VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

JFL第25節 対 MIOびわこ滋賀

みなさんこんばんは。

 

みなさんは,「ゴラッソ」と言う言葉を知っていますか?

スペイン語で「凄いゴール」と言う意味らしいです。

 

では質問です。

みなさんは,「ゴラッソ」を見たことがありますか?

 

カニシは今日見ました。目の前で。

 

「凄いゴール」と言う言葉では表現が不足しています。

「ものっっっ凄いスーパーーーゴーーール」くらいです。

 

さあ,ブログを書き始めましょうか。

 

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試合当日の朝。

5時に目が覚める。

(たぶん)歳のせいではなく,緊張と不安と期待で目が覚める。

 

珍しく夢を見ていた。

選手達と同じバスに乗って,試合に向かう夢だった。

 

今日の対戦相手は,MIOびわこ滋賀(以下,MIOと書きます)

前期は勝利したが,JFLに長く在籍する古豪。

順位より数段上の力を持っている。

前期は勝利したが,必ず鈴鹿を研究して巻き返してくる。

 

久ぶりの鈴鹿開催。

たくさんお客さんも入るだろう。

その中でなんとしても勝利したい。

勝利と言う言葉がプレッシャーに感じる。

選手達はプレッシャーを感じながら楽しくサッカーをする。

それが,サッカー選手と言うものなのだとしたら,その選手のプレッシャーを少しでも和らげられるような応援をしたいと思う。

 

会場に入っていろいろ準備をする。

汗をかきながら作業をするが,実はもう頭の中は試合で一杯。

横断幕を掲出する。

JFL初年度の最初の試合もMIO戦だった。

その時と比べて横断幕の数は倍以上になった。

横断幕を張るだけ張って,俺たちのホームに選手を迎える。

 

選手のアップが始まる。

カニシの緊張と気持ちの昂ぶりは最高潮になる。

ただただ,ただただ,選手たちを心の底から応援するのみ。

 

さあ,みんな。

大丈夫だ。

 

行くぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

 

OMF 17中村健人・19三宅海斗・40松木駿之介

DMF 6上田駿斗・30和田篤紀・27日根野達海・29坂本広大

DF 3今井那生・4平出涼・20中村俊貴

GK 23岩脇力哉

 

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鈴鹿は3-4-3-0の形。

位置的に1トップに三宅海斗(19)がいるが,ディフェンスラインまで下がってくることもあるので,厳密にはワントップでは無いと思う。

MIOは4-4-2のダブルボランチ

 

試合開始から鈴鹿の右からの攻撃が効いている。

 

右を突破した坂本広大(29)が,中に精度の高いボールを折り返し。

三宅海斗(19)がつないで,松木駿之介(40)へ。

流れるような前線の選手のパス回しから,飛び込んできたのは和田篤紀(30)!

アツキ来た!!!

惜しくもシュートはゴール右にそれるが,そこに飛び込んで来る和田篤紀(30)のプレイにナカニシは涙しそうになる。

 

この試合でボランチに入る,「鈴鹿の王子」,和田篤紀(30)

昨年怪我をして,半年間は練習にも参加できなかった。

みんながワイワイしている時に,練習の輪にも入れない篤紀。

カニシが練習を見に行くと,篤紀はグラウンドの周りをずっと歩いていた。

代われるものなら代わってあげたい。

神に愛されたようなプレイのできる和田篤紀が,ボールを蹴ることもできないなんて。

今シーズンが始まっても,練習に参加するのは夏が過ぎてからだった。

徐々に強いキックができるようになってきた。

徐々に笑顔が戻って来た。

そして,今日いきなりの先発スタメン。

少し不安もあった。篤紀はあの時の和田篤紀なのか?

1年半以上,公式戦に出ていない・・・。

その篤紀がグラウンドを悠々と動き回る。

相手のパスコースを切るいつもの動き。

ワンタッチで試合のリズムを変える緩急のパス。

競り合いの強さと,行く時に行く激しいプレイ。

良いぞ,良いぞ篤紀。それだその篤紀だ!

しかし,まだまだチームとして見た場合,試合勘が合わない場面がある。

特に,パスを出したいときに出せていない。

受け手と出し手が,息が合わない感じがする。

それでも篤紀は良いプレイをしている。

篤紀が帰って来た!

でも,まだまだ十分じゃない。

まだまだ良くなるぞ!

 

試合は五分と五分のぶつかり合い。

気合の入っているMIOは,かなり激しく当たって来る。

MIOも勝利のために必死のタックル。

特に,ボランチから試合の指揮を執る日根野達海(27)は,相当削られている。

MIOは鈴鹿の中盤を潰して,サイドに展開しようとしている。

 

センターバックの左,「我武者羅120%」,今井那生(3)

前々節でレッドカードを受けたため,国立ではプレイできなかった。

そのうっぷんを晴らすかのように,那生のプレイがとてもキレている。

前後左右に大きく動いているのに,全く穴が無いディフェンス。

とにかく動きが早い上に,運動量も抜群。

MIOのサイドからのクロスボールにも高さで圧倒し,危ない場面を作っていない。

さらに,MIOのファウルからのフリーキックでは,前線に上がりヘディングで決める気満々のジャンプをしている。

MIOゴールキーパーと何度か接触してファウルを取られているが,あれは正当な競り合いだと思う。那生,全然気にしなくていい。

今シーズンの活躍で,堂々たる鈴鹿のスタメンディフェンダーになった。

いつ見てもグングン成長している。

成長著しい那生を見るのは嬉しいけど,なぜかちょっと寂しい。

だけど,昔も今も勝利に向かって我武者羅なところは変わらない。

那生。この試合絶対に勝つぞ!

 

MIOは4ディフェンス4ミッドフィルダーが2列になりコンパクトに守っている。

そのため,大きくサイドチェンジすると,鈴鹿ウイングバックがフリーで上がることができる。

MIOは中は4人4人が2列になっているので,鈴鹿はなかなかクサビのパスが通せない。

鈴鹿はディフェンスラインで回して,サイドから攻める。

 

右サイドのウイングバック,「カットイン」,坂本広大(29)

試合開始直後の単独突破など,この試合序盤の右サイドの攻勢は広大の走りから生まれていた。

前方の松木駿之介(40)はサイドバックを引き付けて中に入りつつ,広大の直進方向を空けていた。

右サイドを走りまくる広大。

しかし・・・MIOにファウルを受けた後,走り出したところで異常発生。

広大の足が肉離れを起こした様子。

なんと!ここで交代か?

直ぐに「×」が出る。

 

前半17分。

(OUT)29坂本広大 ⇔ (IN)21山内健史

 

山内がスクランブル発進。

山内が前に出て,松木駿之介(40)が右のウイングバックに入った様子。

 

鈴鹿は坂本広大(29)の予期せぬトラブルで,少しバランスを崩した。

バタバタっとMIOに押し込まれる展開。

MIOは変わらずサイドから攻めてくる。

 

センターバックの右,「鬼俊貴」,中村俊貴(20)

MIOはサイドから攻めてくるが,右の俊貴(20)と松木駿之介(40)との距離感がバタバタっとした。

鈴鹿はある意味サイドから攻められるため,松木は高い位置を取っている。

しかし,そこから奪われると,右サイドの数的不利が出てしまう。

右のセンターバックの中村俊貴がディフェンスに行くが,早いMIOのサイドプレイヤーをなかなか捕まえきれていない。

カニシの思う俊貴のプレイより,なんか少し重たいような気がする。

足の速いはずの俊貴の動きが重い。

どうした俊貴。

ガンバレ俊貴!

 

MIOのボランチが硬いため,鈴鹿はクサビのパスが入らない。

ボール回しはできているが,回させてもらっているだけで攻撃につながらない。

後で回して,コースを探るが,そこでカットされてMIOに反撃を喰らう場面が見られる。

なんかリズムが悪くなった。

 

対するMIOは4人4人のコンパクトな布陣で,割とディフェンスラインが低い。

そのため,鈴鹿はパスを回せはするが,裏へ抜けるような形を作れない。

 

坂本広大の怪我で急遽出場した,「ワンダーボーイ」,山内健史(21)

左のインサイドハーフに入ったが,山内の最大の持ち味である超スピードで裏を狙うプレイができていない。

斜めに走り,ボールを欲しがっているが,MIOのマークが山内を補足している。

山内の良さは,前へ前へに進む時にこそ出てくる。

守りに入る試合では良さが出ない。

しかし,徐々に上田駿斗(6)が後ろから押し上げて来た。

山内が走るのを狙っている。

山内。もう少し我慢だ。

必ず走る場面が来る。

山内。ガンバレ!

 

鈴鹿は押し上げが少なく,前線の単騎突入でチャンスを作る。

特に松木駿之介(40)のアグレッシブな突破は,あわやPK獲得か?と思うようなチャンスだった。

 

また,前半の半ばには,三宅海斗(19)から日根野達海(27)に渡り,日根野ミドルシュートを放つ場面があった。

引いて守るMIOに対して,ミドルシュートを打つのはとても良いと思う。

・・・まさかこのシュートが後半の・・・

 

鈴鹿は攻めるが単発。

しかしMIOも攻めあぐねている。

 

前半40分。

MIOのカウンターをなんとかクリア。

しかし,MIOが拾って,中にフワッとしたクロスボール。

フワッとしたボールに対して,何となく「見て」しまう。選手もサポーターも。

そのフワッとしたボールに中村俊貴がヘディングでクリアしようとするが,それを競り合いながらMIOのフォワードに頭で触られる。

ヘディングシュートは,スパッとした当たりではなかったが,ゴールキーパー岩脇力哉(23)の手に当たってゴールの中に。

失点。0-1。

 

なんか,あれよあれよの間に,フワッと失点してしまった。

やられた!

と言うより,あれ?入っちゃったの?っていう感じの失点。

これが一番良くない。良くないパターンの失点。

試合中にフワッとすることはたまにあるのだが,それが失点につながるのは良くない。

 

試合の雰囲気を変えなくては!

でも,サポーターは声を出すことができない。

なんとか立て直してくれ!

 

思ったより暑い試合となった。

鈴鹿よりもMIOの動きが良い。

良く走り,良く動く。

 

鈴鹿は展開が小さくなっている。

ボランチ日根野達海(27)と和田篤紀(30)。

公式戦では初めてのペアだと思う。

互いに視野が広く,個々のプレイに問題は無いが,マークの受け渡しなどで連携の中でのスペースができてしまっている。

 

そして前半44分。

MIOがサイドから中へ折り返し。

バイタルエリアにフリーの選手が残っている。

MIOの中盤からのミドルシュート

これが決まって0-2。

これもなんかフワッとした感じの失点。

 

なんと言うことだ。

なんかフワッとした途端に連続失点とは。

 

それでもサポーターは声を出せない。

そんな時,控えメンバーでアップをしていた佐藤和馬(18)が大きな声で仲間を鼓舞する。

和馬!良い声だ!

仲間を救う声だ。

 

そして,前半AT。

三宅海斗(19)が前線で粘ってコーナーキック獲得。

キッカーは中村健人(17)。

一度はMIOディフェンスに跳ね返されるが,再び中村健人(17)から中へ折り返し。

三宅海斗(19)が競り合って,今井那生(3)へ。

今井那生から,「シュートを打て!」と言うメッセージのこもったパスを受けたのは,上田駿斗(6)!

駿斗の豪快なシュートがMIOゴールを突き破る。

ゴーーーーーーール!!!1-2

 

大きい。この1点は大きいぞ駿斗!

ナイスゴール!!!

(ナカニシはスタンドの端っこで総帥旗(2009年に初めて作った鈴鹿の旗)を持っていたのだが,駿斗の得点で振るのをすっかり忘れていた)。

 

ここで前半終了。

 

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前半が終わり,ベンチに戻る選手たちをじっと見る。

和田篤紀(30)がかなり疲れている。

やはり1年以上試合に出てなくて,いきなりスタメンは厳しいか?

 

ハーフタイムにアップする選手たちもじっと見る。

1人少ない。

これは後半開始から選手交代がある様子。

 

鈴鹿は決して良い形を作れていない。

全体がフワッとして,ボールウォッチャーになる時間帯がある。

そんな中で,1点返せたのは大きい。

 

ここでしっかりと試合に食い込める選手が入れば,まだまだ分からない。

 

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HT

(OUT)30和田篤紀 ⇔ (IN)8海口彦太

 

後半開始。

海口がボランチに入り,鈴鹿は4-2-3-1にフォーメーションを変更。

さあ,海口頼むぞ!

 

相変わらずMIOの寄せとアタリが激しい。

しかし・・・

後半から入ったボランチの「ネクスバンディエラ」,海口彦太(8)

後半の試合は海口が作ったと言っても過言ではない。

なかなか奪えなかったセカンドボールを,海口がバリバリにアクションしていく。

攻守に渡って影響力を出しまくる海口。強い。そして早い。

ディフェンスしながら身を翻せば,攻守が入れ替わって鈴鹿のチャンスが生まれている。

海口は,なんか型にはまらないほうが生き生きして良い。

ボランチを共に組む日根野達海(27)は,視野もプレイエリアも広く,海口の動きを遮らないので,海口が自由に動いている。

海口が入って,MIOの中盤にスペースができて来た。

前半に通らなかったクサビのパスを通す穴が生まれた。

良いぞ良いぞ。

叫べ海口彦太!

 

サイドバックの,「赤い彗星」,上田駿斗(6)

後半に入り,少しMIOに疲れが見える。ただ,駿斗は元気いっぱい。

駿斗の赤いスパイクがシャアザクのようにスタンドから良く見えている

4バックとなって上田駿斗はさらに高い位置にポジションを取り,MIOのサイドを圧倒していく。

4バックの左のほうが駿斗の周りにスペースがあり,動きやすいように見える。

より周りにスペースのあるほうが,駿斗のスピードが乗るので攻撃参加が活性化する。

後半から海口彦太(8)が入り,縦横無尽に走り始めた。

徐々に試合のペースが早くなり,パスもダッシュも早くなってきた。

コンパクトでジメジメした潰し合いより,広いスペースを走り回るほうが駿斗には似合っている。

駿斗!GO!

赤い彗星を輝かせろ!

 

試合の流れは鈴鹿ペース。

ギアが変わったかのようにパスも人もスピードが上がっている。

 

サイドハーフの,「キャノンボール」,松木駿之介(40)

前半は坂本広大の怪我で,ウイングバックをしていたが,松木の良さが余り出せなかった。

しかし,後半はサイドハーフ。そして,中盤の海口(8)は松木のプレイを良く知っている。

松木が縦に走りまくる!

後方からはサイドバックの俊貴(20)が押し上げる。

松木の自慢の推進力が出て来た。

後半の序盤,松木の突破から中に折り返し。

中村健人(17)のシュートは,MIOゴールキーパーに阻まれたが,本当に惜しかった。

テンポの速い試合。

攻守の切り替えが早くなる。

その中で,両チーム共に少しずつスペースができて来た。

松木の時間だ!

松木,MIOディフェンスを食い千切れ!

 

試合は鈴鹿ペース。

中盤の海口彦太(8)と日根野達海(27)が効いている。

相手のペースに合わせず,こちらのペースに引きずり込んだ感じ。

攻守の切り替えを早くし,ディフェンスからの攻勢時に手数をかけずに前に出している。

右からは松木駿之介(40)。左からは山内健史(21)が快足を飛ばしてMIOゴールに迫る。

 

対するMIOは,変わらずサイドから中に放り込んでくる。

競り合いに強いため,1人と競り合ってもそのこぼれ球を回収されると厳しい。

 

センターバックの,「カバーリンガー」,平出涼(4)

鈴鹿ディフェンスは4バックで並んでいるはずだが,危ない時は,必ず平出が一人で引いて守っている。

MIOのフォワードはフィジカルも強いがスピードもある。

高さだけでなく,裏へ抜ける走りに対しても平出がよく見ている。

後半から4バックとなり,今井那生(3)とセンターバックを組んでいるが,那生はちょいちょいオーパラップするので,カウンターを受けることもある。

それでもしっかりディフェンス。

当たり前のようなクリア。そのための駆け引き。

ナイス平出!

 

MIO陣内で試合をする時間帯が増えている。

MIOは自陣に引いて守っているため,コンパクトでラストパスのスぺースが無い。

 

そんな中でも,右の松木(40)と左の山内(21)は,より一層攻勢を強める。

左を単独突破した山内健史(21)が,ファーサイドへ絶妙クロス。

オーバーラップした中村俊貴(20)がボレーで合わせるがゴールならず。

 

鈴鹿はサイドから攻めれている。

しかし,言い換えればサイドからしか攻めれていない。

MIOはボランチが硬く,中盤を自由にさせてくれない。

 

鈴鹿の攻勢。

こんな時にはカウンターが怖い。

鈴鹿ゴール前の混戦から,ボールがこぼれてMIOの目の前に転がる。危ない!

 

不測の事態すら万全の飛び出しを見せるのは,

鈴鹿ゴールキーパー,岩脇「ファイヤー」力哉(23)

後半は攻められる場面が少なかったが,それでも大ピンチがあった。

岩脇の集中は全く切れていない。

MIOの突破からのシュートを神速の速さで飛び出して押さえる。

万全!

完璧!

さすが力哉!

力哉。追いつき追い越すから,絶対に追加点はやれない。

頼むぞ!

 

ボランチの,「鈴鹿の未来」,日根野達海(27)

鈴鹿の中盤になくてはならない選手になった日根野達海。

この試合でも,削り削られの激しい中盤の攻防を日根野が制している。

足元の技術だけでなく,気持ちの強さが抜群。

後半からはセカンドボールに対して海口が積極的に寄せているため,日根野はそのカバーに入ることが多い。

でも・・・狙ってるよな!日根野

後半17分。

MIOのクリアボールをカットした日根野

かなり距離があるが,思い切ってミドルシュートを放つ。

カニシは目の前で見たが,打った瞬間,枠をオーバーしたと思った。

そのシュートのボールが意思を持ったかのようにドライブして,バーに直撃する。

MIOゴールキーパーも意表を突かれてセービングのタイミングがズレたため,ゴールキーパーの背中に当たってゴール。

凄いミドルシュートを見た。

弾道がレインボーの軌跡を描いてもおかしくない。

これぞ「ゴラッソ!」だ!

ゴーーーーーーール!!!2-2。

 

日根野のすんごいゴールが炸裂!

 

イケイケムードの鈴鹿だが,MIOは選手交代で疲れて来たところの活性化を図る。

そして,以前鈴鹿に所属していた小口大司選手も出場。

小口選手の怖さを鈴鹿サポーターは良く知っている。

そのスピードとフィジカル。何よりもゴールを奪うという強い気持ち。

後半の疲れてきた場面での投入は恐怖。

 

試合は鈴鹿が押している。

左から上田駿斗(6)がファウルを受けながらも突破!大チャンス!

しかし,審判は流さずに試合を止める。

不可解。

駿斗はゴール一直線だった。

それを流さず止める。

不可解。

 

いやいや,試合に集中。

ここ!ここ!

 

トップ下の,「鈴鹿のケンティー」,中村健人(17)

前半と異なり,後半はMIO陣内にスペースができて来た。

中盤で海口,日根野が奪って,すぐに中村健人に預ける。

健人は左右に流れて,盟友,三宅海斗(19)への決定的なパスを狙う。

健人が狙っているのがヒシヒシと伝わってくる。

健人!

あと1点頼む。

逆転してくれ。

後半の飲水タイム。

三浦知良(11)が健人にアドバイスしている。

 

MIOの右サイドに入った小口大司選手が攻撃を活性化している。

それを止めるのは,鈴鹿センターバック,今井那生(3)

那生と小口選手が激しく激突する。

小口選手のファウルとなったが,相変わらずの闘争心はここで止めておきたい。

ファウルから立ち上がり,小口選手のお尻をポンポンと叩く今井那生(3)

2人はなかなか試合に出られなかった。

悔しい想いを共にして汗を流した仲間。

だからこそ那生。小口を絶対に行かせるな!

 

鈴鹿のワントップ,「ネコ好きの天才」,三宅海斗(19)

ずっと鈴鹿の前線を支えてきた海斗。

得点王の動きにふさわしいキレのあるプレイをしている。

しかし,その分,削られることも多く,たくさんのファウルで止められている。

後半は,MIO陣内にスペースができたため,中村健人からのパスが通り始めた。

海斗の周りから得点の匂いがしてくる。

さあ,海斗。頼むぞ。

 

後半34分。

フリーキックの折り返しを三宅海斗(19)がピタリと収める。

ペナルティエリア外周に沿ってドリブル。

シュートを狙う。狙う。狙う。狙う!

そして,針の穴のようなスペースを見つけた!海斗シュート!

ゴーーーーーーール!!!3-2

 

猛烈なターンからのシュートなのに,腰が回り切っていて強烈なシュートだった。

素晴らしい!

三宅海斗(19)はやっぱり素晴らしい。

しかし,ゴールを決めた海斗は交代のしぐさ。

グラウンドで座り込んでしまう。

削られた際に,どこか痛くした様子。

大丈夫か?

 

後半36分

(OUT)19三宅海斗 ⇔ (IN)39ヴィニシウス

 

ここでヴィニシウスが入る。

三宅海斗(19)とは全く違うタイプのヴィニシウス(39)。

これは抑えにくいぞ。

 

逆転しても鈴鹿は守りに入らない。

 

右を駆け抜けた海口彦太(8)が中にクロスボール。

それを,松木駿之介(40)がオーバーヘッドでシュート!

やっぱり海口彦太(8)と松木駿之介(40)の連携は良い。

 

さらに,ヴィニシウス(39)が太い棍棒でぶん殴るような攻撃を見せる。

スピードとテクニックの海斗(19)と異なり,ヴィニシウス(39)はパワーとリズムでMIOのディフェンスを攻略する。

 

左サイドの上田駿斗(6)が,またもサイドを突破し,ヴィニシウスにクロスボール。

ドンピシャのタイミングだったが,MIOのゴールキーパーのファインセーブでゴールならず。惜しい!

 

試合は五分と五分の戦い。

鈴鹿は崩されていないが,選手交代をしたMIOの選手はみんな良い動きをしている。

 

後半44分。

(OUT)17中村健人 ⇔ (IN)11三浦知良

(OUT)21山内健史 ⇔ (IN)18佐藤和馬

 

ここで2人のカズが入る。

カズ,和馬,頼むぞ。

この試合,ここまで来たんだ勝たせてくれ。

 

和馬(18)が上手く時間を使う。

ヴィニシウス(39)がコーナヘー付近でボールをキープし,そのままゴールに迫る。

フリーキックの際に審判に話しかける時も時間を使う。

1秒でも。

 

MIOの激しい攻撃。

密集の中から和馬が大きく蹴り出す。

 

ここで試合終了。

 

よっしゃーーーーー!

 

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両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

たくさんの観客の方に足を運んでいただきました。

みなさんの前で勝利できて最高です。

 

そして,マッチスポンサーをしていただき500円券をいただいたJADA三重さん。

いつもありがとうございます。本当に感謝します。

カニシも衝突体験させていただきました。5キロでも相当な衝撃でした。

今後とも,このチームをよろしくお願いいたします。

 

ハーフタイムに演舞していただいた四季舞さんにも感謝します。

ありがとうございました。

 

MIOサポーターさんからお土産もいただきました。

また鹿児島全社に行ってきたサポーターからもお土産いただきました。

ありがとうございます。

縁起の良い勝ち菓子として,みんなでいただきました。

 

そして,ナカニシはしっかり佐藤和馬カズテラをゲットしました。

田中観月堂さん,選手とのコラボレーションありがとうございます。

明日,しろと一緒に美味しくいただきます。

 

試合後に選手がサポーターのところへ来てくれました。

カニシは,和田篤紀選手の横断幕を掲げていました。

和田選手は少しだけニコッとしてました。

篤紀,おかえりなさい。まだまだ頑張って,また次の出番を楽しみにしています。

ガンバレ!和田篤紀!

 

さて,この試合のナカニシ的MVP,VictoryCross賞は・・・。

ゴラッソの意味がわからなかったら,あのシュートを見るべし!

今日のMVPは日根野達海選手(27)に送りたいと思います。

日根野!ナイスゴール!

またミドルシュートをぶちかますのを楽しみにしています。

 

残り試合が少なくなってきました。

どこで,どこと対戦しようとも,サポーターのやることは一緒です。

 

次!次だ!

次の試合に向けてファイヤー!

そして・・・

今夜は良い夢を見ます。

 

ではまた。

 

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(今後の試合)

JFL第26節 10月23日(日)13:00 対 奈良クラブ@ロートフィールド奈良

JFL第27節 10月30日(日)13:00 対 ティアモ枚方たまゆら陸上競技

JFL第28節 11月6日(日)13:00 対 ソニー仙台四日市中央緑地

 

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