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アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

JFL第4節 対 FCマルヤス岡崎

みなさん,こんばんは。

 

試合が終わってから,ナカニシの頭の中を何百回もの「・・・たら」「・・・れば」がまわっています。

鈴鹿に2点目入った時に,ナカニシは「勝った」と思いました。

そのナカニシの油断が,同点にまでさせてしまいました。

自分の油断が,悔やまれてなりません。

 

ブログの初めに言っておきます。

選手のみなさんは自分たちのサッカーに自信を持って良いです。

迷う必要なんてない。

自分たちのサッカーを信じましょう。

大丈夫。決して間違っていない。

 

みんなよく頑張りました。

お疲れさまでした。

 

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土曜の朝。

 

仕事的に,年度末でめちゃくちゃ忙しいナカニシ。

それでも今週は,マルヤス戦が頭から離れなかった。

 

今日の対戦相手は,FCマルヤス岡崎(以下,マルヤスと書きます)

昨年のアウェイの試合で,めちゃくちゃに負けた相手。

昨年のマルヤスとの対戦では,パスを繋がれまくり,支配率を根こそぎ持っていかれ,とにかく手も足も出ないほど強かった。

鈴鹿としては,相性の悪いチームナンバーワンだと思う。

天皇杯もリーグ戦も,負けた記憶しかない。

 

今の鈴鹿のサッカーは,とても面白い。

カニシが見て来た15年間のうちでも,相当上位の面白い試合をしている。

そのサッカーがマルヤスという高い壁に通用するのか?

そのことを毎日考えていた。

 

高速を飛ばして,龍北スタジアムに入る。

会場には鈴鹿サポーターが集まっている。

近いアウェイなので,いつもより多いと思う。

ありがたい。

みんなで選手たちを応援しよう。

 

準備が始まる。

選手のアップが始まる。

 

先日の藤枝MYFCの練習試合で大活躍をした(らしい),選手がスタメンに入って来た。

いいぞいいぞ。チャンスを掴め!

 

さあ,胸を張って戦おうぜ。

 

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 7三宅海斗

MF 14鈴木翔太・10中村健人・16有馬和希・6小野寺亮太・18高見啓太

DF 15湯澤拓士・3キムテウ・5平出涼・13石川竣祐

GK 30平吹楽

 

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試合開始。

 

藤枝の練習試合で大活躍した,高見(18),湯澤(15),平吹(30)がスタメンで出て来た。

みんながんばれ!

 

鈴鹿は,4-2-3-1で入った。

開幕して4試合目。

試合毎にスタメンが異なり,フォーメーションも変わっている。

昨年の選手の大量退団の後,鈴鹿はまだまだチームとして未成熟な状態。

伸びしろとポテンシャルは,どこよりも大きいとナカニシは思っている。

 

マルヤスはきっちりリ4-4-2。

ディフェンス4人と,中盤4人が2列になり,コンパクトに守る。

 

試合開始の合図と共に,いきなり仕掛ける鈴木翔太(14)

相変わらずのキレと,強い気持ちのプレイは,試合開始からチームを引き締める。

 

サイドハーフの,「リトルマジシャン」,鈴木翔太(14)

この試合の前半のキーマンの1人は鈴木翔太だと思う。

マルヤスは,鈴鹿の左サイドにロングボールを入れてくる。

それを鈴鹿が弾き返し,そのまま縦に仕掛ける鈴木翔太

中から中村健人(10)が絶妙のフォローに入り,ワンツーで抜け出してく。

翔太の縦への突進。それが伸びる伸びる。

ボールの受けが上手く,自分が決めるという強い意志を持った翔太のプレイは,鈴鹿のチーム全体を引っ張り上げていく。

まさに切り込み隊長。

グラウンドにいる時間はずっとゴールを狙い続ける鈴木翔太

いいぞ!

今日も良い!いつも良い!

翔太!マルヤスのド肝を抜いてやれ!

 

マルヤスのゴールキーパーは,繋がずに大きく鈴鹿の左サイドに放り込んでくる。

特に前半のマルヤスは,ロングボールを左サイドに放り込んできた。

ひょっとして,桑原海人(21)の高さのギャップを狙っていたのかも。

 

しかーし。

 

今日の鈴鹿の左サイドバックは湯澤拓士(15)

サイドバックの,「左のオールラウンダー」,湯澤拓士(15)

サイドへのロングボールに対して,空中戦でしっかりと競り勝っている。

ジャンプ力も,競り合いも体勢十分。

湯澤のクリアから,前方の左サイドハーフ鈴木翔太(14)が走り出す。

さらに,湯澤はセンターバックもできるので,ディフェンス時には絞って中のディフェンスも上手い。

高さ十分。スピード完璧。ディフェンスラインも綺麗に揃っている。

左のオールラウンダー湯澤。

湯澤。めちゃくちゃ良い滑り出しだ。

がんばれ!

 

試合開始から鈴鹿のペースが続く。

良い感じに試合に入った。

全ての選手が良い集中をしていて,フワッとした感じが無い。

 

鈴鹿がボールを持つと複数人が連動して動いている。

逆サイドやボールの無い所でも,選手が試合に関与している。

例えボールを奪われても,そこへのフォローがものすごく早い。

開幕から4戦目。

鈴鹿の進化が目に見えて分かる。

 

スピードに乗った鈴鹿の攻撃。

左の鈴木翔太(14)と,中の三宅海斗(7)が仕掛けている。

コーナーキックのこぼれ球を,鈴木翔太がシュート!

惜しくもゴールならないが,試合序盤から得点の匂いがしている。

 

センターバックの,「巨神兵」キムテウ(3)

この試合のロングボールは,主に左の湯澤が跳ね返しているので,キムはロングボールの競り合いはあまりない。

流石に,研究されていく中で,キムと真正面から空中戦の勝負を挑むのは避けた様子。

その分,中の細かいパスに対して対応する場面が増えたキム。

前に出るタイミングや,スライディングの狙いが良く,一撃必殺で相手を止めている。

そしてこの試合のキムは,ディフェンスラインからサイドハーフの裏へ,何本ものロングフィードを通した。

糸を引くような綺麗な弾道のロングパスがピタッと通る。

良いじゃないかキムテウ。

試合に出るたびに進化するキム。

サッカー選手の成長は一定じゃない。

突然爆発的に伸びることがある。

さあ,キムテウ。

天上をぶち抜くほど急上昇していこうぜ!

薙ぎ払え!キム!

 

攻める鈴鹿

こんなに良い調子で攻めているのは,あんまり記憶にない。

支配率は,7対3くらい。

鈴鹿はマルヤス陣内を深く攻めているので,コーナーキックなどのセットプレイもたくさん獲得している。

しかし・・・しかし・・・鈴鹿のセットプレイは決まらない。

そして,支配率を増す鈴鹿にとって怖いのはマルヤスのカウンター。

 

センターバックの,「カバーリンガー」,平出涼(5)

キムが剛のディフェンスなら,平出は柔のディフェンス。

今日の守備陣は,右サイドも左サイドも新卒の大学生。ゴールキーパーは23歳。

そんな中で,平出の落ち着いたディフェンスの統率が光る。

ディフェンスの司令塔として,鈴鹿の守備を大人の渋さでまとめている。

平出が体を入れてマイボールにしたのに,ジャッジが逆に裁いてしまったりするが,それでも平出はびくともしない。

身も心も強い平出。

頼もしい。

平出がんばれ!

 

試合はずっと鈴鹿ペース。

セカンドボールも良く拾えていて,ルーズボールへの対応も早い。

その要因は・・・

ボランチの,「ベイビーフェイス」,有馬和希(16)

童顔なのにエグイプレイをする有馬(良い意味)。

ボールへの反応が早く,良く動き,良く走り,良くボールに絡んでいる。

攻守に渡って存在感バリバリの有馬。

開幕の時には,なんか線が細くて幼く見えた。

ところが有馬も爆発的に急成長している。

図太いプレイが鈴鹿の攻守の土台を支えている。

鈴鹿がパスサッカーをできるのは,1人の上手な選手がいたからじゃない。

有馬(16),小野寺(6),健人(10),翔太(14),高見(18)・・・全員が出し手で,全員が受け手。その中心に有馬がいる。

試合の中で,有馬がいたるところに出現する。

カウンター時には一気に走ってシュートを放つ!

良いぞ。有馬。

鈴鹿の舵を取るのは有馬だ。

がんばれ!

 

鈴鹿の中盤に穴は無い。

良く動き,良く走っている。

攻守の切り替えも早く,戻りながらのディフェンスも良い。

 

鈴鹿のゴールを守るのは,「リベロキーパー」平吹楽(30)
藤枝MYFCとの練習試合で大活躍し,いきなりスタメンに抜擢された。

鈴鹿で初出場。JFL初出場。でも堂々たるプレイ。

平吹のパントキックは,レーザービームのように伸びる。鈴鹿のレジェンド月成選手に似ている。

マルヤスのカウンターからのクロスに対して,体でゴールを守る。

そして,ボールをキャッチした瞬間から,目はフォワードを見ている。

キック一閃で,最前線の三宅海斗(7)にズバリのパスを通した。見事!

さらに,平吹はフィールドプレイヤーと同じくらいプレイエリアが広い。

その積極的で前向きなプレイに,サポーターから驚きの声が上がる。

平吹のプレイに迷いは一切ない。

自分のプレイスタイルに自信を持って戦う姿はとてもカッコいい。

平吹は,尖った個性を持つキーパーだ。

その尖り方は,決して悪いことじゃない。

丸くなって小さくなるより,尖ってデカくなろうぜ平吹。

 

鈴鹿ペースは変わらない。

ただ,攻撃はしているが,シュートは打てていない。

マルヤスもディフェンスが硬く,鈴鹿は攻めあぐねている。

 

ボランチの,「電撃ネットワーク」,小野寺亮太(6)

鈴鹿の攻守の要は小野寺。

小野寺のボールタッチで,鈴鹿の攻撃に緩急が付く。

その小野寺へのマークは激しく,再三激しいアタリを受ける場面が・・・。

小野寺大丈夫か?

削られながらも相手を交わし,前線へパスを供給する小野寺。

小野寺から電気が走る。

小野寺のネットワークがグラウンド内を支配する。

小野寺。いつも良いけど,今日も良いよ。

ガンバレ!

 

鈴鹿が押している。

大きな展開でマルヤスを揺さぶる。

右の高見啓太(18),左の鈴木翔太(14)が再三,サイドを攻略する。

しかし,中で決めきれない。

何かひとつ足りない感じがする。

最後の最後で,マルヤスを崩せない。

ミネベアミツミ戦もこんな感じで,最後まで崩せなかった

鈴鹿は試合の主導権を握っている。

しかし,ここから次に進まねばならない。

 

マルヤスは終始,鈴鹿の左サイドを狙っている。

鈴鹿は左右に大きく展開して,チャンスをうかがう。

中盤は小野寺(6),有馬(16)で支配している。

中村健人(10)も良い動きをしている。

 

しかし,ここで鈴鹿にトラブル。

サイドバックとして,マルヤスの攻撃を跳ね返していた湯澤拓士(15)が,怪我で退場。

なんと!湯澤!大丈夫か?

 

前半32分

(OUT)15湯澤拓士 ⇔ (IN)21桑原海人

 

桑原は,背は小さいが,空中戦に弱いわけではない。

弾き返すというより,しっかりと競り合って相手を自由にしない。

桑原,スクランブル発信だが頼むぞ!

 

鈴鹿は良く動いている。

ボールも人も良く動いている。

しかし,日差しが暑くなってきた。

選手達に疲れも出てくる。

選手交代のタイミングがカギになるかもしれない。

 

開幕から4試合目。

これまでの試合では,鈴鹿は前半の出来があまり良くなかった。

この試合はとても良い。

前半折り返しで0対0なら,十分後半につなげられる。

前半残りわずか。

失点せずに,後半に行きたい。

 

前半のAT。

マルヤスのフリーキック

守ってくれ・・・。

マルヤスのフリーキックを競り合いから跳ね返してカウンター!

三宅海斗(7)が,完璧につなぐ。鈴木翔太へ。

鈴木翔太(14)がドリブルで爆走!

その鈴木翔太を,左から抜かしていく桑原(21)の猛烈なダッシュ

鈴木翔太は自らシュートを打つため,中にカットイン。

撃つぞ!打つぞ!自らシュートを・・・。

右サイドを走り込んできた高見啓太(18)にパス!

高見啓太(18)が,シュートを放つ!

高見のシュートの衝撃波でゴールの後ろの桜が舞う!

ゴーーーーーーール!!!1-0!

 

ナイスシュート高見!

ナイスパス翔太!

みんな良かった。

ずっとこじ開けられなかったマルヤスのディフェンスをカウンターで突破した。

良く走った。見事!

 

ここで前半終了。

 

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前半を1対0で折り返すのは,今シーズン初めて。

嬉しい。

強いマルヤスに対して,立派に戦えている。

 

鈴鹿は後半から強くなる。

控え選手のレベルが高く,たくさんのパターンを作ることができる。

 

カニシは,

鈴鹿の生粋の点取り屋,藤山雄生(19)が見たい。

鈴鹿の最高速の足を持つ,山内健史(9)が見たい。

藤枝戦で大活躍した得点力のある,縄靖也(26)が見たい。

誰が出ても,何かしてくれそうな面々だ。

 

試合は鈴鹿が支配している。

このままいきたい。

このまま勝利したい。

 

頼む。

勝たせてくれ。

 

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後半開始

 

ハーフタイムの交代は無し。

今,良い感じで試合を支配しているので,変え難いのだと思う。

とは言っても,選手たちの疲れの出てくる後半の選手交代が重要。

 

前半は鈴鹿の左サイドが主戦場だった。

後半は,右の高見が攻撃の基点となっている。

 

サイドハーフの,「小旋風」,高見啓太(18)

高見はボールを受ける技術がとても高い。

トラップの精度が高いだけでなく,球際への寄せを見極めて,相手に当ててマイボールのスローインを取ったりする。

また,ボールの勢いを使ってターンする技術も高く,前を向いてプレイすることが多い。

上手い。どこをどう見ても高見は上手い。

さらに自分が上手いだけでなく,まわりの選手と会わせるのも上手く,高見の周りで,良いパスが動いている。

後半開始早々,高見が右サイドを突破し,中で待つ三宅海斗(7)の頭に合わせる。

超高精度クロスボールだったが,マルヤスディフェンスに阻まれゴールならず。

それでも後半の高見のプレイは見事の一言に尽きる。

高見!良いよ良いよ。

もっと行こうぜ。もっと点取ろうぜ。

 

後半も鈴鹿ペースが続く。

高見が基点になったことにより,さらに深くマルヤス陣内でプレイすることができている。

ボランチの小野寺(6)が,ダブルタッチからのドリブルでミドルシュートを放つ。

 

鈴鹿は何本ものコーナーキックを獲得しているが,点が取れていない。

最初は中村健人(10)が蹴っていたが,有馬和希(16),高見啓太(18)もコーナーキックを蹴っている。

少しでも変化をつけている様子。

 

暑い。

後で調べたら,25度を超えていたらしい。

選手たちの消耗が心配。

後半は鈴鹿が向かい風になるため,ハイボールが押し戻されている。

 

サイドバックの,「インサイドアウトサイダー」,石川竣祐(13)

前半の石川は,どちらかというと控えめなプレイだった。

鈴鹿は前半の失点が多い。石川は,失点しないプレイをしていたように思う。

後半に入ると,前方で高見がボールをキープできているので,石川が中央に進出し始めた。

ビルドアップもオーバーラップも,全力疾走の時間が長い石川。

攻撃から守備への戻りも早く,右サイドが空っぽになっていたことはない。

献身的で縦横無尽。

石川。良く走っている。良く動いている。

勝ちたいよな。

石川。勝とうぜ!

 

後半の半ば近くなる。

鈴鹿ペースは変わらない。

ただ,少し疲れてきているためか,選手間の距離が離れてきた。

足が止まる前に,追加点が欲しい。

 

後半18分

(OUT)18高見啓太 ⇔ (IN)9山内健史

 

意外にも高見を交代。

攻撃の核となっているように見えたが・・・

そして,疾風迅雷山内健史(9)が登場。

山内!走れ!走り倒せ!

 

トップ下の,「キャブテン」,中村健人(10)

健人が良くチームをまとめていると思う。

健人は,怒ったり,荒ぶったりはせず,誰よりも走り,誰よりも勝利のためにプレイす姿を見せることで,若い選手の多いチームをまとめている。

この試合でも,小野寺(6),有馬(16),鈴木(14),高見(18)らのハイレベルな中盤を,個人の良さを引き出しながら,健人が十分統率している。

そして,健人は試合全体を俯瞰で見ながら,しっかりとゴールを狙っている。

 

後半21分。

マルヤスゴール右45度の角度から,セットプレイのチャンス。

キッカーは,三宅海斗(7)と有馬和希(16)。

有馬がダミーで走って,海斗がクロスボールを入れる。

マルヤスがクリアしようとするが,鈴鹿の選手と競り合っているので大きくクリアできない。

こぼれたボールを,拾うのは中村健人(10)。

ゴール前にはマルヤスと鈴鹿の選手が入り乱れている。

その人と人との隙間を,針の穴を通すようなシュート!

ゴーーーーーーール!!!2-0

健人のシュートはゴールネットを突き破り,裏山の桜を散らす(ナカニシ視点)

健人!

マンデーフットボールに取り上げられるくらい見事なゴール。

素晴らしい。素晴らしすぎる。

大きな追加点が良い時間に入った。

 

ブログ冒頭で書いたけど,後で思えば,ナカニシはこの時「勝った」と思った。

今,深夜にブログを書きながら,今日,最終的には引き分けに持ち込まれた大きな要因は,サポーターであるナカニシの心の緩みだったと思う。

そのことを思うと,悔しくて悔しくて仕方がない。

そして,選手たちに申し訳ない。

 

後半の半ばに追加点をとったが,鈴鹿のペースは変わらない。

鈴鹿が支配率をキープしているが,少しずつコンパクトさが失われ,選手間のスペースが空いてきた。

マルヤスは積極的に交代枠を使い,フレッシュな選手を入れてくる。

 

鈴鹿は右に左に大きな展開。

キムテウ(3)からのロングフィードもキレを失っていない。

良い流れだ。

 

後半の終盤に入ると,やはり鈴鹿の選手の足が止まって来た。

セカンドボールへの寄せが少しずつ遅くなってきた。

マルヤスの攻勢が始まる。

思い切ったミドルシュートが飛んでくる。

危うく平吹(30)がセーブ。

 

途中から入った,山内健史(9)も自分の持ち味を生かせず,下がってディフェンスしている。

少しずつ,押し込まれる鈴鹿

 

後半34分。

鈴鹿パスミスに対して,フォローが遅れる。

ペナルティエリア内に侵入され,鈴鹿のファウルを誘われる。

ファウルからのPK。

平吹が必死で止めようとするが,PKを決められ失点。

2-1。

 

ここから流れがマルヤスに一気に傾く。

サポーターとして,全力で声を出すが,流れを変えられない。

何とかしなきゃ。何とかしなきゃ。

 

鈴鹿はギアが落ちた。

前半や,後半の半ばまでのサッカーではなくなってきた。

しかし,そんな時に走るのが桑原海人(21)。

桑原の単騎ドリブルで,マルヤスディフェンスラインを突破するが,シュートが打ちきれない。惜しい!

 

後半40分

(OUT)16有馬和希 ⇔ (IN)2中村俊貴

 

俊貴が入り3バックへ。

鈴鹿は守りに入った。

鈴鹿の交代は3人で終了。

選手は疲れているが,交代枠を残して残り時間を迎える。

 

マルヤスの攻勢。

鈴鹿は前線にボールが届かない。

マルヤスボールのフリーキックコーナーキックが連発する。

 

後半42分。

マルヤスのコーナーキックを,一度は平吹(30)が防ぐが,こぼれ球を押し込まれて失点。

2-2

 

残り時間はわずか。

体力を振り絞って攻める鈴鹿

 

センターフォワードの,「ネコ好きのファンタジスタ」,三宅海斗(7)

たくさん走った。たくさん削られた。

疲れているだろう海斗が,最後の最後まで点を取るために走る。

鈴鹿の選手がヘディングで落とす。

最後の最後は海斗で勝負。

みんなが海斗にボールを持ってこようとする。

右から石川(13)が,左から桑原(21)が中に繋ぐ。

海斗がゴール前でギリギリの攻防。

一瞬あればシュートを打てるのだが,その一瞬が作り出せない。

海斗!

今日もめっちゃ頑張った。

ナイスプレイ!

 

攻める鈴鹿。攻めまくる鈴鹿

キム(3)が上がりっぱなしで,ヘディングシュートを狙う。

鈴鹿ボールのセットプレイが続くがゴールならず。

セットプレイが入らない・・・

 

ここで試合終了。

 

試合終了と同時に,悔しさで倒れ込む選手たち。

悔しい。みんな悔しい。

でも,この悔しさを,さらにチームが強くなるための糧にしよう。

 

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両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

マルヤスのみなさん,サポーターのみなさん,熱い試合をありがとうございました。

 

カニシは初めて龍北スタジアムに行ったのですが,とても綺麗なスタジアムでした。

羨ましいくらい立派な施設でした。

どこへ行っても思うのですが,三重県は施設が遅れていると感じざるをえません。

 

この試合では,元鈴鹿の西村仁志選手も,藤島樹騎也選手も出場していませんでした。

カニシは対戦したかったので,それがちょっと残念です。また鈴鹿のホームで対戦できる事を楽しみにしています。

マルヤスサポーターのみなさん,西村選手,藤島選手を,よろしくお願いします。

 

ミネベア戦,マルヤス戦共に,鈴鹿が試合を支配していたのですが,勝利をすることができませんでした。

何かが足りません。

修正すべき点があります。

 

選手のみなさん,次の試合は始まっています。

今日の悔しさを糧とするため,修正すべき点にしっかりと向き合っていきましょう。

大丈夫です。

鈴鹿は必ず良いチームになります。

 

悔しい。

もったいない。

勝ちたかった。

未だにナカニシの頭の中をグルグル回っています。

 

次!次!

次の試合に向かいましょう!

 

あー悔しい!

 

ではまた。

 

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(今後の試合)

JFL第5節 4月9日 13:00 対 ティアモ枚方四日市中央

JFL第6節 4月16日 13:00 対 ヴィアティン三重四日市中央アウェイ

三重県選手権準決勝 4月23日 14:00 対 FC伊勢志摩@三交メイン

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