ずーっと何も更新していなかったので,「ナカニシの奴は何してんだろうな?」と思っていたみなさん,こんばんは。
実は,公私ともにめちゃくちゃ仕事していたナカニシです。
そして,ちょこっとお疲れ気味です。
本日,JFLが再開されました。
半分中止なので,2戦目ですが17節になります。
コロナウイルス感染症の影響で,JFLのみなさんやチーム関係者のみなさんは,特に大変なことだったと思います。
今後,コロナウイルス関連が落ち着いて,一日も早く,以前の生活に戻れることを願っています。
今日の対戦相手は松江シティ(以下,松江と書きます)。
JFL昇格の道中で,何度も何度も死闘を繰り広げた相手。
久しぶりの試合,しかし無観客の開催。
鈴鹿では少数ながら,毎日のようにコロナ感染者が出ている。
そのせいか?鈴鹿は夏の間の中断期間でも十分な練習試合が組めなかった。
前週,本番さながらの紅白戦を行ったが,試合勘がどこまで戻っているのか気にかかる。
猛暑のホーム三交で,熱い戦いが幕を開ける。
サポーターはどんな時も選手と共にある。
いくぜ!
本日のスタメン(以後敬称略)
FW 7リンタロウ,15菊島卓
MF 6藤田浩平・25和田篤紀・11遠藤純輝・18佐藤和馬
DF 34野口遼太・4キローラン木鈴・20中村俊貴・14蓮沼翔太
GK 30セルヒオ・アレナス
試合開始。
スタメンは,GK以外は三重県選手権決勝と同じメンバー。
松江は3-5-2のフォーメーションでサイドをワイドに使ってくる。
サイドに必ず一人余るので,鈴鹿のサイドバックも広めにポジションを取る。
試合開始から,早速サイドの攻防が始まる。
早い時間帯で,両チーム共にコーナーキックを獲得している。
鈴鹿は,サイドを突破されて,えぐられているわけではないが,松江は大きなサイドチェンジよりも,一点に集中した丁寧なサイド攻略をするので,コーナーキックに逃げざるを得ない。
それにしても・・・なんか違和感がある。
全体的に省エネのプレイで,セーブしているように見える。
この試合が唯一無二の大一番という感じがしない。
猛暑なので,なるべく無理をせずに勝とうとしている感じ?
どうした?
みんなどうした?
前半7分。
ネット中継が途切れる・・・。
どうやら機材が暑さで熱暴走し,調子が悪いらしい。
チームの試合のツイートを見ながら,選手の頑張りを祈る。
しかし・・・
前半13分。
松江のミドルシュートで失点(見てない)。
0-1
そして・・・
前半17分。
リンタロウ(7)のゴールで同点(見てない)。
1-1
前半29分にネット放送が復旧。
試合は松江ペース。
パスの精度が良いのと,良く走り,良く見ている。
鈴鹿より松江のほうが走っているけど,ミスが少ないので無駄が無い。
一目で感じる。
これは2018年の地域CLの時の,強い強い松江だぞ。
松江がサイドに強いことは戦前から分かっていた。
ポイントとなるのは,攻守ともに左の野口と右の蓮沼。
左サイドバックの野口遼太(34)
この試合の野口は,ナカニシがこれまで見てきた野口のプレイの中で一番よくなかった。
クロスボールの精度が悪く,中のフォワードには一度も合わせられなかった。
また,縦へのパスの距離感や,サイドチェンジの際のロングパスも,目測が定まらなかった。
ミラの狙っている(と思う)サイドチェンジが,逆に鈴鹿の縦への推進力を消すことになり,攻撃の形という形ができなかった。
この違和感は試合が終わるまで続いた。
野口,自分でも今日の結果は納得いかないだろう。
それを乗り越えようぜ。
次,やったろうぜ!
ナカニシはスタンドから声は出せないけど,野口を全力応援するぞ!
右サイドバックの蓮沼翔太(14)
質実剛健な落ち着いたプレイができる蓮沼。
そこに食い込む松江のサイド攻撃。
松江攻撃陣は,ボールと共に人も良く動くため,数的優位を各所で作る。
蓮沼も後手後手に回りつつも,何とかぎりぎりでしのいでいる。
時にファウルでしか止められない場面もあるが,何とか耐えている。
松江に合わせて,鈴鹿もサイドがワイドに開きつつある。
その分,ディフェンスラインの選手間が離れており,その間に松江のトップがオフサイドギリギリの飛び出しを狙う。
蓮沼。今日はちょっと仕事が多いけど,何とか耐えてくれ。
後半は松江も運動量が落ちるはず。
それまで辛抱だ。
鈴鹿のリズムではなく,松江のやりたいような試合展開となっている。
鈴鹿はそれに対応しつつ,個人の力で打開を狙う。
右サイドハーフの,佐藤和馬(18)
視野の広い和馬ならば,試合展開が良くないことはよく分かっているだろう。
多少強引にでも前線で起点を作り,鈴鹿のラインを押し上げないと防戦一方となる。
ガツガツ行きながら,右サイドを押し込む和馬。
後ろから蓮沼(14)がフォロー。
そして,中に待つリンタロウ(7)と菊島(15)へ。
和馬から何とか鈴鹿は攻撃の糸口をつかみたい。
試合展開は,4対6で松江ペース。
松江のサイドは中には進入できないものの,クロスの精度が良く,鈴鹿のディフェンスとゴールキーパーの間に精度よくクロスを入れてくる。
そのため,鈴鹿ディフェンスはコーナーへ逃げざるを得ない。
鈴鹿のゴールを守るゴールキーパー,セルヒオ・アレナス(30)
コーナーキックに対して,長い体を精いっぱい伸ばし,先にボールに触る。
キャッチに欲張らず,シンプルにボールを弾く。
また,サイドからの早いクロスにも対応し,きっちりキャッチする。
いつもより,セルヒオがボールに触る回数が多い。
シュートではないので記録には残らないかもしれないが,鋭いクロスがたくさんゴール前に放り込まれた。
セル。頼むぞ!
鈴鹿の選手同士の距離感は修正されない。
コンパクトではなく,なんか全体的にスペースが多い。
また攻撃時もバタついていて,パスが長すぎたり,逆に行ってしまったり。
そしてそれを追う選手の反応も悪い。
暑いと思う。そりゃ暑いだろう。
だけど,条件は相手も同じ。
みんな頑張ってくれ。
チャンスが来るまで耐えてくれ。
後半41分。
それが偶然,松江のフォワードの選手の足元に。
鈴鹿はディフェンスラインの選手間が広いため,寄せるのに一瞬かかってしまう。
木鈴が走るが間に合わず,きっちりシュートを打たれ失点。
1-2
崩された訳ではわけではないし,ある意味,アンラッキーかもしれない。
だけど,そこを予測して,先に動いた選手は,残念ながら松江の方だった。
前半も終盤。
選手たちの足取りが重くなっている。
ナカニシの目から見て,前半良く動いていたのは松江。
しかし,鈴鹿の足が先に留まる。
ハーフタイムで修正できる。
なんとか1ビハインドで前半を終えたい。
ボランチの和田篤紀(10)
和田もポジションを動きながら,縦へのスルーパスか,楔のパスを狙っている。
普段ならば,サイドに展開するところ,一発で縦を狙う和田。
フォワードの菊島(15)とリンタロウ(7)が,松江の3バックの間に入りつつ,斜めに走り狙っている。
サイドに強い松江に対し,和田はいつもより中で勝負しようとしているように見える。
曲者の和馬(18)もサイドから侵入してきた。
和田から何か起きそうだ。
篤紀,ガンバレ!
ここで前半終了。
家にいても暑い。
(選手と少しでも同じ環境にいるため,エアコンをつけていない。)
現地はもっともっと暑いだろう。
選手たちの勝ちたいという気迫が見えないわけじゃない。
ただ,それ以上に体が重く,相手のプレイにリアクションで後手に回っている。
ボールを持っても,一瞬の間があり,ワンテンポ遅くプレイしている。
残念ながら,鈴鹿のプレイにスピード感が感じられない。
どうした?
みんなどうした?
スタンドから大きな声で応援できたらいいのに。
ハーフタイムで修正してくれ。
大丈夫。
時間はたっぷりだ。
後半開始。
前線で頑張る,エフライン・リンタロウ(7)と菊島卓(15)
両者とも一騎当千の素晴らしい点取り屋。
リンタロウはこの試合,1ゴールを上げているので調子も悪くないはず。
菊島も左右に流れながらボールを求める。
しかし,なかなかフォワードにボールが入らない。
こんなに入らないかというほど入らない。
サイドは松江が押さえている。
そのどれもが精度を欠き,前線とタイミングが合わず,形を作り出せない。
これはキツイ。リンタロウも菊島もキツイ。
この暑さで我慢比べのような試合になった。
リン,菊。
もうちょっと我慢してくれ。
流れは来るはずだ。
後半修正できるかと思った鈴鹿だが,修正の糸口が見えない。
これが,鈴鹿のサッカーか?
スペースが大きく開いており,ディフェンスライン直前ですら,松江にワンツーで通される。
ファウルが増えて,焦りも見える。
攻撃時にはトラップミスやパスミスで,スピードに乗る前に引っかかってしまう。
どうした?
後半16分。
(OUT)18佐藤和馬 ⇔ (IN)28小澤司
(OUT)14蓮沼翔太 ⇔ (IN)26今井那生
戦況を打開しゲームを鈴鹿主導で作るため,小澤を投入。
イエローカードを1枚もらっていた蓮沼に代わり,元気なナイキが入る。
このメンバーチェンジで,鈴鹿は多分4-3-3になった。
(多分)3トップの右に入った遠藤純輝(11)
自分で現状を打開するため,ドリブルで進入する。
後ろからはナイキのフォロー。よし!
積極的に勝負を仕掛けるが,サイドがどれだけ崩されても,松江の3バックは不動のため,クロスは入れられても中に切り込むことができない。
また,鈴鹿の攻撃時に中盤の押し上げが遅れるようになってきた。
攻撃陣とディフェンス陣の間に大きなスペースができている。
セカンドボールを奪うことができず,純輝の攻撃が突破口にならない。
キツイ。
孤軍で走っている分,純輝はキツイだろう。
ガンバレ!純輝!
前週の紅白戦でも,両者ともに良いプレイをしていた。
2人とも調子が良く,鈴鹿のハイレベルなセンターバック陣の中でスタメンを確保したのも納得。
しかし,この試合ではとにかくリズムがつかめない。
特に後半は,全体に焦りがあるため,小さなミスが多発し,その影響でバックパスの精度が悪い。
俊貴と木鈴がミスすれば,直接失点につながる。
不安定なパス回しと,全員の焦りの中で,組織的なディフェンスというよりは,とにかく逃げるディフェンスになってしまう。
鈴鹿の中心,藤田浩平(6)
試合の内容が悪い時は,選手全員がなんかおかしくなるので,なかなか修正できない。
そんな中で,試合中にペースを変えられるのがキャプテンの藤田。
「藤田!何とかしろ!」と後半始まってからずっと思ってるナカニシ。
その藤田も,今日は相当動きが重く,精度も悪い。
また,ポジションもかなり低い。セカンドボールの奪取が得意な藤田が良い場所にいないため,攻撃が波状攻撃にならない。
藤田にしては珍しいパスミスも出ていて,サイドに展開すべき野口との連携も合わない。
あれっ?て思うほど精彩を欠いている藤田。
どうした?
どうした藤田?
後半26分
(OUT)6藤田浩平 ⇔ (IN)25出岡大輝
昨年,全試合フル出場のキャプテン藤田が交代。
ここでスパッと変えるのか?
ミラの采配に少し驚いたナカニシ。
既に3トップ。
さらに小澤(28)がトップ下。
中盤に強力な左の出岡(25)。
ゲームを組み立てて勝負というより,殴り合いでも勝ちに行く選択か?
鈴鹿はパワープレイに近い戦術。
早い段階でクロスを放り込み中で競り合って,こぼれたらセカンドボールを狙う。
しかし,松江もディフェンスが粘っているので,精度を欠いている鈴鹿のクロスは得点機を作れない。
また,サイドは変わらず張っているため,サイドからの侵入もできない状態。
松江。ディフェンス固い。
やはり2018シーズンの強い松江とイメージが重なる。
後半36分
(OUT)4キローラン木鈴 ⇔ (IN)3川里光太郎
(OUT)7エフライン・リンタロウ ⇔ (IN)13斎藤翔太
木鈴も交代。
キャプテン藤田(6)と,副キャプテン木鈴(4)が交代というのは,かなりの緊急事態。
ゲームプランもあったもんじゃないだろう。
キャプテンマークはすでにもう1人の副キャプテンである野口(34)が巻いているが,野口も普段の良さは出ていない。
松江は無理に攻めないが,攻めるときはピタッとパスを通してくる。
この試合,ずっとスッキリしなかったのは,鈴鹿のパスの精度の悪さだと思う。
いろんなところで,合わず,引っかかり,逆に行き,最後までスピードを上げられなかった。
比べて松江は,ボールも人も動きつつ,「止める蹴る」の精度が高かった。
残り時間わずかで光るプレイを見せたのは,途中交代の斎藤翔太のドリブルでのカットインだった。
相手を見ながら後出しで抜いていくドリブルは,もっと長時間見たいプレイだった。
斎藤翔太。要注目!ガンバレ!
試合終盤には,川里(3)のロングスローで競り合うが,一番高いリンタロウはすでに交代している。
ちぐはぐなパワープレイも効果を出せず・・・。
試合終了。
両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。
この試合開催にあたって,多数の関係者の方のご尽力をいただいています。無事に試合ができたことを心より感謝いたします。
暑い中の会場設営,スタッフのみなさんもお疲れさまでした。
機器のトラブルも大変だったと思いますが,試合を見ることができて感謝しています。
試合運営は,1試合1試合が課題と対応の繰り返しです。
次はボランティアスタッフで参加させていただきますので,よろしくお願いします。
ボールパーソンの生徒さんたちも,暑い中,本当にお疲れさまでした。
試合終盤,なるべく早く選手にボールを戻そうと走っている姿が見えました。
ありがとうございます。
松江シティには,みんなの大好きな泉宗太郎選手が所属しています。
たくさんの笑顔と,たくさんの涙を私たちと共に過ごした鈴鹿の大功労者です。
この試合が無観客試合となって,泉選手に会えないことを嘆く人もたくさんいたでしょう。
ナカニシも泉選手に会いたかった!
試合は完敗でした。泉選手ナイス!
今後の試合もがんばってください。
松江のみなさん,泉選手をよろしくお願いします。
次戦はJFLのルールである応援制限があるため,歌は歌えません。
↓(来場前にご一読ください。)
http://www.jfl.or.jp/jfl-pc/view/s.php?a=1599
ナカニシの主観ではありますが,
試合内容はとても悪かったです。
ちょっと元気が出ないほど,得点の匂いがしませんでした。
でも,たぶん,この試合が今シーズンで一番悪い試合となるでしょう。
そんな時,サポーターって何考えると思いますか?
ナカニシは,負けて厳しい時こそ,選手たちと共に戦おうって思います。
来週は,
俺たちも会場に行って,
共に戦うぞ!!!
(声を出して応援できないけど)
あと1週間。
今日疲れた体を休めて,そして次に勝つためのトレーニングをしてください。
俺たちはこんなもんじゃない。
なっ!
ナカニシが保証します。
次!勝つぞ!!!
ナカニシは選手たちと共に戦えるのが,楽しみです。
ではまた。
(今後の試合)
◇JFL第18節 8月30日15:00 対 テゲバジャーロ宮崎@三交鈴鹿メイン
◇JFL第19節 9月5日(土)15:00 対 Honda FC @三交鈴鹿メイン
◇天皇杯1回戦 9月16日(水)19:00 対 マルヤス岡崎 @瑞穂陸上
◇JFL第20節 9月12日(土)15:00 対 東京武蔵野FC @AGF鈴鹿
⇒ 今後の状況により変更可能性あり。
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