みなさんこんばんは。
今回の退団のニュースで,ナカニシを地の底に叩き落したのは堀河の退団でした。
JFL昇格の際のキャプテンである堀河と,一緒にJへ行きたかった。
それが残念でなりません。
無念。
痛恨の無念です・・・。
堀河俊大 背番号13・10
(ホリカワオーレ ホリカワオーレ ホリカワオーレ)
堀河の退団の記事を見た時,目の前が真っ暗になりました。
それから何も手に付かず,何を考えていたのかも分からなくなりました。
混乱していました。
堀河のことを書くには少し時間が必要でした。
それほど堀河は,ナカニシにとって鈴鹿アンリミテッドの大きな柱でした。
≪2016年≫
2016に鈴鹿に来ました。
初めて堀河を見たことを本当に良く覚えています。
四日市ドームで明治安田生命保険さんのサッカーイベントに来ていました。
その時の堀河は,鈴鹿に来てすぐだと思いますが,子どもとボールで本当に楽しそうにサッカーをしていました。
ひと目で分かりました。この選手はサッカーが大好きな選手だと。
鈴鹿で最初のゴールも良く覚えています。
東海リーグ開幕戦のヴィアティン戦のPKです。
緊張の一瞬でしたが,ナカニシは「堀河なら決めてくれる」と信じていました。
その時は,まだ鈴鹿に来て数ヶ月の選手なのに,なんかめちゃくちゃ信頼していました。
2016年は,鈴鹿の快進撃が続きました。
全社2位で地域CLに進出し,初めて決勝ラウンドに進みました。
小澤,北野,渋谷,野口,村田,吉川,大村・・・そうそうたるメンバーの中に,もちろん堀河もいました。
チームが最も成熟し,最も勝たなくてはならない試合を迎えたあの日。
鈴鹿はヴィアティンに負けました。
シーズンオフには,たくさんの選手が鈴鹿を去りました。
ナカニシは体が焼かるほど,もだえ苦しみました。
悔しくて,でも,どうしようもなくて・・・
身の置き場の無いほど苦しい思いをしました。
そんな時,堀河がキャプテンになって,背番号10番を堂々と付けました。
堀河が,ナカニシをまた立ち上がらせてくれました。
≪2017年≫
2016の悔しさを晴らすため,全力の中にさらに全力を込めて応援しました。
たくさんの選手が鈴鹿に新しくやってきました。
そのヒトクセもフタクセも有る選たちを,堀河はキャプテンとしてまとめました。
それはサポーターの目には見えませんが,とても大変だったと思います。
小澤監督がシーズン終盤で解任となり,藏川選手が監督を兼任する事になりました。
そんなチームを堀河は引っ張り続けました。
全国社会人選手権に優勝。
そして地域CLは1次ラウンドの栃木で敗退しました。
その年のファン感謝祭。
寒い寒い第1グラウンドで,最後の選手挨拶の際に言いました。
「来年,残るか,残らないで言うなら,残ります。」
「そして最後にみなさんに一言だけ,メリークリスマス。」
ナカニシは立っていられないほど嬉しかったです。
ヒザから崩れ落ちながら,ヒャッホーと声にならない声で喜びました。
最高でした。最高のプレゼントでした。最高のファン感でした。
堀河・・・しびれるぜ!!!
≪2018年≫
堀河は,またキャプテンとしてチームを引っ張りました。
監督が変わり,選手も変わり,やっぱりこのチームをまとめるのは大変だったでしょう。
リーグ戦を優勝し,全社でしっかりとスカウティングをして,そし地域CLに進みました。
この年のピンチは,堀河のコーナーキックと,それを合わせる木鈴のヘディングが救ってくれました。
堀河のキックの精度は異常なまでに研ぎ澄まされており,ピンポイントと言う言葉では足りないくらいの超超高精度でした。
凄かった!
鈴鹿の辛い展開でのセットプレイの得点は,ほとんど堀河の右足から生まれました。
そして,11月23日。
地域CL決勝ラウンド2戦目。
勝利すれば昇格か決まる試合。
1点目のフリーキックからの藤井選手のゴール。
2点目の左サイドからの崩しからのリンタロウのゴール。
両方のプレイに堀河が絡んでいました。
そして,後半半ばに靭帯を損傷する大怪我をしました。
試合終了と共にJFL昇格が決まりました。
キャプテン堀河が掴み取った昇格です。でもその時には・・・
そのダイヤモンドより価値の有る宝物のような足は・・・動きませんでした。
≪2019年≫
JFL昇格を決めた試合で大怪我をして,靭帯の手術をしました。
ナカニシは堀河と一緒にリハビリをがんばるため,自宅で「堀河チャレンジ」という筋トレを始めました。堀河と一緒に辛いリハビリをしたかったからです。
でも,あまりの大怪我に今シーズンは試合に出られないと思っていました。
出ても,コンディションが整わず,厳しいんじゃないかと思っていました。
ところがどっこい!!!
堀河はナカニシの予想の上を行きました。
予想を大きく覆し,7月14日の仙台戦で復帰しました。
その試合は今シーズンのナンバーワンゲームでした。
そして,その後も出る試合では,しっかりと存在感を出し,堀河らしいプレイを見せてくれました。
でも,まだまだ先が有る。
まだまだ本来の堀河じゃない。
もっと凄いんだぜ!こんなもんじゃないぜ!
堀河のベストコンディションは来シーズンだ!
来シーズン見とけよ!堀河の凄さはさらに上があるぞ!オラーーー!!!
・・・と思っていた矢先の退団発表でした。
堀河の好きな言葉は「疾風に勁草を知る」です。
それはナカニシが,そして鈴鹿サポーターが最も大事にしている言葉です。
そして,堀河自らが体現した言葉でもあります。
ファン感の後に,「疾風に勁草を知る」横断幕に堀河のサインを入れました。
この横断幕にサインがあるのは堀河だけです。
この横断幕が一番似合うのは堀河です。
ナカニシが応援し始めてから,たくさんの選手が鈴鹿に所属しました。
その中で,(冗談とはいえ)「ナカニシの娘をもらってくれ」とブログに書いたのは,唯一,堀河俊大だけです。
堀河。
もう呼び捨てで呼べる時間は短いかもしれない。
堀河。
ナカニシ。めちゃくちゃ寂しいやん。ホントに寂しいやん。
元気で。
風邪引かないように。
肉離れに気をつけて。
ミミちゃんにもよろしく。
柿本とまたカレー食べてください。
・・・また会いましょう。また会いましょう。
堀河は勁草です。抜群の勁草です。
なんだってできるさ。
なんだって乗越えられるさ。
あの地域CLを乗越えたんだぜ!!!
マジで辛い試合ばっかりだったんだぜ!!!
そして最後に一言。
ちょっと早いけど,堀河。メリークリスマス。
返信は不要。
(お知らせ)
選手たちを応援する横断幕をたくさん預かっています。
作成していただいたみなさん,本当にありがとうございました。
これらの横断幕は,選手たちをきっと勇気づけた事だと思います。
退団した選手の横断幕は,下記の3通りの取り扱いとさせていただこうと思います。
①作成者の方に返送いたします。
②移籍したチームのサポーターに引き次ぎます。
③ナカニシが生きている限り保存します。
この3つのうちどれかです。
ナカニシが所有者の連絡先を知っている場合は,メールやDMなどで連絡させていただきますが,不明の場合は,お手数をおかけしますが,下記まで連絡ください。
↓
miracle_fcsuzuka@yahoo.co.jp
①の場合は,返送先の住所とお名前をお知らせください。
②の場合は,ナカニシが全力で次のチームにお届けしますが,外国や相手先に受け手が居ないなどの場合,③の保管とさせていただきます。
横断幕ありがとうございました。
大事に使わせていただきました。心より感謝いたします。