VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

JFL第10節 対 ラインメール青森

みなさん,こんばんは。

このブログを書くのを楽しみにしていました。
青森ですから,なかなか試合に来られなかった人も多いと思います。
その人たちに,お伝えしましょう!
我らの誇り!この街の夢!
彼らがどのように戦ったのかを。


今回の試合には,Nカメラマンが同行していませんので,試合中の写真はありません。
カニシも試合中に写真を撮ろうとしたのですが,試合が始まったら,応援でそれどころではなくなってました。
字だけ多いブログになっちゃいますが,ごめんなさい。



前日金曜の深夜。
東京発,青森行きの深夜バスに乗る。
大きなスーツケースには,横断幕がぎゅうぎゅうに詰め込まれている。
青森でも,AGFと同じだけの横断幕を出したい。
そうすれば,ほんの紙一重だけでも選手たちが前に進む力になったら嬉しい。

深夜バスの中で,なかなか眠れない。
いやなイメージが次々に襲ってくる。
負けて選手がうなだれるイメージばかり。

いやいや,絶対に大丈夫だ!
うちの選手たちを信じろ!!!
念仏のように唱えながら,1人1人のチャントを歌い続ける。

青森に到着。
試合前の緊張で,食欲は無い。
とりあえず,駅前で立ち食いそばを食べる。
津軽そばと言うらしい。食欲無いくせに勢いで大盛を注文する。
イメージ 1


サポーターと合流して会場に到着。
横断幕を掲出する。
みんな見てるか?
いつもと同じ応援だ。
リラックス。いつもと同じ。大丈夫だ。
イメージ 2


今日の対戦相手は,ラインメール青森(以下,青森と書きます)。
2年前にJFLで2位になったらしい(未確認)。
そして,Jリーグ百年構想の承認も得ている。
大きなスタジアムも作っているらしい(未確認)。
J3昇格に向けて,勢いのあるチーム。

鈴鹿サポーターは,ナカニシが数えた時は20人以上。
選手の親御さんと秋田の人を入れたら,もっといたかも。
ありがたい。
JFL最北端の地に,勇者が集った。

かなり寒い。
タッチライン方向から,垂直に強風が吹く。

選手たちのピッチ内練習が始まる。
サポーター準備は良いか?

アレアレッオー!スズカアレー!

いくぜ!

本日のスタメン(以後敬称略)
FW 7エフラインリンタロウ
MF 13遠藤純輝・18佐藤和馬・25和田篤紀・6藤田浩平・8小西洋平
DF 22芦田成利・34野口遼太・3キローラン木鈴・2原広樹
GK 1月成大輝

チームからの発表は,4-4-2だったが(遠藤がフォワードになっていた),
実際には4-2-3-1。
が,しかし,遠藤がフォワード登録になっていたのには意味があったのかもしれない(後述)。

試合は,ちょっと押され気味に始まる。

青森は,強くて高いセンターフォワードが張っている。
そして,その後ろのシャドーストライカーも含めて,2列目が良く走ってスルーパスで裏を狙う。
選手全員が,よく動き,動きながらもボールコントロールに隙が無い。
なるほど,これは強い。

センターバックの,「最強の左」,野口遼太(34)
足を止めずに攻めてくる青森に対して,なるべくポジションを空けずに,飛び込まず,待ってディフェンスしている。
山のように安定している野口。さすが。
後ろのゴールキーパー月成ともパスまわしがうまくいっていて,安心できる。
攻撃時には,大きなキックより,サイドに丁寧なパスを供給する。
特に左の芦田(22)へ良いボールが出ている。
今日も野口に死角無し!

鈴鹿から最初に切れ込んだのは,左サイドハーフの遠藤純輝(13)。
前試合と異なり,この試合では小西(8)と遠藤(13)で左右が変わっている。
より中に切れ込みながら,前線に顔を出す遠藤。
その動きは確かにフォワードのようで,おそらくドンドン前に行く指示が出ていたのではないかと思う。
それほど,遠藤の動きは攻撃的で,積極的だった。
この試合,最終的に何が良かったかと言うと,選手全員が積極的で,攻撃時には前を向いてドンドンいっていた感じがする。
その攻撃を引っ張ったのが,遠藤純輝。
試合開始から,背後からのパスを自分のものにしている。そして勢いを殺さずにターン!
遠藤の前を向いてプレイする感じが最高。

サイドバックの,「ウルトラタイガー」芦田成利(22)
前半序盤の青森の攻勢時にも,裏を取られる事なく,落ち着いて対応していた。
特に,GKがフィールドプレーヤーに近い動きが出来る月成(1)であるため,裏へのケアとその対応はほぼ完璧。
芦田とゴールキーパー月成の連携に不安は全く無い。
そして,前半の序盤から前方の遠藤が,中へ中へ切れ込んで勝負に行くため,芦田の前に街道がその姿を見せる。
走れ!芦田!
その道はお前のための道だ!
芦田に駆け引き不要。フェイントも不要。
走れば勝つ!それだけだ!

前半12分。
サイドバックの芦田(22)が唸りをあげる。
遠藤とのパス交換で,左サイドをぶっちぎる芦田。
スピードの絶対値が違う。
そしてクロス!
青森ゴールキーパーがたまらずファンブル
頭越しにボールが溢れる。
あれ?
なんか青森のディフェンスが足を止めている?
ファウル?オフサイド?ん?なんだ?
そのこぼれ球を小西がサラッと押し込む。
あれ?
入った?
芦田のゴール?小西のゴール?
(ごめんなさい。サポーターから遠い側だったので,みんな小西のゴールだと思ってた)

ゴーーーーーーール!!!1-0


芦田のナイスゴール!
そして,詰めてた小西もナイス!!!

前半の序盤での得点は,強豪相手には全く安心できない。
そして,青森もギアを上げる。

中盤のパスまわしのリズムがよく,どこでスルーパスが出てくるか分からない。
それも,ごく近距離のショートスルーパスも多用してくる。
JFLはみんな体が強い。
だからスルーパスで抜けられると,ファウル覚悟で止めなきゃならない場面がある。
ワンツーも多用。
青森は選手がよく走る。
これは捕まえにくい厄介な攻撃陣だ。

ボランチの,「バッドボーイ」,和田篤紀(25)
多彩なパスで中盤を崩しに来る青森攻撃陣に対して,和田が早いチェックに行っている。
まずファーストアタックにいくことで,ある程度のコースを限定し,後ろのディフェンスの守りやすいようにしている。
エレガントなプレイをする和田だが,この辺のガツガツした感じも,とても良い。
そして,ディフェンスだけでなく,リンタロウのシュートをファンブルした相手ゴールキーパーのボールを詰めに,一直線に飛び込む積極性も見せる。
まさに攻守の要。
そして,この試合,攻撃陣にリズムが生まれたのは,和田からのパスが多かった。
さすが!和田篤紀!

鈴鹿は,遠藤(13),リンタロウ(7)がそれぞれ,入ってもおかしくないほどのシュートを放っている。
どちらも,持ってからシュートまでの間が短く,青森のヨセる前にアクションしている。

試合は4対6で,青森が押している。
鈴鹿陣内でボールをまわされる時間も長い。
ただ,鈴鹿がやられているかと言うと,そんな感じはしない。
逆に,カウンターで遠藤(13),リンタロウ(7),和馬(18)がそれぞれチャンスを作っている。

前半の半ば,青森のコーナーキック
サインプレイ?で,ゴール前ではなく,マイナス方向でセカンドボールを待つ選手にピタリと合わせる。
そのままダイレクトでボレーシュート!!!
鈴鹿が何とかディフェンスするが,危なかった。
青森はセットプレイでも何か仕掛けてくる。

サイドバックの「鬼神金剛」,原広樹(2)
前半の半ばを過ぎると,青森はサイドに人を掛けてきた。
パンパンに開いたサイドと,中との間でワンツーの攻撃を仕掛けてくる。
感じとしては,見事な中外中外の攻撃。
前半,鈴鹿の攻撃の中心は左サイドだが,右サイドはディフェンス中心に。
原広樹も,サイドハーフの小西と連携して守る。

前半24分
青森が裏へ抜けようとした走りを,原広樹がカバーに入る。
青森攻撃陣は,体を入れてすり抜けようとするが,広樹も体を張って中には入れさせない。
相手を体で押し返していたら,もみ合いになりなって,2人とも転倒。
原広樹が,右腕を押さえながら立てない。
そばに駆け寄った野口が即座に「×」を出す。
おいおい。大丈夫か?広樹大丈夫か?

前半24分。
(OUT)2原広樹 ⇔ (IN)15中村俊貴

原広樹の怪我は,大事無かったようで,しばらくしたら出てきて,そのままベンチで試合を見守っている。
ホッ,大丈夫のようだ。

中村!急な交代だがディフェンスの裏に来るぞ,頼むぞ。

トップ下の,「雑草魂」,佐藤和馬(18)
試合ごとに良くなる和馬のプレイだが,今日はまた一皮向けて,キラキラしたものが出てきた。
通常時は,ルックアップしながら良く走る。
そして,顔を上げて(ルックアップ)いるため,足元のボールコントロールが上手く,周りへのパスの長短もちょうど良い。
そしてひとたび前傾姿勢になれば,キリのように相手ディフェンス陣に突入する。
2タイプの選手が同時にいるかのようなプレイの幅の広さがある。
よく走る。そして常に前へ前へのプレイは,相手ディフェンス側からすれば脅威だろう。
この試合では,遠藤(13),小西(8)の2人のサイドハーフが良い攻撃を見せていた。
また,最前線のリンタロウも,積極的にシュートを狙っている。
個性の強い鈴鹿攻撃陣をまとめて,そして要所には,必ず和馬がそこを押さえに来ている。
試合全体が良く見えている。
攻撃時のアクションから,守備時の戻りながらのディフェンスも良く効いている。
佐藤,日に日に良くなるじゃないか。
今日も見事なプレイだ!
カニシは次,もっと凄い事を期待しているぞ!

そしてこのあたりで,写真撮らなきゃと思って撮った写真。
イメージ 3


前半の終盤。
やはり支配率では青森に分がある。
4対6くらい。
ただ,決定的な場面は作らせておらず,逆にカウンターを仕掛ける鈴鹿のほうが,決定的なシュートを多数打っている。
左サイドの遠藤が,中に入ってきてほぼ2トップのようなプレイをしている。
リンタロウは3人をひき連れてディフェンスラインを突破。惜しくもシュートは枠に飛ばず。

前半には,絶好の位置の(ちょっと前目で)2本のフリーキックを得ている。
ほぼ同じ位置,ペナルティエリアの中央付近すぐ外。
1本目を野口(34)。2本目を和馬(18)が蹴る。
惜しくも2本ともゴールならないが,この位置まで鈴鹿が攻めてきており,青森に脅威を与えるようなプレイをしているという証拠じゃないか?
よしよし。
良いぞ良いぞ。

ここで前半終了。



実のところ,1点ではリードしているとは怖くて言えない。
青森の攻撃は,ひとつのミスが命取りになるような鋭いもので,下手すれば大量失点すら考えられる。
しかし,前半を見た限り,鈴鹿はかなり修正してきており,特に攻撃陣の動きは見違えるものがある。
次の1点が大きい意味を持つ。
何とか追加点を。

昔から鈴鹿はカウンターに弱かった。
そして,鈴鹿がカウンターをするというのもそれほどイメージがなかった。

この試合,ボールを奪ってからが早く,手数を掛けずに,シュートはなるべく早く。
このプレイを,全体でやっているように見える。
なんか変わったんじゃないか?
なんか良い雰囲気になってないか?
よし,後半で証明しよう。



後半開始。

後半3分。
鈴鹿の右サイドから,中村俊貴(15)のロングスロー!
中で競り合い,リンタロウがボールを少し流す。
そこに走りこんできていたのは,小西洋平(8)!
和馬が知らん顔して通り過ぎる。
なんと,相手ディフェンスが一瞬,棒立ちに!
小西がシュート!
相手ティフェンスにあたりネットを揺らす。

ゴーーーーーーール!!!2-0


記録はオウンゴール
だけど,ナカニシのジャッジでは小西のゴール。
小西!よく打ち切った!
ナイスゴール!!!
(1点目が誰か分からなかったため,この時点でナカニシは小西の2ゴールだと思ってた)

鈴鹿ゴールキーパー,「アレオレ鈴鹿の月成」,月成大輝(1)
前半から裏を狙う青森に対して,ディフェンダーの裏のカバーリングまできっちりことなした月成。
フィールドプレーヤーがいるのと同じくらい,裏が安定している。
と言っても,最初から前目にいるわけではなく,試合の流れを見て,きっちり飛び出し,きっちりクリアしている。
前半,月成の裏のディフェンスで青森はゴールならなかった。
そのため,後半は,月成の出てこないサイドバックの裏を,より一層狙ってきている。
サイドバックが自陣を向いてディフェンスするのは難しい。
だけど大丈夫。月成がいるから。必ず出せる安全なパスコースがひとつは確保できている。
そして,月成ならば,そのキックは必ず攻撃陣に届くだろう。
月成のキックの精度と,そのトラップしやすいボールにワクワクする。
これが月成だ!

2点をリードしている鈴鹿
でもサッカーで2点差は一番危ない点差と言われる。
もう1点。もう1点欲しい。

前半12分。
後方からのパスに対して,和馬が競合い,こぼれたボールをリンタロウがダイレクトではたく。
走り出しているのは,和馬(18)と遠藤(13)。
青森ディフェンスと併走するが,和馬がディフェンスを抑えてボールを前に出す。
ひとりスピードで抜け出したのは,遠藤純輝!!!
落ち着いて青森ゴールに流し込む。

ゴーーーーーーール!!!3-0


サポーターに向けて?手でハートマークを作る遠藤。
見事!素晴らしいぞ純輝!
3対0
ちょっと嬉しいナカニシ。
しかし,時間はまだたっぷりある。
油断したらダメだ。
ここでしっかり応援しなきゃ。

後半16分。
(OUT)18佐藤和馬 ⇔ (IN)19海口彦太

トップ下に和田篤紀が入り,海口はボランチに。

トップ下の和田と言うのは,エレガントかつワイルド。
ポジションをチェンジしてすぐに,鈴鹿コーナーキックを青森が弾き返したセカンドボールを,そのままダイレクトでスーパーミドルシュートを放つ!
惜しくも誰かに当たってゴールならないが,このミドルはヤバかった。
どわわわわわ!
これを蹴りこむか!!!

センターバックの,「不暁不屈」,キローラン木鈴(4)
青森の長身のセンターフォワードとやりあっている木鈴。
このセンターフォワードの落しから,2列目が飛び込んでくるので,自由にさせちゃいけない。
へディンクで競合うのではなく,体と体をぶつけ合いながら,身を削る勢いで体全体で競合う木鈴。
この試合,木鈴はセーフティに確実なプレイでディフェンスを整えた。
木鈴も野口(34)同様,ゴールキーパー月成との連携が良く,危ない時には無理せず,月成に戻していた。
このセンターバックゴールキーパーの関係はとても良い。
ガンバレ木鈴!

セントラルミッドフィールダー,「鈴鹿の心臓」,藤田浩平(6)
2点目と3点目が入った時,ナカニシはすかさず藤田を見る。
藤田に緩みはない。藤田に油断はない。
得点を喜ぶ前にディフェンスや中盤に指示を出し,次のプレイに備えている。
嫌らしいほどサッカー頭脳が良い。
憎らしいほど安定して良いプレイ。
後半に入り,和田のポジジョンが上がった後は,より一層中盤を固めて,相手を絡め取るようにボールを奪取している。
ナイス!
ベリーナイスだ,藤田!
青森よ,ご照覧あれ!
2018VictoryCross大賞だぜ!これが藤田だ!

ワントップで体を張り続けている,「ER7」,エフライン・リンタロウ(7)
ゴールこそ上げていないが,今日のリンタロウも一味違う。
シュートを打つまでの動作が早く,打てば打ったで枠に行っている。
相手にとって怖いフォワードになっている。
そして,今日のリンタロウは,遠藤(13),小西(8)とも連携が良い。
リンタロウがシュートを打つ気満々なので,青森ディフェンスがひきつけられている。
攻撃が悪い時の鈴鹿は,リンタロウが独りで孤軍奮闘に見える。
今日の鈴鹿は,リンタロウの周りに選手が飛び込んできて,リンタロウ自身も活かされるようになっている。
後半の半ばを過ぎて,ナカニシはもう言える。
今日の鈴鹿の攻撃は,今シーズン1だ!!!

鈴鹿のカウンターは続く。
左サイドを芦田が爆走し(やっぱり誰もついて来れない),リンタロウへ。
リンタロウがシュートを放つが,青森ゴールキーパーの神反応で弾き返される。
そこに,風のように突っ込んできたのは,海口彦太(19)だ!!!
海口が,なんでここにいるの?
惜しくもゴールキーパーが一瞬早かったが,ディフェンシブな位置にいるはずの海口が,ここに飛び込んでくることが,今日の鈴鹿の積極的な試合に表れている。

前半途中から入った,「マッスルキングダム」,中村俊貴(15)
原広樹の怪我により,いきなりの出場だが,アタリ負けしない中村のプレイにプレはなかった。
しかし,後半に入り,青森はサイドを中心にスピードで攻めてくる。
中村も防戦一方。
フィジカルで負けないので,球際はめちゃくちゃ強いが,スルーパスに対する周りのと連携がイマイチうまくいかない。
しかし,センターバックの木鈴のフォローもあり,徐々に立て直す。
大丈夫。中村は自分を信じてプレイすれ良い。
それだけのトレーニング積んできただろう!
中村!

ボランチの,「若武者」,海口彦太(19)
3点入った状態のボランチで出場。
となると,鈴鹿の守備固めに見えるが,今日の海口はまた新たな姿を見せる。
前線とディフェンスの間に少しずつスペースができている。
両チーム共に攻撃が単発となり,ロングボールでリスクを軽減したサッカーへ。
その大きなスペースを走りまくる海口。その動きは攻守に渡る。
入った直後のミドルだけでなく,遠藤の「ニア」への速いクロスに,飛び込んでくる海口!
それでいて,守備時にスペースはできておらず,素早く戻ってきっちりディフェンスしている。
今日の海口は,なんか違うぞ。
簡単に書くと,伸び伸びプレイしている。
決定的な場所に「居る」サッカーセンスの良さが見える。
海口のプレイがもっと見たい。
見事海口!次もがんばろうぜ!

後半24分。
(OUT)9藤沢ネット ⇔ (IN)25和田篤紀

ネットとリンタロウの2トップ
ネットがいるというのは,鈴鹿サポーターには,何かわからない安心感がある。
地域CLを勝ち抜いた鈴鹿の,いわゆる必勝パターンだった。
ネットのストロングポイントは対人。
対人でネットと勝負できる人類をナカニシは見たことがない。
そして,献身的な守備もネットの凄さ。
後半の疲れてくる時間帯,青森は早く鈴鹿陣内にボールを入れたがっている。
その青森のディフェンスにネットが飛びかかる!
圧倒的なプレッシャー。
コースを寸断し,ショートカウンターにつなげている。
ネット,きっちりこの試合を締めてくれ!

後半32分。
青森のコーナーキック
ゴール前に放り込むのではなく,マイナス方向にショートコーナー
ディフェンスがシュートコースをブロックしている。大丈夫。
しかし,青森は思い切りよくシュートを放つ。
それが鈴鹿の選手の足に当たり,ルーズボールとしてこぼれ出る。
そのボールを叩き込まれて失点。
3-1

セットプレイでやられただけだ。
気にするな!
集中!!!
鈴鹿の試合は全然悪くない。
この調子で。

3-1になり,青森は息を吹き返したかのように鈴鹿を攻め立てる。

鈴鹿は防戦一方に見える。
が!しかし。
藤田の指示が左右に飛ぶ。
4ディフェンス。4ミッドフィルダーの4と4がゾーンを作る。
これは辛島さんのディフェンスだ。

青森は,鈴鹿のゴールを中心とした,大きな半円を描くようにパスを回すが、隊列を組んだ鈴鹿の4-4に,縦パスのズバっとしたボールを入れられない。
そして,ディフェンスにもどそうとすると,餓えたネットが追いかけてくる。
これは硬い。
この鈴鹿は硬いぞ!

サイドハーフの,「進撃のコニブル」,小西洋平(8)
この試合,2得点に絡む活躍を見せた(1点目は芦田のゴールだったが,試合中は小西のゴールと思っていた)。
その原動力は小西のドリブル。いわゆる,コニブル。
残りわずかの時間。少しでも鈴鹿がボールをキープした状態で時間を使いたい。
小西にボールが渡る。
青森の選手がすぐさま寄せてくる。
小西がドリブル開始。
タッチラインギリギリ。幅は約50センチのゾーン。
何のフェイントも無く(そう見える),1人交わし,2人交わし,3人交わし,どうやって抜いているのか分からないけど,それがコニブル。
右サイドでボールをキープし続け,最後は自ボールのスローインへ。
シーズン序盤は出遅れてたけど,小西が切れてきた!
小西。ガンバレ!

残り時間わずか。
両チーム共に,激しいアタリを繰り返す。
ファウルも増えている。
鈴鹿はもうセットプレイからの失点は許さない。

ガッチリ守る。
OK!
ナイスゲーム!

ここで試合終了。



試合が終わってから,選手たちがサポーターのほうに歩いてきます。
その顔!
ちょっと恥ずかしそうで,ちょっとニヤニヤして,ちょっとホッした良い顔でした。
カニシがずっと見たかった,勝った後の選手のドヤ顔でした。
(そして写真を撮ることは,完全に忘れてました)

両チームの選手のみなさん,お疲れさまでした。
スタッフのみなさん,関係者のみなさん,お疲れさまでした。
青森のサポーターの方からはお土産までいただきました。ありがとうございます。
また,鈴鹿へのお越しもお待ちしています。

たくさんのサポーターが,青森まで来てくれました。
そして,鈴鹿ではブロッケンでパブリックツイーティングを試行してみました。
鈴鹿からも,全国各地の鈴鹿を愛するみなさんからも,ちゃんと念が届いていましたよ。
みんなありがとう。
選手たちの力になったと思います。
感謝です。

飛行機の時間があったので,早く帰る選手たちもいましたが,第2便で帰る選手たちと喜びを分かち合いました。
この時点でナカニシは,まだ1点目が誰か分かっていなかったので,芦田選手のコールができなくて申し訳ありませんでした。

実は,ナカニシは試合開始直前に,スタンドの階段を踏み外して何段か転げ落ちてしまい,右肩を痛打した結果,試合中,右腕が全然上がらない状態でした。てへへっ。
そのため,左腕のみのこんなガッツポーズです。写真は断幕班長に撮ってもらいました。
イメージ 4

でも,勝ったから良し!



勝利の時のみ発表する,この試合のナカニシ的MVP,VictoryCross賞は・・・。
遠藤純輝選手(13)です。
これまで,鈴鹿はそれほどカウンターが上手くないイメージでした。
やられたことは何回もあるけど。
今日,鈴鹿のカウンターに前へ前への推進力が出たのは,遠藤選手の力が大きいです。
いやー見事!遠藤見事!ナイス!
次の試合もお願いします。
また,ハートマークしてください。



はるばる青森まで,たくさんの鈴鹿サポーターが来てくれました。
試合終了後には,青森駅前の居酒屋で,有志13人のサポーターで祝杯を上げました。
お酒を飲みながら,サポーターのみんなから,「うちの選手自慢」が止まりませんでした。
純輝が,彦太が,ネットが,堀河が,渋谷が・・・
話は尽きませんでしたが,ナカニシはバスの時間があったので,途中で中座しました。

東京までの深夜バスの中で,試合をゆっくり振り返りました。
あー楽しかった!

そして,もう次の試合は始まっています。
次の試合はまた,0対0から始まります。
鈴鹿サポーターとして,しっかりと応援していきたいと思います。

さあ,次に向かおう。

次も必ず勝つ!!!


ではまた。

(追記)
6月15日(土)の夕方に,イオンモール鈴鹿でチラシ配布を計画しています。
正式に決まりましたら,再度ブログでも記事にしますが,お時間ある方はご協力お願いします。



(今後の試合)
JFL第11節 6月16日(日)13:00 流経大ドラゴンズ龍ヶ崎 @AGF陸上競技場(鈴鹿市
JFL第12節 6月23日(日)15:00 奈良クラブ @ならでんフィールド(奈良市鴻ノ池陸上競技場
JFL第13節 6月29日(土)13:00 FC大阪 @AGF陸上競技場(鈴鹿市