VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

JFL第1節 対 ホンダロックSC

みなさんこんばんは。

 

夕方5時ごろに帰宅して,しばらく休んでいました。

試合の後は,いつも全部のパワーを出し尽くして,ヘトヘトになります。

選手と共に戦った疲れです。

また今年も,君たちと共に戦えることを嬉しく思います。

 

このオフの間にはいろいろなことがありました。

スタジアム建設発表。

Jリーグ百年構想の承認。

・・・でも,勝たなくてはその場所に到達することはできません。

そして,そのためには選手と共に頑張らねばなりません。

 

さあ行こうぜ!明日めざし。

 

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ホーム開幕戦の朝。

先日入院した心臓の手術の影響で,まだ全力で動くことができない。

そのため,少しでも早く会場に行きたい。

気が急いている。

早く,早く,サッカーのある場所に帰りたい。

 

7時30分ごろ会場到着。

ゆっくりと歩きながら,少しずつ準備の準備を進めていく。

 

今日の対戦相手は,ホンダロックSC(以下,ロックと書きます)

例年,企業チームは選手の出入りが少なく,戦術的に一本筋が通っている。

そのため,初戦から連携が整っていて,しっかりと強い。

さらにロックはフィジカルが強く,剛・柔の両面でハイレベルなチーム。

マルヤス,藤枝市役所,ホンダ・・・,

企業チームは,鈴鹿が苦手とするタイプのような気がする。

いやいや大丈夫。うちの選手は大丈夫。

 

9時ボランティアスタッフ集合。

ノボリを掲出する。

とんでもない爆風で,設置も大変。

だけど,スポンサー様の作ってくれたノボリは粗末には扱えない。

 

ノボリが終わったら,次は横断幕。

ボランティアスタッフの全ての作業を,開場の11時までに終わらせたい。

相変わらずノロノロしているナカニシを仲間がフォローしてくれる。

風対策を十分にして,横断幕設置完了。

みなさん,ありがとうございました。

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会場に人が集まってきた。

スタジアムグルメも始まっている。

スパイラルネットさんのレーシングカーがエンジン音を上げる。

 

11時からサポーターズミーティングの予定だったが,みんな忙しいので,いる人にだけチャチャっと話をする。

※内容と,その時に言い切れなかったことは,後日ブログで書きます。

 

さあ,始まるぞ。

やっとだ。

やっと,昨年の仙台の忘れ物を取りに行ける。

 

声は出せないけど,パワーを込めろ!!!

 

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 11遠藤純輝,7リンタロウ・15菊島卓

MF 10和田篤紀,25出岡大輝,8海口彦太

DF 14蓮沼翔太・20中村俊貴,17佐藤昂洋・2原広樹

GK 30池末知史

 

試合開始。

 

鈴鹿は4-3-3

ロックは4-4-2

 

風は相変わらずキツイ。

ポールにかかるフラッグが引き千切られそうになっている。

 

ゴールキーパーの,「イケイケ」池末知史(30)

カニシは池末のプレイをちゃんと見るのは初めて。

鈴鹿ゴールキーパーの中では一番の長身。

長身だけど,体がガッチリしているので,細くは見えない。

カニシの感じだけど,池末が守るゴールは幾分小さく感じる。

池末の肉体から出るオーラが,ゴールを小さく感じさせる。

試合開始早々。

相手のロングフィードを飛び出してキャッチ。

ボールは風で押し戻されていて,キャッチした場所が,ペナルティエリア外。

いきなりハンドを取られる。でも積極的なプレイは悪くない。

カニシは「池末って,こんなに出てくるの?」ってビックリしていた。

ロックのフリーキックは落ち着いて守備。

よし!池末良いぞ!良い入りだ。ハンドだったけど。

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試合は両者五分五分の展開。

ロックの2トップは早いうえに,めちゃくちゃ連携が良いため,テンポ良く動きながら抜け出して来る。

鈴鹿は中盤が攻守をつなぐリンクが弱く,攻守が十分に連動しない。

攻撃と守備がスムーズにつながらないため,前線がスピードに乗れない。

そのため,鈴鹿の攻撃は単発で淡白になっている。

 

中盤の,「ネクスバンディエラ」,海口彦太(8)

和田(10)出岡(25)と,3人で中盤を支えるが,まだしっくりこない。

ロックの選手は,相手を背負うプレイや,体の使い方が上手い。

海口も積極的にボールを追うが,半歩先でボールを奪うことができない。

頑張っているけど,他の選手とのボールの追い込みが,ガッチリ噛み合っている感じではない。

全体的に中盤のプレスがあまり効いておらず,この試合で効果的なショートカウンターは見られなかった。

前半序盤。

遠藤純輝(11)の突破から,クロスボールを海口が頭合わせるが,惜しくもゴールならず。

海口らしい光り輝くような攻撃参加は,その後,出てこなかった。

海口は今,めちゃくちゃ悔しいだろう。

そりゃそうだ。今日の海口はその力の半分も出ていなかった。

海口の力はこんなもんじゃない。

カニシは知ってる。

やったれ!海口!次はやり返すぞ!

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鈴鹿の攻撃を引っ張るフォワードの,「ER7」,エフライン・リンタロウ(7)

鈴鹿は中盤でゲームを組み立てず,早く早く前線に放り込んでいる。

ハイボールを前線で競り合うリンタロウ。

しかし,リンタロウもロックも風による落下点をつかみきれず,良い形のコントロールができない。

鈴鹿は,リンタロウが競り合った後のセカンドボールを繋いで次につなげられず,攻撃のターンがこっちに来ない。

純輝(11)とのパス交換で,裏に抜けようとするが,ロックディフェンスはきっちり対応している。

リンタロウの調子は悪くない。だけど前を向いてゴールを狙えない。

リンタロウには刹那の瞬間があれば十分。

ちょっと我慢だ。

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鈴鹿の左サイドのファウルが多い。

そのため,ロックのフリーキックが多くなっている。

また,鈴鹿は左の純輝(11)から攻撃が始まる。

そのため,攻守ともに左サイドが爆心地となっている。

 

サイドバック,「ハスのダンディズム」,蓮沼翔太(13)

昨年は右サイドバックでの出場がほとんどだったが,今日は左で出ている。

ロックはサイド攻撃にはこだわらず,基本的に早いフォワードのカウンターを狙っている。

フォワードは足が速く,カウンターの際には,サイドに流れてスペースを使う。

サイドに流れてくる相手を捕まえるため,どうしても左サイドでのファウルが増えている。

ロックのフォワードは危険。それを蓮沼が見張っている感じ。

ハードなプレイというより,いなしたり,さばいたりするプレイ。

この試合,蓮沼が深く相手陣内までオーバーラップすることは,ほとんどなかった。

鈴鹿の中盤で,それだけのタメが作れなかった。

ハス,次も頼むぜ!

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前半の半ばを過ぎたが,選手の動きが固い。

とても辛そうに,失敗を気にしながらプレイしている感じがする。

例えていえば,昨年のアウェイのヴィアティン戦の雰囲気に近い。

負けちゃいけないというプレッシャーで,動きが硬い。

動きが硬ければ,ミスも増える。

そして,浮足立って足にボールが付かない感じになっている。

 

どうした?

ヘイヘイどうした?

声を出して応援できないのが悔しい。

こんな時こそ,応援で良い雰囲気を作りたいのに。

 

中盤の,「カミソリの左」,出岡大輝(25)

出岡がスタメンで出る時は,何かやってくれそうな気がしている。

そのテクニックと,左足のキレは,練習を見ていても良く目立つ。

カニシ期待の,その出岡だが,どうも動きが硬い。

チーム全体が硬いが,その中でも出岡が一番硬い。

どうした出岡。その左一閃をナカニシは見たい。

ロックの中盤が押し込んでくることに対して,体を張って止める出岡。

リアクションでのプレイが多く,出岡からのアクションが出てこない。

全力でプレイをしているが,先手を取られて後手にまわっている。,

出岡,がんばれ。

いつものインスピレーションあふれるプレイを見せてくれ。

そしてフリーキックは直接狙っても良いと思うよ。

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試合は変わらず五分の状態で進む。

鈴鹿は前半最初の海口のヘディング以外に良いところが無い。

対するロックは,フリーキックから鈴鹿ゴールに迫る。

 

鈴鹿のパス回しが,よくロックに引っかかっている感じがする。

パスコースが確保できていなかったり,パスミスだったり。

パスが引っかかるため,攻撃にスピード感が生まれていない。

鈴鹿はパスで相手を動かして,スペースを作るような形を作れない。

 

中盤の,「鈴鹿のプリンス」,和田篤紀(10)

鈴鹿の10番を背負う天才,和田篤紀。

この試合でも,ロックのボールを奪い,良い形で前線につなげるのは和田のパスからだった。

昨年度VictoryCross大賞受賞。そしてこの試合ではゲームキャプテンを任されている。

中盤は3人いるため,ボランチよりも少し前目でプレイする和田。

ボールをカットすれば,一気に得点のチャンスを作ることができる。

そして,前半41分。

中盤でボールを得た和田の絶妙スルーパス一発!

走り出したのは遠藤純輝(11)

ロックゴールキーパーと1対1になるが,ロックのゴールキーパーの飛び出しが早く,シュートならず。

惜しい!極めて惜しい!

和田篤紀の個人横断幕もできたぞ!

ガンバレ!!!

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前半残りわずか。

ロックの中盤からのロングパスが,サイドバックセンターバックの間を切り裂く。

ロック攻撃陣はとにかく足が早い。

鈴鹿センターバックの中村俊貴(20)が,全力で寄せていくが,角度の無いところから思い切りよくシュートを打たれる。

池末が止められない。

そのボールは逆側のゴールポストに当たり,ゴール中に転がり込む。

0-1

くそっ!

カウンター一発か!

取り返すぞ!

 

フォワードの左サイド,「ハートのエース」,遠藤純輝(11)

例えば,始めて試合を見る人が,試合で一番目立っていたのは誰?と聞けば,ほとんどの人が背番号11番と言うだろう。

今シーズンも,鈴鹿の攻撃の推進力は純輝が作り出している。

リンタロウ(7)との連携,蓮沼(13)とのパス交換で,ロックディフェンスを切り裂いていた。

しかし,シュートまでは持っていけず,何となく足にボールが付いていない感じもする。

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1点を失って前半終了かと思われた・・・前半49分。

右サイドの菊島卓(15)がボールを持って駆け上がる。

菊島は自分自身がゴールをゲットするだけでなく,アシストも上手い。

このボール大事に。

菊島のグラウンダーのクロス。

ロックディフェンスの逆を突いたため,ディフェンスが触れそうで触れられない。

ファーサイドを走ってきた純輝に渡る。

決めろ!純輝!

ゴーーーーーーール!!!1-1

 

そしてスタンドにハートマーク!最高!

ナイスゴール純輝!

ナイスアシスト菊島!

 

ここで前半終了。

 

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カニシはJFLフラッグのヒモが千切れているため,それを直しに行く。

歩きながら,いろいろ考えている。

 

この試合,鈴鹿の出来はかなり悪い。

風の影響でプレイが慎重になっているが,それが臆病なプレイに見えて仕方がない。

動きが硬いせいで,攻守ともに中盤のパスコースが無く,無理に通そうとしたボールをカットされている。

 

どうしても。どうしても頭をよぎってしまう。

藤田浩平選手の抜けた穴が大きい。

 

それでもこのメンバーのポテンシャルが発揮されているかというと,そんな気がしない。

まだまだ,伸びしろがある。

それは,昨年より強いチームになれるような,そんな伸びしろがあると思う。

 

そのためにも,この試合勝ちたい。

そうすると,リラックスして波に乗れるような気がする。

 

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後半開始。

 

後半からは,爆風を向かい風に受けてのプレイとなる。

ここまで爆風だと,追い風が有利というより,追い風でもボールコントロールがしにくい。

カニシのイメージでは,鈴鹿悪天候の試合に強い。雨とか,風とか。

この風が,鈴鹿の側に微笑んでくれれば。

 

後半5分。

(OUT)25出岡大輝 ⇔ (IN)6西村仁志

 

前半でカードをもらっていた出岡が下がり,新加入の西村が入る。

さあ,これで中盤がどうなるのか?

 

サイドバックの,「鬼神金剛」,原広樹(2)

後半はロックが少しワイドに展開し始めた。

鈴鹿で長く共に戦った原広樹がスタメン出ててくれるというのは嬉しい。

広樹は,普段はとても穏やかな好青年なのだけど,ことサッカーにかけては,とても激しく熱いプレイをする。

右サイドを抜かれたり,1対1で負けることは,原広樹にとっては絶対に許せない。

その広樹が,この試合ではとても落ち着いたプレイをしている。

全体的に硬く,ミスの多い試合だが,広樹の右サイドはどっしりと安定している。

広樹,良いぞ!

しかし,ロックの圧力は相当なため,広樹も左の蓮沼(13)同様,オーバーラップはほとんどしていない。

ベテランが試合を落ち着かせる。

良いぞ。原広樹!

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後半になっても試合展開は変わらず。

鈴鹿が支配率を持っているように見えるが,綱渡りの状態。

ロックは中盤で,しっかりと鈴鹿のスピードを殺している。

いつカウンターを喰らってもおかしくない。

 

3トップの右サイド,「馬王」,菊島卓(15)

ロックはサイド攻撃をあまりしないので,サイドバックがそのまま残っている。

その抜群のスピードで裏を取りたいけど,スピードを生かせない菊島。

リンタロウのポストプレイからのボールも,菊島に渡らない。

前半の純輝へのアシスト以降,菊島らしいプレイができていない。

また,鈴鹿は中盤でタメが作れていないので,裏を狙うフォワードが活きていない。

サイドハーフのように下がりながらディフェンス中心の菊島。

菊島,しんどいな。

もうちょっと我慢だ。

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鈴鹿はロック陣内でフリーキックを何本か蹴っている。

キッカーは出岡(25)が出たので,和田篤紀(10)かと思ったら,西村(6)が蹴るらしい。

カニシは西村のフリーキックを見るのは初めて。

その弾道は,丁寧に合わせに行くような見事な弾道だった。

なるほど。西村良いキックする。

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センターバックの,佐藤昂洋(17)

ロックの選手は,みんな体の使い方が上手い。

ボールを懐に抱え込み,背中で鈴鹿の選手を押さえてしまう。

ハイボールに関しても,身長の高さではなく,フィジカルで先に体を当てて良いポジションを取られてしまう。

強風。フィジカルの強い相手。昂洋がミスをしないように丁寧にプレイしているのが分かる。そして硬くなっている。

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後半19分。

ディフェンス間でのパス回し。

センターバックの中村俊貴(20)から,佐藤昂洋(17)へ。

そこにプレッシャーをかけてくるロックの選手。

昂洋(17)はゴールキーパーの池末(30)にパスするが,ボールは大きく浮いてしまう。

池末は足でボールを処理できず,ヘディングでクリア。

そのクリアボールを奪われ失点。

1-2

昂洋(17)のミスからの失点だった。

昂洋。下向いてる暇はないぞ。涙で枕を濡らしてる場合じゃないぞ。

この試合を見た相手は,昂洋のパスミスを狙ってプレッシャーをかけてくる。

それでいいのか?なめられていいのか?足元弱いヤツって思われていいのか?

キャプテンの川里が怪我で出場できないから,出場してるって言われていいのか?

昂洋!

今こそガンバレ!

ミスした今だからガンバレ!

 

ウォーターブレイクが入る。

残り約20分。

鈴鹿は1点のビハインド。

そして,後半は攻撃の糸口がつかめていない。

ロックはきっちりと守りに入った。

4-4-2の4ディフェンスと4ミッドフィルダーはもう上がってこない。

攻撃はカウンターのフォワード2人だけ。

これは苦しい。

 

後半28分

(OUT)15菊島卓 ⇔ (IN)24川森有真

(OUT)7リンタロウ ⇔ (IN)33平墳迅

 

フォワードの構成が,左から,平墳,川森,遠藤,となった。

 

鈴鹿は変わらず中盤でタメが作れない。

より激しくなるロックのプレッシャーに対して,ボールを前に運ぶことができない。

ロングボールは風の影響でコントロールが難しい。

かといって,ショートパスを通すスぺースは潰されている。

ハイボールで競り合うリンタロウは交代したので,より手札が無い状態に。

 

センターバックの,「マッスルキングダム」,中村俊貴(20)

落ち着いて,競り合いで負けず,球際で激しく。

この試合の俊貴もとても良かった。

しかし,後半はディフェンスから中盤への展開が難しく,パスコースが無い。そのため,鈴鹿ディフェンス同士でボールを回す場面が増えた。

後半の終盤に入り,俊貴は自らボールを持ってドリブルでポジションを上げて行く。

カウンターを狙うロックを恐れず,自分を信じてビルドアップする俊貴。

良し!さすが俊貴だ!

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試合は膠着している。

鈴鹿の攻撃はロックのゴールに届かない。

個の能力では決して鈴鹿が劣っているわけではない。

ただ,その能力を使い切れていない。

ならばどうする?

 

後半38分

(OUT)8海口彦太 ⇔ (IN)18佐藤和馬

(OUT)2原広樹 ⇔ (IN)29坂本広大

 

中京大出身の西村に続き,同じく中京大出身の坂本広大が入る。

ふたりとも,以前鈴鹿に在籍していた,小西洋平選手の後輩。

西村,坂本,中京魂見せてくれよ!小西先輩に見せてやれ!

 

そして,フォワードながら,試合全体を見る目を持つ佐藤和馬が入る。

和馬は,試合中もずっとスタンドに向けて手拍子のしぐさをしていた。

みんなの想いを十分に分かっている選手。

和馬。行くぞ!

 

残り5分。

「バランサー」西村仁志(6)が中盤の底を作り始めた。

和田篤紀(10)がより前目にポジションを取る。

坂本広大(29)はいつでも走る準備ができている。

純輝(11)も獰猛に噛みつきたがっている。

平墳(33)の左足が唸る。

 

ロックのゴールは遠い。

時間が刻一刻と過ぎていく。

焦り始める選手たち。

だけど,サポーターは声が出せない。

雰囲気を作りたいのに。

 

手拍子で手がパンパンになっている。

ガンバレ。ガンバレ。

 

後半ATは3分。

突破口は見つからない。

シュートも打てていない。

 

審判が時計を見ている。

次のプレイで試合が止まる。

放り込め。

 

西村がハーフラインから前線にロングボールを蹴り込む。

何か起きてくれ・・・。

あれ?入った?へ?

ゴーーーーーーール!!!2-2

 

そしてゴールと同時に試合終了の笛。

えっ?なんそれ?あれ?

なんと西村の蹴ったボールは,風に舞いながらロックゴールにポロリと入っていた。

本人も多分狙った蹴ったシュートじゃない。

逆にミスキックぐらいのボールだった。

だけど,ゴールはゴール。

西村,ナイスゴール!

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試合終了

 

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両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

ホーム開幕戦ということで,鈴鹿市長,三重県知事,たくさんのご来賓のみなさんが来場してくれました。

また,メインスポンサーのスパイラルネットさんには,もうお礼を言いきれないほど感謝しています。

伊賀くノ一のチアチームや,国体関係者のみなさん,キッチンカーを出してくれたみなさん,ボランティアスタッフに参加いただいたみなさん,DJの方,この試合に関わった全てのみなさんに感謝いたします。

ありがとうございました。お疲れさまでした。

 

試合内容は,もの凄く悪かったです。

何が悪いかというと,全然,力を全然発揮できなかったことです。

考えたり,迷ったりして,遠回りしている感じがします。

俺たちはこんなもんじゃない。

十分に修正できます。伸びしろはたくさんあります。

明日から,また積み上げていきましょう。

 

そして,この試合を見ていた控えメンバーはどう思った?

開幕スタメンは,こんなもんか?

ポジションを奪いに行ってください。

競争を加速させてください。

アスリートの時間は貴重です。待たずに狙っていきましょう。

そして,より一層,強いチームになりましょう。

 

サポーターとして応援していきます。

 

ではまた。

 

(今後の試合)

JFL第2節 3月21日(日)15:00 対 FC刈谷ウェーブスタジアム刈谷

JFL第3節 3月27日(土)13:00 対 東京武蔵野ユナイテッド@AGF陸上競技

JFL第4節 4月4日(日)13:00 対 ラインメール青森新青森総合運動公園球技場

 

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