みなさんこんばんは。
今日も暑い日でした。
とても暑い日でした。
みんなお疲れさまでした。
コロナ禍の緊急事態宣言により,ナカニシはアウェイ岡崎戦を欠席しました。
見たかった・・・。
今日の試合を見たかった・・・。
あの瞬間,スタンドに鈴鹿サポーターがたくさん詰めかけていたら・・・。
ドッカーン!と大歓声が起きていたら・・・。
選手たちは,もっともっと嬉しかっただろうに。
カッコいいゴールパフォーマンスができただろうに。
今日の試合は点差ほどの差はありませんでした。
まさに接戦でした。
選手を称える言葉が無限に出てきます。
みんなお疲れさま。
ナイスゲーム!
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週末の朝。
今日は,アウェイでFCマルヤス岡崎戦(以下,マルヤスと書きます)。
JFLで一度も勝てていない相手。
今シーズンの前期はAGFで対戦し,0-0のドローだった。
さらに,マルヤスも監督の交代があり,元Honda FCの監督が就任したらしい。
Hondaと聞くだけで,背筋が伸びる。
凄腕の監督がさらに強いチームにしているに違いない。
(相変わらず)朝から緊張しているナカニシ。
何をしても集中できない。
コロナ過のため,今週末はポスター掲出巡りにも行けなかった。
家にいながら,試合開始の時を待つ。
1-0の予感もする。1-1の不安もある。0-1でやられるかもしれない。
2-1の感じもある。2-2かもしれない。
ずっと,試合のことを考えていて,頭が痛くなりそうだ。
試合は,ナカニシの自室のパソコンで見るのだが,なるべく選手と同じ環境で応援したい。
エアコンを切り,窓を閉め切り,暑さの中で試合を見る。
選手たちはもっと暑い中で試合をする。
ナカニシも,できるだけ同じ環境で戦いたい。
(このへんはクレイジーですので,良い大人はマネしないでください)
試合が近づく。
スタメンを確認する。
大丈夫だ。みんな戦える選手達だ。
吠えたいけど吠えられない。
心の中で絶叫する,勝つぞ!!!
いくぜ!
本日のスタメン(以後敬称略)
FW 24川森有真・19田村翔太
DF 35上田駿斗・20中村俊貴・26今井那生・15菊島卓
GK 23岩脇力哉
前節のスタメンから結構変えてきた。
鈴鹿の選手は,誰が出ても十分に戦える選手ばっかりだ!
試合開始。
鈴鹿はオーソドックスな4-4-2
マルヤスは4-2-3-1か4-4-2。
前線のフォワードか大きい。
ナカニシのイメージでは,マルヤスは3バックの気がしたのだけど,今日は4バックのような気がしている。
試合は,がっぷり四つに組み合ったところから。
攻撃と守備,守備と攻撃。
互いが交互に攻守を分ける展開。
つまり,お互い相手陣内深くまで攻め込んでいる。
フォワードの,「スピードスター」,田村翔太(19)
タムショーのスピードは,100m走のスピードではなく,1.2.3歩目が早い。
左右に高速で動きながらも,ボールを収めて前に展開する。
サイドハーフの時と異なり,今日のタムショーは,ワントラップ目から前に向かうプレイを選択している。フォワードのタムショーが狙うのはゴールのみ!
動き出し良し!キレ味よし!
同じフォワードの川森(24)が,裏を狙って走るため,その動きを使いながら,自らもゴールを狙う。
さらに,右からは激しい松木駿之介(40)が中に切れ込んでくる。
タムショーに選択肢が多い。
後方の橋本からのパスにも鋭く反応。
良いぞ!
キレてるぞ,タムショー!
得点の匂いが,鈴鹿まで届きそうだ!
試合は攻守がくるくると入れ替わる展開。
マルヤスは,サイドから鈴鹿のGKとDFの間に,ズバッと早いクロスボールを入れてくる。
自陣に引きながらのプレイとなるため,クリアがしにくく,鈴鹿ディフェンスはどうしてもコーナーキックに逃げる形となる。
マルヤスのフィジカルの強さと,高さはかなりのもの。
セットプレイはなるべく与えたくない。
左サイドバックの,「両利きハイジャンパー」,上田駿斗(35)
この試合では,リンタロウ(7)や佐藤昂洋(17)などのハイボールに強い選手があまり出ていないため,ハイジャンパー上田のプレイが重要となる。
そして,上田の良さはハイジャンプだけでなく,(若いわりに)落ち着き払った,そのニクイほど冷静なプレイ。
マルヤスはサイドから攻めてくる。対する鈴鹿もサイドから攻める。
そのため,サイドバックとして,GOかSTOPかの判断が難しい。
両足が強振できる上田は,サイドの起点となり,前線とDF間をつなぎ,そして,ロングボールを迎撃する。
淡々と。冷静なプレイ。Be Cooool!
ナイス上田。
上田のプレイに間違いなし。
よし!
前半の序盤は,五分の組み合いだったが,徐々にマルヤスが押してきた。
鈴鹿は,中盤から前線へのパスを潰されてショートカウンターを受けるようになってきた。
4-2-3-1のマルヤスの2列目の3人が,鈴鹿の中盤に上手くプレッシャーをかけてボールを奪いに来る。
ボランチの,「バランサー」,西村仁志(6)
ナカニシのごくごく主観的な意見だけど,三浦監督に代わってから一番プレイが変わったのは,西村だと思う。
もともとプレイの幅は広い選手だった。しかし,試合が見え過ぎていてチームプレイに徹するあまり,その素晴らしい能力の一部しか使っていなかったように思う。
ボールを失わないことを最優先したプレイだと,どうしても消極的なプレイになってしまう。
しかし,今,西村に求められているのは,ディフェンシブだけではない。それ以上の期待が双肩にかかっている。
その西村が,マルヤスからの中盤の圧力を抑え込みに行く。
そして,ボールを奪うと,一呼吸することもなく,一気に前線にスルーパスを発射!
攻防一体となった見事な存在感。
そして周りも西村から出てくる想定で動き出している。
前半半ばから,マルヤスに押し込まれている。
それでも西村は引いて守るのではなく,守備の際にも攻撃のチャンスを狙っていた。
ネット放送では分からないかもしれない。
たぶん,西村はゾーンに入っている。それも90分間!ずっと!
西村!頼むぞ!
ボール支配率は5分と5分の展開。
ただし,鈴鹿のほうが深く攻められている。
マルヤスの攻撃は,人もボールも動きながら,流れるように攻めてくる。
これがなかなか捕まえにくい。
ゴールキーパーの,「男岩」,岩脇力哉(23)
マルヤスの攻撃は常に鈴鹿のノド元に迫っている。
強力なワントップだけでなく,連動して動く2列目の3人が厄介で捕まえきれない。
前半14分には,カウンターから,マルヤス攻撃陣2人と,鈴鹿のディフェンス3人がマッチアップした。
ドリブルでシュートコースを作るマルヤス。しかし,鈴鹿のディフェンスに当たり,逆サイドにこぼれたボールにノーマークで走り込んでくるマルヤスの選手。
逆サイドは見えていなかった!危ない!
しかし,力哉は既に体勢を整えている。ゴールキーパーと1対1!
(不思議とキーパーと1対1だと力哉ならば止める気がしてきた)
見事にシュートをブロック!
ナカニシも自室で叫ぶ!
力哉!!!
この試合の特に前半は,本当に危ないシーンが多かった。
ゴールキーパーの岩脇力哉(23)。
鈴鹿の自慢の力哉がナイスプレイだ!
ファイヤー!!!
前半の終盤。
鈴鹿は押されている。
攻撃のきっかけを作るため,前線に長いボールを蹴るが,そのボールを前線で受けることができない。
ナカニシのイメージでは,マルヤスは3バックのはずだった。
DFとFWの距離が近く前後にコンパクト。だけど,左右は広く使ってワイドなイメージだった。
この試合のマルヤスは,前後左右にバランスが取れていて,どこで競り合っても,すぐに数的優位を作られてしまう。
そして,そこからの攻撃のスピードがシンプルで速い。
センターバックの,「鬼俊貴」,「マッスルキングダム」,中村俊貴(20)
俊貴が筋肉だけど思っている人がいたら,それは大間違いだ。
俊貴の危機察知能力と,コースを読むクレバーな目は,何度も鈴鹿のゴールを救ってくれた。
前半の終盤は,マルヤスに押し込まれている。
それを最後の最後で止める俊貴。
今回ばかりは,その素晴らしいプレイを,ナカニシがどれだけ書いても書ききれない。
https://www.youtube.com/watch?v=kPmKrr8Xtqw
(前半30分の鬼のプレイをご覧ください)
ゴールの中に入った俊貴が,3連発でマルヤスのシュートを防ぐ!
なんやこれは!
前にいる選手と,横にいるゴールキーパーの岩脇(23)の位置取りを見て,シュートコースに入っている。
鬼や。あんたディフェンスの鬼や!
俊貴のディフェンスはこれだけではない。
引いて守るだけでなく,前に出ての迎撃も冴えている。
俊貴。
ナイスプレイ。
見事だ!
同じくセンターバックの,「我武者羅100%」,今井那生(26)
防戦一方の鈴鹿に対して,今井那生(26)が大きな大きな声を出す「集中しろ!」
年齢的には若手の方だが,全く遠慮のない厳しい声が出いる。
暑い試合で,どうしても一瞬ボールウォッチャーになってしまう。
そんな中で,那生の元気な声が,仲間の選手たちを鼓舞し続ける。
ディフェンスは守っているだけが仕事じゃない。
最終ラインからの那生の良い声が試合全体を引き締めている。
そして,空中戦の強さも抜群。マルヤスの大きなワントップとの競り合いも十分に対応していた。
それだけじゃない。足元のコントロールも安定している。マルヤスの攻撃陣の早い寄せを,試合最後までキッチリ裁ききった。
ディフェンスに対して,相手が押し寄せるプレッシャーは見ていても怖い。
だけど選手たちは,そのプレッシャーに勝つための練習をしてきている。
三浦監督は,ギリギリのプレッシャーの中で選手を指導している。
よし!この夏でまたレベルが上がったな!
那生,100%の名に恥じない見事なプレイだ!
マルヤスの圧力は止まらない。
前半の終盤,混戦の中からボールはマルヤスに渡り,完全に抜け出される。
またもやゴールキーパーの岩脇(23)と1対1。
絶体絶命。完全にやられた。
しかーーーし!
鈴鹿のゴールを守るのは,岩脇力哉だぜ。
するするっとコースを埋めながら前に出て,相手のシュートをブロックする。
最高!
よっしゃー!
ここで守りに入っちゃダメだ。
最大のディフェンスは,鈴鹿が攻撃することだ。
田村翔太(19)が,バックパスを奪ってシュートを放つ。
惜しくも角度が無かったが,前線の選手の頑張りが,ディフェンスを整える「間」となる。
移籍後,しっかりと自分のポジジョンをつかんだ松木。
この試合では,サイドハーフで出場。
後方からのボールが合わず,なかなかボールを保持して攻勢に出られなかった。
しかし,前半の終盤,川森(24),田村(19)との連携が上がってきた。
右サイドを深く走った川森(24)が中にクロス。
中に流れて来ていた松木がヘディングシュート!
惜しくもゴールならないが,前線でチャンスを作っていた。
(2試合しか見てないけど)松木の特徴でもある,ゴリッゴリのドリブルも出ている。
背は大きくないけど,アタリに強く前線で存在感を出す松木。
橋本(4)や川森(24)とのポジションチェンジも活発で,マークを外すために縦横に動く。
ボールの無いところでも,松木が良く動いているのが見えている。
鈴鹿のボランチに,マルヤスの2列目が圧力をかけているため,左サイドハーフの橋本(4)が,中盤まで下りてきている。
このあたり,橋本はポジション関係なく自由に動いて穴を埋めている。
前半残り数分。
橋本(4)は,ボールをキープしたまま時間の経過を待つ。
前半は,決していい形ではない。
ハーフタイムで立て直そうしている。
ここで前半終了。
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自室で汗だくのナカニシ。
試合会場も暑いだろう。
選手達の消耗も激しいだろう。
コーナーフラッグを見ると,風はほとんどない。
このハーフタイムで,どんな指示が出て,どんなふうに変わるのか。
現在0対0。
ただ,決定機を決められていたとすると,だいたい2対4くらいの試合。
鈴鹿もマルヤスも攻めれていない訳ではない。
膠着ではなく,決めきれていない状態。
このまま終わるとは到底思えない。
ノドがカラカラなので,水を汲んでくる。
(選手と同じ環境にいたいナカニシは,試合中は水しか飲まない)
(クレイジーなので,良い大人はマネしないてください)
この後どうするか?
前節,前々節共に,三浦監督はハーフタイムで選手を交代した。
より暑い今日の試合も,早い段階で消耗した選手を代えるような気がする。
鈴鹿の選手層は,めちゃくちゃ厚い。
誰が出ても一騎当千のジョーカーとなる。
さあ,後半だ!
グーグルマップで岡崎の方位を確認。
そちらに手を合わせる。
全身の力を込める。
パワーを出せ!全部出せ!
念を出し尽くせ!
いくぞ!!!
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後半開始。
交代はない。
ポジションも変更ない。
鈴鹿は落ち着いている。
ある意味・・・淡々と試合に入る。
後半の開始から,「おやっ」と思ったのは,西村仁志(6)のプレイから。
西村が1歩2歩とボールを前に運ぶことで,マルヤスのプレッシャーを交わしている。
このハイプレッシャーの中だと,早くボールを離したくなるところだが,西村は中盤のスペースを存分に使って,コースの選択肢を増やしている。
フォワードの,「褐色の稲妻」川森有真(24)。
それほど背も高くなく,フィジカルがめちゃくちゃ強いわけではない川森。
スピードはあるが,そのスピードを存分に活かしきれない前半だった。
ただ,川森はそこじゃない。
川森の最も得意とするのは,周りを活かす献身的なプレイとゴールへの嗅覚。
川森は,前半から田村(19),松木(40)を活かすプレイを随所にしていた。
自分自身もゴールを狙うが,マルヤスのDFは固くて高く,なかなか突破できなかった。
ジリジリした時間が過ぎる。
フォワードの川森の仕事は何だ?
川森,自分で狙え!
後半9分
西村(6)が思いっきりミドルシュートを打ったボールが,マルヤスDFに当たりコーナーキックへ。
キッカーは「名人」橋本晃司(4)
ナカニシは練習で見たのだけど,橋本はキックの弾道をいろいろ変えられる(たぶん)。
今回,橋本の蹴ったボールは,高く上がってから落ちてくる弾道。
中に飛び込んできたのは,ハイボールにもめっぽう強い今井那生(26)
那生の落としたボールを,川森(24)の足元へ。
褐色の稲妻が,ギラリと光る!
来い!川森来い!
川森がマルヤスディフェンスを背中で押さえながら,苦しい体制でシュート!
キッターーー!
ゴーーーーーール!!!1-0
ゴールの後,みんなにもみくちゃにされる川森。
待望の先制点は鈴鹿の川森のゴール。
ここ一番で,体を投げ出して良く粘った。
よくこらえた。ナイスゴール川森。
ベンチの選手と抱き合って喜ぶ川森。
その時の,センターサークル付近。
鈴鹿の体勢が整うまでリスタートされないように,ボールを持って待つ海口彦太(8)
シブイ。彦太シブイ。藤田浩平選手のようだ。
そして,那生の叫ぶ声がまた聞こえる。
「やること変わんないぞ!」
那生,良い声だぞ。
その一声が次のナイスプレイを生むぞ。
鈴鹿の手は緩まない。
何も変わらない。不思議なくらい淡々と。
後半11分。
海口(8)が奪ったボールを橋本(4)がパス。
川森(24)に渡り松木(40)がシュートを打つも,ブロックされて再びコーナーキック。
流れるような連携だった。
再び橋本のコーナーキック。
今度は右から。
少し巻いたボールが蹴り込まれる。
超高い打点の最高点でヘディングを合わせたのは,松木駿之介(40)
叩きつけるヘディングシュートは,一度はマルヤスディフェンスに止められるが,その止めたボールに頭から突っ込んだのは,またもや松木駿之介(40)
ゴーーーーーーール!!!2-0
吠えながらベンチに走ってくる松木。
松木のゴールで追加点。
大きい。大きすぎる追加点。
以前,ナカニシが練習を見た際に,セットプレイの練習は丁寧にやっていた。
申し訳ないけど,正直言うと,鈴鹿はセットプレイからの得点が少ない。
少ないだけでなく,相手に脅威を与えられていなかった。
ただ,膠着した試合,攻めあぐねる試合などの際に,セットプレイというのは大きな意味を持つ。
そんな中で,難敵マルヤスに対して,コーナーキックからの2得点は大きい。
今後の鈴鹿の得点パターンとして,この2点は大きな意味がある。
2点差は危ない点差と言われる。
2点差だと,一瞬「勝てるかも」と頭に浮かんでしまう。
しかし,1点を返されたらパニックとなり,守り切るのか?追加点を取りに行くのか?チーム内での統一が図れなくなる。
2失点の後,マルヤスはどんどん選手を交代し始めた。
なるべく早く1点を返せば,この試合まだまだ引っ繰り返る。
キャプテンマークを巻く橋本自ら,マルヤスディフェンスにプレッシャーをかけにいく。
灼熱のグラウンドを走って走って,マルヤスのボランチや最終ラインに喰らいつく橋本。
橋本のプレイは,「まだ引いちゃダメだ」というメッセージに感じる。
橋本がスイッチを入れたため,田村(19),川森(24),松木(40),そして,海口(8)がポジジョンを上げてきた。
高い位置でプレスをかけて,ボールを奪う鈴鹿。
中盤でも,橋本がポジションを変えてボールを奪いに行く。
「まだ引いちゃダメだ」
「何も変わっちゃいない」
橋本の言葉が聞こえてくる。
選手たちを奮起させるプレイが続く。
橋本,ナイスだ!
後半の半ばを過ぎ,ウォーターブレイクとなるが,まだ鈴鹿は交代が無い。
それでも選手たちの運動量が落ちた感じはない。
よく集中している。
全部出し尽くすという戦う姿勢が見える。
右サイドバックの,「馬王」,菊島卓(15)
三浦監督になってのコンバートで,一番驚いたのが菊島のサイドバック。
(昔,やってたのかもしれない)
ただ,これがピッタリと良い感じにはまっている。
足元が上手く,プレッシャーに動じない菊島は,寄せられもびくともせずにパスを回す。
さらに,足も抜群に早いので,裏への走り合いでも負けていない。
さらにさらに,この試合で思い出したのだが,菊島ロングスロー投げれるよね?
かなりの距離を精度の高いロングスローで放り込むことができるので,スローインからのタムショー縦一本も選択肢に入っている。
鈴鹿は,左の上田(35)もロングスローが投げれるので,俊貴(20)と菊島(15)も合わせて,スタメン3人がロングスローを投げられる(ちなみに川里も投げれる)。
この菊島のスローインが効いている。
縦に早いタムショーだけでなく,松木(40),川森(24)も射程圏内。
射程距離が長いので,いろんなところへ投げることができる。
菊島。良いよ良いよ。
投げて,走って,狙っていこう。
ベンチのメンバーからも良い声が出ている。
高宮の声,和馬の声,小澤の声。
そして,三浦監督の「冷静に,冷静に」という声が聞こえてくる。
三浦監督は「冷静に」と言いつつも,ベンチのエリア一杯まで出てきて指示を出している。
たぶん,熱く指示を出しているだろう。
後半29分。
(OUT)24川森有真 ⇔ (IN)7エフライン・リンタロウ
走りまくった有真が代わり,リンタロウが入る。
徐々に選手たちの足が疲れてきている。
そんな時に,前線でタメの作れるリンタロウは強い。
そして,両チームの選手達が,半歩ずつ遅くなってきたこの時間帯。
そして,前線とディフェンスインの間にスペースができ始める時間帯。
さあ行こうか!
前節は累積で出場できなかった。
そしてこの試合,前半はディフェンス中心で,海口の良さが出し切れなかった。
ナカニシは,やっぱり海口の適正ポジションはトップ下だと思う。
引いて守る海口は怖くない。「守るためのディフェンス」は海口らしくない。
そして,後半の終盤,「守るために攻める」海口。
中盤にスペースができてきた。攻守の切り替えが遅くなってきた。
でも,海口はまだまだ運動量が落ちていない。逆にスペースがある分,スピードが増したように見える。
走って,スペースを埋めて,相手にアタックする。
この前に向かうディフェンスが海口の真骨頂。
海口のカットから,前線にボールが渡り,攻撃がつながる。
海口の動きは鈴鹿の得点パターンの一つだ。
海口,どんどん前に出るべし。
海口の良さは前で戦うプレイだ。
夕方でも日差しがキツイ。
マルヤスさんの放送機器が暑さのため,画像が安定しない。
(放送担当のスタッフの方お疲れ様です)
鈴鹿がボールを保持する時間が長い。
しかし,リスクを管理していて,攻撃時でもサイドバックはそれほど上がっていない。
サイドバックが上がる時,それはセットプレイの時。
後半34分
リンタロウ(7)と松木(40)が前線で粘って,右サイドでフリーキックを獲得。
なんか今日は入るような気がする。
キッカーはもちろん,橋本晃司(4)
橋本が狙うのは・・・。
なんと!ショートパスを田村翔太(19)に出す。
フリーの田村翔太が,狙いすましてダイレクトで中へ!
全身がバネのように飛んだのは・・・「ハイジャンパー」上田駿斗(35)
なんと美しいヘディングシュートだ!
ゴーーーーーーール!!!3-0
ベンチに飛び込んでくる上田(35)と,それを受け止める和馬(18)と北野(14)。
ナイスシュート!上田!
そしてナイスクロス田村!
自室で熱狂するナカニシ。
ドタバタと足を踏み鳴らし,床を転げまわる(本当)。
パソコンを見ると・・・画面が動かなくなっている。
熱暴走?のため放送機器がエラーを起こしている様子。
※この事象は以前鈴鹿でも起きたことがあります。現地のマルヤスのスタッフの方は大変だったと思いますが,その後復旧していただきありがとうございました。
ネット放送は動かない。
公式のTwitterを更新し続ける。
残りは10分。
AT合わせば15分くらいはある。
何か起きるには十分な時間が残っている。
大丈夫か?
気を抜いちゃダメだ。
みんな戦ってくれ。
集中して。
念は届いているか?
大丈夫か?
後半37分。失点。
3-1
どんな形だったのかは分からない。
ただ,これでマルヤスは勢いづく。
でも,引いちゃダメだ。
みんながんばれ。
後半38分
(OUT)19田村翔太 ⇔ (IN)36日根野達海
日根野(36)がボランチに入り,リンタロウ(7)がワントップ,そして海口(8)がトップ下に入った様子。
よしよし。海口がその位置でプレスをかければ,そうそう自由に攻撃できないはず。
放送が再開される
※マルヤスのスタッフさんありがとうございます。
残りわずか。
ただ,まだまだ時間はある。
ゴールキーパーの力哉の声が聞こえる。
「やりきれ」
最期の最後まで戦え。
暑いし,疲れてるだろうけど,最後まで頑張れ!
ナカニシもじっとしていられない。
足を踏み鳴らしながらパソコンを見る。
鈴鹿のディフェンスが連動している。
海口(8)のアクションで,後ろの西村(6),日根野(36)がコースを切りに来る。
マルヤスはサイドに出すが,サイドバックは準備しているので,そうそう抜かれていない。
全員が集中している。
後半45分
(OUT)8海口彦太 ⇔ (IN)18佐藤和馬
(OUT)35上田駿斗 ⇔ (IN)13蓮沼翔太
百戦錬磨のベテラン。
蓮沼(13)と和馬(18)が入る。
彼らなら大丈夫だ。
最後の最後までビリビリした緊張感をもって。
集中しよう。
戦おう。
よし!
ここで試合終了
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両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。
緊急事態宣言下での試合開催は,大変なことだったと思います。
また,暑い中での試合配信など,マルヤスのスタッフのみなさんにお礼申し上げます。
ありがとうございました。
三浦監督は就任の記者会見で,「失点を減らす」的なことを言っていました。確か。
失点を減らすために,ディフェンシブになるのかなと思っていましたか,今の鈴鹿は全然ディフェンシブではありません。
逆に,より攻撃的なのかもしれません。
ただ,全選手が闘志を出して戦っていることと,それにもかかわらず冷静にプレイしている印象があります。
闘志と冷静。何となく矛盾するようですが,試合を見ていて両方を感じます。
また,相手のプレッシャーに強くなりました。
みんな心が強くなった気がします。たぶんですが。
セットプレイで3点とった試合というのは,記憶にありません。
たぶん,鈴鹿で初だと思います。
セットプレイでも点が取れるというのは,
より,攻撃のバリエーションが増えたという意味で,この試合の成果はとても大きいと感じています。
さて,この試合のナカニシ賞(旧VictoryCross賞)ですが,
実は悩みました・・・23にするか20にするか・・・
よし決めた!
この試合のナカニシ賞は,「男岩」,ゴールキーパーの岩脇力哉選手(23)にあげたいと思います。
1対1を2回ストップしたその度胸とコースの読みは,後半の鈴鹿の反撃につながりました。
いーわーわきりきやー。いーわーわきりきやー。岩脇力哉。岩脇力哉。
早く,力哉のチャントが歌いたいですね。
力哉!頼むぜ!
3連勝。
何度でも言いたくなりますね。
3連勝。ニンマリ。
長いリーグ戦は,1勝1勝の積み重ねです。
だから,3連勝で喜んでいたらいけない気もします。
だけど,3連勝ってやっぱり良い言葉です。
今夜だけは,3連勝の気分で浮かれて寝ることにします。
そして明日から,次の試合への準備が始まります。
次の試合は,また0対0からスタートです。
連勝がどうとか関係なく,目の前の試合に集中してください。
気を引き締めて。
戦う気持ちを忘れずに。
プレッシャーを感じながらも頭は冷静に。
暑い中での試合,本当にお疲れさまでした。
みなさん,ゆっくり休んで,次の試合に挑みましょう。
とても楽しい日曜日でした。
おやすみなさい。
ではまた。
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クラウンドファンディング実施中です。
ネクストコールに向けて,みなさまのご支援よろしくお願いします。
https://readyfor.jp/projects/suzukaPG2021
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コロナ禍の影響で,急にアウェイ席無しまたは無観客試合となる試合があります。
今後の情報に注意してください。
(今後の試合)
◇JFL第21節 9月4日(土)15:00 対 MIOびわこ滋賀@AGF陸上競技場(アウェイ席無し)
◇JFL第22節 9月11日(土)18:00 対 Honda FC@都田グラウンド(無観客試合)
◇JFL第23節 9月18日(土)15:00 対 松江シティ@AGF陸上競技場
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