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アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

JFL第4節 対 FCマルヤス岡崎

みなさん,こんばんは。

ブログの更新が遅くなり申し訳ありません。
試合後に,速攻で帰って,(着替えて)そのまま仕事して,(着替えずに)そのまま月曜の仕事をして,(着替えて)そのままブログを書き始めたナカニシです。

と,言う事でとても眠いのですが,ブログを書かないと,自分の悔しさが切り替えられないので,全力で昨日の試合を綴ります。



試合の朝。
久しぶりに前日眠れなかった。
ちょっとの不安が気になって仕方が無い。

試合会場の名古屋港サッカー場に走る。
このグラウンドは,ブルーノが凄いフリーキックを決めた会場だ。
天皇杯東海学園戦で,北野選手が凄いドライブシュートを決めた会場だ。
今日も,ビシッとお見舞いするぞ!

今日の対戦相手は,FCマルヤス岡崎(以下,マルヤスと書きます)
5年ぶり?6年ぶり?くらいの対戦。
当時,J3が創設されたため,JFLのチーム数が不足し,地域リーグから審査を受けて自動昇格したチーム(たぶんこんな感じ)。
鈴鹿とは以前から,東海リーグで激しい試合を繰り広げていた。

試合会場に鈴鹿サポーターが集る。
良い雰囲気だ。
みんな良い感じだ。

選手たちのアップが始まる。
気合十分。
緩みは微塵も感じられない。

さあ,そろそろいこうか!
俺たちの応援を,胸を張って堂々としよう!
イメージ 1

いくぜ!

本日のスタメン(以後敬称略)
FW 14田路大樹・7リンタロウ・14遠藤純輝
MF 26チョンサネ・6藤田浩平・18佐藤和馬
DF 22芦田成利・34野口遼太・3キローラン木鈴・15中村俊貴
GK 23岩脇力哉

試合開始。

ファーストアタックはマルヤスの押し込みから。
マルヤスは高く,強く,そしてハード。

マルヤスは中盤で回して,サイドに展開するが,サイド一辺倒ではない。
中外中外と,大きなサイドチェンジと言うより,鈴鹿のディフェンスのスキを見て,そこを狙って通してくる感じ。
ただ,鈴鹿は中を通さない。

センターバックの「パーフェクトディフェンンダー」キローラン木鈴(4)
マルヤスの的を絞らせ無い攻めで,中盤のスペースを使われている。
ディフェンスラインにも「間」にマルヤスの攻撃陣がクサビに入ってきており,下がりながらのディフェンスを余儀なくされている。自陣のコールに向かってディフェンスする形に。
戻りながら,半身になり大きく蹴りだす木鈴。
前を向いて対空ディフェンスしにくい状況。
マルヤスの選手は高いが,高さだけでない攻めをする。
大丈夫。木鈴のディフェンスは何でも対応できる。
大丈夫。木鈴は大丈夫。
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鈴鹿は押し込まれる展開。
クロスも上げられるが,中で待つ野口(34)も木鈴(4)もビクともしない。
どんな試合でも守備の時間は必ずある。
ここをしっかり耐えよう。

前半序盤は鈴鹿が守る展開。
だけど,この男の走りが会場をどよめかせる。

フォワード,遠藤純輝(13)
中央付近でボールを持つと,スルスルっとドリブルでマルヤスの中盤を越えていく。
スラロームのような,足にボールが引っ付く感じで,相手のディフェンスに対して相手を見ながら避けている。
抜けて抜けて抜けて・・・ディフェンスラインまで抜けてきた。
左から田路が走っている!!!
遠藤から田路へ!
ギリギリでマルヤスディフェンスにシュートコースを消されるが,この試合全般で遠藤の動きはキレていた。
デンジャラスボーイ!
遠藤の動きは危険度MAX!
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攻撃の手数は,鈴鹿とマルヤスで4対6くらい。
押されているが鈴鹿はやられっぱなしではない。

しかし,前半の半ばから,審判の笛がデリケートになり,ファールが増え始める。
特に,鈴鹿陣内でのマルヤスのフリーキックが増え,鈴鹿のゴール前にボールが放り込まれてくる。

鈴鹿ゴールキーパー「ヤングキッカー」岩脇力哉(23)
フリーキックに対して,仲間に細かく指示をしている。
マルヤスはフェイントで直接狙ったり,ショートコーナーのような揺さぶり方はしてこないが,身長の高い選手が多く,かなりの圧力がコール前に集中する。
出ると決めたら出る岩脇。
触ると決めたら触る力哉。
そのプレイに迷いは無く,一直線にボーに飛び込む。
そのプレイを言葉で表すと「勇敢」。
「なんか分からないけど,安心して任せられそう」なプレイ。
この試合,かなりの数のセットプレイがあったが,岩脇のミスは一度も無かった。
ナイス!リキヤ!

試合は少し荒れ始めてきた。
両チーム共に激しいタックルが多いが,ファウルの基準が曖昧なため,両チームの選手たちが審判に何か言う場面が多い。

サイドバックの「マッスルバスター」中村俊貴(15)
マルヤスは,サイドとセンターの間に選手が割って入ってくる。
そのフォローで迷いが出ると,一気に突破される(前半に一度,突破されかけた)。
確かにマルヤスは早く,そして上手い。
しかし,鈴鹿ディフェンスは徐々に修正しており,センターバックの右の木鈴と,中村のポジジョンを気をつけながらマルヤス攻撃陣を食い止めている。
筋肉の固まり中村俊貴のプレイは,実はかなり頭脳的で相手に合わせて柔軟に対応できる。
しかし,体を張ったディフェンスが再三ファウルになり,中村もプレイし辛そうに見える。
まだまだ前半は焦らなくて良い。
中村。ガンバレ!
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前半の終盤になり,マルヤスの攻撃にも対応できるようになってきた。
しかし,不思議と鈴鹿の選手のプレイが雑になってきた。
焦りのような変な感じになっている。
変なところでパスミスをしたり,トラップを慌てたり,シュートを打ち切れなかったり。

そして,芝に足を取られてスリップする選手が多い。
そのバタバタした雰囲気の中で,試合が進む。

インサイドハーフの,チョンサネ(26)
サネが全力でプレイしていることは間違いが無い。
良く走っているし,ハイボールでも良く競合っている。
しかし,今日はどうにもプレイの精度が悪い。そして相手にとって危険な感じがしない。
慌てて,雑になっている感じがする。
マルヤスの中盤にプレスをかけているが,他の選手との位置取りが良くなく,ボールが網に引っ掛からない。
カニシが叫ぶ。サネ!!!!!そんなもんじゃないだろ!
大丈夫。落ち着いて!

もう1人のインサイドハーフ,佐藤和馬(18)
カニシは和馬がスタメンで登場するのを楽しみにしていた。
この冬のセレクションで素晴らしいプレイをしていたためだ。
しかし,クレバーな和馬も中盤のプレスで,マルヤスを網に引っ掛け切れていない。
和馬,サネの位置でなかなかボールを奪取出来ないため,フォワードのリンタロウが孤立し,前戦と中盤の間が空き,鈴鹿の攻撃に移るタイミングが遅れてしまう。
そのため,1度惜しいシュートがあったものの,攻撃参加もかなり少ない。
和馬自身もなんか変な感じは,分かっているだろう。
どうも鈴鹿の選手間の距離が全体的に離れている?
和馬,ハーフタイムで修正できるぞ。
前半持ちこたえろ!
今はガマンだ。
頼む!
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両チーム共にディフェンスは崩されていない。
しかし,どちらかと言うと,深く切られているのは鈴鹿のほう。

ハーフタイムを待つナカニシ。
何か変えないと・・・。

ここで前半終了。



控え選手のアップを見る。
流れを変えるとしたら中盤になるのか?
それとも,ネットを入れて中盤を飛ばして前線で勝負するか?
ジョーカーならば?

嫌な雰囲気は続いている。
JFLの4戦目。
よくよく分かってきたけど,ここにいるチームは全部強い。
そして,強いチームと言うのは,間違いなくディフェンスが強い。
この試合も,ロースコアになることは間違いない。

ならば1点。
1点入れば鈴鹿が勝てる。



後半開始。

左サイドの「特攻隊長」田路大樹(14)
鈴鹿の誇る両サイドの遠藤と田路は,前半から再三ゴールに迫り,攻撃に絡んでいた。
ただ,中への折り返しで人数が足りない。そして攻撃パターンが少ない。
リンタロウは,もちろんガチガチにマークされている。
そのリンタロウに無理やり放り込むボールでは,ギャンブル的ではあるものの,なかなかゴールをこじ開けられない。
後半から,インサイドハーフのサネ(26)と和馬(18)が積極的に前線に出てくるようになった。
攻撃の基点が前目にシフトする・・・鈴鹿の攻勢が始まる。
そして,田路が後半開始早々,惜しいシュートを放つ!
田路,ここが見せ場だ!
決めろ!ヒーローになろうぜ!

サイドバックの「疾風怒濤」芦田成利(22)
マルヤスは,中盤で作ってスルーパスや,サイドと中央の間に割り込んだり,いろいろな攻撃をしてくるが,それほど執拗なサイド攻撃をしてこないため,鈴鹿の両サイドバックは割りと高めの位置を取っている。
芦田も前半からミドルシュートを放ち,前線に駆け上がっていた。
そして後半,左サイドバックの位置から,弓を引き絞って放つ矢のようなロングパスを最前線のリンタロウへ通す!ズバリ!
惜しくもシュートは枠を捉えられないが,見事なロングパスだった。
この試合のセットプレイは芦田が蹴っている。
後半のコーナーキックからリンタロウがヘッドで合わせるが,惜しくもゴールバー直撃!
後半は追い風。
芦田!ミドルでブチ抜いてやれ!
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後半序盤は圧倒的な鈴鹿ペースで始まる。
和馬(18)が,思い切り良くシュートを放ち,サネ(26)が大きく走って右サイドまでカバーする。
田路(14),遠藤(13)も高い位置を取り,マルヤスの先手を奪う。
このタイミングでゴールが欲しい。

鈴鹿のほぼワントップ,「ER7」エフライン・リンタロウ(7)
前半は鈴鹿が押し込まれていたため,周りにフォローがおらず,ボールを受けても,かなり孤立していた。
後半からは,和馬(18),サネ(26)が後ろを支えている。
当然,マルヤスのマークは厳しいが,点取り屋のマークが厳しいのは当然のこと。
それを突破できるだけの力が,リンタロウにはあるはず。
再三のクロスボール。
コーナーキックフリーキック
長身でスピードのあるリンタロウがゴールを狙うが,どうしてもヒットしない。
マルヤスディフェンスを綺麗に崩すのは至難の技。
ならば,セットプレイで何とか1点をもぎ取りたい。
リンタロウ,頼む。1点取ってくれ。

後半17分
(OUT)14田路大樹 ⇔ (IN)11泉宗太郎

ミラ監督は後半のこの時間帯に選手交代をすることが多い。
たぶんゲームプランとして考えているのだろう。
そして,交代で入る選手には,特になにをどうするのかが的確に指示されているはず(と思う)。

泉に対するナカニシの信頼は厚い。
泉,この局面を打開してくれ!

セントラルミッドフィルダー鈴鹿の心臓」藤田浩平(6)
この試合の鈴鹿の中盤は,それほどプレスの連携が機能的ではなかった。
それは鈴鹿の選手間の問題なのか?マルヤスが上手く寸断したのかは分からない。
前半は特にオープンスペースやセカンドボールで遅れを取っていたが,ここを踏ん張ったのはやはり,やはり藤田浩平。
藤田がいなきゃヤバイ場面が多々あった。
もう,言葉で表現できないけど,藤田が凄い事だけはこのブログを読んでいる人,全員に分かって欲しい。
後半からは,少し前目になったため,セカンドボールに寄せてくる藤田のプレイが効いている。
しかし,藤田の存在感が大きすぎるためか?マルヤスが藤田より後ろに行かれると,一気に危機感が増す。
慣れ親しんだ4-4-2のダブルボランチでない分,絶対的な藤田のフォローがいない場面がある。
藤田,しんどいけど,何とか頼む!

後半の序盤の鈴鹿の攻勢に対して,マルヤスは前半で見せていた細かいパスとスピードではなく,ハイボールをディフェンスの裏に放り込んでくるようになった。
後半は,マルヤスから見ると向かい風になっているため,ボールが押し戻されている。
フォワードは長身選手のため,裏に流れれば走り,裏に届かなければヘディングで競合う形。
中盤を省略して,サイドに展開するのではなく,強引に前に放り込んでくる。

後半25分
(OUT)26チョンサネ ⇔ (IN)9藤沢ネット

孤立しがちなリンタロウのフォローに入るネット。
そして,ネットは高さもフィジカルも特級品。
4-4-1-1
JFL開幕戦のMIO戦の最終盤でやったフォーメーションに変化。

鈴鹿センターバック「最強の左」野口遼太 (34)
上空に強風が吹くグラウンド。
滑りやすい芝(芝が長い?何人も滑って転んでいた)
前後半で違う攻撃をしてくるマルヤス攻撃陣。
それを壁のように強く強く弾き返す野口。
鈴鹿はディフェンスラインが高く保っているが,野口の目が光っているので裏には通していない。
野口の集中が見て取れる。
大丈夫だ。野口がいるから大丈夫!
野口―――――!
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試合は後半の終盤に。
両チーム共に決定機が作れず,傷の浅い攻撃が続く。
前線に放り込むマルヤスに対して,鈴鹿はネット(9)が入り,和馬(18)がボランチに下がったため,ネット(9)+リンタロウ(7)の2枚で攻撃している感じになる。
おのずと,前戦と中盤の間にスペースができてしまい,ディフェンスと前戦の距離が離れるため,ロングボールを放り込む形となる。
最終的には,両チームとも同じパワープレイの形に。
しかし,両チームのディフェンス共に,きっちりこれを弾き返す。

これは・・・点が入らないのでは・・・。

後半31分。
確か相手のコーナーキックから,ボールがこぼれて,マルヤスの左サイドの選手がボールを持つ。
鈴鹿のディフェンスがマークに行くが,個人技で突破され中へ。
マルヤスの選手のドリブルからマイナス方向へパス。
一瞬の静寂。ヤバイ!
鈴鹿のディフェンスは足りている。シュートコースも切れている。
パスを受けた選手のシュートが,誰にも当たらず鈴鹿のゴールネツトを揺らす。
失点。
0-1

この試合,初めてここまで深く崩された。
警戒していたのに,この決定機を決められた。
悔しい!
止めれたはずだ!
選手に緩みは無かった!
コースも切っていた!

取り返すぞ!
吼えるナカニシ。
絶対に取り返す。

ブラジルにいるブルーノ!
力を貸してくれ!!!

マルヤスは時間を使う。
そして,前戦の選手が中盤にまで下がり,完全に守備の体勢。
鈴鹿は攻勢に出るが,シュートまでいけない。

後半39分
(OUT)18佐藤和馬 ⇔ (IN)19海口彦太

若武者,海口が入る。

海口,残り5分だ!
ずっと走れ!
ここで決めれば,めちゃくちゃカッコいいぞ!
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芦田(22)のフリーキック
中村(15)の超ロングスロー。

最後は岩脇(23)まで上がってゴールに迫るが・・・

ここで試合終了。



両チームの選手のみなさん,チームスタッフのみなさん,お疲れさまでした。
マルヤスのみなさん,横断幕もしばってくれて,ありがとうございました。

お土産もいただきました。いつも感謝です。
勝ち菓子にはできませんでしたが,みんなでいただきました。

カニシは,その後仕事だったため,すぐに帰宅しました。
この日は木鈴の誕生日でした。
みんなで笑ってハッピーバースデーが歌いたかった。
そして,水とかかけられる木鈴が見たかった。
一生懸命がんばった選手たちの笑顔が見たかった。
とても残念です。

たくさんの応援の方たちが名古屋港まで来てくれました。
アウェイの試合では,ナカニシは最前列にいるのですが,背中のほうから声の圧力を感じるほど,みんなの応援が響いていました。

この試合は,1-0でも,0-1でもおかしくない試合でした。
両チームの力にそれほど差があるとは思えませんでした。
その試合を0-1で終わらせてしまったのは,今後の課題です。

前の試合でも書きましたが,勝負に「タラレバ」はありません。
負けたのは鈴鹿アンリミテッドが弱かったからです。

ならば強くなろう!
ならば次は勝とう!

敗戦は悔しい。
だけど,悔しいだけじゃなく,このあと何をするかが大切です。

次の試合は1週間後。
修正して,さらに強くなるには十分の時間です。

カニシは信じています。
今まで何度も何度も見てきました。
鈴鹿アンリミテッドは,負けた試合の次の試合はめちゃくちゃ強い」

JFL1戦目はどうだった?
JFL2戦目はどうだった?

そして,そのためにもサポーターとしてしっかりと応援したいと思います。

大丈夫。
慌てなくて良い。
どんな時も,俺らはここにいる。

ではまた。

(今後の試合)
JFL第5節 4月14日(日)13:00 松江シティFC @AGF鈴鹿陸上競技
三重県選手権準決勝 4月21日(日)14:00 FCISE-SHIMA @三交スポーツの杜鈴鹿第2G
JFL第6節 4月28日(日)13:00 FC今治 @夢スタジアム(愛媛県今治市)

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