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アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

天皇杯1回戦 対 FCマルヤス岡崎

みなさんこんばんは。

 

9月16日の水曜日の夜,パロマ瑞穂スタジアム天皇杯が行われました。

カニシが心待ちにしていた,トーナメントです。

しかし,おもいっきり敗戦でした。完敗でした。

鈴鹿の強いところを出せず,弱いところを攻められ,ミスを誘われ,選手たちの力を出し切れず,てんでダメでした。

先週末,良い勝利を挙げたのに,なんでこんなことになったんでしょうね?ミラ監督?

 

 

 

パロマ瑞穂スタジアムは,2011年の天皇杯名古屋グランパスと対戦)で戦ったスタジアム。

当時,サポーター仲間のhosuさんが場所取りしてくれて,瑞穂のスタンドに入る最初の1歩をナカニシに踏ませてくれた。

最初の1歩から約8年。今,鈴鹿は何歩進んでいるのだろう?

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今日の対戦相手は,FCマルヤス岡崎(以下,マルヤスと書きます。)

鈴鹿ポイントゲッターズが三重県代表なら,マルヤスは愛知県代表。

東海リーグのころから何度も何度も対戦してきた。

昨年は2戦して2敗。

 

現地到着。

久しぶりの瑞穂をウロウロして回る。

その間に,鈴鹿サポーターが集まってきた。

開場。

横断幕設置個所は,ほんのわずかのため,選手小断幕のみを掲出。

 

そうそう,瑞穂はこんな感じだった。

あの場所で,みんなで固まって応援した。

 

選手の発表の放送の後,審判の紹介。

なんと!その2011年の,名古屋グランパス戦と同じ方が第四審判

この方には,中京大学のグラウンドで行われた別の試合で,原祥太郎選手(当時キャプテン)が大変お世話になった。

 

選手たちの気合が入る。

その気合がスタンドに届く。

声を出して応援はできないけど,気持ちはいつも同じ。

選手と共にガッツリ戦うだけだ!

 

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 18佐藤和馬・15菊島卓・25出岡大輝

MF 10和田篤紀・6藤田浩平・19海口彦太

DF 34野口遼太・4キローラン木鈴・3川里光太郎・14蓮沼翔太

GK 30セルヒオ・アレナス

 

試合開始。

 

いきなり感じる鈴鹿の違和感。

先週末と同じフォーメーションなのに,なんかギクシャクしている?

何だ?

 

サイドバックの,「悪魔の左足」,野口遼太(34)

相変わらずサイドで大きな存在感を出す野口。

野口は,鈴鹿の攻撃を組み立てる一つの大きな要素だと思う。

野口の守備から,野口の攻撃へ。鈴鹿は野口から攻守が変わることが多い。

マルヤスは3バックだが,サイドが下がって5バックの時間帯が長い。

野口から逆サイドに大きく展開したいが,逆サイドまでマルヤスがきっちり張っている。

そのため,前方の和馬(18)に預けて,縦に組み立てたい野口。

試合を通して,マルヤスはサイドを徹底的に潰しに来ていた。

野口も我慢のプレイ。

どれだけ包囲網を敷かれても,野口ならやってくれるはず!

ノグさん,頼みます。

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 マルヤスは3-4-3っぽいけど,サイドが落ちるので5-2-3の形が長く続く。

サイドに広く守備を張るため,横はとてもワイドになっている。

普通ならば,サイドにケアをした分,前後の厚みが薄くなるところだが,フォワードと,ディフェンスまでの間がとても狭く,前後にもコンパクトにして鈴鹿を自由にしていない。

そしてマルヤスの攻撃は,前線の3人が鈴鹿ディフェンスにプレッシャーをかけ,コースを切ったうえで奪ってショートカウンター

徹底的にそれを狙ってくる。

 

前半6分。

鈴鹿は自陣中盤でボールを失い,そのままショートカウンター

マルヤスのワンツーが連続する。

鈴鹿は的を絞れず,一瞬ボールウォッチャーに。

サイドからに中へ切れ込んでシュートを打たれるが,それがバーに当たって入る。

いきなりやられた。

失点。0-1。

 

鈴鹿はディフェンス間でボールを回して,マルヤスのスペースを突きたい。

しかし,マルヤスは前線からガンガンプレッシャーをかけてくる。

それに対して鈴鹿は,少し引き付けてパスを出している。

多分,マルヤスの選手を動かして,その空いた場所のスペースを狙おうとしているのだが,それがまた危なっかしい。

そのため,スタンドから見ていると鈴鹿の選手の判断がワンテンポ遅いように見える。

事実,マルヤスの前線は鈴鹿にプレッシャーをかけて,コースを切って,何度もボールを奪うチャンスを作り出していた。

 

センターバックの,キローラン木鈴(4)

久々のスタメンで気合の入る木鈴だが,マルヤスのプレッシャーに一番苦しんでいる。

ディフェンスラインのパス回しでも,ゴールキーパーのセルヒオとの受け渡しがどうも不安な感じ。

ミスしないように慎重にプレイしている感じで,なんか木鈴の迫力が出ていない。

マルヤスのフォワードは長身でフィジカルも強く,木鈴しか対応できない。そこの空中戦の主導権争いは木鈴らしくバッチリなのだが・・・。

どうした木鈴。

欲張らなくても良い。いつもの木鈴の鬼セーフティで良い。

木鈴,大丈夫だ。落ち着いていこうぜ。

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ボール支配率はほんのわずかに鈴鹿

マルヤスとは,フォーメーションが違うので,がっぷり4つにはなっていない。

 

アンカーの,「鈴鹿の心臓」,藤田浩平(6)

マルヤスの狙いは,おそらく中盤で奪ってからのショートカウンター

その分,奪いにくる中盤の圧力が強い。

藤田はディフェンスラインに落ちてくるので,ディフェンスから藤田にはパスがつながる。

しかし,藤田から和田(10),海口(19)へのインサイドハーフへのパスが徹底的にコースを切られている。

そのため,藤田は横のサイドバックにボールを預けざるを得ない。

前への推進力が出ない。

藤田のディフェンスやセカンドボールへの寄せは万全だった。

しかし,藤田から攻撃への展開ができない。

マルヤスにコースを切られている。

藤田,早く追いつきたいけど今は我慢だ。

マルヤスのカウンターを止めてくれ。

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普通に見ていても,マルヤスは上手い。

ショートパスをトントンとつないで突っ込んでくるところは,HondaFCの前線に似ている。

動きながらのワンツーが厄介極まりない。

 

センターバックの,「先輩」,川里光太郎(3)

川里は,常に高いラインを取っているが,鈴鹿は攻勢の際にサイドがワイドに広がるので,奪われてカウンターを受けると,スペースが無数にできてしまう。

サイドバックをワイドに広げて攻撃するか?コンパクトに整えて守備するか?

この2つをバランスよくコントロールする川里。

(あくまでナカニシのイメージ)顔は怖いけど,「柔」のディフェンスをする川里。

マルヤスは足を止めての攻撃はほとんどしてこない。

スピードとスルーパスで,裏を狙ってくる。

裏に対応するため,センターバック2人の戻り,ゴールキーパーの飛び出しのタイミングをあわさねばならない。

難しいディフェンスが続く。

川里も声を出しながらディフェンスラインを整えようとしている。

川里。なんか狙われてるぞ。

気をつけろ!

 

鈴鹿はパス回しの中で前に進めない。

サイドに振っても縦に抜けられない。

どうやってゴールに迫るのか?

やり方が分からない。攻め方が分からない。

 

3トップの右に入る,出岡大輝(25)

前節,大活躍を見せた出岡だが,この試合ではどうも動きが重く感じる。

いや,動きが重いというか,とてもやりにくそうにプレイしている。

鈴鹿の選手全般に言えるが,パスコースを探す場面と,パスコースが無くてディフェンダーに戻す場面が多い。

それほどマルヤスは,鈴鹿のパスコースを消している。

ディフェンスからの受け。攻撃陣への出し。

両方でコースが無く,出岡が目立たなくなっている。

コースが無いため,自らミドルシュートを放つが,得点には至らない。 

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前線の,「ゴールゲッター」,菊島卓(15)

この試合の公式記録を見ていないが,マルヤスは決してたくさんシュートを放ったわけではなかった。攻め込んだ数は鈴鹿のほうが多いと思う。

その中でも,和田(10)や海口(19)が前を向いてプレイし,菊島にボールを出した時は,わわっと盛り上がった。

菊島のシュートはマルヤスディフェンスにブロックされるものの,何度もコーナーキックを獲得した。

決して悪い出来ではない。

キク!もう少し!

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前半22分。

相手ゴールキーパーがボールを持ちすぎ,遅延行為でファウル。

(相手のプレイだけど,ちょっとジャッジが厳しいとナカニシは思った)

ペナルティエリア内での関節フリーキックに。

 

蹴るのはもちろん野口遼太(34)

ノグさんのシュートが簡単に跳ね返せるわけがない。

和馬(18)がチョンと転がし,野口の悪魔の左足が火を噴く!

ボールは,体にあたって威力を失うものの,マルヤスの壁を貫きコロリとこぼれる。

それを詰めていたのが・・・和田篤紀!(10)

ゴーーーーーーール!!!1-1

前半で追いついたのは大きい。

ナイス篤紀!

 

しかし!

 

前半27分。

鈴鹿のクリアが短くなったところを,マルヤスに奪われ,そのままカウンター!

短いワンツーが鈴鹿ディフェンスの裏へ出される。

マルヤスのフォワードが抜け出し,鈴鹿ゴールキーパーセルヒオと1対1。

セルが飛び出しに躊躇する。出るの遅れた!

これを,あっさり決められ失点。

1-2。

 

鈴鹿ゴールキーパー,セルヒオ・アレナス(30)

セルも変な感じがする。

十分に力を出し切れておらず,動きが良くない。

だいたい,前節からゴールキーパーを変える意味があるのか?ナカニシには分からない。

マルヤスは前線からプレッシャーをかけてくる。当然ゴールキーパーへのバックパスが多くなる。

セルのバックパスの受け渡しは,「ゴールキーパーとして」ボールを扱うため,ディフェンスが数的優位にならない。

1手1手を慎重にプレイしているように見える。

その一瞬の遅れのため,マルヤス攻撃陣に詰められ,コースを切られ,結局大きく前へ蹴るだけになってしまう。

前述の通り,マルヤスは3人が鈴鹿の最終ラインにプレッシャーをかけている。

そんな中で,パスを回してのポゼッションどころではない。

セル!無理するな。

もう一点もやれないぞ!ガンバレ!

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試合は前半の終盤に。

 

試合は鈴鹿がディフェンスでパスを回す。

それをカットしようとするマルヤス。

鈴鹿はマルヤスのミッドフィールダーがワイドに通せんぼしているので,前にパスを送れない。

そんな展開が続いている。

 

3トップの左に入っている,「雑草魂」,佐藤和馬(18)

全体的に鈴鹿の選手は,お疲れ気味の感じがする。

攻撃の手が無く,和馬も前にボールを運べない。

野口からマルヤスディフェンスラインの裏へ,フワッとしたボールも出ているが,和馬がそれをチャンスに広げられない。

たぶん自分でもわかっているだろう。

苦しい展開。

苦しい試合。

和馬,そこから立ち上がってこその雑草だろ!

やつたれ!!!

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前半終了間際。

蓮沼(14)からのサイドチェンジを野口(34)と和馬(18)でサイドを突破。

惜しくもコーナーキックとなるが,熱い男,野口と和馬がなんとかしようとしている。

 

左は和田篤紀(10)。右は出岡大輝(25)が蹴る。

空中戦の得意な木鈴(4)が満を持して上がってくる。

数本連続した左右からの鈴鹿コーナーキックは,マルヤスに阻まれゴールならず。

 

ここで前半終了。

 

 

 

この試合は,桜のマークの天皇杯専用ボールを使っている。

なんか変な感じを確認したくて,ナカニシは練習している選手をじっと見る。

 

前半を見ていて,鈴鹿のパススピードがとても遅く感じた。

ボールが水を吸って重くなっているような感じ。

芝か?

ボールの性質か?

ナイターゆえの目の錯覚か?

その為,鈴鹿のロングボールは,ひと伸びを欠き,手前でパスカットされる場面もあった。

 

ボールも元気がないけど,選手たちも元気がない。

和馬,海口,出岡,蓮沼・・・何人かの選手が前節よりも疲れている感じがしている。

うーん困った。

こんな時,チャントで選手のテンションを上げようとできるのに。

なんかしたい。

なんか叫びたい。

 

だけど,ナカニシにできるのは拍手と手拍子だけ。

ならば,手の平が裂けるまで,拍手してやろう。

ならば,手の指が折れるまで,手拍子をしてやろう。

 

なんとか!なんとか踏ん張ってくれ!

 

 

 

後半開始。

 

鈴鹿のプレイに変わりはない。

ディフェンスラインで回しながら,攻撃の糸口を探る。

そして,マルヤスがプレッシャーをかけてきたら,慌てて前に大きく蹴る。

 

サイドも中央も,前線にぽんぽんとロングボールを放り込むが,今日はリンタロウが入っていないので,ターゲットが無い。

マルヤスの3バックは,高くて上手くて固い。

菊島(15)や和馬(18)が必死でジャンプするが,鈴鹿のロングボールはことごとくクリアされる。

 

ならば鈴鹿は,クリアのセカンドボールを奪って波状攻撃につなげたい。

 

インサイドハーフの,「バッドボーイ」,和田篤紀(10)

不思議なことに,全員が何となくリズムを崩し,やりにくそうな試合の中。篤紀のプレイには曇りが無い。

セカンドボールを拾い,前に進めサイドの深いところにパスを出し・・・。

和田篤紀のプレイで何とか攻撃の形を作りつつある。

さすが篤紀!

篤紀,ちょっとしんどい試合だけど,そろそろ選手交代で流れが変わる。

それまで踏ん張ってくれ。

 

後半5分。

(OUT)18佐藤和馬 ⇔ (IN)11遠藤純輝

(OUT)25出岡大輝 ⇔ (IN)7エフライン・リンタロウ

(OUT)4キローラン木鈴 ⇔ (IN)20中村俊貴

 

一気に3人を交代。

 

ここまで鈴鹿のゲームプランは完全に相手に研究されていた。

見ていて悔しい。それほど鈴鹿の選手の力を出し切れていなかった。

凄い凄い強いチームに力負けしいてるんじゃない。

鈴鹿の選手は一生懸命している。だけどチームの戦術に合わせた結果,苦悩しているように見えて仕方がない。

 

試合の想定は早くも後半5分でご破算か?

ここからは純輝(11)とリンタロウ(7)の個人技で打開する。

 

サイドバックの,蓮沼翔太(14)

この試合でナカニシが最も疲れているように見えたのは蓮沼。

ボールの扱いや,競り合い,ポジショニングは相変わらずしっかりしている。

このあたり,落ち着いた蓮沼らしいプレイ。

しかし,駆け上がるスピードと,クロスの精度が良くない。

何となく足を踏ん張れていない感じがする。

どうした蓮沼。まだいけるぞ。ガンバレ! 

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3トップの左サイドに,「ハートのエース」,遠藤純輝(11)が入った。

ここから一気に鈴鹿に縦への推進力が出る。

サイドバックの野口(34)が,抜群のフォローを見せて純輝(11)を後ろから支える。

中に切れ込み,縦に突破し。

いいぞ純輝!

 

鈴鹿の3人交代から,鈴鹿の攻勢が続く。

サイドが攻め込むようになると,中でもがいていた選手が目立ち始める。

 

インサイドハーフの,「若武者」,海口彦太(19)

前節,大活躍だった海口が,この試合の前半は,ほとんどボールに絡めなかった。

いや,ボールには絡んでいたが,攻撃の場面を作り出せなかった。

走って,競っての消耗戦を黙々と繰り返し,中盤を支えていた。

その海口が前線に顔を出し始める。

ファイトしたボールを,そのまま前線につなげる。

少しずつ,海口らしいプレイが出始める。

ガンバレ!!!

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しかし・・・

 

後半18分。

鈴鹿の攻勢が続くため,全体がワイドに開いている。

ディフェンスラインもサイドバックは高い位置を取っていて,広い範囲を,センターバックの川里(3)と俊貴(20)が守っている。

鈴鹿がボールを失う。

しかし,攻撃から守備への切り替えが遅く,失った瞬間からディフェンスが始まっていない。

マルヤスはカウンターで手数少なく前線へ。

伸びきったディフェンスラインの間を通すスルーパス

走り込むマルヤスのフォワードが独走。

セルヒオ!止めてくれ!

願いむなしく,セルはボールに触ることもできない。失点。

1-3。

 

攻勢に出ている間も,マルヤスはカウンターを狙っていた。

鈴鹿は攻守の切り替えが遅かった。

どうしたことだ。無念。

 

川里が声を出している。

「まだ時間あるぞ!」

サポーターは声を出せない。

だけど,こんなピンチの時こそみんなで祈っている。

 

前半も感じていた,鈴鹿のパススピードが上がらない。

ディフェンスへのプレッシャーで一瞬迷いが出て,ボールを奪われる。

あわや失点の場面も。

 

やはりなんかこの試合変な感じがする。

選手みんながやりにくそうだ。

 

後半28分

(OUT)6藤田浩平 ⇔ (IN)28小澤司

 

リンタロウ,純輝で前進の推進力は出たが,ここで前線を整えるため,小澤投入。

藤田が交代するのは心配だが,小澤の登場はナカニシ素直に嬉しい。

 

混乱する後半の終盤を,小澤の展開で少し形ができてくる。

よしよし。

小澤頼むぞ。

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2点差になって残り15分。

マルヤスは引いて守り始めた。

鈴鹿はクロスボールを放り込むが,リンタロウはガッチリマークされており,マルヤスにクリアされている。

 

川里がロングスローを投げるため,前線にやってくる。

中での競り合いが激しくなる。

しかし・・・ゴールを奪えない。

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後半35分

(OUT)19海口彦太 ⇔ (IN)16小口大司

 

切り札小口!ガンバレ!

 

純輝(11)とリンタロウ(7),そして前線を走る小口(16)がゴールに迫る。

やっと,やっと,鈴鹿の攻撃がマルヤスゴールに迫り始めた。

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純輝(11)のミドルシュート

菊島(15)がサイドを走る。

 

後半42分。

マルヤスの攻撃を,川里が高い位置で粘りに粘ってボールを奪う。

逆に鈴鹿ショートカウンターだ。

リンタロウ(7)からディフェンスの裏へ抜ける菊島(15)へ。

菊島(15)から,狙いすまして純輝(11)へ

流れるような動きだ!!!純輝!!!

ゴーーーーーーール!!!2-3!

 

マークを2人引き連れていても純輝は決めた!ナイスシュート!!!

 

残り時間わずか。

マルヤスは徹底的に時間を使う。

鈴鹿は少しでも早く前線にボールを送る。

カニシも焦る。手に汗を握る。

小澤,頼む。

 

それでもマルヤスのディフェンスは落ち着いている。

ミスもなく,90分間やってきたことを同じようにプレイしている。

なるほど。マルヤスは強い。

 

鈴鹿の必死の攻勢は得点を挙げることができない。

 

ここで試合終了。

 

 

 

両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

天皇杯を開催してくれた,すべてのみなさんに感謝します。

そして,1回戦で負けてしまったことを,三重県のみなさんにお詫びします。

 

選手たちが全力でプレイしたことは間違いありません。

みんな勝ちたいという想いが伝わってきました。

しかし。 

今シーズン,ナカニシの試合を見た中で,選手たちが一番やりにくそうにプレイしている試合でした。

どう見ても,選手の力を出し切れているように見えませんでした。

逆に,みんながイライラした不完全燃焼のような試合でした。

 

試合中,そして試合後,ずっと,ミラ監督が怒っている声が聞こえました。

チャンスに得点できなかったことに対して,ファウルに対して,ジャッジに対して,そしてアディショナルタイムに対して。

いつもの試合も,ミラ監督は怒ってばかりですが,この天皇杯はいつも以上になんか言っていました。

だから,どうこう言うわけではありません。

ただ,スタンドからその姿がとてもよく見えて,ナカニシは試合中に気になっていました。

 

鈴鹿には試合に出られない選手がたくさんいます。

リーグ戦以外に,天皇杯で試合数が増えれば,その選手たちの活躍の場も広がると思っていました。

だから,もっと勝って試合数を増やしたかった。

その道が1戦目で途絶えたのは残念です。

そして,選手だけでなく,ナカニシも不完全燃焼です。

 

マルヤスは強かったです。

そして,チーム全体にとても意思統一がなされていると感じました。

リーグ戦での対戦を楽しみにしています。

 

試合終了後,一番最後まで控室に戻らず,ベンチに座っていたのが川里選手でした。

とても疲れているように見えました。

川里,お疲れさま。次も頼みます。 

 

チームが良くない時。うまく回っていない時。

これまでナカニシは,もっともっと大きな声で歌ってきました。

雑音を吹き飛ばすように。選手が試合に集中できるように。

今は歌えません。

次の奈良クラブ戦でも,現地にも行けませんし,もちろん歌えません。

何もしてあげられないことが,サポーターとしてより一層辛いです。 

でも,キツイ時こそ,サポーターは選手と共にありたいと思っています。

 

大丈夫。

カニシが保証する。

君たちはこんなもんじゃない!

ガオーーーーー!!!

 

ではまた。

 

(今後の試合)

JFL第21節 9月20日(日)15:00 対 奈良クラブ@ならでん(アウェイ入場制限)

JFL第22節 9月27日(日)12:00 対 高知ユナイテッド@宿毛(アウェイ入場制限)

JFL第23節 10月3日(土)13:00 対 いわきFC@AGF陸上競技

⇒ 今後のコロナウイルスなどの状況により変更可能性あり。

 

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