VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

JFL第18節 対 東京武蔵野シティFC

みなさん,こんばんは。

 

なんか良く分かりませんが,今日の試合は,今までに無いほどヘトヘトに疲れました。

北斗の拳で言うと,ラオウを好むナカニシは,試合中にヒザをつくことはないのですが,今日は何度か座り込んでしまいました。

どうすれば体調が良くなるか考えましたが,試合に勝つしかないという結論に至りました。

なので,次は勝ちます。 

 

 

 

試合の朝。

今日の対戦相手は,東京武蔵野シティFC(以下,武蔵野と書きます)

15時キックオフなので,少し朝は時間がある。

荷物を積み込み,しばしボーっと考える。

 

夏の補強はゴールキーパーサイドバックだった。

ゴールキーパーは5人目。これにはかなり驚いた。

ミラ監督のサッカーは,基本的にパスサッカーだけど,普通に見るとちょっとクセがある。

このサッカーにいきなり合わせるのは難しいのでは???

さあ,どうだ?

 

あんな事や,そんな事を考えているとあっという間に時間が過ぎる。

AGFへ出陣。

 

試合会場では,ボランティアスタッフの仲間たちがそろっている。

たくさん来てくれて心強い。ボランティアスタッフのミーティングの成果を。

テントを設営し,ノボリを立てる。

鈴鹿サポーター(ボランティアスタッフ)の手際は素晴らしい。

カニシが指示を出したときには「もう完了です!」と言葉が返ってくる。

みるみる準備が整う。見事。ありがとうございます。

 

カニシは2016シーズンくらいから,ちょっとサッカーの試合が怖いので,試合前は落ち着かない。

不安を拭うように,細かい会場の準備をしたり,スタンドでジッとグラウンドを見ながら,集中を続ける。

 

選手たちの動きは良い。

疲れも抜けて,怪我も治ってきている。

 

大丈夫だ。

彼らを信じよう。

日本一の俺たちの応援する選手を,心から応援しよう。

 

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 7リンタロウ

MF 8小西洋平・25和田篤紀・21小野祐輔・10堀河俊大・6藤田浩平

DF 34野口遼太・4キローラン木鈴・15中村俊貴・27中村貴大

GK 30アレナス

 

試合開始。

 

鈴鹿は,4-2-3-1で,トップ下に小野が入る。

武蔵野は,アウェイでは4-2-3-1だと思ったけど,今日は完全に4-4-2

 

暑い中での試合だが,時折,風が通る。

疾風に勁草を知る男がスタメンで出てきた!

 

サイドハーフの,「疾風勁草」,堀河俊大(10)

鈴鹿アンリミテッドで,天国と地獄を見てきた選手のひとり。その堀河に対するナカニシの信頼は厚い。

武蔵野にはアウェイで1-4で敗れている。だけどその試合には堀河はいなかった。

堀河ならなんとかしてくれると,祈るように願う。

その堀河。後方のサイドバックには,新加入の田中貴大が入っている。

そのため前半序盤は,中間位置を取りながら,ディフェンスのフォローや中盤のカバーを気にしている。

試合の流れを読む目があるので,何が起きるか分からない中断期間開けのこの一戦は丁寧に入っている。

しかし,どうやら武蔵野は守備的に入るようだ。

右サイドに基点を作り,中に流れる小野(21),和田(25)を見つつ,うしろから追い越す田中(27)の動きも利用する。

右サイドに堀河がいるということは,前線基地が出来ていて,ここから何でも出来るという事だ!

パス・ドリブル・そして自ら中へ。

堀河!ガンバレ! f:id:miracle_fcsuzuka:20190826002442j:plain

 

そして左サイドハーフは,「進撃のコニブル」,小西洋平(8)

小西は良くも悪くも?少しスロースターター。と思ったら急に目立ったりするので,目が離せない。

その小西が,前半では武蔵野サイドを切り刻んでいる。

いつも以上に前半から目立ちまくっている小西。

この試合では左サイドバックに野口が入っており,野口の左足から絶妙なパスが縦に通っている。

それに走りこみ,小西独特のスピードとステップでドリブル開始。

和田(25),リンタロウ(7)もフォローに入り,小西も良いところまで行くのだが,武蔵野のディフェンスの間隔がコンパクトで,最後の最後でシュートを打ち切れない場面が続く。

しかし,今日の小西のドリブルは良いぞ!

切れてる!

頼むぞ小西!

 

前半の序盤は,武蔵野がガッチリ守って,鈴鹿が攻めあぐねるという展開。

武蔵野は4-4-2の,4バック4ハーフが,4人2列のゾーンを綺麗に作っており,選手間の間隔もコンパクトになっている。

その分,どちらかのサイドによると,逆サイドにスペースができているが,その逆サイドはある程度放置している様子。

簡単に言うと,鈴鹿の前監督の辛島監督のディフェンスに近い。

 

対する鈴鹿は,中盤まではそこまでプレッシャーが無く,両サイドをグルグルパスを回しながら,マークを剥がそうとしているが,なかなかマークが外れない。

そうこうしているうちに,武蔵野の選手が鈴鹿のパスに慣れてきて,コースを読んでカットする場面が出てくる。

そう。アウェイで散々にやられたけど,武蔵野は切れ味鋭いカウンターを持っているチーム。

前半の支配率は,6対4で鈴鹿だけど,カウンターの上手いチームとの対戦では,攻めているときが一番のピンチ。

相手にリードされると,カウンターのチームの思う壺。

鈴鹿がリズム良く攻めている間に,早く先制点が欲しい。

 

前半17分

右サイドで田中貴大(27)がボールを運ぶ。

それをスルスルっと流れた小野祐輔(21)が中へ。

狙うはファーサイドの小西洋平(8)。

バックステップしながら,小西がヘディングで折り返す。

f:id:miracle_fcsuzuka:20190826002544j:plain

それをダイレクトで振りぬいたのは・・・。エフライン!リンタロウ!

鈴鹿のエフラインリンタロウ!背番号7番!

ゴーーーーーーール!!!1-0

f:id:miracle_fcsuzuka:20190826002557j:plain

良い時間帯に先制点!

ナイス!

しかし,そのすぐ後,前半18分

武蔵野のロングスローからつながれて,ゴールキーパーの前で足でチョンと触られて失点。

1-1

 

あっという間に先制点のアドバンテージを失う。

なんだ?なんだ?

なんか一瞬ボールを見て止まらなかったか?

 

ゴールキーパーの,セルヒオ・アレナス(30)

新加入のゴールキーパーだが,やはり連携面で不安がある。

たぶんミラ監督の指示で,出来る限りマイボールにするため,ゴールキック時にはショートパスでつなごうとするのだが,それを逆に奪われてピンチを招いている。

アレナスは,途中からショートパスでは無く,セーフティにロングボールで大きく蹴ることを選択していた。

センターバックとの連携もまだまだで,危ない時にいつでもゴールキーパーに預けられる安心感がまだ薄い感じがする。

実際,武蔵野はショートカウンターを狙うため,前線の2トップがセンターバックにプレッシャーをかけていた。

パンチングが短く,ゴールががら空きになった場面もあったが,中村俊貴(15)が辛うじてクリア。

この試合では,たくさんのピンチを招いたが,やはり2センターバックゴールキーパーが不安定に見えた。

アレナス!

今日は失点多かったけど,立て直そう!

これからコミュニケーションとって連携アップしよう。 

f:id:miracle_fcsuzuka:20190826002637j:plain

 

攻めあぐねる鈴鹿

カウンターの武蔵野。

アウェイ東京で見た光景が,そのままAGFで行われている。

支配率は鈴鹿。だけど狙い通りのサッカーをしているのは武蔵野。

 

トップ下に入る,小野祐輔(21)

先制点につながるクロスを上げたが,それ以降,なかなか得点に絡めない。

小野祐輔のいる場所は,武蔵野のゾーンの一番キツイ場所なので,パスを受けることすら難しい。

結果的にサイドに流れて,サイドからのクロスのフォローをするが,小野がサイドに流れる分,中が薄くなっており,ワントップのリンタロウへのマークが集中している。

セカンドボールも和田(25)が寄せてはいるものの,武蔵野に奪われるほうが多いような気がする。

どうにも効果的に存在感を出しきれない小野。

苦しい時間帯が続くが,ひょっこりなんかスーパープレイを見せてくれる気がする。

小野祐輔!

期待してるぜ! 

f:id:miracle_fcsuzuka:20190826002700j:plain

 

ミラ監督のトップ下は,小野(21),堀河(10),小澤(28),和馬(18)といろいろ出している。

ただ,この選手!と決め切れていないので,どうにも落ち着かない気がする。

 

前半の終盤に入る。

 

センターバックの,「マッスルキングダム」,中村俊貴(15)

この試合の中村は,どうした中村?と言いたくなるほど安定していなかった。

いや,中村のプレイはこんなんじゃない。もっと壁のようにガチッとしているもんだ。

前半の半ばに,超ロングシュートを放つ。こんなロングシュートを放つ中村を始めて見た。

なんか自分のプレイに焦っている?苛立っている?感じすら受けた。

今日の試合では,両センターバックと,ゴールキーパーの連携があまり整っていなかった感じがする。

その分,早い段階でゴールキーパーに返さず,自分で体を入れてゴールキックに逃げようとするプレイもあった。

しかし,武蔵野も前線からのプレスは狙っているだけあって,上手く体をすり抜けてボールを奪いにくる。

その一つ一つのプレイがドキドキする。

中村,大丈夫。大丈夫。

今までやってきたトレーニングは絶対に嘘をつかない。

大丈夫。深呼吸して。

 

前半38分。

右サイドでファウルをしてしまい,武蔵野のフリーキック

シュートのような早いボールに対して,武蔵野の選手の頭にピッタリ当たる。

やられた。

鈴鹿の選手は反応もできなかった。

1-2逆転される。

  

ボランチに入る,「バッドボーイ」,和田篤紀(25)

長く怪我に苦しんだが,やっと復帰。待ってたぜ!和田篤紀!

ワンタッチが華麗な和田。

武蔵野はきちんと守っているため,普通にパスをまわしていては,4人2列を突破できない。

和田が高速ショートワンツーを見事に決めて,小西を縦に走らせている。

ワントラップしていては武蔵野ディフェンスは崩せない。

なおかつ,今は武蔵野がリードしている。

和田のダイレクトプレイから,鈴鹿の選手が走り出す。

ここを突破口にしたい。

和田から良いボールを前線に出したい。

和田篤紀!

何とか点を取らせてくれ!頼む。 

f:id:miracle_fcsuzuka:20190826002802j:plain

 

前半が始まってすぐの時と,1-2の前半の終盤と,鈴鹿の攻撃は特に変わっていない。

武蔵野は変わらずガッチガチにディフェンスを固めている。

そこに対して,鈴鹿は同じ攻撃を繰り返している。

支配率は6対4で鈴鹿が優位。

だけど結果的に試合記録によると,前半のシュート数は武蔵野のほうが多かった。

 

センターバックの,「不暁不屈」,キローラン木鈴(4)

木鈴もこの試合,あまり調子が良くない。

空中戦では武蔵野に負けることは無く,無双の強さを誇る。

競り合いでも負けておらず,ヘディングのクリアでも飛距離は出ている。

だけど,スピードで攻めてくる相手に対して,後手後手を踏んでしまい,受身になってしまう。

どうした木鈴?

 

前半終了間際。

武蔵野ゴールキーパーからの大きなキック。

中村(15)と,武蔵野フォワードが落下点に走るが,ここで中村は競合わず,武蔵野フォワードにトラップ一発で交わされ,走ってくる武蔵野の選手にパスを出される。

パスを受けた武蔵野の選手に対して,木鈴がカバーに行くが,木鈴もドリブルで交わされ,アレナス(30)も飛び出しが遅れて失点。

なんだ?

何が起きたんだ?

なんでそうなるんだ?

1-3。

 

そして前半終了。

 

 

 

この試合の前半は,今シーズン見てきた試合の中で,一番ディフェンスが悪い。

失点時には,武蔵野の選手は動いていて,鈴鹿の選手は止まっているかスピードダウンしている。

こんな不安定なディフェンスラインは今シーズン一度も無かった。

中断期間の成果はどうなっているんだ?

 

ディフェンスの不安定さが,中盤,そして前線につながっているように見える。

全体的にリズムが悪く,攻守ともにセカンドボールが拾えず,単発になっている。

 

アップしている選手たちを見る。

早い段階で変えていかないと,このままズルズル行ってしまう。

それは,アウェイの東京武蔵野戦と同じ流れだ。

 

選手たちも分かっているだろう。

早く変えねば。

どうやって変えていくのか?

 

 

 

後半開始。

 

後半2分。

武蔵野の狙い通りにカウンターを受ける鈴鹿

武蔵野のカウンターで走る選手と,鈴鹿のディフェンスに戻る選手は,武蔵野のほうが多く,そして早い。

あかん!これはあかん!

武蔵野のパスが,鈴鹿の選手に当たる。

だけど当たっているだけで,クリアしているわけではないので,武蔵野はドンドン走ってセカンドボールを奪い押し込んでくる。

鈴鹿は大きくクリアできない。武蔵野は足を止めていない。

最後のパスが通った時,鈴鹿の選手は足が止まっており,武蔵野の選手を止められなかった。

なんてことだ!

1-4

 なんてことだ!

これでは5月のアウェイ武蔵野以下じゃないか!

 

後半5分。

(OUT)21小野祐輔 ⇔ (IN)18佐藤和馬

(OUT)8小西洋平 ⇔ (IN)13遠藤純輝

 

一気に2人を変える。

そうでもしないと変わる感じがしない。

 

2点差ならば,武蔵野はカウンターに人をかけて点を取りに来ていただろう。

3点差となって,武蔵野は少し守りに入った。ような気がする。

実際のところ,鈴鹿は武蔵野のカウンターを止め切れておらず,この勢いならばさらに失点もありえる状態だった。

でも,武蔵野はディフェンス重視で,少しギアを落としたように思う。

 

セントラルミッドフィールダー,「鈴鹿の心臓」,藤田浩平(6)

その武蔵野の変化を見逃す藤田ではない。

フィールドの全てのことは藤田が良く分かっている。

何が悪いのかも,何をせねばならないのかも。

藤田は,サイドを使いつつ,入ってきた和馬(18),遠藤(13)を中に向かわせる。

和馬と遠藤の足元の上手さならば,かなり厳しいパスでも懐に収めることが出来る。

そして,少々無理をしても,和馬と遠藤ならば,シュートまで持っていける。

藤田自身は少しポジションを下げ,和田(25)を少し前に向かわせている。

藤田。

このまま終わったらダメだ。

このまま終わったら,これからの試合にも影響してしまう。

鈴鹿が成長している事を見せないと。

サポーターにじゃない。選手たちがまた戦うためにもこのまま終わっちゃダメだ。

藤田。この試合を,またこっちに戻してこれるのは,藤田しかいない。

藤田。

頼む。

本当に頼む。 

f:id:miracle_fcsuzuka:20190826002928j:plain

 

サイドバックの,「最強の左」,野口遼太(34)

3点差を追う試合。時間はまだある。

鈴鹿はサイドをグルグルとパスをまわしていたが,少しずつ変化が出てきた。

和馬(18)と遠藤(13)が仕掛けるため,少し武蔵野にズレが出始めた。

そして,野口は全く諦めておらず,自らの攻撃力を活かすため,少しずつ中に進入してきた。

悪魔の左足の射程圏内には入れないが,野口がドリブルで運ぶため,遠藤がサイドでフリーになることが出来るようになり,特に左サイドの活性が上がってきた。

野口も試合の流れを見ている。

多少ディフェンスは空けていても,今は攻める時。

野口がグイグイと押し出してくる。

さすが!ノグさん! 

f:id:miracle_fcsuzuka:20190826002951j:plain

 

前を向くのが早い佐藤和馬(18)がシュートを狙っている。

右サイドに流れず,自分が決めるという心意気が見て取れる。

和馬!!!頼む!!!

 

後半20分。

(OUT)15中村俊貴 ⇔ (IN)16小口大司

 

中村が下がり,藤田がセンターバックに入る。

和馬(18)と和田(25)のボランチだが,2人ともディフェンスまで下がってこず,高い位置を取っている。

小口とリンタロウの2トップとなり,超攻撃的布陣に。

 

右サイドの堀河(10)は,後半,サイドバック田中貴大を使っている。

サイドバック,新加入の田中貴大(27)

カニシがあまり見たことのないサイドバックの感じがする。

田中の特徴は,左と右の両方で強いボールが蹴れること。

なので,縦だけでなく,中に切れ込んで左で巻くボールを蹴れる。

そして,思っていたよりずっと攻撃的で,ボールを求めて走り回る。

体もしっかりしているので,当たり負けもしなさそう。

その田中。前半も上がっていたのだが,中であわせられなかった。

後半の終盤,小口が2トップで入った。

リンタロウと小口に対し,クロスを放り込みまくる貴大。

なかなかの精度なので,小口が泥臭く競合い,こぼれ球をリンタロウが狙う。

貴大!

良いぞ!

放り込め! (↓これは前半の写真)

f:id:miracle_fcsuzuka:20190826003018j:plain

 

後半20分に小口が入ってから,鈴鹿は細かくパスをまわすスペイン?風の展開ではなく,早め早めにフォワードに放り込むようになった。

パスをどれだけまわしても,今の鈴鹿では武蔵野は崩せない。

ならば,割り切って,小口とリンタロウで勝負!!!

 

そして

 

後半25分。

堀河(10)が大きくクロスを放り込む。

武蔵野がクリアするが,和田篤紀(25)は高い位置を取っているため,セカンドボールを拾って,すでに走り出している佐藤和馬(18)にパス。

見事に動きながらマークを外し,シュートを放つ和馬!

武蔵野ゴールキーパーが辛うじて反応するが,そのこぼれ球を小口が押し込む!!!

小口!!!!!

ゴーーーーーーール!!!2-4

f:id:miracle_fcsuzuka:20190826003109j:plain

小口のJFL初ゴール。

もっともっと騒いであげたいのだけど,この勢いを止めたくない。

ドンドン行きたい。

 

鈴鹿は徹底的にクロスで勝負する。

高さでリンタロウ(7)。

粘りと思い切りの良さで小口(16)。

硬い堅い武蔵野ディフェンスに対して,勝負できている。

 

フォワードの,「ER7」,エフライン・リンタロウ(7)

ワントップの時と比べ,小口がかき回すので,前線でボールを受けられるようになってきた。

そして,武蔵野ディフェンスと高さで競合っても,こぼれたボールに小口が突っ込んでくるので,こぼれ球を計算して競り合うことが出来るようになってきた。

リンタロウがゴールに少しずつ近づいている。

そしてそのゴールは思わぬところで生まれる事となる。

 

後半30分。

貴大(27)が堀河とのパス交換から,中に向かって進入。

パスのボールが武蔵野のハンドを誘う。

主審が迷い無く指を刺した場所はPKマーク。

 

蹴るのは鈴鹿の点取り屋。

エフライン・リンタロウ(7)

リンタロウ頼む。

鈴鹿サポーターがジッと黙って祈る。

軽い助走からズドンとシュート!

ゴーーーーーーール!!!3-4

 

割り切って徹底的に放り込んで追いついてきた。

あと1点で追いつくぞ。

 

残り時間は約15分。

 

武蔵野はいったんペースダウンしたためか,前半あれほど怖かったカウンターが,それほど刺さってこない。

そして,藤田がディフェンスラインにいる以上,カウンターだって絶対に止めてみせる。

 

鈴鹿は中に早くクロスを放り込み,セカンドボールをボランチの和馬(18)と和田(25)が拾って攻撃につなげている。

 

得点の匂いにAGFが騒がしくなる。

 

そして,左サイドから野口が吼えながら突っ込んでくる。

止められても,遠藤純輝(13)がカバーしてさらに中に!!!

 

右から,堀河(10)と貴大(27)

左から,遠藤(13)と野口(34)

セカンドボールを,和馬(18)と和田(25)

決めろ!リンタロウ!

叩き込め!小口!!!

 

鈴鹿の選手たちが,ドンドン勝負をかける。

激しい試合となりファウルやカードが出ている。

サポーターのボルテージも上がる。

 

いける!

いける!

もう少し!

もう少し!

 

攻めまくっている鈴鹿に対して,武蔵野のカウンターが飛んでくるが,ゴールキーパーのアレナス(30)が右手一本でゴールを守る。

 

堀河のコーナーキックで願った。木鈴を狙ってくれ。

遠藤のドリブルで祈った。そのままシュートまで行ってくれ。

ATもう少し。

何とかもう少し時間を・・・。

 

試合終了。

 

 

 

両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

ボランティアスタッフに参加いただいたみなさん,ありがとうございました。

いろいろな方に,お土産いただきました。みんなで食べました。ありがとうございました。

国体予選でお会いした,くノ一サポーターさんも会場に来てくれました。試合前後のバタバタで,ご挨拶ぐらいしかできませんでしたが,ご来場ありがとうございました。

暑い中でしたが,たくさんの方が試合を見に来てくれました。

 

試合は残念ながら3-4の敗戦です。

4失点と言うのは,どんな理由があっても取られ過ぎです。

厳しいリーグ戦と言うことは分かっています。

だけど,ディフェンス面での修正は,まだまだ出来ていません。

と言うか,前半戦と特に変わった気がしません。

  

試合終了後は,モヤモヤしました。イライラしました。

 

ボランティアスタッフの仕事をしながら,グラウンドの道具を全部片付けて,汗だくになりました。

そしてスタンドに戻ってきて,サポーターの仲間に言いました。

 

負けたら,鈴鹿アンリミテッドのサポーターをやめるのか?

負けたら,鈴鹿アンリミテッドを嫌いになるのか?

負けたら,選手たちに文句を言うのか?

 

ならばサポーターのすることは決まっている。

次の試合で選手たちが前を向いて,良い雰囲気で,ノリノリで,試合を戦えるように,元気に応援するだけだ。

サポーターは応援しか出来ないけど,出来る事を一生懸命やろう。

 

 

 

前試合の後のブログに書いたことです。

 「失点を減らすための修正は,選手や監督やコーチが考えるでしょう。

それは,サッカーの専門家である彼らの仕事です。

そして,その修正は必ず成し遂げられるでしょう。

それは,ナカニシの信頼する選手たちがこのまま終わるわけが無いからです。」

 

次の試合は,宮崎に行ってきます。

カニシは飛行機と船が大嫌いなのですが,飛行機に乗って行ってきます。

そう,鈴鹿アンリミテッドの選手を応援するためならば,地獄にだって共に行こう!

 

見てろよ。

必ずやり返すぞ!

 

ではまた。

 

 

 

(今後の試合)

JFL第19節 8月31日(土)15:00 ホンダロックSC @串間市陸上競技場(宮崎県串間市

JFL第20節 9月8日(日)12:00 ラインメール青森 @AGF陸上競技場(鈴鹿市

JFL第21節 9月15日(日)17:00 流経大ドラゴンズ龍ヶ崎 @たつのこフィールド茨城県龍ヶ崎市)

 

※ このブログに使用している写真は,鈴鹿アンリミテッドとJFLの使用許可を得て掲載しています。そのため,他での利用は絶対にしないでください