゃした競り合いに強いことと、1対1がめちゃめちゃ強い。

カニシは恭輔が1対1で負けるところを見たことが無い。

「激しさと、素早さと、心強さと」を併せ持つ藤山恭輔(25)。

新宿のカウンターに対して、ダッシュで追いつき、事なきを得た場面は数知れない。

恭輔。恭輔。恭輔。恭輔。

中盤を相手に渡すな!

そこは恭輔の縄張りだ!

 

鈴鹿は小野寺のボールタッチが多く、リズムをつかみ始めた。

左右への展開だけでなく、中の福元友哉(9)のポストプレイを狙う。

 

新宿はロングボールを鈴鹿のディフェンスにクリアさせて、それを2列目が狙う形。

ワイドなウイングバックがいるが、あまりサイドから攻めてこない。

また、新宿はサイドに1枚余らせずに、中に絞っている。

 

グラウンドが悪いためか、新宿は浮き球が多く、ドリブルで仕掛けてこない。

鈴鹿はヘディングで競り合うが、新宿の攻撃が高さ中心なので、庄司を中心にしっかり対応できている。

良いよ。良いよ。

良い感じで試合が進んでいる。

鈴鹿はボール支配率を増し、新宿陣内に攻め込んでいる。

おのずとコーナーキックが多くなっている。

 

今シーズンのセットプレイはワクワクする。

狙いのあるセットプレイ。

選手達-の意思が統一されたセットプレイ。

相手を揺さぶる意外なセットプレイ。

とても良い。

素晴らしい。

 

前半13分には、そのコーナーキックから平出が頭で合わせるが、ゴール前の選手がオフサイドポジションにいたため、ゴールならず。

しかし、完璧に合わせたセットプレイだった。

 

新宿は放り込む形を続けている。

鈴鹿は放り込むこともあるが、中盤で奪うと小野寺(6)がゲームを作る。

 

サイドバックの、「タイガーショット」、萩原大河(13)

鈴鹿の攻撃のキーマン。萩原大河。

サポーターの仲間がつぶやいた・・・「昨年、何で出られなかったんだろう。」

大河のイケイケの攻撃は、鈴鹿サポーターを最も熱くする。

この試合では、前方のサイドハーフ中村健人(10)がいるものの、中に絞って攻撃を作るため、大河の前方が空いている。右のタッチライン沿いは萩原街道だ!

右サイドからゴリゴリ攻める萩原。

足元の悪さなんて関係ない。

地面をえぐり取るような爆走で新宿陣内に攻め込む。

そして、セットプレイのクリアボールを思い切って強烈ミドルシュート!惜しい!

大河!

今日も良いよ。

ゴール狙っていこうぜ!

 

ベンチの選手もしっかりと戦っている。

ボールが外に出た際に、鈴鹿のプレイを切らせないため、濱名真央(21)がダッシュでボールを手渡す。

みんな試合に集中している。

みんな勝ちたい。

勝ちに餓えている。

 

サイドハーフの、「キャプテン」中村健人(10)

右から中に絞ってきて、福元(9)、人見(19)への必殺のパスを狙う。

そして、右からの萩原大河(13)のオーバーラップを待ち、絶妙な展開を見せる。

カニシも感服する。「やっぱり上手いな。健人は。」

そして、この試合は特にコーナーキックが多かった。

キッカーは、右の健人(10)と左の堀江(16)。

カニシが新宿だったら、コーナーキックのキッカーが右と左で変わるのは嫌な感じがする。

相手の嫌がることをしっかりデザインするセットプレイ。

超々高精度の健人のキックが、ゴール前の絶妙の位置に落ちる。

健人!

勝とうぜ。

みんなで勝とうぜ!

 

ボール支配率は鈴鹿優位。

新宿は大きいボールが多い。

鈴鹿は、大きくサイドに出る事もあるが、中盤で試合を作ることもある。

 

今シーズンの序盤。

鈴鹿はサイドへのロングボールが戦術の主流だった。

サイドには、鈴木翔太(14)、濱名真央(21)という、強烈な個性を持つサイドプレイヤーがいるため、その個人技での突破が得点に繋がった。

しかし3節以降、どうやら各チームに対応されはじめた。

 

「進化論」を唱えたダーウィンは、こう言っている(うろ覚え)。

「生き残るのは、強いものでも、賢いものでもなく、変化できる者だ」

 

鈴鹿は変化を始めているように見える。

 

試合は鈴鹿ペース。

良いペースのうちに何とか得点したい。

変化していくために、勝利がなんとしても欲しい。

 

堀江貴大(16)の左のコーナーキック

ゴール前で福元友哉(9)が、好反応を見せてシュート。

新宿にブロックされるが、良い反応と良い判断だった。

 

鈴鹿優勢だが・・・

こんな時こそ、縦1本が怖い。

 

前半40分。

右サイドの萩原(13)と、センターバックの庄司(4)の間に新宿のロングボールが入る。絶妙のタイミングで前線が走り出していたため、鈴鹿のディフェンスラインを突破され、ゴールキーパーと1対1に。

絶体絶命!

しかーし!

そこにいるのは楽やぞ!

完璧なタイミングで飛び出しシュートを止める!

さすが!平吹楽!

 

ゴールキーパーの、「リベロキーパー」、平吹楽(30)。

足元の悪い中で、今日も高精度のキックが前線に飛ぶ。

四日市は時折強い風が吹いているが、今日の平吹のキックはサイドに切れない。

前節、風で切れていたボールを平吹は修正してきた。

前半の終盤に大ピンチを防ぐが、平吹は当然のことのように落ち着いている。

続くコーナーキックも、集中した平吹のゴールを割ることはできない。

平吹。

今日の鈴鹿のゴールを頼むぞ!

 

フォワードの、「明鏡止水」、人見拓哉(19)。

福元と2トップだが、少し後ろ目で福元のポストプレイを受けている。

福元と人見の間のパス交換はとてもスムーズ。

さらに、走るのも早い人見。

ゴールキーパー平吹楽(30)からのロングキック一閃を、人見が走ってボールを受ける。

ターゲットの福元がいるため、シャドウ的な動きで抜け出すこともある。

万能型のフォワード。何でもできる人見拓哉。

それでも人見はゴールを狙う。

カニシは、ニクイほど落ち着いている人見のゴールが見たい。

人見。頼むぞ!

 

前半終了

 

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前半を終わって0対0。

 

鈴鹿ゴールキーパーと1対1の場面以外、十分にディフェンスが対応できていた。

 

攻撃陣も活発だが、まだまだゴールから遠い。

そして、決定的なタメがゴール前で作れていない。

フォワードの福元(9)と人見(19)を、ペナルティエリアの中でプレイできるほど押し上げたい。

 

ただ・・・3連敗のどの試合より、今日の試合は良い。

選手たちの気迫も十分。

 

だからこそ、勝たせてあげたい。

デコボコのグラウンドのトラブルなどに、この試合を邪魔されたくない。

 

後半、十分チャンスはある。

絶対に勝利を!

 

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後半開始。

 

後半開始から攻める鈴鹿

サイドハーフの、中村健人(10)と鈴木翔太(14)が、より一層中に入る。

新宿のカウンター時も、藤山恭輔(25)のダッシュ一発できっちり止める。

鈴鹿は悪くない。

良い立ち上がりで入った。

 

フォワードの、「ジェントルマン」、福元友哉(9)

なんか大人っぽいと思っていたが、実はまあまあ若い福元友哉。

その落ち着いたプレイは、紳士の所作を感じさせる。

足元の上手さは抜群で、さらに球際の強さと、体のしなやかさが良い。

高身長ながらも人見同様、オールラウンドに何でもできるフォワード。

さらに、献身的な戻りながらの守備がいい。

新宿の中盤を鈴鹿の中盤と福元が挟んで、ボールを奪うシーンが目立つ。

人見との連係も、何年も一緒にプレイしていたかのように息が合っている。

さらに後半は、右から中村健人(10)が近くでプレイし始めた。

ボールが収まるので、安心してターゲットになる福元。

福元!良いぞ!

ゴール頼みます。

 

後半の序盤。

右サイドの萩原大河(13)が激しくファウルを受けるがノーファウル。

しかし、もうその瞬間には小野寺(6)が新宿のパスコースを切っている。

そこに、センターバックの庄司(4)が押し出してきてクリア。

そのままオーバーラップする庄司景翔(4)。

クリアボールを受けたのは、フォワードの福元友哉(9)。

福元が新宿陣内に攻め込む。

オーバーラップしてゴール前に突っこんでくる庄司景翔(4)に、新宿ディフェンスが引き付けられる。

福元が落ち着いて中へ。庄司か引き付けて、マイナス方向で狙っていたのは小野寺だ!

小野寺のシュートは、わずかに新宿ディフェンスのブロックに当たる。

惜しい。

めちゃくちゃ惜しい!

 

ただ、その位置で狙っていた小野寺も、折り返した福元も、オーバーラップした庄司も素晴らしいプレイだつた。

次!

良い攻撃を続けていこう。

 

サイドバックの、「左のスペシャリスト」、堀江貴大(16)

後半の新宿はロングボールと共に、サイドに展開してくる。

堀江は足が早く、裏へのケアも新宿より1歩早く対応できている。

そして、1対1では、相手のやりたいボールの動きを読んで、引っ掛けるようにボールを奪う。

パワーでも、スライディングでもなく、堀江の足にボールが引っかかるような守備。

さらに後半も、多くのコーナーキックが生まれた。

堀江のナイスコーナーキックで、新宿ゴール前を狙いまくった。

堀江!良いぞ良いぞ。

今まで見た中で、今日の堀江が一番良い。

堀江。ナイス!

 

鈴鹿は右から中村健人(10)が中に入ってきて、右の萩原をより一層活かそうとする。

そして、左サイドハーフは・・・

 

サイドハーフの、「リトルマジシャン」、鈴木翔太(14)

鈴鹿はディフェンスが安定しているため、翔太が深く下がって守備をする必要が無い。

そのため、この試合では前目でずっとプレイしていた。

鈴鹿のナンバーワンドリブラーの翔太は、もちろん前目でボールを受けたほうが良い。

そして後半。鈴木翔太はサイドにこだわらず、中に入ってゴールを一直線に狙う。

中盤の小野寺からのロングパスが鈴木翔太(14)に届く。

左右にフェイントをかけながら、怒涛のドリブル。

右に左に、左に右に。

そしてシュート!

新宿ゴールキーパーのファインセーブでゴールならず。

惜しい!めちゃめちゃ惜しい!

 

鈴鹿ペースで試合が続き、後半の半ばを過ぎる。

まだ両チーム共に選手交代していない。

気温が高いため、少し選手たちが疲れて来た。

互いに、少しずつスペースができていく。

 

センターバックの右、「ディフェンスマイスター」、平出涼(5)。

後半に悲願の1点を取るため、全体で押し上げる鈴鹿

前掛かりとなりカウンターを受けるが、新宿の動きは平出には良く見えている。

前に出てディフェンスする庄司の動きと上手く連動して、裏のカバーリングをきっちりこなす。

まさに職人技。そして平出は絶対にディフェンスに必要と感じさせる。

危険なシーンでもスライディング一閃。素晴らしい。

平出。

ナイスナイス!

今日もナイス!

 

試合は鈴鹿ペース。

何度も攻めるが得点にならない。

両チームともに選手交代しておらず、がっぷり四つで膠着し始めた。

鈴鹿ペースのうちに、切り札を投入して、新宿が対応できないうちに得点を上げたい。

 

右からの鋭いパスに対し、中村健人(10)がボールに触れて角度を付けただけで、前線の福元(9)にズバリ通す。

福元も福元で、神トラップでボールを確保するが、シュートを打ちきれず点にならない。

それにしても、健人も福元も上手い。

 

後半25分。

(OUT)10中村健人 ⇔ (IN)21濱名真央

 

鈴鹿の切り札。濱名真央(21)の登場。

サポーターのボルテージが上がる。

マオはなんかやってくれる。

 

そして、新宿もどんどん選手交代をする。

2mくらいの長身選手が出てくる。

肩の位置に庄司の頭がある感じ。

 

試合が動き出す。

 

それでも鈴鹿はペースを離さない。

小野寺(6)が絶好調で中盤を支配している。

藤山恭輔(25)がディフェンスとセカンドボールに奮闘しているが、少し疲れてきた。

左の鈴木翔太(14)も、少し疲れているように見える。

 

福元友哉(9)が、前線から下がって新宿の中盤からボールを奪う。

すかさず小野寺がカバー。

小野寺から⇒濱名真央(21)⇒人見拓哉(19)⇒濱名真央(21)。

動いている濱名真央(21)は、なかなか止められない。

躍動する濱名真央(21)。

濱名から折り返しのボールが中へ。

福元が新宿ゴール前で競り合う。

ポロリとボールがこぼれてくる。

それを狙っていたのは・・・小野寺亮太(6)。

読みがドンピシャ!

小野寺のシュートは、ギリギリ新宿にブロックされる。惜しーーーい!!!

 

さらに、濱名真央(21)はロングスローも放り込む。

濱名に絶対に勝つという気概が見える。

なんとしても勝ちたい。

濱名真央には勝利しか見えていない。

 

新宿は前線の約2mの選手に放り込む。

そこに、ハイジャンパー庄司(4)が立ち塞がる!

絶対に負けない庄司が、ビシビシ競り合っていく。

 

新宿は体の大きい選手が前線に出て来た。

ロングボールを鈴鹿陣内に放り込む。

右サイドの萩原(13)は小柄だが、全く怯まずに体を入れてボールを確保する。

新宿の後からのファウルで吹っ飛ばされるが、それでも萩原は絶対に負けない。

萩原大河!ガンバレ!

 

後半34分

(OUT)14鈴木翔太 ⇔ (IN)22三好辰典

 

三好は入ってファーストプレイでシュート!

三好の炎のような気持ちの強さが出ている。

三好!良いぞ!

 

残りわずか。

なんとしても勝ちたい。

サポーターの出番だ!

サポーターの応援で、選手の背中を押そう。

 

サイドバックの堀江(16)の対応が確実で間違いない。

サイドハーフの濱名真央が勝負を仕掛ける。

フォワードの福元(9)がボールを欲しがっている。

 

ロングボールがオープンスペースへ転がる。

新宿の選手も見送ったボールに三好が追いつく。

ボールが活きている限り、三好は絶対にあきらめない。

三好の炎の気持ちが、サポーターにも良く見えている。

 

タッチラインを割ったボールを、ベンチの出口(1)が濱名(21)に返す。

出口が祈りを込めたボールを新宿ゴールに叩き込んでくれ。

 

濱名真央(21)のロングスローのこぼれ球を、小野寺(6)がミドルシュートで狙う。

シュートはブロックされるが、そのブロックされたボールを福元がシュート!

惜しい!

 

最後の最後まで戦う。

やはり恭輔(25)がいるとファイトが途切れない。

 

前節の高知戦とは全く違う試合になった。

悪くない。

いや、とても良い。

だからこそ勝ちたい。

 

時間が過ぎていく。

 

新宿のゴールは割れなかった。

 

残念。

 

試合終了

 

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両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

ボールボーイのみなさん、ボランティアスタッフのみなさん、いつもありがとうございます。

 

この試合の解説は、三浦俊太郎元選手でした。

カニシは帰宅してからYouTubeで解説を聞きましたが、とても聞きやすくて、試合を邪魔しない良い解説でした。

俊太郎君。ありがとうございました。

 

ハーフタイムでも駐車場を見ましたが、見たこと無いくらい混雑していました。

この試合をフラッと見に来るような方であれば、この駐車場事情だと、あきらめて帰ってしまうと思います。

観客動員を上げるためにも、駐車場問題の解決が必要だと思いました。

(なかなか難しいと思いますが)

 

鈴鹿の連敗は3で止まりました。

しかし。ナカニシは全然嬉しくありません。

この試合は、勝ち点1を取ったのではなく、勝ち点3を取れなかった試合だと思います。

まだまだです。

だけど、まだまだ伸びしろを感じさせる試合でもありました。

 

また、次の試合に向けて良い準備をしてください。

 

みなさん、お疲れさまでした。

 

次!勝つ!

絶対勝つ!

 

ではまた。

 

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(今後の試合)

三重県選手権準決勝 4月21日11:00 対 四日市大学@東員陸上競技

JFL第7節 4月27日 13:00 対 ブリオベッカ浦安習志野市秋津サッカー場

JFL第8節 5月6日13:00 対 沖縄SV@タピック県総ひやごんスタジアム

 

(今後のイベント)

「第1回 芝に祈りを込めよう大会」

日時:4月29日(月・祝)13時から15時ごろまで

場所:AGFスタンド裏の階段付近に集合

 

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このブログに使用している写真は,アトレチコ鈴鹿クラブの使用許可とJFLの確認を得て掲載しています。そのため,他での利用は絶対にしないでください。

4月29日は「第1回芝に祈りを込めよう大会」

みなさん、こんばんは。

3連敗してるチームのサポーターのナカニシです。

 

今まで何度も負けてきました。

絶対に負けられない戦いですら、コテンパンに負けたりしました。

でも、ナカニシは負けた試合の後こそ、さらに元気に応援したいと思っています。

 

敗戦で元気が無く、

敗戦で自分の力に疑問を感じ、

敗戦でプレッシャーを背負っている選手へ、

鈴鹿サポーターにできる最高の応援を届けたいと思います。

 

大丈夫!

鈴鹿サポーターは試合後にバスをとり囲んだりはしませんから!

大丈夫!

(バス無いし)

 

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珍しく平日夜のナカニシのブログです。

 

前々節のAGF陸上競技場での試合と、前節のアウェイ高知での試合。

会場は、「何かが」とても違っていました。

 

芝です。

芝のレベルが天と地ほどに違います。

 

AGFのグラウンドは、芝が枯れ枯れで、根が張っておらず、デコボコです。

あそこは、スタジアムというより、普通の市民グラウンドのため、市の予算などの関係で芝にあまり手が回らないようです。

選手たちに少しでも良い環境でサッカーをしてもらいたい・・・。

 

ならばやろう!

口より先に行動しよう!

 

ということで、AGF陸上競技場の芝のメンテナンスをします。

(前々回の写真。こんな感じになります)

題して!

 

「第1回 芝に祈りを込めよう大会」

(ボール磨きもするかも)

 

簡単に言うと,サポーターで芝の雑草を抜いて、デコボコを平らにします。

 

日時:4月29日(月・祝)13時から15時ごろまで

場所:AGFスタンド裏の階段付近に集合

作業内容:芝の雑草抜きと、デコボコならし(ボール磨きもするかも)

持ち物:飲み物,汗をかいても良い服装,砂を入れるバケツとシャベル(あれば)

参加:自由

 

ボール磨きについては、チームとボールを預かる話が付いていませんので、今のところ保留ですが、可能でしたら同日に行います。

 

サポーターイベントですので,チームの主催ではありません。

そのため,参加いただいたみなさんに,何か特典がある訳ではありません。

推し選手のプレイエリアを綺麗にして、祈りを込めるだけです。

 

時間が限られていますので,1人より2人,2人より5人の方が,よりグラウンドを綺麗にすることができます。

道具はだいたい用意しますので,無ければ手ブラで来ていただいて構いません。

 

サポーターのみなさん。

選手を応援していただいているみなさん。

選手たちに少しでも良い環境でプレイしてもらうために,お時間ありましたら,お手伝い願えませんでしょうか?

 

ゴールデンウイークですし、ご予定もあると思います。

もちろん参加は自由です。

無理して参加する必要はありません。

でも、もし、30分でも参加可能でしたら、ぜひご協力をお願いします。

 

当日の悪天候などで中止や延期の場合は,開始の2時間前までにVictoryCross公式Twitterで発信します。

アカウントはこちら⇒ @fcsuzuka_vc

 

なお,再度申しますが,この企画はサポーターの主催です。

不明点などありましたら,チームではなくサポーターのナカニシまでお問い合わせください。

お問い合わせなどの,ナカニシのメールアドレスはこちらです。

miracle_fcsuzuka@yahoo.co.jp

 

みなさん,なにとぞよろしくお願いします。

 

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金曜の夜が過ぎていきます。

日曜日は試合です。

 

1戦にかける想いは、今も昔も変わりません。

日曜日は、鈴鹿サポーターの応援を、胸を張って堂々とやりきります。

 

大丈夫。

大丈夫。

サポーターは絶対に選手と共に戦います。

 

オラ!出口!

見とけよ!

鈴鹿サポーターはこんなもんじゃないぞ!

 

ではまた。

 

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(今後の試合)

JFL第6節 4月14日13:00 対 クリアソン新宿@四日市中央緑地競技場

三重県選手権準決勝 4月21日11:00 対 四日市大学@東員陸上競技

JFL第7節 4月27日 13:00 対 ブリオベッカ浦安習志野市秋津サッカー場

 

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JFL第5節 対 高知ユナイテッドSC

みなさん、こんばんは。

 

昨日の試合直後、選手がサポーターのところへ挨拶に来ました。

カニシは全力で戦った選手たちに拍手しましたが、声を出すことができませんでした。

 

横断幕の撤収後にも、グラウンドで車座になっている選手たちに声をかける機会がありましたが、かける言葉がありませんでした。

 

JFLはリーグ30戦を戦います。

どの1試合も同じ1試合です。

例えば、昨日の試合は、シーズン終盤で優勝を決める1試合と同じ価値があります。

 

カニシには、昨日の試合の後半は、「絶対に勝つ!」という気迫のこもった試合には見えませんでした。

 

ただ、ただ、それが残念です。

 

そして、悔しさのあまり、選手たちに声を掛けられなかった自分自身にも大変イライラしています。

 

あの時、もっと元気の出る言葉をかけるべきだった・・・ごめん。

 

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今日のブログは、YouTubeを見返して書きませんので(見たくないから)、時系列などは間違っているかもしれません。

カニシの目で見て、記憶したままに書きます。

 

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試合の朝。

 

前日に高知に入り、ビジネスホテルに泊まった。

年間のアウェイ参戦のため経費節減しているので、ナカニシが宿泊するのは実は珍しい。

 

そして、いつも以上に眠れない夜を過ごす。

どこかで水滴の音がする。

それが気になって仕方がない。

ほぼ眠れずに朝を迎える。

 

今日の対戦相手は、高知ユナイテッドSC(以下、高知と書きます)。

地域リーグの時から対戦しているが、JFLのアウェイでは2年連続で敗北している。

そして、現在、負け無しでリーグダントツの首位。

一番勢いのある頃に対戦が巡って来た。

 

試合会場に到着し、横断幕を張る。

この会場でアウェイ2連敗している。

良い思い出が無い。

良いシーンが目に浮かばない。

 

鈴鹿サポーターも集まってくれた。

アウェイだけどみんなで選手たちを鼓舞しよう。

パブリックビューイングからも、

YouTubeで試合を応援してくれている人も、

みんなみんな鈴鹿の選手たちにパワーを送ってくれる。

 

選手達に勇気を。

選手達にパワーを。

そしてみんなで笑顔を!

さあ。

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 19人見拓哉・9福元知哉

MF 14鈴木翔太・10中村健人・6小野寺亮太・21濱名真央

DF 18石川竣祐・5平出涼・2中村俊貴・13萩原大河

GK 30平吹楽

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 

福元知哉が初出場、初スタメン。

怪我で長く苦しんだが、福元の復帰を勝利で祝いたい。

 

鈴鹿は4-4-2。

人見(19)が少し下がり目で、福元(9)がターゲットになる。

 

高知はたぶん4-3-3。または4-4-2。

正確にはフォーメーションが分からないが、高知のサイドハーフはワイドにポジションを取らずに、中央ボランチ付近に3人寄っている。

 

いきなり高知の圧力が鈴鹿陣内に襲い掛かる。

鈴鹿ディフェンスとの競り合いをかいくぐり、高知のフォワードが抜け出してくる。

危ない!

しかし、鈴鹿ゴールキーパー平吹楽(30)が、好判断で早すぎず、遅すぎず、ピッタリのタイミングで前に出てシュートをブロック!

ナイス!楽!

 

ゴールキーパーの「リベロキーパー」、平吹楽(30)

この試合、鈴鹿ディフェンスをかいくぐり、裏で勝負する高知のフォワードが厄介だった。

競り合いの上手さとスピードを使い、最終的には個の力で押し切って来る。

ある意味、強引な突破を狙ってくるが、それに対して鈴鹿ディフェンスの「寄せ」が遅れる時がある。

しかし、平吹は全部見ている。

ディフェンスがやられた時には、迅速な判断でシュートコースを防ぐ。

前半、最初の1対1から、後半の劣勢の状況まで、平吹の止めた決定的なシュートは最低でも3本はあった。

平吹。逆ハットトリックだ!

ナイス!

 

高知はサイドから攻めてこない。

中央付近で競り合い、近くに詰めている選手がそのセカンドボールを受けて、シンプルにゴールを狙う。

高知の攻撃に関わる人数は少なく、前線の3人で何とかしてしまう感じ。

 

サイドハーフの、「リトルマジシャン」、鈴木翔太(14)

左に開いてボールを受ける鈴木翔太

ドリブルで仕掛けて、コーナーキックを獲得するなど、この試合でも翔太のドリブルから何か起きそうな感じがしている。

しかし、高知のサイドバックはほとんど上がってこない。

サイドバックの裏を狙いたいが、高知のサイドバックが定位置にいるため、翔太は前を向いてボールを受ける場面が少ない。

足を止めてボールを受ける。

本来もらいたい体勢ではない。

それでも、そのテクニックで左から高知ゴールに迫る翔太。

高知は鈴鹿のキーマンである鈴木翔太を研究している。

翔太!

研究されて上等!

その上を越えてやれ!

 

前半16分。

高知の攻撃。

鈴鹿の右から左へ展開。

サイドハーフ鈴木翔太(14)が、ボールを奪いに行くが交わされてしまう。

鈴鹿の左サイドにはサイドバックの石川(18)がいるが、一瞬のタイミングが早く、アーリークロス鈴鹿ディフェンスとゴールキーパーの間に放り込まれる。

鈴鹿センターバックの対応が遅れる。

高知の選手が2人突っこんでくる。

完全にやられた。

失点。

0-1。

 

前半序盤の失点だ。

取り返せ!

やり返せ!

サポーターの声が大きくなる。

 

センターフォワードの、福元知哉(9)

怪我明けの福元がいきなりの先発。ビックリ!

練習試合をほとんど見ているナカニシですら、どんな選手か分からなかった。

イケメンフォワードで高身長。何となく線の細いイメージだった。

その福元。

前線での競り合いでノーファウルの正当なタックル炸裂!

高知ディフェンスを弾き飛ばす!強い!福元肉体強い!

高さもあり、足元も上手い。

これは・・・思っていたよりハードでヒートな強い選手だぞ!

前線で体を張る福元。

その後ろで人見(19)が狙っている。

立ち位置も良い。

人見との距離感も良い。

福元!復帰ゴール頼むぞ!

 

1失点後。

試合は鈴鹿の支配率か増していった。

鈴鹿は4節までロングボール主体のスピードカウンターサッカーが中心だった。

この試合ではコロッと戦術変更。

ボールをまわして高知を崩しにかかる。

前半の鈴鹿のリズムは悪くない。

 

ボランチの、「プレイメーカー」、小野寺亮太(6)

小野寺の先発がキター!

カニシは小野寺の中盤が大好き。

まわりのプレイを引き出す小野寺のゲームメイクに期待。

そして、ボール支配率は鈴鹿

早い段階で追いついておきたい。

左右に大きく展開する小野寺。

久しぶりの先発だが、そのプレイにブレは無い。上手い。

しかし、高知は3ボランチ?のような形で中盤中央の守備が硬い。

激しく寄せられて、前にクサビのパスが出ない小野寺。

大丈夫。大丈夫。

慌てなくていい。

小野寺。頼むぞ!

 

ボールを支配する鈴鹿

それに対して、きっちりラインを敷き守りに入る高知。

高知はワントップが残り、カウンター一発を常に狙っている。

 

鈴鹿はワイドに広くフィールドを使う。

サイドバックの、「縦横無尽」、石川竣祐(18)

右が主戦場の石川が左に入る。

ただ、サイドバックサイドハーフボランチ共にプレイのできる石川はどこをやっても大丈夫。

サイドに大きく広がり、ディフェンスラインから展開。

そして、前方の鈴木翔太(14)へ。

前半からセンターバックボランチから、左に位置する石川への展開が多い。

この試合、前方へのロングバスがなかなか通らなかった。

そのため、試合展開の1歩目がサイドバックになることが多かった。

石川!

忙しくて悪いけど、攻撃も守備も頼むぞ!

 

試合は6対4で鈴鹿が押している。

しかし、高知の4-3-3の中盤は中央付近で硬く、鈴鹿の中盤のパスがカットされることが多い。

また、鈴鹿は中盤の数的不利のため、ルーズボールを失うことも多い。

 

センターバックの、「ディフェンスマイスター」、平出涼(5)

足元の技術抜群の平出。

1失点したものの、前半の高知の攻撃はほぼシャットアウトだつた。

鈴鹿の攻勢。平出はディフェンスだけでなく、最終ラインから試合を組み立てる。

ボランチの小野寺とのやり取りは安心して見ていられるが、そこから先が行けない。

平出から左右に展開。

その左右が前に出られず、また平出に戻る。

中央は硬く固められているので、クサビのパスが出ない。

ディフェンスの平出からの出し所が無く、パスを迷うそぶりが見られる。

平出。焦らなくていい。

ゆっくり。

確実に。

 

試合展開は鈴鹿

しかし、鈴鹿はディフェンスから左右に展開するもののラストパスが出せない。

シュートエリアは混戦で、シュートコースが見つからない。

前線の裏へ出すロングバスも、精度を欠いてしまい鈴鹿の選手に届かない。

この試合の前半、何度もサイドへのロングパスがオーバーした。

風も無いのに、こんなに精度を欠くのは珍しい。

 

フォワードの、「明鏡止水」、人見拓哉(19)

なかなかボールを受けられない人見。

福元の競り合いからのシャドーのような位置でシュートを狙うものの、高知ゴールから距離がありシュートが打てない。

前半半ばには、こぼれ球に反応して思い切ってシュートを打ち、高知ゴールを脅かしたがコーチゴールキーパーのファインセーブでゴールならず。

人見(19)と福元(9)のコンビで、何か起きそうな予感がするが、その予感が実現になるほどボールを受けられていない。

鈴鹿のチャンスが少なすぎるため、ボールを触れない人見。

ボールを受けるため、徐々に中盤に下がってしまい、結果的に前線が薄くなる。

人見。今は我慢だ。

もうちょっと噛み合ったら一気に行けるぞ!

 

前半が過ぎていく。

鈴鹿は押している。

シュートも打っている。

しかし、高知ディフェンスを崩せていない。

惜しい場面は人見(19)のシュートのみ。

 

まだまだ。

悪くない。

ここからここから。

 

前半終了

 

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1点を追う展開。

 

鈴鹿はボール支配率を維持しているが、コールが遠い。

サポーターが「おおーーー」と沸く場面が少なく、混戦からのシュートが多い。

 

なんとなく攻めあぐねている。

カニシの見た感じ、5節目にして少しスタイルを変えて来た。

高知のサイドバックは上がってこない。

鈴鹿のサイド攻撃を十分に警戒している。

 

なんか・・・嫌な感じがする。

 

その時。

 

サポーターのスタンドに向かって、控えゴールキーパーの出口貴也(1)が走って来た。

ハーフタイムでぐったりしているサポーターに叫ぶ。

 

「自分たち諦めてないんで!共に戦ってください!」

(こんな感じのことを言ったと思う)

 

もう!

出口!

言うじゃないか!

言ってくれるじゃないか!

 

出口が言うなら、もっともっと応援頑張ろうぜ!

 

出口!

きみ、最高だ!

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 

HT

(OUT)5平出涼 ⇔ (IN)4庄司景翔

 

後半開始。

 

怪我明けの平出(5)が交代。

まだ、本調子ではなかったかも。

ここで大期待のルーキー庄司景翔(4)が入る。

庄司!最初からやってやろうぜ!

 

前半同様、高知は3人でシンプルに攻めてくる。

鈴鹿サイドバックは、得点のために大きく前に張り出し、サイドに開いている。

狙われるのは、鈴鹿サイドバックの裏。

後半は特にサイドバックの裏に、斜めに走る高知の攻撃陣が厄介だった。

 

ハーフタイムで入った、センターバックの庄司景翔(4)

裏へ入る足も速く、足元の技術も十分。

練習試合でも何度も見たが、とても良い選手だと思う。

しかし、1点を追う展開。

全体が前掛かりの鈴鹿

3人の高知の攻撃陣が裏へ抜けてくるのをカバーするのは、なかなか大変。

それでも庄司は試合の最後まで集中を切らさなかった。

良い守備ナイス!

 

1点を追う展開。

右に左にポジションを変える濱名真央(21)が高知ゴールに迫る。

 

サイドハーフ、「幻惑の園」、濱名真央(21)

高知のディフェンスは硬い。

また、鈴鹿の攻撃が十分に研究されているため、両サイドハーフは特にマークがきつい。

組織的に崩せないなら、個の力に特化した真央が個の突破を狙う。

縦に抜け出す真央。

サイドはいらない。中央を突破。

高知のディフェンスに遮られるが、ゴールに向かって走る真央のプレイは、とても心強かった。

真央真央真央!

がんばれ!

 

攻めたい鈴鹿

高知は中盤で奪ってショートカウンターを狙っている。

そのため、高知は中盤に人が多くサイドは少ない。

 

鈴鹿はサイドには展開できる。

しかし、そこで行き止まりになり、次の展開ができない。

苦し紛れのロングクロスボールも精度を欠き、高知のセンターバックにクリアされる。

 

鈴鹿は高知ゴールに対して、大きく半円を描きながらパスを回す。

ワイドで左右に広がっている鈴鹿

中がコンパクトな高知。

 

鈴鹿サポーターの目の前でプレイする高知ディフェンダーの声が聞こえる。

「外に押し出せ!」

「中だけ固めろ!」

 

鈴鹿はディフェンスラインからのパスの展開ができず、ボランチがボールを受けるため、下がって来る。

そうすると中盤が薄くなるので、フォワードの人見拓哉(19)や濱名真央(21)が中盤に下がる。

そうすると前線が薄くなり、攻撃の手数が減ってしまう。

 

高知にショートカウンターを受けないように、安全にボールを回す鈴鹿

大きく左右に、そして危ない時はディフェンスに戻す。

これは・・・これで点が取れるのか?

完全に攻めあぐねてないか?

 

サイドバックの、「タイガーショット」、萩原大河(13)

鈴鹿の攻撃を引っ張って来た萩原。

しかし、この試合サイドで良い形でパスを受けていない。

足元にパスを受けても、高知ディフェンスが前にいるため、そこで行き詰ってしまう。

また、後方に戻す大河。

大河の欲しいのは、トップスピードでギリギリ追いつくくらいの前方へのパス。

スピード勝負で高知ディフェンスと勝負したい。

しかし、そのボールが出ない。

出ても、オーバーしてラインを割ってしまう。

上手く行かない。

大河、ちょっと待ってて。

もうすぐ良いの出ると思うから!

 

後半20分。

鈴鹿がディフェンスラインからサイドに大きく展開。

その、ロングパスを高知にカットされる。

そのままカウンター一直線。

これを決められ失点。

0-2

 

高知の狙い通り100%の得点。

ハメにハマりまくった鈴鹿の失点。

 

2点を追う展開。

それでも鈴鹿のサッカーに変化はない。

足元への丁寧なパスが中心。

攻め込んでも高知に外に押し出され、シュートを打てないままクリアされる。

前線で張り付いている攻撃陣も足が止まっている。

セカンドボールへの1歩目が高知の方が早い。

 

どうした!

どうした!

ゴールはこっちだぞ!

鈴鹿サポーターの方に向かって攻めてこい!

後半の半ばを過ぎても、鈴鹿のシュート数は「0」

 

後半24分

(OUT)13萩原大河 ⇔ (IN)17北原大奨

(OUT)14鈴木翔太 ⇔ (IN)7桑原海人

 

失点後に後手に回り選手交代。

一撃必殺のスピードスター北原(17)は、もう少し前目で見たかった。

 

高知のスタジアムのスタンドは2階層になっていて、少し高い位置から試合を応援している。

その場所から、選手間の配置がよく分かる。

高知は前後左右共にコンパクト。

特にゴール前は密集している。

奪ってからショートカウンターというシンプルな攻め。

 

鈴鹿は前後にコンパクトだが、左右に超ワイド。

タッチラインのギリギリでボールを受けても、中に切れ込めない。

左右に振り子のようにパスが展開。

ボールは動くが、人が動かない。

 

ボール支配率は鈴鹿

しかし、ゴール前に迫るのは圧倒的に高知の方が多い。

 

センターバックの、「鬼俊貴」、中村俊貴(2)

前節ミネベアと違い、高知はフィジカルや高さで押してくるチームでは無い。

また、サイドからハイボールを放り込むような感じでもない。

その分、カウンターとスピードでディフェンスとディフェンスの間を狙ってくる。

若い庄司と共にベテラン俊貴が頑張る・・・が、

俊貴が足を引きずっている。

競り合いで痛めたのか?

 

後半36分

(OUT)2中村俊貴 ⇔ (IN)16堀江貴大

 

2点を追う鈴鹿

試合終盤。

未だに鈴鹿のシュートは0本。

 

支配率はずっと鈴鹿

パスは上手い。

でも・・・なんだろう・・・点が入る感じがしない。

 

ボランチの、「キャプテン」中村健人(10)

カニシの個人的な意見だが、健人は絶対にトップ下が良い。

健人のいるところから攻撃が始まるので、その基点が低いほど鈴鹿の得点チャンスが少なくなる(と思う)。

現在の試合の状況は、健人が一番よく分かっている。

試合終盤に、健人にしては珍しく、ちょっと強引にドリブルで高知ゴール前に持ち込み、角度の無いところからもシュートを打つ。

プレイで仲間に激を飛ばす。

もっともっと勝負するんだ!

健人!やっぱりもっと前目のほうが良いよね。

 

後半41分

(OUT)21濱名真央 ⇔ (IN)23関知哉

 

濱名真央が交代の際に、グラウンドを出てサポーターの前を通っていく。

今まで見た中で、一番悔しそうな顔をしている。

真央。この悔しさを次の試合に!

 

試合の最終盤。

カニシは、メガホンを持って立ち尽くしている。

声が出ない。

どうすればいいんだ。

なんと言えばいいんだ。

 

時間稼ぎをするまでも無く、高知は余裕の逃げ切り。

 

試合終了

 

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両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

 

カニシは帰路の約6時間。ほとんど口を開かずに帰りました。

眠たくなる時間帯でしたが、全く眠くなく、ずっと試合の事を考えていました。

同乗者にとっては、めちゃくちゃ重たい空気だったと思います。ごめんなさい。

(Nカメラマンは助手席で寝てたので特に気にしてないのかもしれません)

 

試合終了直後は、選手にかける言葉がありませんでした。

でも、バスを見送る時に、下を向いて暗い顔をしている選手を見ると、どうしても励ましたくなりました。

なんかよく分からないけど、青と白のカラーポールを振り回して選手を見送りました。

 

今、5節が終わりました。

なんと!まだ25節も残っています。

選手のみなさん、いくらでもこの悔しさは取り返せます。

敗戦を悔やむのではなく、次に勝つための準備をしましょう。

 

みんな大丈夫。

まだまだできるよ。

こんなもんじゃないって。

サポーターも一緒にがんばる。

気になる事や、集中できないこともあるだろうけど。

サッカー選手としてベストを尽くしてください。

 

次!

次!

次!

勝つ!

絶対勝つ!

 

ではまた。

 

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(今後の試合)

JFL第6節 4月14日13:00 対 クリアソン新宿@四日市中央緑地競技場

三重県選手権準決勝 4月21日11:00 対 四日市大学@東員陸上競技

JFL第7節 4月27日 13:00 対 ブリオベッカ浦安習志野市秋津サッカー場

 

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このブログに使用している写真は,アトレチコ鈴鹿クラブの使用許可とJFLの確認を得て掲載しています。そのため,他での利用は絶対にしないでください。

JFL第4節 対 ミネベアミツミFC

みなさん、こんばんは。

 

なんか、もの凄く気分の悪いナカニシです。

 

今日の負けた理由は、アトレチコ鈴鹿クラブがミネベアミツミFCより弱かったからです。

グラウンドが日本で一番悪かったからではありません、

審判のミスジャッジのせいでもありません。

全ては、鈴鹿が弱かったからです。

 

ならばどうするか?

 

強くなるだけです。

この敗戦の悔しさを糧にして、次の試合に向けて、強く強くなるしかありません。

 

選手もスタッフもサポーターも。

 

みんなで、次に向けて頑張りましょう。

 

サポーターは笑顔も涙も選手と共にします。

 

次は絶対にみんなで笑いましょう。

 

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試合の朝。

 

久しぶりのAGF開催。

 

東海2部リーグ時代から、数えきれないほどの試合をしてきた。

AGF。石垣池公園。

鈴鹿サポーターに聖地と呼ばれるだけの思い出の多い会場。

 

8時30分に現地に入る。

なんと、だいたいの準備はほぼ終わっている。

こんなの初めての経験。

スタッフの手際が素晴らしい。

 

時間をちゃんと守り、横断幕を張る。

カニシの作成した選手小断幕は、元々AGFのフェンスに合わせ作ったので、きちんと寸法があっている。

やっぱりホームグラウンドは良い。

 

準備終了後、サポーター20人くらいでグラウンド整備を手伝う。

とにかくデコボコしている。

雑草が芝の面から飛び出しており、歩くだけで足の裏に凸凹が伝わる。

ここまでひどいグラウンドは、アウェイで見たことが無い。

三重の、鈴鹿の、スポーツ施設の遅れが際立つ。

 

今日の対戦相手は、ミネベアミツミFC(以下、ミネベアと書きます)。

JFLに長く君臨する古豪。

そして、昨年鈴鹿に在籍していた、縄靖也選手が所属している。

 

ミネベアとの試合は、良いイメージが無い。

先制されてしぶとく守り切られたり、フィジカルごり押しでセットプレイから決められたり。

とにかくディフェンスが硬いので、ロースコアになりがちで、さらにスローペースの試合に持ち込まれると鈴鹿が不利となる。

そして、グラウンドはボールが転がりながら跳ねまくる悪コンディション。

前節、ティアモ枚方には外国人選手のフィジカルでやられた。

 

嫌な感じが試合前から拭えない。

 

お客さんもたくさん入ってくれた。

試合時間が近づく。

旗を揚げよう。

俺たちの鈴鹿の旗だ!

疾風勁草の旗だ!

・・・さあ行こうぜ!明日めざし!

 

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 19人見拓哉・10中村健人

MF 14鈴木翔太・8有馬和希・25藤山恭輔・21濱名真央

DF 18石川竣祐・16堀江貴大・2中村俊貴・13萩原大河

GK 30平吹楽

 

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鈴鹿は怪我人?やインフルエンザ?のため、前節から選手が交代している。

控え選手の奮起など、チームの総合力を出す機会だ!

みんながんばれ!

チャンスを掴め!

 

鈴鹿は4-2-3-1のフォーメーション。

 

ミネベアは3-4-3だが、ほとんどの時間を5-4-1でディフェンスを固めていた。

ミネベアの布陣を見た時、いつものロースコア、スローペースが頭をよぎる。

 

試合開始直後から前に大きく蹴り出すミネベア

鈴鹿が後方でボール処理をもたつくと、ミネベアの選手が飛び込んでくる。

 

鈴鹿も中途半端なことはせずに、大きく前に蹴り出す展開。

互いにロングポールを前線に放り込む。

しかし、フィジカルが強いミネベアにセカンドボールを奪われ、ズルズルと押し込まれてしまう。

 

センターバックの、「鬼俊貴」、中村俊貴(2)

試合開始直後のセカンドボールは、ミネベア有利。

鈴鹿は常に攻められているようなピンチを迎えている。

鈴鹿のフィールドの選手で身長180㎝を越えているのは中村俊貴(182㎝)だけ。

高さの競り合いで押し込まれると、鈴鹿ゴールで近いところでキープされてしまう。

全力でジャンプし、激しく競り合う俊貴。

さすがの俊貴でも、高さで上を行かれることがあるが、競り合っているので相手に十分なプレイをさせていない。

この試合、俊貴に踏ん張ってもらわないと危ない。

ミネベアに先制されるのは絶対にマズイ。

俊貴、頼む。失点を止めてくれ。

 

試合開始直後、鈴鹿はフワッとしたディフェンスをしてしまう。

ミネベアのフォーメーションが分かりにくく、特にサイドでは誰が誰に付くのかが曖昧になっている。

選手たちは少し迷うようなプレイをしている。

そのフワッとしたルーズな時間をミネベアは見逃さない。

 

センターバックの、「左のスペシャリスト」、堀江貴大(16)

サイドバックが本職の堀江が、センターバックの左に入っている。

足元の上手さに裏付けられた堅実なプレイが堀江の持ち味。

前半のミネベアの猛攻に対し、前に出る際も裏に走る際も、人よりも1歩早く反応している堀江。

その出足の速さで危険な場面も確実にクリアしている。

前半のミネベアの攻撃から、セカンドボールを思い切ったシュートを打たれる。

しかし、堀江の反応が早く、コースを切って突っ込みシュートをブロックする。見事!

さらに、セットプレイを蹴るほどの高精度ロングパスで、鈴鹿の攻撃の基点にもなる。

堀江、まずはディフェンス頼むぞ。

そして、チャンスがあれば縦に一気だ!

 

ミネベアは徹底的にロングボールを放り込んでくる。

ミネベアはフィジカルの強さを活かし、セカンドボールが取れているので、その戦術が効く。

 

鈴鹿もロングボールを両サイドに展開したい。

しかし、ミネベアの5バックが、きっちり両サイドに残っている。

そして、ミネベアの両サイドバックは、背が高く筋肉が太い。

 

鈴鹿はセカンドボールを確保できない展開。

鈴鹿の選手が体で当たると、弾き飛ばされる場面がある。

 

ボランチの、「ブレードランナー」、藤山恭輔(25)

対人にめっぽう強い恭輔がミネベアの中盤を自由にしない。

さらに、鈴鹿がボールを奪われショートカウンターを受けても、恭輔がカバーして何とか持ちこたえている。

フィジカルに勝るミネベアを自由にしない。

この試合のポイントは、恭輔がどこまで中盤を支えてくれるのかが重要。

対人に強く、足も速く、空中戦に強い恭輔が、ミネベアの攻撃の芽を摘む。

恭輔完璧。

鈴鹿を支える太い柱だ!

 

しかし・・・・・

 

前半18分。

鈴鹿の右サイドを突破される。

中に鋭く早いパス。

それをシンプルに押し込まれて失点。

0-1

 

まだまだ!

ここからだ!

 

しかし、鈴鹿は前線にボールが全く入らない。

サイドにも良い形で展開できない。

 

鈴鹿はロングボールを大きく蹴り出して、何かが起きるのを待っている。

試合を組み立てられず、ゲームの主導権を確保できない。

攻撃の糸口が見えず、手詰まりな感じがする。

ミネベアの5バックに足が止まっている。

スタンドから見ていても動き出しが無い。

密集して守るミネベアに付け入るスキが無い。

 

どうした?どうした?

 

センターフォワードの、「大賢者」、人見拓哉(19)

ボールが前線に全く出ないため、人見は前線から下がって、中盤のセカンドボール争いに加わっている。

結果的に、鈴鹿はカウンターで1歩遅れてしまい、ミネベアに押し込まれてしまう。

人見のフォワードとしてのプレイが少ない。

つまり、鈴鹿は攻められていない。

人見が埋没していく。

攻撃のチャンスが無い。

人見、必ずその時が来るから、少し我慢だ!

 

ミネベアは、先制してから無理に攻めてこない。

しかし、鈴鹿のミスからのカウンターを待っている。

 

鈴鹿がボールを失い、ミネベアは縦パス1本。

競り合いの中、ノーファウルで堀江(16)が競り負ける。

しかし、堀江の競り合っている一瞬の間に、鈴鹿ゴールキーパー平吹楽(30)が飛び出してシュートコースを切る。上手い!楽!

 

ゴールキーパー、「リベロキーパー」、平吹楽(30)

ミネベア鈴鹿より高さがあるため、ハイボールを放り込んでくる。

ハイジャンプで美しいキャッチを見せる平吹楽。

後方からの試合の組み立てにも参加し、足元のうまさを存分に発揮する。

AGFの芝は凸凹だけど、平吹のボールコントロールには一切のミスが無かった。

そして、平吹には超高精度ロングキックがある。

押しこまれる展開。平吹がキャッチした時がカウンターの合図だ!

平吹、遠慮はいらない。

蹴って蹴って蹴りまくれ!

 

鈴鹿は攻撃の切っ掛けがつかめない。

ミネベアの思惑通り、ロースコア、スローペースに引き込まれている。

 

なんとかその状況を打開するには、健人の力が必要だ。

トップ下の、「キャプテン」中村健人(10)

健人は本来、高い位置を取り、ワントップの人見(19)のそばでプレイしたい。

しかし、ミネベアに押し込まれて、健人の位置が低い。

ボールをもらうために下がる必要があるほど、鈴鹿は競り合いで押されている。

それでも、ディフェンスライン付近から右をオーバーラップする萩原大河(13)ぴったりのポールを入れる。

前半の鈴鹿は、左右の攻撃でコーナーキックを何本も得ている。

左が堀江(16)、右が健人(10)

今年の鈴鹿のセットプレイは期待大。右も左も中に巻いてくるボール。

選手全員が意思統一のできたセットプレイ。

健人!良いボール頼むぞ!

 

ボランチの、「大先生」、有馬和希(16)

大きな体格のミネベアの選手とぶつかり、押し負ける場面がある。

セカンドボールの奪い合いにも激しく当たるが、この潰し合いだと有馬の良い所が出せない。

有馬の作る中盤は、セオリー通りではなく、有馬の独特のノイズの入ったクセのある中盤。

ボールも動き、選手も動き、有馬も動く中盤が有馬の持ち味だ。

しかし、鈴鹿は全体的に選手の足が止まっていて、足元で受けようとしている。

また、ロングパスが多く中盤で作るというよりも、中盤はセカンドボール要員な感じがする。

有馬が良い形で受けても、オープンスペースに選手が走っていないため、有馬がパスの出し所を探して、どこにも出せず後ろに戻す場面が多い。

有馬の良い所が出せない。

ミネベアの5バックに前線が機能不全を起こしている。

有馬。必ずチャンスが来る。

必ずどこかが乱れる。

その時こそ、有馬のビートを刻んでやろうぜ。

 

筋肉が太く、背が高いミネベアに対して、競り合いの分が悪い鈴鹿

鈴鹿は大きくサイドに展開したいが、ミネベア鈴鹿のサイド攻撃をしっかり警戒している。

形が作れない鈴鹿

苦し紛れのロングボールが、ミネベアに次々と迎撃される。

 

サイドハーフの、「リトルマジシャン」、鈴木翔太(14)

AGFの凸凹に一番苦しんだのは、ドリブラー鈴木翔太だと思う。

その芸術品のようなドリブルが、小さなバウンドで狂ってしまう。

パスは空中を飛ぶ、しかしドリブルは空中を飛べない。

また、すでに今シーズン3節が終了していて、翔太も研究されている。

ミネベア鈴木翔太に対して、ボールを取りに行くというより、選手の体で壁を作るようにディフェンスする。

場合によっては、最低でも2人、時には3人も鈴木翔太を押さえに行く。

肉の壁に引っかかる翔太。

なかなか良い所が出せない。

翔太、まだまだ。

大丈夫。

チャンスは必ず来るぞ!

 

前半40分

(OUT)19人見拓哉 ⇔ (IN)24熊谷誠也

 

今シーズン、時間的に一番早い交代。

前節で少し痛めていた人見。

やはり、少し体調が悪いのかもしれない(詳細不明)。

前線で体を張って戦う熊谷が入る。

 

鈴鹿は追う展開だが、試合を組み立てられない。

フィジカルに勝るミネベアに球際で負けている。

 

それでも選手たちはミネベアゴールに向かい続ける。

鈴鹿コーナーキックのこぼれたところに、堀江(16)の左足ボレー!少し浮く。惜しい!

 

濱名真央(21)の単独ドリブル突破から、熊谷へ(24)!オフサイド。惜しい!

 

右から萩原大河(13)が競り合って突破。中で健人(10)ゴールを狙う。惜しい!

 

前半終了

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 

試合はロースコア。

そして、足を止めてスローペースの試合になった。

 

カニシの感覚では、凄くミネベアらしいサッカー。

そして、鈴鹿がそれに完全にハメられている。

見事にミネベアのペース。

 

鈴鹿ミネベアの激しい球際に付き合って、体をぶつけている。

相手の強い所で勝負しなくていい、もっと早く、もっと精度を上げて、もっと動いて。

鈴鹿の良い所を出すためにも、ゲームを作る必要がある。

 

ゲームを作るのは誰だ!

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 

HT

(OUT)8有馬和希 ⇔ (IN)6小野寺亮太

 

後半開始。

 

カニシ期待の小野寺が入る。

試合を構築し、仲間の良いプレイを引き出すのは小野寺が一番だと思う。

だからこそのプレイメーカー。

そして、2023シーズン年間VictoryCross大賞受賞者だぜ!

 

ボランチにはいる、「プレイメーカー」、小野寺亮太(6)

小野寺が入り、鈴鹿の選手のプレイが動き始めた。

後半、ミネベアに対して押し上げて中盤に基点を作る。

最終ラインからの長距離パスばかりだったのが、小野寺が入り中距離のパスが出始める。

ボールも人も動かし始める小野寺。

今シーズン最初から、小野寺はスタメンを外れていた。

ベンチから試合を見ていて、小野寺は何を考えていただろう。

小野寺は成長しているだろうか?

時には積極的に前線に飛び出し、小野寺自身が勝負に行く。

渓流を泳ぐ魚のように、一瞬も止まることなく流れるようなプレイ。

さすが!

さすが!小野寺!

 

鈴鹿が前に出始めた。

しかし、ミネベアディフェンスラインに圧力がかけられず、余裕を持って展開されている。

 

ワントップの、熊谷誠也(24)

熊谷は全身を使って体を張る。

いわゆる頑張れる選手。

高さではミネベアが上、それでも全身を使いボールを確保し、攻撃のチャンスを作る。

ミネベアディフェンスは、ラインがしっかり整っていて、ギリギリを抜け出す熊谷はオフサイドにもはめられている。

それでも、後半早いクロスボールに飛び込んだり、ファーサイドからボレーでゴールを狙った。

熊谷。

フォワードがオフサイド恐れてちゃ仕事にならない。

10回外しても、1点取ればフォワードの勝ちだ。

ドンドン打て!

ドンドン走れ!

チャンスを作り出したもん勝ちだ!

 

後半、ミネベアは5-4-1のフォーメーション。

完全に引いている。

これまでのミネベアとの試合でよく見た光景。

鈴鹿の攻撃時には、ペナルティエリア内に10人が入るほどの密集守備。

硬い。固い。

もう守りに入っている。

 

サイドハーフの、「天才」、濱名真央(21)

前半は、ワントップへのボールの出し手だった真央が、後半は、小野寺が入ることにより、受け手となり相手ゴールに近いところまで攻め込むようになった。

ディフェンスも頑張る真央だが、本来は攻撃大好き選手。

ガンガンドリブルで仕掛けて、シュートを狙う。

しかし、ミネベアのブロックが厚い。

それでもチャンスを狙う。

濱名真央!

頼む。点取ってくれ。頼む。

 

試合は鈴鹿ペースだが、シュートを打てていない。

5バック4ミッドフィールダーミネベアの守りは硬い。

名手、中村健人(10)のスルーパスも、前線の選手に合わない。

 

サイドバックの、「ミスター縦横無尽」、石川竣祐(18)

ミネベアが引き始めた後半からは、ディフェンスだけでなく攻撃面で前に出て来た。

石川はサイドバックだけど、守備の選手じゃない。攻撃にも力のある選手。

厳しい展開の続くこの試合、石川は左だけでなく、中盤を支え、前線に駆け上がり、そしてディフェンス時には全力で戻って来る。

ガンバルマンの石川。

たくさん走った。

たくさん競り合った。

ナイスナイス!

 

後半の半ばを過ぎる。

鈴鹿が押す展開。

後半から入る小野寺がゲームを組み立てる。

そして、同じ中盤の藤山恭輔(25)が、セカンドボールに激しくアタックする。

鈴鹿は中盤を支配しつつある。

ミネベアは引いているため、中盤にスペースができている。

 

しかし、ミネベアフォワードに1人残し、カウンターで鈴鹿ゴールに迫る。

しかし、しかし、藤山恭輔(25)のスーパーダッシュ一発で追いつき、ナイスカバー!

恭輔大活躍!

 

鈴鹿は引いて密集するミネベアゴール前を攻略できない。

シュートやパスを奪われるというより、肉体の壁に遮られる。

モヤモヤした感じが続く。

 

サイドバックの、「タイガーショット」、萩原大河(13)

今シーズンの鈴鹿の最高攻撃戦力が右サイドバックの萩原だ。

右サイドを駆け上がって来る萩原。

萩原が上がって来るとサポーターのボルテージが上がる。

みんな知ってる。大河が凄いことを。

ミネベアの屈強なディフェンス2人に阻まれるが、大河はあきらめない。

ボールに喰らいつくような執念で、相手からボールを奪う。

タックルで弾き返される。でも大河は粘る。

転びながらも地面ごと噛みつくようにその場に踏みとどまる。

鬼魂あふれるプレイ。

絶対に負けない!

絶対に渡さない!

見ているのが辛いほどの熱いプレイ。

大河!

大河のためにノド潰れても、これっぽっちも惜しくない。

大河!がんばれ!

 

鈴鹿が試合を支配。

しかし、引きまくっているミネベア

後半は、ずっとこんな状況が続く。

ミネベアの狙い通り。

鈴鹿はシュートを打てない。

 

後半26分

(OUT)14鈴木翔太 ⇔ (IN)7桑原海人

 

ボールを運ぶプレイが上手い桑原。

対人のアタリに強く、問答無用でぶれずにボールを運べる。

 

しかし・・・・・

 

後半28分

ミネベアのカウンターを止めに行った藤山恭輔(25)が2枚目のイエローカードで退場。

イエローカードが出るほどのプレイには見えなかったが・・・。

無念。

 

それでも、この試合の藤山恭輔のプレイは素晴らしかった。

フィジカルに勝るミネベアとここまでやれたのは、恭輔の力が大きい。

恭輔、気にするな!

1試合休んで、また元気なプレイを頼むぜ!

 

守りを固めるミネベアに対して、数的不利は最悪の展開。

それでも鈴鹿は点を取らないと勝てない。

しかし、ミネベアは数的有利を活かしてボールを回し、さらにスローペースに持ち込む。

 

後半の終盤

右サイドから、濱名真央(21)が突入してくる。

中に折り返すが、ミネベアのディフェンスに阻まれる。

ミネベアの密集した守備のため、鈴鹿のパスは常に狭いところを通す必要がある。

その狭いところが、引っかかってしまう。

しかし!

その狭いところも通り抜けるのが萩原大河(13)。

右サイドを強引に抜け出し、萩原から上がって来た小野寺(6)へ!。

小野寺のシュートは枠を取られなかった。惜しい!!!

右の濱名真央(21)と、萩原大河(13)が積極的に仕掛ける。

 

ミネベアディフェンスのヘディングのバックパスが乱れる。

ゴールーキーパーがゴールラインを割った状態でキャッチする。

ゴールラインを完全に割っているが、線審は見ていない。

なんと!

なんと言うことだ!

誤審にもほどがある。

 

試合終盤。

徹底的に時間を使うミネベア

ミネベアとの試合でリードされていると、こんな展開になる。

何度も見た。

何度も時間を使うプレイに唇を噛んだ。

ジリジリする。イライラする。

だけど、試合に勝つために相手が時間を使うのは当然だ。

鈴鹿はここまで点を取れなかった。

鈴鹿は点が取れなかった。

 

ミネベアにボールをキープされる。

じっくりと時間を使われる。

鈴鹿はチャンスを作れない。

 

試合終了

 

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両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

今シーズン初のAGF開催でしたが、駐車場やトイレの増設でスムーズに試合が運営できたと思います。

関係者のみなさん、ありがとうございました。

 

そして、ハーフタイムにダンスショーをしていただいた、「ShinyStar27」さん、ありがとうございました。

キラッキラで素晴らしいダンスでした。

 

ミネベアミツミボランチでがんばっている元鈴鹿の縄靖也選手は、ミネベアボランチとしてスタメンフル出場しました。久しぶりに元気なプレイが見られて良かったです。

縄選手、頑張ってください。また次の対戦を楽しみにしています。

 

 

 

今日の試合の90分間は、とても長く感じました。

やっぱり、ナカニシは悔しくて仕方がありません。

ただ、ただ、悔しいです。

 

うちの選手たちは、こんなもんじゃない。

 

ではまた。

 

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(今後の試合)

JFL第5節 4月7日 13:00 対 高知ユナイテッド@春野陸上競技

JFL第6節 4月14日13:00 対 クリアソン新宿@四日市中央緑地競技場

三重県選手権準決勝 4月21日11:00 対 四日市大学@東員陸上競技

 

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このブログに使用している写真は,アトレチコ鈴鹿クラブの使用許可とJFLの確認を得て掲載しています。そのため,他での利用は絶対にしないでください。

JFL第3節 対 ティアモ枚方

みなさん、こんばんは。

ブログ更新が遅くなり申し訳ありません。

 

昨日の試合終了の笛の直後は、悔しくて言葉が出ませんでした。

勝ってもおかしくない試合だった。

何もできなかったわけじゃなかった。

だけど試合に負けた。

3失点・・・。

 

ずぶ濡れで戦った選手たちが、サポーターの前に来た時、やっと言葉を発することができました。

 

大丈夫!

もっと強くなろう!

 

負けた試合の後、ナカニシが心の中で言い続けている言葉があります。

「負けた時こそ、選手が下を向いている時こそ、サポーターが元気に頑張らなきゃ」

 

この敗戦は、より強くなるための試練です。

鈴鹿が強くなるための糧です。

 

みんなで乗り越えましょう。

鈴鹿はこんな苦難ごとき、楽勝で乗り越えてやります!

 

次は、絶対に勝つ!!!

絶対に!

 

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試合当日の朝。

早朝から目が覚めている。

寝たか寝てないか分からないほどの浅い眠り。

 

開幕2連勝。

順調な滑り出しでも、ナカニシは試合の日は緊張する。

 

昨日から続く雨音が聞こえる。

 

試合は雨。

雨はなるべく避けたかった。

 

今日の対戦相手は、ディアモ枚方(以下、枚方と書きます)

関西の強敵。

そして、強力な外国人選手を擁することで有名。

 

高速を走って枚方へ。

いつも通り横断幕を掲出する。

この横断幕が、選手の緊張を少しでも軽くしてくれたらありがたい。

 

試合開始が近づく。

近隣のアウェイであるため、雨にもかかわらずサポーターもたくさん来てくれた。

 

試合時間が近づく。

 

コールリーダーの檄が飛ぶ。

3連勝を目指すんじゃない!

この目の前の1勝に全力を!

 

準備万端!

 

いくぜ!

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 19人見拓哉・24熊谷誠也

MF 14鈴木翔太・8有馬和希・25藤山恭輔・21濱名真央

DF 16堀江貴大・15藤武剛・2中村俊貴・27萩原大河

GK 30平吹楽

 

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前節の怪我?でキャプテン中村健人(10)が欠場。

同じく怪我の平出涼(5)と共に、攻守のキーマンがいない状態。

そんな中で、控えメンバーの奮起が期待される。

 

試合開始。

 

鈴鹿は4-4-2のフォーメーション。

縦に早く、カウンターを早く。

 

枚方は、4-2-3-1のフォーメーション。

目立つのは枚方のワントップに位置する外国人選手。

中村俊貴(2)とならんでも、頭一つ分大きい。2m近い身長。

 

強力なワントップに気を取られちゃいけない。

主導権を奪い、鈴鹿の形に持っていきたい。

 

しかし、前半から枚方の前への圧力に、鈴鹿が引き気味の展開。

足元が滑るため、1手多くボールに触っている。

その1手で間を詰められ、コースを切られている。

 

センターバックの、「鬼俊貴」、中村俊貴(2)

鈴鹿はディフェンスからしっかり入っている。

しかし、枚方の外国人ワントップが強力で、そこに放り込まれるとキツイ。

センターバックの中村俊貴(2)と、ボランチの藤山恭輔(25)が、外国人ワントップと競り合う。

全力で競り合いそこを抑えられても、枚方の2列目の飛び出しも気をつけたい。

足元の悪い状態で、いきなり空中も地上も縦横無尽のディフェンスの俊貴。

これは集中力がいる展開。

俊貴、一瞬たりとも気を抜けないぞ。

俊貴、頼むぞ!

 

枚方は、ロングスローが無いので幾分助かっている。

ただ、サイドから攻めてくるのは変わらない。

鈴鹿はサイドに押し出すようなディフェンスで、中に侵入を許さず、枚方のクロスボールの精度を下げる。

緊張感のあるディフェンス。

鈴鹿は声を出し合いしっかりと守る。

 

ボランチの、「ブレードランナー」、藤山恭輔(25)

枚方がガンガン前に出てくる展開。

鈴鹿はグラウンドコンディションを気にして、一歩引いてしまう。

押しこまれる展開の中、一歩前に出て積極的に潰しに行くのが藤山恭輔。

前半序盤。枚方の圧力を止められなければ、たちまち失点してもおかしくない。

シンプルにプレイしつつも、ディフェンスから攻撃への切り替えが早い恭輔。

中盤の底の恭輔が、激しく枚方をチェックして、相手を自由にさせていない。

仲間がボールを失った場合も、恭輔のカバーが早い!

恭輔がみんなを守っている!

恭輔が中盤の穴を埋めまくる。

強く、激しく、そして勝利のために恭輔が走る。

走れ!恭輔!がんばれ!

 

しかし。

前半11分

左からのコーナーキック

全員がジャンプするが、枚方の高身長フォワードが高い。

後ろにそらされ、さらに枚方のディフェンスの外国人がハイジャンプでヘディングシュートを打つ。高い。

枚方には身長の高い黒人外国人選手が3人います)

中村俊貴(2)がボールをかき出すが、わずかにゴールに入る。

失点。

0-1

 

しかし。しかし。

前半13分

鈴鹿は失点の後のリスタートから積極的に攻める。

右からのコーナーキックを獲得。

キッカーは、堀江貴大(16)。

左の高精度コーナーは、相手ゴールを内巻きに狙う。

良いボールが入った!

枚方ゴールキーパーの頭を越える。

その後ろで狙っていたのが・・・有馬!有馬和希!

有馬が頭で合わせる!

ゴーーーーーーール!!!1-1

 

有馬が頭を指しながら、ベンチに走ってくる。

俺の頭!俺の頭!俺の頭で決めたぞ!

歓喜のサポーター!

直ぐに取り返した!

ここからだ!

 

ボランチの、「大先生」、有馬和希(8)

足元の悪い試合にもかかわらず、有馬はきっちりボールコントロールしている。

さすが、上手い。

枚方には背の高い高い外国人ワントップがいるが、そのワントップを気にしすぎると、2列目が飛び出してくる。

藤山恭輔(25)が「剛」のディフェンスで外国人ワントップと競り合うにならば、有馬は「柔」のディフェンスで早く上手い枚方の2列目の選手を止める。

的確にコースを切り、後方のディフェンスの負担を減らす。

競り合いに怯まずセカンドボールを奪い、攻撃のスイッチを入れる。

さらに、今日は4-4-2のため、トップ下の位置に上がって攻撃も狙う。

この試合、何か起きるとすれば、有馬からだ!

有馬大先生!頼みます!

 

前半の半ばを過ぎる。

スタンドから枚方鈴鹿を全体的に見ると、鈴鹿の方が前後に間延びしているように見える。

枚方は、シンプルにはっきりしたプレイで、全体が前に押し出している。

 

鈴鹿枚方の攻撃を警戒するあまり、全体的に少し低いように見える。

なんとか、もう少し前で試合を組み立てたい。

鈴鹿陣内の試合が続くため、鈴鹿はミスを警戒し1歩を丁寧にしている。

その分、動き出しと、蹴り出しが遅くなり、枚方がドンドン突っ込んでくる。

 

センターバックの、「ジャイアン」、藤武剛(15)

この試合、名手藤武がボールコントロールに苦心しているように見えた。

鈴鹿ディフェンスへの圧力が強い枚方

出しどころがなく一瞬迷う藤武

その間に詰められて、鈴鹿ゴールを脅かす危険なプレイとなってしまう。

足元が悪いため、中村俊貴(2)と藤武(15)のパス交換も怖く見えてしまう。

足が滑ったらやられてしまう。

不安定ながら、何とか整える藤武

大丈夫。

大丈夫。

少しずつ修正していこう。

藤武!がんばれ!

 

鈴鹿のロングパスが、両サイドハーフに飛ぶことを枚方は十分に研究している。

そのため、鈴鹿のディフェンスやゴールキーパーからのカウンターが上手く決まらない。

そのサイドのケアをするため、枚方サイドバックは上がらずに待機している。

そのため、1節2節と比べて鈴鹿は攻撃の手数が少ない。

 

鈴鹿は全体的にミスが多く、若干引き気味。

そんな中で、枚方鈴鹿のミスを狙って思い切って飛び込んでくる。

ディフェンスとゴールキーパー間のボールも狙っている。

鈴鹿ゴールキーパー、平吹楽(30)が枚方の外国人ワントップと激突して痛める。

一瞬ヒヤリとするが、大丈夫のようだ。

枚方鈴鹿ゴール前で飛び込んでミスを誘う。

 

後半33分。

枚方の外国人ワントップにゴール前でボールが入る。

胸で落としてシュートを決められる。

失点。

1-2。

 

十分に警戒していたが、真ん中から決められた。

無念だが完全にやられている。

 

枚方の攻勢が続く。

鈴鹿は外国人ワントップにディフェンスのペースを乱されている。

高く強い選手ではあるが、これほど荒らされるとは・・・。

 

サイドバックの、「タイガーショット」、萩原大河(13)

直線一気の萩原大河!

今シーズンの鈴鹿の右からの攻撃力は凄まじい。

前半は押される展開だが、それでも相手ペナルティエリアまでドリブルで侵入する大河。

枚方ディフェンスに後方から引っ掛けられるが笛は無し。

削られても、ぶつかられても、それでも大河はどんどん走る。

走れば直線一気で止まらない。

これが萩原街道だ!

この試合、一番チャンスを作り続けたのは萩原大河だった。

相手ゴールに肉薄する姿は、本当の虎だった。見事!

大河!ナイス!

 

試合は枚方リードのまま進む。

鈴鹿は攻撃が淡白で、決定機を作り出せない。

 

右のサイドハーフ、「天才」、濱名真央(21)

欲しい欲しい勝利。

1節2節で勝利しても、濱名真央の勝利の餓えは満たされない。

右サイドに限らず、中にも左にも自在に展開。

真央が動くことでスペースが生まれて、マークがズレる。

動く真央。

ボールを求める真央。

しかし、この試合では真央はパスの出し手となることが多く、自分で決めに行けるようなパスの受け手になれない。

舞うように自在に動きながら、決定機を狙う真央。

鈴鹿で夢叶えるのさ。

俺たちと共に。

濱名真央!

 

前半の終盤。

鈴鹿は攻勢に出る。

しかし、後方からの縦パスの精度が悪く、最後の一手の迫力が出ない。

ボールをコントロールするのに、普段より手数が多くかかってしまう。

そのズレが連携を合わなくしてしまい、ミスが出る。

前線に選手が狙っているが、ディフェンスからロングパスではゲームメイクの基点が低く、精度が悪い。

また、ディフェンスからのパスを受けるために、前で受けるはずの選手が下がってしまう。

勝負をかけるパスが出てこない。

 

それでも、鈴鹿の右サイドはチャンスを作る。

萩原大河(13)の突破から、中で待つ濱名真央(21)へパスが通る!

真央のミドルシュートは、残念ながら枚方ゴールキーパー正面。

 

鈴鹿は全力でプレイしているものの、何かが噛み合わず、少しのズレが修正できていない感じ。

ただ、ハマれば点を取る感じはビンビンしている。

 

前半終了。

 

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ハーフタイム。

 

寒い。とても寒い。

雨は小雨だが、少し風が吹くと凍えるほど寒い。

 

カニシは、カッパの上にユニフォームを着ている。

通常のナカニシは、選手と同じ条件で試合に挑みたいので、カッパを着ることは無い。

それでも、寒さのあまりカッパを着こんでしまっている。

 

試合後に悔いが残る。

カニシが選手と同じように、ユニフォーム一枚で雨に濡れていれば・・・

 

アップする選手たちを見る。

みんな気合十分。

いつでも出られる。

 

とにかく、鈴鹿はロングボールが多い。

しかし、そのロングボールに枚方は対応している。

中盤からの組み立ても合わせて、長短を織り交ぜる必要がある。

 

追いつくことも、追い抜くことも十分に可能。

 

サポーターも全力応援する。

出し尽くそう。

やり切ろう。

 

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後半開始。

 

後半開始から、鈴鹿が前に押し出していく。

 

フォワードの、熊谷誠也(24)

JFL初スタメン。

カニシは熊谷を練習で見ていて、とても良い意味で(本当)エゴイステッィクな選手だと思った。

俺が決める!俺が主役になる!俺がこの物語の主人公だ!

賞賛の中心にいるフォワードとして大事な心構えだと思う。

心・技・体の揃ったフォワード熊谷。

この試合、前半から積極的に枚方ディフェンスにプレッシャーをかけ続けていたが、周りが付いて来ないため、枚方をハメられず孤立無縁の状態だった。

また、裏を狙う熊谷に対して、パスが欲しいところへ出てこなかった。

動き出しが合わない。パスを出す足が止まる。

熊谷!無駄走りを止めるな!

100回でダメだったら101回目のゴールを狙おう。

走れ!信じて走れ!

サポーターは熊谷が歓喜を運んでくるのを信じている。

 

鈴鹿が足元を気にするのは変わらない。

ダイレクトのスピードが出ない。

枚方はリードしているため、鈴鹿のカウンターを警戒して、サイドバックがディフェンスラインから前に出てこない。

 

互いに大きく蹴り合う展開。

互いに連携が少ないため波状攻撃にならないが、高さで勝る枚方を相手に、鈴鹿はそのシンプルな攻撃がキツイ。

 

サイドバックの、「アーリークロッサー」、堀江貴大(16)

あまり上がらずに、攻守のバランスをとる堀江。

若いのに、とても冷静で、とても安定している。

カニシの今まで見た鈴鹿の左サイドバックは、尖った個性を持つ選手が多かった。

野口選手、冨士選手、芦田選手、木下選手などなど。

堀江はオールラウンドに攻守のバランスをとるタイプ。

一見して大人しそうに見えるが、その左足からのクロスボールの精度がヤバイ。

前半のコーナーキックも見事な弾道だった。

堀江はスピードでドリブル突破するというより、アーリークロス気味に、相手のディフェンスとゴールキーパーの間の一番守り難い位置に放り込んでくる。

ボールを失わず、安全圏からの長距離砲。

イングランドのデビット・ベッカムのクロスに近い。

後半、堀江から、前で待つ人見(19)、熊谷(24)にクロスボールが供給された。

わずかに押して場面も作り出せたが、まだゴールを割れない。

堀江!どんどん前線に入れてくれ!

何か起きるぞ!

 

後半もグラウンド状態が悪く、ロングボール主体の攻撃。

しかし、前半と比べて鈴鹿は、ゴールキーパーからディフェンスでボールを回し、枚方を喰いつかせてから平吹(30)の高精度ロングキックを狙う。

グラウンドが悪い中で、後方でボールを回すのは怖いが、リードした枚方を引かせ過ぎないためには、リスクを冒して引き寄せる必要がある。

 

鈴鹿は、ボランチから前で「間」を取るキープができない。

そのため、ラストパスの精度が悪く、熊谷(24)、人見(19)のフォワードに良い形で預けられない。

 

サイドハーフの、「リトルマジシャン」、鈴木翔太(14)

雨、重い芝、滑る足元。

そんな中で鈴木翔太のプレイに陰りは無い。

テクニシャンがグラウンドコンディションで能力を出せないなんてウソだ。

テクニシャンは、どんな時でもテクニックを見せつける。

鈴鹿の攻撃の中心は両サイドハーフ鈴木翔太(14)と濱名真央(21)。

右が行けば左が決める。左が行けば右が決める。

そして、鈴木翔太は1人で決めることができる。

平吹からのロングボールをピタリと止める翔太。凄い!

ドリブルしている時点から、自分で行く気満々。

カットインからのシュート!

枚方ディフェンスが2人体を張って止めにくる。

1対1ならば振り切れるが、2人3人と鈴木翔太の前に立ち塞がる。

サポーターの祈りの様な絶叫が聞こえる。

ベンチからも、勝負のできる翔太には細かい指示が出ている。

翔太!

頼む!

1点頼む!

 

ア・ト・レ・チコ。

ア・ト・レ・チコ。

アトレチコ

アトレチコ

アトレチコ

寒い。

それでも、サポーターのボルテージが上がる。

声に熱を帯びてくる。

 

濱名真央(21)がサイドで基点を作る。

熊谷誠也(24)が走り続ける。

鈴木翔太(14)がドリブルを仕掛ける。

1点を追う展開。

 

この状況を変えるのは誰だ?

 

フォワードの、「大賢者」、人見拓哉(19)

人見は2トップだが、熊谷より少し下がって試合を組み立てていた。

引き気味の鈴鹿を前に引っ張り上げるため、献身的に前線からディフェンスし、後方のディフェンスを助けていた。

足元が上手く、簡単にはボールを奪われない。

献身的なチームプレイ。後方で枚方ボールをクリアするために体をぶつけている。

人見!ナイスプレイ!

そして・・・人見拓哉は・・・フォワードだ!

 

後半22分。

濱名真央(21)が上手く右に展開。

萩原街道を萩原大河(13)が駆け上がって来る。

萩原が中に早いクロスボール!

枚方ディフェンスが頭でクリア!

そのボールを予知していたかのように、ペナルティエリア外周で人見が待っている。

クリアボールを・・・ダイレクトでシュート!

その異常なまでの落ち着き。

当たり前のように狙いすましたコース。

その、その、落ち着きはいったいなんなんだ!!!

ゴーーーーーーール!!!2-2

人見のグー!

凄いゴールが入った。

歓喜鈴鹿サポーター。

人見凄い。人見最高。人見大好き!人見鈴鹿に来てくれてありがとう!

 

試合は振出しに戻った。

勝ちたい。勝ちたい。勝たせてあげたい。

 

後半27分

(OUT)14鈴木翔太 ⇔ (IN)7桑原海人

 

前線でのキープ力の高い桑原が入る。

鈴鹿枚方陣内で試合を進めたい。

グラウンドを出る鈴木翔太(14)の顔が見える。

歯を食いしばり、凄く悔しそうな顔をしている。

翔太。悔しいよな。

翔太。次やってやろうぜ。

 

鈴鹿枚方も、互いに中盤の底までは繋がる。

その中盤から前線に良い形で出ない。

出ても精度を欠いていて相手に取られる。

互いに。

 

枚方も選手を交代して来た。

枚方の攻撃のリズムが変わる。

 

高さとパワーで押して来た枚方攻撃陣。

しかし、試合終盤で小柄で早い選手を投入して来た。

それに対して鈴鹿が直ぐに対応できない。

後半30分。

鈴鹿の左をドリブルで深く抉られる。

2人かわされてゴール前に侵入される。

ヤバイ!

ゴール前の混戦を押し込まれて失点。

2-3。

 

まだまだまだまだ!

それでもサポーターの応援は熱く続く。

ここがサポーターの見せ所だ。

まだまだまだまだ!

 

試合は残りわずか。

点を取らなきゃ負ける。

前線に大きく張り出す鈴鹿

 

濱名が、人見が、熊谷が、前線で走るが、あと1歩合わない。

枚方鈴鹿の攻守が目まぐるしく入れ替わる。

ボランチの藤山恭輔(25)が長躯して上がってきた。

 

ゴールキーパーの、「リベロキーパー」、平吹楽(30)

この試合の攻撃のスイッチは平吹のキックだった。

枚方も十分に警戒していたが、平吹のキックは再三、攻撃のチャンスを作った。

風と雨と寒さの中でキャッチミスも無く、ゴールを守り攻撃のタイミングを計る。

試合終盤には、鈴鹿が点を取るためディフェンスが薄くなり、フリーでミドルシュートを打たれるが、しっかりとキャッチした。素晴らしい。

鈴鹿のゴールを守ってるのは平吹楽だ!

昨年のスタメン落ちの悔しさから、見事に成長しゴールを守る男のオーラが出て来た。

カニシの計算では、前年比約15倍の急成長を遂げている。

平吹!

鈴鹿のゴールを頼むぞ!

 

後半34分

(OUT)25藤山恭輔 ⇔ (IN)6小野寺亮太

(OUT)24熊谷誠也 ⇔ (IN)22三好辰典

 

鈴鹿の誇るゲームメイカーの小野寺(6)と、一撃必殺の三好が入る。

カニシには小野寺からのスルーパス一閃で、三好が決めるイメージが見える!

 

小野寺が中盤でゲームを作り始め、鈴鹿はついに試合の主導権を握る。

前線と中盤の距離が近くなり、パスの精度が上がる。

さすが小野寺だ!

 

桑原(7)が叫ぶ。

三好(22)が斜めに走り裏を狙う。

人見(19)!、濱名(21)!頼むぞ!

 

しかし、人見が激しく競り合って、痛めた様子。

人見も勝利のために必死のプレイ。

残念ながら交代。

 

後半41分。

(OUT)19人見拓哉 ⇔ (IN)18石川竣祐

 

ATは4分。

 

枚方は徹底的に時間を使う。

ジリジリとした秒単位の時間が過ぎる。

 

鈴鹿は決定機を作り出せない。

 

サポーターは最後まで声を出し続ける。

まだ!

まだ!

まだ!

 

試合終了

 

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両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

雨の中で試合運営をしていただいた、枚方のみなさんに感謝申し上げます。

 

鈴鹿サポーターに沢山差し入れをいただきました。

ありがとうございます。

みんなで美味しくいただきます。

 

ずっと考えていました。

あの時・・・、

あの時・・・、

あの時・・・、

もしもの事ばかりです。

 

ずっと考えていました。

2連勝で自分が浮かれていたような気がします。

鈴鹿は優等生じゃありません。

強豪チームでもありません。

ネガティブな意味での注目チームです。

もっともっとナカニシが応援を頑張るべきだった。

 

寒い雨の中で、たくさんの人が、鈴鹿の応援をしてくれました。

ありがとうございました。

みなさん、風邪ひかないようにしてください。

 

負けた試合をやり直すことはできません。

でも、次の試合に勝つことはできます。

 

負けた次の試合こそ、一番大事な試合です。

また、次の試合で全力バリバリの元気な応援をしましょう。

 

ではまた。

 

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(今後の試合)

JFL第4節 3月31日13:00 対 ミネベアミツミFC@AGF陸上競技

JFL第5節 4月7日 13:00 対 高知ユナイテッド@春野陸上競技

JFL第6節 4月14日13:00 対 クリアソン新宿@四日市中央緑地競技場

 

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このブログに使用している写真は,アトレチコ鈴鹿クラブの使用許可とJFLの確認を得て掲載しています。そのため,他での利用は絶対にしないでください。

練習試合 対 VMEC / そしてポスター大作戦

みなさん、こんばんは。

 

今年の新入団選手の中に、ゴールキーパーの出口貴也選手(1)がいます。

 

第1節の勝利の後、サポーターの前で出口選手が勝利の舞を踊りました。

第2節の勝利の後、さらにバージョンアップした舞を披露してくれました。

第2節では試合終盤に、サポーターに「最後まで戦い抜こう」と檄を飛ばし、熱い応援を引っ張り出しました。

 

彼は22歳の新入団です。

まだ一度も試合に出たことがありません。

考えてみてください。

自分が22歳の時、いきなり人前で勝利の舞が踊れましたか?

 

カニシは、出口選手の個性がとても好きです。

この尖った個性を忘れずに、ドンドン成長して欲しいと思います。

 

出口!がんばれ!

体調に気をつけて!

 

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本日は、VMECさんと練習試合がありました。

 

台風くらいの爆風。

グラウンドがボコボコ。

途中からの冷たい雨。

相当な悪天候での試合となりました。

 

言い訳をする要素はたくさんあります。

でも、ナカニシの見た感想としては、試合内容は良くないと思います。

今シーズン見た全ての試合の中で、一番フワッとした練習試合だったと思います。

 

引き気味の展開。

精度の悪さ。

ミスの多さ。

声の少なさ。

 

試合内容について普段は5点ほど書くのですが、今日はそれほど書くことがありません。

 

そんな中でもキラッと目立った3点を書きます。

 

1つ目。三好辰典(22)の元気爆発!2点に絡む活躍は見事!

 

2つ目。悪天候こそテクニシャンの技が光る。小野寺亮太(6)とても良いぞ!

 

3つ目。最終盤でのゴールキーパー交代。それで空気が変わった。さすが!

 

冷たい雨と爆風の中、みなさんお疲れさまでした。

体調管理には十分お気を付けください。

 

VMECのみなさん、練習試合ありがとうございました。

今シーズンのご活躍を祈念しています。

 

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練習試合の後には、鈴鹿サポーターにポスターの掲出をお願いしました。

前ブログに書きました、「#2024ポスター大作戦」です。

 

カニシも、いろいろなお店をまわってポスターのお願いをしてきました。

ほとんどの場所は、ポスターを預けただけですので、これから掲出してもらうことと思います。

 

みなさんも、街の中で、アトレチコ鈴鹿クラブのポスターを見かけたら、ぜひSNSで拡散してください。

誰かと重複してポスターの投稿となっても全く構いません。

そして協力していただいたお店には、感謝とご贔屓をお願いします。

 

アトレチコポスターですが、土曜日の練習後にもナカニシが持参しています。

こちらでもお渡し出来ますので、現地でナカニシを見かけたら、ぜひ声をかけてください。

 

さあ、バンバン張っていきますよー!!!

ポスター大作戦は、前期の間はエンドレスでずーっと続けていきます。

お知り合いのお店などに、ポスターを張っていただける方は、ぜひぜひお願いします。

 

アトレチコ鈴鹿クラブは知名度が全然ありません。

1名でも多くの人に試合を見てもらうために、ポスター張っていきましょう。

その1枚が、試合会場に足を運んでいただけるきっかけになります。

 

2024ポスター大作戦へのご協力、みなさんなにとぞよろしくお願いします。

 

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昨年鈴鹿で共に戦った、藤山雄生選手の移籍先が決まりました。

北海道リーグの強豪、BTOP北海道に加入することになりました。

藤山雄生選手 移籍先決定のお知らせ | ATLETICO SUZUKA CLUB (atletico-suzuka.com)

藤山雄生選手と言えば、前線での存在感増し増しのパワーファイターです。

BTOP北海道さんの昇格の大きな力となるはずです。

 

BTOP北海道のみなさん、サポーターのみなさん。

藤山雄生選手の応援、よろしくお願いいたします。

 

ユイク!がんばれー!!!

 

 

そして、こちらも昨年共に戦った、高見啓太選手が引退することとなりました。

高見啓太選手 現役引退のお知らせ | ATLETICO SUZUKA CLUB (atletico-suzuka.com)

高見選手というと、ナカニシはアウェイマルヤス戦での流れるようなサイドからの侵入からのゴールが一番印象深いです。

そのボールさばきの上手さは、試合中何度も「ウマっ」って言ってしまうほどでした。

 

さらに、ファン感謝祭での見事な司会進行には、完璧にやられました。最高でした。

 

高見選手のこれからの人生に幸多きことを祈ります。

そして、またどこかで鈴鹿の試合を見に来て欲しいですね。

 

高見!がんばれー!!!

 

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今日の練習試合でポールを触った人や、AGFのグラウンドを見た人は分かると思います。

人工芝の練習が増えてボールが黒く汚れてきました。

また、AGFのグラウンド状態もデコボコでとても悪いです。

 

残念ながら、鈴鹿市三重県もスポーツ施設に関しては、全国で一番遅れています。

 

しかし、そんな中でも鈴鹿サポーターとして思うのは

少しでも良い環境でボールを蹴ってもらいたい・・・

 

ということで、今年はちょっと早めにやります。

「グラウンド整備・ボール磨き大会!」

 

開催予定はちょっと先の、5月の連休を考えています。

チームの5月の予定や、グラウンドの使用状況を見て、このブログで発表していきます。

 

ちょっとだけ、心のどこかに覚えておいてもらえると嬉しいです。

開催の際には、みなさんのお力をお貸しください。

よろしくお願いします。

 

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今週末のティアモ枚方戦に向けて、心を整えて準備していきましょう。

 

3連勝を意識するのではなく、1勝、1点、1プレイにこだわって、目の前の試合だけに集中していきましょう。

 

サポーター!

俺たちは決して強豪チームじゃない!

俺たちは全くエリートチームじゃない!

慢心するな!

緩むな!

締めろ!

締めろ!

締めろ!

いくぞ!!!

 

ではまた。

 

鈴鹿が行くのは、青い空に照らされた、緑の道が良いな~)

 

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(今後の試合)

JFL第1節 3月10日13:00 対 ヴェルスパ大分@レゾナックA

JFL第2節 3月17日 13:00 対 レイラック滋賀@三交スポーツの杜

JFL第3節 3月24日13:00 対 ティアモ枚方たまゆら陸上競技

 

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#2024ポスター大作戦!

みなさん、こんばんは。

 

月曜の朝から、ナカニシは絶好調で仕事をしてきました。

気分は最高です。

 

なぜか?

なぜナカニシは絶好調なのか?

 

それはアレだからです。

 

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アトレチコ鈴鹿のポスターができました。

 

このポスターのナカニシの注目ポイントは、選手がみんな笑っているところです。

これが良い。

最高に良い。

笑顔が一番。

 

ということで、このポスターを世界中の人に見てもらうため、配布しまくろうと思います。

題して!

「#2024ポスター大作戦」

 

そこでみなさんにお願いです。
行きつけのお店や仕事場などに,ポスター掲出の協力をお願いしていただけませんでしょうか?
できる範囲でかまいません。
1枚でも十分にありがたいです。

 

どんな作戦かというと・・・

 

① ナカニシがチームからポスターを大量に預かってきます。

② 3月20日の水曜日に予定されている、練習試合の後に希望者に配布します。

③ いろんなところへポスターを掲出してください。

④ 掲出してもらったら、Xで「#2024ポスター大作戦」「#アトレチコ鈴鹿」でポストしてください。

 

イメージはこんな感じです。

 

「X」の投稿ができない方は、下記のナカニシのメールまで、ポスターの掲出場所と写真を送っていただければ、ナカニシの方で投稿します。

カニシのメールアドレス

miracle_fcsuzuka@yahoo.co.jp

 

1人で1枚以上をお願いできれば、100人で約100枚のポスターが世に出ます。

それはつまり、選手たちの笑顔がばらまかれるということです。

自分のできる範囲で、無理なく、チームのポスターを世に広げていただけるとありがたいです。

 

くれぐれもポスターを掲出していただけるお店などには、ご迷惑をかけないようにしてください。

また、掲出期間を聞かれたら、できれば7月14日の前期までをお願いしてください。

 

 

そして、さらに!

街中で張られているポスターを見かけたら(自分が張ったものじゃなくても)、写真を撮って「#2024ポスター大作戦」でポストして拡散してください。

 

そしてそして、さらにさらに!

ポスターが張ってあったら、「あれってアトレチコ鈴鹿のポスターですよね。良いチームですよね。○○選手最高ですよね」(サポーターとバレないように)

などと、小芝居?を打ってチームを宣伝してください。

 

ポスター張りまくりましょう!

ポスターを拡散していきましょう!

 

みなさんのご協力を、なにとぞお願いします。

 

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話は変わりますが・・・、

 

以前鈴鹿に在籍していて、今シーズンからJ3YSCCでプレイしている、藤島樹騎也選手のファンクラブが出来たそうです。

↓こちら

ATHLETE STAN(アスリートスタン) - ⚽️藤島樹騎也⚽️ - ファンクラブプラットフォーム (mi-glamu.com)

 

みなさん、ぜひご覧になってください。

藤島樹騎也選手、がんばれー。

 

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昨日のレイラック滋賀戦の3点のゴールを、何度も何度も見返しています。

たぶん、5000回くらい見ました(体感で)。

良いですね。

最高ですね。

 

さあ、明日から練習再開です。

まだまだシーズンは始まったばかりです。

締まっていきましょう。

 

ではまた。

 

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(今後の試合)

JFL第3節 3月24日13:00 対 ティアモ枚方たまゆら陸上競技

JFL第4節 3月31日13:00 対 ミネベアミツミFC@AGF陸上競技

JFL第5節 4月7日 13:00 対 高知ユナイテッド@春野陸上競技

 

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