victorycross

アトレチコ鈴鹿クラブのサポーターブログです。

東海リーグ第6戦 対 岳南Fモスペリオ

みなさんこんばんは。

 

ブログ更新が遅くなりました。

 

今回の敗戦で、ナカニシが冒頭にとやかく言う必要はありません。

 

全ては日根野達海の試合後のコメントにあります。

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 

日曜日の対戦相手は、岳南Fモスペリオ(以下、岳南と書きます)。

 

昨年のリーグ優勝チーム。

優勝を狙う両チームとしては、互いに負けられない戦い。

 

富士の街に鈴鹿の旗がたなびく。

「吉川山」が少しだけ見える。

ほとんどのサポーターが知らないと思うが、ナカニシは2016年の地域決勝、山梨1次ラウンドの時から、いわゆる「富士山」の事を「吉川山(よしかわやま)」と呼んでいる。

これは、当時大活躍したボランチの吉川拓也選手の活躍を称えて、ナカニシの中で勝手に決めたこと。てへ。

(吉川は京都産業大学サッカー部の監督をしている)

 

鈴鹿はいつも崖っぷち。

この大一番に、想いは溢れそうなほどに胸にいっぱいになっている。

ナカニシはどれだけ緊張しても、硬くなっても構わない。

ただ、ただ、選手達にはリラックスして力を出して欲しい。

 

いつもの通り!いつもの通り!

 

どんな試合展開でも気持ちで負けるな!

 

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 13渡邊星来

OMF 10梶山幹太・18江間和哉

MF 26安田正宗・7日髙慶太・5日根野達海・14木出雄斗

DF 4庄司景翔・2大倉康輝・15大島遼介

GK 20有留奎斗

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 

試合開始。

 

鈴鹿は3-4-2-1のフォーメーション。

前試合の伊勢志摩戦と同じスタメン。

岳南は4-2-3-1だと思う。

 

岳南とは初対戦。

第一印象はとにかく大きい。

高さだけでなく、体の厚みが鈴鹿より数段大きく見える。

シーズン前の練習試合で対戦した関西リーグの各チームに近い。

 

岳南は大きいフィジカルを活かして、球際での競り合いに強い。

そこに食い下がる鈴鹿。

最初の主導権は岳南に持っていかれた。

 

しかし、大きさや高さで勝負なら、鈴鹿には大島がいる。

 

センターバックの右、大島遼介(15)

大島が攻め込んでくる岳南のフォワードを迎撃する。

前に出るというより、壁になって勢いを止める感じの鉄壁ディフェンス。

岳南も体をねじ込んで突破を図るが、大島は引かない。

 

そして、大島の背中を守るのは、飛鳥からの盟友、大倉(2)。

 

センターバックの中央、大倉康輝(2)

右に大島(15)、左に庄司(4)。

強く跳ね返すセンターバック2人を両側に配置し、そのこぼれるボールを大倉が確実に対応している。

センターバック3人の連携はとても良い。

穴が無く、スペースも無く、攻め込まれてもシュートを撃たせない。

 

鈴鹿は押されているが、引いてはいない。

トップ下の江間和哉(18)と、フォワードの渡邊星来(13)の2人が、カウンター気味に岳南ゴールへ迫る。

この2人の連携はとても良くクセも強い。

2人だけで状況を打開できる力がある。

 

前試合の伊勢志摩戦では、引いて待つディフェンスが多かった。

そのため、重心が後方になり、相手ゴールまでが遠くなってしまった。

しかし、この試合では前試合の修正をしているように見える。

 

特に、ボランチの日髙慶太(7)と日根野達海(5)の出足が早く、一歩でも前で喰らいつくような対応をしている。

さらに、ディフェンスの3人も機を見て中盤までポジションを上げており、ボランチが前に出ても、中盤にスペースが生まれないように対応している。

 

ボランチとディフェンスが一歩前に。

それだけで、全然印象の違う展開となった。

 

前に出る鈴鹿。

勝負を仕掛ける前線。

その勢いにより、岳南陣内でのファウルが増える。

前に出ることで相手のファウルを誘う。

良い感じだ。

 

ボランチの、日高慶太(7)

前試合の伊勢志摩戦の反省点など、ナカニシがどうこう言う50倍、日高は考えている。日高は賢いから。

その日髙が前に出て、一歩前で試合を組み立てる。

実際にこの試合の前半、日高はディフェンスラインまで落ちてこなかった。

日高自身が前に出て、鈴鹿全体を前に引っ張り上げる。

そして、岳南陣内では高精度のフリーキックを狙う。

 

試合は五分と五分。

力の岳南。

スピードの鈴鹿。

 

そして、鈴鹿のスピードを活かすのは、もちろん生命線のサイド攻撃だ!

 

右ウイングバックの、木出雄斗(14)

テクニシャンでCOOLだけど熱い漢。

前半、鈴鹿の展開は右サイドの木出が中心だった。

ボールの受け方が上手く、球際で寄せられてもボールを失わない木出。

 

木出が基点となり、右からのクロスボール!

そのこぼれ球を、押し上げて来ていた日根野達海(5)が左足でダイレクトランニングミドルシュート!

惜しい!

ボランチの、日根野達海(5)

ナカニシは知ってる(日根野を知ってる人ならみんな知ってる)。

日根野の素晴らしさはディフェンスだけじゃない。

攻撃参加と大砲のようなミドルシュートも日根野の持ち味のひとつ。

燃えている日根野。

頑張っている日根野。

鈴鹿を何とかしようと戦う日根野。

日根野。がんばれ。

 

左のトップ下、梶山幹太(10)

岳南の猛烈なフィジカルと、体の圧力に押される展開。

梶山は小柄だが、体の使い方が上手く、押し負けている感じは全く無い。

逆に、岳南のタックルの力を利用してターンしたりしている。上手い!

前線に飛び出しているのは、星来(13)と江間(18)

その2人を梶山が上手く使う。

トップ下で粘る梶山。

粘って仲間の「間」をとり、前線の重要な基点となる。

 

押す岳南。

カウンターを狙う鈴鹿。

 

トップ下の右、江間和哉(18)

縦横無尽の江間は、とにかく捕まえるのが難しい。

特に気持が強い選手だけに、行ける時は一人でも突撃をかましてくる。

ナカニシは試合前に思っていた(本当)。

この試合、点が入るなら江間が絡んでいるはずだ!

 

前半35分

中盤で日根野(5)がボールを奪う。

動きだしている江間(18)にパス。

江間が前を向いてボールを受ける。

江間は抜群のタイミングで右サイドの木出雄斗へパス!

良い!流れるようなパス回しが良い!

木出のクロスボールは、低く早く。

そして、岳南GKとDFの間にスパッと入る!

中で合わせるのは渡邊星来(13)!来た来た来たキタキタキタキタ!

ゴーーーーーーール!!!1-0

先制は鈴鹿。

エース星来のゴール!

 

ワントップの、渡邊星来(13)

試合開始からずっと岳南ディフェンスと駆け引きしているのが見えていた。

高さでもフィジカルでも、岳南のディフェンスは鈴鹿よりも優位。

ならば、スピードと連携で穴をあけるしかない。

星来の狙っていた形で得点。

このゴールは、今後の星来の成長に繋がるゴールだ!

 

しかし、鈴鹿の先制後、岳南の圧力が3段階ほど強くなる。

押し込まれる展開に。

鈴鹿は3バックというより、5バックで守る時間が増え、攻撃のためのウイングバックが沈黙してしまう。

 

ゴールキーパーの、有留奎斗(20)

岳南の攻撃を耐える有留。

セットプレイ時に高さに勝る岳南と勝負できるのはGK有留だけ。

ハイボールに果敢に飛び出し、鈴鹿ゴールを守る。

また、岳南のシュートが鈴鹿ディフェンスに当たり、アンラッキーな失点かという場面でも、素早く立て直しゴールを守り切る。見事!

有留。頼むぞ。

 

鈴鹿は防戦。

しかし、星来(13)と江間(18)はカウンターを虎視眈々と狙っている。

この2人が狙っているため、岳南は全体を上げきれていない。

そして、渡邊星来(13)が良い形からのミドルシュート!

惜しくも枠に行かなかったが、星来はどんな時でも虎の目で狙っている。

 

ここで前半終了

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 

ハーフタイム

 

岳南は強い。

さすが前シーズンの優勝チーム。

そして、岳南は地域CLの必勝パターンである「大きくて強くて高いフォワードに放り込む」という戦術を徹底している。

実際に、2018年に鈴鹿が昇格した際にも、エフライン・リンタロウ選手と藤沢ネット選手の不動の2トップが猛威を振るった。

 

対する鈴鹿は、小柄な選手が多い。

背の高さだけでなく、体の厚みも岳南ほどではない。

 

セットプレイやクロスボールを100%防ぐことはできない。

引いて守れば、いつか合う時が来てやられる。

 

自分達でボールを保持し、相手の攻撃の回数を減らす必要がある。

鈴鹿はシーズンのここまで、支配率を増すようなプレイをしていない。

割とポンポン放り込むサッカー。

 

ビビっちゃダメだ。

ボールを保持して。

パスコースを作って。

パスしたら走って。

要所要所で鳥かごを作って。

自分達がボールを持っている限り、相手は絶対にシュートは打てない。

 

ビビっちゃダメだ。

慌てちゃダメだ。

リラックス。

練習のときみたいにリラックス。

 

祈るように後半開始を待つ。

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 

後半開始

 

鈴鹿は後半戦が強い。

ハーフタイムに修正する力があるためだと思う。

実際に、これまでの試合では後半の得点が断然多い。

 

しかし・・・この試合はガマンの後半になった。

 

前に出ようとしても、どうしても引かざるを得ない鈴鹿。

それほどまでに押し込んでくる岳南。

 

岳南のサイドからの攻撃で鈴鹿がワイドに開くと、中央にクサビのパスを差し込んでくる。

中と外の攻撃を使い分けてくる岳南。

 

鈴鹿は動けばスペースを突かれるため、前に出られずセカンドボールを確保できなくなってきた。

また、ロングボールでカウンターを狙っても、高さの競り合いでボールを前線でキープできなくなった。

後半開始から悪循環が続く。

 

センターバックの左、庄司景翔(4)

キャプテン庄司が何とか持ちこたえている。

バイタルエリアからのシュートに対しても、体を張ってシュートコースを切る。

鈴鹿はボールを奪い返すというより、岳南のシュートをブロックするのが精いっぱいの状況。

そのギリギリのディフェンスを庄司がなんとか踏みとどまる。

あと1点あれば勝てる。

それまでガマン。

 

鈴鹿ゴール前に何本も岳南のクサビのパスが入る。

ゴール前の混戦が続き、何とかクリア。

これが何度も見られる。

風を変えなきゃ。

流れを変えなきゃ。

 

左ウイングバックの、安田正宗(26)

鈴鹿で最も切れるドリブラー、安田正宗がカウンターで走る。

縦に走り、中に切れ込み、岳南ディフェンスに1対1の勝負を仕掛ける。

連係を取っている余裕はない。

正宗の個人技でこの状況を打開しようとしている。

正宗。頼む。


徐々に鈴鹿の選手に疲れが見え始めた。

前半から前に前に勝負をかけていた分、後半押し込まれる展開で足が止まった。

 

力の岳南。

スピードの鈴鹿。

 

鈴鹿からスピードが落ち、力勝負になる。

岳南の得意な部分で試合が展開される。

 

後半22分

(OUT)7日髙慶太 ⇔ (IN)6山本修也

(OUT)18江間和哉 ⇔ (IN)23西口亮城

 

前半、前に前に出て飛ばした鈴鹿。

足元へのパスが増え、走り出しの反応が遅くなる。

パスを出してから、ダッシュが動かなくなり、ワンツーが空回りする。

 

交代で入ったフォワードの西口亮城(23)

後半の半ばを過ぎ、鈴鹿の選手の動きが重たくなる中で、西口が果敢に前線に飛び出し、岳南に仕掛ける。

惜しくもオフサイドになったが、西口のキレのある攻撃を見せることで、岳南がディフェンスラインを上げられない。

ドンドン仕掛ける西口。

ドンドン仕掛けるしかない西口。

 

岳南の攻撃が続く。

ボール支配率は、3対7で岳南有利。

鈴鹿は前半の出足の早さが出せず、試合を作れない。

さらに、球際で押されてしまい、セカンドボールを確保できなくなった。

セカンドボールだけでなく、自ボールのスローインすら確保できない場面がある。

キツイ。

なんとかこのまま時間が過ぎて欲しい。

 

後半40分。

岳南の攻撃。

鈴鹿ゴール前、左45度の位置からのクロスボールを、岳南攻撃陣が雪崩のように押し寄せて、頭で合わされて失点。

1-1。

 

後半41分。

(OUT)10梶山幹太 ⇔ (IN)9北村知也

(OUT)26安田正宗 ⇔ (IN)24郷原颯斗

 

残りわずか。

何とか1点欲しい。

しかし、鈴鹿の選手達が引いてしまって前に出られない。

 

そんな時。

交代で入った郷原颯斗(24)が左サイドを単騎で猛烈に突破する。

リーグ戦初出場の郷原。郷原行け!!!

郷原の低く早いシュートの様なクロスボールに、体全体で飛び込んだのは、こちらも途中交代の北村知也(9)

北村のシュートは、わずかにわずかにゴールに入らず。

 

後半47分

(OUT)5日根野達海 ⇔ (IN)8前田柊

 

後半49分

岳南の右からのコーナーキックを、またもや雪崩れ込まれて頭で合わされて失点。

1-2

 

ここで試合終了。

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

 

両チームの選手のみなさん、スタッフのみなさんお疲れさまでした。

試合会場でお会いしたたくさんのみなさん、試合後、ちゃんとご挨拶もできず失礼しました。

しばらく言葉が出ませんでした。

足元がフワフワして、定まりませんでした。

何もできなくてごめんなさい。

 

試合後、ナカニシは選手達に掛ける言葉がありませんでした。

何を言って良いのか?

何を言うべきなのか?

何を言って欲しいのか?

頭の中がまっ白で言葉が出てきませんでした。

 

試合は完敗です。

岳南は全てにおいて、今の鈴鹿を上回っていました。

このままだったら、5回やったら5回負けます。

そんな試合を見て、何を言えばよかったんでしょう。

 

今の鈴鹿は・・・。

鈴鹿がこのままだったら・・・。

 

答えは、全て冒頭の日根野選手のコメントの中にあります。

「自分たちの弱さを受け入れ、成長し、強くなる」

 

ではまた。

 

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

(今後の試合)

◇全社東海予選

6月27日(土)11:00 岐阜SECOND @三交スポーツの杜メイン

6月28日(日)11:00 未定 @三交スポーツの杜メイン

◇東海社会人リーグ

7月5日(日)14:00 東海FC@テラスポ鶴舞ウエスト

7月11日(土)17:00 矢崎バレンテ@三交スポーツの杜鈴鹿メイン

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

このブログに使用している写真は,アトレチコ鈴鹿クラブの使用許可を得て掲載しています。そのため,他での利用は絶対にしないでください。

東海リーグ第5戦 対 FC.ISE-SHIMA

みなさんこんばんは。

 

「もう負けられない」

「絶対に勝たなきゃならない」

絶対に・・・絶対に・・・。

 

緊張と、プレッシャーと、焦り。

 

選手達の動きがとにかく硬いです。

 

ナカニシは悔しいです。

うちの選手たちは、もっとできるのに・・・。

 

星来はもっと良いシュートを打てるのに。

江間はもっと創造的なプレイができるのに。

サムのドリブルは誰にも止められないのに。

空のクロスの精度はベッカムと同じくらい凄いのに。

 

練習ではもっともっとできる選手達が、苦しんでいました。

 

「絶対に勝たなきゃならない」

というのは良く分かります。

というか、試合は全て「絶対に勝たなきゃならない」試合ばかりです。

 

 

 

選手のみなさん。

みなさんはサッカー選手です。

今はJリーガーじゃないけど、みんな立派なサッカー選手です。

子どものころからなりたかった、夢のサッカー選手です。

Jリーグと比べるとちょっと少ないけど、観客が君たちのプレイで熱狂します。

サポーターにとって、君たちの試合は毎週の楽しみです。

 

サッカー選手としてグラウンドに立つ自分を楽しみましょう。

 

99%の真剣の中に、1%の遊び心を持ってください。

それは決して不真面目ということではありません。

 

1%の遊び心?。いや、もっとあっても良いです。

遊び心が30%もあれば、ファンタジスタです。

 

今ここにあるサッカーを楽しもう。

自分の人生の中の、サッカー選手という時間を楽しもう。

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 

今日のブログは簡易版です。

仕事でNカメラマン不在のため、写真はサポーターの仲間から提供していただきました。

また、雨のため、試合中のメモを一切取っていなかったので、全てナカニシの記憶だけで書きます。

そのため、時間軸の前後や、思い違いなどあるかもしれませんが、優しい気持ちで読んでください。

 

 

 

昨日の対戦相手は、FC.ISE-SHIMA(以下、伊勢志摩と書きます)。

 

鈴鹿も絶対に負けられないし、伊勢志摩も絶対に負けられない。

 

朝から雨。

試合の終盤に雨が強くなる予報。

 

先日の台風で山がたくさんの水を含んでいるため、雨量次第では早い段階で、土砂災害などの警報などが出る可能性がある。

警報が出た時点で、後半がスタートしていたら、その場で試合が中止となり、その時の点数で試合が成立するらしい。

(東海リーグに確認したらしい)

 

試合に入り、選手達がリラックスするまで時間のかかる鈴鹿。

スロースターターの鈴鹿としては、前半から飛ばしていきたい。

いや、前半から飛ばしたいという気持ちが、焦りにつながるかもしれない。

 

リラックス。

リラックス。

 

雨は強くはないが止む気配はない。

伊勢志摩の人工芝は昨年?張り替えたらしい。芝の下には薄く広く水が溜まっている状態。

ボールが転がるたびに、水飛沫が舞う。

 

サポーターが横断幕を張り、選手達が準備する。

 

いつもの通り。

だからリラックスしよう。

 

いつもの応援。

ホームの雰囲気を少しでも作ろう。

 

さあ、いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 13渡邊星来

OMF 10梶山幹太・18江間和哉

MF 26安田正宗・7日髙慶太・5日根野達海・14木出雄斗

DF 4庄司景翔・2大倉康輝・15大島遼介

GK 20有留奎斗

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 

試合開始。

 

鈴鹿は3-4-2-1のフォーメーション。

伊勢志摩は、4-4-2だと思う。

 

開始早々。

ナカニシの時計では、1分30秒。

 

GK有留奎斗(20)と、安田正宗(26)がボールを譲り合う。

クリアボールが正宗(26)に当たって上空に上がる。

そのルーズボールを伊勢志摩に確保され、クロスボール。

距離はある。

有留なら止める。

しかし、伊勢志摩の選手が走り込んできて、フリーでヘディングシュート。

有留の手が届かない。

ゴールの角に決まる。

失点。

0-1。

 

ずぶ濡れのグラウンド。

勝利のプレッシャー。

試合中断の焦り。

全てが選手の動きを固くしてしまった。

 

スロースターターの鈴鹿だが、そんなことは言っていられず、攻めなければならない状況になった。

 

伊勢志摩は早速、守りを固める。

鈴鹿の攻撃するサイドのサイドハーフが下がり、5バックの形で鈴鹿のウイングバックの進路を消す。

 

先制されたものの、鈴鹿の重心は後方。

3バックが後方に待機し、さらにボランチの日高慶太(7)や日根野達海(5)がボールを受けるために後ろに降りてくる。

鈴鹿は後ろが厚いが、前が薄い状態。

 

鈴鹿のディフェンスラインは数的優位なので、どんどんバックパスが回るが、前で受けるのは渡邊星来(13)だけの状態。

 

落ち着いてゲームを組み立てたい守備陣。

早く追いつきたくて前で欲しがる攻撃陣。

おのずと、ディフェンスとフォワードの距離が開き、鈴鹿の中盤に大きなスペースができる。

 

セカンドボールが取れない。

日高(7)、日根野(5)、梶山幹太(10)が走って走って寄せて寄せるが、セカンドボールが取れない。

鈴鹿は、前後にスペースが広い。

マトを絞り込めず、プレスがキツくかからない。

ギリギリのファイトでボールを奪いに行くため、鈴鹿側のファウルが増え、伊勢妻に一息入れる「間」を与えてしまう。

 

対する伊勢志摩は、引き気味のディフェンスと引き気味のボランチ。

ディフェンスと中盤の距離が近く、コンパクトなため、ボールへのアクションが早い。

攻撃面では、伊勢志摩の2トップがシンプルにカウンターを狙う。

 

なんとかしなければならない鈴鹿。

ボールは保持できている。

ボール支配率は7対3で鈴鹿。

だけどシュートまでが遠い。

 

右サイドの江間和哉(18)が木出雄斗(14)とのコンビネーションで前に出る。

江間の早くて低いクロスボールを渡邊星来(13)がボレーシュート。

枠にはいかなかったが、江間からの右サイドの攻撃が効いていた。

 

鈴鹿は焦っている。

その焦りがミスに繋がり、ミスをした焦りが精度を欠くパスになってしまう。

悪循環が止まらない。

焦っちゃダメだ。

シュートを打ちたいし、点が欲しいけど、焦っちゃダメだ。

こんな時こそ、一息ついて、ちょっとファンタジーなプレイで流れを変えよう。

 

日高(7)、日根野(5)のボランチから、梶山(10)、江間(18)のトップ下にボールがつながらない。

ボールが入っても、前方を塞がれており、前を向いてプレイできない。

結果的に、後ろから縦に放り込むしかなく、前で試合を作れない。

 

雨足が強くなる。

後半に警報が出れば、そこで試合が終わる。

選手たちの焦りが、サポーターから見えている。

 

苦しさから逃げ出すような大きなクリア。

前線を大きく越えて、伊勢志摩GKに直接渡ってしまうロングボール。

 

鈴鹿はパスの精度がとにかく悪い。

ラストパスも。ロングバスも。

 

センターバックの大倉康輝(2)が何とか整えて、オフサイドを取り、ディフェンス間のパス回しは安定している。

しかし、その時が続かない。

 

渡邊星来(13)がボールを求めて右サイドに流れる。

右サイドの江間和哉(18)がそこに絡んで飛び出していく。

中への早くて低い折り返しに、梶山幹太(10)が飛び込むが伊勢志摩のブロックが間に合ってしまう。

 

雨が強くなってきた。

ボールがさらに重くなる。

前半に同点にしたい。

警報が出たらその場で中止。

後半に入れば、いつ止められてもおかしくない。

焦りが選手たちのプレイを雑にしていく。

 

前半の終盤。

それでも鈴鹿の重心は後ろにある。

サイドのウイングバックはクロスボールでゴール前に放り込むが、ドルブルで仕掛けようとしない。

 

鈴鹿の前線の、梶山(10)と江間(18)は、それほど身長が高くなく、空中戦の高さの勝負は分が悪い。

そのため、伊勢志摩は星来(13)の高さを警戒している。

浮き球のクロスでは、伊勢志摩のディフェンスに跳ね返される。

中に切り込みたい。

仕掛けて相手にプレッシャーを与えたい。

 

勝負しなきゃ。

仕掛けなきゃ。

 

日根野(5)がイエローカード。

中盤の膨大なスペースを埋める中で、(ボールに行ってたけど)日根野の激しいプレイが仲間を鼓舞する。

 

ここで前半終了。

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 

ハーフタイム

 

サポーターの位置には屋根があるため、ほとんど濡れていない。

ただ、屋根を叩く雨音が、「ザー」って大きな音になってきた。

 

雨と共に風も出て来て、とにかく寒い。

(気温は19度だったらしい)

先日の台風の地面への含水率と、現在のこの雨量だと、確かに警報が出てもおかしくない。

 

まずい。

後半が始まったら、どこで止まってもおかしくない。

ホーム伊勢志摩としては、リードしている状況で止めたいだろう。

警報が出た瞬間、止められることは覚悟した方が良い。

 

ただ、それが選手達の焦りとならないように。

いつもよりもはるかにプレイの精度を欠いている。

 

落ち着こう。

焦らずに。

そして、この緊迫感をちょっとだけ楽しもうよ。

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 

後半開始

 

さらに雨が激しくなる。

グラウンドの芝の下に隠れている水かさが上がり、水飛沫が跳ね上がる。

風が出てハイボールの落下点がズレる。

後半が始まったから、どこで止められても試合は成立する。

 

いつ止められてもおかしくない。

その焦りが、さらに選手たちのプレイを固くする。

 

キャプテンの庄司景翔(4)が大きな声を出している。

 

鈴鹿はディフェンスでパスを回して、伊勢志摩に詰められている。

その時点で、中盤に穴(ホール)があるはずなのに、そこが使えない。

最後方から最前線へロングキック。

そしてそれを跳ね返される。

 

しかし、

鈴鹿は後半、伊勢志摩のクリアボールを取るため、前に出るようになった。

中盤が一歩出たことで、鈴鹿の重心が前に出る。

 

セカンドボールを奪った日根野(5)が火の出るようなミドルシュート!

伊勢志摩GKがわずかに触り、ゴールならず。

日根野のミドルシュートは射程距離が広い。

さらに、下はずぶ濡れ。

相手にとっては嫌なシュート。日根野ドンドン打っていこう。

 

鈴鹿はボール支配率を増したが、サイドからクロスボールをポンポン放り込む展開に。

鈴鹿はそこまで前線の高さが無い。

低く早いクロスや、ドリブルで切れ込んできて欲しいが、ドリブルを躊躇するほどの雨になってきた。

 

伊勢志摩は5バック。5-4-1の形になっている。

要所要所でたっぷりと時間を使い、余裕を見せることでさらに鈴鹿の焦りを誘う。

 

試合は膠着。

攻めきれない鈴鹿。

固く固く守る伊勢志摩。

 

焦っているのは選手もサポーターも同じ。

早く点を取らないと、試合が止まるかもしれない。

 

ずっと慌てている。

すっと精度があがらない。

 

鈴鹿のロングパスが、上手く抜け出した江間和哉(18)の前方に出る。

江間!コースは狭いけど自分でシュートを打て!

クセを出せ!遊び心を出せ!

しかし、江間が中にパスしたボールは、伊勢志摩ディフェンスにクリアされてしまう

 

鈴鹿の攻撃は、サイドからのロングクロス。

中にドリブルで切れ込んだり、サイドとセンターの間を駆け抜けることがない。

もう一工夫。

もうひとクセ。

 

試合は7対3で鈴鹿がボールを保持している。

それでも3バックが後方に残っている。

鈴鹿で一番身長の高い大島遼介(15)がもう少し前に出て、高さを活かしたい。

 

ディフェンスからサイドへパス。

サイドで詰まって、ディフェンスへ戻す。

攻めあぐねる鈴鹿。

 

後半25分

(OUT)5日根野達海 ⇔ (IN)8前田柊

(OUT)14木出雄斗 ⇔ (IN)22池松颯太

 

百戦錬磨の前田柊(8)と、チームで一番変化を出せる池松颯太(22)が入る。

 

投入直後から、池松(22)がサイドを切り裂く。

池松!中に入ってこい!

ロングクロスじゃ合わない!

カットインから自分でシュートを決めろ!

 

鈴鹿は押しているが、前掛かりな分、伊勢志摩のカウンターが危険。

 

後半の終盤、伊勢志摩のカウンターからシュートを打たれるが、有留奎斗(20)が神セーブでゴールを守る。

ここで失点したら、試合は本当に終わってしまう。

ナイス有留。

 

後半30分

(OUT)7日髙慶太 ⇔ (IN)6山本修也

(OUT)18江間和哉 ⇔ (IN)23西口亮城

 

西口亮城(23)が入り、フォワードの渡邊星来(13)のそばでプレイする選手が増えた。

このことで伊勢志摩のマークが星来に集中しなくなる。

 

雨がボールのスピードを遅くする。

 

雨音の中で、じっくりと時間を使う伊勢志摩。

さらに焦る鈴鹿。

 

池松颯太が左サイドで存在感を出すが、ラストパスのクロス精度が良くない。

 

後半34分

(OUT)10梶山幹太 ⇔ (IN)16深澤空

 

深澤空(16)が左ウイングバックに、安田正宗(26)が右ウイングバック、池松颯太が左のトップ下に入る(たぶん)。

 

池松が前に出るため、深澤はアーリークロスを狙う。

深澤!精度を欠くとクリアされる。

ドンピシャで合うような、良いボールを入れてくれ!

 

残り5分。

さらにコテコテに時間を稼ぐ伊勢志摩。

仕方がない。

そんな状況になっている。

 

アディショナルタイム。

最後の最後まで走りつづける渡邊星来(13)が、左に流れてボールを受けて西口亮城(23)へ!

西口!シュート打て!

西口は星来にもどすが、星来のシュートは伊勢志摩にブロックされてコーナーキック。

 

残り僅か。

アディショナルタイム2分が経過。

 

星来の確保したコーナーキック。

右サイドから超超高精度フリーキッカーの山本修也(6)が蹴る。

 

修也のコーナーキックを伊勢志摩がクリア。

そのボールを前田柊(8)が必死に確保して残す。

再度放り込んだクロスボールを、深澤空(16)がミドルシュート。

伊勢志摩にブロックされるものの、再度コーナーキックを獲得。

 

左からのコーナーキック。

伊勢志摩に跳ね返されるが、左サイドの池松(22)から中へ。

低く早いクロスボール!

ゴール前に来ていた大倉(2)がコースを変える!

星来(13)に入った!

星来がターンして足を振り抜く!

入った!

ゴーーーーーーール!!!1-1!

 

西口がボールを持ってすぐに中央にセットする。

 

まだ。まだまだ。

 

残り時間わずか。

伊勢志摩はロングスローを放り込んでくる。

鈴鹿はクリアして、最後のチャンスに掛けたい。

 

時間は無い。

 

最後の最後の最後のタイミングで、渡邊星来(13)が抜け出した!

 

サポーターの目の前!

 

しかし、星来のシュートは枠を捕らえられない。

 

ここで試合終了。

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

 

両チームの選手のみなさん、スタッフのみなさんお疲れさまでした。

警報が出る寸前での試合運営大変だったと思います。

伊勢志摩のみなさんありがとうございました。

 

試合後に、伊勢志摩でプレイしている川﨑大翔選手が挨拶に来てくれました。

伊勢志摩のみなさん、川﨑選手の応援よろしくお願いします。

 

 

 

試合内容は全然ダメです。

そんなことは、監督、選手、コーチ、みんな分かってます。

鈴鹿は1分1秒と時が過ぎるごとに強くなります。

サッカーは難しいです。

勝ったり負けたり。

だからこそ、だからこそ、この苦難の時に、サポーターとして選手を支えたいと思います。

 

最後にバスに乗るまで、キャプテンの庄司景翔選手は下を向いたままでした。

庄司、下向かなくていい。

前を向いて共に歩んでいこう。

 

雨の中、お疲れさまでした。

みんな風邪ひかないように。

 

体を休めて、次、頑張ろうぜ!

 

ではまた。

 

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

(今後の試合)

◇東海社会人リーグ

6月7日(日)15:00 FC ISE-SHIMA@伊勢フットボールビレッジ

7月5日(日)14:00 東海FC@テラスポ鶴舞ウエスト

◇全社東海予選

6月27日(土)11:00 岐阜SECOND @三交スポーツの杜メイン

6月28日(日)11:00 未定 @三交スポーツの杜メイン

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

東海リーグ第4戦 対 FC刈谷

みなさんこんばんは。

 

負けた試合の後、選手達がサポーターに挨拶に来ます。

その時、選手達になんて言ったらいいのか?

ナカニシには全く分かりません。

 

今まで、「大丈夫、大丈夫」と言ってきたと思います。

その言葉は、今回の敗戦から止めます。

 

理由は・・・内緒です。

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 

試合の週の水曜日。

1対3で負けた夢を見て、朝飛び起きた。

勝ちたい。なんとしても勝ちたい。

それから試合の日まで、ずっと不安で仕方がない。

 

対戦相手のFC刈谷(以下、刈谷と書きます)

東海リーグ、JFL、何度も死闘を繰り広げた相手。

めちゃくちゃ負けた覚えもあるし、快勝した記憶もある。

一番思い出深いのは、AGFでアディショナルタイムのラストプレイでゴールを決めた小西洋平選手のダイレクトボレー。

あんな劇的な勝利を掴みたい。

 

刈谷は開幕戦以外、全て連勝。

東海リーグの首位を独走している。

鈴鹿はここで負ければ自力優勝が無くなり、東海リーグ制覇が厳しい状況となる。

 

すぐに試合の事を考えてしまう。

ずっとイライラしてしまう。

それでも選手達にはリラックスして試合に挑んで欲しい。

リラーックス。

選手達には、99%の緊張の中でも、1%はサッカーを楽しむ心を持って欲しい。

その1%が素晴らしいプレイを生むような気がする。

 

AGFホーム開幕戦。

8時に会場入りし、開設準備を手伝う。

10時に横断幕を掲出

11時に開場。

5本のフラッグを風になびかせる。

 

刻一刻と時間が迫る。

 

さあ。

やってやろう。

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 13渡邊星来・33キムボヨン

MF 26安田正宗・10梶山幹太・7日髙慶太・8前田柊・19森田夢生

DF 5日根野達海・4庄司景翔・15大島遼介

GK 20有留奎斗

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 

試合開始。

 

大怪我から復帰した前田柊(8)がスタメンで登場。

試合前練習の時から、胸に込み上げる想いがある。

前田柊とバンザイするためにも、なんとしても勝ちたい。

 

鈴鹿は3-5-2のフォーメーション。

刈谷は恐らく、4-2-3-1のフォーメーション。

 

フォーメーションは異なるものの、試合はがっぷり組み合って始まった。

サイドに展開してウイングバックにボールを預けたい鈴鹿。

早い寄せと球際の強さで前に繋ぎたい刈谷。

 

がっぷり組み合って始まった試合は、すぐに刈谷ペースになっていく。

 

刈谷は、鈴鹿の3バックにドンドン圧力をかける。

庄司景翔(4)のGKへのヘディングでのバックパスを読んで、そのボールを狙うが、庄司が冷静によく見て対応。

 

刈谷の思い切った前線の寄せに、鈴鹿ディフェンスから良いボールが前に出ない。

鈴鹿陣内で刈谷に押し込まれる展開。

 

センターバックの左、日根野達海(5)

足元の技術、競り合いの強さ、ディフェンスのセンス。

最上位で兼ね備える日根野は、刈谷の猛攻を全て刈り取っていく。

同じセンターバックの、庄司(4)、大島(15)との連係も良く、押し込まれていても刈谷にシュートを打たせていない。

劣勢で始まった試合だが、日根野は刈谷に1歩も引かなかった。

 

ボランチの、日髙慶太(7)

試合開始から押し込まれたため、日高がかなり下がってケアしている。

しかし、日高が下がったため、鈴鹿全体が引き気味になってしまった。

3-5-2で試合は始まったが、5-3-1-1のような形で、鈴鹿は後方に重心を置いている。

それを何とか前に踏み出すため、日高が縦横に走っている。

さらに、思い切ったサイドチェンジでプレッシャーの無い所へ展開する。

ただ、走っても、展開しても、刈谷ゴール前に届かず、日高が決定的な仕事ができない。

 

刈谷の中盤には、キャプテンマークを付ける藤山恭輔選手がいる。

共に鈴鹿で戦った仲間だが、今は対戦相手。

その藤山恭輔選手のセカンドボールへのアクションが早く、鈴鹿は刈谷の中盤を攻略できない。

 

右ウイングバックの、森田夢生(19)

鈴鹿はサイドから展開したい。しかし、引き気味なので、攻撃の糸口が見つけられない。

そんな時に、全体を鼓舞して前に勝負を仕掛けたのが、森田夢生!

そのスピードで相手を抜き去り、スタンドが沸く。

しかし、刈谷のサイドプレイヤーに後方から足をかけられるファウル。

足を痛めて苦悶する夢生。

即座にバツが出る。

この事態に、ナカニシの息が止まる。

なんと言うことだ・・・。

夢生、大丈夫か・・・。

 

前半14分

(OUT)19森田夢生 ⇔ (IN)14木出雄斗

 

木出雄斗がスクランブル出場。

 

鈴鹿は3ボランチで刈谷の中盤との攻防を制したいが、どうしても押し戻せない。

球際の強さ、フィジカル、寄せの早さ、セカンドボールの読み。

刈谷に半歩及ばず、先を越されている。

 

フォワードの、渡邊星来(13)

トップのキムボヨン(33)より、少し下がった位置で中盤からのボールを受けたい。

そのために、少し下がっているのだが、星来にボールが全く入らない。

鈴鹿はディフェンスからクリアボールがボンボン蹴られているが、精度を欠いていて、そのボールを星来が確保できない。

苦しい展開だったが、前半序盤の日髙のFKを頭で合わせて、あわやゴールの場面を作ったのはさすが星来だった。

 

前半の半ばを過ぎた。

 

本来ならば試合が落ち着いてくる時間帯。

しかし、刈谷の圧力に押され、鈴鹿は選手達が慌てているように見える。

ミスしなくていい所でミスが出てしまう。

芝のコンディションは悪い。

なので、細かいパスよりもロングボールを選択するのは分かる。

ただ、ナカニシには苦しい状況から逃げるために、大きく蹴り出しているように見えてしまう。

苦しい。

苦しい。

 

鈴鹿はシュートが打てていない。

そして刈谷も鈴鹿のディフェンスを破れていない。

 

センターバックの庄司景翔(4)

刈谷の攻撃に対して、庄司が体を張っている。

ショートカウンターにも反応が良く、刈谷のシュートを許さない。

試合の流れが悪いのはもちろん分かっている。

庄司が仲間を鼓舞する声をかける。

庄司。頼む。

鈴鹿は前半いつも良くない。ここは我慢だ。

このまま失点せずに後半まで持ちこたえてくれ。

庄司。頼む。

 

鈴鹿がディフェンスから大きく蹴り出す。

刈谷はセカンドボールを確保しサイドに展開する。

球際の混戦では、刈谷が一歩先に抜けてくる印象。

技術?闘志?読み?走り?

鈴鹿が劣っているとは思えない。

ただ、刈谷が鈴鹿を押し込んでいく。

 

フォワードの、キム・ボヨン(33)

後方からのロングパスを確保するため、とにかくよく体を張っている。

鈴鹿はパスと人が動いていない。そのため、動きながらではなく、足を止めてボールを受けている。

ボヨンは、足元に入るボールを相手を背負ってキープする姿が多い。

刈谷は2人3人とボヨンを取り囲む。

猛烈に突進するボヨンも、最後までシュートを打てていなかった。

 

サポーターの声が高まる。

何とか。何とか。流れを変えたい。

 

ボランチの、前田柊(8)

前田柊のスタメン復帰戦。

怪我明けの公式戦だが、前田柊の動きはとても良い。

中盤の差し合いで刈谷に押されているが、それでもシュートを打たれていないのは、前田柊がコースを確実に切り、セカンドボールに体を張っているため。

効いている。

前田柊はやはり良い(知ってるけど)。

前田柊。ここを頼む。

踏ん張ってくれ。頼む。

 

鈴鹿はペースをつかめない。

ゲームメイクもほぼできていない。

 

ここで前半終了。

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 

ハーフタイム

 

前半の鈴鹿はセットプレイ以外のチャンスを作れなかった。

対する刈谷も、押しているものの鈴鹿のディフェンスが硬く決定機を作らせていない。

互いに相手の良い所を消していて、やりたいことはどちらもできていない。

 

鈴鹿は劣勢だが、やられていない。

どちらに転んでもおかしくないが、ナカニシの感じではロースコア対決になることは間違いない。

 

そして、この試合もセットプレイがカギとなる・・・気がする。

 

暑くなってきた。

日差しが出てきて、肌を焼く。

 

鈴鹿はここまでの試合で、前半なんかうまくかみ合わなくても、後半修正できてきた。

何とか後半の鈴鹿の時間帯に得点が欲しい。

1点の重い試合になった。

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 

後半開始

 

両チームともに狙った展開にはなっていないと思う。

互いのやりたいサッカーを潰し合いような展開。

 

鈴鹿はグラウンドの悪さを気にしていて、やはりロングボールを多用する。

また、後方のパスまわしも不確定要素が多いため、バックパスも最小限。

ロングボールが悪いわけではないが、2トップをターゲットにするロングボールに対して刈谷は十分に対応しいる。

 

消耗戦のような展開。

 

互いにディフェンスは硬く、シュートは打てない。

互いに突破口が見いだせず、ゲームメイクができない。

 

ゴールキーパー、有留奎斗(20)

刈谷はサイドから大きな展開。

サイドから逆サイドへ、ロングボールを横方向に展開する。

逆サイドから押し込んでくる相手に対して、一瞬ヒヤッとするが、有留はちゃんと見ている。

鈴鹿に流れはまだ来ない。

有留。キツイ試合だけど、何とかゴールを守ってくれ。頼む。

 

カモンカモンのチャントが歌われる。

こっちのゴールに来い来い来い!

 

右ウイングバックの、木出雄斗(14)

前を向いてプレイしたいが、刈谷の球際の寄せが早く、すぐに数的不利を作られてしまう。

木出はドリブルで刈谷陣内深い位置まで、ボールを運ぶことが出来ない。

少し下がって、刈谷のサイドへの展開を阻止する木出。

押し合いながらも、最後の最後まで粘りのプレイ。

厳しい試合になった。

木出の機を見たオーバーラップを待っている。

 

左ウイングバックの、安田正宗(26)

この試合、ずっと我慢していたこの試合。

ついに、鈴鹿の時間を作り出したのは安田正宗だった。

安田正宗が左に張り出し、前に勝負を仕掛ける。

この勝負がなかなかできていなかった。

安田正宗(26)から中で待つ梶山幹太(10)へ。

梶山幹太(10)が後方から抜け出してくる前田柊へスルーパス!

流れるような展開で左サイドを攻略する。

名刀マサムネ!

切り裂け!

 

ついに左サイドから鈴鹿の時間帯が来た。

少しずつ押し始める鈴鹿。

日高(7)が中盤の底から試合を組み立てる。

 

後半15分

(OUT)33キム・ボヨン ⇔ (IN)23西口亮城

 

動けて、走れて、戦える西口が入る。

西口!!!

 

鈴鹿のリズムが出て来た。

日高(7)から、梶山幹太(10)へ。

梶山がフリックで斜め方向へのダイレクトスルーバス。

星来(13)が走っているが、刈谷のブロックが間に合いシュートならず。

それでも足元ではなく、パスを信じて走るプレイが出て来た。

悪くない。

この時間帯悪くないぞ。

 

フォワードに入った西口亮城(23)

金髪からカッコいいグレー?に変わっている(星来も髪型が変わった)。

西口は自分で狙うだけでなく、周りも行かせるフォワード。

そして、動き出しがスムーズで司令塔の梶山幹太(10)との連係も良い。

西口が動きながらプレイすることで、少しずつ刈谷ディフェンスにスペースができて来た。

 

試合開始時はボランチだったが、後半はトップ下の梶山幹太(10)

右の安田(26)、前にいる星来(13)と西口(23)

仲間が動きだすことで、梶山の選択肢が増えている。

梶山は動く仲間をちゃんと見ている。

後半の半ば。

渡邊星来(13)から、前に抜け出す西口亮城(23)へ。

刈谷がブロックに来る。

西口は中に動きだしている梶山幹太(10)へパス。

梶山が腰をひねりながらシュート!

タイミングは完璧だったが、シュートはわずかにゴールの右に外れる。

この試合最大のチャンスが決まらなかったが、鈴鹿はやっと流れを掴んだ。

サポーターのチャントのボリュームが上がる。

梶山。頼むぞ。

 

しかし、刈谷も選手を交代して、流れを引き戻そうとする。

暑い試合になった。

35度を超えていたらしい。

選手達の疲労が目に見えてくる時間帯。

 

後半31分

鈴鹿の右サイドから刈谷のコーナーキック。

それを頭で合わせられて失点。

0-1。

 

セットプレイを100%防ぐ方法なんてない。

気にするな。

攻めろ。攻めろ。

前へ。前へ。

 

後半32分

(OUT)8前田柊 ⇔ (IN)6山本修也

(OUT)26安田正宗 ⇔ (IN)22池松颯太

 

セッターバックの右、大島遼介(15)

ロングボールの多い試合、大島の高さが鈴鹿を何度も救っていた。

そして、試合終盤、鈴鹿のセットプレイ時の大島の頭にサポーターが祈る。

大島、良い形で折り返してくれ。

がんばれ大島。

 

終盤に入った池松颯太(22)が、刈谷の選手に囲まれながらも、左サイドから仕掛けるが、刈谷も必死にクロスボールをブロックする。

池松はドリブルで勝負!

池松GO!

 

ボランチに入った山本修也(6)の左足も期待しているのだが、チャンスが巡ってこない。

 

刈谷も時間を使い、鈴鹿に1本のシュートも、1本のセットプレイも与えない。

じりじりと時間が過ぎる。

鈴鹿は前に出られない。

 

ここで試合終了。

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

 

両チームの選手のみなさん、スタッフのみなさんお疲れさまでした。

チアダンスを踊ってくれたビクトリアさん、シャイニースターさん、ありがとうございました。

ホーム開幕戦に、たくさんの方のご尽力をいただきました。

全ての方にお礼を申せませんが、みなさんありがとうございました。

 

 

 

試合前には、先日の中京大学戦で、アキレスけん断裂の大怪我を負った北田大亜選手へのエールを送りました。

ご協力いただいたみなさん、ありがとうございました。

大亜。グラウンドへ帰って来る日を待ってるぞ!

 

試合後には、鈴鹿で共に戦った藤山恭輔選手と三好辰典選手が挨拶に来てくれました。

さらに、最後までグラウンドで片づけをしていたナカニシの所へ、わざわざ恭輔選手が走って来てくれました。

鈴鹿で戦った選手達の事を忘れることはありません。

恭輔選手、三好選手、がんばってください。

 

 

 

試合後。実はナカニシはイライラしていました。

 

選手達は全力で頑張りました。それは間違いありません。

選手だけでなく、監督、コーチもしっかり準備していたことと思います。

それでも・・・、

ナカニシの目には・・・、

あくまで個人的な意見ですが・・・。

鈴鹿のロングボールが苦し紛れに逃げているプレイに見えて仕方がありませんでした。

そんなことは無い。

そんなはずはない。

と、思いながらも、なんか胸が苦しくて仕方がありませんでした。

そんなことを思う自分にもイライラしていました。

 

ナカニシは誰とも話したくなくて、誰の話も聞きたくなくて、誰にも会いたくなくて、1人で横断幕を撤収に行きました。

その時、グラウンドでクールダウンしている庄司景翔選手がナカニシに言いました。

「ナカニシさん、俺たち必ず変わりますから」

・・・・・。

ナカニシは庄司選手に救われました。そんな気がします。

 

 

 

鈴鹿は負けました。

点差だけでなく、内容も負けました。

だけど、この試合の敗戦で、より強くなったのは俺たち鈴鹿です。

今シーズンが終わるころに、そう言いたいと思います。

 

次!

下向くな!

こんな苦難、鈴鹿のサポーターはへっちゃらだぜ!

さあ、前を向け!

さあ、次の試合だ!

やるぞーーーーーーー!

 

ではまた。

 

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

(今後の試合)

◇東海社会人リーグ

6月7日(日)15:00 FC ISE-SHIMA@伊勢フットボールビレッジ

6月14日(日)14:00 岳南モスペリオ@富士総合運動公園

◇全社東海予選

6月27日(土)11:00 岐阜SECOND @三交スポーツの杜メイン

6月28日(日)11:00 未定 @三交スポーツの杜メイン

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

このブログに使用している写真は,アトレチコ鈴鹿クラブの使用許可を得て掲載しています。そのため,他での利用は絶対にしないでください。

東海リーグ第3戦 対 藤枝市役所

みなさんこんばんは。

 

日曜の深夜、鈴鹿に帰宅しました。

道具を片付けて、お風呂に入って寝ました。

でも、いろんな事が頭をよぎって寝られませんでした。

 

今日の仕事はとてもキツかったのですが、やっぱり頭の中は試合の事ばかりでした。

 

簡単に言うと、悔しくて仕方がありません。

もう、めちゃくちゃ悔しいです。

 

あの時・・・。

あのシュートが・・・。

あのプレイが・・・。

あー、悔しい!

 

ブログに書いて、ちょっと心を整えたいと思います。

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 

日曜の午前中に出発。

 

東海リーグ第3戦目は藤枝市役所との対戦(以下、藤枝と書きます)。

JFL昇格の時まで、何度も対戦した相手。

負けた思い出も、勝った思い出もある。

ただ、スコアはロースコアが多かった気がする。

勝負は1点。

その1点をどう取るか?

 

そんなことを考えながら、藤枝までの道をひた走る。

約3時間。ずっと藤枝の事を考えている。

 

試合会場に到着。

 

藤枝総合はとてもきれいなスタジアム。

静岡県にはたくさん素晴らしいスタジアムがある。

三重県には・・・。

でも、こんないい場所で試合をさせてもらってありがたい。

藤枝市役所さんに感謝。

 

昔からのサポーター仲間である、藤枝sin1さんと再会。

JFL復帰へのエールをもらう。ありがとうございます。

 

横断幕を掲出。

サポーターの仲間が合流する。

フラッグも4本立てる。

振り手不足なので、ナカニシも1本持つ。

出来る限り選手達に見えるように。

俺たちが付いてるぞ!!!

 

ここは藤枝MYFCのホームグラウンド。

元鈴鹿の松木駿之介選手もプレイしていると思うと感慨深い。

立派なスタジアムに戸惑っている暇はない。

一発目からやるぞ!

 

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 13渡邊星来・33キムボヨン

MF 10梶山幹太・7日髙慶太・5日根野達海・9北村知也

DF 26安田正宗・2大倉康輝・4庄司景翔・29大津佑和

GK 20有留奎斗

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 

試合開始。

 

鈴鹿は4-4-2のフォーメーション。

そして藤枝も伝統の4-4-2のフォーメーション。

 

試合序盤はリスクを管理してロングボールを蹴り出す鈴鹿に対して、いきなり藤枝のボールへの寄せが早い。

この藤枝のボールへのアクションの早さは、今も昔も変わらない。

試合開始直後から、鈴鹿は面食らった状態。

 

センターバックの左、「王将」大倉康輝(2)

押し寄せる藤枝。

その2列目からの飛び出しを大倉は良く見ている。

裏に走る一歩目が早く、藤枝の裏抜けを大倉がシャットアウトした。

大倉、良く見えている。ナイス!

 

藤枝は高身長というほど大きな選手はいない。

しかし、その分、パスワークが早く上手く、1.2.3でパスを回し鈴鹿を振り回す。

JFLで戦ったHonda FCに似ている気がする。

パスを出したら走る。縦ではなく斜めに走り鈴鹿のマークをずらす。

気が付けば、中盤を藤枝が支配している。

藤枝のボールがサイドに展開される。

両チーム共に4-4-2なので、サイドプレイヤーがそれぞれ2人ずついる。

この2人が「個」で負けると一気に分が悪くなる。

 

左サイドハーフ、「スイッチブレード」梶山幹太(10)

復帰1戦目からスタメンで登場した鈴鹿の10番。梶山幹太。

サイドハーフの位置から試合を組み立てて、前線に繋ぎたい。

幹太のテクニックでマークについている1人を剥がせば、前線の星来(13)とボヨン(33)が待っている。

しかし、藤枝の球際の寄せが早い。ワントラップ目で寄せられてパスコースを切られている。

水の中で息を止めているような窮屈な展開。

幹太が一瞬の「間」を求めている。

幹太。チャンスを作ってくれ。頼む。

 

試合展開は藤枝優位。

4対6でボールを保持されている。

藤枝のパスは流れるように上手いが、鈴鹿はなんか固い感じがする。

 

藤枝は体格がそこまで大きくないが、スピードとテクニックと連携が見事。

ワンツーで鈴鹿ディフェンスを翻弄する。

 

センターバックの右、「闘志天翔」庄司景翔(4)

一瞬のスキを突かれて、左から鈴鹿の裏を取った藤枝。

しかし、右から庄司が飛んできた。

庄司の火の出るようなスライティングでなんとか防ぐ。

危ない場面だが、庄司の動きも反応も良い。

この試合、勝利だったらナカニシ的MVPは庄司景翔だった。

試合を通して、ディフェンスの安定と、試合を作るパスは素晴らしかった。

庄司、次も頼むぞ!

 

鈴鹿は押されている。

藤枝のスビードと、徹底した「出して走る」動き。

やはり連携の良いチームは攻撃を防ぎにくい。

 

ゴールキーパー、「ウルトラケイト」、有留奎斗(20)

無失点記録更新中のゴールキーパー有留。

この試合、特に前半は鈴鹿の良さが全く出せていなかった。

有留もチームの雰囲気が分かっている。

サポーターの位置からでもよく聞こえるような、大きな声で仲間を鼓舞する。

ピンチの後には、ギリギリまで時間を使い、選手達が安定するのを待つ。

華やかなセービングだけでなく、GKは扇の要の選手。

有留の声が夕暮れの藤枝総合に大きく響く。

有留。がんばれ。

 

右サイドバック、「サイドの司令塔」大津佑和(29)

鈴鹿への合流が一番遅かった大津佑和が初出場。

ナカニシは何度も練習試合でそのプレイを見た。

大津のプレイを一言で言うと「大人の味わい」

縦にも鋭いが、落ち着いて待つこともできる。

藤枝は選手間の距離が近く、パスコースが少ない。

そのため、「喰いつかせて」スペースを作りたい。

大津(29)が溜めて、北村(9)が裏を狙う。と見せかけて、大津が上がる。

多彩なバリエーションのある大津。

大津のオーバーラップから、キムボヨン(33)のシュート!惜しい!

大津、ちよっと全体がバタバタしてるから、少し落ち着かせてくれ。

 

藤枝に寄せられていて、ミスも多いが、鈴鹿は攻めれていない訳ではない。

支配率は藤枝。

決定機は鈴鹿。

ただ、鈴鹿はゴール前の精度を欠いている。

 

左サイドハーフの、「いぶし銀フラッシュ」北村知也(9)

前線で体を張る北村。

ロングボールではなく、足元で受けて周りのプレイを引きだす。

北村のドリブルで、1人でも喰いつけば誰かがフリーとなる。

北村が前線でボールをキープして相手を引き付ける。

そのボールを奪って、渡邊星来(13)のシュート!惜しい!

スペースの少ない中盤。北村の小回りの利くプレイで、なんとか突破口を開いて欲しい。

北村がんばれ。

 

藤枝は、4バックと4ミッドフィールダーが4人4人で綺麗に並ぶ。

8人のゾーンディフェンスのような形。

鈴鹿はその中を突破する必要があるが、4人-4人の選手間の距離が近く、どこを通るにしても藤枝の選手が俊足で寄せてくる。

さらに藤枝は連係が良く、誰が行って誰がフォローかの判断が的確。

藤枝の4人4人を引き剥がすには、「個」で突破するか、ダイレクトで寄せる前にボールを動かしたい。

しかし、鈴鹿は、ボールを受けるワントラップ目を狙われており、ワントラップの球際でボールを失ったり、トラップが浮いたりしている。

 

なんか調子が悪く、なんかリズムが作れない。

鈴鹿のディフェンス時にボールを譲り合ったり、中盤でパスミスが連発している。

美濃部監督からの大きな声の指示が、日高(7)に出ている。

全体の調子が悪い。

日高にグラウンド内の選手達の事を指示している。

 

フォワードの、「ファイター」キム・ボヨン(33)

この試合のボヨンは、相手の裏に抜ける走りがとても良かった。

藤枝ディフェンスは、ボヨンをマークするものの、ボヨンを止められずにゴール前まで運ばれていた。

鈴鹿は前半、フリーキックもコーナーキックも多く獲得している。

サイドのプレイヤーもがんばったが、ボヨンの前への突進が藤枝のファウルを誘ったような気がする。

流石ファイター。流石ボヨン。

 

鈴鹿はセカンドボールをキープできない。

競り合いで負けているのではなく、藤枝の予測に負けている。

ヘディングのこぼれ球や、鈴鹿のクリアの先には、先に藤枝の選手が待っている。

逆に鈴鹿は、藤枝のプレッシャーからボールを失い、決定機を作らせていないものの、全体的に藤枝ペースとなっている。

 

ボランチでスタメン出場している日根野達海(5)もディフェンス中心。

力を出しきれておらず、ナカニシの知っている日根野本来のプレイではない。

 

左サイドバック、「メイクサムノイズ」安田正宗(26)

鈴鹿の「刃」安田正宗が状況を変えるために狙っている。

梶山の溜めから、左サイドを駆け上がり、藤枝のゴールライン沿いをえぐるように狙う。

中京大戦でPKを獲得して鋭すぎるドリブルだ!

しかし、藤枝ディフェンスが上手く体を入れて、安田のドリブルを封殺する。

藤枝は、フィジカルだけで鈴鹿を圧倒している訳ではない。

ただ、要所要所でピシッと上手さを出してくる。

鈴鹿は自分たちのやりたいことが出来ていない。

鈴鹿の良さを出せないように、藤枝にコントロールされているように見える。

まだまだ、ここからここから。

安田正宗が切り裂く時は一瞬で行くぞ!

 

ここで前半終了。

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 

ハーフタイム

 

前半の鈴鹿はちょっと調子が出ていない。

 

何年たっていても、選手が変わっていても藤枝のサッカーは変わっていない。

やはり、Honda FCのような、1本柱の通った戦術があるように思える。

その、太い藤枝の柱に対して、現時点の鈴鹿の柱は圧倒的に細い。

これからもっともっと太い柱になると思うが、まだ鈴鹿は成長期のように見える。

 

鈴鹿のディフェンスは庄司(4)と大倉(2)、そして有留(20)がしっかりと対応している。ディフェンスに不安は無い。

ただ、中盤から前線に良い形で繋がらない。

 

藤枝の4人-4人のゾーンを突破するためにどうする?

ハーフタイムで交代するくらい早く手を打たないと、ズルズル持っていかれるぞ(本当にナカニシはそう思っていた)。

 

そう思っていたら、アップしていたベンチメンバーが呼ばれる。

美濃部監督の動きは早い。

 

1分1秒ごとに、時間が経つほど鈴鹿は強くなる。

鈴鹿は後半勝負。

 

さあ、やったろうぜ!

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 

HT

(OUT)33キム・ボヨン ⇔ (IN)23西口亮城

(OUT)9北村知也 ⇔ (IN)18江間和哉

 

ボヨン(33)と北村(9)が交代して、西口(23)と江間(18)が入る。

 

フレキシブルに攻められる西口(23)。

そして、問答無用、唯我独尊のプレイを見せる期待の江間(18)。

西口!江間!藤枝の連携を崩せ!

 

カモンカモンのチャントが歌われる。

サポーターが待っている。

こっちのゴールに持ってこい!

 

右サイドハーフに入った、「エマンゲリオン」、江間和哉(18)

息苦しくなるようなこの試合に、風を吹かせたのは江間和哉!

右サイドでボールを持つと、自ら行くと見せかけて周りを使う。

江間は自分で行く気満々なので、藤枝も飛び込めない。

江間から裏に抜ける渡邊星来(13)にドンピシャのスルーパス。

また、オーバーラップする大津(29)へもスピードバッチリのパス。

右からのクロスボールで鈴鹿は決定機を何度も作る。

さらに、江間がボールを受ける事で、鈴鹿の布陣全体が2歩くらい前に押し出した。

江間が流れを変えた!

汎用人型決戦兵器、江間和哉!GOとSTOPなら、GOしかないでしょ!

江間、自分でシュートを打て!江間なら入るぞ!

 

後半開始から鈴鹿は攻勢に出る。

江間の右サイドが活性化している。

大津佑和(29)が尖ったオーバーラップを見せる。

 

フォワードの、「モンスター」渡邊星来(13)

大津からのクロスボールをダイレクトボレーシュート!

ジャストミートはしなかったが、そのボールを西口が頭で軌道をずらす!

惜しくも枠を外れるが、鈴鹿は決定的な場面を作り始めた。

星来も藤枝ディフェンスの裏に抜ける走りを見せる。

良いぞ良いぞ。

星来、最後の最後は星来だ!

決めろ!ストライカーは決めれば文句なしの正義だ!

 

後半開始から鈴鹿の支配率が増す。

藤枝の4人4人のゾーンを突破するためには、窮屈なところにパスを通さなくても良い。

4人のディフェンスラインの裏を徹底的に狙う鈴鹿。

そして、裏を警戒して藤枝のディフェンスが下がった分だけ、鈴鹿のボランチが押し出してくる。

 

ボランチの、「バンディエラ」日根野達海(5)

前半の日根野のプレイは、決して絶好調ではなかったと思う。

藤枝のハイプレスの中で、引きながらのプレイになっていた。

後半、日根野が前に出る。強い日根野が前に出る。

前に出て迎撃する日根野が藤枝の中盤を潰して、攻撃につなげていく。

鈴鹿は全体的に押し上げている。

藤枝のカウンターが怖い所だが、その出所も日根野がコースを切るため動いている。

日根野の動きが良くなってきた。

そうそう。良いぞ良いぞ。

日根野頼むぞ。

 

鈴鹿は6対4でボールを支配し押している。

やはり鈴鹿は後半に乗ってくる。

 

ただ、前に押し出している分、ディフェンスもハーフライン付近まで出ているため、縦パス一本のカウンターが怖い。

ゴールキーパーの有留(20)も前に出て、ディフェンスの裏を警戒している。

 

ボランチの、「グラウンドの監督」日髙慶太(7)

鈴鹿が江間(18)の右サイドを中心に攻勢に出ている。

藤枝のクリアボールを奪わなければ、波状攻撃につなげられない。

その中盤のセカンドボールの攻防で体を張る日髙。

ボールへの執念は凄まじく、誰よりも走り、誰よりも当たる。

そして、獲得したフリーキックは日高の高精度キックで得点チャンスを演出する。

もう少し。もう少しなんだけど、入らない。

日高。がんばれ。もう少しだ。

 

後半27分

(OUT)29大津佑和 ⇔ (IN)14木出雄斗

(OUT)10梶山幹太 ⇔ (IN)11ラミン

 

この交代で、江間(18)が左サイドハーフに、ラミン(11)が右サイドハーフに入った。

ベンチの指示は、「カットインしてシュート!」

 

試合は鈴鹿の押せ押せムードに。

 

右サイドから江間(18)が右で巻くようなシュートを放つ。

枠を少しそれたが、そのボールにラミンが頭で突っ込む。

惜しい!!!

 

フォワードの、「ゴールデンボンバー」西口亮城(23)

後半の鈴鹿の勢いを生んだのは、江間だけでなく西口も大きな役割を果たしたと思う。

オフサイド無しで裏に抜ける動きが上手く、藤枝のセンターバックとサイドバックの間で、西口が何度もボールを受けていた。

西口の動きで藤枝のディフェンスラインが下がり、鈴鹿の中盤が押し上げられたと言っても良い。

さらに、西口はゴールを一直線に目指す。

 

中盤からサイドに流れるボランチの日根野達海(5)。

藤枝のディフェンスが止めに入るが、日根野はそのタックルを押しのけて右サイドを突破。

日根野から中へ鋭いクロス。

藤枝ゴールキーパーが触るが、西口の目の前に。

西口のヘディングシュートは、惜しくも惜しくも惜しくも枠をわずかに外れる。

ただ、日根野の上りも、西口のポジション取りもとても良い。

日根野、西口。続けていこう。

 

後半40分

(OUT)7日髙慶太 ⇔ (IN)6山本修也

 

ラミンがカットインからのシュートを狙う。

木出が右サイドから中に侵入する。

悪くない。

良いリズム。

もう少し。

もうちょっと。

 

後半AT

藤枝のコーナーキックを跳ね返し、鈴鹿のコーナーキックへ。

おそらく最後のプレイ。

 

ナカニシは祈っている。入ってくれ。

この試合、たくさんのセットプレイのチャンスがあった。

タオルを回した。

右手で回して入らなかった。

左手で回して入らなかった。

両手を回したけど入らなかった。

旗を振ったけど入らなかった。

最後の最後。

ナカニシはグラウンドを見ずに祈っていた。

目をつぶってゴールに歓喜するサポーターの歓声を待つ。

 

入れ。入れ。はいれ・・・。

 

しかし、最後のコーナーキックもゴールならず。

 

ここで試合終了。

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

 

両チームの選手のみなさん、スタッフのみなさんお疲れさまでした。

素晴らしいグラウンドで試合をさせていただきました。

みなさん、ありがとうございました。

 

試合中に鈴鹿ベンチには北田大亜選手(17)のユニフォームが出ていました。

先日の試合でアキレス腱断裂の大怪我を負いました。

サポーターとして大亜選手がまた戻ってくることを待ちたいと思います。

次戦AGFでは、スタンドから大亜選手へメッセージを届けたいと思いますので、みなさんの協力をお願いします。

 

この試合では、昨シーズンの大怪我から復帰した前田柊選手(8)がベンチ入りしました。

出番はありませんでしたが、とても元気で軽快な動きを見せてくれました。

前田選手、おかえりなさい。

ここからの大活躍を楽しみにしています。

 

藤枝市役所の選手達が鈴鹿サポーターにも挨拶に来てくれました。

もう引退したようですが、藤枝市役所でプレイしていた杉山琢磨選手は、元鈴鹿ランポーレ時代の選手です。

杉山選手、またどこかで会いましょう。藤枝市のお仕事頑張ってください。

 

 

 

東海リーグは9チームで争われます。

つまり試合数が少なく、1戦1戦の勝敗が非常に重いです。

とはいえ。

でもね。

それでも。

藤枝戦に勝てなくて、下を向く必要は何にもない!

 

次、次、次に向かってがんばりましょう。

 

今からナカニシはめちゃくちゃ前向きになります。

 

さあ、さあ、さあ、さあ。

おら、おら、おら、おら。

次の刈谷戦に勝つぞーーーーーーー!!!

 

ではまた。

 

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

(今後の試合)

◇東海社会人リーグ

5月31日(日)13:00 FC刈谷@AGF陸上競技場

6月7日(日)15:00 FC ISE-SHIMA@伊勢フットボールビレッジ

6月14日(日)14:00 岳南モスペリオ@富士総合運動公園

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

このブログに使用している写真は,アトレチコ鈴鹿クラブの使用許可を得て掲載しています。そのため,他での利用は絶対にしないでください。

東海リーグ第2戦 対 中京大学FC

みなさんこんばんは。

 

本日、そよら鈴鹿白子店さんで、アトレチコ鈴鹿クラブのイベントが開催されました。

参加選手は、山本修也選手(6)と森田夢生選手(19)です。

 

三重県サッカー選手権の決勝の話が多かったのですが、ナカニシは山本修也選手がこんなにしっかりとしゃべる選手なんだ!と驚きました。

ちなみに、山本修也選手の単独トークは50分の予定でしたが、大幅に短縮されていました。

 

あと、森田夢生選手がティックトッカーというのも初めて知りました。

というか、ナカニシはティックトックというものを、おぼろげにしか知りませんでした。

森田夢生選手はかなりの情報をアップしているようです。

 

帰宅してすぐにティックトックのアプリを入れました。

みなさんもよろしければ、森田夢生選手のティックトックよろしくお願いします。

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 

三重県サッカー選手権大会を優勝してから、ずっと自分に油断が無いように引き締めている。

 

まだまだ道半ばどころか、スタートして半歩しか進んでいない。

本当の地獄のような道はここから始まる。

 

喜ぶのは早い。

次に向けて万全の準備を。

 

土曜の朝から、黙々と家の用事をこなす。

畑を作って、ネコの世話をして、アイロンをかけて。

何をしていても、ずっと頭の中に土曜の夜の中京大との一戦のことがある。

 

ヴィアティン戦の前日に「ひもの食堂鈴鹿店」で、サバの定食を食べていたことを思い出す。

この試合前にも、ひもの食堂に行って同じ席で同じものを食べる。

ゲン担ぎをしちゃダメだと思いつつも、どうしても気になってしまう。

 

対戦相手は、中京大学FC(以下、中京大と書きます)。

言わずと知れた全国に名の響くスポーツの名門校。

学生リーグに参戦するトップチームも強いらしく、その強さは、サッカー部全体を底上げしているらしい。

鈴鹿との公式戦での対戦では2018年以来。

4年間で卒業する学生チームでハイレベルをキープするその強さは、指導や理念に一本太い柱が通っているような感じがする。

 

会場に到着。

懐かしいグラウンド。

 

横断幕の準備をし、フラッグを掲げる(今日は4本)。

 

2018年の時よりも、たくさんの方たちがアウェイまで来てくれている。

サポーターの応援場所を何度も端に詰めて移動する。

ありがたい。

たくさんの方たちが鈴鹿を応援してくれる。

 

中京大側も大応援団が来ている。

おそらく試合に出ないサッカー部員だと思うけど、約30名。

若いパワーで大きな声を出している。

 

ここは観客席とベンチが近い。

サポーターに話しをする。

選手の心を冷やすような声を出さないようにしよう。

失敗した時に「あーあ」ってため息をつくんじゃなくて、次!次!と選手の背中をさらに押そう。

 

鈴鹿の試合は全部決勝戦だ。

唯一無二の試合を全身全霊全力で応援するだけだ。

 

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 13渡邊星来・33キムボヨン

MF 6山本修也・7日髙慶太・17北田大亜・9北村知也

DF 26安田正宗・2大倉康輝・4庄司景翔・19森田夢生

GK 20有留奎斗

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 

試合開始。

 

鈴鹿は4-4-2のフォーメーション。

公式戦では3バックが主だったので、フォーメーション変更にビックリした。

ナカニシの感じ的には、2CBで両SBが高い位置を取る想定だったと思う。

 

中京大は、4-2-3-1のフォーメーション。

試合はいきなり大・大ピンチを迎える。

 

開始直後。

鈴鹿のディフェンダーが足を滑らせて転倒。

そのボールを奪われて、鈴鹿GK有留奎斗(20)と1対1。

流し込まれたシュートは、鈴鹿ゴールのバーに当たって失点にはならない。

開始から冷水をぶっかけられるようなピンチ。

 

落ち着け。

落ち着け。

サポーターがいつもの歌を歌う。

失点したわけじゃない。

落ち着け。

ここからだ。

 

ここのところ鈴鹿は、公式戦でワイヴァンやヴィアティンなど、カウンターのロングパスの多いチームと対戦してきた。

しかし、今回の対戦相手の中京大は、ロングパスよりも、中盤で支配率を増し、パスをつないで崩してくるチーム。

さらに、ワントップのFWとCBには、かなり身長の高い選手がいて、攻守ともにクロスボールに強い。

 

センターバックの、「王将」、大倉康輝(2)

鈴鹿DFを統率する大倉。

跳ね返すプレイよりも、ディフェンスの目の前で繋がれるパスに反応する大倉。

どれだけ個の力が強くても、複数人の連係に対応するのは限界がある。

大倉の反射と予測と連携。

大倉が常に最後の最後にはシュートコースを切っている。

ディフェンスの裏に抜ける動きも見えている。

試合を通して、中京大にフリーでシュートを打たせることは無かった。

大倉!さすが!

 

中京大は1歩目が早い。

積極的にドンドン突っ込んでくる。

モチベーションが高く、勢いが凄い。

 

ボランチの、「ポイントガード」、北田大亜(17)

中京大の中盤は、体は大きくないものの、良く動いて足元のテクニックも上手い。

リズムよくパスを回させたら、ドンドン好循環となり手が付けられなくなるような感じがする。

その中京大のリズムを寸断するのは北田大亜(17)

「出して走る」中京大の嫌なところには大亜が網を張っている。

前半は激しい肉弾戦というよりも、動きと予測。

フレキシブルな戦術に対応できるサッカーIQの高い大亜だからこそ、どんな時でもチームの中心でプレイすることが出来る。

大亜。ちょっと押し込まれているけど、頼むぜ!

 

前半の序盤。

中京大の運動量と一歩目の早さに押し込まれた鈴鹿だが、徐々に態勢を整えて押し出せるようになってきた。

しかし、中京大の大きなワントップの選手を絡めたカウンターも要注意。

鈴鹿は軸足を後ろに引いたまま、少人数で手数少なく前に押し出している。

 

フォワードの、「ファイター」、キム・ボヨン(33)

なかなかボヨンに良いボールが入らない。

浮き球をヘディングで落とすだけでなく、自らボールをトラップして前線の基点となることを狙う。

前線で待っていたボヨンだが、徐々に後方に戻り、パスをもらって前に突進する。

ボヨンのドリブルは、足に体重が乗っていて、押しても動かない。

2.3人の中京大DFを引きずりながら、ボヨンが前を向く。

中京大が徹底的にマークしている星来(13)が、ボヨンの動きに反応して裏を狙う。

この試合も攻撃はボヨンが動かしている。

ボヨンに対して中京大はファウルでしか止められない。

徐々に中京大ゴールに迫ってきた。

ボヨン。めっちゃ良いぞ!

 

ボヨンの獲得したフリーキックで中京大ゴールを狙う。

キッカーは、ミスター日髙慶太(7)

鈴鹿は中京大ゴール前で競り合うが、中京大の選手の背が高い。

この中京大のセンターバックは、かなり高くて固い。

鈴鹿はセットプレイから、なかなかゴールにつなげられない。

 

ボランチの、「ミスター」、日髙慶太(7)

運動量のある大学チーム。しかし、日高の方が走っている。

今日も鈴鹿の勝利のために走る日髙。

攻守に数的有利を作り出すため、アップダウンを繰り返している。

この試合、左のコーナーキックは日高が蹴り、右のコーナ―キックは修也(6)が蹴っていた。

このセットプレイの多彩さは、今後の鈴鹿の力になると思う。

日高が走る。

大学生に負けちゃおれん!

 

左のサイドハーフの、「レインボーレフティ」、山本修也(6)

ボランチか主戦場(のはず)、の山本修也が左のサイドハーフに入っている。

超精度の左足を持つ修也だが、前半は左でボールを溜めて、後方の安田正宗(26)のオーバーラップのタイミングを合わせるような役割をしている。

実際に、修也自身に派手なプレイは少なかったが、この試合、左サイドバックの正宗(26)の突破がもの凄く効いていた。

競り合いながらもゲームメイク。

修也。その左でまた虹をかけてくれ。

 

前半、やりたいことが出来ているのは中京大。

積極的に走るプレイで、鈴鹿は後手に回ることが多い。

中京大の動きに面食らった感じ。

激しい中京大。

穏やかな鈴鹿。

 

実のところ、試合中盤にはボール支配率6対4で、鈴鹿が優位。

優位だが、FWの渡邊星来(13)、キム・ボヨン(33)に良いボールが入らず、決め手に欠く感じがする。

中京大は積極的な動きだが、ボールを奪うために突撃するため、危険なファウルも出ている。

危険なプレイに対して、ベンチの美濃部監督が激しく抗議している。

こんなに怒っている美濃部監督は始めて見た。

美濃部監督の激しい抗議に触発されて、選手達の動きが少し変わってくる。

 

中京大は4-2-3-1のフォーメーションだと思う。

鈴鹿も4バックなので形は同じはずなのだが、中京大は大外のサイドに1人余らせている。

この大外に繋がらなければ良いのだが、パスをつないでこのフリーの大外を使うサイド攻撃が怖い。

中京大は大きいワントップだけでなく、その後ろからもセカンドボールを狙っている。

 

左サイドバックの、「メイク サム ノイズ」、安田正宗(26)

ボール支配率は鈴鹿。狙っていることが出来ているのは中京大。

鈴鹿は両サイドに攻撃力の高い選手が入っている。

左の名刀マサムネが、刃を抜く。

前方の山本修也(6)、フォワードの渡邊星来(13)がフレキシブルに動いて、左のスペースを空ける。

そこは正宗が走るスペースだ!

直線一気からの精度の高いクロスボール。

中央で待つキム・ボヨン(33)、ファーサイドで狙う北村知也(9)。

そして裏に抜けようと走る渡邊星来(13)

正宗の強力な攻撃から、中京大のゴール間際まで攻撃が伸びていく。

前半後半は、正宗劇場。

正宗からクロスがバンバン入っていた。

ナイス正宗!ドンドン攻撃の回数を増やしていこう!

 

前半40分

ボランチの北田大亜(17)が、グラウンドで倒れている。

すぐにバツが出て担架で運び出される大亜。

なんだ!どうした?大丈夫か?

 

鈴鹿は良いペースで攻撃ができ始めて来た。

ここで流れを切りたくない。

すぐさま日根野達海(5)がスクランブル発進。

戦術理解が深く、どんな時でも試合には入れる日根野の存在は大きい。

 

前半40分ごろ

(OUT)17北田大亜 ⇔ (IN)5日根野達海

 

大亜(17)の抜けた瞬間が心配だったが、CBの庄司(4)、大倉(2)、ボランチの日髙(7)に、隙は無かった。

そして、日根野(5)は中盤での差し合いでいきなり存在感を出す。

 

試合展開は、左から攻める鈴鹿。

カウンターを狙いつつも、ロングパスではなくサイドに素早く展開する中京大。

点は動いていないが、選手もボールも良く動く好ゲームとなった。

 

ゴールキーパーの、「ウルトラGK」、有留奎斗(20)

早い展開の試合。

攻守の変化が激しく、ピンチがチャンスになり、チャンスがピンチとなる。

展開が早いだけに、両チーム共に、プレイが雑になってしまう場面がある。

ゴールキーパー有留は、冷静で丁寧なプレイだけでなく、後方からディフェンスと上手くコミュニケーションをとっている。

さらに、前半アディショナルタイム。ベンチに前半の残り時間を確認し、フィールドプレイヤーに伝えている。

ピンチを脱した後は、「間」を取り、仲間に声をかける。

時には「笑顔」でリラックスを伝えて、仲間の硬さをほぐす。

バックパスを大きく蹴り出すのも、迷いなく極力セーフティーに。

派手なセービングだけがゴールキーパーのプレイじゃない。

GKの声や振る舞いは、フィールドプレイヤーと違う要素だと思う。

ナカニシは有留のプレイの全てが素晴らしいと思う。

有留。ナイス。

 

ここで前半終了。

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 

ハーフタイム

 

中京大のクラブハウスは関係者以外立ち入り禁止のため、中京大の別の所にあるトイレまで歩いていく。

いつ見ても大学は大きな立派な施設。

グラウンドも数えきれないほどある。

(一面だけでも鈴鹿にもらえないだろうか・・・)

 

試合は、ほぼ互角の展開。

鈴鹿の得点チャンスが多いが、中京大も得点の匂いのする展開を続けている。

まだ5月の試合でチーム結成して間が無いと思うが、中京大の攻撃には一貫した意思疎通がある。

 

なるほど。強い。

中京大はかなり強い。

 

とは言っても、リーグ2戦目で負けるわけにはいかない。

鈴鹿はスロースターター。

0対0の前半は決して悪い内容ではない。

 

そしてこのハーフタイムで何らかの指示が出ているはず。

 

後半の最初が注目(本当にナカニシは思っていた)。

 

なんとしても勝利を。

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 

後半開始

 

選手交代は無し。

試合は前半の続きからのような展開。

両チーム共にそれほど戦術を変えてはいない。

 

ボランチの、「バンディエラ」、日根野達海(5)

前半の終盤、ベンチからのスクランブル発進だったが、中盤で中京大の攻撃を寸断している。

大亜が技のボランチだとすると、日根野は力のボランチ。

ただ、力だけではなく、要所を的確に判断する戦術眼を持っている。

球際で激しく行っても体の使い方が上手いため、ファウルにならない。

また、最悪の場面を作らせないために、最悪でない場所を切り捨てるトリアージ(状況判断)がめっぽう上手い選手だと思う。

この試合、鈴鹿の劣勢の場面で一番怖いのは、バイタルエリアを中京大が使われることだった。

サイドはある程度仕方がない。

だけど、ペナルティエリアの手前のエリアは絶対に渡せない。

でも、日根野なら大丈夫。

鈴鹿で俺たちと共に戦うために帰ってきた日根野。

鈴鹿のために戦う男。

日根野。頼むぞ!

 

鈴鹿は後半序盤から攻勢をかける。

攻撃の中心は左からのサイド攻撃。

安田正宗(26)がグイグイ前に出る。

 

今年の鈴鹿は、なんとなくアンシンメトリー(左右非対称)を作っているんじゃないかと思っている。

前半で、中京大の右と鈴鹿の左のマッチアップならば勝負できると判断した気がする。

鈴鹿は右サイドが危機管理しながら、左サイドが前に押し出していく。

 

後半10分

星来(13)が縦に突進して、中京大ディフェンスに止められる。

星来をカバーに入ったのは、安田正宗(26)。

この試合、ここまで安田正宗(26)は良いクロスボールを上げていた。

ターゲットは中で待つキム・ボヨン(33)。

タイミングも踏み込みもクロスボールを上げる・・・えっ!

・・・正宗が一気にドリブルで加速。

クロスボールの準備をしていた中京大ディフェンスの対応が一瞬遅れる。

正宗は急加速で体を入れてペナルティエリアに侵入。

中京大は背後からのファウルで押し倒すしか止めようがない。

ペナルティエリア内でファウル!なんと!PK!

喜ぶ選手達!歓喜のサポーター!

バカヤロウ!まだ早い!ここだここだここだ!

 

キッカーは渡邊星来(13)

星来なら大丈夫。星来なら決めてくれる。星来なら大丈夫。

見てられない。祈るように念を込める。

ゴーーーーーーール!!!1-0

 

値千金のPKを決めたのは渡邊星来(13)!

そしてファウルを誘うドリブル突破を敢行したのは安田正宗(26)!

ナイスシュート!ナイスドリブル!

 

待望の先制点が入る。

ただ、ここで手を緩めちゃダメ。

鈴鹿はより一層激しく攻めたてる。

 

先日のヴィアティン戦とほぼ同じ場所でフリーキック獲得。

キックの準備をするのは日高慶太(7)と山本修也(6)

(ただ、あの時と違い、みんなが修也が蹴ると思っていた)

修也のフリーキックは壁を越えて、ゴールキーパーに弾かれる。惜しい!

そこに突っ込むのは、渡邊星来(13)!

惜しくもサイドネットでゴールならず。

 

フォワードの、「モンスター」、渡邊星来(13)

殊勲のPKを決めた星来。

ナカニシ的には、星来の凄さはここからだった。

同点を狙い前掛かりになる中京大の裏を狙い、前半以上に相手ゴールに迫る。

態勢が不十分ながらも、積極的にシュートを放つが、惜しくもサイドネットが続く。

この試合、間違いなく一番シュートを打ったのは星来だった。

餓えた肉食獣のような迫力は、試合を通して中京大に脅威を与え続けた。

点は取れなかった。

だけど、点を取ることのできる動きをしていた。

ゴールはPKの1点のみ。

数々の惜しいシュートは枠を外れてしまった。

2点目という結果が出なくて、星来は悔しかっただろう。

今も無念の想いかもしれない。

だけどフォワードは結果が全てだ。

今日外したシュートの分は、次の試合で決めればいい。

星来。言ってやれ。

「次は決めてやるから見てろ!」

 

試合は鈴鹿ペース。

6対4で攻めているが、中京大のセンターバックが硬く中央で良い形を作れない。

左の安田正宗(26)が警戒されている分、右の森田夢生(19)がグングン上がってきた。

 

右サイトバックの、「鈴鹿生まれの夢」、森田夢生(19)

安田正宗(26)に負けず劣らずのスーパー攻撃センスを持つ森田夢生。

右サイドから徐々に押し出して、中京大サイドを侵略していく。

後半からの夢生は、縦に抜け出すと見せかけて、中にカットインで入っていく。

サイドからのクロスボールは、身長の高い中京大センターバックに迎撃されてしまうため、中に切れ込んでディフェンスの穴を狙う。

左の安田正宗(26)も中にカットインしてPKを獲得している。

おそらくベンチの指示だと思うが、ボールタッチが細かく、ボールを奪い難い夢生(19)がドリブルで進入してきたら、相手は相当嫌だろう。

中に切れ込んで、北村(9)、星来(13)、ボヨン(33)へ通すパスも狙う。

鈴鹿の右と左は上手くて速い。攻撃の基点は左右のサイドバック。

夢生。左に負けるな。

右から試合を決めてやろうぜ!

 

後半の半ばを過ぎて、中京大の選手交代が活発になってきた。

出てくる選手が全員元気なため、徐々に鈴鹿が押され始めた。

さらに、日が落ちて、少し湿気が出て来た。

この湿気が人工芝について、鈴鹿の選手が足を滑らせている。

中京大のボールを持つ時間が徐々に長くなる。

 

右サイドハーフの、「太陽のエース」、北村知也(9)

太陽のように明るい北村だが、そのプレイはシブイ。まさにいぶし銀。

献身的かつチームのために、仲間のために汗をかき走り回る。

テクニックもある北村が前線で動くだけで、相手は翻弄されてしまう。

その北村は鈴鹿劣勢の時間帯に、体を張ってボールをキープする。

周りの選手を助け、そして次のプレイにつなげるためのタメを作る。

今は1分1秒でも鈴鹿がボールを支配して、時間の経過を狙いたい。

北村のいぶし銀のプレイが、黄金のように光り輝く。

北村。ここで粘ってくれ。ここが勝負どころだ。

北村。しんどい役回りだけど、頼むぞ。

 

試合は中京大がボールを保持する展開。

ただ、鈴鹿ディフェンスは硬く、さらに中盤でも日根野(5)、日高(7)に穴は無いため、シュートまで持っていかせない。

 

中京大は、背の高いワントップに放り込んで、そこからのセカンドボールを狙うが、そこには庄司(4)が待っている。

 

センターバックの、「闘志天翔」、庄司景翔(4)

イケメンだけど穏やかで、子どもの人気も高い庄司。

でも、試合では鬼の形相で、ことごとく相手の攻撃を潰しまくる。

試合終盤、左右からのクロスボールやロングパスに対して、庄司の筋肉が唸りを上げる。

ハイジャンプだけでなく、競り合いを制しているため、高さで優位の中京大も頭でジャストミートすることが出来ない。

集中のキレない庄司。

そして、体を張る庄司(4)の後ろには大倉(2)も有留(20)もフォローに入っている。

庄司。勝つぞ。

頼むぞ。

 

後半31分

(OUT)33キム・ボヨン ⇔ (IN)23西口亮城

(OUT)9北村知也 ⇔ (IN)14木出雄斗

 

ボヨンと北村が交代して、西口と木出が入る。

西口も木出も百戦錬磨のベテラン。

鈴鹿が押されている緊迫した状況で、試合を落ち着かせる。

 

鈴鹿は少し慌てているように見える。

同点に追いつきたい中京大の焦りが、鈴鹿にも伝染したような感じ。

鈴鹿はクリアはできているが、その次につながるプレイが雑になっている。

 

いったんボールを持って、落ち着かせる木出(14)。

中京大に削られることがあるが、じっくり時間を取って起き上がる。

木出が試合を落ち着かせようしている。

 

相手のディフェンスに圧をかけて、ロングパスの精度を落とさせる西口(23)

前線でのターゲットとなり、西口が攻守のつなぎ役となる。

 

西口(23)、木出(14)の2人の落ち着いたプレイで、鈴鹿は崩れない。

 

サポーターのチャントが止まらない。

 

美濃部監督はコーチングエリアのギリギリに立って指示を出している。

(出たら次は警告らしい)

 

控えメンバーからも仲間を励ます声が出続けている。

 

後半41分

(OUT)13渡邊星来 ⇔ (IN)15大島遼介

 

明確な指示。

このまま守って試合を終わらせる。

鈴鹿は5-4-1にフォーメーションを変化。

中盤に、木出(14)、日高(7)、日根野(5)、山本修也(6)が並ぶ。

全員がボランチのできる選手で、ボール奪取能力も高い。

中京大はクサビのパスが入れられず、攻めあぐねていく。

 

ジリジリと時間が過ぎる。

 

鈴鹿は大きく蹴り出すのみで、5-4-1のゾーンを崩さない。

 

ナカニシはストップウオッチが離せない。

まだか。まだか。

 

鈴鹿ゴール前の危ないシーンをしのいで、腰が抜けそうになる。

まだか。まだか。

 

ここで試合終了。

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

 

両チームの選手のみなさん、スタッフのみなさんお疲れさまでした。

本当にたくさんの方が鈴鹿の応援に来てくれました。

鈴鹿を応援してくれた全ての方たちに感謝いたします。

 

また、この試合にはJFLの鈴鹿でずっとスタジアムDJをしてくれていた中元さんが、試合を応援に来てくれました。

ゴールの時には、みんな一緒に喜びました。

中元さんありがとうございます。

また、スタジアムDJをしていただける日を楽しみにしています。

 

試合会場に残ったサポーターで、中京大学から出発する選手達のバスを見送りました。

鈴鹿サポーターは、夜間のパス見送りの際に、スマートフォンのライトを点灯します。

選手達を見送る時に、選手の乗るバスからもライトが点灯されていました。

なんかとても嬉しい気分で帰路につきました。

 

さあ。

この試合のナカニシが勝手に選ぶvictorycross賞(MOM=マン・オブザ・マッチ)は・・・、

名刀の切れ味!安田正宗選手(26)に送りたいと思います。

サイドからの攻撃は、相手にとって大いなる脅威であったと思います。

また、緩急をつけたドリブルでPK獲得も見事でした。

ナイス!サム!

 

 

 

中京大戦の終わりの笛は、藤枝戦の始まりの笛の音です。

 

やることは変わりません。

選手達が力を出し尽くせるように、サポーターとして全力の応援を続けるだけです。

 

さあ行こうぜ。明日めざし。

 

鈴鹿の試合はいつも決勝戦です。

 

ではまた。

 

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

(今後の試合)

◇東海社会人リーグ

5月24日(日)17:00 藤枝市役所@藤枝総合運動公園サッカー場

5月31日(日)13:00 FC刈谷@AGF陸上競技場

6月7日(日)15:00 FC ISE-SHIMA@伊勢フットボールビレッジ

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

このブログに使用している写真は,アトレチコ鈴鹿クラブの使用許可を得て掲載しています。そのため,他での利用は絶対にしないでください。

三重県サッカー選手権大会決勝 対 ヴィアティン三重

みなさんこんばんは。

三重県最強のサッカーチームのサポーターのナカニシです。

 

「疾風に勁草を知る」

 

この言葉は、言葉では説明できません。

ただ、ただ、サポーターの胸の中にある覚悟です。

 

鈴鹿の試合はいつも決勝戦です。

まだまだここからです。

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 

三重県サッカー選手権大会 決勝。

 

対戦相手は、ヴィアティン三重(以下、ヴィアティンと書きます)。

鈴鹿よりカテゴリーが上のJFLのチーム。

 

・・・だから・・・

 

鈴鹿が目指すのはJFL再昇格。

三重県選手権と天皇杯出場はカップ戦のひとつ。

ここで全力を出さなくても・・・

頭のどこかに、そんなことを思っていた。

今、思い返せば、ヴィアティンに負けた時の言い訳を考えていたのかもしれない。

 

鈴鹿は何度も何度もヴィアティンに負けている。

三重県サッカー選手権で7失点して負けたこともある。

もちろん格上のJFLチーム。

今シーズン戦うどこのチームよりも強いに違いない。

 

正直に言うと。

身が震えるほどの恐怖を感じていた。

酷い敗戦でうなだれて帰る自分も想像していた。

敗戦後の選手を励ます言葉ですら、頭のどこかにあった。

 

どれだけ振り払ってもついてくる負ける事への恐怖。

 

三重県サッカー選手権が楽しみ?

いや。

本当は試合の日が来るのが怖かった。

 

サッカーに絶対は無いと前のブログに書いた。

絶対は無い。

ただ、ナカニシは絶対に勝ちたい。

だけど、その言葉を言う勇気が無かった。

 

ヴィアティンは強い。

だから鈴鹿は負けるかもしれない。

そんなことは分かっている。だけど分かる訳にはいかない。

 

試合当日の朝。

 

浅い眠りから覚め、明け方からずっとイメージしている。

心を奮い立たせる場面を思い浮かべる。

みんな頼むぞ。みんながんばれ。

 

午前8時に会場到着。

まだまだ開始まで時間があるが、心がざわついて身の置き場が無い。

 

時間となったので横断幕を掲出する。

会場入りの準備をする。

 

黄色のキャプテンマークを付ける。

2016シーズンの後に、その時のキャプテンから受け取った。

それから全試合でナカニシの左腕に巻かれている。

 

緑色のリスペクトバンドを付ける。

2013シーズンにナカニシがフロントと揉めた時に、hosuさんからもらった。

本当はリストバンドなのだどゴムが伸びてしまったので腕に巻いている。

 

ズボンの左ポケットにKAMOのハンカチを入れる。

2009シーズンに選手の親御さんからもらったハンカチ。

もうボロボロだけど、試合の時はずっとナカニシのポケットに入っている。

 

この1戦は唯一無二の1戦。

 

声を出せ。

腹をくくれ。

恐怖に立ち向かえ。

ナカニシは、絶対に選手と共にある!!!

 

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 13渡邊星来

OMF 22池松颯太・23西口亮城

MF 26安田正宗・7日髙慶太・17北田大亜・14木出雄斗

DF 5日根野達海・2大倉康輝・4庄司景翔

GK 20有留奎斗

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 

試合開始。

 

鈴鹿は3-4-2-1のフォーメーション

ヴィアティンも3-4-2-1のような形。

 

両チーム共にフォーメーションが同じ形。

つまり、1対1で負けたほうが攻められる展開になる。

 

鈴鹿はスロースターターなのだが、この試合は良い入りをした。

鈴鹿の選手たちは落ち着いているがアグレッシブで、キレの良い動きでヴィアティン陣内に攻め込む。

 

良い。

押して入った。

フワッとしていない。

 

鈴鹿は幸先よくヴィアティン陣内でフリーキック。

しかし、身長の高いヴィアティンディフェンスに跳ね返される。

後方でボールを拾おうとした安田正宗(26)。

なんと!安田が足を滑らせて転倒。

 

そのボールをヴィアティンが奪い鈴鹿GKと1対1に!

と思った瞬間。

戻りながらのスライディング一閃でボールを奪う。

日高だ!鈴鹿の日髙のカバーリングが早い!

 

ボランチ、「汗かきテクニシャン」日髙慶太(7)

前半の序盤のアクシデント。

足を滑らせる選手が続出する中で、その突発的な事象ですら日髙には見えている。

日高の献身的な動きで、ヴィアティンを調子に乗せ無いプレイ。

試合は互いにリスクを管理しながらのロングボール合戦になった。

その中で、日高はセカンドボールの競り合いで1歩も引かない。

球際の烈しさ、俊足の寄せ。

前ブログでも書いたけど、もう一回書いておこう。

今年の日髙は確実に昨年より良い(ナカニシ調べでは5倍)。

 

四日位中央緑地公園グラウンドの芝はデコボコ。

そのうえアスファルトのように固いらしい。

カチカチに固まったグラウンドのため、表層の砂地部分が滑るらしい。

 

自陣内でのバスミスを警戒して、早めに蹴り出しロングボール。

先日のワイヴァン戦に近い展開となった。

 

前半序盤は鈴鹿ペース。

思っていたより、ヴィアティンはボールに寄せてこない。

リスクを警戒しつつ、様子を見ている感じ。

アグレッシブさでは鈴鹿が上。

鈴鹿はエブリタイムのチャレンジャー。

これまでの試合では、鈴鹿は前半スロースターター。

ヴィアティンが受けてくれたので助かっている。

 

落ち着いた前半序盤だが、対人の強度は激しい。

鈴鹿はヴィアティン陣内で何度もファウルからのフリーキックを得ている。

鈴鹿のキッカーは日髙。

高精度のフリーキックがヴィアティンゴール前に放り込まれているが、ヴィアティンディフェンスとゴールキーパーが防いでいる。

 

ロングボールの蹴り合い状況だが、要所で鈴鹿はパスを通す。

フォワードの渡邊星来(13)がターン一発で抜け出し、左サイドから中に鋭いクロス!

惜しくも西口亮城(23)には合わなかったが、星来の動きでヴィアティンディフェンスを崩していた。

 

センターバック、「闘志天翔」庄司景翔(4)

下が滑りやすいグラウンドで恐れていたことが。

GK有留奎斗(20)が足を滑らせてボールがヴィアティン攻撃陣に渡ってしまう。

その危機をカバーしたのは庄司。

庄司の危機察知能力で、事前に動いてカバーしている。

今シーズンの鈴鹿の守備は硬い。

庄司の動きでそれを実感する。

ひとりひとりの能力だけでなく、互いのミスを組織でカバーする体制を常に頭の中に持っている。

社会の組織でも同様。

ミスを「0」にするのではなく、ミスを減らしつつも組織でカバーする体制。

キャプテンとして庄司がその守備を体現している。

見事。

さすが庄司。

庄司も昨年の5倍良い(ナカニシ調べ)。

 

試合はロングボール中心。

ただ、鈴鹿がセカンドボールを奪った瞬間の星来(13)と西口(23)の存在感が大きく、鈴鹿がわずかに優位に見える。

 

フォワード、「モンスター」渡邊星来(13)

ロングボールの競り合いでジャンプしている。

しかし、ヴィアティンディフェンスは身長が高く、なかなか星来の望むヘディングでの落としができていない。

しかし、星来が競り合うことでクリアボールは短くなり、後方で狙う日髙(7)や北田大亜(17)の網にかかっている。

そして、星来は斜めに流れながらボールを受ける。

斜めに動きながらも、足元のテクニックが高く、ピシッと受けて次につなげる。

サッカーは「止める・蹴る」が大事というが、星来は超ハイレベルで止める蹴るでボールをコントロールする。

トップ下の西口(23)、池松颯太(22)が星来の近くでプレイして、ヴィアティンディフェンスを突破したいが、なかなかシュートチャンスは無い。

星来。ドンドン仕掛けよう。

チャンスは見えてるぞ!たぶん。

 

鈴鹿の攻撃は、左サイド中心。

左のウイングバック、「メイクサムノイズ」安田正宗(26)

同じフォーメーションだが、ヴィアティンは思ったよりサイドから攻めてこない。そのためロングボールも縦1本が中心。

ヴィアティンはサイドに大きく開いて1人余ったりすることが無いので、正宗はマークを気にせず前で高い位置を取ることが出来る。

サイドに流れる星来(13)の動きと連動して前に出る正宗。

さらに、池松も連携して上がっていく。

正宗のサイドから何かが起きるように思えて仕方がない。

後方の日根野達海(5)は百戦錬磨。

日根野が時間を稼げば、正宗は十分にディフェンスに戻れる。

よし。GO!

ドンドン前にでよう!

 

正宗の同じ左サイドには、池松颯太(22)が虎視眈々と狙っている。

 

左のインサイドハーフ、「ファイアートルネード」池松颯太(22)

小柄な池松は高さで競り合うというより、星来(13)や西口(23)の競り合ったボールを二次攻撃につなげる動きをしたい。

しかし、ヴィアティンの高くて硬いディフェンスに、なかなかいつもの池松らしい動きができていない。

独独のリズムからの池松のドリブルは、サポーターみんなが期待しているが、この試合ではなかなかそれを出すことが出来ない。

ロングボールの蹴り合いの展開。

パスを受けるのではなく、ルーズボールを自ら回収して前を向くプレイ。

さらに、ディフェンス時にはヴィアティンの重量級の攻撃陣と対峙する。

池松が自分の動きが出来ず苦しんでいる。

池松。まだ焦っちゃダメだ。

チャンスの時には、池松の一撃必殺の必殺技を炸裂してやろうぜ。

 

前半の半ば。

ヴィアティンは、ロングボールからカウンターを仕掛けてくる。

やはり、ワイヴァン知立に似ている。

手数が少なく、早めにシュートを放つため、波状攻撃にならず鈴鹿は助かっている。

前半のシュート数は、鈴鹿が0本でヴィアティンが5本だったらしい。

しかし、実際に試合を見てみると、前半の試合展開は、ほぼ5分5分だった。

ヴィアティンのミドルシュートは枠を捕らえられず、シュートには加算されていても、鈴鹿に危ないシーンは少なかった。

 

試合はセカンドボールを確保したほうがペースを握る。

鈴鹿より体格の大きいヴィアティンは、徐々にフィジカルで鈴鹿を押し出すようになってきた。

鈴鹿陣内で試合をされると、やはり苦しくなる。

 

前半27分。

ヴィアティンにカウンターのロングボールが通り、シュートを打たれる。

鈴鹿ゴールのバーに弾かれてゴールではないが、この試合で一番危ないシーンだった。

 

ボランチ、「振り返ればヤツがいる」北田大亜(17)

試合開始から最後の最後まで、中盤の削り合いで削られ倒した大亜。

大亜が押されたら、鈴鹿全体が押されてしまう。

強い気持ちで、中盤で踏ん張る大亜。

ロングボールの跳ね返りでも、落としどころの予測が上手く、後方で大亜が網を張っているような形になる。

美濃部監督と6年一緒にプレイしているらしい。

監督の意思をグラウンドに反映させる重要な選手。

大亜。この試合もナイス過ぎる良いプレイ手だ。

頼むぞ。

でも怪我には気をつけて。

 

ヴィアティンDFは大きくて強い。

鈴鹿はクロスボールでも、フリーキックでもゴール前を突破できない。

フリーキックでは、キッカーの日髙がカーブで蹴ったり、ストレートを蹴ったり、早く低いボールを蹴ったりしている。

キッカーはテクニシャンの日高!

キッカーは日高。

キッカーは・・・。

 

ヴィアティンは攻撃でサイドを深くえぐってこない。

そのため、コーナーキックはほぼ無く、身長差のある鈴鹿としては助かっている。

ただ、左からのロングスローがある。

これのロングスローが嫌な感じがしている。

 

ゴールキーパー、「ウルトラGK」有留奎斗(20)

前半の終盤。徐々にヴィアティンに押される展開。

ロングスローが鈴鹿ゴール前に放り込まれるが、有留の指示が良く出ていて、鈴鹿のディフェンスにズレや食い違いは無い。

ヴィアティンのミドルシュートも打たれてはいるが、精度を欠き枠に飛んでいない。

ただ、押され始めた時間帯。

有留はゴールキックで十分に時間を取る。

水を一口飲み、ベンチのコーチの指示を聞く。そしてゆっくり助走を取る。

この有留の「間」が、仲間を落ち着かせ、形を整える時間を作る。

ヴィアティンはカウンター一発でディフェンスの裏を取ってくる。

有留も1歩前に出で、鈴鹿ディフェンスの裏をカバーする。

膠着した試合、セットプレイとミスが試合を決める。

有留にミス無し。

そしてセットプレイにも強し!

 

前半の序盤は鈴鹿ペース。

前半の終盤はヴィアティンペース。

ただ、お互いリスクを気にするあまり、深く突き刺すような勝負のプレイが出ていない。

 

鈴鹿にはヤバイと評判の池松颯太(22)がいる。

池松のドリブル(ファイヤートルネード)が発動すれば、一撃で決定的なチャンスを作る。

膠着した中で予定調和のプレイが続く。

不協和音を鳴らすのは誰だ。

 

ヴィアティンディフェンスラインは、渡邊星来(13)が押し込んでいるため、かなり引いている。

そのため、鈴鹿のロングボールは上手くヴィアティンの裏に入らない。

ただ、その分、ヴィアティンのディフェンスと中盤の間にはスペースがある。

トップ下の西口(23)がそのスペースでパスカットを狙っている。

 

前半の最終盤。

ヴィアティンのロングスローが鈴鹿ゴール前で混戦となる。

体格の良いヴィアティンの選手が押し込んでくるが、庄司景翔(4)の反応が早い!

庄司のシュートブロックで難を逃れる。

 

ここで前半終了。

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 

ハーフタイム

 

鈴鹿がスロースターターなのは、サポーターみんなが知っている。

そのため、前半0対0というのは、決して悪くない。

 

そして、強敵の中の強敵ヴィアティンに対して、一歩も引かず互角の戦い。

 

ただ、なんとなく両チーム共にやりたいことはできていないように思う。

同じフォーメーションで対人のマークがハッキリしており、浮いてくる選手がいない。

互いに攻撃の形が作れず、個の力頼みとなっている。

 

ただ、鈴鹿は何か手を打ってくるはず。

ハーフタイムでの修正力が今年の鈴鹿は違う。

 

ハーフタイムでアップしていた選手達が早めに下がる。

後半の展開を全員で確認するのだと思う。

 

悪くない。

だけど、何が起きるか分からない。

セットプレイか?

ミスか?

点が入るならば、そのどちらかだと思う(本当にそう思っていた)。

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 

後半開始

 

後半開始からヴィアティンのペース。

ただ、ロングボール中心で、中盤を省略して攻めてくることに変わりはない。

鈴鹿陣内でファウルを誘い、フリーキックで狙ってくる。

 

鈴鹿も庄司景翔(4)がロングスローを放り始める。

互いにセットプレイの一撃を狙っている。

 

3バックの左、「鈴鹿の未来」日根野達海(5)

鈴鹿は後半から押され始めた。

ここで引いたら延々と攻められ続ける。

日根野は引いてく待つのではなく、前に出て戦うことを選ぶ。

後方は大倉康輝(2)が守っている。

前に出て潰すことこそ鈴鹿の活路。

ナカニシはこのブログで日根野の「強さ」を語ってきた。

日根野は強い。だけど、強いだけじゃない。

その特筆すべきは、その「強さ」を使う場を見極める目だと思う。

日根野の強さを発揮する点は、常に一番危ないところを刺す。

ポジションに関わらず、一番危険な場所を抑える日根野。

後半は鈴鹿劣勢の時間が長かった。

しかし、危ない場面は前半の方が多い。

日根野がいたら大丈夫。

決してタダでは通させない。

 

ヴィアティンコーナーキックをGK有留(20)が手を伸ばして弾き出す。

超ナイス!有留ナイス!

高さはヴィアティン優位。

ただ、鈴鹿は有留の手が良く伸びている。

 

鈴鹿が押されている。

鈴鹿ベンチの動きは早い。

 

後半7分

(OUT)22池松颯太 ⇔ (IN)33キム・ボヨン

 

おそらく鈴鹿は3-5-2にポジジョンチェンジ。

中盤に3人のボランチが配置され、ヴィアティンの攻撃を中盤で食い止める。

 

体が強いボヨン(33)の登場で、ここで少し試合の流れが変わる。

前線のターゲットが増えた鈴鹿。

左の安田正宗(26)がドリブルで持ち込み、中で待つボヨン(33)へ。

ボヨン(33)から動き出しの早い星来(13)へ。

惜しい!

 

右のウイングバック、「オールラウンドの天才」木出雄斗(14)

前半からサイドのケアをしたり、中に絞って中盤を厚くしたり、献身的に動いていた木出。

特に後半は鈴鹿が押されているため、ディフェンス中心のプレイになっている。

サイドを抑えるだけでなく、中に絞ってセカンドボールを追っていた木出。

また、ヴィアティンのロングクロスボールのファーサイドの競り合いも木出がカバーしていた。

選手交代でボヨン(33)が入り、ボランチが厚くなった。

木出が前方に飛び出すタイミングを狙っている。

ワイヴァン戦で見せた、キレキレのドリブルを見たい。

木出。狙っていこう。

サイドから試合を決めてやろうぜ。

 

前半からヴィアティンは、サイドに広く展開してこない。

さらに、展開してもドリブルで強引な仕掛けはしてこない。

鈴鹿の選手は小柄。

ヴィアティンが体格を活かして押し込んでこられたら嫌だった。

 

ボヨンが入りターゲットは増えたものの、ヴィアティンの攻める展開。

しかし、鈴鹿のディフェンスは整っている。

 

センターバックの中央、「王将」大倉康輝(2)

ロングスロー、コーナーキック、フリーキックで攻めるヴィアティン。

しかし、鈴鹿のディフェンスに穴が無い。

常に先に触るのは鈴鹿の選手。

誰が蹴り出すか、誰が先に行くか、誰が相手を体で抑えるか。

鈴鹿のディフェンスは練習の成果が出ていて組織的なように思う。

その中でも中心となるのが、美濃部監督の意思を存分に理解している大倉康輝(2)。

日根野(5)、庄司(4)の両輪を使いながら、3人が3人以上のプレイを生み出している。

この試合、ナカニシの贔屓目だけで、鈴鹿の危ないシーンは前半のバーに当たった場面だけだった。

大倉。そして鈴鹿ディフェンス。

ナイス!

 

後半は、星来(13)とボヨン(33)の2トップのような形。

西口は少し下がって前目の中盤に入っている。

 

インサイドハーフ、「ゴールデンボンバー」西口亮城(23)

西口の金髪が、サポーターの位置から良く見えている。

西口の強さは、攻撃だけでなく最前線の守備だと思う。

鈴鹿の攻撃が止められたところから、攻守の切替が爆速で早い。

そのため、ヴィアティンがカウンターを狙った時には、西口がコースを切っていることが良くある。

さらに、西口の前線からのプレスで、ヴィアティンのロングボールの精度を落とし、後方の鈴鹿ディフェンスのプレイを助けている。

金髪だけど、もの凄くまじめに献身的。

ヴィアティンの攻勢時にも、西口が中盤に下がってディフェンスする。

なんとしても勝つ。

勝つためにやれることを全部やる。

西口。良い気迫だ。

勝つぜ!

 

試合は膠着してきた。

ヴィアティンの攻撃は鈴鹿の3バックを越えられない。

ただ、鈴鹿もヴィアティンの3バックを越えられない。

後半の半ばを過ぎる。

ナカニシの脳裏に、ほんの少しだけ延長戦の文字が見えている。

 

暑い日になった。

熾烈な試合。

選手達の消耗も激しい。

90分で決着を付けたい。

 

カモン!カモン!来い来い来い!

カモン!カモン!来い来い来い!

カモン!カモン!来い来い来い!

カモン!カモン!来い来い来い!

鈴鹿サポーターが呼ぶ。

こっちだ。

こっちのゴールだ。

 

前半はヴィアティンがカウンターだったが、後半は鈴鹿がカウンター。

左の安田正宗(26)が走る

右の木出雄斗(14)が押し出す。

鈴鹿は左が早く、右は太く。

 

フォワードの、「ファイター」キム・ボヨン(33)

後半の流れが少し変わったのは、ボヨンが入ってからだった。

それは少しずつ変化していた。

ボヨンの動きが、ヴィアティンに圧力をかける。

当って跳ね返されても、ボヨンの突撃は止まらない。

ボヨンが押す。

ボヨンが押す。

ボヨンに対応するヴィアティンディフェンス。

星来(13)が走ることができるようになった。

 

前線での競り合いの中で、ヴィアティンの選手と木出の頭がぶつかり、木出にイエローカード。

このカードを見て、ベンチは交代の準備をする。

 

後半26分

(OUT)23西口亮城 ⇔ (IN)6山本修也

(OUT)14木出雄斗 ⇔ (IN)19森田夢生

 

ボヨン(33)が体を張ってハイボールを競り合い、頭で星来(13)に落とす。

星来がシュートを狙う。惜しい!

ボヨンと星来の間で、徐々に形ができてきた。

 

途中交代で右サイドに入った、森田夢生(19)が星来(13)-ボヨン(33)の連携から前に飛び出したい。

夢生は前を狙っているが、足元が悪くボールをなかなか納められない。

 

4対6で、ヴィアティンがボールを支配しているがパスの出しどころがない。

鈴鹿は組織できっちり守っている。

隙が無く、スペースも作らせない。

 

ヴィアティンも選手交代を急いでいる。

試合は後半に入った。

どこかで、何かを変えないと。

ヴィアティンは選手交代で何かを変えてくるか?

 

鈴鹿はボヨン(33)がジョーカーに見える。

この切り札を後半に取っておいたならば、かなり鈴鹿のゲームプランは当たっていると言ってもおかしくない。

 

後半35分。

※この場面はぜひ三重テレビ放送を見て欲しい。ナカニシは50回以上見た。

またもや星来(13)とボヨンの連携から、ボヨンがペナルティエリア外45度の位置でファウルを受ける。

激しいファウルに対して、仲間想いの北田大亜(17)が熱くなっている。山本修也(6)が冷静に止めている。

この試合、全てのセットプレイを日高慶太(7)が蹴っていた。

日高のフリーキックは、曲げたり、落としたり、早いストレートだったり、テクニックを使っていろんな球を蹴っていた。

三重県社会人選手権では、フリーキックを直接ゴールに叩き込んだこともあった。

フリーキックのキッカーの位置には、日高慶太(7)と山本修也(6)。

なかなか蹴らない。

十分に間を取る。

ゴール前には鈴鹿の選手達が日髙のフリーキックを頭で合わせるために、並んで待っている。

日高が軽く手を上げる。

日高が足を一歩動かす。

(ここまでは誰が見ても日髙が蹴る雰囲気だった)

蹴るのは山本修也だ!!!!!

スヒード、コース、タイミング。

言葉にならない。

そのボールは虹をかける!

ゴーーーーーーール!!!1-0!

なんだこれは!

なんと言う美しいフリーキックだ!

なんだ!

なんと言うことだ!

喜びの爆発するサポーター。

フラッグを振ることも忘れて立ち尽くすナカニシ。

喜びよりも先に衝撃が頭をぶっ叩く。

 

山本修也(6)の左足の精度の高さは知っていた。

だけど、この場面で、この緊迫する場面で打てるか?普通。

まさかの大卒ルーキーの堂々たるフリーキック。

そして、日高が蹴るかもしれないというフェイントで、ヴィアティンGKの反応がわずかに遅れたのも、チームプレイのひとつだった。

 

試合時間は残り約10分。

これまで早く動いていた時計が、急に遅く感じる。

何度見ても数十秒しか進んでいないストップウオッチ。

 

得点の原動力となった、キム・ボヨン(33)の押し出す力が、ヴィアティンのディフェンスを上げさせられない。

ボヨンの後方では、渡邊星来(13)が前に飛び出すタイミングを狙っている。

 

鈴鹿ディフェンスに乱れはない。

日根野達海(5)が、庄司景翔(4)が、大倉康輝(2)が跳ね返す。

左の安田正宗(26)が頭からボールを奪いに飛び込んでいく。

右の森田夢生(19)が体を張って相手のスピードを止める。

ベンチから声が出ている。

山本龍之介(1)の絶叫のような声がサポーターの所まで聞こえている。

 

ナカニシはフラッグを振ることも忘れている。

ただただ、アトレチコとコールするだけ。

自分の声が、水の中で聞えるような音に聞こえる。

 

セカンドボールを奪う北田大亜(17)。

高さで競り合う山本修也(6)。

日高慶太(7)が体を投げ出してシュートコースを塞ぐ。

 

時間が無いため、ロングボールをポンポン入れるヴィアティン。

ゴールキーパー有為奎斗(20)が、落ち着いてキャッチ。

 

後半43分

(OUT)26安田正宗 ⇔ (IN)15大島遼介

(OUT)13渡邊星来 ⇔ (IN)9北村知也

 

ベンチからのはっきりした指示。

このまま試合を締める。

大島がディフェンスに入り、日根野が左のディフェンスに入る。

鈴鹿は3度目のフォーメーションチェンジ。5-4-1へ。

 

大島遼介(15)の問答無用の高さが活きる。

北村知也(9)が左サイドでボールを確保し時間を使う。

 

ディフェンス一辺倒かと思いきや、業師、北村(9)がボヨン(33)へパスを通し、ボヨンがボレーシュートを放つ。

短い時間でも、北村は自分に求められるタスクをこなす。

 

AT5分

 

大島(15)無双。ハイボールを頭で跳ね返す!

庄司(4)のスライディングがスパッと決まる。

日根野(5)はサイドを封鎖している。

日高(7)がボールを抑えてファウルを誘う。

 

前に蹴り出す。

 

鈴鹿ボールになるたびに、ベンチに下がった渡邊星来(13)が吠えている。

 

サポーターのチャントが祈りの言葉に聞こえる

 

大丈夫だ。

 

鈴鹿は失点しない。

 

大丈夫だ。

 

俺たちは。

 

胸を張って堂々と。

 

三重県最強となろう。

 

ここで試合終了。

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

 

両チームの選手のみなさん、スタッフのみなさんお疲れさまでした。

本当にたくさんの方が鈴鹿の応援に来てくれました。

バック側から見ていたら、スタンドの人は鈴鹿側の方が多いくらいでした。

本当にありがたいです。感謝感謝です。

 

この試合では、念願のフラッグ5本出しをしました。

旗の振り手が足りなかったのですが、ナイスな少年がフラッグをずっと振ってくれました。

少年ありがとう。また一緒に応援しましょう。

(本当はもう1本出ているのだけど、ナカニシがサボってて振られていない。ごめん。)

サポーターの仲間たち。みんなありがとう。

最後まで声を出し続けてくれたみんな。

スタンドで手拍子してくれたみんな。

ネットやテレビで応援してくれたみんな。

たくさんの人の応援と、たくさんの笑顔。

この街には、アトレチコ鈴鹿クラブがあります。

我らの誇り、この街の夢です。

 

試合後に、バンザイして、ダンスして、トラメガで選手が話して・・・

もう夢のようでした。

溜めていた不安が一気に解放されたような、歓喜の時間でした。

選手のみなさん、サポーターの歓喜にお付き合いいただき、本当にありがとうございました。

 

そして、ヴィアティンはとても強かったです。

ナカニシは、この三重県選手権の決勝の舞台でヴィアティンと試合ができたことを幸せに思います。

互いに高め合い、最高の試合と、最高の応援を今後も続けていきましょう。

 

 

 

この試合のナカニシが勝手に選ぶ「victorycross賞(MOM=マン・オブザ・マッチ)」は、虹をかけるフリーキック!

「レインボーレフティ」山本修也選手(6)です。

とにかく見事。

この一発で5000億点の価値があります。

冗談抜きで、ナカニシはあのフリーキックで白飯が食べられます。

山本修也選手、ナイスシュートでした。

今後もナイスプレイを期待しています。

 

 

 

試合が終わって、ちょっとご飯を食べに行って、午後8時に帰宅しました。

8時から見たいテレビがあったためです。

 

妻ノリコが楽しみにしている大河ドラマ「豊臣兄弟」の時間でしたが、チャンネルをナカニシに譲ってくれました。

 

8時から三重テレビで試合を見ました。

勝利の美酒を飲みながら、いつまでも試合を見ていたい気分でした。



 

 

 

はい!

ということでアトレチコ鈴鹿は、2022年以来、3年ぶりに三重県最強の座と、天皇杯本戦出場を勝ち取りました。

 

しかーし!

 

勝利の気分は今夜で終わりです。

次の試合の事を考えましょう。

大事なのは東海リーグです。

もう土曜日にはリーグ戦があります。

大至急切り替えて、次の試合までに良い準備をしてください。

 

まだまだここからです。

 

まだまだ油断はできません。

 

鈴鹿の試合はいつも決勝戦です。

 

ではまた。

 

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

(今後の試合)

◇東海社会人リーグ

5月16日(土)18:00 中京大学FC@中京大学豊田キャンパス

5月24日(日)17:00 藤枝市役所@藤枝総合運動公園サッカー場

5月31日(日)13:00 FC刈谷@AGF陸上競技場

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

このブログに使用している写真は,アトレチコ鈴鹿クラブの使用許可を得て掲載しています。そのため,他での利用は絶対にしないでください。