VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

JFL第28節 対 ラインメール青森

みなさんこんばんは。

 

一度でいいので,ドルチェアンドガッバーナの香水の匂いを嗅いでみたいナカニシです。

何となくですが,セルヒオ選手が持っていそうな気がします。

 

私事ですが,身内に不幸があり,ちょっとブログ作成が遅れました。

カニシが頭の中で,貯めに貯めていた鈴鹿の選手の素晴らしさを,全力で語っていきますので,よろしくお願いします。

 

 

試合当日の朝。

先週の敗戦以降,元気のないナカニシ。

ブログの中では,切り替えるとは言いつつも,本当は悔しさで一杯になっている。

うちの選手たちはこんなもんじゃないのに・・・

それを証明するには,勝つしかない。

ならば勝つ。それしかない。

 

今日の対戦相手は,ラインメール青森(以下,青森と書きます)。

J3ライセンスを持つ昇格可能チーム。

JFL最北の強豪。

今シーズンは順位こそ下位に甘んじているが,地力は間違いのないチーム。

当然強い。そりゃ強い。

 

JFLでは地のチームの動画がしっかりと研究される。

鈴鹿がヴィアティンに負けた試合も,青森には研究されているだろう。

勝つには,1か所に留まるのではなく,修正を繰り返さねばならない。

鈴鹿は先週の修正が出てきているか?

選手たちは戦う準備ができているか?

 

試合直前,スタンド下の控室から選手たちの地響きのような「雄たけび」が聞こえる。

選手が戦うのにサポーターがボケッとしていられない。

上等だ,このやろー。

やったるぞー。

声を出せないけど,気合がみなぎる。

 

いくぜ!

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 11遠藤純輝・7リンタロウ・15菊島卓

MF 8八久保颯・10和田篤紀・6藤田浩平

DF 34野口遼太・4キローラン木鈴・3川里光太郎・2原広樹

GK 1月成大輝

 

試合開始。

 

鈴鹿は,4-2-3-1。

青森はたぶん,3-4-3。もしくは3-5-2。

特筆すべきは,鈴鹿の右サイトバックに今シーズン初スタメン初出場の原広樹(2)が入っていること。

原広樹とは,2016の涙と,2018の歓喜を共にした。

共に戦った大事な選手。そして大好きな選手。

だけど,いきなりの今シーズン初出場スタメン。ちょっと心配。

広樹。結果を出してくれ。

 

試合は縦に早く攻める鈴鹿と,サイドをワイドに使う青森のせめぎあい。

まだまだ,序盤はリスクに配慮しながら,お互いに探りを入れる。

 

サイドハーフの,「ハートのエース」,遠藤純輝(11)

前節は怪我で出られなかったが,今節では元気にプレイしている。

グルングルンするドリブルで,目で捕らえられないほどのキレのあるフェイント。

鈴鹿に必要な前へ前への推進力を生み出している。

カニシは鈴鹿の攻撃が調子良い時というのは,純輝が前への推進力を出している時だと思う。それほど純輝のプレイは鈴鹿の攻撃に影響が出る。

自分自身が点を取れなくても,周りが存分に生きる。

それが純輝の前への推進力。

前半からガンガン前に進む純輝。ディフェンスも激しい。

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そして,前半5分。

純輝が青森のディフェンスに強力なプレスをかける。

たまらずゴールキーパーにバックパスするが,それを連動してリンタロウ(7)が狙っている。

慌てた青森ゴールキーパーがリンタロウを引っかけて・・・ファウル・・・PK!

蹴るのは倒されたリンタロウ。

十分に間を取る。

軽い助走から振り抜いたシュートは,ゴール隅にズバリ!

ゴーーーーーーール!!!1-0

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リンタロウのPKからのゴール。

そして,純輝のプレッシャーが生み出した相手のミス。

ナイス!

 

先制ゴールを決めたエフライン・リンタロウ(7)

サイドに純輝(11),中にリンタロウと言うのは,昨年度の必勝パターンだった。

青森ディフェンスは高くて固いが,リンタロウは十分に競り合えている。

打点の高いヘディングが,右に左に振られている。

そして右には菊島(15)が控えている。

左の純輝,右の菊島。両方が一騎当千フォワード。青森の3バックの横を抜ければ,一気に得点チャンスとなる。

前節は十分に力を出せしきれなかったリンタロウが,グラウンドの中心で,攻撃のターゲットとなる。

リンタロウ,1点じゃ足りない。

もっとゴールを狙うぞ。

 

前半の序盤は,鈴鹿ペースで試合が進む。

鈴鹿はリンタロウをターゲットにしており,そのセカンドボールを和田(10)と八久保(8)の中盤が良く拾って波状攻撃につなげている。

 

トップ下でスタメン出場の,八久保颯(8)

前半の序盤に,菊島(8)からの折り返しをコントロールダイレクトボレーシュート!惜しい!

その得点感覚を活かし,前線でボールを保持し良く目立っている。

ボールを持って前を向くと,鈴鹿の三叉の槍が,一斉に動き出す。

迫力あるプレイ。期待感のある攻撃陣。

八久保が良い感じで攻撃の指揮を執りリズムを作っている。

しかし,前半の序盤を過ぎるころ,青森全体がグッと陣を上げてきた。

八久保のプレイエリアも狭まり,プレッシャーも激しくなる。

前半の半ば以降は,前線からの守備でなかなか攻撃的なプレイができなくなった八久保。

ディフェンスにかかる時間が増えてくる。

八久保,ここが踏ん張りどころだ。

青森は押し上げた分,裏のスペースが空いているぞ!

狙え!ハチ! 

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青森のセンターフォワードは長身で強い。

ここで高さをやられると,青森の2列目のテクニシャンが突っ込んでくる。

 

センターバックの,「不撓不屈」,キローラン木鈴(4)。

やはり高さで木鈴に勝てる選手は,まずいない。

カニシの感覚では,JFLで1人か2人くらいは良い勝負をするけど,木鈴の空中戦に勝てる選手はいない。

対空戦では無敵の強さを誇る木鈴。

しかし,青森の攻撃をスピードに乗せてしまうと,細かいパスワークでマークをはがされてしまう。

下がりながら状況をよく見て,裏のケアもする木鈴。

良いよ。良いよ。木鈴落ち着いている。

川里(3)との連携も良い。

木鈴,プレイは選手の証明だ。

結果は自分の評価につながる。

空中戦,地上戦,どちらでも十分に力を発揮せよ!

木鈴の力をナカニシは信じている。めっちゃ!

頼むぞ。

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前半の半ばを過ぎ,青森が支配率を上げてきた。

鈴鹿は縦も横もコンパクトに守っている。

相手サイドチェンジの際は,各ポジションがスライドしながらマークを受け渡していく。

対して青森は,前後をコンパクトにしているが,よりワイドにグラウンドを使っている。

3バックの強みを生かした攻撃。

青森はサイド攻撃の際も,逆サイドにフリーの選手が残り,素早いサイドチェンジで一気にゴールに迫る。

また,サイドチェンジを鈴鹿が気にしすぎると,ディフェンスの間をスルーパスで抜かれてしまう。

青森のフォワードは迫力満点。中の勝負は怖い。

とにかく青森はサイド。

サイドを押さえられるかが勝負。

 

サイドバックの,「悪魔の左」,野口遼太(34)

前半の青森の攻撃時は,右サイドから左サイドへのサイドチェンジが多い。

野口はディフェンス時に中に絞るので,サイドハーフの純輝(11)がディフェンスに走るが,攻撃からの切り替えで間に合わない時もある。

GOとSTOPの判断がはっきりしている野口。

行くときは必ず仕留める。止まる時は仲間のフォローを待ちコースを切る。

その職人技のプレイは,この試合でも再三のピンチを救ってきた。

前半,野口は派手なオーバーラップはしていない。

青森のサイド攻撃を防ぐことに集中。最初はディフェンスから入る。ベテランの勝負勘が冴える。

ノグさん,左サイドやられると崩れます。

たのんます。

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前半の終盤は,鈴鹿が押されている。

青森のサイド攻撃で,ゴールキーパーとディフェンスの間に早いクロスボールを入れられている。

また,サイドを気にして,ディフェンスの間隔が広がると,その間をスルーパスで抜けられる。

鈴鹿はリードしている。

ただ,リードはしているが何度もやられている。

 

ゴールキーパーの,「月輝く守護神」,月成大輝(1)

鈴鹿ゴールキーパーは,全員がものすごくハイレベルだと思う。

その中で磨き抜かれた月成が・・・ギラリと光る。

青森のサイドチェンジから,裏に抜けられ,ゴールキーパーと1対1!

青森フォワードがシュート態勢に入った時には,既に月成は飛び出している!

月光がギラリ!鈴鹿の月光はまぶしい程の光を放つ!

相手との距離を詰めてコースを潰し,0距離でシュートストップする!

早い!反応が良い!ここまで読んで前に出ているのか!

これだ!これが鈴鹿をJFLに昇格させた月成のプレイだ!

試合後に,Nカメラマンの写真を見て驚愕。

月成は,シュートの瞬間まで,そのギリギリの瞬間まで,その眼はボールを見ている。

バツグンに抜群を重ねた集中力。

会場がざわめいている時に,ナカニシは胸を張ってつぶやく。

「どうだ!これが月成だ!当然だ!月成だぞ!」

この試合は,最終的な点差こそ鈴鹿の快勝に見えるが,実際のところ前半2回,後半2回の,合計4回の大ピンチがあった。

その4回のピンチ全てを止めたのは月成。

もう一度書いておこう。

鈴鹿の月成が4点を止めた! 

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鈴鹿は劣勢のまま,前半の終盤を迎える。

青森はテクニックに長けた選手が多く,鈴鹿の中盤が突っ込むと交わされてしまう。

特に,サイドチェンジから中に戻した時のマークのずれを付いてくる攻撃は脅威。

前節のヴィアティン戦の失点の原因となったプレイもそれだった。

呼吸できないほど息苦しい攻防の渦中に身を置くのは・・・

 

セントラルミッドフィールダー,「鈴鹿の心臓」,藤田浩平(6)

前線で攻撃を組み立てる八久保(8)変幻自在,縦横無尽の和田篤紀(10)

それを支えてグラウンドの中心に立つ藤田。

青森のサイドチェンジから派生するショートスルーパス。そのパスの出どころを潰す藤田。

今日の藤田は,攻撃時のセカンドボールを奪うプレイと言うより,ディフェンスの前で青森の中盤を自由にさせないアンカーの藤田だった。

その重い役割と比べて,数字に出ないプレイは地味かもしれないけど,ここに藤田がいないとチームがまとまらない。

また,鈴鹿の攻守の切り替えの際に,青森のカウンターを遅らせる技術も高い。

いわゆるディレイ。これも藤田の十八番。

誰よりも勝利に餓えているのがキャプテン。

その熱い叫びがスタンドまでビンビン伝わってくる。

さあ,藤田。

勝ってブレンディもらおうぜ。

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試合は青森優勢。

しかし,鈴鹿は悪くない。

ただ,どちらも攻撃陣の動きは良く,1対0で終わる試合とは思えない。

 

前半終了。

 

 

ハーフタイムもナカニシはベンチの選手の動きを見ている。

ジーっと。調子はどうかな?

 

ベンチ入りしていない小澤司がグラウンドに入っている。

コーチ登録したのかな?

 

ヒザをテーピングしているものの,ネットが良い動きをしている。

ネットは跳ねるような走りではなく,地面を滑るように走る。

控え選手は全員,良い感じだ。

 

交代が楽しみだ。

この選手層が鈴鹿の強さを底上げしている。

 

 

後半開始。

 

前半と変わらず,サイドをワイドに使う青森。

さらに激しくサイドから展開してくる。

自然と,青森ボールのコーナーキックが増えるが,青森にはガッチリした長身選手が多く,一触即発の火薬庫のようなセットプレイとなる。

後半開始早々には,コーナーキックで競り合った藤田が痛めて一時グラウンドを出る。

大丈夫か?

 

セットプレイだけでなく,青森はチーム全体がグッと押し上げてきている。

鈴鹿のディフェンスまでプレッシャーがかかり,ディフェンス間のパス回しも狙われている。

 

後半開始早々にも,ゴールキーパーの月成が魅せる!

鈴鹿のバックパスを狙う青森が,一瞬のパスミスを狙いボールを奪う。

ゴールキーパーと1対1。

前半でリンタロウがPKを取ったプレイの逆!ヤバイ!

なんと!月成はドリブルする相手に対し,飛び込まずにコースを防ぎながら,ペナルティエリア内でディレイ!

冷静!

一瞬の間を作った間に,鈴鹿のディフェンスが戻り,シュートをブロック。

ギリギリセーフ。ナイス!ナイス!月成!

 

そして,ピンチのすぐ後にカウンター!

鈴鹿の選手がスピードに乗って攻める上がる。

青森ディフェンスがクリアするが浅い!

こぼれてきたセカンドボールを,長躯してきた藤田(6)が,ダイレクトでミドルシュート

弾道が完璧!

青森ゴールキーパーはシュートの圧が強く,キャッチできずにコーナーキックへ逃げる。

 

そして,後半7分。

コーナーキックを蹴るのは和田篤紀(10)

和田のコーナーキックは,本当に多種多様。

ニアもファーも,前も後ろも,曲げるときも真っすぐの時も,そして・・・。

1回目のコーナーキックはニアサイドのリンタロウへ。

青森ディフェンスがクリアして,再びコーナーキック

2回目のコーナーキックは,走り込んできた川里光太郎(3)が頭に当てる。

和田の蹴ったコーナーキックはライナー性の勢いがあり,川里が当てたことでバックヘッドのように弾道が変わる。

青森ゴールキーパーの頭上を越え,ゴールに吸い込まれる。

ナイス!

ゴーーーーーーール!!!2-0

喜びをあらわにする川里。

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ナイスヘッド。そしてナイスコーナーキック

 

センターバックの,「先輩」,川里光太郎(3)

ディフェンスラインコントロールは,チームで一番だと思う。

この試合でも危ないところで,青森攻撃陣をオフサイドにはめていた。

また,前へのディフェンスは木鈴が強いため,より裏のケアを気にしている。

ディフェンスIQが高い川里。(なんか怖そうに見えるけど),細やかにディフェンスする川里。

鈴鹿はしっかりとディフェンスをしているが,青森はディフェンスラインのパス回しを狙っている感じがする。

ミラ監督の戦術では,ディフェンスラインでタメを作って,前線の選手を食いつかせて,その後ろにスペースを作るということをする。

青森は,そこにスペースを作ることを恐れずに,前線が鈴鹿ディフェンスにドンドン突っ込んでくる。

川里!ミスが失点につながる。

ここが踏ん張りどころだ。

 

とか言っている間に,またもバックパスを狙われて,ドリブルで進入される。

ゴール前,フリーでシュートを打たれるが,またもや!またもや!またもや!そこには飛び出した鈴鹿ゴールキーパー月成大輝が体でコースを防いでいる!

月成!あんた神か!

 

後半15分

(OUT)8八久保颯 ⇔ (IN)19海口彦太

 

後半も,鈴鹿は青森の早いサイド攻撃に悩まされるが,徐々に青森の前線とディフェンスの距離が開いてきた。

ちょっと疲れてきたか?

その中で,運動量があり,体幹も強い海口は最善の交代。

そして,鈴鹿はフォーメーションが4-4-2になり,サイドの守備が厚くなる。

 

青森陣内にスペースが出てきたので,そろそろかなっ,て感じで野口(34)のポジジョンが上がってくる。

後半半ばには,ドッカンミドルが炸裂!

青森のディフェンスの体にあたってゴールならないが,野口の圧力が青森のサイドを押さえている。

 

鈴鹿フォワードは,リンタロウと菊島が前後に並ぶ感じ。

リンタロウの後ろで,シャドーストライカーが狙っている。

 

フォワードの,「ゴールゲッター」,菊島卓(15)

後半の中盤から2トップになり,中にポジジョンを変えてきた。

左右に流れる菊島特有の走りが,青森の3バックの左右に食い込む。

右に海口(19)左に純輝(11)。

そこにもう一枚として菊島(15)が入ってくる。

菊島がフォワードに入り,左右に自由に動くことで,試合は鈴鹿優位に傾き始めた。

カニシは,菊島はある程度自由にプレイしたほうが良いと思う。

フォワードはエゴイストで良い。ミラに怒られても点を取って黙らせろ!

菊島,やってやろうぜ!

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鈴鹿の中盤,(詳細なポジションは不明),「鈴鹿のプリンス」,和田篤紀(10)

前半から後半序盤にかけて押されていたが,中盤でボールを奪えるようになってきた。

鈴鹿ショートカウンターをかけるときは,ほぼ和田篤紀が絡んでいる。

自分自身だけでなく,周りも使い,蜘蛛の巣のように相手を絡めてパスミスを奪う。

鈴鹿の攻撃は,和田篤紀が奪ってカウンターのスイッチが入る感じ。

プリンス,天才,悪魔の笑顔,そして鈴鹿の10番。

いつでもどこでも,和田篤紀がキーマンだ。 

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後半26分。

和田篤紀(10)が青森のバックパスを奪う。

それがまたカッコいい奪い方で,自分の走る方向と逆にボールを出して,相手を置きざりにする(説明しにくいけど,とにかくカッコいい奪い方だった)。

そのままドリブルで持ちあがり,シュート!

青森ゴールキーパーのファインセーブ!しかし,弾くのが精いっぱい。

ボールは鈴鹿の右にこぼれる。

そう!鈴鹿の右には途中交代で海口彦太(19)が入っている。

そう!海口がいる限りそのゾーンは海口のもんだ!

いけ!ゲンタ!

ペナルティエリア外まで出たボールを,ワンタッチして思いっきりキャノンシュート!

来た!!!!!

ゴーーーーーーール!!!3-0 f:id:miracle_fcsuzuka:20201116224939j:plain

ナイスゴール!

めっちゃ気持ちのいいゴール!

めっちゃ気持ちのいいゴール!

ナイスゲンタ!

そして,和田篤紀もナイス!

 

後半27分

(OUT)10和田篤紀 ⇔ (IN)25出岡大輝

(OUT)11遠藤純輝 ⇔ (IN)32紀藤隆翔

 

殊勲の和田と遠藤が交代。

出岡も紀藤も得点感覚が抜群の選手。

これはミラ監督。全然守りに入らず,さらに点を取りに来たか?

 

試合は少しペースを落とした鈴鹿と,サイドから突破口を狙う青森の戦いに。

 

鈴鹿の右サイドハーフ,「鬼神金剛」,原広樹(2)

カニシの目では,前半,初スタメンの広樹は青森に狙われているように見えた。

右サイドに仕掛けられているのを見て,ちょっとハラハラした。

ところがどっこい!広樹はそんなヤワじゃない。

「心配してごめん」,って言いたくなるほどのバッチリなプレイ。

広樹の持ち味である,鬼のような怖いプレイが出ている。

自分のボールを奪うやつを許さない。自分のエリアでプレイするのを許さない。

いつもの温和な好青年が,誰よりも熱く激しくプレイする。

試合に出られなかった時は辛かっただろう。

ホーム戦で駐車場の案内をしていたこともあった。

だけど,このプレイを見れば,誰が見ても分かる。

広樹は,この時のためにしっかりと練習して準備していた!

よし!やってやろうぜ,原広樹!

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後半32分

(OUT)3川里光太郎 ⇔ (IN)26今井那生

(OUT)15菊島卓 ⇔ (IN)9藤沢ネット

 

川里に代わり,センターバックの本職で初出場,我武者羅100%,今井那生!

そして,前節も出たけど敗戦で喜べなかった,復活の重戦車,藤沢ネット!

鈴鹿は完全に4-4-2になったが,守りに入って時間を使う感じはまだない。

青森も選手を続々と交代し,追撃を図る。

 

試合は青森が支配率に勝るが,鈴鹿のディフェンスはセーフティにプレイしている。

逆に青森のボールを奪ってからのカウンターで,一発の予感がしている。

 

危ない途中出場の紀藤隆翔(32)が,切れ味の鋭いドリブルで青森の左サイドを脅かしている。紀藤のドリブルは,とにかく切れ味が鋭い。全盛期のメッシのドリブルに近い。

もっと見たいぞ,紀藤隆翔!

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左は紀藤。右はディフェンスも上手い海口彦太(19)と,鬼の原広樹(2)が陣取っていて,こちらも簡単には通れない。

攻撃の左と,守備の固い右。そのため,青森は前半ほどワイドに展開ができていないように見える。

 

「復活の重戦車」,藤沢ネット(9)が,普通にプレイしているだけで,ファウルを取られてしまう。

イメージ的には,突然グラウンド内で軽自動車が走り出したような感覚かもしれない。

ネットはそんなにファウルはしない。

ただ,普通の人間がコンクリートの電柱にタックルするのと同じ感覚だろう。

もう,ナカニシは叫びたくて仕方がない。

「ネットが!ネットが!ネットが!最強だ!」

 

出岡大輝(25)が体を使って中盤で青森を止めている。

長身の出岡だが,体幹?なんかわからないけど体が強い。

足から根が生えているような,地に足の着いたプレイヤー。

 

今井那生の大きな声が,スタンドからはっきり聞こえる。

ディフェンスの的確な指示は,チームにとって大きな武器だ。

那生!遠慮するな!絶対に先輩に遠慮するな!

どんどん自分を出していこうぜ!

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試合は3対0となった。

鈴鹿は5人の選手交代枠をすべて使った。

だけど,チーム力は全く落ちていないように見える。

いや,よりハングリーにガツガツ行っている。

面白い!

みんな良い選手ばっかりだ!

 

3対0

危ない場面はあったけど,試合の中で修正し,鈴鹿は試合開始時より強くなった。

万全!

この勝利はバンザイで喜ぶに価値ある勝利だ。

 

選手のみなさん,先週からここまで良く立て直してくれました。

ありがとう。

 

ここで試合終了。

 

 

両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

試合に彩を添えていただいた,四季舞さんの踊りは見事でした。

試合会場に花が咲いたような彩でした。ありがとうございました。

この試合を行うにあたり,たくさんの方の協力をいただいています。

カニシには全ての関係者が分かりませんが,みなさん全員にお礼を言いたいです。

ありがとうございました。

 

試合後にファン感謝祭が行われました。

コロナ禍の中,このようなイベントを行っていただけるのはとてもありたいです。

会場の確保に苦慮していたことも聞きました。

中止するのが一番簡単なのですが,「ファンに感謝したい」という想いで,ご尽力いただいたスタッフのみなさんにも感謝いたします。

 

カニシは,たくさんの人が選手と共に楽しんでいる姿を見て,とても良い気分でした。

そして選手たちの事を大好きな人が,少しずつですが鈴鹿に増えてきていることを感じました。

ちょっとずつですけどね(笑)。でも前に進んでいます。

 

さて,この試合のVictoryCross賞ですが・・・

カニシはゴールキーパーの月成大輝選手(1)にあげたいと思います。

本当に素晴らしい反応でした。

横の反応というか,縦への反応ですね。

月成,最高!

 

今シーズンは残り2試合です。

次のホームゲームが,鈴鹿で行う最後の試合になります。

今のチームを見られるのは,悲しいけど,次の試合が最後です。

 

ぜひ会場にお越しください。

カニシのお願いです。

彼らのプレイを見て,讃えてあげてください。

それだけの素晴らしい選手たちです。

カニシは彼らと共にJリーグへ行きたいです。

 

また次!

勝つぞ!!!

 

君たちと共に戦えることを誇りに思います。

 

ではまた。

 

(今後の試合)

JFL第29節 11月21日(土)13:00 対 ヴェルスパ大分@AGF陸上競技

       ※ 試合後に鈴鹿のファン感謝祭№2があります

JFL第30節 11月29日(日)13:00 対 ソニー仙台ユアテックスタジアム

 

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