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アトレチコ鈴鹿クラブのサポーターブログです。

JFL第26節 対 FCティアモ枚方

みなさんこんばんは。

 

実は、ちょっとの間、17年間続いていたブログを閉鎖していました。

理由はくだらないことです。

 

でも、やっぱり、あっという間に再開しました。

理由は、選手たちが見たがっていると聞いたためです。

 

今も昔も、ナカニシは「選手ファースト」でありたいと思っています。

選手がナカニシのブログを楽しみにしていてくれるならば、こんなもん、どんだけでも書きましょう。

 

このブログは、普通のサポーターが選手を賞賛したくて書いている個人的なブログです。

見たくない人や、批判したいだけの人は、見ないでください。

 

伊佐山、ブログ書くぞ。

ちょっと長いけど見てね。

なっ!

 

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何度も夢に見る。

「〇〇」の言葉。

 

覚悟を決めたと言っても、心は落ち着かない。

ずっと、ずっと、ずっと。

腹の底に重りが沈んでいる。

 

今日の対戦相手は、FCティアモ枚方(以下、枚方と書きます)。

前期の対戦で鈴鹿は、0対3で敗れている。

試合内容も完敗だった。

さらに、枚方は前節も岩手から4得点を挙げている。

リーグの得点ランキングでは1位らしい。

強い。

そして勢いに乗っている。

 

雨の中、四日市中央陸上競技場に到着。

小雨の中で、ノボリの準備をする。

こんな天気でも手伝ってくれるサポーターの仲間がいる。

ありがたい。

感謝しかない。

朝8時から雨の中で作業。

横断幕を掲出したところで、汗が冷えて寒くて仕方がない。

車に戻り、暖房をかけて体を乾かす。

背筋がぞくぞくする。ヤバイ?

 

試合時間が近づき、ゴール裏で準備をする。

選手をじっと見つめるナカニシ。

サポーターが悩んだ時。

サポーターが迷った時。

サポーターの元気が無い時。

 

選手を見るのが一番!

 

さあ行こうぜ!

雨の時も、風の時も、暑い時も、辛い時も。

サポーターは選手と共にある!

 

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 25田中直基

OMF 10ラミン・13北村知也

MF 16堀江貴大・6小野寺亮太・7日髙慶太・23渡邉吏海

DF 50キムジョンピル・4庄司景翔・28工藤駿

GK 20伊佐山縁心

 

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試合開始。

 

鈴鹿はいつも通り、3-4-2-1のフォーメーション。

ただ、怪我人続出のため、エースでキャプテン福元友哉(9)が欠場。

福元の穴をどう埋めるかが、まず最初の難関。

 

枚方は4-4-2。

ゴール裏で見ていても、枚方は小柄な選手が多い。

ただ、そのスピードとパスワークは、いきなり鈴鹿の脅威となる。

早い。そしてめちゃくちゃ上手い。

 

昨日から雨が降っているため、芝生が緩い。

水溜りは無いものの、トロトロの土にスパイクが刺さらない。

足を滑らせる選手が出ている。

 

鈴鹿は「◯◯」が見えてる。

だからと言って、硬くなったり、意識し過ぎたりして、自分たちの力を発揮できないのは絶対にダメだ。

そのためにも、いつものように、元気にサポーターが応援して、会場の空気を作りたい。

 

鈴鹿は大きく蹴り出して、リスクを軽減しながらペースを掴む。

慌てなくていい。

まずは試合にキッチリ入る事。

大きく蹴り出す鈴鹿と異なり、パスとドリブルで細かく攻める枚方

 

この試合、大きく蹴り出すだけでは枚方の超ポゼッションサッカーにハメられていた。

前期の対戦では、それで3失点の完敗。

上手く早い枚方に対して、小野寺亮太(6)がギラリと光る。

 

ボランチの、「ゲームメイカー」、小野寺亮太(6)

開始早々からミドルシュートを放つ。

枚方に対して引いて守っちゃダメだ。

小野寺は、中盤から一歩前に出てパスをカットし、ショートカウンターにつなげる。

後方の選手のパスコースのカット。前方の選手の追い込み方。

前も後ろも全て小野寺の掌の上。上空から俯瞰で見ているようなプレイ。

小野寺が仲間を使い、相手のパスコースを読むタネを仕込んでいる。

いつもより少しポジションが高い。

鈴鹿は3バックにシステムを変更した結果、2ボランチと2トップ下の4人の中盤に人が配置されている。また、3バックからもドンドン前に飛び出してくる。

そのため、小野寺が中盤の底のディフェンスに縛られなくなった。

自由を得た小野寺。まさに無双。まさに無敵。

しかし、小野寺に対する枚方のアタリも激しい。

小野寺。ナイスナイスナイス

でも、怪我しないように気をつけて。

 

枚方に押し込まれるのではなく、何とか押し上げたい鈴鹿

両サイドの堀江貴大(16)、渡邉吏海(23)のウイングバックが高い位置を取っている。

このウイングバックの2人のポジションが低すぎると、相手に押し込まれまくって、引きこもって守るだけになってしまう。

それでは、いつか崩される。

鈴鹿が5バックになっている時間はなるべく少なくしたい。

ウイングバックが、サイドバックにならないように。

吏海(23)がサイドに開いて呼ぶ。

ジョンピル(50)からのロングフィードがズバリ!

良いぞ良いぞ。

守りながらも堀江(16)と吏海(23)のサイドから攻めていこう。

 

間違いなく枚方は強い。

王者Hondaに匹敵するほどの支配率とポゼッション。

パススピードが早く、「止める+蹴る」が抜群に正確。

ワンタッチでコースを変えるパスも精度が高い。

枚方は、小柄な選手が多いため、サイドからのロングクロスボールよりも、細かいパスワークで崩しに来る。

上手くて早いだけでなく、すばしっこい。

ペナルティエリア内で、鈴鹿ディフェンスの足が引っかからないか心配。

 

今日は雨。

それも寒くなって芝の根は張っていない。

雨でグラウンドが緩い。

枚方のパスサッカーは100%の効果を出せていないような気がする。

 

トップ下の右、「スーパーボール」、北村知也(13)

すばしっこい枚方に対して、さらにすばしっこく食い下がる北村。

枚方の見事なパスワークを「見て」足が止まれば致命的。

ひと時も休まずにボールにアプローチする北村。

前半序盤、北村は攻撃的というより、攻守のバランスをとりながら、フレキシブルに動いている。

ボランチの日髙(7)と小野寺(6)がボールをカットできるように、北村が前でパスコースを限定する。

地味で献身的な動き。ただ、そのプレイこそがビッグプレイだ!

北村がワンツーで、田中のシュートをお膳立てする。

日高(7)や小野寺(6)が前に出れば、北村(13)がスッと空いたスペースを埋める。

がんばれ北村。

献身的なプレイは必ず実を結ぶ。

北村のプレイをサポーターはちゃんと見てるぞ!

 

枚方はリーグトップの得点力を誇る。

納得の強さと上手さ。

しかし、鈴鹿は中盤で引くのではなく、前に出てボールを奪っている。

鈴鹿は決して守りに入っていない。

 

センターバックの真ん中、「闘志天翔」、庄司景翔(4)

昨年の大卒ルーキー。

まだ若いのだけど、今シーズンの激闘の中で堂々たる貫録となった庄司。

試合前、「〇〇」を気にして固くなったら・・・とナカニシは心配してたけど、庄司は全く問題なく落ち着いてプレイしている。

庄司の鬼の顔がディフェンスラインを統率する。

1ミリのシュートコースも与えない。

また、キムジョンピル(50)と、工藤(28)との連係も抜群。

鈴鹿は少し枚方に攻め込まれている。

そんな時に、庄司がドリブルで前へ持ちあがり、チャンスを作る。

下がるな!

前へ出ろ!

庄司が自らのプレイでメッセージを発する。

庄司!

良いぞ!

 

試合は一進一退。

パスは枚方優位。

ショートカウンター鈴鹿

雨のグラウンドコンディションは今のところ、鈴鹿に有利な気がしている。

 

激しく競り合う両チーム。

主導権を奪われたら、一発でやられる感じがする。

引くわけにはいかない。

通すわけには行かない。

激しくぶつかり合い、イエローカードも出ている。

 

センターバックの右、「デュエリスト」、工藤駿(28)

デュエリストというのは、決闘者という意味です)

熱い熱いプレイでゴールを守る工藤。

冷たい雨が工藤の周りだけ熱湯になり蒸発している。たぶん。

工藤はタイプ的は鈴鹿でも1.2を争う攻撃的なプレイヤーだが、ポジジョンはディフェンス。

だから工藤のディフェンスは逃げのディフェンスじゃない。

相手と勝負して勝つ。その結果がゴールを守っているディフェンス。

工藤が対人で負けることはない。

ただ、相手のパスワークで動かされるとスペースができる。

しかーーし!

工藤はサッカーIQも高いので、相手の動きが良く見えている。

工藤!良いぞ良いぞ!

相手はペナルティエリア内でファウルをもらいに来るかもしれない。

ファウルに気をつけて!(カードも)

 

互いに決定機を作れない。

そんな時、今シーズン初スタメンのラミン(10)。

このラミンが試合を動かす。

 

トップ下の左、「ダンシングサンダー」、ラミン・モハメド(10)

オンとオフが独特のリズムのラミン。

斜めに走り、スピードの強弱でマークを外す。

前半、最も目立っていたのはラミンかもしれない。

さらに、ラミンはポジションに縛られず、右に左に自在に動く。

これは枚方も捕まえにくい。

左利きのラミンが右に流れる。右サイドから、左足を右足に回してピョンと蹴る!

ラボーナ!そのうえ精度が高い!なんというプレイだ!

中で待つ田中直基(25)にドンピシャ!

田中のヘッド!は、キーパー正面!惜しい!

そしてラミンがやってくれる。

 

前半26分。

ラミンが今度は左サイドで、一気に寄せて激しいタックルで相手からボールを奪う。

精度の良いボールを、中へ放り込む。

ボランチの小野寺(6)が最前線でヘディングで競り合うが、ボールは後方にこぼれる。

それを日高(7)が見逃すはずがない。

日高(7)から枚方ペナルティエリア内の田中(25)へ!

なんと!田中がヒールパス!ここで!

そのパスに反応していた小野寺が、アウトサイドでダイレクトシュート!

うわっ!

ゴーーーーーーール!1-0!!!

 

凄いプレイが連続した。

そして小野寺がこの高い位置で待っていたとは!

ナイスシュート、小野寺(6)。

ナイスパス、日髙(7)と田中(25)。

ナイスクロス、ラミン(10)

 

ここだ!

ここだ!

ここを締めろ!

絶対にやらせるな!

 

鈴鹿は前線からのプレスが効いている。

得点後も守りに入らない。

鈴鹿はディフェンスが引いておらず、要所要所で中盤の底に出てくる。

それが効いている。

 

しかし枚方のパスワークで、ゴール前で混戦となることが多い。

ペナルティエリア内。

ファウルが怖いが、選手たちは良く集中している。

ボール保持者への、ファーストアタックが早い。

 

ボランチの、「汗かきテクニシャン」、日髙慶太(7)

走る走る。走る日髙。

競り合って、削り合って、泥だらけになりながら戦っている。

連敗が続いていたHonda戦、日高はベンチで控えのまま試合が終わった。

敗戦でうなだれたサポーターが撤収する際に、日高はサポーターの前をダッシュで走ってトレーニングしていた。

誰だって負けた試合の後は、サポーターのそばに近寄りたくないだろうに。

「俺がやるから待っててくれ!」

Hondaの都田グラウンドでそう言って走る日髙を見た気がした。

怪我で思うように試合に出られなかった。

敗戦の続く鈴鹿を、ベンチから見るのは辛かっただろう。

存分に力を使う日髙。

泥にまみれても良い。

削られても良い。

なんとしても勝つという想いが、サポーターに伝わる。

もちろん、グラウンドの選手達にも伝わっている。

みんなの涙の代わりに、日高が汗をかいてくれている。

日高。がんばれ。

頼む。頑張ってくれ。

 

鈴鹿が先制した後、枚方の猛攻が続いている。

鈴鹿は少し押し上げたい。

枚方はどんどんペナルティエリア内に侵入してくる。

細かく早いパス。

鈴鹿は大きく蹴り出して枚方のプレイを切る。

 

雨が強くなってきた。

グラウンドコンディションは徐々に悪くなる。

スパイクで掘り返され、ポイントが刺さらない。

 

こんな時こそ、ミスが怖い。

一つ狂えば、バタバタとやられてしまいそうだ。

枚方はショートパスからの中央突破。

この戦い方は、JFLでは珍しい。と思う。

ただ、この戦術でリーグトップの得点を挙げているため、枚方に迷いはない。

 

なんとか1-0で前半を終えたい。

濡れる芝では選手たちの足への負担も大きい。

疲れた時に、後半何が起きるか分からない。

 

前半の終盤は、完全に枚方ペース。

鈴鹿は何度もペナルティエリア内に侵入されて、シュートを打たれそうになっていた。

しかし、鈴鹿の3バックは集中している。連携も良い。

たぶん、この試合、4バックだったらやられていたと思う。

 

鈴鹿は危ない場面もあるが、ゴールキーパーの伊佐山縁心(20)は、ふてぶてしいほど落ち着いている。

ゴールを割られなければ、どれだけ危なくても、なんて事はない。

ゴールキックになった際には、伊佐山は十分に時間を取る。

みんなに一息つかせるために。

伊佐山の時間の取り方、ナイスプレイ!

 

枚方ペース。

確かに危ない場面もあるが、枚方に崩されてはいない。

最後の最後には、シュートコースはきっちり切っている。

枚方は4-4-2のフォーメーションだが、サイドハーフが中に絞って、中央から崩してくる。

枚方のサイドにスペースができている?

 

左のウイングバック、「アーリークロッサー」、堀江貴大(16)

左サイドから、堀江の真剣が居合切りのように抜き放たれる。

枚方は中央に絞ってきたため、サイドバックだけがサイドに残っている。

1対1なら堀江はスピードだけで抜き去る事ができる。

堀江が駆け上がれば、必ずチャンスとなる。

それだけ精度の良いボールを供給できる。

堀江の狙うのはワントップの田中直基(25)の頭!

フワリとしたクロスボールではなく、引き絞った弓から放たれる矢のように、ズバリとボールを入れる。

堀江のクロスボールが、田中の頭に!

しかし、ヘディングシュートはわずかにゴールバーの上!

惜しい!

それでも堀江のプレイはもの凄く良かった。

押されている展開の中で、堀江が上がることで、鈴鹿は押されっぱなしになっていなかった。

堀江!ナイス!

 

足元の悪いグラウンド状態でも、枚方はズバッとクサビのパスを入れてくる。

しかし、北村(13)、日高(7)、小野寺(6)が必ず寄せている。

よく走っている。

よく戦っている。

 

ここで前半終了

 

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ハーフタイム

 

恥ずかしながら・・・、

このハーフタイムでナカニシは緊張のあまり何をしていたのか全く覚えていない。

どこに行ったのかも、誰としゃべったのかも、はっきり覚えていない。

たた、もの凄く気持ち悪くて、吐き戻しそうなくらい胸がムカムカしていた。

 

枚方は強い。

後半だけで逆転されることも十分に考えられる。

このまま1-0で終わる試合じゃない。

 

ハッと気が付いたら、選手たちがグラウンドに出てきていた。

 

気合を入れよう。

サポーターが良い雰囲気を作ろう。

 

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後半開始。

 

雨の中の試合。

選手たちへの足への負担も大きいはず。

疲労が先に出て、後手を踏むと危険。

選手交代のタイミングが難しい。

 

枚方は徹底的にポゼッションサッカー

パスの出し方も受け方も上手い。

ゴールキーパーも大きく蹴りだすことはなく、ディフェンスから丁寧につないでくる。

そのディフェンスラインで回されるボールに、猛然とチェイスする渡邉吏海(23)

若さ爆発。

ファイト一発。

 

鈴鹿のディフェンスラインは、中央の庄司(4)を中心によくまとまっている。

だからと言って、ベッタリ引いている訳ではない。

炎の男、工藤(28)が鋭く前に出る。

クールなジョンピル(50)も前に出ることに迷いはない。

 

3バックの左、「冷静ディフェンス」、キム・ジョンピル(50)

YSCC戦で初めて見た時のジョンピルと、今のジョンピルは全く別人のように見える。

それほどチームにマッチしてグーになった。

とにかく冷静。とにかく上手い。

若い工藤(28)や庄司(4)を左から視野に収めて、カバーリングも絶妙。

足元、高さ、そして3手先まで読む頭脳。

枚方に押される展開。息の詰まる守備。

そんな中で、枚方のファウルを誘って上手く「間」をとる。

嫌らしいほど冷静。

熱くなる試合の中で、ジョンピルがクールに試合を動かしている。

ジョンピル!

頼むぞ!

 

後半11分。

(OUT)10ラミン ⇔ (IN)17藤田雄士

(OUT)13北村知也 ⇔ (IN)2坂本敬

 

藤田(17)がトップ下の右。

坂本(2)が右サイドのウイングバック

そして渡邉吏海(23)がトップ下の左に上がってきた。

 

流れを維持しつつ、鈴鹿優位に動くには先手を取る選手交代が必要。

思ったより早い交代。だけど悪くない。良いぞいいぞ。

 

枚方はパスを回して鈴鹿を揺さぶる。

鈴鹿がスライドして守備をするが、少しずつ枚方に置いて行かれる。

ただ、どれだけ振られても鈴鹿のゴール前の3バックは固い。

枚方は雨のグラウンドのイレギュラーを狙ったミドルシュートを放つ。

グラウンドは緩い。

さらに前半からの熱戦で芝が掘り返されて、凸凹が酷くなっている。

一瞬の迷いが失点につながる。

 

ゴールキーパーの、「鉄の心臓」、伊佐山縁心(20)

〇〇圏の鈴鹿

絶対に負けられない試合。

点差はわずかに1点。同点になれば枚方の攻撃がさらに勢いづく。

そのゴールを守るプレッシャーはとんでもなく重いものだと思う。

しかーし。伊佐山のプレイに寸分の曇りもない。

雨の中の試合で、一番悪い影響が出るのはゴールキーパーだろう。

しかし伊佐山は、青空の下でプレイしているような安定したセービング。

枚方は密集した選手の陰からシュートを放ってくる。

誰かに当たってコースが変われば・・・いやいや、伊佐山には見えている。

来いよ!

打ってみろよ!

俺が全部止めてやる!

ふてぶてしいほどの堂々としたプレイ。

イサ。

ブログ見てるか?

ナイスキーパー。ナイス伊佐山縁心。

 

じりじりとした時間が過ぎる

鈴鹿は押されているが、ボランチでハメて小野寺(6)や日高(7)がショートカウンターを狙っている。

枚方鈴鹿の3バックを攻略するか?

鈴鹿ショートカウンターで追加点を挙げるか?

どちらが先に突破口を開くか?

試合は全く膠着していない。

このままでは終わらない。

 

後半16分。

コーナーキックのこぼれ球を藤田雄士(17)が確保する。

藤田が狙うのは田中直基(25)に決まっている。

来い!

行くぞ!

藤田の日本一のクロスボールが美しい放物線を描く。

危険を察知して、枚方ゴールキーパーが飛び出すが、その手より、田中のほうが早い!

枚方ディフェンスと体をぶつけあいながら、田中が合わせる。

ヘディング一撃!

ゴーーーーーーール!!!2-0!

爆発するゴール裏のサポーターたちの声。

カニシも腰が砕けたようにへたり込んでしまう。

マジか?

やってくれたのか?

何としても欲しかった追加点。

途中交代の藤田と、ワントップで体を張り続けていた田中が決めた!

ナイス田中。

ナイス藤田。

 

ワントップの、「鈴鹿のダンディズム」、田中直基(25)

押されている展開の中で、(ナカニシには)黄金よりも価値のある追加点。

さすがフォワード。さすがストライカーと思えるような意地の一撃だった。

支配率を枚方に奪われている鈴鹿

ワントップの田中は、試合開始からずっと孤独な戦いを続けていた。

相手ディフェンスにプレッシャーをかけ、後方のパスコースを限定するために献身的に走る。

攻撃的なポジションながら、守備的な仕事に終始した。

それでもずっと狙い続けていた。

前半に惜しいシュートを外した。

だからなんだ?

それがとうした?

それでも俺に出せという、フォワードのプライド。

そこに出した藤田(17)の信頼。

田中直基。田中直基。鈴鹿の田中直基。

 

鈴鹿は追加点を挙げたものの、まだ後半の半ば。

何度ストップウォッチを見ても、わずかしか時間は進まない。

もう終わってくれ。

早く時間が過ぎてくれ。

 

ボランチもディフェンスも激しく行っている。

押し負けたらやられてしまう。

球際で激しく。

タックルでは負けられない。

日高(7)にイエローカード

ジョンピル(50)にもイエローカード

がんばれ。

がんばれ。

がんばれ。

 

藤田(17)と渡邉吏海(23)のトップ下の2人。

この2人が前線から猛烈に圧力をかけている。

 

トップ下の右、「爆走」、藤田雄士(17)

値千金の追加点をアシストした藤田。

その藤田の肉体から発せられる気炎がサポーターの位置からもわかる。

絶対に負けない。絶対に譲らない。

藤田の負けん気の強さが、鈴鹿をディフェンシブにしない。

ハイプレスの鬼となった藤田に、枚方も手を焼いているように見える。

体の使い方もうまく、競り合いからボールを奪えば、鈴鹿の狙い通りのショートカウンター

右サイドの坂本敬(2)から、小野寺(6)へ。

小野寺からスルーパスが藤田(17)に出る。

わずかに合わないが、藤田のスーパーハードのプレイは、引いてしまいそうになる鈴鹿を支え続けた。

ナイス!

 

雨が激しくなる。

枚方はポゼッションとともに、ロングボールで鈴鹿のサイドの裏を狙ってくる。

ディフェンスが足を滑らせたら、失点となりかねない。

足元に気を使いながらのプレイは、綱渡りの状態。

 

右のウイングバック、「パーフェクトディフェンダー」、坂本敬(2)

めちゃくちゃ頼りになる坂本が右サイドをガッチリ抑える。

坂本なら大丈夫。坂本ならやられはしない。

サポーターの坂本への信頼は厚い。

坂本は動き出しが早く、枚方の先手を取る動きは見事。

対人にも抜群に強く、パスカットもうまい。

ピンチの時間帯。坂本が何度も鈴鹿ボールにして守備陣を立て直した。

シュートブロックも完璧で、鈴鹿のゴールに壁を作る。

そして、坂本からは超精密高精度のロングパスがある。

後半の半ば、攻守の安定は坂本敬が作り出す。

やっぱりいい。

やっぱりナイス。

やっぱり坂本敬。

 

後半30分を過ぎる。

あと15分。あと15分。早く早く。

まだ勝利は遠い。

集中。集中。集中。

前半から前に出る積極的なプレイを続ける小野寺(6)。

その小野寺の輝きが止まらない。

小野寺と連携して、日高(7)の足も動き続けている。

危ないところ。危険なスペース。すべて日高が走っている。

3人のセンターバックは、引きこもらずに一気に前に出て中盤の底を自由にしない。

この積極的な守備が、鈴鹿の守備の安定を生んでいる。

両チームともに疲れてきた。

枚方は攻めあぐねてきた。

このまま。このまま。

しかし、そんな絶妙なバランスで保たれる守備陣にアクシデントが。

激しいプレイで鈴鹿のゴールを守っていた工藤(28)の足が痙攣して動けなくなる。

スクランブルで選手交代。

後半32分。
(OUT)28工藤駿 ⇔ (IN)15オボナヤ朗充於(ロミオ)

 

ついにロミオがJFL初出場。

ロミオ(15)がトップ下。

藤田(17)が右ウイングバック

坂本(2)が3バックに入る。

 

試合開始から緊張感のある試合。

それがこのアクシデントによる交代と、2度目のポジションチェンジで、一瞬フワッとなる。

 

後半34分。

枚方に左サイドでボールを奪われ、中への折り返しを詰められる。

痛恨の失点。2-1。

 

鈴鹿が選手交代とポジションチェンジで、ちょっとフワッとしたところをやられた。

サポーターの声が上がる。

締めろ締めろ。

ここからここから。

 

失点の後、選手たちがグラウンドに集まって話をする。

良い「間」を取った。

ナイス集合。

ナイスチームワーク。

 

サポーターの声が選手たちの背中を支える。

大丈夫。大丈夫。

枚方がさらに押し出すが、鈴鹿はもう点はやれない。

ギリギリの緊張感。

守るか?攻めるか?

選手間での意識の違いが隙を生む。

選手たちに迷いはないか?

 

トップ下に入っている、「ゴールデンボーイ」、渡邉吏海(23)

ゴールデンボーイというのは、ボクシングの元世界チャンピオン、オスカー・デラ・ホーヤのニックネームです。)

前半から走る、走る、走る吏海。

後半からトップ下にポジションを変えてからも、さらにスピードを増し、前線からの守備がキマッている。

そのテクニックとスピードは、ウイングバックだけでなくトップ下でも十分に有効だと思う。

失点後。一番難しい時間帯。

鈴鹿は引くか?出るか?

吏海が明確にプレイで示す。

これが吏海のプレイだ!!!

 

鈴鹿が失点した2分後。

 

後半36分。

1歩前に出た小野寺(6)が、枚方陣内でパスカットをする。

小野寺はコレを狙っていた!上手い!

その瞬間に前線に思い切って駆け上がるのは、渡邉吏海(23)

このタイミングで、この厳しい時間帯で、ここまで勇気をもって上がってくるのか?!

トップスピードで駆け上がる吏海を枚方は捕まえられない。

小野寺からオフサイドギリギリの絶妙なパス!

滑る足元にも構わず、吏海はボールを収めて角度のないところからシュート!

枚方のクリアは間に合わずにゴールの中へ。

ゴーーーーーーール!!!3-1!

吏海(23)の感情むき出しの、渾身のガッツポーズ!

(そしてやっぱり冷静なジョンピル(50))

うぉーーーーー!!!

周りのサポーターの声にならない絶叫が聞こえる。

カニシの涙が止まらない。

よく走った。よく勝負した。

守りに入らず勇気をもって前に出た。

見事!渡邉吏海(23)

そして、さすが小野寺。パスカットもスルーパスも見事としか言いようがなかった。

※ このシュートは、公式記録ではオウンゴールでしたが、目の前で見たナカニシ判定では完全に吏海のゴールなので、吏海のゴールに決定です。

 

途中交代で前線で頑張る、「空飛ぶロミオ」、オボナヤ朗充於(15)

本来はディフェンスの選手なのだが、高さとフィジカルが前線で効いている。

大きく蹴りだしたボールを競り合い、少しでも鈴鹿に有利な状態にする。

ロミオが枚方のマークを引き寄せる。

ボールを懐に入れて、周りの選手を生かすプレイ。

練習を見に行ったサポーターはロミオの攻撃的なプレイを知っている。

ロミオの前線での怖さは、相手ディフェンスも無視できない。

そしてロミオのヘディングのパワーは、弾丸シュートに匹敵する。

ロミオ。そこで踏ん張ってくれ。

少しの時間でも前線でボールを確保したい。

頼む。ロミオ。

 

今年の大卒ルーキー3人。

伊佐山(20)、ロミオ(15)、吏海(23)がついに全員グラウンドに立った。

カニシが見たかった3人の競演。

だからこそ、なんとしても勝ちたい。

ルーキーたちは、もうルーキーじゃない。

緊迫した試合の中で、堂々とプレイしている。

みんないい。みんな最高だ。

 

残り7分。

疲れ切った田中直基(25)が前線で体を張る。

何度も転倒するが、最後の最後まで足を伸ばす。

一瞬でも鈴鹿ボールにすれば、それだけ勝利が近づく。


3点目を挙げた渡邉吏海(23)が、まだまだ走る。

枚方ディフェンスに圧力をかけて、後方の仲間の負担を少しでも減らす。

 

ロミオ(15)が空中戦で粘る。

ロミオが激しく競り合うため、枚方はヘディングで大きく跳ね返せず、鈴鹿がセカンドボールを拾うことができる。

 

守備陣も、攻撃陣も一体となって枚方の猛攻を止める。

 

残り5分。

枚方は前線に人を増やしてきた。

パワープレイか?

ペナルティエリア内に4人が入ってクロスボールを狙う。

左サイドからのボールを頭で合わせられるが、ここで!伊佐山縁心(20)がスーパーセーブ。

うわっ。ヤバかった。

伊佐山のプレイが試合をさらに引き締める。

伊佐山のチャントをサポーターが何度も歌う。

伊佐山。頼むぞ。全部止めてくれ。

キンキンの緊張感。
ビンビン届く気炎。

後半43分。
(OUT)25田中直基 ⇔ (IN)11三浦知良

(OUT)16堀江貴大 ⇔ (IN)26伊勢渉

 

伊勢(26)がボランチに入る。

小野寺(6)がトップ下。

吏海(23)が左のウイングバック

また、ポジジョンが変わるが、それでも選手たちに迷いや油断や穴はない。

勝つためにやるだけだ!

枚方がパワープレイでボールをゴール前に放り込んでくる。

ボランチながら、伊勢(26)は中盤でディフェンダーのようにプレイする。

伊勢の迷いのないプレイは、この山場でも安定している。

はっきりと。

迷いなく。

アディショナルタイム

ここから鈴鹿の苦手な時間。

逃げるなんて考えちゃだめだ。

戦い続けなきゃ。

前を向き続けなきゃ。

サポーターのチャントが止まらない。

ずっと同じチャントを続けている。

この声が途切れたら、選手の集中が途切れるかもしれない。

変わらずに。

いつも通りに。

藤田(17)がサイドでボールを確保する。

強い藤田の姿が、なんとも頼もしい!

藤田。頼むぞ!

勝つぞ!

坂本(2)が上手く体を入れてゴールキックを確保する。体の使い方が見事!

そのボールを伊佐山(20)がゆっくりとセット。

この「間」を取ることで、選手たちの態勢が整う。

時間は?

早く、早く過ぎてくれ!

右サイドから中で待つカズ(11)へ。

ニアのクロスボールに反応してシュートを放つ。

枚方ディフェンスにガードされてコーナーキックに。

 

ここで試合終了。

しかし、全力で歌い続けているサポーターには笛の音が聞こえなかった。

えっ?

終わった?

勝ったの?

俺たち?

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両チームの選手のみなさん、スタッフのみなさんお疲れさまでした。

雨の中、会場設営などご尽力いただいたスタッフのみなさん、ボールボーイを手伝ってくれた学生さんたち、テアトルアカデミー名古屋所属 ダンスチーム「schrit」のみなさん、スタジアムグルメ、ボランティアスタッフ、試合を支えていただいた、全てのみなさんに感謝いたします。

 

試合後に、選手達と一緒に勝利のダンスを踊りました。

吏海やラミンが喜びを表してくれました。

 

カズさんがメガホンをラミンに渡しました。

あんまり聞き取れなかったのですが、たぶん、ラミンは、LOVE鈴鹿!とか言ってました。

みんな笑顔でした。

良かった。

本当に勝って良かった・・・。

 

この試合のVictoryCross賞ですが・・・、

ラミン、吏海、田中、日高、堀江、みんなみんな頑張りました。

だけどその中から一人選ぶとしたら、ナカニシは小野寺(6)だと思います。

先制ゴール、3点目のアシスト、そして数多くのパスカット。

どこを見ても小野寺!これぞ小野寺!というような見事なプレイの数々でした。

小野寺選手。ナイスプレイ。

次の試合も、よろしくお願いします。

 

 

 

そんなこんなでブログを再開しました。

 

ブログ閉鎖の際には、ビックリするほどたくさんの人から連絡が来て、みんなに心配されてしまいました。

こんなに見てくれてたの?と正直思いました。

また、再開にあたっては、フロントを含むたくさんの方にご相談させていただきました。

 

いろいろ考えましたが、やっぱりナカニシは頑張った選手を讃えるために、ブログを書きたいと思います。

 

Xは心底大嫌いになりましたので、Xは辞めました。

なので、このブログはXに拡散しないでください。

お手数を置かれしますが、試合の翌日か翌々日には、のぞいていただけると助かります。

 

みなさん、今後ともよろしくお願いします。

 

次も勝ちましょう。

必ず勝利しましょう。

 

ガオーーーーーーーーーーー!!!!!

 

ではまた。

 

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(今後の試合)

JFL第27節 11月2日13:00 飛鳥FC @橿原公苑陸上競技場

JFL第28節 11月9日13:00 いわてグルージャ盛岡 @三交鈴鹿メイン

JFL第29節 11月16日13:00 YSCC横浜 @上野陸上競技

 

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