VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

信じて戦うぜ!

みなさんこんばんは。

 

まず,千葉県の台風の影響で。停電・断水などの被害を受けられた方に,謹んでお見舞い申し上げます。

そして,千葉のVONS市原には,以前鈴鹿にいた,藤井竜選手,北原毅之選手,藤田大道選手が所属しています。

SNSなどで,彼らの被災地での活躍を拝見しています。

くれぐれも自らの安全を第一に,こんな大変な時こそ,地域のサッカーチームの一員として,みんなで助け合って頑張ってください。

遠方で,何もすることができませんが,君たちの活躍を応援しています。

藤井!北原!藤田大道!がんばれ!!!

 

 

 

さて,鈴鹿アンリミテッドは怒涛の4連敗中です。

逆転負け・・・。アディショナルタイムの失点・・・。全然歯が立たずに敗戦・・・。

いろんな形で負けています。

「ブーイングや厳しい言葉で選手を鼓舞しないのですか?」

「中西さんぬるくないですか?」

こんなことを直接言われた事もありますし,ナカニシの所にメールをいただいた方もいます。

 

再三,何度も書きますが,ナカニシは鈴鹿の選手を信じています。

言葉だけじゃなく,もう多少クレイジーなほど,本気の本気で信じています。

だから,うちの選手たちが全力で勝利を目指していることを信じています。

人生をかけてサッカーをし,死に物狂いで戦った選手たちに対して,不満や侮辱する言葉をナカニシは絶対に言いません。

 

今,この時,選手たちが次の勝利のため頑張っていることを知っています。

体を動かす練習だけじゃなくて,24時間,身を焦がすほどの勝利への飢えがあることも知っています。

 

「チームのために走ってさ,声掛けあったら,そんなに簡単には負けないチームだよ。」

 

サポーターは無力だけど,何もできないわけじゃない。

次の試合,サポーターが会場で良い雰囲気を作りたいと思います。

ラジオ体操して,なんだあれ?と思われながら,リラックスしましょう。

ボールボーイの熱中症にも注意しましょう。

鈴鹿の空が微笑む事を信じて歌いましょう。

選手たちが乗ってプレイできる雰囲気を作れるように。

選手たちが少しでも前に向いて走れるように。

大丈夫!

鈴鹿の選手を信じろ!

リラーックス。

心を整えて試合に挑みましょう。

 

 

 

その鈴鹿の誇る選手の一人,佐藤和馬がやってくれました。

チームのスタッフとしても,営業としても働いている佐藤和馬選手(18)が,こんなスンゲェものを作ってくれました。

和馬!!!ワレやってくれたな!!!ずごいやん!!!

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そして,ここに乗ってるお店が,アレもコレも有名な良いお店ばっかりですやん。

マジ卍やん(←意味わからんけど)。

※ナカニシが,うさんくさい関西弁を使っているのは,佐藤和馬へのオマージュ?

リスペクト?です。

 

この地図ですが,試合会場や,アンリミのフットサル場(グリーンタウン)で配布されています。

「アンリミのスポンサーになったら,お客さん増えたんちゃう?」

って言ってもらえるように,みなさんお店のチョイスの際には,ぜひご参考にしてください。

また,アウェイで鈴鹿に見えられるサポーターの方にも,是非ご活用して欲しいと思います。

カニシが見たところ,みんなみんな鈴鹿で名のある良いお店です。

みなさん,ぜひお越しください。

和馬!いろいろ,あれこれ,グッジョブ!

次の試合,ゴール頼むぜ!!!

 

 

 

そして,スクールのスタッフもがんばっていますよ。

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鈴鹿アンリミテッドの育成が,今年もU-15体験練習会を実施いたします。

かっこいい動画なんか作っちゃってます。


鈴鹿アンリミテッドU-15 2019 プロモーションビデオ

きちんとした指導を受けた子供たちは,みんなメチャクチャに上手くなります。

子どもの成長するスピードは早いです。

お子さんの同じ時間を使うならば,密度の濃い良い練習を受けさせてあげてください。

 

ちなみに体験の詳細は下記のホームページアドレスを参照ください。

 https://suzuka-un.co.jp/news/27997/

お問い合わせはお気軽に。

電話 080-5115-3808 (近藤U15監督)← 優しい監督です。

メール info@suzuka-un.co.jp

※体験練習に参加希望の方は、上記担当者まで、事前にご連絡をお願い致します。

  

 

 

「アレアレッオー,スズカアレー」

 この歌を龍ヶ崎で歌いましょう。

 思いっきり歌ってやりましょう。

 

ではまた。

 

(追記)

◇次戦も,パブリックツイーティングPTを行います。

 場所:とんかつの和とん(鈴鹿市中江島町

 時間:9月15日17時より

 PTに関しては,ツイッターで情報発信していますので,ご確認ください。

 Victory Cross.PT実行委員会 「 @VictoryCrossPT1 」

 

(今後の試合)

JFL第21節 9月15日(日)17:00 流経大ドラゴンズ龍ヶ崎 @龍ケ崎市陸上競技場たつのこフィールド茨城県龍ヶ崎市)

JFL第22節 9月22日(日)13:00 松江シティ @松江市営陸上競技場(島根県松江市

JFL第23節 10月12日(土)13:00 マルヤス岡崎 @AGF陸上競技場(鈴鹿市

JFL第20節 対 ラインメール青森

みなさんこんばんは。

 

試合終了後から片付けをしてましたが,あまりに体調が悪く,座り込んでしまいました。と言うか,自分が座っているのか,立っているのか,しゃがんでいるのか分からなくなりました。

たぶん熱中症です。そして「またまたまたまた」負けたので全然元気が出ませんでした。

体を引きずるように道具をしまって,水とポカリスエットをガブガブ飲んで,今からブログを書きます。

4連敗して,のんきなブログは書けません。

カニシは体調も最悪で,またまたまたまた負けて,水飲みすぎでお腹も痛くて,大変イライラしています。

 

 

 

試合の朝が来る。

宮崎でホンダロックにコテンパンに負けて,1週間ずっと苦い思いをしていた。

鈴鹿アンリミテットはどうなってるんだ?

ちゃんと戦えるのか?

スペイン流にこだわる意味があるのか?っていうかこだわってるのか?

形のない焦りと怒りが交互にのしかかってくる。

 

選手を信じるしかない。

俺たちの選手を信じるしかない。

焦っちゃダメだ。

リラックス。大丈夫。大丈夫・・・。

 

今日の対戦相手はラインメール青森(以下,青森と書きます)

アウェイで勝利しているものの,内容は薄氷の勝利だった。

カニシのイメージとしては,フィジカルよりもスピードとテクニックのチーム。

あくまでナカニシのイメージだが,今治や東京武蔵野に似ている。

 

7時過ぎには会場に行く。

「疾風勁草」を張るための土台を作る。

横断幕,ノボリ,テント,そのほかたくさんの準備。

 

汗が滝のように落ちる。

全身がベタベタに濡れている。

選手たちも厳しい試合になるだろう。

だけど,俺たちも頑張るぞ!

 

準備終了後,試合前に水泳棟のトイレの前の日陰で,30分ほどジッとする。

キツイ。

すでに体が思うように動かない。

 

試合1時間前。

いつものラジオ体操。いつもの鈴鹿の空。いつもの選手コール。

いつものように。リラックス。

 

この時を!

待ったぞ!

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いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 7リンタロウ

MF 18佐藤和馬・25和田篤紀・28小澤司・6藤田浩平・13遠藤純輝

DF 29宮本一輝・4キローラン木鈴・3高野次郎・27田中貴大

GK 30セルヒオ・アレナス

 

試合開始。

 

試合開始から落ち着いたペースで進む。

鈴鹿に焦りはない。青森も自分のペースを作ろうとする。

 

ボランチの「バッドボーイ」,和田篤紀(25)

青森との中盤での差し合いで,一歩も引かずに立ちふさがっている。

和田篤紀特有の,相手のパスが引っ掛かるようなディフェンスが機能していて,和田のパスカットからのショートカウンターが何度かある。

同じ中盤の藤田(6)と前後の関係になっていて,決して引きすぎないよう高い位置でのポジション取りをしている。

時には左に流れてクロスを上げる和田。

うん!フレキシブルで良い。

前半は和田(25)からの小澤(28)で再三のチャンスを作った。

良いよ良いよ。和田篤紀良いよー。

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久しぶりのスタメン,「皇帝」,小澤司(28)

小澤,ナカニシは待ってたよ。小澤の出場を。

前半何度も何度も何度も,「上手っ」って声が出た。

そのダイレクトワンタッチパス,そのトラップ,そのターン。

随所に小澤にしかできないプレイを散りばめる。

鈴鹿の攻撃のリズムを作る小澤。

リンタロウの落としも,一発で自分ものにしている。

ショートカウンターからの攻撃の指揮も見事の一言。

なんでこんなに凄いプレイするのに,出てこなかったんだ?よくわからん!

青森のカウンターに対するディフェンスも的確で,時間を作って,後方の準備を待つ。

攻守とも良い。

小澤,めちゃくちゃ待ってたぜ!頼むよー。

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試合は五分五分の展開。

ただし,どちらも決定的な場面はない。

その証拠に,前半は,ほぼコーナーキックが無かった。

両チームとも,サイドを攻めているが,深くえぐるまでは行っていない。

 

サイドハーフの,「雑草魂」,佐藤和馬(18)。

運動量とその熱いプレイで青森のディフェンスラインにプレッシャーをかけている。

和田篤紀(25),小澤司(28)ともに,高い位置を取っているので,そこからの連携で和馬は中に入ったり,外を走ったり,マークが付けないほど,動き倒している。

和馬は十分にフィジカルも強いため,カウンター時にも青森へのプレッシャーに負けず,ボールを運べている。

良いぞ和馬!

 

そして,前半16分。

カウンターから佐藤和馬(18)

小澤(28),リンタロウ(7),純輝(14),後ろから和田(25)。

一気にみんなが走りだす。周りが良い動きだ。

和馬の選択肢はリンタロウへの裏へのパス。さすが和馬!絶妙に通る!

リンタロウから,中へ折り返し。

小澤がニアで相手を釣る。

右から走ってきた,遠藤純輝がマークを外して,遠いサイドに飛び込んでくる。

スピードそのままに,ダイレクトボレーシュート!!!

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ゴーーーーーーール!!!1-0

遠藤純輝がスタンドにハート!

ハートのエース見参!!!

 

前半先制点を奪った鈴鹿

ここまでの試合展開は悪くない。というか良い。

攻撃のタクトを振る小澤の存在感で,攻撃のリズムが格段に良くなっている。

そしてディフェンスは?

次郎が吼えてるぞ!

 

センターバックの,「モンスター」,高野次郎(3)

カニシの見た感じだけど,どうもこれまで次郎のコンディションが上がっていなかった。

どうも,心身ともに上がってなかった気がする。

本当は,もっとにぎやかで,もっと元気な次郎のはずが,なんか大人しい。

ところが,この試合サポーターが試合前にチャントを歌っていると,次郎が下から

「勝つぞ!!!」とサポーターに言ってくる。

今シーズン初めてのこと。今日の次郎は一味違うぞ。

同じセンターバックの木鈴(4)との位置関係が良く,木鈴が迎撃に行くと次郎がカバー,次郎が前に出ると木鈴がカバーと,連携も良い。

青森は,中央突破のスルーパスと,サイドから大きなトップに放り込む2つの攻撃をしてくる。

十分に余裕を持ち,十分な形でディフェンスする次郎。

欲を出さない。

セーフティーに。職人のように。

次郎,良いぞ!!!

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鈴鹿のディフェンスが安定している。

そして,カウンターも喰らっていない。

その理由としては,両サイドハーフがしっかりと戻ってディフェンスのケアをしている。

そして,両サイドハーフが下がっても,前線に小澤が残るので,カウンター時には,サイドハーフの上がるタメを作ることができる。

今日の鈴鹿は,4-2-3-1だが,ディフェンス時は4-4-1-1の形。

悪くない。

良いじゃないか。

 

前半の半ば。

給水タイムがある。

暑い。湿気と暑さで汗が大量に出ている。

選手たちも厳しいだろうが,給水の際にしっかりと選手間で話し合っている。

 

サイドバックに入る,「Be.COOL」,宮本和輝(29)

たぶん,今治戦以来の出場。

カニシはまだまだ宮本の本当の力が分からない。まだ出し切っていない感じがする。

その宮本。ボールを受けるとスルスルっと上がってゴーヘル近くまで進出する。

それも,なんかサラサラーっとクールにドリブルしていく。

足元の技術も確かで,たぶんほぼノーミスで試合を戦いぬいた。

そして,何が印象深いかと言うと,とにかくクールに落ち着いている。

相手のプレッシャーや,ヨセにも全く動じず,しっかりとしたディフェンス。

前方の和馬がイケイケなので,その後ろを支えてビルドアップ中心。

なるほど。凄まじく安定している。

ステキな宮本に間違いなし!!!

 

鈴鹿の攻勢が続いている。

あいてのディフェンスの乱れを見逃さず,ペナルティエリア内で,佐藤和馬(18)がシュートを放つ。

惜しい!!!和馬惜しい!!!

 

サイドハーフの,「ハートのエース」,遠藤純輝(13)

先制点をあげた後も,青森ディフェンスにぐいぐい差し込んでいっている。

遠藤のプレイで凄く良いのは,「自分が行く感」がバリバリに出ていること。

これが出ているため,青森はマークを付けてスペースを作らずにヨセて行くしかない。

しかし,遠藤にヨセていれば,その分スペースができるので,そこを小澤に使われてしまう。

遠藤がプレイに絡んでいない時,それは遠藤が他を活かすために自分のマークを引き連れて離れている。

遠藤の位置に活路あり。

さあ行こうぜ!

 

前半の終盤も鈴鹿ペース。

田中貴大が,思いきったミドルシュートを放つ。

それも良い。それがあることを見せておけば,また隙ができる。

 

残りわずか。

前半は1-0で終わらせる指示が出ているためか,アレナスが時間を使う。

 

ここで前半終了。

 

 

 

控えのメンバーのコールをする。

暑い。

この暑さだと,控えの投入が勝敗を左右するかもしれない。

控えのアップを見ながら,心をこめて選手の名を叫ぶ。

 

ホンダロック戦と比べると,フィジカルで球際を失っていない分,良い勝負ができている。

そんな中で先制したことは大きい。

お互い,完全な支配はできておらず,得点した場面以外で崩しきったところはない。

ロースコアの試合と思う。

追加点。それだ。それを取れば少し見えてくる。

 

 

 

後半開始。

 

後半開始直後から,青森が優勢に進める。

前半は五分五分だった支配率が,後半は4対6で青森に。

しかし,鈴鹿はがっちり守る。

 

センターバックの,「不撓不屈」,キローラン木鈴(4)

次郎と同じく,青森の攻撃を文字どおり体ではじき返している。強い!木鈴強い!

こんな感じの木鈴は強い。前半,前からの攻撃は無双無敵。そして空中戦にも強い。

しかし,青森は後半からボール支配率をあげ,サイドから速い攻撃をしてきた。

サイドから長いクロスではなく,ゴールとサイドの間に1人入ってきて,ペナルティエリア内で勝負してくる。

嫌な位置に飛び込んでくる青森。

それをノーファウルでヨセていく木鈴。

バイタルエリアペナルティエリアの少し外のあたり)にも2列目から飛び込んでくるが,そこにもカバーに行く木鈴。

良いぞ。良いぞ木鈴。

頼む。無失点を頼む。

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ワントップの,「ER7」,エフライン・リンタロウ(7)

ポストプレイも,ヘディングでの落としも,後方の小澤が拾いまくっているため,その後の攻撃時に活きたプレイができている。

振り向きざまのシュートや,クロスへの反応など,得点の匂いがしている。

これはリンタロウ良いんじゃないか?

後半早々には,遠藤(13)からのクサビのパスを,ペナルティエリア内でお手本のようなポストプレイから,走りこんだ和田篤紀(25)に合わせて,あわや!の場面を作った。

リンタロウ良いぞ!!!

 

しかし,一瞬の隙を突かれる。

 

後半13分。

左サイドを侵入されるが,細かくパスを繋がれて,マークがずれる。

一度は跳ね返すものの,体をヨセきれずゴール前でシュートを打たれる。

1-1

後半から青森が流れを持って行っていたが,その中からの失点。

そして青森はリスタートを急ぐ!

今の鈴鹿なら,もっと点が取れるということか!

くそっ,なんてことだ!

 

時間はまだまだある。

取り返せ!!!

 

後半の青森のサイドを使う攻撃は,鈴鹿の攻撃によく似ている。

テクニシャンがクサビを入れたり,ショートパスでちょこちょこっと抜けてきたり。

鈴鹿のディフェンスも対応している。

青森は,サイドから後ろを経由して逆サイド。

こんな所も鈴鹿に似ている。

 

セントラルミッドフィールダー,「鈴鹿の心臓」,藤田浩平(6)

試合の流れは藤田が良く分かっている。

そして,今,ピッチ上で何が起きているかも。

それほど藤田のサッカー頭脳は秀逸極まりなし。

今,失点したということだけでなく,青森の流れということが良く分かっているだろう。

その藤田が右サイドを使い始める。

右サイドには,両足を使える田中貴大(27)。そして攻撃力の高い遠藤純輝(13)

そこに藤田は活路を見出す。

遠藤の弾丸ミドルシュート!!!

青森のゴールキーパーのファインセーブで得点にはならなかったが,このあたりから鈴鹿は目に見えて運動量が落ち始める。

攻守に渡る藤田の負担はさらに増大する。

藤田,頼む。踏ん張ってくれ。

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後半の半ばを過ぎる。

青森は交代を入れて活性化。

さらに支配率を増す。

そんな中で,ガクッと鈴鹿の選手の運動量が落ちた。

カニシの周りで見ている人たちも,足が止まったと言っていた。

誰が見ても明らかなほど,動きが止まる。

暑い。確かに暑い。

だけど,条件は青森も同じ。

だめだ,今,運動量を落としちゃダメだ。

 

サポーターの応援に力が入る。

カニシのノドは,いつものようにヒーヒー言っているが,それでも声を出す。

振り絞れ!!!

 

ゴールキーパーの,セルヒオ・アレナス(30)

後方でディフェンスからのパスを受けているが,どうにも前線へのフィードの精度が悪い。

支配率を青森に持っていかれている後半は,このフィードの精度が特に気になって仕方がない。

鈴鹿の運動量は落ちている。そのため正確に1トップのリンタロウに当てたいところだが,弾道・精度共にリンタロウに合っていない。

そして,前回の出場時と同様,ゴールキック時のディフェンスへのパスの精度が悪いため,周りから「大きく蹴れ」と指示が出でいる。

スペイン風のポゼッションのためにシーズン途中に呼んだんじゃないのか?

アレナス,もう少しキックの精度をあげてくれ!

 

後半23分の給水まで,鈴鹿に選手交代は無し。

ここまで足が止まっていて,選手交代しない?

 

給水終了後,やっと選手交代。

後半25分

(OUT)28小澤司 ⇔ (IN)9藤沢ネット

 

ここで攻撃のキーマンである小澤を代えてネット。

もうスペイン風のポゼッションサッカーどころではなく,前線に放り込んで勝負する力任せのサッカーになるのか?

それはそれで良いが,ミラ監督はそんな風なチーム作りをしてきたのか?

 

後半28分。

(OUT)25和田篤紀 ⇔ (IN)19海口彦太

 

またまた,攻撃にアクセントをつけられる和田を交代。

徹底的にネットとリンタロウに放り込むか?

 

鈴鹿の足は止まっている。

確かに暑い。だけど青森はさらに走っている。

カニシが記憶に無いほど,鈴鹿は走れていない。

いつの間に鈴鹿はこんなに走れなくなったんだ?

一番走れているのが,新加入の田中貴大とはどういうことだ?

 

青森の攻勢が続く。

後半32分

鈴鹿コーナーキックから,青森がカウンター。

明らかに青森のほうがスピードが早く,走っている人数も多い。

左から右サイドにサイドチェンジ。

右奥に青森攻撃陣が侵入。

次郎がチェックに行くが、振り切られて中へ折り返し。

裏を走った相手についていけず,ヘディングで合わせられる。

ディフェンスもアレナスも触れず動けないが,タカヒロだけは反応している。

バーに当たってゴールに入る直前のボールに,タカヒロが飛びついてクリアしようとするが,クリアしきれずゴールの中に。

1-2

 

後半33分。

(OUT)18佐藤和馬 ⇔ (IN)10堀河俊大

 

自ら切り込む和馬ではなく,精度の高いボールを蹴る堀河を入れる。

 

右サイトバックの田中貴大(27)

この試合の後半,ずっと変わらず動き続けたタカヒロ

その動き,その運動量,縦も中も,右足も左足も,とても良い。

しかし,後半は周りが動かず,パスコースが少ないことと,みんなの足が止まっているため,攻撃にスピード感が出ない。

そんな中で,激しくアップダウンし,ボールを求め続けるタカヒロ

田中貴大,すまん。

もう突破口は右だ。

頼む。タカヒロ鈴鹿を救ってくれ。

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鈴鹿の足は止まっている。

暑い。暑い。

熱中症のためか,木鈴の足が痙攣をおこす。

青森のスピードに振り回されると,木鈴の足がもたない。

藤田(6)がセンターバックに入り,木鈴はフォワードの位置でパワープレイを狙う。

 

鈴鹿は攻撃のリズムを作ることができる小澤(28),和馬(18),和田(25)を全て交代している。

そのため,ネット(9)とリンタロウ(7)と木鈴(4)にポンポン放り込むと思いきや,サイドでパスを回していて,なかなか中に入れてこない。

なんだ?

なぜ,ボールを放り込まない?

これは選手が戸惑っているんじゃないか?

 

鈴鹿の攻撃にリズムは生まれない。

 

ネット(9)がボールを懐に入れても,周りに出せずそこで止まる。

海口(19)は縦に走ってボールを要求するが,パスが出てこない。

堀河(10)のクロスも中ではじき返される。

 

時間が過ぎる。

 

青森に焦りはない。

鈴鹿は青森を焦らすほどの攻撃ができない。

 

悔しい。

なんてことだ。

こんなに選手ががんばっているのに,全然上手く行っていない。

 

手のひらに爪が食い込む。

血がにじむほど悔しい・・・。

 

試合終了。

 

 

 

両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

特に,ボランティアスタッフのみなさん,今日は特に少数だったこともあり,かなりの負担をかけてしまいました。

そんな中で手伝ってくれて,ありがとうございました。

みなさん体は疲れていると思うので,ゆっくり休んで体調を整えてください。

カニシ自身,今も体調が最悪です(機嫌も最悪です)

 

お土産などもたくさんいただきました。ありがとうございます。

最後,配る時には朦朧としていたので,誰から何をもらったかもご紹介できませんでした。

申し訳ありません。

 

たくさんの人,たくさんの子供たちが応援に来てくれました。

そんな中で,結果を出せず,みんなを笑顔に出来ず,本当に悔しいです。

帽子のひさしから,汗がポタポタたれました。

それを見ながら,下を向いて歩きました。

 

JFLも後半戦になり,各チームの連携も上がり,それぞれのチームが前半戦の時より強くなっているように感じます。

そして,鈴鹿がどんなサッカーをするのかも,どんな形で失点しているのかも,良く研究されていると思います。

それでは,鈴鹿はどうかと言うと,後半戦のほうが弱くなっているんじゃないかと,今,ナカニシは思わざるを得ません。

 

連携面はアップしていますか?

選手たちのコンディションは上がっていますか?

体力がついて走れるようになっていますか?

ミラ監督の戦術は熟成されてきましたか?

 

いや,ナカニシにはそうは見えません。

こんなことを言いたくはないですが,どうしてもそうは見えないんです。

 

チーム内部の事や,選手起用や,戦術などにサポーターは口を出せません。

だから,選手たちに祈るしかないです。

選手たちを信じるしかないです。

何とかここから立て直してください。

 

そりゃ,意見の相違とかあるだろうし,言いたいことは山ほど有るかもしれないけど,今はそんな状態ではありません。

何がどうなろうと,やるしかないんです。

 

次の2戦はJFLの降格争いをするチーム(流経大・松江)との2連戦となります。

チームの状況は良くありません。

4連敗で選手たちも元気がありません。

 

では,そんな時,サポーターは何をすべきでしょうか?

 

カニシは,こんながけっぷちの時こそ!こんな時だからこそ!選手を勇気づける歌を歌いたいと思います。

次の流経大ドラゴンズ戦でも,選手たちが前向きに戦えるように,元気に明るく応援歌を歌います。

サポーターは,それしかできないから。

だけど,それはサポーターにしかできません。

 

この歌がふさわしい時です。

「さあ行こうぜ明日目指し,何度でもくじけても。

さあ行こうぜ夢目指し,歩みを止めずに」

 

やるしかない!

 

ではまた。

 

(今後の試合)

JFL第21節 9月15日(日)17:00 流経大ドラゴンズ龍ヶ崎 @龍ケ崎市陸上競技場たつのこフィールド茨城県龍ヶ崎市)

JFL第22節 9月22日(日)13:00 松江シティ @松江市営陸上競技場(島根県松江市

JFL第23節 10月12日(土)13:00 マルヤス岡崎 @AGF陸上競技場(鈴鹿市

  

※ このブログに使用している写真は,鈴鹿アンリミテッドとJFLの使用許可を得て掲載しています。そのため,他での利用は絶対にしないでください。

花は紅,柳は緑

みなさん,こんばんは。

 

昨日の大雨は大丈夫でしたか?

選手たちは大丈夫だったようで,元気に練習してたのでご安心ください。

ちなみに,タイトルの「花は紅,柳は緑」と言うのは,中国の昔の詩人の言葉で,ナカニシが割りと好きな言葉です。

意味は・・・深くてよく分かりませんが,「なんとかなるさ」って意味です。たぶん。

 

 

 

さて,前試合のホンダロック戦でボロボロに敗戦し,かなりのダメージを受けていたナカニシですが,佐藤和馬選手がツイッターに書いた,「#アンリミ一丸」の一言で,ぴっちり立ち上がりました。

 

シャキーーーン!!!

 

やはり,サポーターが元気になるきっかけは,選手が与えてくれるように思います。

カニシは,ほぼ100%そうです。

彼らは,「我らの誇り,この街の夢」です。

 

そんなことで,元気に立ち上がったのですが,試合までまだ時間はあります。

試合開始の笛と共に,ドカンと元気を出すためにも,試合以外の部分では心を整えていきたいと思います。

 

まあ,しろの寝顔でも見ながら心を整えて。

雷が鳴っても,グーグーグー

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次の試合はJFLの20試合目です。

30試合のうちの1試合に変わりはありません。1/30です。

ここで負けたら終わりのトーナメントではありませんし,地域CLでもありません。

 

カニシは試合前にサポーターに良く言います。

「応援で選手たちを焦らせちゃいけない」

 

大丈夫です。

サポーターが掲げる「疾風ニ勁草ヲ知ル」と言う意味を,鈴鹿の選手たちは良く知っています。 

 

俺たちは選手を信じて,いつも通りの応援を,いつものように一生懸命やりましょう。

 

ラジオ体操もしましょう。選手たちもリラックスしてくれます。

 

鈴鹿の空も歌いましょう。選手たちはその声を聞いてホッとするかもしれません。

 

選手たちの名を高らかに叫びましょう。ここが俺たちのホームタウンです。

 

大丈夫。

OKOK。

ごはん食べて,仕事して,良く寝て,そして試合です。

 

 

 

そうやって,ナカニシが心を整えている間に,また熱くなっちゃうような情報が飛び込んできました。

ツイッターより抜粋させていただきました。

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s-fieldさん(ダブルスターパートナーのスパイラルネット鈴鹿さん?)が,なんと!なんと!車をくれたようです。

日産デイズです。きゃっほーーー!!!

 

なんか他のチームで,車を寄贈とかのニュースがあって,ちょっとうらやましいなーとか,こっそり思ってましたが,鈴鹿にもこんな日が来るとは・・・。

昔は軽のトラック一台だったのに・・・

 

サポーターの身ながら,私,心より感謝いたします。

運転するチームのみなさん,くれぐれも安全運転で,長く使わせていただきましょう。

この日産デイズを見たら,その日は良いこと有るという都市伝説を広めていきましょう。

 

日曜日が楽しみだ。

 

マイチームの試合が有るぞ!

 

ではまた。

 

(今後の試合)

JFL第20節 9月8日(日)12:00 ラインメール青森 @AGF陸上競技場(鈴鹿市

JFL第21節 9月15日(日)17:00 流経大ドラゴンズ龍ヶ崎 @たつのこフィールド茨城県龍ヶ崎市)

JFL第22節9月22日(日)13:00 松江シティ @松江市営陸上競技場(島根県松江市

JFL第19節 対 ホンダロックSC

みなさん,こんばんは。

 

土曜日の12時ごろ帰宅し,それから遅くまで起きてました。

日曜日は6時に起きて,ブログを書き始めましたが,完成しませんでした。

月曜日に仕事に行って,今に至ります。

ずっとずっと,ずっーーーーっと,土曜日の試合と選手たちのことを考えていました。

カニシが前を向いて立ち上がったのは,やはり選手の一言でした。

 

 

 

 

土曜の朝4時30分に出陣。

セントレアから鹿児島空港へ。

もちろんユニフォームを着て,スポンサー様をかざしながら威風堂々と宮崎に乗り込む。

 

今日の対戦相手は,ホンダロックSC(以下,ロックと書きます)

前期は0対0で引き分け。

ただ,圧倒的に鈴鹿が押されていた中での引き分けだった。

カニシのJFL1順目の試合で「強い!」と思った対戦相手ランキングでは,FC今治の次がロックだった。

それほど強い。

それは良く分かっている。

だけど,鈴鹿もこのチームで半年戦ってきて,いろいろな点で強くなっているはず。

 

試合会場には,鈴鹿サポーターがたくさん来ている。

現地合流もあわせると,20名近く着陣したようだ。

ありがたい。

ここはもうAGFだ。

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試合前のボルテージが上がる。

さあ行こうぜ,明日めざし。

 

いくぜ!!!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 7リンタロウ・18佐藤和馬

MF 13遠藤純輝・25和田篤紀・6藤田浩平・10堀河俊大

DF 27中村貴大・34野口遼太・4キローラン木鈴・2原広樹

GK 1月成大輝

 

試合開始。

 

久々のスタメンに戻ってきた,右サイドバックの原広樹(2)

共に苦難を乗越えた原広樹にナカニシの信頼は厚い。

普段は大人しい好青年だが,闘志むき出しのプレイで右サイドは自由にさせない。

しかし,前半4分にイエローカードを受けてしまう。

ロックはとにかく選手全員の体格が良く,ラグビーの選手のような肉体をしている。

そして,そのストロングポイントを十分に,存分に,使ってくる。

『ノーファウル』の正当なタックルで体勢を崩されたところに,何とか足を伸ばして食い下がろうとすると,そこでファウルとなる。

開始早々のイエローカードはあったが,その後は苦しいながらも,ロックに喰らい付く原広樹。

いきなり苦しい。

だけどがんばれ。

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前期の試合でミラ監督も十分に分かっていたと思うが,ロックのフィジカルはとても強い。

カニシの感じでは,JFLで一番体が強い。

その上,試合開始直前まで降っていた雨で,ボールは少し滑り,グラウンドはところどころデコボコしている。

球ぎわの受けどころで,強力なプレッシャーを受ける鈴鹿

 

この試合では2トップのフォワードの位置に入る佐藤和馬(18)

カニシは最初トップ下かと思っていたが,リンタロウと平行なくらい前に出ていた。

リンタロウのヘディングに対しても激しく競合ってくるため,ヘッドの落しも精度は上がらない。

それでも,和馬はリンタロウのそばでボールを受けて,前を向いて積極的にいこうとする。

前半の序盤,ロックディフェンスの裏に抜け出し,決定的な場面を作るが,シュートが強振できずゴールを奪えない。

この試合,前半10分の,この和馬のシュートが流れの中で一番ロックのゴールに近づいたプレイだった。

和馬!がんばれ!

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前半序盤から苦しい立ち上がり。

鈴鹿の選手のトラップが乱れて,そこを奪われるシーンが目立つ。

最初の受けどころでプレッシャーを掛けられていて,一発で自分の懐に入れられず,そこを奪われる。

セカンドボールの奪い合いでも,ロックに持っていかれる。

 

前半12分。

鈴鹿が押し込まれて,左サイドからのコーナーキック

鈴鹿がクリアしきれずファーサイドに流れたボールを,ほぼフリーで頭で折り返されて,ヘディングで決められる。

鈴鹿の選手は十分に競合うことも出来ず,ボールに触れることも無かった。

0-1

 

どうにも,対戦相手に対応するサッカーではなく,今までのポゼッション(支配率)重視のサッカーをしている。

しかし,スペイン風の?細かいパスを回せばまわすほどリズムが悪くなっている。

グラウンドの悪さと,ロックのタックルで受け手にミスが出てボールを失い,毎回毎回ショートカウンターを受けている。

 

センターバックの左は,野口遼太(34)

小さなパスまわしでは,ロックのヨセと球ぎわが強いため,スペースを使って大きく展開したいところ。

野口にはその展開するだけの高精度のキックがある。

しかし,野口のロングキックを警戒するかのように,ロックは野口のコースをふさぎ,逆サイドに張っている。

試合前にサポーターの仲間がポツリと言った。

ロックは鈴鹿を凄く研究しているんじゃないか?

体を張ってロックの攻撃を弾き返す野口。

ピンと張った一本の糸のような緊張感と危機感。

野口頼む!

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確かにフィジカルではロックに分がある。

そして,徐々に目だってきた運動量もロックのほうが上だと思う。

ロックはディフェンスラインがかなり高く(ビックリするほど高い),中盤の支配率も勝っている。

鈴鹿の突破口はどこだ?

サイドを使いたい。

スピードで裏を狙いたい。

 

サイドハーフの遠藤純輝(13)

左サイドからにスピードを使って裏を狙いたい。

純輝の動きから,そのパスを欲しがっているのが良く分かる。

ただ,純輝が前で勝負できるようなボールが出てこない。本当に出てこない。

ロックのビルドアップから,鈴鹿の中盤が押し下げられ,鈴鹿は全体的に下がってしまっている。

守備の時間が長く,攻撃の切り替えが遅れている。

純輝のカウンターを・・・。

そこを突破口にしたいが,純輝のスピードはなかなか活かされない。

まだ始まったばかりだ。

純輝,ガマンだ。

 

ゴールキーパーの月成大輝(1)

グラウンドコンディションはそれほど良くないが,後方でしっかりとディフェンスを支えている。

やはり月成,素晴らしいゴールキーパーだ。

しかし,ゴールキックなどの際に,ポゼッションを上げるためか,センターバックにショートパスを送る。

木鈴や野口まではパスを渡されてくれるが,ディフェンダーが受けた途端に,ロックの前線がプレッシャーを掛けに来る。

月成がショートパス→木鈴が受ける→ロックがコースを切りながら寄せてくる→木鈴がコースを限定された状態でロングキック→競り合いからロックに奪われる。と言う流れが多い。

たぶん,このゴールキーパーのキックも流れも研究されている。

途中,ショートパスを使わず(使ってもディフェンダーがロングキックしてるなら同じ),自らの判断でレーザービームと言われるほどの超精度のキックを放つ月成。

カウンターで和田篤紀にわたり,おおっ!と言う場面もあった。

ポゼッション?なんだそれ?

月成がんばれ!

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 時間があっと間に過ぎていく。

鈴鹿は攻められない。

ロックは落ち着いている。

球ぎわの競合いで,ロックが優位に立っている。

なので,ロックは鈴鹿のトラップミスを待つだけで,カウンターになる。

 

球ぎわにノーファウルのタックルで当たられて,倒れる鈴鹿の選手。

倒れながらも足を伸ばして,何とか食い下がろうとする場面がこの試合,特に多い。

もう一度書くけど,ロックのフィジカルが強いことは,ナカニシですら覚えていた。

ミラ監督は覚えていたか?

その対策は出来ていたか?

 

前半28分。

競り合いの中から,鈴鹿ディフェンスラインの裏にロックの選手が抜け出す。

強引にこじ開けて,ひとりで突破に出るが,カバーに入った野口が体を寄せていく。

しかし,そのタックルをものともせず,倒れずにロックは突進。

野口は倒れながらも足を出すが届かず,最後まで突破され,月成との1対1を決められる。

このプレイで野口にもイエローカード

0-2

 

セントラルミッドフィルダーの,藤田浩平(6)

スタンドに聞こえるほどの大きな声を出している。

藤田には十分に分かっている。

ただ,防戦一方で,競り合いの中でセカンドボールを奪われまくっている状態では,藤田の中盤での仕事が多すぎて,攻撃を指揮することが出来ない。

一歩下がりながら,ゲームを作ろうと苦心している。

藤田の心中を思うと,ナカニシの胸が苦しい。

藤田,頼む。

チームを救ってくれ。

 

ロックの攻撃はシンプルに的確に。

セットプレイにも自信があるらしく,サイドから攻めたときはコーナーキックで終わるようなゲームコントロールをする余裕すらある。

ファウルでセーフだったが,前半にもう1回コーナーキックからネットを揺らされている。

攻撃も鋭いというより,太く厚い攻撃で,ミス無く鈴鹿のゴール前を脅かす。

 

対する鈴鹿の攻撃は,試合開始からずっと同じ。

ディフェンスラインでボールを回して,ロングキック。

リンタロウにロングボールを当てて,周りで拾って攻撃につなげたい。

 

センターフォワードの,エフライン・リンタロウ(7)

この試合で鈴鹿は,リンタロウにロングボールを当てて,周りが拾って攻撃につなげることを狙っている。

しかし,リンタロウとて,空中戦で全勝できるわけではなく,また,セカンドボールの奪取もロックが上回っているように感じる。

この試合,リンタロウがロックのゴールに前に向かってプレイする時間があまり無かった。

ずっと,後ろ向いてポストプレイをしていた感じがする。

リンタロウ。

こめん。ガマンしてくれ。 f:id:miracle_fcsuzuka:20190902225348j:plain

 

鈴鹿はサイドからスピードを使って攻撃したいが,それも徹底できない。

中盤のつなぎが無く,リンタロウにロングボール1本やり。

それにもかかわらず,ゴールキーパーとディフェンス間はポゼッション重視のパス回し。

なんかチグハグしている。

すまないけど,ナカニシですら前半に得点の匂いは感じ無かった。

スペイン風?

ポゼッション重視?

連携面は?

これが半年間経過したチームのサッカーか?

 

鈴鹿は毎年毎年スロースターターだった。

でも,夏を越えるあたりから連携が整って,ドンドン強くなっていた。

たぶん,他のJFLチームは夏を越えて強くなっている。

鈴鹿は強くなっているのか?

連携は整ってきたのか?

毎回毎回,ミラ監督のコメントでは「修正点を改善し・・・」と書いてある。

鈴鹿は前半戦の修正点や課題をクリアしているのか?

 

ここで前半終了。

 

 

 

消耗した選手たちが下を向きながらベンチに帰ってくる。

サポーターが声を張り上げる。

何とか,何とか後半の巻き返しを。

 

 

 

後半開始

 

右サイドの堀河(10)と,左サイドの純輝(13)が入れ替わっている。

やはり効果的にもっとサイドを使わないと,突破口が開けない。

 

サイドバック田中貴大(27)

新加入で前試合からスタメンに入っているが,左右どちらもいけるらしく,プレイの幅が広い。

左右使えるということは,縦にも中にも入ってプレイできるので,この試合でも攻撃時はスペースを使い,守備時には数的不利のところにカバーに入っている。

後半も運動量でロックに押されてきたが,田中の運動量は落ちていない。

前線とのアップダウンも積極的に行っている。

しかし,攻撃参加をしても縦に早く抜け出せず,ロックのディフェンスの網にかかってしまう。

でも,何度も続けよう。

1点取れば流れが変わるかも知れないから。

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後半は左に入る,堀河俊大(10)

名手,堀河ですらロックのプレッシャーの中でボールをトラップするのに苦心している。

また,前線へのパスも通らず,中盤でのパスをまわすものの,ロックのディフェンスは引き剥がされない。

後半からは,田中を使いながら,攻撃の位置口を探るが,難しい。

堀河,まだ時間はあるぞ。諦めちゃだめだ。

頼む,何か変えなきゃ。

堀河は後半13分に,スーパーフリーキックを放つ。

惜しくも,わずかに,バー直撃だったが,さすが堀河!!!

怪我から明けて,セットプレイの精度も上がってきたぞ!

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後半も前半とほぼ同じ展開。

鈴鹿はリンタロウに当ててなんとかしたい。

ロックは,少しペースを落としたものの,鈴鹿同様フォワードにハイボールを当てて,セカンドボールの奪取で勝負してくる。

引き続き,ロックのフィジカル的なプレッシャーは重く鈴鹿にのしかかっている。

 

ロックのハイボールでの攻撃を迎撃する,センターバックキローラン木鈴(4)。

ノーファウルのタックル1発でやられる場面で,木鈴は本当に良く踏ん張っている。

試合展開は良くないが,木鈴のプレイは本当に良かった。

ハイボールに関しても,競り合いを制して,飛距離の出るクリアをしている。

木鈴,3点目はダメだ。

もうしばらく踏ん張ってくれ。

 

ロックはペースを落として,腰をすえてディフェンスしている。

しかし,ディフェンスラインは変わらずかなり高いので,中盤もコンパクトに選手が密集しており,鈴鹿は中盤のいい場所を使えていない。

 

鈴鹿はパスの本数こそ多いが,ディフェンスラインをまわしているだけで,縦に鋭いボールを入れられていない。

 

後半17分。

(OUT)2原広樹 ⇔ (IN)26全山海

(OUT)18佐藤和馬 ⇔ (IN)16小口大司

 

藤田(6)が中盤からセンターバックに入り,田中(27)が右へ。野口(34)が左へ。

 

一気に2人を変える。

前試合もそうだった。

そうでもしないと変わる感じがしない。

そんな試合が鈴鹿は続いている。

 

ボランチの和田篤紀(25)

華麗なプレイを見せてくれる和田だが,この試合では倒れながらのプレイが目立つ。

強力なロックのフィジカルに一番当たっていたのは和田かもしれない。

セカンドボールの奪い合いで,ロックと競合うが,藤田がセンターバックに下がってからは,特に数的不利を作られている。

途中から入ったサネはポジショニングなどの連携が整っておらず,動き回っているが,ロックの攻撃を引っ掛けられていない。

その分,中盤で和田が踏ん張るが,そのことにより,さらに前線と中盤の距離が開いている。

辛いプレイを強いられる和田。

流れはいつかこっちに向いてくるぞ。

それを信じてがんばれ。

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後半の半ばを過ぎても,試合展開は変わらない。

なんと言ってもフィジカルが優位でありながら,ロックの運動量が勝っている。

その状態で,攻め急がず落ち着いてディフェンスしているのだから,とても堅い。

鈴鹿は攻め込んでもいないので,シュートを打てないというより,シュートを打てるところまでも行っていない。

 

あまりにもチャンスの無い試合展開。

鈴鹿はパス回しをずっとしているが,勝負に行く前に,ロックの網にかかってカウンターを受ける。

 

本当に無意識に,ナカニシの声が止まっている。

ボーっと,試合を見てしまっている。

その感じは,サポーター全体に広がっている。

 

コールリーダーのマルカスくんが,「もっと声を出そう!」と言う。

普段元気に絶え間なく応援を続ける鈴鹿サポーターにとって,コールリーダーが,そんなことを言う事自体,珍しい事だ。

それほど,無意識に声が出ていなかった。

 

すまん。コールリーダー。

俺たちがしっかりせねば!

 

途中交代で入った小口大司(16)

その頭から火の中に突っ込むようなプレイでロックディフェンスに食い込んでいく。

鈴鹿に在籍している他のフォワードとはタイプが異なり,とにかくガムシャラに前に前に向かう。

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ボランチに入ったチョンサネ(26)。

サネは中盤でボールを奪いに走るが,そのポイントが定まらず,セカンドボールにアタックできていない。

和田との距離感も不十分で,藤田がセンターバックに下がった分,ぽっかりとバイタルエリアにスペースがあるように見える。

 

後半29分。

(OUT)13遠藤純輝 ⇔ (IN)14田路大樹

 

後半も終盤。

ロックは落ち着いている。

リスクの少ない少人数のカウンターでは走ってくるし,セットプレイでは圧力をかけてくるが,それ以外では中盤の支配率とセカンドボールの奪取をしっかりとやって,全く慌てていない。

時間稼ぎもせず,淡々と粛々と試合の経過を待つ。

 

後半に入った田路大樹(14)。

久しぶりの出場にマックスの馬力で応える。

スピードと前への推進力で,ロックディフェンスに突入する。

この試合,ナカニシは田路のプレイが一番良かった。

自分の欲しいスペースに明確にボールを要求し,スピードで勝負する。

単純だけど,自分の持つ力に迷いが無い。

田路!それだ!

それもっと出していこうぜ!

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ギラギラした刃物のような田路(14)と,泥にまみれても這ってでも前に進む小口(16)。

出場機会があまり無かった2人が,自分の力をアピールするようにロックのディフェンスに噛み付き始めた。

 

ベンチからコーチが叫ぶ。

「1点取ったらわからんぞ!」

 

サポーターも叫ぶ。

まず1点。

それで流れを変えよう。

 

田路も小口も,戦術度外視。

何よりも悔いなく,自分の力を出し尽くそうとするようなプレイ。

それがとても良い!

 

後半の最終盤。

サイドバックの田中(27)と野口(34)がついにロックディフェンスを突破しはじめた!!!

野口の低空ハイスピードクロスに,堀河(10)が体ごと飛び込む!!!

ロックディフェンスと絡み合いながらゴールならず。

田中(27)もリンタロウに向けて,良いクロスを入れている。

 

少し引き始めたロックのディフェンスライン。

ついにスペースがうまれつつある中盤で,セカンドボールを和田(25)が拾い始めた。

コントロールミドルシュートもゴールならず。

 

ロックは動じていない。

淡々,粛々と時間の経過を待つ。

 

悔しい。なんてことだ。

 

ここで試合終了。

 

 

 

両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

たくさんの人が,宮崎県の串間市まで来てくれました。ありがとうございました。

そして,いつもお土産ありがとうございます。

現地でみんなに配りました。勝ち菓子にならずすみませんでした。

 

また,鈴鹿ではブロッケンでパブリックツイーティング(PT)を行いました。

ご参加いただいたみなさん,ありがとうございました。

良いニュースを伝えられなくてすみません。

 

カニシは,こんなことブログに書きたくありません。

でも,力負けと言われても仕方の無いほどの完敗でした。

 

中断期間をはさんでも,特にディフェンス面で変化は見られず,逆に試合ごとのディフェンスの選手交代が頻繁で安定していません。

つまり,3連敗8失点と言う結果はアンラッキーではありません。

この結果がそのままチームの状況だと思います。

 

直近の3試合とも試合を見ていて,どの試合も同じ印象です。

試合の流れも。

最後の終わり方も。

ミラ監督が審判に文句言ってるのも。

試合後に下を向いてこっちに歩いてくる選手たちの姿も。

 

もう選手たちが「すみません」と謝る姿を見たくないけど・・・。

そんな時,ナカニシはどんな顔をして,どんな声をかけていいのか,分かりません。

 

 

選手たちの力が負けているとは思っていません。

鈴鹿の選手たちの力をナカニシは信じています。

選手たちの力が通用しない訳がない!!!

ただ,今の状況では,その力を試合で発揮できないのが無念です。

 

そして,力を試合で発揮できないのは「なぜ?」なのかを考える時に来ています。

もう,変えていかなきゃならない。

ダメなものはダメ。

あかんものはあかん。

 

ダメなところは変えていこう!

チーム内でケンカしてでも直していこう!

それは,苦難の道だけど,もう絶対にやるしかない。

 

鈴鹿サポーターには大事な横断幕があります。

「疾風ニ勁草ヲ知ル」

この横断幕と共に,辛い時期を乗越えてきました。

この言葉は,ナカニシの中で,軽く使える言葉ではありません。

それだけ辛かった時を乗越えた,誇りある言葉です。

 

この苦難の時に全力の応援をしてこそ,疾風勁草の言葉に偽り無しと言えます。

 

俺たちの応援を,胸を張って堂々としよう。

 

気負う必要はありません。

 

いつも通りの元気な全力応援です。

 

リラックス。

 

そう大丈夫。

 

カニシは全力全身全霊で応援しよう。いつものとおりね。

 

アンリミ一丸

 

ではまた。

 

(今後の試合)

JFL第20節 9月8日(日)12:00 ラインメール青森 @AGF陸上競技場(鈴鹿市

JFL第21節 9月15日(日)17:00 流経大ドラゴンズ龍ヶ崎 @たつのこフィールド茨城県龍ヶ崎市)

JFL第22節9月22日(日)13:00 松江シティ @松江市営陸上競技場(島根県松江市

  

※ このブログに使用している写真は,鈴鹿アンリミテッドとJFLの使用許可を得て掲載しています。そのため,他での利用は絶対にしないでください。

どんな時も俺らはここに。そしてPT

みなさん,こんばんは。

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この写真が分かりますか?

以前にもブログに使ったことがあるので,「あっ!」と,すぐ分かった人もいると思います。

 

この写真は,2016年のホームで行われたFC刈谷戦で,0対3でボロボロに負けた後の選手たちの姿です。

この少し前に,東海リーグの優勝はFC刈谷に決定しており,鈴鹿は全社の勝負駆けにかけていました。この試合はその全社直前の大事な試合なのです。

そこで完敗でした。

 

選手だけでなく,サポーターもガックリしました。

カニシですら・・・肩を落としました。

 

そんな時,小澤司と北野純也選手が,選手たちを集めて話し始めました。

車座に座って話をする選手たち。

見えている背番号7番は原広樹です。背番号31番は岡田明久です。

矢野,藤井,野口,藤田,吉川,泉,渋谷,柿本,・・・。

 

暗くなるまでナカニシはフェンスの外からずっと見ていました。

選手たちが何を話しているかは聞こえていません。

だけど,何を話しているかは良く分かりました。

 

先日の試合。

5月に行われたアウェイ東京武蔵野シティ戦と,ほぼ同じ展開で4失点しました。

中断期間の前後のサッカーに,違いがあるようには見えませんでした。

何も変わってないんじゃないか?

ちゃんと修正できているのか?

カニシには良く分かりません。

 

そして。

試合後にスタンドでサポーターに言いました。

 

負けたら,鈴鹿アンリミテッドのサポーターをやめるのか?

負けたら,暑い中で一生懸命がんばった選手たちを嫌いになるのか?

 

いや違う!

カニシは違う!

絶対に違う!

 

選手入場の時,サポーターはみんなで歌っています。

「さあ行こうぜ,明日めざし,何度でも,くじけても」

「さあ行こうぜ,夢めざし,歩みを止めずに」

こんな歌を,クソ偉っそうに,スタンドから歌ってるのなら,

こんな時こそ,選手たちが辛い時こそ,サポーターのパワーをもっと選手に届けようぜ!!!

 

さて,

ブログの最初の写真の後,鈴鹿アンリミテッドは見事に復活しました。

全社と地域CLで,勝利を積み重ね,猛烈な快進撃を続けました。

その年,残念ながら昇格は出来ませんでしたが,強い強い鈴鹿アンリミテッドでした。

 

この写真をもう一度見てください。

この輪の中心にいるのは小澤司です。

カニシの最も信頼するプレーヤーの一人です。

そして今の鈴鹿には,藤田も,野口も,木鈴も,堀河も,月成も・・・(以下略)

必ず彼らがやってくれます。

 

大丈夫!

だから大丈夫!

サポーターにできるのは,共に戦う選手たちを,迷い無く信じ続ける事だけです。

大-丈-夫!

 

うちの選手たちは最高です。

そうやって信じるだけです。

 

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 

 

頭の中がスッキリしないので,思うがままにブログを書きました。

 

それはちょっと置いておいて。

 

少しお知らせです。

 

ホンダロック戦の行われる,8月31日の土曜日,「パブリックツイーティング(PT)」を行います。

簡単に言うと,みんなでお茶でも飲みながら,ツイッター実況を見て応援するという会です。

 

日時:8月31日キックオフの15時ごろから17時まで

場所:『ブロッケン』(鈴鹿市稲生町7346-1)

費用:自分の注文したものの飲食代金

 

なお,席の段取りのため,大まかに参加者を把握したいので,下記のナカニシのメールまで参加予定の方はメールをいただけますでしょうか。

もちろん,当日参加や,予定不調のドタキャンもかまいません。

miracle_fcsuzuka@yahoo.co.jp

 

普通のお茶会のようなものなので,大騒ぎはできません。

お店では,ナイスガイのハラショーの案内に従ってください

ゆるい会ですので,ご参加の際には,その旨ご了承ください。

また,もしもポケットWiFiなどの良い道具をお持ちの場合は,ぜひ利用させてください。

鈴鹿から宮崎串間へ,みんなでパワーを届けてください。

 

「どんな時も,俺らはここに」

 

宮崎で勝つ!!!!!!!

 

ではまた。

 

(今後の試合)

JFL第19節 8月31日(土)15:00 ホンダロックSC @串間市陸上競技場(宮崎県串間市

JFL第20節 9月8日(日)12:00 ラインメール青森 @AGF陸上競技場(鈴鹿市

JFL第21節 9月15日(日)17:00 流経大ドラゴンズ龍ヶ崎 @たつのこフィールド茨城県龍ヶ崎市

JFL第18節 対 東京武蔵野シティFC

みなさん,こんばんは。

 

なんか良く分かりませんが,今日の試合は,今までに無いほどヘトヘトに疲れました。

北斗の拳で言うと,ラオウを好むナカニシは,試合中にヒザをつくことはないのですが,今日は何度か座り込んでしまいました。

どうすれば体調が良くなるか考えましたが,試合に勝つしかないという結論に至りました。

なので,次は勝ちます。 

 

 

 

試合の朝。

今日の対戦相手は,東京武蔵野シティFC(以下,武蔵野と書きます)

15時キックオフなので,少し朝は時間がある。

荷物を積み込み,しばしボーっと考える。

 

夏の補強はゴールキーパーサイドバックだった。

ゴールキーパーは5人目。これにはかなり驚いた。

ミラ監督のサッカーは,基本的にパスサッカーだけど,普通に見るとちょっとクセがある。

このサッカーにいきなり合わせるのは難しいのでは???

さあ,どうだ?

 

あんな事や,そんな事を考えているとあっという間に時間が過ぎる。

AGFへ出陣。

 

試合会場では,ボランティアスタッフの仲間たちがそろっている。

たくさん来てくれて心強い。ボランティアスタッフのミーティングの成果を。

テントを設営し,ノボリを立てる。

鈴鹿サポーター(ボランティアスタッフ)の手際は素晴らしい。

カニシが指示を出したときには「もう完了です!」と言葉が返ってくる。

みるみる準備が整う。見事。ありがとうございます。

 

カニシは2016シーズンくらいから,ちょっとサッカーの試合が怖いので,試合前は落ち着かない。

不安を拭うように,細かい会場の準備をしたり,スタンドでジッとグラウンドを見ながら,集中を続ける。

 

選手たちの動きは良い。

疲れも抜けて,怪我も治ってきている。

 

大丈夫だ。

彼らを信じよう。

日本一の俺たちの応援する選手を,心から応援しよう。

 

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 7リンタロウ

MF 8小西洋平・25和田篤紀・21小野祐輔・10堀河俊大・6藤田浩平

DF 34野口遼太・4キローラン木鈴・15中村俊貴・27中村貴大

GK 30アレナス

 

試合開始。

 

鈴鹿は,4-2-3-1で,トップ下に小野が入る。

武蔵野は,アウェイでは4-2-3-1だと思ったけど,今日は完全に4-4-2

 

暑い中での試合だが,時折,風が通る。

疾風に勁草を知る男がスタメンで出てきた!

 

サイドハーフの,「疾風勁草」,堀河俊大(10)

鈴鹿アンリミテッドで,天国と地獄を見てきた選手のひとり。その堀河に対するナカニシの信頼は厚い。

武蔵野にはアウェイで1-4で敗れている。だけどその試合には堀河はいなかった。

堀河ならなんとかしてくれると,祈るように願う。

その堀河。後方のサイドバックには,新加入の田中貴大が入っている。

そのため前半序盤は,中間位置を取りながら,ディフェンスのフォローや中盤のカバーを気にしている。

試合の流れを読む目があるので,何が起きるか分からない中断期間開けのこの一戦は丁寧に入っている。

しかし,どうやら武蔵野は守備的に入るようだ。

右サイドに基点を作り,中に流れる小野(21),和田(25)を見つつ,うしろから追い越す田中(27)の動きも利用する。

右サイドに堀河がいるということは,前線基地が出来ていて,ここから何でも出来るという事だ!

パス・ドリブル・そして自ら中へ。

堀河!ガンバレ! f:id:miracle_fcsuzuka:20190826002442j:plain

 

そして左サイドハーフは,「進撃のコニブル」,小西洋平(8)

小西は良くも悪くも?少しスロースターター。と思ったら急に目立ったりするので,目が離せない。

その小西が,前半では武蔵野サイドを切り刻んでいる。

いつも以上に前半から目立ちまくっている小西。

この試合では左サイドバックに野口が入っており,野口の左足から絶妙なパスが縦に通っている。

それに走りこみ,小西独特のスピードとステップでドリブル開始。

和田(25),リンタロウ(7)もフォローに入り,小西も良いところまで行くのだが,武蔵野のディフェンスの間隔がコンパクトで,最後の最後でシュートを打ち切れない場面が続く。

しかし,今日の小西のドリブルは良いぞ!

切れてる!

頼むぞ小西!

 

前半の序盤は,武蔵野がガッチリ守って,鈴鹿が攻めあぐねるという展開。

武蔵野は4-4-2の,4バック4ハーフが,4人2列のゾーンを綺麗に作っており,選手間の間隔もコンパクトになっている。

その分,どちらかのサイドによると,逆サイドにスペースができているが,その逆サイドはある程度放置している様子。

簡単に言うと,鈴鹿の前監督の辛島監督のディフェンスに近い。

 

対する鈴鹿は,中盤まではそこまでプレッシャーが無く,両サイドをグルグルパスを回しながら,マークを剥がそうとしているが,なかなかマークが外れない。

そうこうしているうちに,武蔵野の選手が鈴鹿のパスに慣れてきて,コースを読んでカットする場面が出てくる。

そう。アウェイで散々にやられたけど,武蔵野は切れ味鋭いカウンターを持っているチーム。

前半の支配率は,6対4で鈴鹿だけど,カウンターの上手いチームとの対戦では,攻めているときが一番のピンチ。

相手にリードされると,カウンターのチームの思う壺。

鈴鹿がリズム良く攻めている間に,早く先制点が欲しい。

 

前半17分

右サイドで田中貴大(27)がボールを運ぶ。

それをスルスルっと流れた小野祐輔(21)が中へ。

狙うはファーサイドの小西洋平(8)。

バックステップしながら,小西がヘディングで折り返す。

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それをダイレクトで振りぬいたのは・・・。エフライン!リンタロウ!

鈴鹿のエフラインリンタロウ!背番号7番!

ゴーーーーーーール!!!1-0

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良い時間帯に先制点!

ナイス!

しかし,そのすぐ後,前半18分

武蔵野のロングスローからつながれて,ゴールキーパーの前で足でチョンと触られて失点。

1-1

 

あっという間に先制点のアドバンテージを失う。

なんだ?なんだ?

なんか一瞬ボールを見て止まらなかったか?

 

ゴールキーパーの,セルヒオ・アレナス(30)

新加入のゴールキーパーだが,やはり連携面で不安がある。

たぶんミラ監督の指示で,出来る限りマイボールにするため,ゴールキック時にはショートパスでつなごうとするのだが,それを逆に奪われてピンチを招いている。

アレナスは,途中からショートパスでは無く,セーフティにロングボールで大きく蹴ることを選択していた。

センターバックとの連携もまだまだで,危ない時にいつでもゴールキーパーに預けられる安心感がまだ薄い感じがする。

実際,武蔵野はショートカウンターを狙うため,前線の2トップがセンターバックにプレッシャーをかけていた。

パンチングが短く,ゴールががら空きになった場面もあったが,中村俊貴(15)が辛うじてクリア。

この試合では,たくさんのピンチを招いたが,やはり2センターバックゴールキーパーが不安定に見えた。

アレナス!

今日は失点多かったけど,立て直そう!

これからコミュニケーションとって連携アップしよう。 

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攻めあぐねる鈴鹿

カウンターの武蔵野。

アウェイ東京で見た光景が,そのままAGFで行われている。

支配率は鈴鹿。だけど狙い通りのサッカーをしているのは武蔵野。

 

トップ下に入る,小野祐輔(21)

先制点につながるクロスを上げたが,それ以降,なかなか得点に絡めない。

小野祐輔のいる場所は,武蔵野のゾーンの一番キツイ場所なので,パスを受けることすら難しい。

結果的にサイドに流れて,サイドからのクロスのフォローをするが,小野がサイドに流れる分,中が薄くなっており,ワントップのリンタロウへのマークが集中している。

セカンドボールも和田(25)が寄せてはいるものの,武蔵野に奪われるほうが多いような気がする。

どうにも効果的に存在感を出しきれない小野。

苦しい時間帯が続くが,ひょっこりなんかスーパープレイを見せてくれる気がする。

小野祐輔!

期待してるぜ! 

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ミラ監督のトップ下は,小野(21),堀河(10),小澤(28),和馬(18)といろいろ出している。

ただ,この選手!と決め切れていないので,どうにも落ち着かない気がする。

 

前半の終盤に入る。

 

センターバックの,「マッスルキングダム」,中村俊貴(15)

この試合の中村は,どうした中村?と言いたくなるほど安定していなかった。

いや,中村のプレイはこんなんじゃない。もっと壁のようにガチッとしているもんだ。

前半の半ばに,超ロングシュートを放つ。こんなロングシュートを放つ中村を始めて見た。

なんか自分のプレイに焦っている?苛立っている?感じすら受けた。

今日の試合では,両センターバックと,ゴールキーパーの連携があまり整っていなかった感じがする。

その分,早い段階でゴールキーパーに返さず,自分で体を入れてゴールキックに逃げようとするプレイもあった。

しかし,武蔵野も前線からのプレスは狙っているだけあって,上手く体をすり抜けてボールを奪いにくる。

その一つ一つのプレイがドキドキする。

中村,大丈夫。大丈夫。

今までやってきたトレーニングは絶対に嘘をつかない。

大丈夫。深呼吸して。

 

前半38分。

右サイドでファウルをしてしまい,武蔵野のフリーキック

シュートのような早いボールに対して,武蔵野の選手の頭にピッタリ当たる。

やられた。

鈴鹿の選手は反応もできなかった。

1-2逆転される。

  

ボランチに入る,「バッドボーイ」,和田篤紀(25)

長く怪我に苦しんだが,やっと復帰。待ってたぜ!和田篤紀!

ワンタッチが華麗な和田。

武蔵野はきちんと守っているため,普通にパスをまわしていては,4人2列を突破できない。

和田が高速ショートワンツーを見事に決めて,小西を縦に走らせている。

ワントラップしていては武蔵野ディフェンスは崩せない。

なおかつ,今は武蔵野がリードしている。

和田のダイレクトプレイから,鈴鹿の選手が走り出す。

ここを突破口にしたい。

和田から良いボールを前線に出したい。

和田篤紀!

何とか点を取らせてくれ!頼む。 

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前半が始まってすぐの時と,1-2の前半の終盤と,鈴鹿の攻撃は特に変わっていない。

武蔵野は変わらずガッチガチにディフェンスを固めている。

そこに対して,鈴鹿は同じ攻撃を繰り返している。

支配率は6対4で鈴鹿が優位。

だけど結果的に試合記録によると,前半のシュート数は武蔵野のほうが多かった。

 

センターバックの,「不暁不屈」,キローラン木鈴(4)

木鈴もこの試合,あまり調子が良くない。

空中戦では武蔵野に負けることは無く,無双の強さを誇る。

競り合いでも負けておらず,ヘディングのクリアでも飛距離は出ている。

だけど,スピードで攻めてくる相手に対して,後手後手を踏んでしまい,受身になってしまう。

どうした木鈴?

 

前半終了間際。

武蔵野ゴールキーパーからの大きなキック。

中村(15)と,武蔵野フォワードが落下点に走るが,ここで中村は競合わず,武蔵野フォワードにトラップ一発で交わされ,走ってくる武蔵野の選手にパスを出される。

パスを受けた武蔵野の選手に対して,木鈴がカバーに行くが,木鈴もドリブルで交わされ,アレナス(30)も飛び出しが遅れて失点。

なんだ?

何が起きたんだ?

なんでそうなるんだ?

1-3。

 

そして前半終了。

 

 

 

この試合の前半は,今シーズン見てきた試合の中で,一番ディフェンスが悪い。

失点時には,武蔵野の選手は動いていて,鈴鹿の選手は止まっているかスピードダウンしている。

こんな不安定なディフェンスラインは今シーズン一度も無かった。

中断期間の成果はどうなっているんだ?

 

ディフェンスの不安定さが,中盤,そして前線につながっているように見える。

全体的にリズムが悪く,攻守ともにセカンドボールが拾えず,単発になっている。

 

アップしている選手たちを見る。

早い段階で変えていかないと,このままズルズル行ってしまう。

それは,アウェイの東京武蔵野戦と同じ流れだ。

 

選手たちも分かっているだろう。

早く変えねば。

どうやって変えていくのか?

 

 

 

後半開始。

 

後半2分。

武蔵野の狙い通りにカウンターを受ける鈴鹿

武蔵野のカウンターで走る選手と,鈴鹿のディフェンスに戻る選手は,武蔵野のほうが多く,そして早い。

あかん!これはあかん!

武蔵野のパスが,鈴鹿の選手に当たる。

だけど当たっているだけで,クリアしているわけではないので,武蔵野はドンドン走ってセカンドボールを奪い押し込んでくる。

鈴鹿は大きくクリアできない。武蔵野は足を止めていない。

最後のパスが通った時,鈴鹿の選手は足が止まっており,武蔵野の選手を止められなかった。

なんてことだ!

1-4

 なんてことだ!

これでは5月のアウェイ武蔵野以下じゃないか!

 

後半5分。

(OUT)21小野祐輔 ⇔ (IN)18佐藤和馬

(OUT)8小西洋平 ⇔ (IN)13遠藤純輝

 

一気に2人を変える。

そうでもしないと変わる感じがしない。

 

2点差ならば,武蔵野はカウンターに人をかけて点を取りに来ていただろう。

3点差となって,武蔵野は少し守りに入った。ような気がする。

実際のところ,鈴鹿は武蔵野のカウンターを止め切れておらず,この勢いならばさらに失点もありえる状態だった。

でも,武蔵野はディフェンス重視で,少しギアを落としたように思う。

 

セントラルミッドフィールダー,「鈴鹿の心臓」,藤田浩平(6)

その武蔵野の変化を見逃す藤田ではない。

フィールドの全てのことは藤田が良く分かっている。

何が悪いのかも,何をせねばならないのかも。

藤田は,サイドを使いつつ,入ってきた和馬(18),遠藤(13)を中に向かわせる。

和馬と遠藤の足元の上手さならば,かなり厳しいパスでも懐に収めることが出来る。

そして,少々無理をしても,和馬と遠藤ならば,シュートまで持っていける。

藤田自身は少しポジションを下げ,和田(25)を少し前に向かわせている。

藤田。

このまま終わったらダメだ。

このまま終わったら,これからの試合にも影響してしまう。

鈴鹿が成長している事を見せないと。

サポーターにじゃない。選手たちがまた戦うためにもこのまま終わっちゃダメだ。

藤田。この試合を,またこっちに戻してこれるのは,藤田しかいない。

藤田。

頼む。

本当に頼む。 

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サイドバックの,「最強の左」,野口遼太(34)

3点差を追う試合。時間はまだある。

鈴鹿はサイドをグルグルとパスをまわしていたが,少しずつ変化が出てきた。

和馬(18)と遠藤(13)が仕掛けるため,少し武蔵野にズレが出始めた。

そして,野口は全く諦めておらず,自らの攻撃力を活かすため,少しずつ中に進入してきた。

悪魔の左足の射程圏内には入れないが,野口がドリブルで運ぶため,遠藤がサイドでフリーになることが出来るようになり,特に左サイドの活性が上がってきた。

野口も試合の流れを見ている。

多少ディフェンスは空けていても,今は攻める時。

野口がグイグイと押し出してくる。

さすが!ノグさん! 

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前を向くのが早い佐藤和馬(18)がシュートを狙っている。

右サイドに流れず,自分が決めるという心意気が見て取れる。

和馬!!!頼む!!!

 

後半20分。

(OUT)15中村俊貴 ⇔ (IN)16小口大司

 

中村が下がり,藤田がセンターバックに入る。

和馬(18)と和田(25)のボランチだが,2人ともディフェンスまで下がってこず,高い位置を取っている。

小口とリンタロウの2トップとなり,超攻撃的布陣に。

 

右サイドの堀河(10)は,後半,サイドバック田中貴大を使っている。

サイドバック,新加入の田中貴大(27)

カニシがあまり見たことのないサイドバックの感じがする。

田中の特徴は,左と右の両方で強いボールが蹴れること。

なので,縦だけでなく,中に切れ込んで左で巻くボールを蹴れる。

そして,思っていたよりずっと攻撃的で,ボールを求めて走り回る。

体もしっかりしているので,当たり負けもしなさそう。

その田中。前半も上がっていたのだが,中であわせられなかった。

後半の終盤,小口が2トップで入った。

リンタロウと小口に対し,クロスを放り込みまくる貴大。

なかなかの精度なので,小口が泥臭く競合い,こぼれ球をリンタロウが狙う。

貴大!

良いぞ!

放り込め! (↓これは前半の写真)

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後半20分に小口が入ってから,鈴鹿は細かくパスをまわすスペイン?風の展開ではなく,早め早めにフォワードに放り込むようになった。

パスをどれだけまわしても,今の鈴鹿では武蔵野は崩せない。

ならば,割り切って,小口とリンタロウで勝負!!!

 

そして

 

後半25分。

堀河(10)が大きくクロスを放り込む。

武蔵野がクリアするが,和田篤紀(25)は高い位置を取っているため,セカンドボールを拾って,すでに走り出している佐藤和馬(18)にパス。

見事に動きながらマークを外し,シュートを放つ和馬!

武蔵野ゴールキーパーが辛うじて反応するが,そのこぼれ球を小口が押し込む!!!

小口!!!!!

ゴーーーーーーール!!!2-4

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小口のJFL初ゴール。

もっともっと騒いであげたいのだけど,この勢いを止めたくない。

ドンドン行きたい。

 

鈴鹿は徹底的にクロスで勝負する。

高さでリンタロウ(7)。

粘りと思い切りの良さで小口(16)。

硬い堅い武蔵野ディフェンスに対して,勝負できている。

 

フォワードの,「ER7」,エフライン・リンタロウ(7)

ワントップの時と比べ,小口がかき回すので,前線でボールを受けられるようになってきた。

そして,武蔵野ディフェンスと高さで競合っても,こぼれたボールに小口が突っ込んでくるので,こぼれ球を計算して競り合うことが出来るようになってきた。

リンタロウがゴールに少しずつ近づいている。

そしてそのゴールは思わぬところで生まれる事となる。

 

後半30分。

貴大(27)が堀河とのパス交換から,中に向かって進入。

パスのボールが武蔵野のハンドを誘う。

主審が迷い無く指を刺した場所はPKマーク。

 

蹴るのは鈴鹿の点取り屋。

エフライン・リンタロウ(7)

リンタロウ頼む。

鈴鹿サポーターがジッと黙って祈る。

軽い助走からズドンとシュート!

ゴーーーーーーール!!!3-4

 

割り切って徹底的に放り込んで追いついてきた。

あと1点で追いつくぞ。

 

残り時間は約15分。

 

武蔵野はいったんペースダウンしたためか,前半あれほど怖かったカウンターが,それほど刺さってこない。

そして,藤田がディフェンスラインにいる以上,カウンターだって絶対に止めてみせる。

 

鈴鹿は中に早くクロスを放り込み,セカンドボールをボランチの和馬(18)と和田(25)が拾って攻撃につなげている。

 

得点の匂いにAGFが騒がしくなる。

 

そして,左サイドから野口が吼えながら突っ込んでくる。

止められても,遠藤純輝(13)がカバーしてさらに中に!!!

 

右から,堀河(10)と貴大(27)

左から,遠藤(13)と野口(34)

セカンドボールを,和馬(18)と和田(25)

決めろ!リンタロウ!

叩き込め!小口!!!

 

鈴鹿の選手たちが,ドンドン勝負をかける。

激しい試合となりファウルやカードが出ている。

サポーターのボルテージも上がる。

 

いける!

いける!

もう少し!

もう少し!

 

攻めまくっている鈴鹿に対して,武蔵野のカウンターが飛んでくるが,ゴールキーパーのアレナス(30)が右手一本でゴールを守る。

 

堀河のコーナーキックで願った。木鈴を狙ってくれ。

遠藤のドリブルで祈った。そのままシュートまで行ってくれ。

ATもう少し。

何とかもう少し時間を・・・。

 

試合終了。

 

 

 

両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

ボランティアスタッフに参加いただいたみなさん,ありがとうございました。

いろいろな方に,お土産いただきました。みんなで食べました。ありがとうございました。

国体予選でお会いした,くノ一サポーターさんも会場に来てくれました。試合前後のバタバタで,ご挨拶ぐらいしかできませんでしたが,ご来場ありがとうございました。

暑い中でしたが,たくさんの方が試合を見に来てくれました。

 

試合は残念ながら3-4の敗戦です。

4失点と言うのは,どんな理由があっても取られ過ぎです。

厳しいリーグ戦と言うことは分かっています。

だけど,ディフェンス面での修正は,まだまだ出来ていません。

と言うか,前半戦と特に変わった気がしません。

  

試合終了後は,モヤモヤしました。イライラしました。

 

ボランティアスタッフの仕事をしながら,グラウンドの道具を全部片付けて,汗だくになりました。

そしてスタンドに戻ってきて,サポーターの仲間に言いました。

 

負けたら,鈴鹿アンリミテッドのサポーターをやめるのか?

負けたら,鈴鹿アンリミテッドを嫌いになるのか?

負けたら,選手たちに文句を言うのか?

 

ならばサポーターのすることは決まっている。

次の試合で選手たちが前を向いて,良い雰囲気で,ノリノリで,試合を戦えるように,元気に応援するだけだ。

サポーターは応援しか出来ないけど,出来る事を一生懸命やろう。

 

 

 

前試合の後のブログに書いたことです。

 「失点を減らすための修正は,選手や監督やコーチが考えるでしょう。

それは,サッカーの専門家である彼らの仕事です。

そして,その修正は必ず成し遂げられるでしょう。

それは,ナカニシの信頼する選手たちがこのまま終わるわけが無いからです。」

 

次の試合は,宮崎に行ってきます。

カニシは飛行機と船が大嫌いなのですが,飛行機に乗って行ってきます。

そう,鈴鹿アンリミテッドの選手を応援するためならば,地獄にだって共に行こう!

 

見てろよ。

必ずやり返すぞ!

 

ではまた。

 

 

 

(今後の試合)

JFL第19節 8月31日(土)15:00 ホンダロックSC @串間市陸上競技場(宮崎県串間市

JFL第20節 9月8日(日)12:00 ラインメール青森 @AGF陸上競技場(鈴鹿市

JFL第21節 9月15日(日)17:00 流経大ドラゴンズ龍ヶ崎 @たつのこフィールド茨城県龍ヶ崎市)

 

※ このブログに使用している写真は,鈴鹿アンリミテッドとJFLの使用許可を得て掲載しています。そのため,他での利用は絶対にしないでください

アンリミ不足の夏にチラシ配布

みなさん,こんばんは。

 

アンリミ不足で,体が干からびてきたナカニシです。

このままでは,カラッカラになってしまいます。

どうしましょ。

 

愛車,グランブルー号も寂しそうです。

ちなみに,グラン・ブルーと言うのは,リュックベッソン監督の映画のタイトルです。

 

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 そんなくらい,書くことが無いナカニシですが,そうです。そうなんです。

今週末には,彼らの,そして俺たちの試合があります。

 

8月25日(日)15:00

対戦相手は,アウェイ東京で思いっきり負けた東京武蔵野シティです。

しかーし!

ここは鈴鹿。そしてAGF。

ホームやぞ!!!

勝つぞーーーーー!!!オラーーー!!!

 

 

 

と,言う事で,ちゃんと許可が取れましたので,チラシ配布をしようと思います。

 

カニシはチラシをまいて,まいて,まきまくって,ひとりでも多くの人に,この街にこれほど素晴らしいサッカーチームがあることを知ってもらいたいです。

「我らの誇り,この街の夢」でも,試合のある日を知らなければ,見に来るというアクションは期待できません。

そして,試合の情報などは,全然,全く,周知・広報が足りないのが現状です。

ほんの1ミリでもチームのために,選手のために,何か協力したい。

 

そのために後半戦のチラシを配ります。

ものっ凄い見たことのあるようなチラシですが,新作です。

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日時:8月24日(土)15時から1時間程度

場所:俺たちの大切なスポンサーイオンモール鈴鹿さんにて

集合場所:イオンモール鈴鹿の東側バスロータリー付近。

 

前半戦と一味違う?配布をしちゃいます。

選手もお手伝いに来てくれるかも?知れません(未定)

 

鈴鹿サポーターのみなさん,鈴鹿アンリミテッドのボランティアのみなさん,少しでも協力可能な方,無理の無い範囲で構いませんので,チラシ配布のご協力お願いします。

 

みんなの力で,少しでも多くの人をAGFに来てもらって,今以上にホーム感を出しちゃいましょう。

 

 

もうすぐ試合だ!

 

楽しみだ!

 

ではまた。

 

(今後の試合)

 

JFL第18節 8月25日(日)15:00 東京武蔵野シティ @AGF陸上競技場(鈴鹿市

JFL第19節 8月31日(土)15:00 ホンダロックSC @串間市陸上競技場(宮崎県串間市

JFL第20節 9月8日(日)12:00 ラインメール青森 @AGF陸上競技場(鈴鹿市