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アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

JFL第17節 対 テゲバジャーロ宮崎

みなさん,こんばんは。

土曜の深夜,帰宅して,シャワーを浴びてすぐに布団に入りました。
「お家のお布団が最高!」とか思ってましたが,全然眠れませんでした。
そして,悪い夢をたくさん見ました。
朝,7時ごろ起きて,庭の草取りをして,今からブログを書き始めます。
途中用事があって中断するので,アップはやはり夜になりそうです。

敗戦で悔しくてなりませんが,選手たちの奮起を期待して書きます。
笑顔も涙も,選手と共にするために。



試合前日の金曜の早朝5時に家を出る。
この遠征では,いつも同行する後輩のNカメラマンがいないため,ナカニシの単独行。
計画も何もあったもんじゃない強行軍で宮崎延岡に進軍開始。
金曜夜は,道中の九州大分で宿泊。
翌朝,7時の大分発で延岡に向かう。

長い。電車の旅は猛烈に長い。

今日の対戦相手は,テゲバジャーロ宮崎(以下,宮崎と書きます)
前試合では,鈴鹿のホームAGFで4-1の勝利を上げ,リーグ戦初勝利を飾った相手。

スコアは度外視して内容にはそれほど差は無かった。
JFLに弱いチームなんて無い。
それは心底良く分かった。

宮崎の試合会場に10時ごろ到着。
横断幕のスーツケースを預けていた三代目コールリーダーと合流する。

続々と集る鈴鹿サポーター。
南国宮崎に集う勇者は約20名。

暑い。
めちゃくちゃ暑い。
割と涼しかった梅雨が明けて,まだ体が暑さに慣れていない中,この猛烈な日光は厳しい。

選手たちがアップを始める。
早く上げて消耗しないように,少しゆっくり目のアップ。
良いボールのフィット感。
良く蹴れている。

さあ行こうぜ!明日目指し!

いくぜ!

本日のスタメン(以後敬称略)
FW 7リンタロウ
MF 8小西洋平・26サネ・10堀河俊大・6藤田浩平・13遠藤純輝
DF 34野口遼太・3高野次郎・4キローラン木鈴・15中村俊貴
GK 1月成大輝
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試合開始。

鈴鹿は,4-2-3-1で,トップ下に堀河が入る。
宮崎は,4-4-2と思う。

試合は酷暑の中で始まった。
呼吸する空気すら熱い。

鈴鹿のワントップは,「ER7」,エフライン・リンタロウ(7)
宮崎はフィジカルが強い。その押し合いの中でも高さでリンタロウか優位を取っている。
ヘディングの落しに対しても,鈴鹿の選手の足元に合わせられている。
ボールを受けた後も,遠藤(13),堀河(10)のフォローが早く,リンタロウがワントップで孤立無援の感じはしない。
また,宮崎も鈴鹿同様,ディフェンスラインでボールをまわすことが多いため,そこに対してのプレッシャーも良い感じで当てられている。
リンタロウの動きが良いぞ。
一発出れば,一直線で走り出しそうな感じ。
そして,その一発を出す堀河(10)もトップ下にいる。
これは,リンタロウ点取りそうだ!
前半序盤の堀河からのフリーキックに頭で合わせるリンタロウ。
惜しくも枠に行かなかったが,高さとフィジカルでは負けていない。
良いボールが来れば,いけるぞ!
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センターバックに立ちふさがるのは,「不暁不屈」,キローラン木鈴(4)
怪我を克服し,センターバックの左で出ている。
次郎(3)との初のセンターバックコンビ,そして試合勘などが心配だったが,堂々たるディフェンス。
宮崎のフィジカル十分なフォワードに対して,先に先に,シンプルに,ヘディングでのクリアをしている。それは,実に木鈴らしい徹底的なディフェンス。
しかし,前半の宮崎は,ハイボールと言うより,サイドからサイドから攻撃してくる。
サイドと言っても,早いサイドプレーヤーがドリブル突破するのではなく,ワンツーを中心に中・外・中と人数をかけて攻めてくる。
左サイドのフォローに木鈴が出ると,その空いたスペースにショートスルーパスが出てくる。
ロングフィードの競り合いならば無敵無双の木鈴。
だが,今日の宮崎は,以前戦った宮崎と攻撃の仕方が違う。
的が絞りにくい。
移動すればそのスペースを狙われる。
ディフェンスのしにくい攻撃をする宮崎。
木鈴,負けるな!ガンバレ!!!
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前半の序盤を過ぎ,ボールの支配率・所持率は5分と5分。
ただ,攻撃の回数や,ヒヤッとする場面ならば,宮崎のほうが多い。
前述のとおり,鈴鹿で対戦した時と攻撃方法が変わっており,とにかくサイドを執拗に攻めてくる。
宮崎の攻撃の際には,4-2-4のフォーメーションとなり,ワイドに攻撃しつつ,サイドバックも上がって,さらに逆サイドにも一人余っている。
そして,2ボランチはクリアボールに対し,迷わずミドルシュートを打っている。
宮崎の攻撃の狙いはサイド。それも徹底的に右サイド。
たぶん練習を積み重ねたと思うけど,見事に鈴鹿を押し込んでいる。

サイドバックの,「マッスルキングダム」,中村俊貴(15)
右を攻略する宮崎に対して,しっかりと進路を止める中村。
こんな時,何が怖いというと,中村がスパッと抜かれてゴールライン際をドリブルされること。
とにかく相手のスピードを落とし,ノープレッシャーでクロスを上げさせないようにする中村。
前試合でセンターバックをやってから,不思議とディフェンスの安定感が増している。
宮崎は2人3人と数をかけて攻めてくる。
サイドハーフの戻りが遅いと,中村が一人で対応することになる。
宮崎にクロスは上げられている。だけど中村のプレッシャーは抜けていない。
中村が寄せているため,宮崎のクロスは精度を欠き,中で合わせられない。
スピード,ワンツー,そして高さ。
いろいろな形で右サイドを狙う宮崎。
かなり厳しい展開。
だけど中村。そこで狙い済まして上げられたら,やられるぞ。
絶対に最後まで足を伸ばせ!
ギリギリまで体を寄せてバランスを崩せ!
頼む!踏ん張りどころだ!
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試合は宮崎が押し込み,鈴鹿がカウンターと言う展開。
宮崎はサイドを攻略しているが,鈴鹿はカウンターなので,堀河(10)を経由し,遠藤(13)またはリンタロウ(7)へ。

鈴鹿の攻撃に厚みは無いが,遠藤,リンタロウ共にキレのあるプレーヤーなので,結構得点の臭いがしている。

サイドハーフ,「ハートのエース」,遠藤純輝(13)
鈴鹿のカウンターの発動には必ず遠藤か絡んでいる。
その攻撃センスと,前を向くプレイは,攻撃の選手としてめちゃくちゃハイレベルとナカニシは思っている。
その遠藤,何度か斜め走りで狙っていたが,うしろからのタイミングが合わなかった。
しかし,そのタイミングさえ合えば・・・と言うシーンは何度もあり,その都度ベンチではミラ監督が,グーサインを出していた。

そして,前半24分。
サイドバックの中村から,ドンピシャのボールがディフェンス裏に出る。
オフサイドは無い。遠藤は走りきっている。
宮崎のセンターバックがシュートコースを切っているが,遠藤はキックフェイントでそれを見事に交わし中へ。
打つ気!満々!
そのシュートは宮崎ゴールキーパーの股の間を抜き,ゴールネットを存分に揺らす!

ゴーーーーーーール!!!1-0

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見事すぎるビューティフルゴールで鈴鹿先制。
歓喜のスタンド!
だけど,誰もこのまま終わるとは思っていない。
宮崎の攻撃は防ぎきれていない。

ここでクーリングブレイク。
いったん控室に入り,水分補給をする。
鈴鹿にとってはゴールの直後。良いタイミングだ。
サポーターも水を飲む。
カニシの水は,この暑さで,すでにお湯になっている。
飲まないと水分を補給しないとと思うが,お湯はなかなかたくさん飲めない。
暑い。相当暑い。
試合再開。

前半の半ばを過ぎる。
鈴鹿はディフェンスから丁寧にパスをまわし,支配率を上げたため,ボールを持っている時間は宮崎より長くなった。
だけど,鈴鹿は縦にズバリとボールを入れられない。
サイドから,ディフェンスへ,そしてまたサイドへ。危なければゴールキーパーへ。
長い時間,じろじろボールを回して,勝負のタイミングを掴めぬままボールを奪われ,ショートカウンターで宮崎の攻撃受けるパターンに。
先ほどまで感じていた,得点の臭いが薄れていく。

鈴鹿は縦にパスを入れない。
ドリブルでも仕掛けない。
入れられないのか?
勝負できないのか?
支配率を大事にしすぎなんじゃないか?

ボランチ入る,「バスーカ」,チョン・サネ(26)
中盤で縦横に動き,攻撃にもアクセントをつけているが,どうも前後左右の連携の輪の中に入っていない感じがする。
良く動くことは良いのだけど,逆に動く事で中盤にスペースができて,そこに縦のパスが通されている。
攻撃から守備への切り替え時に,相手のパスコースを切って引っ掛けるプレイが出来ず,逆に攻撃に切り替える際に一瞬迷って,相手に詰められる場面もある。
能力が高いだけに,もったいないプレイが多いサネ。
練習で打っているバスーカもこの試合では不発。
サネ。激戦区の鈴鹿の中盤。チャンスはずっとあるわけじゃないぞ。
もっと練習からあわせていこうぜ!
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試合展開は変化している。
パスをまわして,まわして,パスコースを作り出せず緩急のつけられない鈴鹿と,そのパスミスを粘ってカウンターを仕掛ける宮崎の展開に。

鈴鹿はボールキープできているが,それ以上の展開が無い。
遠藤(13)が何度か斜めに走っているが,その遠藤の動きを使った次の動きが無く,どこにもボールは出てこない。

これか?
これがミラ監督のサッカーか?
いや?
暑いからか?
何か指示が出ているのか?
見ているナカニシも迷うような試合展開。

ゴールキーパーの,「アレオレ鈴鹿の月成」,月成大輝(1)
宮崎の攻撃は分厚い。
サイドからのクロスをクリアすれば,ダブルボランチは必ず2人ともポジションを上げていて,セカンドボールをミドルシュートで狙ってくる。
そこに迷いは無く,完全にシュートで終わらせている。
混戦の中,視界は遮られているが,月成の反応は見事。
何本もミドルに反応し,直撃弾もディフェンスのコースの切り具合を見てキャッチする。
ミドルシュート鈴鹿ディフェンスに当たり,コーナーキックも何本か出ている。
宮崎は,コーナーキック時,ほぼゴールラインベタ付けで選手が並ぶ。
鈴鹿もいつもの布陣でセットプレイに対応するが,月成周辺は,選手が入り乱れていて,何がなんやら分からない具合。
それでも,すり抜けてハイボールをキャッチする見事なプレイ。
月成は見事に安定している。
素晴らしい!
月成頼むぞ。ゴールを守ってくれ。
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試合は前半終盤。

支配率は6対4で鈴鹿
得点の感じは4対6で宮崎。

嫌な感じの攻められ方。
一回切るためにも,このまま前半を終えたい。

前半AT
クーリングブレイクを取っているため,ATは4分。

AT3分経過時。
宮崎が鈴鹿の右サイドに展開。
鈴鹿のマークのフォローが遅れているのが,スタンドから見ても分かる。
ノープレッシャーでクロスを上げられる。
恐れていた狙いすましたクロス。
それをヘディングで!それもほぼドフリーで!打たれて失点。
1-1。

ここで前半終了。



前半ATでの失点で,同点。
嫌な展開。
とても嫌な感じ。

でもそんな時こそ応援しなきゃ。
暑い。
カニシですら,もうすでにフラフラする。
ひどい立ちくらみがする。

いやいやいやいや!
カニシ,何やってんだ。
ここに鈴鹿から念が届いているぞ。
がんばらねば。

飲み水は,完全にお湯になってるけど,水道の水で少し冷やす。
無理にでも水分を取る。飲め!
あと,45分とアディショナルタイム全て。
宮崎で倒れても明日日曜だ。倒れるの上等!ドンとこいだ!
全部出し切るぞ。



後半開始。

後半開始直後から,フッと気がつく。
ボランチがサネ(26)-藤田(6)から,堀河(10)-藤田(6)になり,サネがトップ下の位置にいる。
サネの攻撃時の個人技をフル活用するための布陣だ。

どっちにしても,この暑さで,90分+アディショナルタイムを完璧にプレイすることは難しい。
それはどっちのチームも同じ。
ならばキーポイントは選手交代と・・・選手に力を与える応援だ!
さあ行こうぜ!鈴鹿サポーター!
ここで全部出すぞ!

鈴鹿セントラルミッドフィールダー,「鈴鹿の心臓」,藤田浩平(6)
宮崎は,前半のサイド中心の攻めから,後半は中央からのスルーパスで裏を狙うほうにシフトしてきた。
中盤からのパスに対し体を張って奪いに行く藤田。
この暑さの場面でも,このハイプレッシャーの場面でも,藤田のプレイにはキレがある。
藤田が奪いに行って,相手に交わされることは無い。ナカニシは見たことが無い。
例えパスを出されたとしても,最悪でもパスコースを限定し,後ろのディフェンスにつないでいる。
鈴鹿の連携の中心に位置する藤田。
これは誰でもできるプレイじゃない。
藤田,頼むぞ!この嫌な雰囲気を変えてくれ!
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後半に入り,鈴鹿の攻撃が活性化してきた。
堀河(10)がボランチに入ったため,ボールタッチが多くなり,そこから少しずつリズムが生まれている。
宮崎のサイド攻撃が少し減った分,鈴鹿がサイド中心の攻撃に。

サイドハーフの,「進撃のコニブル」,小西洋平(8)
前半から攻撃中心の積極的なプレイ。
月成のレーザービーム一発で,カウンターで走り,宮崎のゴールを脅かした。
後半からは,さらに小西のギアが上がる。
サイドバックの野口とのパス交換から,中に進入し,惜しいプレイを随所に見せる。
小西の独特のリズム。
早くも無く,遅くも無く,小西の独特の間がグラウンドで発揮される。
これは良いぞ!
前半終盤に消えていた得点の臭いがし始めた。
こんな厳しいコンディションでなんかやってくれるのは,小西じゃないか!
小西は何度も俺たちを救ってくれたじゃないか!
小西!
青森の時のように,ここにはスタンドに上がってくる階段があるぞ。
そこを昇って来い!
サポーターに向かって叫べ!

前半はトップ下,後半からボランチに入る,「プライドオブスズカ=鈴鹿の誇り」,堀河俊大(10)
ついに来たなスタメンで。堀河!
そのテクニックは,トラップしただけで,サポーターの称賛の声が上がる。
そして相手の力を利用したターンの見事さ。
さすが堀河。桁違いに上手い。基礎が普通に見えないほど美しいプレイ。
そして,後半ボランチに入ったことにより,前半のパスを受けるポジションから,後半はパスを出すポジションに変わった。
そして後半,堀河のタッチで試合が動き出す。
コーナーキックからのクリアボールを受ける堀河。
相手は寄せてくるが,絶妙な「間」を取り,前線に駆け上がる遠藤のスピードがトップスピードになった途端に,ドンピシャのスルーパス
うわっ!ここ通すか!
惜しくも宮崎ディフェンス防がれたが,堀河のプレイの精度は半端じゃない。
そして,サイド中心の攻撃になれば,堀河ゾーン(ナカニシが命名した)で,ボールを受ける。
この写真の位置,ここが堀河ゾーン!
堀河,ずっとサッカーしたかっただろう。
ちょっと暑いけど存分にやってやろうぜ!!!
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センターバックの,「いざ雄飛のとき」,高野次郎(3)
怪我明けから早い段階で試合に出ているが,ナカニシの知っている次郎と比べると,まだトップコンディションでは無いと思う。
この試合では,木鈴と共にセンターバックでがんばっているが,次郎特有の声が出るような圧力が弱い気がする。
実際に,次郎の写真を見ていても,フレームから出てくるようなパワーが少ない。
この試合の後半の宮崎は,中央に強力なフォワードを置き,中央突破やスルーパスで裏を狙う。
それを,木鈴と次郎でディフェンスラインを高く保ち,見事にオフサイドに掛けている。
良いラインコントロールだ。
だけど,やっぱり,ちょっとプレイに迫力が無い。
コンディションがまだ上がっていないのか?
次郎,次郎はもっともっと凄いところを見せてくれ!
人生かけて鈴鹿でサッカーしているその想いを,グラウンドで見せてくれ。
まだまだまだ!もっといけるぞ!
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ここで後半のクーリングブレイク。
サポーターも水を飲む。
なんかボーっとしてくるような暑さ。
こんなコンディションで試合をしている選手たちは,もっともっと厳しいだろう。
だけど,勝とうぜ!
だからこそ,勝とうぜ!

試合再開と共に選手交代。
後半24分。
(OUT)3高野次郎 ⇔ (IN)22芦田成利

センターバックの次郎が交代?
どこか痛めたか?
暑さで調子を崩したか?

芦田が左サイドに入り,野口がセンターバックに入る。

サイドバックからセンターバックに急遽ポジションを変えた,「最強の左」,野口遼太(34)
前半は,ディフェンス中心だったが,後半開始から,左サイドをかなり駆け上がっていた。
ただ,今日の野口は,クロスの精度が良くなく,中に高精度のクロスを入れられていなかった。
やはり,宮崎も野口のクロスは押さえに来ており,コースを切ったり,プレッシャーをかけたりしている。
暑い中で,かなり消耗していると思うが,センターバックにポジションチェンジ。
宮崎の見るからにパワフルな外国人選手とバチバチやりあう。
疲れているだろう。
暑いだろう。
でも頼む,ノグさん!
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後半のクーリングブレイクの後,目に見えて選手たちの動きが悪くなった。
宮崎も厳しいはずだが,より鈴鹿のほうが運動量が落ちている。
ディフェンスと攻撃陣の距離が開き,中盤に巨大なオープンスペースができてきた。
藤田と堀河が必死に埋めるが,その位置を使われて,宮崎の攻勢を受けてしまう。

試合の展開は,また変化する。
鈴鹿と宮崎の試合は,4対6で宮崎が優位になる。

選手の足が止まる中で,芦田(22)のスピードは決定的な武器となる。
野口から芦田へパスが出るが,前方をふさいで宮崎がスピードを出させない。
宮崎はまだ前線でも動けており,鈴鹿のディフェンスに対し,厳しいプレッシャーをかけている。

後半32分。
(OUT)8小西洋平 ⇔ (IN)11泉宗太郎

左の芦田(22)同様,右にもスピードで分がある泉(11)を入れる。
右も左も直線一気の布陣。

両サイドが上がった鈴鹿は,野口(34)と木鈴(4)で守る形に。
そこに宮崎のロングボールから,選手が突っ込んでくる。
クリアが短くなるが,そのセカンドボールをフォローに来る選手が戻れていない。
鈴鹿の引きが遅い!
何とか月成がゴールを守るが,鈴鹿はかなりハイリスクで攻撃している。
攻守の切り替えは,遅れてしまっている。
宮崎がまだ走れているだけに,鈴鹿のディフェンスが心配。

野口,木鈴共に,疲れているのが目に見えて分かる。

後半39分。
(OUT)10堀河俊大 ⇔ (IN)19海口彦太

この試合,鈴鹿は1本もコーナーキックを得ることができなかった。
カニシは堀河のコーナーキックを期待していたのだけど,残念。
堀河,また次,良いコーナーキックを頼むぜ!

鈴鹿の攻撃陣は,リンタロウをはじめ,宮崎のディフェンスにプレッシャーをかけるほど動けていない。
泉(11)が仕掛けるが,中に切れ込めず,サイドに押しやられている。

中盤もスペースがあるが,全体的に動けていないので,そこで海口を投入。
ミスが少なく,運動利用が多く,攻撃参加も出来・・・。
みんな暑さで疲れきった場面,海口に求められるものは多い。

試合は後半戦の最終盤。
選手たちの当たりも激しくなり,あちこちで痛める選手が出てくる。

月成がタッチラインに投げて試合を中断させる。
宮崎のスローインから鈴鹿に返すと思いきや,そのままドリブルしてシュート。
なんと!
いやいや,そんなプレイであっても試合は止まっていない。
集中を切らしちゃいけない。

中盤では,サネ(26)がプレッシャーからボールを失い,失点ギリギリの場面があった。
サネは両足が痙攣している。
だけど,交代枠は使い切っている。
ギリギリの試合だ。
サネ。もう少しガマンしてくれ。

サポーターの声が大きくなる。
カニシは,なんか水の中にいるように,耳がボーっと聞こえている。
気がつくと,自分は声を出しているつもりなのに声が止まっている。
もう少しだ。
もう少しがんばろう。
選手たちもギリギリでがんばっている。
選手たちに最後の最後の最後にパワーを。
鈴鹿の念もここに届け!

後半アディショナルタイム5分くらい(良く見てなかった)。

鈴鹿の攻撃の手段はもう単発しかない。
芦田(22),泉(11),海口(19)の交代した選手たちが走るしかない。
それほどの厳しい試合。

後半AT4分が経過。
宮崎は鈴鹿の右サイドから,大きなアーリークロス
ノープレッシャーで上げられたが,ロングボールなので・・・。
いや,逆サイドから猛烈に詰めに来ている。
芦田が追いすがるが,飛び込まれて頭で押し込まれ失点。
1-2

試合残り時間は1分から2分。
キローラン木鈴(4)が,疲れた体を押して前線でパワープレイを敢行する。
ヘディングの競り合いから落とすが,詰めきれずにゴールならず。

サポーターの応援は続いている。
選手たちも最後まで前に向かって戦った。

ここで試合終了。
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今年初の猛烈な暑さの中での試合でした。
両チームの選手のみなさん,本当にお疲れさまでした。
体調崩していないでしょうか?
選手のみなさん,くれぐれも体調管理に気をつけていください。

宮崎の地で差し入れのお菓子もいただきました。ありがとうございました。
横断幕を鈴鹿まで運んでいただきました。ありがとうございました。
鈴鹿からもたくさんの応援をしていただいたと思います。
結果が出せずに,申し訳ありません。



前半のAT。後半のATでそれぞれ失点しました。
後半の失点の時は,ナカニシも体を支えられず,足から崩れました。
最後まで,声を張り上げましたが,その後は良く覚えていません。
サポーターに挨拶に来る選手たちに,なんて言ったのか自分でも覚えていません。
90分間+ATを走りつくした選手たちも,この敗戦は辛かったでしょう。

後半のATでの失点。
最近の鈴鹿アンリミテッド全体の失点の多さ。
これは修正すべき大きな点です。

カニシは帰路,約8時間の電車の中で,ずっとひとりで何かを考えていました。
だけど良く分かりませんでした。

失点を減らすための修正は,選手や監督やコーチが考えるでしょう。
それは,サッカーの専門家である彼らの仕事です。
そして,その修正は必ず成し遂げられるでしょう。
それは,ナカニシの信頼する選手たちがこのまま終わるわけが無いからです。

じゃあ,サポーターがすることは決まっています。
次の一歩のため,選手たちに勇気とパワーを与え続けるだけです。
選手たちが自分の力を存分に出せるように,応援を続けるだけです。

試合後のインタビューで,野口選手が言っていました。
「個人がどうとかじゃなくて,チーム全体の失点なので・・・」
ならば,サポーターの失点でもあります。

次の試合,サポーターとして,ナカニシは最後の笛が鳴るまで,集中を切らさず,応援をバリバリに続けます。
そんなことしか出来ないけど,それがなんの役に立つかわからないけど,選手と共に戦いたいです。

悔しい気持ちのまま中断期間に入りました。
勝利に餓えた選手たちが,どのように変わっていくのか楽しみにしています。

言っておきますが,鈴鹿アンリミテッドの選手はこんなもんじゃありません。
絶対に,こんなもんじゃありません。
見てろよ。
やり返すぞ!

ではまた。



(今後の試合)
◇1ヶ月程度の中断期間。
JFL第18節 8月25日(日)15:00 東京武蔵野シティ @AGF陸上競技場(鈴鹿市
JFL第19節 8月31日(土)15:00 ホンダロックSC @串間市陸上競技場(宮崎県串間市

※ このブログの写真は,VictoryCrossの横断幕班長から提供いただきました。ありがとうございます。