みなさんこんばんは。
今日は松江シティと試合がありました。
ナカニシは自宅のパソコンで,その試合を見ていました。
声も出せない,応援もできない,試合会場に行くこともできない。
何もできないのが悔しくてなりませんでした。
試合後にブログで書いた通り,AGFのグラウンドの草取りと地ならしをしてきました。
17時から始めて18時30分に終わりました。やってた時間は90分間です。
それは今日戦った選手たちと同じ時間です。
90分間。ナカニシが何を考えていたのか分かりますか?
「疾風に勁草を知る」
鈴鹿サポーターが大事にしている言葉です(意味はネットで調べてください)。
さて?
今,このチームの勁草はいったい誰だろう?
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(今日のブログは,ネット観戦ですので省略版です)
試合当日。
朝から体を動かしていないと落ち着かない。
ソワソワしながら,試合開始を待つ。
今日の対戦相手は,松江シティ(以下,松江と書きます)。
2018年にJFLに一緒に昇格した昇格同期チーム。
地域CLではコテンパンに負けた。その時の試合をよく覚えている。
松江は,前節FC大阪に勝利している(鈴鹿はFC大阪に負けている)。
松江の強さを知っているナカニシには,決してそれは意外ではない。
松江は強い。
選手が変わっても,チームの背骨が変わっていないように感じる。
試合の時間が近づく。
ネットで試合を見るのが怖い。
ちょっと昼寝して,ふと目覚めたら勝ってたというのが本当は良い。
だけど,鈴鹿からでも想いを届けたい。
選手たちにパワーを届けたい。
松江と鈴鹿で離れているけど,サポーターも共に戦うぞ。
オラーーーーー!!!
気合入れろ。ナカニシ!
いくぜ!
本日のスタメン(以後敬称略)
FW 24川森有真・11遠藤純輝
MF 19田村翔太・8海口彦太・4橋本晃司・15菊島卓
DF 34野口遼太・17佐藤昂洋・3川里光太郎・13蓮沼翔太
GK 23岩脇力哉
試合開始。
鈴鹿のフォーメーションは4-4-2。
松江はいつもの3-4-3。
試合は開始直後から鈴鹿にピンチが。
なんとかゴールキーパーの岩脇力哉(23)が防ぐが,何度も危ない場面が続く。
松江は,3-4-3だが,ディフェンスの3バックのラインは低い。
しかし,それでもコンパクトなのは,4人のミッドフィールダーと3人のフォワードの間隔が狭いため。
特に,4人のミッドフィールダーは,攻守の切り替えが早く,攻撃でも守備でも数的優位を作り出している。
対する鈴鹿は,2トップと2サイドハーフが攻めて,4バックと2ボランチが守る形。
攻撃と守備でパッカリ割れていて,それぞれのつながりがとても悪い。
鈴鹿のディフェンスはラインが高いため,再三ディフェンスの裏に落とされている。
センターバックの佐藤昂洋(17)も川里光太郎(3)も裏へのケアは早いため,危ない場面は少ないが,ずるずるラインを下げられ,より攻撃の起点が低くなってしまっている。
松江の中盤は,4人がラインを作る感じなので,海口彦太(8)橋本晃司(4)にはそれほどきついプレッシャーがかかっていない。しかし,鈴鹿はボランチの位置取りが低く,攻撃につなげる精度も悪い。
前半の半ばまで見て感じる。
これは力を出し切れていない。
鈴鹿はロングパスで3バックの裏を取りたいが,もともと3バックは深く守っている上に,3バックの左右は広く開いているので,余裕をもって対応されている。
また,松江は少し時間をかければ,サイドハーフが戻って来るので,松江にとって数的有利を作り出せる。
前述の通り,鈴鹿はボール奪取の位置が低く,攻守の切り替えが遅いため,松江のサイドハーフは十分に戻れている。
試合のペースはゆっくり。
いや,鈴鹿はゆっくりさせられている。
裏を狙いたいが,展開が遅く,松江はしっかり準備している。
鈴鹿はディフェンスラインでパスを回すが,そこから先が出ない。
松江の3トップは深入りしないが,鈴鹿のディフェンスからボランチへのパスコースを切っている。
鈴鹿はクサビのパスを入れられず,消去法的にサイドバックに渡して,そこからロングボールを蹴って跳ね返されるという単調な攻撃になってしまう。
しかし。
前半44分。
蓮沼(13)からフワリとしたクロスボールが中に入る。
(たぶん)遠藤純輝(11)が中で競り合う・・・それを詰めたのは川森有真(24)
ゴーーーーーーール!!!1-0
嫌な試合展開の中で,値千金の川森ゴール。
ナイス!
有真ナイス!
ここで前半終了。
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川森のゴールはナイスだったが,岩脇の好セーブが無ければ,3失点でもおかしくない展開だった。
鈴鹿のパスは精度が悪い。
単純なパスミスではないものの,受け手のスピードを殺してしまうパスも多い。
走る相手には,少し前に出して前へのスピードを上げたいが,それが合わない。
右足で蹴りたいのか?左足で蹴りたいのか?
体の半身パスがずれる。それでワンテンポ遅れる。
前に前に突進してくる松江と比べると,明らかにパススピードが遅い。
たぶんスタンドで見ていたら気が付かないだろうけど,ネットで全体を見ていると,松江の選手が攻撃時に前に前に動いているのに対して,鈴鹿の攻撃時には,2トップとサイドハーフぐらいしか走っていない。
それが,全体的に体が重たそうに見えている要因だと思う。
これは悪い。
良くない鈴鹿が出ている。
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後半開始。
後半開始直後は鈴鹿ペース。
ハーフタイムにベンチから指示が出ているのか?
野口遼太(34),蓮沼翔太(13)のサイドバックが押し上げたり,中に入ったりして動きを出している。
また,ボランチの海口が(8)少しポジションを上げ,橋本(4)が少し下がった感じになっている。
しかし,後半11分。
松江ディフェンスラインで回され,ズバリとクサビのパスが入る。
鈴鹿はそのパスコースを切れていなかった。
松江は難なく右から左に展開。
鈴鹿は中盤の人数も足りず,橋本(4)もパスを引っ掛けられない。
左45度の角度からほぼフリーでシュートを打たれる。
失点。1-1
鈴鹿の攻撃陣は,前半と変わらず狙っているディフェンスの裏が取れない。
松江の3バックはラインが低く,間隔も広い。
3バックの横が狙われることは想定済みなのだろう。
後半は,右サイドの菊島卓(15)が何とか突破しようとトップの川森(24)と共に,スペースを探している。
菊島の足ならば,一閃でゴールを狙えるが,松江のディフェンスにはそれだけのスペースが無い。
しかし,試合が同点という感じがしない。
鈴鹿は相変わらず攻撃時のスピードを上げられない。
ゆっくりと攻めて,ゆっくりと守っているように見える。
後半21分
(OUT)4橋本晃司 ⇔ (IN)6西村仁志
(OUT)24川森有真 ⇔ (IN)18佐藤和馬
西村と和馬が入る。
2人はこの試合をベンチからどう見ていただろう。
試合の流れを変えられるはずの2人。
頼むぞ。
ナカニシは試合を見ているだけで,汗がしたたり落ちる。
頼む。
みんなの笑顔が見たい。
松江から笑いながら帰ってきて欲しい。
前半かなり走っていた田村翔太(19)がトップ下に入った様子。
海口も少しポジションを上げたので,ひょっとして,鈴鹿は4-1-4-1なのかも。
田村翔太(19)は良い動きで,松江の中の動きを切っている。
ナカニシは何度も何度も言うが,海口彦太(18)はトップ下が良い。
体が強く,駆け引きの上手い和馬(18)が前線で粘れば,左の遠藤(11),右の菊島(15)もチャンスができる。
やっと良い形になってきた。
前を向いてボールを運べるようになってきた。
前半に比べて,明らかに攻撃の起点が高い鈴鹿。
選手たちが動き始めた感じがする。
これを最初からやって欲しかった・・・。
松江のカウンターにも対応できている。
西村仁志(6)のカバーも良く機能している。
後半42分
(OUT)19田村翔太 ⇔ (IN)29坂本広大
後半AT
(OUT)11遠藤純輝 ⇔ (IN)33平墳迅
後半の半ば以降は,がっぷり4つの試合になったが,互いに決め手を欠く。
選手たちにも疲れの色が見える。
ガンバレ。
ガンバレ。
ガンバレ。
ここで試合終了。
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両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。
松江シティには,鈴鹿をJFL昇格に導いてくれた,泉宗太郎選手が在籍しています。
残念ながら出場はしませんでしたが,頑張っていることと思います。
泉選手,また鈴鹿で会いましょう。サッカー頑張ってください。
今までちゃんと書かなかったのですが,和田篤紀(10)が怪我で欠場してから勝利がありません。
このチームは,和田篤紀がいなかったら勝てないのか?
他の選手はその穴を埋められないのか?
その力が他チームと比べて劣っているとは思えません。
でも,今はその力が存分に発揮できているとも思えません。
こんな偉っそうなブログを書いていますが,
ナカニシには,どうしたら勝てるのかという答えはありません。
サポーターにできるのは,選手たちが少しでも良いプレイができるよう,グラウンド整備をすることぐらいです。
グラウンドの草を抜きながらサポーター同士で話をしてました(3m以上の間隔)
「この場所からリンタロウがシュートを打ったら決まる!」
「このデコボコを埋めたら純輝がドリブルで切り裂いてくれる」
「カズマゾーンは丁寧にならしとかなきゃ」
「月成はこのへんまで出てくるから」
「広樹,ここからクロス上げてくれ」
「力哉,これでもうイレギュラーしないぞ」
・・・などなど。
こんな時こそ,頑張りましょう。
選手がキツイ時こそ,サポーターが盛り上げていきましょう。
「疾風に勁草を知る」
勁草は誰なのか?
ナカニシは信じています。
うちの選手たちはこんなことではへこたれない。
全員が勁草です。
選手は,早く家に帰ってサッサと寝ろ!
疲れを癒したら,次の準備だ。
控えの選手たち,ゴリコリ出てこい。押しのけろ。切り開け。
さあ,次は俺たちの三交スポーツの杜鈴鹿だ!
次の試合,鈴鹿一丸で全身全霊で取りに行くぞ!
試合をパソコンで見ながら,悔しくてなりませんでした。
ナカニシの全力の応援ってこの程度か?
もっと出るぞ!
もっと念を出すぞ!
勝つ!!!!!
ではまた。
(今後の試合)
◇JFL第12節 6月13日(日)15:00 対 ヴェルスパ大分@三交スポーツの杜鈴鹿
◇天皇杯2回戦 6月16日(水)18:00 対 ヴィッセル神戸@ノエビアスタジアム神戸