みなさんこんばんは。
負けた試合の後、選手達がサポーターに挨拶に来ます。
その時、選手達になんて言ったらいいのか?
ナカニシには全く分かりません。
今まで、「大丈夫、大丈夫」と言ってきたと思います。
その言葉は、今回の敗戦から止めます。
理由は・・・内緒です。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
試合の週の水曜日。
1対3で負けた夢を見て、朝飛び起きた。
勝ちたい。なんとしても勝ちたい。
それから試合の日まで、ずっと不安で仕方がない。
対戦相手のFC刈谷(以下、刈谷と書きます)
東海リーグ、JFL、何度も死闘を繰り広げた相手。
めちゃくちゃ負けた覚えもあるし、快勝した記憶もある。
一番思い出深いのは、AGFでアディショナルタイムのラストプレイでゴールを決めた小西洋平選手のダイレクトボレー。
あんな劇的な勝利を掴みたい。
刈谷は開幕戦以外、全て連勝。
東海リーグの首位を独走している。
鈴鹿はここで負ければ自力優勝が無くなり、東海リーグ制覇が厳しい状況となる。
すぐに試合の事を考えてしまう。
ずっとイライラしてしまう。
それでも選手達にはリラックスして試合に挑んで欲しい。
リラーックス。
選手達には、99%の緊張の中でも、1%はサッカーを楽しむ心を持って欲しい。
その1%が素晴らしいプレイを生むような気がする。
AGFホーム開幕戦。

8時に会場入りし、開設準備を手伝う。
10時に横断幕を掲出
11時に開場。
5本のフラッグを風になびかせる。

刻一刻と時間が迫る。
さあ。
やってやろう。
いくぜ!
本日のスタメン(以後敬称略)
FW 13渡邊星来・33キムボヨン
MF 26安田正宗・10梶山幹太・7日髙慶太・8前田柊・19森田夢生
DF 5日根野達海・4庄司景翔・15大島遼介
GK 20有留奎斗
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
試合開始。
大怪我から復帰した前田柊(8)がスタメンで登場。
試合前練習の時から、胸に込み上げる想いがある。
前田柊とバンザイするためにも、なんとしても勝ちたい。
鈴鹿は3-5-2のフォーメーション。
刈谷は恐らく、4-2-3-1のフォーメーション。
フォーメーションは異なるものの、試合はがっぷり組み合って始まった。
サイドに展開してウイングバックにボールを預けたい鈴鹿。
早い寄せと球際の強さで前に繋ぎたい刈谷。
がっぷり組み合って始まった試合は、すぐに刈谷ペースになっていく。
刈谷は、鈴鹿の3バックにドンドン圧力をかける。
庄司景翔(4)のGKへのヘディングでのバックパスを読んで、そのボールを狙うが、庄司が冷静によく見て対応。
刈谷の思い切った前線の寄せに、鈴鹿ディフェンスから良いボールが前に出ない。
鈴鹿陣内で刈谷に押し込まれる展開。
センターバックの左、日根野達海(5)
足元の技術、競り合いの強さ、ディフェンスのセンス。
最上位で兼ね備える日根野は、刈谷の猛攻を全て刈り取っていく。
同じセンターバックの、庄司(4)、大島(15)との連係も良く、押し込まれていても刈谷にシュートを打たせていない。
劣勢で始まった試合だが、日根野は刈谷に1歩も引かなかった。

ボランチの、日髙慶太(7)
試合開始から押し込まれたため、日高がかなり下がってケアしている。
しかし、日高が下がったため、鈴鹿全体が引き気味になってしまった。
3-5-2で試合は始まったが、5-3-1-1のような形で、鈴鹿は後方に重心を置いている。
それを何とか前に踏み出すため、日高が縦横に走っている。
さらに、思い切ったサイドチェンジでプレッシャーの無い所へ展開する。
ただ、走っても、展開しても、刈谷ゴール前に届かず、日高が決定的な仕事ができない。

刈谷の中盤には、キャプテンマークを付ける藤山恭輔選手がいる。
共に鈴鹿で戦った仲間だが、今は対戦相手。
その藤山恭輔選手のセカンドボールへのアクションが早く、鈴鹿は刈谷の中盤を攻略できない。
右ウイングバックの、森田夢生(19)
鈴鹿はサイドから展開したい。しかし、引き気味なので、攻撃の糸口が見つけられない。
そんな時に、全体を鼓舞して前に勝負を仕掛けたのが、森田夢生!
そのスピードで相手を抜き去り、スタンドが沸く。
しかし、刈谷のサイドプレイヤーに後方から足をかけられるファウル。

足を痛めて苦悶する夢生。
即座にバツが出る。
この事態に、ナカニシの息が止まる。
なんと言うことだ・・・。
夢生、大丈夫か・・・。
前半14分
(OUT)19森田夢生 ⇔ (IN)14木出雄斗
木出雄斗がスクランブル出場。
鈴鹿は3ボランチで刈谷の中盤との攻防を制したいが、どうしても押し戻せない。
球際の強さ、フィジカル、寄せの早さ、セカンドボールの読み。
刈谷に半歩及ばず、先を越されている。
フォワードの、渡邊星来(13)
トップのキムボヨン(33)より、少し下がった位置で中盤からのボールを受けたい。
そのために、少し下がっているのだが、星来にボールが全く入らない。
鈴鹿はディフェンスからクリアボールがボンボン蹴られているが、精度を欠いていて、そのボールを星来が確保できない。
苦しい展開だったが、前半序盤の日髙のFKを頭で合わせて、あわやゴールの場面を作ったのはさすが星来だった。

前半の半ばを過ぎた。
本来ならば試合が落ち着いてくる時間帯。
しかし、刈谷の圧力に押され、鈴鹿は選手達が慌てているように見える。
ミスしなくていい所でミスが出てしまう。
芝のコンディションは悪い。
なので、細かいパスよりもロングボールを選択するのは分かる。
ただ、ナカニシには苦しい状況から逃げるために、大きく蹴り出しているように見えてしまう。
苦しい。
苦しい。
鈴鹿はシュートが打てていない。
そして刈谷も鈴鹿のディフェンスを破れていない。
センターバックの庄司景翔(4)
刈谷の攻撃に対して、庄司が体を張っている。
ショートカウンターにも反応が良く、刈谷のシュートを許さない。
試合の流れが悪いのはもちろん分かっている。
庄司が仲間を鼓舞する声をかける。
庄司。頼む。
鈴鹿は前半いつも良くない。ここは我慢だ。
このまま失点せずに後半まで持ちこたえてくれ。
庄司。頼む。

鈴鹿がディフェンスから大きく蹴り出す。
刈谷はセカンドボールを確保しサイドに展開する。
球際の混戦では、刈谷が一歩先に抜けてくる印象。
技術?闘志?読み?走り?
鈴鹿が劣っているとは思えない。
ただ、刈谷が鈴鹿を押し込んでいく。
フォワードの、キム・ボヨン(33)
後方からのロングパスを確保するため、とにかくよく体を張っている。
鈴鹿はパスと人が動いていない。そのため、動きながらではなく、足を止めてボールを受けている。
ボヨンは、足元に入るボールを相手を背負ってキープする姿が多い。
刈谷は2人3人とボヨンを取り囲む。
猛烈に突進するボヨンも、最後までシュートを打てていなかった。

サポーターの声が高まる。
何とか。何とか。流れを変えたい。
ボランチの、前田柊(8)
前田柊のスタメン復帰戦。
怪我明けの公式戦だが、前田柊の動きはとても良い。
中盤の差し合いで刈谷に押されているが、それでもシュートを打たれていないのは、前田柊がコースを確実に切り、セカンドボールに体を張っているため。
効いている。
前田柊はやはり良い(知ってるけど)。
前田柊。ここを頼む。
踏ん張ってくれ。頼む。

鈴鹿はペースをつかめない。
ゲームメイクもほぼできていない。
ここで前半終了。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
ハーフタイム
前半の鈴鹿はセットプレイ以外のチャンスを作れなかった。
対する刈谷も、押しているものの鈴鹿のディフェンスが硬く決定機を作らせていない。
互いに相手の良い所を消していて、やりたいことはどちらもできていない。
鈴鹿は劣勢だが、やられていない。
どちらに転んでもおかしくないが、ナカニシの感じではロースコア対決になることは間違いない。
そして、この試合もセットプレイがカギとなる・・・気がする。
暑くなってきた。
日差しが出てきて、肌を焼く。
鈴鹿はここまでの試合で、前半なんかうまくかみ合わなくても、後半修正できてきた。
何とか後半の鈴鹿の時間帯に得点が欲しい。
1点の重い試合になった。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
後半開始
両チームともに狙った展開にはなっていないと思う。
互いのやりたいサッカーを潰し合いような展開。
鈴鹿はグラウンドの悪さを気にしていて、やはりロングボールを多用する。
また、後方のパスまわしも不確定要素が多いため、バックパスも最小限。
ロングボールが悪いわけではないが、2トップをターゲットにするロングボールに対して刈谷は十分に対応しいる。
消耗戦のような展開。
互いにディフェンスは硬く、シュートは打てない。
互いに突破口が見いだせず、ゲームメイクができない。
ゴールキーパー、有留奎斗(20)
刈谷はサイドから大きな展開。
サイドから逆サイドへ、ロングボールを横方向に展開する。
逆サイドから押し込んでくる相手に対して、一瞬ヒヤッとするが、有留はちゃんと見ている。
鈴鹿に流れはまだ来ない。
有留。キツイ試合だけど、何とかゴールを守ってくれ。頼む。

カモンカモンのチャントが歌われる。
こっちのゴールに来い来い来い!
右ウイングバックの、木出雄斗(14)
前を向いてプレイしたいが、刈谷の球際の寄せが早く、すぐに数的不利を作られてしまう。
木出はドリブルで刈谷陣内深い位置まで、ボールを運ぶことが出来ない。
少し下がって、刈谷のサイドへの展開を阻止する木出。
押し合いながらも、最後の最後まで粘りのプレイ。
厳しい試合になった。
木出の機を見たオーバーラップを待っている。

左ウイングバックの、安田正宗(26)
この試合、ずっと我慢していたこの試合。
ついに、鈴鹿の時間を作り出したのは安田正宗だった。
安田正宗が左に張り出し、前に勝負を仕掛ける。
この勝負がなかなかできていなかった。
安田正宗(26)から中で待つ梶山幹太(10)へ。
梶山幹太(10)が後方から抜け出してくる前田柊へスルーパス!
流れるような展開で左サイドを攻略する。
名刀マサムネ!
切り裂け!

ついに左サイドから鈴鹿の時間帯が来た。
少しずつ押し始める鈴鹿。
日高(7)が中盤の底から試合を組み立てる。
後半15分
(OUT)33キム・ボヨン ⇔ (IN)23西口亮城
動けて、走れて、戦える西口が入る。
西口!!!
鈴鹿のリズムが出て来た。
日高(7)から、梶山幹太(10)へ。
梶山がフリックで斜め方向へのダイレクトスルーバス。
星来(13)が走っているが、刈谷のブロックが間に合いシュートならず。
それでも足元ではなく、パスを信じて走るプレイが出て来た。
悪くない。
この時間帯悪くないぞ。
フォワードに入った西口亮城(23)
金髪からカッコいいグレー?に変わっている(星来も髪型が変わった)。
西口は自分で狙うだけでなく、周りも行かせるフォワード。
そして、動き出しがスムーズで司令塔の梶山幹太(10)との連係も良い。
西口が動きながらプレイすることで、少しずつ刈谷ディフェンスにスペースができて来た。

試合開始時はボランチだったが、後半はトップ下の梶山幹太(10)
右の安田(26)、前にいる星来(13)と西口(23)
仲間が動きだすことで、梶山の選択肢が増えている。
梶山は動く仲間をちゃんと見ている。
後半の半ば。
渡邊星来(13)から、前に抜け出す西口亮城(23)へ。
刈谷がブロックに来る。
西口は中に動きだしている梶山幹太(10)へパス。
梶山が腰をひねりながらシュート!
タイミングは完璧だったが、シュートはわずかにゴールの右に外れる。
この試合最大のチャンスが決まらなかったが、鈴鹿はやっと流れを掴んだ。
サポーターのチャントのボリュームが上がる。
梶山。頼むぞ。

しかし、刈谷も選手を交代して、流れを引き戻そうとする。
暑い試合になった。
35度を超えていたらしい。
選手達の疲労が目に見えてくる時間帯。
後半31分
鈴鹿の右サイドから刈谷のコーナーキック。
それを頭で合わせられて失点。
0-1。
セットプレイを100%防ぐ方法なんてない。
気にするな。
攻めろ。攻めろ。
前へ。前へ。
後半32分
(OUT)8前田柊 ⇔ (IN)6山本修也
(OUT)26安田正宗 ⇔ (IN)22池松颯太
セッターバックの右、大島遼介(15)
ロングボールの多い試合、大島の高さが鈴鹿を何度も救っていた。
そして、試合終盤、鈴鹿のセットプレイ時の大島の頭にサポーターが祈る。
大島、良い形で折り返してくれ。
がんばれ大島。

終盤に入った池松颯太(22)が、刈谷の選手に囲まれながらも、左サイドから仕掛けるが、刈谷も必死にクロスボールをブロックする。
池松はドリブルで勝負!
池松GO!

ボランチに入った山本修也(6)の左足も期待しているのだが、チャンスが巡ってこない。

刈谷も時間を使い、鈴鹿に1本のシュートも、1本のセットプレイも与えない。
じりじりと時間が過ぎる。
鈴鹿は前に出られない。
ここで試合終了。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
両チームの選手のみなさん、スタッフのみなさんお疲れさまでした。
チアダンスを踊ってくれたビクトリアさん、シャイニースターさん、ありがとうございました。
ホーム開幕戦に、たくさんの方のご尽力をいただきました。
全ての方にお礼を申せませんが、みなさんありがとうございました。
試合前には、先日の中京大学戦で、アキレスけん断裂の大怪我を負った北田大亜選手へのエールを送りました。
ご協力いただいたみなさん、ありがとうございました。
大亜。グラウンドへ帰って来る日を待ってるぞ!

試合後には、鈴鹿で共に戦った藤山恭輔選手と三好辰典選手が挨拶に来てくれました。
さらに、最後までグラウンドで片づけをしていたナカニシの所へ、わざわざ恭輔選手が走って来てくれました。
鈴鹿で戦った選手達の事を忘れることはありません。
恭輔選手、三好選手、がんばってください。
試合後。実はナカニシはイライラしていました。
選手達は全力で頑張りました。それは間違いありません。
選手だけでなく、監督、コーチもしっかり準備していたことと思います。
それでも・・・、
ナカニシの目には・・・、
あくまで個人的な意見ですが・・・。
鈴鹿のロングボールが苦し紛れに逃げているプレイに見えて仕方がありませんでした。
そんなことは無い。
そんなはずはない。
と、思いながらも、なんか胸が苦しくて仕方がありませんでした。
そんなことを思う自分にもイライラしていました。
ナカニシは誰とも話したくなくて、誰の話も聞きたくなくて、誰にも会いたくなくて、1人で横断幕を撤収に行きました。
その時、グラウンドでクールダウンしている庄司景翔選手がナカニシに言いました。
「ナカニシさん、俺たち必ず変わりますから」
・・・・・。
ナカニシは庄司選手に救われました。そんな気がします。
鈴鹿は負けました。
点差だけでなく、内容も負けました。
だけど、この試合の敗戦で、より強くなったのは俺たち鈴鹿です。
今シーズンが終わるころに、そう言いたいと思います。
次!
下向くな!
こんな苦難、鈴鹿のサポーターはへっちゃらだぜ!
さあ、前を向け!
さあ、次の試合だ!
やるぞーーーーーーー!
ではまた。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
(今後の試合)
◇東海社会人リーグ
6月7日(日)15:00 FC ISE-SHIMA@伊勢フットボールビレッジ
6月14日(日)14:00 岳南モスペリオ@富士総合運動公園
◇全社東海予選
6月27日(土)11:00 岐阜SECOND @三交スポーツの杜メイン
6月28日(日)11:00 未定 @三交スポーツの杜メイン
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
このブログに使用している写真は,アトレチコ鈴鹿クラブの使用許可を得て掲載しています。そのため,他での利用は絶対にしないでください。


























































































