みなさんこんばんは。
昨日のブログに続き,退団選手へのメッセージです。
選手が見るか見ないか分かりませんが,これはナカニシから選手に対しての感謝の気持ちです。
選手との思い出はたくさんあります。
たくさん。たくさん。
そのことを思い出しながらブログを書くと,苦しさで先に進めなくなってしまいます。
選手たちの前途に幸多きことを願っています。
もう,スタジアムで応援することはできなくなりますが,それでも応援を続けます。
鈴鹿に来てくれてありがとう。
貴重なアスリートとしての1年を共に戦わせてくれてありがとう。
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佐藤和馬
「和馬,鈴鹿で戦え。和馬,その愛見せて・・・くれたよね」
和馬を始めて見たのは第3グラウンドでした。
たぶん,2月14日だったためか,女性のサポーターが選手にチョコレートを渡していました。
練習参加をしていた和馬にも渡すと「僕ももらっていいんですか?まだ決まってないんですけど」と言って,良い笑顔でチョコレートをもらっていました。
数日後に第4グラウンドで行われた練習試合で,ミラ監督は和馬獲得を決めました。和馬はミラ監督に「グラシアス」と言って握手してました。
2019年の新体制発表前に,和馬からナカニシに連絡がありました。
「サポーターにお願いしたいとことがあるので,集まってもらえませんか?」という話でした。
そして新体制発表会の後に,サポーターの前で,「サッカーで町を元気にしたいので協力してください」と演説しました・・・なんだ?こいつは?と思いました。
最初ナカニシは,和馬の笑顔が眩しすぎて,なんかうさん臭くて,関西弁で流暢にしゃべる和馬が,なんか好きになれませんでした。
この選手と共に戦えるのだろうか?共に熱くなれるのだろうか?
そして,JFL初戦のMIO戦。
和馬は試合終盤に出場し,ゴール前の激しいプレイの後に,審判に文句を言っていきなりイエローカードをもらっていました。
イエローカードは良くないですが,その勝負にこだわる熱い姿を見て,なんかナカニシは和馬が大好きになりました。
佐藤和馬は,明るい好青年という薄っぺらい人間ではありません。
的確な言葉が見つかりませんが,和馬は,これまでナカニシが見たことも無いほどの規格外の大物でした。そして,和馬の本質はコテコテの戦うサッカー選手だと思いました。
前所属の奈良クラブのサポーターからも愛されていました。でもナカニシは,めちゃくちゃヤキモチを焼いていました。「和馬はうちの和馬なのに・・・」
選手たちの中で唯一,ナカニシが作ったのが和馬のチャントです。
「和馬,鈴鹿で戦え。和馬,その愛見せてくれ」
嫉妬に狂ったサポーター(ナカニシ)の作った歌です。
バーベキューをやりました。
学童にセラ水を寄付しました。
ファン感を盛り上げました。
会社も立ち上げました。
Zumaicaは鈴鹿の街にあふれました。
みんなバラバラだった練習着を作りました。
チームの苦難を共に乗り越えました。
鈴鹿を一生懸命引っ張ってくれました。
そして・・・サッカーで町を元気にしてくれました。
和馬が退団というのが信じられません。
ずっと,ずーーーっと鈴鹿にいてくれると思っていました。
和馬の,鈴鹿への愛を存分に見せてもらいました。
ナカニシが感謝の言葉をどれだけ尽くしても,和馬の愛の大きさにはかないません。
和馬にはもらってばかりで,何も返せていません。
ナカニシは,神楽しまね戦の後,最後の和馬の言葉すら聞くことができませんでした。ごめん。
和馬。嫁さんと子どもたちを大事に。
妻のポイント獲得の仕方は,ナカニシにいつでも相談してください。
鈴鹿の和馬の前途に幸多きことを祈ります。
「そのテクニックは日本代表でもおかしくない」
2020シーズンは新加入選手が多く,ナカニシが斎藤翔太のプレイをちゃんと見たのは,シーズン前に行われた四日市中央緑地での練習試合でした。
斎藤翔太は,体は小さいですが攻守に渡って抜群の存在感があり,まさに試合を支配している感じでした。
ウマっ!
これは・・・見たこと無いくらい上手い。
その輝かしい経歴を裏付けるような,凄いテクニックを持った選手でした。
しかし・・・長く怪我で苦しみました・・・。
ナカニシの思うに,JFLではフィジカルと球際の激しいアタリが試合を左右します。
斎藤翔太の持つボールを奪うことはほぼできません。
だけど,ボールに関係なく斎藤翔太の体にぶつかることはできます。
小柄な体は,削られて,倒されて,怪我を繰り返すことになりました。
さぞかし,辛かったでしょう。無念の思いが渦巻いていたでしょう。
2022年の最終戦に出ました。
試合の流れを変える素晴らしいプレイでした。
怪我さえなければワールドカップの舞台に立っていてもおかしくない選手です。
そんな素晴らしい選手が,鈴鹿に来てくれたことに感謝します。
そして,コロナ禍のさなかで,サポーターが十分な応援が出来なかったことを申し訳なく思っています。
翔太。ガンバレ!
怪我には気をつけて。
藤島樹騎也
「光速のスピードスター」
藤島樹騎也選手 双方合意により契約解除のお知らせ | 鈴鹿ポイントゲッターズ
樹騎也は,今シーズンのリーグ戦が始まる直前に練習生として鈴鹿に来ました。
1人だけ昔のユニフォームを着て,練習試合に出ていた樹騎也は,レベルの違うスピードと,突破しまくるドリブルで,プレイを見た全ての人を魅了しました。
ナカニシの感覚では,樹騎也はほぼメッシです。
決して体が大きくないですが,樹騎也のスピードは,相手にとって触ることすら困難でした。
サポーターはみんな言ってました。
あの練習生が来て欲しい。鈴鹿に絶対に必要だ!
そしてシーズンイン。
最後の最後で合流したにもかかわらず,樹騎也は開幕スタメンで起用されました。
何も不思議はありませんでした。
それほど樹騎也のスピードとドリブルは異次元でした。
練習ではカズさんとトレーナニグをやっている事が多かったです。
日本でのプレイ経験が無い樹騎也にとって,カズさんからはたくさんの事を学んだことでしょう。
今シーズンは,コロナ感染防除と,セキュリティ強化のため,選手とサポーターの接触は禁じられていました。
なかなか選手とのコミュニケーションが図られない中で,樹騎也はサポーターに良く手を振ってくれました。
明るくて,ポジティブで,笑顔がかわいくて,みんなの人気者でした。
しかし,樹騎也も怪我に苦しみました。
そのドリブルによる急加速や急ターンは,自分の体を削るほどキレがありました。
怪我が治っても,また怪我が再発したりしました。
怪我が続く中で,樹騎也の顔に笑顔が少なくなりました。
サッカーができない樹騎也は元気が無くなりました。
そして,練習生の時に見せていた,ラテンのリズムの華麗なドリブルが見られなくなりました。
鈴鹿では樹騎也の良さを出せませんでした。
もっと樹騎也のフルパワーを見たかった。残念です。
樹騎也のプレイが,また輝きを放つことを確信しています。
樹騎也。また頑張ろうぜ。
紀藤隆翔
「チャンスをつかんだ時に怪我。残念で仕方がない」
紀藤隆翔選手 現役引退のお知らせ | 鈴鹿ポイントゲッターズ
2020年に鈴鹿に来て,3年間在籍しました。
出場試合は11試合です。
もともと,攻撃的ミッドフィールダーの選手です。
でも今シーズン,右サイドバックで出場し,みるみるチャンスをつかみました。
紀藤のプレイはドリブルのキレだけではありません。
その目はいつもルックアップして試合の動きをよく見ていました。
相手より先に動き,相手より先にポジションを取る動きは素晴らしかったと思います。
なので,小柄な体ながら,サイドバックのディフェンスで負けていた感じは全然ありません。
右のサイドバックからの前方へのダッシュ。間違いのないディフェンス。
紀藤の出場機会が増えました。
そして,試合に出場するたびに,動きはみるみる良くなりました。
これからますます力を発揮できる・・・そんな矢先に怪我をしてしまいました。
サッカーに怪我は付きものとは言え,残念極まりない怪我でした。
もっと紀藤のプレイを見たかった。
もっと紀藤の頑張る姿を声出しして応援したかった。
サッカーは引退するとのことです。
紀藤隆翔の前途に幸多きことを祈っています。
紀藤。ガンバレ!
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(選手横断幕に関するお知らせ)
選手たちを応援する横断幕をたくさん預かっています。
作成していただいたみなさん,本当にありがとうございました。
これらの横断幕は,選手たちをきっと勇気づけた事だと思います。
引退・退団した選手の横断幕は,下記の3通りの取り扱いとさせていただきます。
①作成者の方に返送いたします。
②移籍したチームのサポーターに相談して,可能であれば引継ぎます。
③ナカニシが生きている限り保存します。
この3つのうちどれかです。
「①」の返却をご希望の場合は,お手数をおかけしますが下記まで連絡ください。
miracle_fcsuzuka@yahoo.co.jp
「②」の場合は,ナカニシが移籍先のサポーターと相談させていただきますが,引き継げなかった場合や,届けられなかった場合は「③」の保管とさせていただきます。
もしも,何もご連絡ない場合は,「③」のナカニシが保管するとさせていただきます。
横断幕ありがとうございました。
大事に使わせていただきました。心より感謝いたします。