みなさんこんばんは。
ナカニシがブログを書き始めて,もう13年になります。
書き始めから終わりまで,だいたい4時間から5時間かかります。
「いつも見てます」とか,「大変ですね」とか,いろんな人に言われます。
でも,全然大変じゃありません。
「試合を見に来れない方のために,試合会場の興奮を伝えたいです」
とか,カッコつけて言ってましたが半分ウソです。
今はYouTubeで配信されているので,試合内容を知ることは簡単です。
だから,
ナカニシは,選手をほめたくて,称えたくて,自慢したくてブログを書いています。
俺の!
俺の!
俺の!
話を聞いてくれ!
うちの自慢の選手達の活躍を聞いてくれ!
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試合の朝。
バキバキに緊張しているナカニシは,相変わらず早朝から起き出す。
今日の試合は,無観客かつ会場非公開で行われる。
そのため,試合会場が分からないので,とりあえず宮崎県の方向をグーグルマップで調べて一礼。
雨が心配。
怪我が心配。
緊張していないか?(ナカニシは緊張している)
ちゃんとご飯は食べたか?(ナカニシは気持ち悪くて食べられない)
全部の不運はナカニシが代わってあげたい。
選手たちに幸運を。
中断期間開けの対戦相手はホンダロックSC(以下,ロックと書きます)
今シーズンの開幕戦の対戦相手。
西村選手の終了間際の奇跡のロングシュートでなんとか1-1で引き分けた相手。
ナカニシのイメージだけど,ロックのような企業チームは,連携が整っていて,一本筋の通ったブレの無いチームが多い。
鈴鹿は何度もロックにやられている。
苦手な相手と言ってもおかしくない。
開幕戦は選手達の固さが目立った。
中断期間開けの最初の試合。開幕戦と同様のシチュエーション。
選手達にも重いプレッシャーがかかっているだろう。
こんな時に,スタンドでラジオ体操をしたりして,選手たちの緊張をほぐしたい。
同じ横断幕を張って「あれ?ここAGFやん?」と錯覚を起こしたい。
今の自分には,何もできないのが辛い。
午前中は,新ポスターを配るため,あちこちを回る。
何か体を動かしていないと,落ち着かない。
帰宅してからユニフォームを着て準備をしてから,ネットの画面を見る。
なんと試合会場は串間だ!
忘れもしない!2019年のホンダロックアウェイ戦の会場。
ロックに何もさせてもらえないほど圧倒的に負けて,ずっと凹んで帰った,あの串間か!
(写真は2019年のもの)
絶対に勝つ!
あの日,帰りの鹿児島空港で食べた黒豚トンカツは,全く味が分からなかった。
絶対にカツ!
いくぜ!
本日のスタメン(以後敬称略)
FW 24川森有真・7リンタロウ
MF 4橋本晃司・6西村仁志・36日根野達海・11遠藤純輝
DF 2原広樹・17佐藤昂洋・20中村俊貴・40松木駿之介
GK 23岩脇力哉
※この試合にはNカメラマンが帯同していませんので,写真はありません。
一部,写真を使用していますが,これは今日の写真ではありません。
試合開始。
ロックはがっちりした4-4-2。
鈴鹿も4-4-2だが,刈谷戦を見る限り,三浦監督はフォーメーションをバンバン変えるので,この後どうなるか分からない。
ネットの放送を見ていても,風の音がゴーっと聞こえている。
フラッグもちぎれるほどになびいている。
鈴鹿は前半向かい風(コイントスでロックが追い風を選択した様子)
そういえば,開幕戦のロック戦も激しい風の日だった。
試合開始直後はロックのペース。
しかし,怪我から戻ったセンターバックの佐藤昂洋(17)が,スムーズに試合に入り,落ち着いたプレイを見せる。
センターバックの「スカイハイ」,佐藤昂洋(17)
顔立ちは好青年だが,その心は足元の芝を焦がしそうなほど熱い。
怪我で試合に出られない日々。同じポジションの選手たちの活躍。
砂粒でピラミッドを作るように,コツコツとトレーニングを続けた昂洋。
知ってるぞ!ナカニシは見てたぞ!昂洋!
久しぶりの試合にもかかわらず,昂洋はとても落ち着いている。
ボランチの西村仁志(6),日根野達海(36)とのパス交換。
同じセンターバックの中村俊貴(20)とのマークの受け渡し。
足元に不安は無い。
その上で,ハイボールを放り込むロックに対して,十分に体のバネを溜めて迎撃できている。
前半の昂洋は,強風でもハイボールの落下点を見誤る事は無かった。
昂洋!
よっしゃ!
絶対に負けるな!
開始直後はロックに押し込まれていたが,鈴鹿のディフェンス陣は全く揺るがない。
左で起用された原広樹(2),初出場の松木駿之介(40),怪我明けの佐藤昂洋(17)。
試合開始前の鈴鹿のディフェンスには,ナカニシ的に不安要素があった。
しかし,これを束ねる男は,レベェェェルが違う!
センターバックの,「鬼俊貴」,「マッスルキングダム」,中村俊貴(20)
この試合のサイドバックは,両人ともに縦に強く出るタイプ。
サイドバックの裏,またはセンターバックとサイドバックの間のスペースを取られると危ない。実際に,これまでの鈴鹿は,その部分に侵入されて失点する場面が見られた。
ロックの早い攻撃に対して,一瞬の躊躇があればやられてしまう。
俊貴は,サイドのカバーリングも,ディフェンスライン裏へのケアも,思い切って走っている。
と言っても,カバーリング中心のスイーパーなプレイをしているわけではない。
フィジカルが強いロックの攻撃陣に対して,ガツンガツンという音が聞こえるほど体をぶつけていく俊貴。そして,一歩二歩前に進み,中盤の競り合いに対しても存在感を出す。
自分からアクションすることに対してミスを恐れない。
リスクを感じつつも,自分を信じてプレイする。
強い!
夏を越えてさらに強くなっている!
俊貴!ナイスだ。頼むぞ。
開始10分は,両チーム共に落ち着いた展開。
ロングボールをサイドの裏に放り込みつつも,強風で距離感が合わない場面が多々ある。
鈴鹿はサイドでスピードが出ないので,まだ展開は早くない。
ただ,ナカニシはこの展開をシーズン開幕戦で見た・・・ような気がする。
この展開は・・・ロックの狙う試合展開だ。
左サイドハーフの,「名人」,橋本晃司(4)
この試合ではキャプテンマークを巻いている。橋本!頼むぞ!
左サイドから試合を組み立てるが,ロックのディフェンスが硬く,前線でここぞというチャンスボールを入れられない。
4ディフェンス4ミッドフィールダーで陣を張るロックに対して,鈴鹿はサイドで数的優位を作り出せない。
橋本のキレのあるサイドチェンジも,強風の影響でうまく逆サイドに展開できない。
しかーし。ゲームを作れないならば自分で決めに行く橋本。
川森からのふわりとしたクロスボールに対して,サイドから斜めに入ってきて,相手マークを外してダイレクトボレーシュートを放つ橋本。
おっしい!もう少し!
橋本は,前半15分にもダッシュで斜めに走り,惜しいシュートを放った。
サイドからマーク外して入ってくるのが絶妙に上手い!
橋本,夏の間にコンディション整えてきたんじゃない?
良く走れている。
良く戦えている。
素晴らしい!
どんどん行こうぜ!
前半の半ば。
ナカニシ的な意見だけど,
ロックの強さは「カウンター」と「セットプレイ」だと思う。
そして,カウンターを有効に使うため,相手を喰いつかせる硬いディフェンスが,チームの土台になっている。
また,フィジカルが強く,連携の整っているロックのセットプレイは本当に脅威。
さらにさらに,ロックの右サイドはロングスローを投げてくる。
これが怖い。
左サイドバックの,「鬼神金剛」,原広樹(2)
試合開始時点で,ナカニシは広樹が左をやるのが,ちょっと心配だった。
右サイドの広樹が凄いのは良く知っている。たけど,左はどうだろう?
前半のロックは,とにかく徹底的に広樹の左サイドを攻めてきた。
ロングスローは鈴鹿の左サイドの選手だけのようで,逆サイドはロングスローではなかった。
なので,鈴鹿の左を狙うのは,この試合のロックの作戦だったのかもしれない。
スローインに逃げても,セットプレイに匹敵する高精度のロングスローが飛んでくる。
ロングスローを気にして,判断が遅れたり,迷いが生じたり,無理なプレイをすると一気にやられる。
しかーし。広樹はタダでは絶対に左サイドを通さない。なぜか?それは広樹だから!
実際に,前半のロックの猛攻の中で,広樹のサイドは突破されることは無かった。
攻撃力もある広樹だけど,その気持ちを抑えてディフェンス中心の我慢のプレイ。
一度,ズバッとオーバーラップしたが,やはり左のクロスはやり難そうだった。
前半の激しいディフェンスの中でイエローカードを受けたが,広樹のプレイはゴールドカードだったぜ!(ごめん。良い例えが浮かばなかった)。
試合は膠着し始めた。
強風で大きな展開ができない中で,ロックは選手間の距離がコンパクトに整っている。
そのため,鈴鹿の選手が1人抜いても,次の瞬間,ロックにボールを奪われている。
ロックは選手間の距離が近く,2人目の寄せが早い。
鈴鹿は攻撃の糸口をつかみたいが,攻撃が単発で終わっている。
左の原広樹(2)は,ロックの攻撃の圧力でディフェンス中心とならざるを得ず,サイドハーフの橋本晃司(4)と連携が取れない。
また,右の遠藤純輝(11)も,初出場の松木駿之介(40)とまだ息が合わない感じがする。
ゆったりとしたペースの中で,ロックはカウンター一撃を狙っている。
ボランチの,「鈴鹿の未来」,日根野達海(36)
ロックのカウンターを止めるには,そのパスの出どころを押さえるのが一番。
大学ルーキー(のはず)の日根野だが,とにかくプレイが大人っぽい。
同じボランチの西村(6)とポジションを縦横無尽に変えているにもかかわらず,必ず良い所に日根野がいて,ロックにアクションしている。
全方位から激しく削られるので,試合中に痛める場面もあるが,何とか大丈夫のようだ。
前半戦の鈴鹿と最も違うのは,クサビのパスの切れ味!
そのクサビを一番さばいたのは日根野だと思う。出すのも受けるのも。
ディフェンスからのクサビを受ける。自分から前線にクサビのパスを出す。
そのうえで,バイタルエリアは一度も留守にならなかった。
見事!日根野!
鈴鹿のボランチの日根野達海(36)と,西村仁志(6)が中盤をしっかり押さえている。
その位置から,前線につないているのだが,ラストパスが続かない。
ロックのディフェンスの硬さと強さを見せつけられる展開。
フォワードの,「褐色の稲妻」,川森有真(24)
前線で裏を狙うが,ロックディフェンスのマークが外せない有真。
徐々にボールを受けることができなくなり,前線で孤立し始める。
有真自身も,右サイドの遠藤純輝(11)とポジションを入れ替えて,打開策を探るが,シュートまで持っていけない。
ゴールラインを割ると思われたボールに,全力疾走で追いつき,喰らいついてマイボールにした。ナイスプレイ!
しかし,それでもこの試合はゴールまでが遠い。
この試合の川森有真は得点0。シュート数0。
有真,この悔しさを忘れるな。
自分自身への怒りが,明日からの自分を育てるはずだ。
そして,もっとエゴイステッィクな有真を見せてくれ。
なっ!
突破口が見いだせず,モヤモヤした時間が過ぎる。
鈴鹿もロックもシュート数は少ないだろう。
でも,そんなときに危ないのがカウンター。
前半32分。ロックの狙い通りのカウンターが炸裂!
ロックは中盤でボールを奪い,すぐさまトップスピードで走る選手へスルーパス。
ワンタッチで角度を変えられ・・・ゴールキーパーと1対1に。
危ない!
鈴鹿のゴールを守る,「男岩」,岩脇力哉(23)
この大ピンチのシーン。
ゴールキーパーと1対1。
この時,ナカニシが一瞬思ったのは,「岩脇は止める!」という根拠のない確信だった。
一瞬の間に,岩脇は足を滑らすように前に飛び出し,シュートコースを完全封鎖してゴールを守った。
ただ単に飛び出した訳ではなく,相手がドリブル中に角度を変えることも,どの位置にシュートを打つかということも,仲間がどのコースを消してくれているかということも,岩脇には完全に見えていた(本当)。
岩脇のプレイを説明する際に,何度も引き合いに出しているが,ゴールキーパーで唯一,年間VictoryCross大賞を受賞した柴田大地選手のプレイとよく似ている感じがする。
大ピンチに抜群に強い!それが岩脇の力哉。
ゴールキーパーのピッグプレイって,カッコいいやん。
ナイス!力哉!
今日のプレイはスクール生の教材にしようぜ!
試合は変わらず膠着していて,ゆっくりなペース。
何か起きそうな感じもするけど,このまま終わっちゃう気もする。
ロックはとにかく硬く,鈴鹿は突破できない。
同じように,中村俊貴(20)を中心とする鈴鹿ディフェンスも崩れる気配はない。
この均衡を破るのはミスか?それともセットプレイか?
ナカニシが見た三浦監督の練習は,とにかく選手たちは考えることを要求されていた。
だからといって,考え過ぎて判断が遅れることも怒られていた。
今,選手達は,どうこの試合を攻略するか考えているだろう。
確かにこの試合は膠着している。
モヤモヤした感じがして,互いに攻めきれない。
このままだと,今までと変わらないと言われる試合なのかもしれない。
ただ,
ただ,
今までとはなんか違う気がしているのは,ナカニシだけか?
右サイドハーフの,「ハートのエース」,遠藤純輝(11)
怪我から復帰した純輝だが,まだ本調子ではなくロックディフェンスを突破できない。
鈴鹿の攻撃はサイドが強い。特に遠藤純輝の突破は鈴鹿の得点源の一つ。
前半のロックは右からの攻撃が少ないため,徐々にディフェンスをサイドバックの松木(40)に任せて,中にポジションを取り始めている。
強風の逆風で,鈴鹿の攻撃の起点であるリンタロウからのヘディングでの落としが拾えていないため,ここで純輝が中で拾ってくれるのはチャンスになりそう。
前半の終盤に,中に切れ込みシュートを放つ!
まだまだ本調子じゃないけど,純輝らしいプレイが出ている。
純輝,得点頼むぜ!
ベンチから,小澤司コーチと,高宮GKコーチの声が聞こえている。
その声を聴くと,何となく,ミラ監督の怒鳴り声や,小澤通訳の落ち着いた声も聞こえてきそうな気がする。
ここで前半終了。
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今日はそれほど暑くない。
でも,自分の部屋のパソコンの前で,汗だくのナカニシ。
パソコンの前と言っても,座っていられないのでずっと立って見ている。
ハーフタイムに再度グーグルマップで,串間の競技場の方向を調べて祈る。
(このあたりはクレイジーなので気にしないでください)
試合展開はゆったりとしている。
このままだと,完全にカウンターにハメるロックの形。
硬いディフェンスに阻まれ,鈴鹿は良い形を作れない。
前半は4-4-2のフォーメーションが崩れることは無かった。
中断前の刈谷戦とは全然違う三浦采配。
ちなみに,今,試合で使っている形は,練習や公開の練習試合で見たものとも,ちょっと違う。
刈谷戦で見た鬼のような三浦監督が,このまま終わらせるわけがない。
そして,選手たちもよく分かっているはずだ。
いくぞ!いくぞ!
GO!の中のGO!
もう一回,串間に向かって祈る。
念よ!届け!
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後半開始。
(OUT)11遠藤純輝 ⇔ (IN)19田村翔太
(OUT)17佐藤昂洋 ⇔ (IN)26今井那生
三浦監督は前節もハーフタイムで交代してきた。
この試合でも,怪我明けの2人をハーフタイムで交代する。
後半開始から試合は鈴鹿ペースに。
追い風がロック陣内に進入する。
鈴鹿のフォワード,「ER7」,エフライン・リンタロウ(7)
前半は向かい風からのポストプレイに苦しんでいた。
どうしても,ロックゴールに背を向けてのプレイが多くなっていて,リンタロウの良さが出し切れなかった。
後半は,ヘディングで競り合うより,ロックのディフェンスラインに一緒に入って,グラウンダーでボールを求める。
ボランチの,西村(6),日根野(36)からは,クサビのパスが入っているが,リンタロウに上手く渡らずに,なかなか前を向くことができない。
シャドウのように狙う川森有真(24)との連携の線は切られているが,交代で入った田村翔太(19)も中に入って裏を狙う。
そして,後半は特にコーナーキックが増えてきた。
コーナーキックを頭で叩き込むリンタロウが見たい。
リン!頼むぞ!
試合内容は前半と同じ感じだが,よりロック陣内でのプレイが増えている。
しかし,引いて守るロックを攻めあぐねて,前半は少なかった鈴鹿のディフェンス間でパス回しが出ている。
前線もマークを外せないため,パスコースが無い。
時間がじりじりと過ぎていく。
後半16分。
(OUT)2原広樹 ⇔ (IN)13蓮沼翔太
前半にイエローカードをもらっていた原広樹(2)が交代。
サイドでゲームを作ることのできる蓮沼(13)が左サイドバックに入る。
ボランチの,「セクシーフットボール」,西村仁志(6)
日根野(36)とのコンビが非常に上手くいっていて,穴の無い中盤になっている。
日根野が行ったら西村がフォロー。西村が行ったらこぼれ球を日根野が回収。
2人の連携も見事だが,前半はなかなか攻撃参加が出ていなかった。
特に,この試合では海口彦太(8)が警告累積で出場出られないため,中盤からの前線に飛び出す攻撃参加が少し寂しい感じがする。
後半に入り,ロックが引いて守っているため,西村が徐々にポジジョンを上げて行く。
セカンドボールを奪い,前線に波状攻撃。
西村の押し上げたスペースは,センターバックの中村俊貴(20)が埋めている。
良い感じになってきた。
あの日も風が強かったよな。
できればミドルシュートを打ってほしい。
ドンドン行こうぜ西村!
後半からセンターバックに入った,「我武者羅100%」,今井那生(26)
那生の良い声がネット越しに良く聞こえている。
膠着した試合の中で怖いのは,知らず知らずのうちに緩んでしまうことだ。
那生の声がチームを引き締めている。
そして,後半増えてきたコーナーキックを決める那生が見たい!
あの,ズバコーーーン!という必殺のヘディングシュートを決めてくれ!
那生,コロナで個人チャントを一度も歌ってあげられないけど,全力で応援してるぞ。
勝とうぜ。勝って笑おうぜ。
後半22分
(OUT)24川森有真 ⇔ (IN)15菊島卓
菊島(15)が右サイドバックに入り,松木駿之介(40)が右サイドハーフへ。
田村翔太(19)がリンタロウと2トップになる。
後半半ばの最後のウォーターブレイク。
試合の残りは1/4。
三浦監督が選手に指示をしている。
このままだと,ロックの術中にはまってしまう。
そろそろ,強引に勝負に行ってもいい。
途中から入った,左サイドバックの蓮沼(13)がかなり高い位置を取って,橋本(4)を押し上げている。
しかし,サイドに押し出されてしまい,中に切れ込むことができない。
右サイドバックの菊島(15)も,前方へ入り出すチャンスを狙うが,サイドハーフの松木(40)とのタイミングが合わず,パスが通らない。
ロックは,単に鈴鹿の攻撃を弾き返すだけでなく,サイドに押し込んだり,要所のパスコースも上手くつぶしている。
そのため,鈴鹿は何かリズムに乗れず,つんのめった感じになっている。
さらに,ロックは常にカウンターのロングパスを狙っているため,ディフェンスも油断できない。
息苦しいような圧迫感。
なんとか点が欲しい。
こんなに押しているのに,ゴールどころかシュートも遠い。
試合は終盤になる。
時間がない。
そんな時・・・。
左サイドハーフの,「ファイヤーボール」,松木駿之介(40)
右サイドバックで初出場し,選手交代により後半は右サイドハーフでプレイしている。
練習でもプレイを見たが,松木のプレイは火のようなプレイ。熱いだけでなくその姿はとても眩しい。
この試合,サイドバックの時から献身的なプレイを続けていた。
アップダウンも休みなく走り続け,試合をキッチリ支え続けていた。
本当に初出場か?と思えるほど堂々たるプレイ。
そして,試合終了間際には,リンタロウ(7)が競り合ってこぼれたボールをかっさらって,そのままドリブルで突進。
右に田村翔太(19),左に橋本晃司(4)が走っていて,ロックディフェンスは的を絞れない。
その隙をついて,ロックディフェンスに「思いっ切り」突っ込む松木!なんと!マジか!
松木の突撃はロックディフェンスに挟まれて潰されそうになるが,最後まで一歩でもゴールに向かう姿勢は素晴らしかった。
熱い。
松木めっさ熱いやん!
ガンバレ!
残り時間はわずか。
ロックの術中にはまり,この試合ドローか?という気持ちがどうしても顔を出してしまう。
ロックはゴールキーパーも時間を使い始めた。
押されているし,ドローでも良い感じのプレイになってきた。
しかし・・・後半44分。
左の蓮沼翔太(13)から,リンタロウ(7)へ。
リンタロウ(7)から,松木駿之介(40)へ。
松木がチョンと前方に蹴り出す。
そこにいたのは・・・
「スピードスター」田村翔太(19)!!!
田村がボールを受けて,一瞬で半歩だけ相手をかわす。
そしてシュート!!!
きた!きた?マジ?決まったの?
ゴーーーーーーール!!!1-0
田村翔太(19)のシュートは,良い意味で力が抜けていた。
冷静で,落ち着いていて,サラッと決めたように見える。
ボールを受けてから,体が勝手に動いたかのような,美しいゴールだった。
タムショー!見事だ!
残り時間はわずか。
アディショナルタイムも結構ありそうなので,まだ気が抜けない。
頼む。頼む。勝ちたい。勝ちたい。
後半AT
(OUT)7エフライン・リンタロウ ⇔ (IN)18佐藤和馬
天皇杯神戸戦の直前に怪我をしてしまい,それから長い時間をかけて,やっとグラウンドに戻ってきた和馬(18)。
怪我をしてプレイできない間に,監督が交代した。
ミラ監督と三浦監督は全く指導が違う。和馬も戸惑ったことだろう。
練習では,得意ポジションでない場所で使われていた和馬。
心中は乱れていたに違いない。
だけど,心を決めてグラウンドに戻ってきた。ならば大丈夫。和馬なら大丈夫。
残り数分。
ナカニシはもう祈っていない。
和馬(18)が出てきた。
俊貴(20)の声が聞こえる。
那生(26)の声も聞こえる。
菊島(15)がスローイン。
リンタロウ(7)がボールをキープする。
大丈夫だ。
集中している。
串間で勝つぞ。
ここで試合終了。
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両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。
コロナ過の中での試合開催は,ホンダロックの皆様も大変だったと思います。
また,九州を中心とした豪雨災害でも,いろいろな影響が出ていることと思います。
そのような中での試合運営ありがとうございました。
久しぶりに試合を見て,勝利して,選手を称えて最高の気分です。
しかし,試合内容はまだまだです。まだまだまだまだまだです。
つまり,まだまだ鈴鹿は強くなります。
ちゃんと勝利しました。本当にみんなよく頑張りました。お疲れさまでした。
まだまだですけどナイスゲームでした。
この試合のナカニシ的MVP(旧VictoryCross賞)は・・・
値千金の一撃!
田村翔太選手(19)に送りたいと思います。
JFL初ゴールだったのですね。
もっと取っているような気がしてました。
これからもっともっと得点お願いします。
ナイスゴール!
いやー,勝って良かった。
ホッとしました。
いやー,良かった。
帰宅したら,うがい+手洗い+セラ水ですよ。
みなさんお疲れさまでした。
おやすみなさい。
ではまた。
(今後の試合)
◇JFL第20節 8月29日(日)15:00 対 FCマルヤス岡崎@岡崎龍北スタジアム
◇JFL第21節 9月4日(土)15:00 対 MIOびわこ滋賀@AGF陸上競技場
◇JFL第22節 9月11日(土)18:00 対 Honda FC@都田グラウンド(無観客試合)