VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

原広樹の前途が太陽のように明るいものであることを願う

みなさんこんばんは。

 

原 広樹選手 現役引退のお知らせ | 鈴鹿ポイントゲッターズ

 

ハーラーヒーロキー(→)。ハーラーヒーロキー(→)

ハーラーヒーロキー(⤴)。ハーラーヒーロキー(⤵)

()は語尾の調子です。

 

広樹の個人チャントを何度歌ったか分かりません。

めちゃくちゃ歌いました。

泣きながら歌ったことも、笑いながら歌ったこともあります。

とてもシンプルなチャントですが、力の入るこのチャントが,ナカニシは好きでした。

 

コロナ禍の2年間。広樹のチャントを一度も歌っていません。

それがとても心残りに思います。

広樹は「サポーターの声が聞こえている」、「応援がパワーになっている」、特にそう感じられる選手でした。

引退は寂しいです。

カニシの心の中から、ひとつピースが無くなった気がします。

 

いつの日か、鈴鹿Jリーグ加入が決まったら、その夜にナカニシは一人でこっそり広樹のチャントを歌います。絶対に。

 

 

 

広樹は2016シーズンに鈴鹿に来ました。

神奈川県出身で、サッカーエリートで、背番号7番でした。

三重県人のナカニシは、なんか、カッコいい都会風の若者かと思っていました。

 

ところが、ナカニシは初めて広樹を見た時の記憶がありません。

ごめん。広樹。

正直に言うと、目立つ選手ではありませんでした。

もっと正直に言うと、広樹は地味な選手でした。

 

しかし,チームに合流した当時は、地味で目立たなかった選手が、鈴鹿のサポーターの心をつかみ、みんなから愛されるのに、それほど時間はかかりませんでした。

本当に、みんな広樹のことが大好きでした。

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ごくまれに左もやりましたが、右サイドバックでのプレイがほとんどです。

その右サイドバックは歴代の名選手が多く、毎年毎年ポジション争いが激しく行われていました。

 

2016年。

8年間右サイトバックのスタメンを確保していた、村田雅則選手とポジジョンを争いました。

2017年

柏レイソルなど、バリバリのJリーグ経験のある、藏川洋平選手とポジジョンを争いました。

2018年

ザスパクサツ群馬から途中加入した筋肉の弾丸、中村俊貴選手とポジジョンを争いました。

2019年.

レノファ山口から途中加入した高精度クロス、田中貴大選手とポジジョンを争いました。

2020年

ヴィアティンからきた中盤もできる万能型サイドバック、蓮沼翔太選手とポジジョンを争いました。

2021年

三浦監督の下でコンバートされた菊島ロケット、菊島卓選手とポジションを争いました。

 

広樹がポジジョンを争った選手は、みんな強敵ばかりです。

そのなかで、小澤宏一監督、藏川洋平監督代行、ミラ監督、三浦泰年監督の4監督の全てが広樹を起用しました。

広樹は、6年間で70試合に出場しました。

点を取ったのは、2017年の1点だけです。

だけど、アシストは数えきれないほどしました。

雨の松阪で伊勢志摩と対戦した時の、藤沢ネット選手の頭に合わせたクロスボールは見事でした。

 

「広樹のいる限り右サイドは通さん!」

と、ナカニシは試合中に何度も言ってました。

広樹のプレイはナカニシの自慢の一つでした。

右サイドに侵入した相手に対し、激し過ぎるくらい熱いプレイをする選手でした。

たま~に、ファウルになりましたが、ファウルを恐れず自分を信じて戦う選手でした。

普段の広樹の「ほんわか」した雰囲気と全く別人の、鬼神のプレイでした。

地味?いやいや,プレイする広樹は全然地味ではありませんでした。

カニシは,そんな広樹のプレイが大好きでした。

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2018年。真夏の藤枝市役所戦でレッドカードをもらいました。

倒された広樹が、報復?で相手を蹴ったとジャッジに判断されました。

そのあと、試合は大変なピンチになりましたが、何とか勝利しました。

広樹は退場したので、選手や監督からはめちゃくちゃ怒られたと思います。

サポーターと広樹は,健やかなるときも、病めるときも、イエローの時も,レッドの時も,ずっと共に歩んできました。

 

そして,2016年に昇格できなかった悔しさを,2018年にきっちり晴らしました。

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見事!原広樹!

 

体はそれほど大きくありません。

どちらかというと細いほうです。

でも、全身の全てを使ってプレイする姿は、オーラが立ち上るほど迫力がありました。

 

試合以外では、児童施設で働いていました。

そして、その子たちが、よく試合の応援に来てくれていました。

「はらさーん。はらさーん。はらさーん。」

スタンドの最前列で、子どもたちが広樹を一生懸命応援していました。

鬼神のようなプレイをしていた広樹ですが、普段は本当に優しい良いお兄ちゃんのような感じでした。

子どもたちに凄く慕われているのが分かりました。

そりゃそうです。サポーターの自慢の広樹ですから。

 

広樹の横断幕は、その職場の方が作ってくれました。

鈴鹿の選手横断幕は、チームカラーの青と緑をベースにすることが多いのですが、広樹の横断幕は黄色です。黄色の横断幕は鈴鹿で唯一です。

その横断幕は、太陽のようで、ヒマワリのようで、とても広樹に似合っている横断幕だと思いました。

 

2017年にJFL昇格を逃した後のファン感謝デーで、広樹の職場の方が、広樹のお別れ会で横断幕を使いたいとおっしゃったので、返却しました。

カニシはお別れ会と聞いて、「広樹が退団か・・・」と,寂しく思っていました。

ところが!翌年も広樹の元気な姿がありました。

翌シーズンの初めに、広樹の職場の方が、「今年もお願いします」とニコニコしながら、横断幕を再び預けてくれました。

 

今シーズンの11月27日のいわき戦で、 12試合ぶりにベンチに入りました。

カニシはとても嫌な予感がしていました。

広樹は引退するんじゃないか?

後半45分に出る準備をしていました。

やめてくれ。出ないでくれ。まだ一緒にサッカーしよう。Jリーグに一緒に行こう。

広樹がアディショナルタイムに出場した時・・・。ナカニシの頭はもう真っ白になっていました。あああ・・・。

広樹が出場したアディショナルタイムの3分間。

Nカメラマンはずっと広樹だけを撮影していました。

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試合に出られない日も多かったです。

公式戦の時に駐車場係もしていました。

入場口でチケットの確認をしていました。

2017年のシーズンオフには、生命保険会社主催のフットサル大会にも出てました。

試合だけじゃなく、チーム自体を支えてくれていました。

 

それほどたくさん語る選手ではありません。

プレイで語る選手です。

だから、私たちサポーターに、たくさんプレイで語りかけてくれました。

広樹はいつも、真剣で、勝利への執念をプレイの中で語ってくれていました。

そして・・・

6年も共にサッカーしてるのに、サポーターの応援には,いつも照れたような顔をしてました。

 

広樹。

広樹との出会いに感謝します。

いつでも鈴鹿サポーターは君を待っています。

君はずっと鈴鹿サポーターのヒーローです。

 

また会おう!

親御さんと嫁さんと子どもを大事にな。

広樹の前途が,太陽のように明るいものであることを祈ります。

月成には満月が良く似合う

みなさんこんばんは。

 

このブログは,月成の退団発表後から書き始めて,やっと完成しました。

今夜は新月なので,あまりふさわしくないですが,月成の事を書こうと思います。

 

少し前に月成の引退が発表されました。

月成 大輝選手 現役引退のお知らせ | 鈴鹿ポイントゲッターズ

 

ホーム最終戦に,月成のご両親が来ていたので,少し覚悟はしていました。

でも,やっぱり発表されたときは,頭の中が真っ白になりました。

晩ご飯を食べても,紙粘土を食べているようでした。

なんか実感が沸かない・・・それほど長く苦楽を共にした選手でした。

 

カニシが月成のプレイを最初に見たのは,2016年の三重県社会人サッカー選手権の古川電工三重戦です。

もちろん,それ以前に練習には合流していたと思いますが,大学生の新卒の月成は,ちょっと合流が遅れていたと思います。なので,ナカニシはそれまで練習の月成を見ていません。

 

この試合で印象的だったのは,月成のキックの精度と,そのボールの弾道です。

真横からカットするように足を振ると,ホップするような独特の弾道の球が飛びました。

イチローバックホームのような高精度のキックを,後にナカニシは「レーザービーム」と例えました。

そして,そのキックだけでなく,ボールへの反応や,ディフェンスラインを後ろから支える足元の技術など,トータルで素晴らしいゴールキーパーでした。

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同時期に鈴鹿に所属した,岡田明久選手と良いライバルでした。

岡田選手は,良くしゃべり,社交的で明るい感じでした。

月成は,ちょっと大人しくて,恥ずかしがり屋でした。

2人はバチバチのポジション争いをしていましたが,互いにゴールキーパーとしてリスペクトしあう関係になっていきました。

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月成の鈴鹿での出場は,2016年からこれまでの6年間で,44試合です。

平均して1年間に約7試合。

この数字は,決して多くはありません。

月成は,ベンチにいることのほうが多かったゴールキーパーです。

 

ゴールキーパーというのは,試合中にほとんど交代しません。

そして,試合毎に交代することもほとんどなく,ポジションをコンバートすることもありません。

そんな中で,いつ来るか分からないチャンスのために,集中を切らさずに待つのは,とてつもなく強い気持ちが必要だと思います。

 

それでもサポーターは月成が大好きでした(もちろんナカニシも)。

なぜなら,みんな知っていたんです。

月成がベンチにいても,試合に出られなくても,強い気持ちを持ち続けていることを。

月成が試合に出る時のために,刃のように自分を研ぎ澄ましていることを・・・。

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2016年。

鈴鹿は市原で最後の最後にヴィアティンに敗れてJFLに昇格できませんでした。

その最後の試合のゴールを守っていたのは,月成ではなく岡田明久選手でした。

 

2017年。

鈴鹿は全社を優勝し,地域CL1次ラウンドに進出しました。

1戦目2戦目共に,鈴鹿は敗れて決勝ラウンドに進むことはできませんでした。

その試合のゴールキーパーは,曵地裕哉選手でした。

そして,月成は決勝ラウンド進出の望みの絶たれた後の,3戦目に出場しました。

 

2018年。

この年の正ゴールキーパーも,前年同様,曵地選手でした。

一度,鈴鹿を退団した岡田明久選手がスタッフ?として戻ってきており,さらに高宮大輔選手が加入していました。

曵地,月成,高宮,岡田。

この4人が鈴鹿のゴールを「全員で」守っているようなゴールキーパー陣でした。

リーグ戦ではずっとベンチにいた月成が,地域CL1次ラウンドで突如スタメンで出場しました。当時の辛島監督の抜擢です。

なんとしても勝利せねばならない2戦目のアルティスタ浅間戦。

2対1の鈴鹿リードの試合終了間際,相手のヘディングシュートは月成の逆を突き,ゴールの中へ・・・しかし!

それを左手1本?指一本?でかき出したのが月成です。

その時のサポーターの絶叫は忘れられません。

(その瞬間,ナカニシは腰が抜けてスタンドのベンチに挟まってました)

ずっと出場機会が無く,試合勘を失った選手にこんなプレイができるか?

月成にはできた!

月成は「その時」のために自分を研ぎ澄ましていた!

ほんの少しのチャンス。それを月成が掴んだ瞬間でした。

 

地域CL1次ラウンドを守り切った月成は,決勝ラウンドでもゴールを守りました。

JFL昇格の勝利の瞬間。グラウンドでゴールを守っていたのは・・・月成大輝でした。

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サポーターのところへ挨拶に来るとき,月成は曵地に肩を支えてもらっていました。

月成は涙が止まらず,ちゃんと歩けなかったからです。

サポーターから声が出ていました「月成,泣くなー。」

なかなか試合に出られなかった月成が,見事にゴールを守ってくれました。

 

2019,2020,2021シーズン。

ミラ監督はゴールキーパーを固定しなかったため,順番に出ている感じでした。

それぞれに特徴のあるゴールキーパー陣でしたが,キックに関しては月成の精度が一番だったと思います。

月成が出場すると,サポーターは凄いキックでカウンターが発動するに違いないと,ワクワクしていました。

みんな月成が大好きでした。

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いろいろなことがありました。

辛いことも,苦しいことも,悔しいこともあったでしょう。

でも,月成は自分を磨き続けることを止めたことは,一度もありませんでした。

砂粒でピラミッドを作るように,毎日毎日練習しました。

いつでも試合に出られるように,良い準備を続けました。

 

怪我もしました。

怪我から復帰の練習試合の時は,満月でした。

満月の夜は,月成に良く似合いました。

カニシは満月を見たら,必ず月成のことを思い出します。

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月成は今年で引退するそうです。

いつか覚えていませんが,月成が話していたのを聞いたことがあります。

「自分はどこへも行かない。鈴鹿で引退したい」

その言葉を聞いたときに,ナカニシは胸が苦しくてなりませんでした。

あかん。やっぱり悲しい。

 

「アレオレ鈴鹿の月成」

このチャントの通り,月成は,鈴鹿の月成でした。

 

月成がJFLに昇格させてくれたチームを,サポーターが守っていきます。

いつでも鈴鹿のスタンドに来てください。

君は僕たちのヒーローです。

 

月成の前途に幸多きことを祈ります。

 

ツキ!また会おうぜ!絶対な!

ありがとう阪ちゃん。そして,ファン感謝祭と年間VictoryCross大賞

みなさんこんばんは。

 

今シーズンの公式戦が終わりました。

 

これからシーズンオフにいろいろなことがあります。

カニシにとって,サポーターにとって,一番嫌な時期です。

 

すでに発表されている選手達への,ナカニシからのメッセージを書いていきます。

気持ちのままに書きますので,意味が分からないという方もいるかと思いますが,心中乱れているナカニシの言葉ですので,ご容赦ください。

 

そして,ナカニシは,ファン感謝祭で,選手に感謝されるのではなく,選手たちに十分に感謝の気持ちを伝えたいと思っています。

このブログをご覧のみなさまも,ぜひ会場にお越しください。

 

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今シーズンの一番最初に退団が発表されたのは,阪田章裕選手(39)です。

阪田 章裕選手 退団のお知らせ | 鈴鹿ポイントゲッターズ

カニシは入団時の本人のコメント通り,サンキュー阪ちゃんと呼んでいました。

 

阪ちゃんは,5月にチームに合流しました。

カニシ始めて見たのは,工事中の第二さくら幼稚園の芝生のグラウンドです。

工事中だったので,フェンス越しに見ていました。

その時に,小澤司コーチと軽く走っていたのが阪ちゃんです。

第一印象は,めっちゃ怖い人がいる!と思いました。

 

チームに合流した時は,コンディションが上がっていなかったのか?怪我をしていたのか?分かりませんが,試合にはしばらく出ませんでした。

その代わり,試合後に熱心にディフェンスの選手に指導していました。

スコアレスで引き分けたホームのマルヤス戦で,遅くまで佐藤昂洋選手と話をしていた姿が印象的です。

今シーズン5試合に出場しました。

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阪ちゃんはチーム最年長ですが,プレイに全く不安はありませんでした。

差し入れを持っていくと(ペットボトル)頭の上に載せてました。

カニシは,それをマネしてました。

最初は怖い顔でしたが,めっちゃ面白い良い人でした。

 

約半年での退団は残念ですが,阪ちゃんはサッカーを続けるのだと思います。

サッカーが人と人とを繋いでくれます。

サンキュー!阪ちゃん。また会おうぜ!

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タイトルの通り,チーム主催のファン感謝祭が行われます。

suzuka-un.co.jp

 

日時:2021年12月11日(土)13:00~

会場:AGF鈴鹿陸上競技場(天然芝)

もちろん無料開催。

 

選手と一緒にサッカーができるイベントがあるようですが,こちらは事前申し込みがいるようです。みなさん,ドンドン申し込んでください。

スタンド観戦は,何の申し込みもいりませんので,フラッと気軽に来ていただければ大丈夫です。

 

あの選手のパスを受けたり,あの選手にディフェンスされたり,あの選手のセットプレイを合わせたりできます(たぶん)。

初心者でも,女性でも,子どもでも,選手達は本気でスライディングとかしないと思いますので(たぶん),選手と触れ合う感覚で,ぜひご参加ください。

 

みなさんのご参加お願いします。

選手への激励や,感謝など,どんどんやっちゃってください。

 

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そして!

このファン感謝祭に合わせて,サポーターズクラブVictoryCrossの年末恒例行事を開催します。

 

2021年間VictoryCross大賞の募集です。

 

知らない方もいると思うので説明しますと,年間VictoryCross大賞とは,簡単に言うとサポーターの選ぶ年間MVPです(ホントに簡単)。

 

歴代の受賞者一覧。

2009(平成21年) 久保田翔

2010(平成22年) 森本一樹

2011(平成23年) 榊 親平

2012(平成24年) 原祥太郎

2013(平成25年) 矢野純平

2014(平成26年) 北野純也

2015(平成27年) 柴田大地

2016(平成28年) 小澤 司

2017(平成29年) 藤井 竜

2018(平成30年) 藤田浩平

2019(令和元年) エフライン・リンタロウ

2020(令和2年) 和田篤紀

 

鈴鹿にチームができて12年間続いてきた賞です。

今年は13年目です。

 

そうなんです。小澤司コーチや,北野純也選手,そして,スタッフの原祥太郎くんは,VictoryCross大賞受賞者なのです。

 

サポーターの気持ちとしては,選手全員がMVPです。

なので,今年を代表する選手に,全選手への感謝を込めて送りたいと思います。

 

さあ,みなさんの選ぶ2021のMVPを投票してください。

 

投票は,ナカニシのメールアドレス

    ⇒  miracle_fcsuzuka@yahoo.co.jp

または,VictoryCrossのTwitter(@fcsuzuka_vc)へのDMかコメントしてください。

 

投票と共に,その選手を選んだ理由なども書いていただけると,ありがたいです。

 

締め切りは,ファン感謝祭前日の12月10日です。

 

実は,高知遠征の際の晩御飯で,サポーターと話をしていたのですが,今年の選択は難しい!

誰が誰に投票したというのは,内緒にしますので,ご自分の直感で投票してください。

 

よろしくお願いします。

 

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退団選手へのナカニシのメッセージは,少しずつ書いています。


いっぺんに書くと,感極まるので,ゆっくりですが書いていきます。

 

寂しいなあー。

 

ではまた。

 

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(今後の予定)

◇ファン感謝デー 12月11日(土)13:00 AGF陸上競技

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このブログに使用している写真は,鈴鹿ポイントゲッターズの使用許可を得て掲載しています。そのため,他での利用は絶対にしないでください。

JFL第34節 対 高知ユナイテッドSC

みなさんこんばんは。

(試合の夜と翌日の早朝に書いていますが,Nカメラマンが後泊で写真がまだ届かないので,後日,写真をアップします。それまでは,ほぼ,字だけのブログですがご容赦ください。)

 

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終戦が終わってから,すぐ帰路についた。

暗い高速道路を,一言もしゃべらずに黙々と運転した。

真っ暗の山の稜線が少しだけ見えた。

 

帰路,試合に勝利して嬉しい。

だけど,どうしても寂しくて仕方がない。

引退や退団選手たちの思い出が,ナカニシの頭の中を渦巻いている。

 

深夜に帰宅して,すぐにブログを書き始める。

全部書ききれずに,寝落ち翌朝に持ち越し。

遠征で疲れているけど,なんか眠くはない。

 

がんばったみんなの雄姿を,ここに綴ろう。

 

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鈴鹿はこれまで最終戦の後に,引退や退団のリリースを出していた。

だが,今年は早い段階で出している。

それが良いのか悪いのか分からないが,ナカニシ自身は心がえぐられるような日々。

 

JFL終戦

遠征の道中も,引退や退団した選手たちの思い出がよぎる。

いろいろ考え事をしていたら,あっという間に高知到着。

 

カニシは高知県初上陸なので,ちょっと観光へ。

坂本竜馬由来の桂浜へ。

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夜はサポーターの仲間たちと,カツオを食べながらいろいろな話をする。

心乱れるナカニシの長い話にお付き合いいただいたみなさん,ありがとうございました。

 

翌朝,やたらと早い時間に宿泊先のホテルで起床。

ホテルの朝ご飯を食べて(美味しかった),早速,試合会場に向かう。

 

今日の対戦相手は,高知ユナイテッドSC(以下,高知と書きます)。

ホーム最終戦だけあって,お客さんもたくさん入っている様子。

 

鈴鹿サポーターが集結する。

横断幕を掲出する(脚立ありがとうございました)。

 

カニシは試合モードに入っているので,1人でさらに深く集中する。

勝つぞ。勝つぞ。勝つぞ。

これだけ祈っていれば,念力ぐらいそろそろ出ても良いころだ。

最後に勝って終わる。

高知から鈴鹿までの長い帰路,選手を乗せたバスが楽しい空間になるように。

 

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 7リンタロウ・25出岡大輝

MF 19田村翔太・6西村仁志・8海口彦太・40松木駿之介

DF 29坂本広大・35上田駿斗・26今井那生・15菊島卓

GK 23岩脇力哉

 

試合開始

鈴鹿は4-4-2のダブルボランチ

今日のキャプテンマークは西村が巻いている。

 

高知はおそらく4-2-3-1。

整列時にハッキリとわかるが,高知の選手は身長が高い。

特にワントップの1人と,センターバックの2人はかなりの高身長。

 

ロングボール主体で試合が始まる。

高知はハイボールをワントップの身長の高い選手が競り合って,後ろから選手が追い抜いていく。

形は,鈴鹿が前節敗れたいわきに近い。

 

と,するとセカンドボールをどちらが奪うかが大事。

今日の試合のダブルボランチは,西村(6)と海口彦太(8)

 

ボランチに入る,「鈴鹿の若大将」,海口彦太(8)

前半を見ていて,あれ?ちょっと海口のプレイが違うぞ?と感じる。

海口は,トップ下で動きながら相手にプレッシャーをかけるプレイが強力だが,足を止めて待ってディフェンスするような守備的ボランチでは良さが出ない・・・とナカニシは思う。

通常の西村(6)とのコンビだと,西村が低め,海口が高めにポジションすることが多い印象だが,この試合では,西村が前に出たり,海口がサイドに飛び出したり,と2人の自由度が高い。

ディフェンス時も,海口は足を止めて守らず,動きながら臨機応変にプレイしているので,良くボールを引っかけて奪っている。

守備としてのアグレッシブなプレイ。攻撃的守備?

それは,のびのびしたプレイで海口に良く似合う。

リスクを恐れず,ガンガン行くプレイ。

海口。いいぞ!

 

高知の高身長フォワードを抑えるのに苦労している鈴鹿

そのうえ,落としたボールに反応する高知の2列目は,良く走り足元も上手い。

 

センターバックの,「我武者羅100%」,今井那生(26)

高知の精度の高いハイボールで押されているディフェンスライン。

那生も十分に競り合っているが,完全には止められていない。

思うようにプレイができず,フワッとしたプレイが出てしまう那生。

何となくリズムが乱れ,パスミスも出ている。今日の那生は,危なっかしい感じがする?

しかーし,成長を続ける那生は試合の中で徐々に修正していく。

前半の時間が進むにつれ,上田(35)との連携も上がり,対応できるようになる那生。

そうそう。ディフェンスは個人技とフィジカルだけでは守り切れない。

仲間との連係と,それを見る落ち着いた目が,より強いディフェンスを作り上げる(はず)

那生。大丈夫。落ち付こう。

高さで勝てなくても,やらせなければいい。

押し引きと,駆け引きを!

 

前半11分。

鈴鹿は右サイドからのコーナーキックを獲得。

キッカーは,「カミソリの左」出岡大輝(25)

高知は身長の高い選手がゴール前にゾーンを作り,万全の体制。

どこで合わせるか?

出岡のコーナーキックはニアサイドに!

前に飛び込んできたのはエフライン・リンタロウ(7)!

ゴーーーーーーール!!!1-0

ちょっと押されていた状況をひっくり返すリンタロウの一発!

ナイスゴール!

 

フォワードに入っている,「カミソリの左」,出岡大輝(25)

ポジションこそフォワードだが,下がりながらのディフェンスが良く,西村(6),海口(8)のボランチとサンドして,ボールを奪っている。

また,高知のティフェンスラインにも前から前からプレッシャーをかけていて,良いボールを蹴らさないようにしている。

前からプレッシャーをかけてコースが限定されれば,ボランチがボール奪取を狙う。

この試合,そのボール奪取が効いている。

そして,ボール奪取の原因は出岡の前線からのハイプレス。

出岡!ナイス!

そして,中盤と前線とのリンクも出岡が良く整えている。

上手い。出岡上手い。

今度こそ点とろうぜ!

 

高知はハイボールを前線に蹴り出すことが多いため,高知ボールの際にもボランチがあまり下がらない。また,ディフェンスラインにボランチが落ちてこない。

そのため,中盤で鈴鹿がボールを奪うと,一気に押し込むことができる。

 

ボランチの,「セクシーフットボール」,西村仁志(6)

この試合の西村は凄かった。

中盤でカットすると,一気にチャンスになる展開。

西村から展開される両サイドハーフの,松木(40),田村(19)も元気が良い。

西村が縦横無尽にボールを奪いまくって,臨機応変に展開している。

さらに,前方の出岡(25),同じボランチの海口(8)この3人の連動が良く,誰かがプレスに行くと,次のフォローが早い。

いつもディフェンシブな西村が,少しポジションを高めに取り,海口同様のびのびプレイしている。

なんか西村が楽しそうだ。

西村,頼むぞ!

 

試合は五分五分の展開。

ボールを支配しているのは高知。

ただ,鈴鹿はパスカットから何度か良い場面を作っている。

また,前線からのプレッシャーがよく効いている。

 

前半26分

高知のディフェンスラインのボール回しに対して,出岡(25)がしっかりとプレッシャーをかける。

高知の選手がパス。

そのパスを狙っていて飛び出したのが,西村仁志(6)。

西村の追い込みに対して,高知ディフェンスが焦ってパスをミス。

そのパスがなんとゴールに入ってしまう。

ゴーーーーーーール!!!2-0

結果的に,オウンゴールだったが,そこに追い込んだ出岡(25)と西村(6)の得点だ!

 

高知も攻勢に出る。

ワントップの強くて高い選手も脅威だが,後ろから出てくる2列目が怖い。

センターバックの那生(26)と上田(35)だけだと数的不利でやられてしまう。

しかし,右サイドバックの菊島(15)が中のフォローに入ってクリアする。

 

前半30分。

危険な場面で,菊島の魂のクリアにより高知のコーナーキック

高知のコーナーキックは,長身の選手に会わせるため,かなり高いボールが入る。

それを空中戦でやられて頭で合わせられるが,ゴールキーパーの岩脇力哉が弾く!

その弾いたボールを押し込まれて失点。

2-1

 

ゴールキーパーの,「ファイヤー」,岩脇力哉(23)。

前半の鈴鹿のディフェンスは,安定しているとは言い難かった。

しかし,岩脇のプレイにブレは無い。

「勇敢」とも言える魂のプレイ。

高知に1点を入れられた直後,高知の前線からのハイプレスに那生がノーファウルで倒され奪われてしまう。

高知の選手からパスが渡って,岩脇と1対1。相手はドフリー。

危ない!

左脚1本でシュートに反応して,ゴールを守る力哉!

うぉーーー!

凄い!ファイヤー!

力哉の超超ファインセーブでなんとか守り切る。

力哉!超ナイス!

 

サイドバックの,「カットイン」,坂本広大(29)

能力の高い選手だと思うが,なかなか出番が無かった。

体の強さも,スピードも,上手さも備えているナイス選手の広大。

終戦。最後のチャンスをつかんで欲しい。

広大の得意な左サイドからカットインして右でシュート。

これを見たい。

広大!絶対にGOだぞ。

勝負だぞ。行くんだぞ。

GO―――――!

 

前半37分。

ディフェンスのクリアを,やっぱり良い所にいる出岡大輝(25)がつなぐ。

出岡からリンタロウ(7)へ。

リンタロウがポストプレイから,右を走る西村仁志(6)へ。

おおっ!

西村がドリブルで持ち込み,中に折り返し。

リンタロウが待っている!

スルー!?

後ろから走ってきているのは,坂本広大!

広大!決めろ!

ゴーーーーーーール!!!3-1

坂本広大のJFL初ゴールで3点目!

直前の失点で押されている場面,良いタイミングのゴールだ!

 

フォワードの,「ER7」エフライン・リンタロウ(7)

先制点を上げたリンタロウ。

2点目のオウンゴールを呼び込んだ前線からのプレス。

3点目をお膳立てしたスルー。

どれもがリンタロウらしくて嬉しいプレイ。

やはりリンタロウが前線で存在感を出すと,鈴鹿に得点の匂いがする。

この試合では,リンタロウと出岡(25)の距離感が良く,リンタロウが孤立せずにフォローを受けている。そのためポストプレイが効いている。

三浦監督就任後で一番良い動きなんじゃないか?

リンタロウ!ナイスプレイ!

 

前半終了間際。

ここまで大活躍だった出岡が,足を痛めて担架に乗る。

おいおい。大丈夫か?

 

前半43分

(OUT)25出岡大輝 ⇔ (IN)20中村俊貴

 

上田(35)が左サイドバックに。

坂本(29)が左サイドハーフに。

田村(19)が出岡のいたフォワードに入る。

 

鬼俊貴が,グラウンドに入ると大音声の檄を飛ばす。

カニシですら,身が引き締まる。

めっちゃ良い声だ!

さあ,やったろうぜ!俊貴!

 

ここで前半終了。

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 

高知のグラウンドは,たくさんの複合施設の中にある。

鈴鹿サポーターがみんな言うのは,芝の綺麗さ。

12月にこんなにきれいな芝にできるんだと,感心しきり。

もうAGFは茶色い芝になっているため,やはり緑の芝は羨ましい。

 

カニシがスタンド裏を通ってトイレに行くと,控室で監督が声を上げているのが分かる。

(内容は聞き取れない)

選手達の気迫もビリビリと伝わってくる。

 

後半強いと言われる鈴鹿(誰が言ったかというとナカニシが言っている)

2点差は一番危ない。

ひっくり返される時はあっという間。

そして,高知の攻撃には2点差を跳ね返すだけの怖さがある。

集中!

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 

後半開始。

 

高知の縦へのロングボールが,少しサイド攻撃とパスワークにシフトしていると感じる。

サイドから攻撃されると,コーナーキックが増えるが,セットプレイは背の高い高知に対して危ない。

 

前半序盤の高知コーナーキックは,抜群のボールが入り,頭一つ高く合わせられた。

万事休すの場面で,岩脇が再びスーパーセーブ!

さすが!岩脇!

 

サイドバックの,「双頭の龍」,上田駿斗(35)。

前半途中までセンターバックでプレイしていたが,出岡の負傷でサイドバックに移動した。

上田はセンターバックも良いし,サイドバックも良い。どっちも素晴らしいプレイヤー。

高知はサイドを攻めてきているが,上田が恐ろしいほど余裕を持って対応している。

普段は好青年だけど,試合ではベテランのような安定したプレイ。

サイドの攻防でも,サイドハーフの坂本(29)と十分に連携していて,変な形でボールを奪われない。

また,鈴鹿攻勢時には中盤に寄せて行って,最初に相手のカウンターの発動するエリアをカバーしている。

実際に,鈴鹿の後半は高知のカウンターをほとんど受けていない。

上田!本当に良い選手だ!ガンバレ!

 

前半8分。

右サイドからのコーナーキック

キッカーは田村翔太(19)

田村の蹴ったボールはファーサイドに流れるが,中村俊貴(20)が回収。

一旦は高知に奪われるが,再び左サイドで奪い返したのは海口彦太(8)

そう!前線でのボール奪取力は海口が世界一。

海口から中へパス。

コーナーキック時から中に残っていた今井那生(26)が混戦の中でシュート!

ゴーーーーーーール!4-1

今井那生の思い切りのいいシュート。

混戦の中で高知ゴールキーパーも視認しにくかった様子。

那生らしさが出たナイスゴール。

 

前半は左サイドハーフ,後半は2トップに入った「スピードスター」,田村翔太(19)

フォワードでは,左利きのリンタロウが左,田村が右に走ることが多い。

出岡よりも攻撃的なので,本当に2トップの並びになっている。

田村(19)が右に流れるため,松木(40)との連携で良い場面を作っている。

田村,松木ともに前に前に勝負を仕掛けるので,鈴鹿が高知ディフェンスのラインを下げている。

その分,西村(6),海口(8)中盤がさらに目立つ感じになる。

前半押されていて,後半の入りも良くなかった鈴鹿が,田村の走りで良い流れに転換する。

田村!ガンバレ!

 

後半11分

フォワードの田村(19),リンタロウ(7)の前線からのプレスは継続している。

高知ボールのゴールキックだが,高知ゴールキーパーはロングボールではなく,パスをつなぐことを選択。

後半のサイド攻撃と言い,おそらく「つなぐ」指示が出ている感じがする。

ただ,鈴鹿は前線に田村(19)と,リンタロウ(7)が残っているので,パスコースが無い。

高知ゴールキーパーは,落ちてきたボランチにパス。

それを狙ってた絶好調男がいる。

高知のパスに対して,するすると寄って行った西村。

トラップ際で寄せて,ボールを奪いゴールキーパーと1対1。

これを冷静に沈める!

ゴーーーーーーール!!!5-1

ナイス狙い西村!

見事!

 

試合は鈴鹿の大量得点で優位に立っている。

しかし,センターバックの中村俊貴(鬼)から,檄が飛ぶ。

「まだ終わっちゃいねーぞ!」

今井那生(我武者羅)からも,気合の絶叫が出ている。

「ここからだぞ!」

良い声だ。戦う選手の声だ。

 

カニシは,誰でも彼でも,鈴鹿にいたらなんでも応援している訳じゃない。

一生懸命に戦っている選手を応援したい。

グラウンドで戦う選手たちと一緒に戦いたい。

俊貴や那生の声で,自分自身もピシっとする。

 

サイドバックの,「菊島ロケット」,菊島卓(15)

このグラウンドは,バックスタンド側のタッチライン沿いに余白部分が無く,前半は菊島ロケットの十分な助走が取れなかった。

後半は,助走の空間が十分なため,菊島ロケットが発射される。

後半序盤には,リンタロウの頭に合わせて,あわやゴールの場面もあったが,高知ゴールキーパーのファインセーブでゴールならず。

また,高知が攻勢に出た分,攻守のスペースが広がったため,菊島もサイドを縦一本ではなく,中にも切れ込んできている。

フォワードの力も十分にあるだけに,菊島の移動しながらスペースを探すプレイは攻撃的でとても良い。

コーナーキック時には,サインプレイ?でキッカーの田村翔太(19)が直接,菊島にボールを入れたりする。

コーナーキックのこぼれ球の弾丸シュートも菊島の得意プレイの一つ。

菊島。もう1点行きたいよね。

自分でシュート狙っていこう。

 

後半が進むにつれ,両チーム共にスペースができてきた。

高知もサイドから放り込むが,センターバックの中村俊貴(20)が万全のクリア。

なんか,ものすごく安心感のある俊貴。大黒柱のお父さんがいつもの場所に座ってるみたい。

そして,同じくセンターバックの今井那生(26)も,前半序盤のフワッとした感じはなく,存分に力を出せている。

鈴鹿のディフェンスは固く,前線からのプレスも効いている。

 

鈴鹿の選手達のプレイに緩みは無い。

そして,高知もホーム最終戦での反撃のため,攻勢をさらに強める。

 

後半28分

(OUT)8海口彦太 ⇔ (IN)36日根野達海

(OUT)19田村翔太 ⇔ (IN)32紀藤隆翔

 

ここで日根野(36),紀藤(32)の若い選手が入る。

公式戦の出場は少ない両選手だが,練習や練習試合を見ていると,2人の能力は格別に高い。

カニシの主観的印象だが,日根野は,「これぞボランチ」というプレイをする。

守備的+攻撃的+ゲームメイク+セカンドボール,どれもハイレベルの日根野

その中で一番良いと思うのが,縦へのクサビのパスの鋭さ。

日根野のプレイももっともっと見たい。

那生も海口も伸びた!若い選手は大卒2年目から伸びるぞ。

 

紀藤はプレイの鋭さにかけては,鈴鹿のトップレベルだと思う。

ドリブルだけでなく,体の使い方自体が鋭い。

急角度のターン,緩急,そして鋭い気持ち。

攻撃的な選手だけに,攻撃に出て欲しい。

隆翔!残り時間はずっとGOだ!出し切れ!やり切れ!

 

前述のとおり,鈴鹿は来シーズンに向けて,選手との計画の面談をしていると思う。

今,どのような状況なのか分からないが,選手たちに自分の持ち味を存分に出して欲しい。

終戦の最後のチャンスだが,そのチャンスを掴んで欲しい。

後半,サポーターの前でプレイする坂本広大(29)。

カニシはずっと「行け!」「GO!」とつぶやいていた(小さな声で)。

 

試合は高知優勢。

鈴鹿が押される場面が増える。

しかし,鈴鹿も岩脇(23)の飛び出しや,俊貴(20)のブロックで点を入れさせない。

 

後半39分

(OUT)26今井那生 ⇔ (IN)37キムテウ

(OUT)29坂本広大 ⇔ (IN)13蓮沼翔太

 

高知の攻勢でディフェンスの時間が続くが,鈴鹿はカウンターで高知のディフェンスを下げ,攻撃の厚みを軽減している。

 

サイドハーフの,「鈴鹿松木」,松木駿之介(40)

試合最初から,松木の前へ前へのプレイが冴えていた。

後半,紀藤が入った時点で,松木フォワードにポジションを変えた。

フルタイム走りまくった松木が,試合最終盤でもカウンターで走る。

カウンターのリンタロウのパスから,独走しシュートを放つが,残念ながらコールならず。

ただ,松木がカウンターの脅威を見せていたため,高知のディフェンスは上がり切ることができなかった。

鈴鹿に来た時,「早く鈴鹿松木と呼ばれたい」と言ってた松木

完全に鈴鹿松木だ!

レンタルだけど,何とか借りパクさせてください。

 

試合時間が経過する。

 

キム(37)がヘディングで競り合う。

紀藤(32)から蓮沼(13)へのクロスボール。

みんなしっかりとサッカーで戦った。

ナイスプレイ!

 

ここで試合終了。

 

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両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

遠方にもかかわらず,たくさんの方が鈴鹿の応援のため試合会場にお越しいただきました。

ありがとうございます。

そして,高知サポーターさんをはじめ,たくさんの方にお菓子をいただきました。

ありがとうございます。みんなで分けて,美味しくいただきました。

横断幕掲出では,脚立などのご配慮をいただきました。

この試合運営に関わった全てのみなさんに感謝申し上げます。

 

さて,この試合のVictoryCross賞は・・・,

シーズン最初のホンダロック戦のゴール。

シーズン最後の高知ユナイテッド戦のゴール。

そして,今日の試合の中盤で存在感を見せつけた,西村仁志選手(6)に送りたいと思います。

西村選手。ナイスプレイ!

 

シーズン最終戦が終わりました。

鈴鹿ポイントゲッターズのJFL3年目の最終順位は,4位でした。

毎年,毎年,順位を上げていることは,本当に素晴らしいと思います。

みんなよく戦いました。お疲れさまでした。

試合が終わってから,5得点の爆勝が嬉しい反面,ナカニシの心中は,どこかで沈んでいました。

もう,このチーム全員でサッカーをすることはありません。

これだけできるチームなのですから,全員そのままで来年戦いたいとも思ったりもします。

でも,それは叶わぬ願いです。

とても寂しいです。

 

試合が終わって,暗い高速道路を車で帰ってきました。

もっともっと,サポーターとして頑張らねば・・・。

ずっと,そのことを考えていました。

 

選手のみなさんお疲れさまでした。

また,ファン感謝デーでお会いできることを楽しみにしています。

でも,ナカニシは,はにかみ屋さんなので,恥ずかしくてあんまり話せないと思いますすが,構ってくれると嬉しいです。

 

ではまた。

 

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(今後の試合)

◇ファン感謝デー 12月11日(土)13:00 AGF陸上競技

スタジアム建設について

みなさん,おはようございます。

 

本日の新聞で,スタジアム建設反対の署名が,鈴鹿市長に提出されたという報道がありました。

カニシはスタジアム建設に賛成です。

 

スタジアムについては(特に中日新聞さんには),いろいろ記事も書いていただいたことですし,チームからも説明会が行われています。

その上で,スタジアムの効果は下記の感じです。

鈴鹿の元気や活力を増大させる

モータースポーツなど,他のスポーツと連携できる

・老朽化,バリアフリー対応,維持管理費などの対策のため,民間活力を導入したい県の施策にマッチする

・行政(三重県鈴鹿市)のお金は使わない。

鈴鹿の子どもたちのスポーツ環境が劇的に改善される。

・銀行の試算によると,経済効果は約5億円

 

勘違いされている方もいますが,青少年の森の芝生広場などは無くなりません。

駐車場が広くなり,バリアフリーの対応がなされ,維持管理費に関しても税金の負担が軽減します。

 

鈴鹿市にある他の公園内にもスポーツ施設が入っています。

石垣池公園内の陸上競技場,桜の森公園内の野球場などです。

また,全国各地のスタジアムは公園内に設置されていることがほとんどです(吹田とか)。

つまり,公園内にスポーツ施設を作ることに違法性はありません。

昨年10月28日には,鈴木知事,末松市長,吉田社長の共同記者会見も行われており,鈴木知事(当時)からは「県として全面的に協力する」と,ありがたい言葉もいただいています。

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https://www.isenp.co.jp/2020/10/29/51810/

 

鈴鹿市民のランドマークである,鈴鹿サーキットのとなりに,未来の鈴鹿の活力の基ができます。

三重県民,鈴鹿市民の1人として,ナカニシはスタジアム建設に賛成です。

 

サポーターが取り組むべきことは,新しく建設されるスタジアムを最高の空間とすることです。

たくさんの人が集い,たくさんの人が元気になり,たくさんの人が誇りに思えるような,そんなスタジアムにしたいです。

 

カニシは,今年初めにVictoryCrossの代表を退任していますので,サポーターの代表ではありません。

そのため,いちサポーターとしてですが,このスタジアムを良い感じにするために,いろんな方と話をしています。

 

このスタジアムに,たくさんの人に来て欲しい。

そう思い,障害を持つ方,高齢者の方,女性,子ども,外国人,自治会・・・。

いろんな方たちに,スタジアムに来ていただけるような取り組みをしています。

 

なかでも,三重国体の障がい者大会である「とこわか大会」の担当者の方と,交流していて,来シーズンから障害を持つ方たちとコラボレーションをする話を進めています。

新スタジアムは,みんなが楽しめる最高の場所にしたいです。

みんなが楽しめる場所を作るためにも,ナカニシはスタジアム建設に賛成です。

 

このスタジアム建設にあたり,たくさんの方にご尽力いただいていることと思います。

スタジアム建設にかかわった全てのみなさんに,心より感謝いたします。

ありがとうございます。本当にありがとうございます。

今後とも,完成に向けて,よろしくご協力のほどお願いします。

 

ではまた。

 

(追記)

選手の退団や引退のリリースが出始めました。

すぐにブログに書けるほど,ナカニシの心中は整理できていません。

シーズンが終わってから,選手への想いを込めてブログを書きます。

がんばれ三重高校サッカー部!

みなさんこんばんは。

 

いわき戦の敗戦が,未だに悔しくて仕方のないナカニシです。

 

どうすればもっと選手にパワーを届けられるか・・・ずっと考えています。

 

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今日は高校サッカーのことを書きます。

 

鈴鹿ポイントゲッターズの試合は,たくさんの方々に支えられています。

チームスタッフのみなさん,アンダー世代のみなさん,リゾート&スポーツ専門学校のみなさん,ボランティアスタッフ,そして県内の高校生も試合運営のお手伝いに来てくれました。

本当にありがたいです。

感謝感謝です。

 

その鈴鹿の試合運営や,ボールボーイなどを手伝ってくれた,三重高校サッカー部が,11月7日に三重県高校サッカー選手権を優勝し,全国の舞台に立つこととなりました。

素晴らしい!

 

かなり遅くなりましたが,三重高校のみなさん,三重県選手権優勝おめでとうございます。

そして,全国高校サッカー選手権,頑張ってください。

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三重高校サッカー部の監督をしているのは,当時,FC鈴鹿ランポーレでプレイしていた,徳地俊彦監督です。

北野純也選手と同期で,ゲームメイカー型の素晴らしいボランチでした。

当時の徳地監督。

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さらに!

三重高校サッカー部のコーチをしているは,鈴鹿唯一の永久欠番「5」を付けていた,「神の子」榊親平コーチです。

当時の榊コーチ。

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カニシとしても,生徒さん達には試合運営でお世話になっているうえに,監督が元選手の名ボランチで,コーチが永久欠番となると,メチャクチャ応援したくなります。

 

ということで,鈴鹿サポーターのみなさん,三重高校サッカー部の応援よろしくお願いします。

 

第100回全国高校サッカー選手権

三重高校サッカー部の初戦(テレビ放送は分かりません)

日時:12月29日 12:05キックオフ

場所:NACK5スタジアム大宮

対戦相手:西武台高校(埼玉代表)

https://www.jfa.jp/match/alljapan_highschool_2021/

 

そして,大会に際して寄付金も募集しています。

「第100回全国高校サッカー選手権出場に伴う寄付金募集のお願い」

https://ameblo.jp/miekou-soccerbu/entry-12710401044.html

 

鈴鹿でプレイした選手が,今度は指導者となって選手を育てているって,とても嬉しいです。

もしも,元選手が指導した選手が,いつの日か鈴鹿のトップチームに所属したりなんかしたら・・・。

サッカーが人と人とを繋いでくれますね。

 

三重高校サッカー部のみなさん,徳地監督,榊コーチ。

みんなガンバレ!!!

 

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今週末はリーグ最終戦です。

高知の会場は500人上限の入場制限が掛かっているようなので,現地に行く際は,前売りを買ったほうが良いと思います。ご注意ください。

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高知遠征に行かれるみなさん,道中気を付けて。

リモートで応援していただくみなさん,熱い念を高知に送ってください。

 

勝ちましょう。

そして笑顔でシーズンを終えましょう。

 

ではまた。

 

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(今後の試合)

JFL第34節 12月5日(日)13:00 対 高知ユナイテッド@春野総合運動公園

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JFL第33節 対 いわきFC

みなさんこんばんは。

 

2019シーズンに,FC今治と対戦した時のことをよく覚えています。

試合運営。サポーターの応援。スタジアム。そしてチーム自体の強さ。

JFL昇格初年度にそれを見たナカニシは,これがJリーグに行くチームか,と思いました。

 

今日の対戦相手のいわきFCさんは,来シーズンからのJリーグ加入が決まっています。

今日はたくさんのサポーターのみなさんが試合会場に来てくれました。

そして,たくさんのフラックが掲げられ,選手の後押しをしていました。

これがJリーグに行くチームなんだと思いました。

 

鈴鹿は2020年にチーム名が変わっただけでなく,他にもいろいろあって,結果的にサポーターの数は減少しています。

また,コロナ禍の件もありますが,観客動員も確実に減っています。

フラッグに関しても,アンリミテッド時代のフラッグはたくさんありますが,ポイントゲッターズになってからのフラッグはまだありません。

 

今日,負けたのは選手達だけではありません。

選手の背中を押せるような状況を作れなかったナカニシも負けです。

 

だから今,自分にできる事を一生懸命考えています。

今も昔も,いろんなことを考えて,いろんなことをしてきました。

まだまだ,足りません。

サポーターとして,選手のパワーになれるように頑張ります。

 

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試合の朝。

パラパラと,にわか雨が降る。

少しだけ虹がかかる。

 

今日の対戦相手は,いわきFC(以下,いわきと書きます)

昨年からのコロナ禍や,アウェイ席無しなどで,よく考えたらナカニシ自身は,いわきと対戦するのが初めて。

なんとなく,何度も試合をしている感じがあった。

 

試合開始前から,いわきサポーターが集まって来る。

優勝の瞬間を見届けるため,たくさんの人がAGFに来てくれている。

交流のあるサポーターと挨拶をして,ナカニシは黙々と準備を進める。

いわきの優勝を目の前で見たくないというよりも,

鈴鹿のホーム最終戦に来てくれたみんなを笑顔にして返したいという想いが強い。

いわきはいわき。

鈴鹿鈴鹿

 

どんな試合でも負けるのは嫌だ。

Jリーグ参入が無くなろうが何だろうが,試合には絶対に勝ちたい。

 

ピリピリと気合が入る。

鈴鹿サポーターも集まって来る。

いわきのフラッグがたなびく。

鈴鹿のフラッグは,今日はお休み。

 

マッチスポンサーの第一不動産販売さんから試合前にメッセージをいただく。

良いことを言ってもらった。素晴らしい。

ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。

 

赤い羽根共同募金の話もしてもらう。

カニシも寄付させていただきました。

 

風が冷たい。

身震いする。

寒い。でも・・・ハートはファイヤー!

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いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 7リンタロウ・14北野純也

MF 4橋本晃司・6西村仁志・42ニウド・40松木駿之介

DF 35上田駿斗・20中村俊貴・26今井那生・15菊島卓

GK 23岩脇力哉

 

試合開始

鈴鹿は前節の後半に大爆発した4-4-2のダブルボランチ

いわきも4-4-2。

 

前半は鈴鹿が風上を選んだ様子。

いつの間にか結構な強風が吹いている。特に上空は激しい。

 

いわきはロングボールを前線に入れてくる。

その跳ね返りを中盤が奪って,攻撃に厚みを持たせている感じ。

サイドをショートパスで組織的に崩すというより,前線に当てて,そこから展開が始まっている。

そしていわきには,それを徹底するだけのフィジカルの強さがある。

 

センターバックの,「鬼俊貴」,中村俊貴(20)

フィジカルの強いいわきのフォワード対して,競り合いで一歩も引かない俊貴。

そして,ただ大きくクリアをするのではなく,中盤のスペースにいる選手にボールをつなぎ,攻撃に展開している。

いわきの攻撃は,中盤を飛ばしてセンターバックに直接圧力をかけてくる。

ノーファウルで倒されたら一発でやられる。

俊貴!俊貴のマッスルパワーを見せてやろうぜ!

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試合はロングボール主体で攻めるいわきと,サイドに展開する鈴鹿の差し合い。

 

サイドハーフの,「キャノンボール」,松木駿之介(40)

開始5分でナカニシがつぶやく。「今日の松木は特に切れている」

ターンのキレが良く,さらに1歩目も早い。良いぞ!松木

いわきはロングボールを後方から一気に入れるため,ディフェンスと前線の距離が離れていて,中盤のスペースが空くことがある。

そのスペースにドリブルで切り込む松木

ボランチの西村(6),ニウド(42)がフォローし,前をリンタロウ(7)が走る。

松木が切り込んで攻撃のタイミングを作る。

やっぱり良いなー。松木

今日もGOで行こう!

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いわきは徹底してロングボール主体。

それを可能とする体の強いフォワードが2人前線に張っている。

鈴鹿のクリアが短くなると,2列目が奪って波状攻撃となる。

 

鈴鹿ボランチ,「アトミックセンター」,ニウド(42)

高さのあるニウドが,いわきのロングボールを迎撃している。

懐も広く足元も上手いニウド。特に前節のティアモ戦の後半はニウド無双状態だった。

鈴鹿の守備から攻撃への切り替えは,ある意味ニウドのところで切り替えている。

しかし,ニウドを経由するボールが多いことをいわきは研究している。

いわきの前線の2トップと2ボランチがニウドを狙っている。

ニウドに突っかけたら,すぐさまフォローに入り,ボールを奪う。

ニウドも奪い返すために体を張るが,いわきの選手は体の使い方が上手く,ゴール前で何度かファウルになってしまう。

どうも調子の出ないニウド。

でもまだまだこれから。

ニウド。あのミドル打っていこうぜ!

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いわきは,ボランチのニウド(42)にプレッシャーをかけている

ニウドからの展開ができず,鈴鹿は良いリズムが出てこない。

 

いわきは前線とディフェンスラインが割と離れている。

その分,中盤で鈴鹿がボールを保持することもできるが,ディフェンスが硬く,鈴鹿はサイドに押しやられるような展開。

裏を狙いたいが,いわきはディフェンスラインも割りと低い。

 

フォワードの,「餓狼」,北野純也(14)

カニシの見た感じでは,いわきはムキムキの筋肉というだけでなく,体の使い方が上手い。

そしてナカニシ的に,鈴鹿で一番体の使い方が上手いのは北野だと思う。

ボールを受ける→止める。ではなく,北野はボールを受けながら止めて前を向く。的な感じで,いわきディフェンスに引っかからないように体を使っている。

いわきのディフェンスは,足が早く体の圧力も強い。

北野もいわきディフェンスに何とか穴をあけようと,斜めに走ってスペースを作っている。

また,戻りながらのディフェンスでも良い感じにチェックして,ボールを奪っているが,その後が続かない。

それでもボールに喰らいつく北野。

ゴール欲しいよな。

北野純也。ゲットゴール!

ガンバレ!

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Hondaでもなく,大分でもなく,仙台でもなく,いわき特有のサッカー。

いわきはフィジカルが強いとよく言われるが,ナカニシはフィジカルだけでなく体の使い方が上手いと感じた。

鈴鹿の選手とボールとの間に体を入れて,ファウルを誘う。

 

ゴールキーパーの,「ファイヤー」,岩脇力哉(23)

いわきは鈴鹿陣内で体を張ってファウルを獲得している。

押し引きをしてくるいわきに対して,鈴鹿の選手がイライラしているのが分かる。

そんな中で,力哉が後ろから声を出している。

ノーファウル!

しかし・・・

前半22分。

ロングボール一発で鈴鹿ディフェンスの裏へ走ったいわきのフォワード。

岩脇はすでに反応していて飛び出して・・・キャッチ!

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その後にいわきの選手が転倒。それをジャッジは鈴鹿ディフェンスが後ろから押した?としてPKと判定。

今井那生(26)にイエローカード

祈るサポーター。

岩脇はPKを一度は止めるものの,弾いたところを押し込まれて失点。

0-1

いわきの積極的な仕掛けに対して,鈴鹿は上手くファウルを取られた感じ。

 

しかし,試合はまだまだ。

さあ,点を取りに行くぞ!

 

フォワードの,「ER7」,エフライン・リンタロウ(7)

前線でボールを受けるリンタロウ。やはりリンタロウは強い。

この試合のリンタロウは十分高さで勝負ができていた。

また,懐にボールを入れて,仲間の上りを待つプレイも効いていた。

しかし,リンタロウにボールが入った先がつながらない。

いわきのボランチとディフェンスの間で挟まれるリンタロウ。

厳しい状況だが,リンタロウはチャンスを狙っているぞ!

そして,前半26分。

リンタロウ(7)が壁になり,松木(40)とワンツー!

決まったと思った瞬間,松木が倒されPK。

キッカーはリンタロウ。

頼む・・・。

サポーターの祈り・・・。

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リンタロウは落ち着いてバシッと決めた!

ゴーーーーーーール!!!1-1

PKをPKで返す!

ナイスシュート!リンタロウ!

 

前半の半ばを過ぎて,試合は五分と五分。

カニシの目には,鈴鹿の選手の調子が悪いようには見えなかった。

いつものように気合十分。

いつものように集中している。

しかし,なにかが足りないような気がして仕方がない。

 

前半は変わらずロングボールで攻めるいわき。

鈴鹿はサイドから中に細かくつなぐ。

 

センターバックの,「我武者羅100%」,今井那生(26)

今日のAGFはとにかく風が強く,前半の向こうサイドの那生の声は,ほとんど聞こえなかった。

でも,那生がいつものように気迫のこもった指示を飛ばしていることは,ナカニシにはよく分かる。

いわきのフォワードに苦しみつつも,那生のプレイに穴は無い。

しかし,風の影響でハイボールの処理がしにくく,目測を誤り処理に手間取ると,いわきの2列目が突っ込んでくる。

前述のとおり,いわきはフィジカルが強いうえに,体の使い方が上手い。

PKを取られた上にカードをもらっているため,気を遣うプレイを強いられる那生。

ちょっとやり難そうにプレイしている。

那生!思い切りよく行って良い。

カードをビビッてプレイが小さくなれば,相手の思う壺だ!

那生は那生のプレイに集中!

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しかし・・・

前半40分。

ハイボールの競り合いの後,こぼれたボールを奪い合った那生(26)が,いわきの選手を倒したと判定。

そしてまたもやPK。

いわきが決めて1-2。

 

前半40分までにPKが3回。

試合を見ていても,それほどファウルをしているとは思えない。

なんかすっきりしない。

なんかモヤモヤする試合。

 

そして,前半43分。

試合開始から中盤で狙われていたニウド(42)がボールを奪われる。

カバーに行くディフェンス陣。岩脇がノーファウル!と大声で叫ぶ。

鈴鹿の選手の動きが小さい。いわきのほうが鋭く走っている。

中への得折り返しを決められ失点。1-3。

 

ジャッジの批判ではないけど,全体的になんか変な感じがする試合。

スッキリしない。

前半の半ばまでは良かったのだけど,それ以降,鈴鹿の選手のプレイが小さくなっているように感じる。

なんか変だ。

 

ここで前半終了。

 

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たくさんお客さんが来てくれている。

いわきからもたくさん。ありがたい。

 

鈴鹿はいつも通り,早々にアップを切り上げて,ベンチで全員の戦術確認をしている。

三浦監督は,何度も何度も後半から軌道修正して勝利をつかんできた。

ここからが勝負。

鈴鹿サポーターにまだ悲観的な感じはない。

 

ただ,ナカニシは気分がすっきりしない。

前半で3本のPK。

そんな試合には見えない。

両チームとも,プレイは激しいながらも荒くはない。

 

うーん。

 

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後半開始。

 

後半もロングボールの応酬で始まる。

ロングボールの跳ね返りの奪い合い。

セカンドボールを拾ったほうが攻める展開。

 

ボランチの,「セクシーフットボール」,西村仁志(6)

西村のポジショニングが冴えている。

セカンドボールのコースに陣取り,ボールを奪い前線につなぐ。

自らもドリブルで移動しながら,半身ずらしてパスコースを作る。

剛のボランチがニウドなら,柔のボランチが西村。

後半,2点を追う鈴鹿はとにかく点が欲しい。

西村のボール奪取が攻撃回数を増やし,得点のチャンスを得ることができる。

西村。ガンバレ!

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風がより強くなったように感じる。

岩脇からのキックが押し戻されて,落下点を狂わせる。

両チーム共に,ロングボールを蹴り合うため,このボールコントロールに苦慮している。

 

後半9分

(OUT)14北野純也 ⇔ (IN)19田村翔太

(OUT)26今井那生 ⇔ (IN)8海口彦太

 

上田(35)がセンターバックに入り,田村(19)が左サイドバック

海口(8)が中盤に入り,ニウド(42)は右サイドハーフへ。

松木(40)がフォワードに入る。

かなり大きく選手を入れ替えたがどうなる?

 

選手交代後の鈴鹿は,サイドを中心としたパスサッカーをしている。

ボールも動き,選手も動き,スピードのオンとオフを使い・・・

しかし,ボールも選手も,いわきに引っ掛かり,スピードが出せない。

 

サイドハーフの,「名人」,橋本晃司(4)

後半の橋本は,グラウンドを大きく使い,サイドチェンジをしようとしているように見える。

自分自身が左サイドでフリーとなり,呼んでいるが展開できない。

特に右サイドで「つばぜり合い」のような展開が長く続き,橋本のやりたいことができていないように見える。

キープ力のある中盤のニウド(42)が右サイドハーフに開いたため,余計に左への展開が少ない。

橋本も苦しんでいる。

橋本!何とか突破口を開いてくれ!

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センターバックの,「双頭の龍」,上田駿斗(35)

上田の落ち着いたプレイは,いわきのフィジカルにも十分通用している。

鈴鹿は2点のビハインド。上田に求められるのはディフェンスだけじゃなく,攻撃的なディフェンス。

上田から左サイドバックの田村翔太(19)に良いパスが出ている。

パスコースが無い時は,少し自分でドリブルしてパスコースを作り,前方に展開している。

鈴鹿に来た頃は,線の細い子供のような選手だった。

ところが今は,堂々たるプレイでいわきと存分に戦っている。

そして,セットプレイ時はファーサイドでビッグジャンプをぶちかます

上田!ガンバレ!

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後半の半ばを過ぎ,試合は膠着し始めた。

2点のリードがあるため,いわきはちょっとペースを落としている。

そして,前半のような中盤のスペースを埋めて,しっかりとディフェンスしてからロングボールを前線に入れている。

 

対する鈴鹿は,ボールも人も動きたいのだが,ちょっとしたトラップミスなどが多く,ノッキングしている感じがする。

パスカットしてから,さあ攻撃だ!というタイミングで,いわきに遅れさせられてしまい,スピードが出ない。

 

サイドバックの,「菊島ロケット」,菊島卓(15)

スピードのある菊島が,前に走り出してクロスという場面が少ない。

そのため,超ロングスローの菊島ロケットもそれほど投げていない。

後半,サイドハーフにニウドが入ったが,菊島の駆け上がる「間」が無く,菊島の攻撃の力が行かされているとは言い難い。

カニシもモヤモヤする試合だが,菊島もモヤモヤしているだろう。

2点を追う鈴鹿だが,後半の展開は五分と五分。

ディスフェンスでも危険な場面は続いている。

じりじりと時間が過ぎる。

サポーターは,菊島のミドルシュートを見たい。

菊島。頼む!

 

鈴鹿の攻撃は,いわきのゴールを脅かしてはいない。

そこまでなかなかたどり着けない。

 

後半途中から左サイドバックに入った田村翔太(19)が,斜めに良いボールを入れている。

リンタロウ(7),橋本(4)が,一気に動いてチャンスを作るが,決めきれない。

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後半31分

(OUT)42ニウド ⇔ (IN)25出岡大輝

 

サイドハーフにいたニウドが交代。

チーム合流以来,無双状態のニウドが,この試合はキツかった。

でも,今後,もっともっとニウドはハマってくると思う。なっ!

 

試合は淡々と進む。

鈴鹿の選手の気合や気迫は感じるが,プレイがつながらず寸断されてしまうので,淡々とした感じになる。

そうしているいわきが強くて上手いのかもしれないが,後半の鈴鹿は,三浦監督就任後の試合で最も良くなかった。

 

鈴鹿は出岡(25)がボールを触ってチャンスが生まれている。

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ヘディングシュートが惜しい場面があった。

 

また,前線に飛び出す海口(8)のスピードが,ナカニシの位置から良く見えていた。

2点を追う展開。思い切り良くボールに絡んでいくプレイは,海口らしさがあった。

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途中交代で入った選手の動きは悪くない。

しかし,いわきのディフェンスはまだ余裕があるように見える。

 

橋本(4),松木(40),リンタロウ(7)がゴールに迫る。

いわきのゴールキーパーのセーブでゴールならず。

 

後半45分

(OUT)6西村仁志 ⇔ (IN)2原広樹

 

原広樹が出場。

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後半AT。

いわきのシュート性のクロスボールを,頭でコースを変えられ失点。

1-4。

 

ここで試合終了。

 

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両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

たくさんの方が試合会場にお越しいただきました。

いわきのみなさん,Jリーグ加入とJFL優勝おめでとうございます。

マッチスポンサーをしていただきました第一不動産販売さん,勝利を届けられなくてすみません。

今後ともよろしくお願いします。

 

いつも,たくさん差し入れをいただいています。

勝ち菓子にはなりませんでしたが,美味しくいただきました。

ありがとうございました。

 

この試合が鈴鹿でのホーム最終戦です。

1シーズンボランティアスタッフとしてご協力いただいたみなさん,ありがとうございました。

 

 

 

帰宅して,試合を振り返って,ボーっとしていますが,やっぱりなんか後味の悪い試合です。

 

この試合,鈴鹿はいわきに何をやっても勝てなかったのか?

と考えると,そんな感じはしません(半分は負け惜しみですが)。

鈴鹿はできている部分もありましたし,チャンスもありました。

ジャッジへの批判ではありませんが,前半の3本のPKなどのバタバタで,何となく試合の流れを掴めなかったのが敗戦の理由なんじゃないかと思っています。

 

そして,その変な流れを変えるような応援ができなかったのが悔やまれます。

そんな時に,ドンドン前向きの声が出せたら・・・。

今,ナカニシのノドは全く枯れていません。

本来ならば,そんなことは絶対にありませんでした。

ピンチの時に何もできないサポーターの無力を感じます。

どうしても,頭の中でグルグルと考えてしまいます。

 

ホーム最終戦は,寂しい結果となりました。

この試合が,鈴鹿での最後の試合となった選手もいると思います。

その選手を笑顔で送りたかった。

 

最後の片づけをしながら,そんなことを考えていました。

 

もっともっと,サポーターとして頑張らねば・・・。

 

選手のみなさんお疲れさまでした。

 

今夜はゆっくり休んで,シーズン最終戦の高知戦の勝利のための準備をしましょう。

 

ではまた。

 

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(今後の試合)

JFL第34節 12月5日(日)13:00 対 高知ユナイテッド@春野総合運動公園

 

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