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アトレチコ鈴鹿クラブのサポーターブログです。

東海リーグ第4戦 対 FC刈谷

みなさんこんばんは。

 

負けた試合の後、選手達がサポーターに挨拶に来ます。

その時、選手達になんて言ったらいいのか?

ナカニシには全く分かりません。

 

今まで、「大丈夫、大丈夫」と言ってきたと思います。

その言葉は、今回の敗戦から止めます。

 

理由は・・・内緒です。

 

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試合の週の水曜日。

1対3で負けた夢を見て、朝飛び起きた。

勝ちたい。なんとしても勝ちたい。

それから試合の日まで、ずっと不安で仕方がない。

 

対戦相手のFC刈谷(以下、刈谷と書きます)

東海リーグ、JFL、何度も死闘を繰り広げた相手。

めちゃくちゃ負けた覚えもあるし、快勝した記憶もある。

一番思い出深いのは、AGFでアディショナルタイムのラストプレイでゴールを決めた小西洋平選手のダイレクトボレー。

あんな劇的な勝利を掴みたい。

 

刈谷は開幕戦以外、全て連勝。

東海リーグの首位を独走している。

鈴鹿はここで負ければ自力優勝が無くなり、東海リーグ制覇が厳しい状況となる。

 

すぐに試合の事を考えてしまう。

ずっとイライラしてしまう。

それでも選手達にはリラックスして試合に挑んで欲しい。

リラーックス。

選手達には、99%の緊張の中でも、1%はサッカーを楽しむ心を持って欲しい。

その1%が素晴らしいプレイを生むような気がする。

 

AGFホーム開幕戦。

8時に会場入りし、開設準備を手伝う。

10時に横断幕を掲出

11時に開場。

5本のフラッグを風になびかせる。

 

刻一刻と時間が迫る。

 

さあ。

やってやろう。

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 13渡邊星来・33キムボヨン

MF 26安田正宗・10梶山幹太・7日髙慶太・8前田柊・19森田夢生

DF 5日根野達海・4庄司景翔・15大島遼介

GK 20有留奎斗

 

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試合開始。

 

大怪我から復帰した前田柊(8)がスタメンで登場。

試合前練習の時から、胸に込み上げる想いがある。

前田柊とバンザイするためにも、なんとしても勝ちたい。

 

鈴鹿は3-5-2のフォーメーション。

刈谷は恐らく、4-2-3-1のフォーメーション。

 

フォーメーションは異なるものの、試合はがっぷり組み合って始まった。

サイドに展開してウイングバックにボールを預けたい鈴鹿。

早い寄せと球際の強さで前に繋ぎたい刈谷。

 

がっぷり組み合って始まった試合は、すぐに刈谷ペースになっていく。

 

刈谷は、鈴鹿の3バックにドンドン圧力をかける。

庄司景翔(4)のGKへのヘディングでのバックパスを読んで、そのボールを狙うが、庄司が冷静によく見て対応。

 

刈谷の思い切った前線の寄せに、鈴鹿ディフェンスから良いボールが前に出ない。

鈴鹿陣内で刈谷に押し込まれる展開。

 

センターバックの左、日根野達海(5)

足元の技術、競り合いの強さ、ディフェンスのセンス。

最上位で兼ね備える日根野は、刈谷の猛攻を全て刈り取っていく。

同じセンターバックの、庄司(4)、大島(15)との連係も良く、押し込まれていても刈谷にシュートを打たせていない。

劣勢で始まった試合だが、日根野は刈谷に1歩も引かなかった。

 

ボランチの、日髙慶太(7)

試合開始から押し込まれたため、日高がかなり下がってケアしている。

しかし、日高が下がったため、鈴鹿全体が引き気味になってしまった。

3-5-2で試合は始まったが、5-3-1-1のような形で、鈴鹿は後方に重心を置いている。

それを何とか前に踏み出すため、日高が縦横に走っている。

さらに、思い切ったサイドチェンジでプレッシャーの無い所へ展開する。

ただ、走っても、展開しても、刈谷ゴール前に届かず、日高が決定的な仕事ができない。

 

刈谷の中盤には、キャプテンマークを付ける藤山恭輔選手がいる。

共に鈴鹿で戦った仲間だが、今は対戦相手。

その藤山恭輔選手のセカンドボールへのアクションが早く、鈴鹿は刈谷の中盤を攻略できない。

 

右ウイングバックの、森田夢生(19)

鈴鹿はサイドから展開したい。しかし、引き気味なので、攻撃の糸口が見つけられない。

そんな時に、全体を鼓舞して前に勝負を仕掛けたのが、森田夢生!

そのスピードで相手を抜き去り、スタンドが沸く。

しかし、刈谷のサイドプレイヤーに後方から足をかけられるファウル。

足を痛めて苦悶する夢生。

即座にバツが出る。

この事態に、ナカニシの息が止まる。

なんと言うことだ・・・。

夢生、大丈夫か・・・。

 

前半14分

(OUT)19森田夢生 ⇔ (IN)14木出雄斗

 

木出雄斗がスクランブル出場。

 

鈴鹿は3ボランチで刈谷の中盤との攻防を制したいが、どうしても押し戻せない。

球際の強さ、フィジカル、寄せの早さ、セカンドボールの読み。

刈谷に半歩及ばず、先を越されている。

 

フォワードの、渡邊星来(13)

トップのキムボヨン(33)より、少し下がった位置で中盤からのボールを受けたい。

そのために、少し下がっているのだが、星来にボールが全く入らない。

鈴鹿はディフェンスからクリアボールがボンボン蹴られているが、精度を欠いていて、そのボールを星来が確保できない。

苦しい展開だったが、前半序盤の日髙のFKを頭で合わせて、あわやゴールの場面を作ったのはさすが星来だった。

 

前半の半ばを過ぎた。

 

本来ならば試合が落ち着いてくる時間帯。

しかし、刈谷の圧力に押され、鈴鹿は選手達が慌てているように見える。

ミスしなくていい所でミスが出てしまう。

芝のコンディションは悪い。

なので、細かいパスよりもロングボールを選択するのは分かる。

ただ、ナカニシには苦しい状況から逃げるために、大きく蹴り出しているように見えてしまう。

苦しい。

苦しい。

 

鈴鹿はシュートが打てていない。

そして刈谷も鈴鹿のディフェンスを破れていない。

 

センターバックの庄司景翔(4)

刈谷の攻撃に対して、庄司が体を張っている。

ショートカウンターにも反応が良く、刈谷のシュートを許さない。

試合の流れが悪いのはもちろん分かっている。

庄司が仲間を鼓舞する声をかける。

庄司。頼む。

鈴鹿は前半いつも良くない。ここは我慢だ。

このまま失点せずに後半まで持ちこたえてくれ。

庄司。頼む。

 

鈴鹿がディフェンスから大きく蹴り出す。

刈谷はセカンドボールを確保しサイドに展開する。

球際の混戦では、刈谷が一歩先に抜けてくる印象。

技術?闘志?読み?走り?

鈴鹿が劣っているとは思えない。

ただ、刈谷が鈴鹿を押し込んでいく。

 

フォワードの、キム・ボヨン(33)

後方からのロングパスを確保するため、とにかくよく体を張っている。

鈴鹿はパスと人が動いていない。そのため、動きながらではなく、足を止めてボールを受けている。

ボヨンは、足元に入るボールを相手を背負ってキープする姿が多い。

刈谷は2人3人とボヨンを取り囲む。

猛烈に突進するボヨンも、最後までシュートを打てていなかった。

 

サポーターの声が高まる。

何とか。何とか。流れを変えたい。

 

ボランチの、前田柊(8)

前田柊のスタメン復帰戦。

怪我明けの公式戦だが、前田柊の動きはとても良い。

中盤の差し合いで刈谷に押されているが、それでもシュートを打たれていないのは、前田柊がコースを確実に切り、セカンドボールに体を張っているため。

効いている。

前田柊はやはり良い(知ってるけど)。

前田柊。ここを頼む。

踏ん張ってくれ。頼む。

 

鈴鹿はペースをつかめない。

ゲームメイクもほぼできていない。

 

ここで前半終了。

 

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ハーフタイム

 

前半の鈴鹿はセットプレイ以外のチャンスを作れなかった。

対する刈谷も、押しているものの鈴鹿のディフェンスが硬く決定機を作らせていない。

互いに相手の良い所を消していて、やりたいことはどちらもできていない。

 

鈴鹿は劣勢だが、やられていない。

どちらに転んでもおかしくないが、ナカニシの感じではロースコア対決になることは間違いない。

 

そして、この試合もセットプレイがカギとなる・・・気がする。

 

暑くなってきた。

日差しが出てきて、肌を焼く。

 

鈴鹿はここまでの試合で、前半なんかうまくかみ合わなくても、後半修正できてきた。

何とか後半の鈴鹿の時間帯に得点が欲しい。

1点の重い試合になった。

 

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後半開始

 

両チームともに狙った展開にはなっていないと思う。

互いのやりたいサッカーを潰し合いような展開。

 

鈴鹿はグラウンドの悪さを気にしていて、やはりロングボールを多用する。

また、後方のパスまわしも不確定要素が多いため、バックパスも最小限。

ロングボールが悪いわけではないが、2トップをターゲットにするロングボールに対して刈谷は十分に対応しいる。

 

消耗戦のような展開。

 

互いにディフェンスは硬く、シュートは打てない。

互いに突破口が見いだせず、ゲームメイクができない。

 

ゴールキーパー、有留奎斗(20)

刈谷はサイドから大きな展開。

サイドから逆サイドへ、ロングボールを横方向に展開する。

逆サイドから押し込んでくる相手に対して、一瞬ヒヤッとするが、有留はちゃんと見ている。

鈴鹿に流れはまだ来ない。

有留。キツイ試合だけど、何とかゴールを守ってくれ。頼む。

 

カモンカモンのチャントが歌われる。

こっちのゴールに来い来い来い!

 

右ウイングバックの、木出雄斗(14)

前を向いてプレイしたいが、刈谷の球際の寄せが早く、すぐに数的不利を作られてしまう。

木出はドリブルで刈谷陣内深い位置まで、ボールを運ぶことが出来ない。

少し下がって、刈谷のサイドへの展開を阻止する木出。

押し合いながらも、最後の最後まで粘りのプレイ。

厳しい試合になった。

木出の機を見たオーバーラップを待っている。

 

左ウイングバックの、安田正宗(26)

この試合、ずっと我慢していたこの試合。

ついに、鈴鹿の時間を作り出したのは安田正宗だった。

安田正宗が左に張り出し、前に勝負を仕掛ける。

この勝負がなかなかできていなかった。

安田正宗(26)から中で待つ梶山幹太(10)へ。

梶山幹太(10)が後方から抜け出してくる前田柊へスルーパス!

流れるような展開で左サイドを攻略する。

名刀マサムネ!

切り裂け!

 

ついに左サイドから鈴鹿の時間帯が来た。

少しずつ押し始める鈴鹿。

日高(7)が中盤の底から試合を組み立てる。

 

後半15分

(OUT)33キム・ボヨン ⇔ (IN)23西口亮城

 

動けて、走れて、戦える西口が入る。

西口!!!

 

鈴鹿のリズムが出て来た。

日高(7)から、梶山幹太(10)へ。

梶山がフリックで斜め方向へのダイレクトスルーバス。

星来(13)が走っているが、刈谷のブロックが間に合いシュートならず。

それでも足元ではなく、パスを信じて走るプレイが出て来た。

悪くない。

この時間帯悪くないぞ。

 

フォワードに入った西口亮城(23)

金髪からカッコいいグレー?に変わっている(星来も髪型が変わった)。

西口は自分で狙うだけでなく、周りも行かせるフォワード。

そして、動き出しがスムーズで司令塔の梶山幹太(10)との連係も良い。

西口が動きながらプレイすることで、少しずつ刈谷ディフェンスにスペースができて来た。

 

試合開始時はボランチだったが、後半はトップ下の梶山幹太(10)

右の安田(26)、前にいる星来(13)と西口(23)

仲間が動きだすことで、梶山の選択肢が増えている。

梶山は動く仲間をちゃんと見ている。

後半の半ば。

渡邊星来(13)から、前に抜け出す西口亮城(23)へ。

刈谷がブロックに来る。

西口は中に動きだしている梶山幹太(10)へパス。

梶山が腰をひねりながらシュート!

タイミングは完璧だったが、シュートはわずかにゴールの右に外れる。

この試合最大のチャンスが決まらなかったが、鈴鹿はやっと流れを掴んだ。

サポーターのチャントのボリュームが上がる。

梶山。頼むぞ。

 

しかし、刈谷も選手を交代して、流れを引き戻そうとする。

暑い試合になった。

35度を超えていたらしい。

選手達の疲労が目に見えてくる時間帯。

 

後半31分

鈴鹿の右サイドから刈谷のコーナーキック。

それを頭で合わせられて失点。

0-1。

 

セットプレイを100%防ぐ方法なんてない。

気にするな。

攻めろ。攻めろ。

前へ。前へ。

 

後半32分

(OUT)8前田柊 ⇔ (IN)6山本修也

(OUT)26安田正宗 ⇔ (IN)22池松颯太

 

セッターバックの右、大島遼介(15)

ロングボールの多い試合、大島の高さが鈴鹿を何度も救っていた。

そして、試合終盤、鈴鹿のセットプレイ時の大島の頭にサポーターが祈る。

大島、良い形で折り返してくれ。

がんばれ大島。

 

終盤に入った池松颯太(22)が、刈谷の選手に囲まれながらも、左サイドから仕掛けるが、刈谷も必死にクロスボールをブロックする。

池松はドリブルで勝負!

池松GO!

 

ボランチに入った山本修也(6)の左足も期待しているのだが、チャンスが巡ってこない。

 

刈谷も時間を使い、鈴鹿に1本のシュートも、1本のセットプレイも与えない。

じりじりと時間が過ぎる。

鈴鹿は前に出られない。

 

ここで試合終了。

 

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両チームの選手のみなさん、スタッフのみなさんお疲れさまでした。

チアダンスを踊ってくれたビクトリアさん、シャイニースターさん、ありがとうございました。

ホーム開幕戦に、たくさんの方のご尽力をいただきました。

全ての方にお礼を申せませんが、みなさんありがとうございました。

 

 

 

試合前には、先日の中京大学戦で、アキレスけん断裂の大怪我を負った北田大亜選手へのエールを送りました。

ご協力いただいたみなさん、ありがとうございました。

大亜。グラウンドへ帰って来る日を待ってるぞ!

 

試合後には、鈴鹿で共に戦った藤山恭輔選手と三好辰典選手が挨拶に来てくれました。

さらに、最後までグラウンドで片づけをしていたナカニシの所へ、わざわざ恭輔選手が走って来てくれました。

鈴鹿で戦った選手達の事を忘れることはありません。

恭輔選手、三好選手、がんばってください。

 

 

 

試合後。実はナカニシはイライラしていました。

 

選手達は全力で頑張りました。それは間違いありません。

選手だけでなく、監督、コーチもしっかり準備していたことと思います。

それでも・・・、

ナカニシの目には・・・、

あくまで個人的な意見ですが・・・。

鈴鹿のロングボールが苦し紛れに逃げているプレイに見えて仕方がありませんでした。

そんなことは無い。

そんなはずはない。

と、思いながらも、なんか胸が苦しくて仕方がありませんでした。

そんなことを思う自分にもイライラしていました。

 

ナカニシは誰とも話したくなくて、誰の話も聞きたくなくて、誰にも会いたくなくて、1人で横断幕を撤収に行きました。

その時、グラウンドでクールダウンしている庄司景翔選手がナカニシに言いました。

「ナカニシさん、俺たち必ず変わりますから」

・・・・・。

ナカニシは庄司選手に救われました。そんな気がします。

 

 

 

鈴鹿は負けました。

点差だけでなく、内容も負けました。

だけど、この試合の敗戦で、より強くなったのは俺たち鈴鹿です。

今シーズンが終わるころに、そう言いたいと思います。

 

次!

下向くな!

こんな苦難、鈴鹿のサポーターはへっちゃらだぜ!

さあ、前を向け!

さあ、次の試合だ!

やるぞーーーーーーー!

 

ではまた。

 

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(今後の試合)

◇東海社会人リーグ

6月7日(日)15:00 FC ISE-SHIMA@伊勢フットボールビレッジ

6月14日(日)14:00 岳南モスペリオ@富士総合運動公園

◇全社東海予選

6月27日(土)11:00 岐阜SECOND @三交スポーツの杜メイン

6月28日(日)11:00 未定 @三交スポーツの杜メイン

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東海リーグ第3戦 対 藤枝市役所

みなさんこんばんは。

 

日曜の深夜、鈴鹿に帰宅しました。

道具を片付けて、お風呂に入って寝ました。

でも、いろんな事が頭をよぎって寝られませんでした。

 

今日の仕事はとてもキツかったのですが、やっぱり頭の中は試合の事ばかりでした。

 

簡単に言うと、悔しくて仕方がありません。

もう、めちゃくちゃ悔しいです。

 

あの時・・・。

あのシュートが・・・。

あのプレイが・・・。

あー、悔しい!

 

ブログに書いて、ちょっと心を整えたいと思います。

 

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日曜の午前中に出発。

 

東海リーグ第3戦目は藤枝市役所との対戦(以下、藤枝と書きます)。

JFL昇格の時まで、何度も対戦した相手。

負けた思い出も、勝った思い出もある。

ただ、スコアはロースコアが多かった気がする。

勝負は1点。

その1点をどう取るか?

 

そんなことを考えながら、藤枝までの道をひた走る。

約3時間。ずっと藤枝の事を考えている。

 

試合会場に到着。

 

藤枝総合はとてもきれいなスタジアム。

静岡県にはたくさん素晴らしいスタジアムがある。

三重県には・・・。

でも、こんないい場所で試合をさせてもらってありがたい。

藤枝市役所さんに感謝。

 

昔からのサポーター仲間である、藤枝sin1さんと再会。

JFL復帰へのエールをもらう。ありがとうございます。

 

横断幕を掲出。

サポーターの仲間が合流する。

フラッグも4本立てる。

振り手不足なので、ナカニシも1本持つ。

出来る限り選手達に見えるように。

俺たちが付いてるぞ!!!

 

ここは藤枝MYFCのホームグラウンド。

元鈴鹿の松木駿之介選手もプレイしていると思うと感慨深い。

立派なスタジアムに戸惑っている暇はない。

一発目からやるぞ!

 

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 13渡邊星来・33キムボヨン

MF 10梶山幹太・7日髙慶太・5日根野達海・9北村知也

DF 26安田正宗・2大倉康輝・4庄司景翔・29大津佑和

GK 20有留奎斗

 

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試合開始。

 

鈴鹿は4-4-2のフォーメーション。

そして藤枝も伝統の4-4-2のフォーメーション。

 

試合序盤はリスクを管理してロングボールを蹴り出す鈴鹿に対して、いきなり藤枝のボールへの寄せが早い。

この藤枝のボールへのアクションの早さは、今も昔も変わらない。

試合開始直後から、鈴鹿は面食らった状態。

 

センターバックの左、「王将」大倉康輝(2)

押し寄せる藤枝。

その2列目からの飛び出しを大倉は良く見ている。

裏に走る一歩目が早く、藤枝の裏抜けを大倉がシャットアウトした。

大倉、良く見えている。ナイス!

 

藤枝は高身長というほど大きな選手はいない。

しかし、その分、パスワークが早く上手く、1.2.3でパスを回し鈴鹿を振り回す。

JFLで戦ったHonda FCに似ている気がする。

パスを出したら走る。縦ではなく斜めに走り鈴鹿のマークをずらす。

気が付けば、中盤を藤枝が支配している。

藤枝のボールがサイドに展開される。

両チーム共に4-4-2なので、サイドプレイヤーがそれぞれ2人ずついる。

この2人が「個」で負けると一気に分が悪くなる。

 

左サイドハーフ、「スイッチブレード」梶山幹太(10)

復帰1戦目からスタメンで登場した鈴鹿の10番。梶山幹太。

サイドハーフの位置から試合を組み立てて、前線に繋ぎたい。

幹太のテクニックでマークについている1人を剥がせば、前線の星来(13)とボヨン(33)が待っている。

しかし、藤枝の球際の寄せが早い。ワントラップ目で寄せられてパスコースを切られている。

水の中で息を止めているような窮屈な展開。

幹太が一瞬の「間」を求めている。

幹太。チャンスを作ってくれ。頼む。

 

試合展開は藤枝優位。

4対6でボールを保持されている。

藤枝のパスは流れるように上手いが、鈴鹿はなんか固い感じがする。

 

藤枝は体格がそこまで大きくないが、スピードとテクニックと連携が見事。

ワンツーで鈴鹿ディフェンスを翻弄する。

 

センターバックの右、「闘志天翔」庄司景翔(4)

一瞬のスキを突かれて、左から鈴鹿の裏を取った藤枝。

しかし、右から庄司が飛んできた。

庄司の火の出るようなスライティングでなんとか防ぐ。

危ない場面だが、庄司の動きも反応も良い。

この試合、勝利だったらナカニシ的MVPは庄司景翔だった。

試合を通して、ディフェンスの安定と、試合を作るパスは素晴らしかった。

庄司、次も頼むぞ!

 

鈴鹿は押されている。

藤枝のスビードと、徹底した「出して走る」動き。

やはり連携の良いチームは攻撃を防ぎにくい。

 

ゴールキーパー、「ウルトラケイト」、有留奎斗(20)

無失点記録更新中のゴールキーパー有留。

この試合、特に前半は鈴鹿の良さが全く出せていなかった。

有留もチームの雰囲気が分かっている。

サポーターの位置からでもよく聞こえるような、大きな声で仲間を鼓舞する。

ピンチの後には、ギリギリまで時間を使い、選手達が安定するのを待つ。

華やかなセービングだけでなく、GKは扇の要の選手。

有留の声が夕暮れの藤枝総合に大きく響く。

有留。がんばれ。

 

右サイドバック、「サイドの司令塔」大津佑和(29)

鈴鹿への合流が一番遅かった大津佑和が初出場。

ナカニシは何度も練習試合でそのプレイを見た。

大津のプレイを一言で言うと「大人の味わい」

縦にも鋭いが、落ち着いて待つこともできる。

藤枝は選手間の距離が近く、パスコースが少ない。

そのため、「喰いつかせて」スペースを作りたい。

大津(29)が溜めて、北村(9)が裏を狙う。と見せかけて、大津が上がる。

多彩なバリエーションのある大津。

大津のオーバーラップから、キムボヨン(33)のシュート!惜しい!

大津、ちよっと全体がバタバタしてるから、少し落ち着かせてくれ。

 

藤枝に寄せられていて、ミスも多いが、鈴鹿は攻めれていない訳ではない。

支配率は藤枝。

決定機は鈴鹿。

ただ、鈴鹿はゴール前の精度を欠いている。

 

左サイドハーフの、「いぶし銀フラッシュ」北村知也(9)

前線で体を張る北村。

ロングボールではなく、足元で受けて周りのプレイを引きだす。

北村のドリブルで、1人でも喰いつけば誰かがフリーとなる。

北村が前線でボールをキープして相手を引き付ける。

そのボールを奪って、渡邊星来(13)のシュート!惜しい!

スペースの少ない中盤。北村の小回りの利くプレイで、なんとか突破口を開いて欲しい。

北村がんばれ。

 

藤枝は、4バックと4ミッドフィールダーが4人4人で綺麗に並ぶ。

8人のゾーンディフェンスのような形。

鈴鹿はその中を突破する必要があるが、4人-4人の選手間の距離が近く、どこを通るにしても藤枝の選手が俊足で寄せてくる。

さらに藤枝は連係が良く、誰が行って誰がフォローかの判断が的確。

藤枝の4人4人を引き剥がすには、「個」で突破するか、ダイレクトで寄せる前にボールを動かしたい。

しかし、鈴鹿は、ボールを受けるワントラップ目を狙われており、ワントラップの球際でボールを失ったり、トラップが浮いたりしている。

 

なんか調子が悪く、なんかリズムが作れない。

鈴鹿のディフェンス時にボールを譲り合ったり、中盤でパスミスが連発している。

美濃部監督からの大きな声の指示が、日高(7)に出ている。

全体の調子が悪い。

日高にグラウンド内の選手達の事を指示している。

 

フォワードの、「ファイター」キム・ボヨン(33)

この試合のボヨンは、相手の裏に抜ける走りがとても良かった。

藤枝ディフェンスは、ボヨンをマークするものの、ボヨンを止められずにゴール前まで運ばれていた。

鈴鹿は前半、フリーキックもコーナーキックも多く獲得している。

サイドのプレイヤーもがんばったが、ボヨンの前への突進が藤枝のファウルを誘ったような気がする。

流石ファイター。流石ボヨン。

 

鈴鹿はセカンドボールをキープできない。

競り合いで負けているのではなく、藤枝の予測に負けている。

ヘディングのこぼれ球や、鈴鹿のクリアの先には、先に藤枝の選手が待っている。

逆に鈴鹿は、藤枝のプレッシャーからボールを失い、決定機を作らせていないものの、全体的に藤枝ペースとなっている。

 

ボランチでスタメン出場している日根野達海(5)もディフェンス中心。

力を出しきれておらず、ナカニシの知っている日根野本来のプレイではない。

 

左サイドバック、「メイクサムノイズ」安田正宗(26)

鈴鹿の「刃」安田正宗が状況を変えるために狙っている。

梶山の溜めから、左サイドを駆け上がり、藤枝のゴールライン沿いをえぐるように狙う。

中京大戦でPKを獲得して鋭すぎるドリブルだ!

しかし、藤枝ディフェンスが上手く体を入れて、安田のドリブルを封殺する。

藤枝は、フィジカルだけで鈴鹿を圧倒している訳ではない。

ただ、要所要所でピシッと上手さを出してくる。

鈴鹿は自分たちのやりたいことが出来ていない。

鈴鹿の良さを出せないように、藤枝にコントロールされているように見える。

まだまだ、ここからここから。

安田正宗が切り裂く時は一瞬で行くぞ!

 

ここで前半終了。

 

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ハーフタイム

 

前半の鈴鹿はちょっと調子が出ていない。

 

何年たっていても、選手が変わっていても藤枝のサッカーは変わっていない。

やはり、Honda FCのような、1本柱の通った戦術があるように思える。

その、太い藤枝の柱に対して、現時点の鈴鹿の柱は圧倒的に細い。

これからもっともっと太い柱になると思うが、まだ鈴鹿は成長期のように見える。

 

鈴鹿のディフェンスは庄司(4)と大倉(2)、そして有留(20)がしっかりと対応している。ディフェンスに不安は無い。

ただ、中盤から前線に良い形で繋がらない。

 

藤枝の4人-4人のゾーンを突破するためにどうする?

ハーフタイムで交代するくらい早く手を打たないと、ズルズル持っていかれるぞ(本当にナカニシはそう思っていた)。

 

そう思っていたら、アップしていたベンチメンバーが呼ばれる。

美濃部監督の動きは早い。

 

1分1秒ごとに、時間が経つほど鈴鹿は強くなる。

鈴鹿は後半勝負。

 

さあ、やったろうぜ!

 

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HT

(OUT)33キム・ボヨン ⇔ (IN)23西口亮城

(OUT)9北村知也 ⇔ (IN)18江間和哉

 

ボヨン(33)と北村(9)が交代して、西口(23)と江間(18)が入る。

 

フレキシブルに攻められる西口(23)。

そして、問答無用、唯我独尊のプレイを見せる期待の江間(18)。

西口!江間!藤枝の連携を崩せ!

 

カモンカモンのチャントが歌われる。

サポーターが待っている。

こっちのゴールに持ってこい!

 

右サイドハーフに入った、「エマンゲリオン」、江間和哉(18)

息苦しくなるようなこの試合に、風を吹かせたのは江間和哉!

右サイドでボールを持つと、自ら行くと見せかけて周りを使う。

江間は自分で行く気満々なので、藤枝も飛び込めない。

江間から裏に抜ける渡邊星来(13)にドンピシャのスルーパス。

また、オーバーラップする大津(29)へもスピードバッチリのパス。

右からのクロスボールで鈴鹿は決定機を何度も作る。

さらに、江間がボールを受ける事で、鈴鹿の布陣全体が2歩くらい前に押し出した。

江間が流れを変えた!

汎用人型決戦兵器、江間和哉!GOとSTOPなら、GOしかないでしょ!

江間、自分でシュートを打て!江間なら入るぞ!

 

後半開始から鈴鹿は攻勢に出る。

江間の右サイドが活性化している。

大津佑和(29)が尖ったオーバーラップを見せる。

 

フォワードの、「モンスター」渡邊星来(13)

大津からのクロスボールをダイレクトボレーシュート!

ジャストミートはしなかったが、そのボールを西口が頭で軌道をずらす!

惜しくも枠を外れるが、鈴鹿は決定的な場面を作り始めた。

星来も藤枝ディフェンスの裏に抜ける走りを見せる。

良いぞ良いぞ。

星来、最後の最後は星来だ!

決めろ!ストライカーは決めれば文句なしの正義だ!

 

後半開始から鈴鹿の支配率が増す。

藤枝の4人4人のゾーンを突破するためには、窮屈なところにパスを通さなくても良い。

4人のディフェンスラインの裏を徹底的に狙う鈴鹿。

そして、裏を警戒して藤枝のディフェンスが下がった分だけ、鈴鹿のボランチが押し出してくる。

 

ボランチの、「バンディエラ」日根野達海(5)

前半の日根野のプレイは、決して絶好調ではなかったと思う。

藤枝のハイプレスの中で、引きながらのプレイになっていた。

後半、日根野が前に出る。強い日根野が前に出る。

前に出て迎撃する日根野が藤枝の中盤を潰して、攻撃につなげていく。

鈴鹿は全体的に押し上げている。

藤枝のカウンターが怖い所だが、その出所も日根野がコースを切るため動いている。

日根野の動きが良くなってきた。

そうそう。良いぞ良いぞ。

日根野頼むぞ。

 

鈴鹿は6対4でボールを支配し押している。

やはり鈴鹿は後半に乗ってくる。

 

ただ、前に押し出している分、ディフェンスもハーフライン付近まで出ているため、縦パス一本のカウンターが怖い。

ゴールキーパーの有留(20)も前に出て、ディフェンスの裏を警戒している。

 

ボランチの、「グラウンドの監督」日髙慶太(7)

鈴鹿が江間(18)の右サイドを中心に攻勢に出ている。

藤枝のクリアボールを奪わなければ、波状攻撃につなげられない。

その中盤のセカンドボールの攻防で体を張る日髙。

ボールへの執念は凄まじく、誰よりも走り、誰よりも当たる。

そして、獲得したフリーキックは日高の高精度キックで得点チャンスを演出する。

もう少し。もう少しなんだけど、入らない。

日高。がんばれ。もう少しだ。

 

後半27分

(OUT)29大津佑和 ⇔ (IN)14木出雄斗

(OUT)10梶山幹太 ⇔ (IN)11ラミン

 

この交代で、江間(18)が左サイドハーフに、ラミン(11)が右サイドハーフに入った。

ベンチの指示は、「カットインしてシュート!」

 

試合は鈴鹿の押せ押せムードに。

 

右サイドから江間(18)が右で巻くようなシュートを放つ。

枠を少しそれたが、そのボールにラミンが頭で突っ込む。

惜しい!!!

 

フォワードの、「ゴールデンボンバー」西口亮城(23)

後半の鈴鹿の勢いを生んだのは、江間だけでなく西口も大きな役割を果たしたと思う。

オフサイド無しで裏に抜ける動きが上手く、藤枝のセンターバックとサイドバックの間で、西口が何度もボールを受けていた。

西口の動きで藤枝のディフェンスラインが下がり、鈴鹿の中盤が押し上げられたと言っても良い。

さらに、西口はゴールを一直線に目指す。

 

中盤からサイドに流れるボランチの日根野達海(5)。

藤枝のディフェンスが止めに入るが、日根野はそのタックルを押しのけて右サイドを突破。

日根野から中へ鋭いクロス。

藤枝ゴールキーパーが触るが、西口の目の前に。

西口のヘディングシュートは、惜しくも惜しくも惜しくも枠をわずかに外れる。

ただ、日根野の上りも、西口のポジション取りもとても良い。

日根野、西口。続けていこう。

 

後半40分

(OUT)7日髙慶太 ⇔ (IN)6山本修也

 

ラミンがカットインからのシュートを狙う。

木出が右サイドから中に侵入する。

悪くない。

良いリズム。

もう少し。

もうちょっと。

 

後半AT

藤枝のコーナーキックを跳ね返し、鈴鹿のコーナーキックへ。

おそらく最後のプレイ。

 

ナカニシは祈っている。入ってくれ。

この試合、たくさんのセットプレイのチャンスがあった。

タオルを回した。

右手で回して入らなかった。

左手で回して入らなかった。

両手を回したけど入らなかった。

旗を振ったけど入らなかった。

最後の最後。

ナカニシはグラウンドを見ずに祈っていた。

目をつぶってゴールに歓喜するサポーターの歓声を待つ。

 

入れ。入れ。はいれ・・・。

 

しかし、最後のコーナーキックもゴールならず。

 

ここで試合終了。

 

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両チームの選手のみなさん、スタッフのみなさんお疲れさまでした。

素晴らしいグラウンドで試合をさせていただきました。

みなさん、ありがとうございました。

 

試合中に鈴鹿ベンチには北田大亜選手(17)のユニフォームが出ていました。

先日の試合でアキレス腱断裂の大怪我を負いました。

サポーターとして大亜選手がまた戻ってくることを待ちたいと思います。

次戦AGFでは、スタンドから大亜選手へメッセージを届けたいと思いますので、みなさんの協力をお願いします。

 

この試合では、昨シーズンの大怪我から復帰した前田柊選手(8)がベンチ入りしました。

出番はありませんでしたが、とても元気で軽快な動きを見せてくれました。

前田選手、おかえりなさい。

ここからの大活躍を楽しみにしています。

 

藤枝市役所の選手達が鈴鹿サポーターにも挨拶に来てくれました。

もう引退したようですが、藤枝市役所でプレイしていた杉山琢磨選手は、元鈴鹿ランポーレ時代の選手です。

杉山選手、またどこかで会いましょう。藤枝市のお仕事頑張ってください。

 

 

 

東海リーグは9チームで争われます。

つまり試合数が少なく、1戦1戦の勝敗が非常に重いです。

とはいえ。

でもね。

それでも。

藤枝戦に勝てなくて、下を向く必要は何にもない!

 

次、次、次に向かってがんばりましょう。

 

今からナカニシはめちゃくちゃ前向きになります。

 

さあ、さあ、さあ、さあ。

おら、おら、おら、おら。

次の刈谷戦に勝つぞーーーーーーー!!!

 

ではまた。

 

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(今後の試合)

◇東海社会人リーグ

5月31日(日)13:00 FC刈谷@AGF陸上競技場

6月7日(日)15:00 FC ISE-SHIMA@伊勢フットボールビレッジ

6月14日(日)14:00 岳南モスペリオ@富士総合運動公園

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このブログに使用している写真は,アトレチコ鈴鹿クラブの使用許可を得て掲載しています。そのため,他での利用は絶対にしないでください。

東海リーグ第2戦 対 中京大学FC

みなさんこんばんは。

 

本日、そよら鈴鹿白子店さんで、アトレチコ鈴鹿クラブのイベントが開催されました。

参加選手は、山本修也選手(6)と森田夢生選手(19)です。

 

三重県サッカー選手権の決勝の話が多かったのですが、ナカニシは山本修也選手がこんなにしっかりとしゃべる選手なんだ!と驚きました。

ちなみに、山本修也選手の単独トークは50分の予定でしたが、大幅に短縮されていました。

 

あと、森田夢生選手がティックトッカーというのも初めて知りました。

というか、ナカニシはティックトックというものを、おぼろげにしか知りませんでした。

森田夢生選手はかなりの情報をアップしているようです。

 

帰宅してすぐにティックトックのアプリを入れました。

みなさんもよろしければ、森田夢生選手のティックトックよろしくお願いします。

 

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三重県サッカー選手権大会を優勝してから、ずっと自分に油断が無いように引き締めている。

 

まだまだ道半ばどころか、スタートして半歩しか進んでいない。

本当の地獄のような道はここから始まる。

 

喜ぶのは早い。

次に向けて万全の準備を。

 

土曜の朝から、黙々と家の用事をこなす。

畑を作って、ネコの世話をして、アイロンをかけて。

何をしていても、ずっと頭の中に土曜の夜の中京大との一戦のことがある。

 

ヴィアティン戦の前日に「ひもの食堂鈴鹿店」で、サバの定食を食べていたことを思い出す。

この試合前にも、ひもの食堂に行って同じ席で同じものを食べる。

ゲン担ぎをしちゃダメだと思いつつも、どうしても気になってしまう。

 

対戦相手は、中京大学FC(以下、中京大と書きます)。

言わずと知れた全国に名の響くスポーツの名門校。

学生リーグに参戦するトップチームも強いらしく、その強さは、サッカー部全体を底上げしているらしい。

鈴鹿との公式戦での対戦では2018年以来。

4年間で卒業する学生チームでハイレベルをキープするその強さは、指導や理念に一本太い柱が通っているような感じがする。

 

会場に到着。

懐かしいグラウンド。

 

横断幕の準備をし、フラッグを掲げる(今日は4本)。

 

2018年の時よりも、たくさんの方たちがアウェイまで来てくれている。

サポーターの応援場所を何度も端に詰めて移動する。

ありがたい。

たくさんの方たちが鈴鹿を応援してくれる。

 

中京大側も大応援団が来ている。

おそらく試合に出ないサッカー部員だと思うけど、約30名。

若いパワーで大きな声を出している。

 

ここは観客席とベンチが近い。

サポーターに話しをする。

選手の心を冷やすような声を出さないようにしよう。

失敗した時に「あーあ」ってため息をつくんじゃなくて、次!次!と選手の背中をさらに押そう。

 

鈴鹿の試合は全部決勝戦だ。

唯一無二の試合を全身全霊全力で応援するだけだ。

 

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 13渡邊星来・33キムボヨン

MF 6山本修也・7日髙慶太・17北田大亜・9北村知也

DF 26安田正宗・2大倉康輝・4庄司景翔・19森田夢生

GK 20有留奎斗

 

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試合開始。

 

鈴鹿は4-4-2のフォーメーション。

公式戦では3バックが主だったので、フォーメーション変更にビックリした。

ナカニシの感じ的には、2CBで両SBが高い位置を取る想定だったと思う。

 

中京大は、4-2-3-1のフォーメーション。

試合はいきなり大・大ピンチを迎える。

 

開始直後。

鈴鹿のディフェンダーが足を滑らせて転倒。

そのボールを奪われて、鈴鹿GK有留奎斗(20)と1対1。

流し込まれたシュートは、鈴鹿ゴールのバーに当たって失点にはならない。

開始から冷水をぶっかけられるようなピンチ。

 

落ち着け。

落ち着け。

サポーターがいつもの歌を歌う。

失点したわけじゃない。

落ち着け。

ここからだ。

 

ここのところ鈴鹿は、公式戦でワイヴァンやヴィアティンなど、カウンターのロングパスの多いチームと対戦してきた。

しかし、今回の対戦相手の中京大は、ロングパスよりも、中盤で支配率を増し、パスをつないで崩してくるチーム。

さらに、ワントップのFWとCBには、かなり身長の高い選手がいて、攻守ともにクロスボールに強い。

 

センターバックの、「王将」、大倉康輝(2)

鈴鹿DFを統率する大倉。

跳ね返すプレイよりも、ディフェンスの目の前で繋がれるパスに反応する大倉。

どれだけ個の力が強くても、複数人の連係に対応するのは限界がある。

大倉の反射と予測と連携。

大倉が常に最後の最後にはシュートコースを切っている。

ディフェンスの裏に抜ける動きも見えている。

試合を通して、中京大にフリーでシュートを打たせることは無かった。

大倉!さすが!

 

中京大は1歩目が早い。

積極的にドンドン突っ込んでくる。

モチベーションが高く、勢いが凄い。

 

ボランチの、「ポイントガード」、北田大亜(17)

中京大の中盤は、体は大きくないものの、良く動いて足元のテクニックも上手い。

リズムよくパスを回させたら、ドンドン好循環となり手が付けられなくなるような感じがする。

その中京大のリズムを寸断するのは北田大亜(17)

「出して走る」中京大の嫌なところには大亜が網を張っている。

前半は激しい肉弾戦というよりも、動きと予測。

フレキシブルな戦術に対応できるサッカーIQの高い大亜だからこそ、どんな時でもチームの中心でプレイすることが出来る。

大亜。ちょっと押し込まれているけど、頼むぜ!

 

前半の序盤。

中京大の運動量と一歩目の早さに押し込まれた鈴鹿だが、徐々に態勢を整えて押し出せるようになってきた。

しかし、中京大の大きなワントップの選手を絡めたカウンターも要注意。

鈴鹿は軸足を後ろに引いたまま、少人数で手数少なく前に押し出している。

 

フォワードの、「ファイター」、キム・ボヨン(33)

なかなかボヨンに良いボールが入らない。

浮き球をヘディングで落とすだけでなく、自らボールをトラップして前線の基点となることを狙う。

前線で待っていたボヨンだが、徐々に後方に戻り、パスをもらって前に突進する。

ボヨンのドリブルは、足に体重が乗っていて、押しても動かない。

2.3人の中京大DFを引きずりながら、ボヨンが前を向く。

中京大が徹底的にマークしている星来(13)が、ボヨンの動きに反応して裏を狙う。

この試合も攻撃はボヨンが動かしている。

ボヨンに対して中京大はファウルでしか止められない。

徐々に中京大ゴールに迫ってきた。

ボヨン。めっちゃ良いぞ!

 

ボヨンの獲得したフリーキックで中京大ゴールを狙う。

キッカーは、ミスター日髙慶太(7)

鈴鹿は中京大ゴール前で競り合うが、中京大の選手の背が高い。

この中京大のセンターバックは、かなり高くて固い。

鈴鹿はセットプレイから、なかなかゴールにつなげられない。

 

ボランチの、「ミスター」、日髙慶太(7)

運動量のある大学チーム。しかし、日高の方が走っている。

今日も鈴鹿の勝利のために走る日髙。

攻守に数的有利を作り出すため、アップダウンを繰り返している。

この試合、左のコーナーキックは日高が蹴り、右のコーナ―キックは修也(6)が蹴っていた。

このセットプレイの多彩さは、今後の鈴鹿の力になると思う。

日高が走る。

大学生に負けちゃおれん!

 

左のサイドハーフの、「レインボーレフティ」、山本修也(6)

ボランチか主戦場(のはず)、の山本修也が左のサイドハーフに入っている。

超精度の左足を持つ修也だが、前半は左でボールを溜めて、後方の安田正宗(26)のオーバーラップのタイミングを合わせるような役割をしている。

実際に、修也自身に派手なプレイは少なかったが、この試合、左サイドバックの正宗(26)の突破がもの凄く効いていた。

競り合いながらもゲームメイク。

修也。その左でまた虹をかけてくれ。

 

前半、やりたいことが出来ているのは中京大。

積極的に走るプレイで、鈴鹿は後手に回ることが多い。

中京大の動きに面食らった感じ。

激しい中京大。

穏やかな鈴鹿。

 

実のところ、試合中盤にはボール支配率6対4で、鈴鹿が優位。

優位だが、FWの渡邊星来(13)、キム・ボヨン(33)に良いボールが入らず、決め手に欠く感じがする。

中京大は積極的な動きだが、ボールを奪うために突撃するため、危険なファウルも出ている。

危険なプレイに対して、ベンチの美濃部監督が激しく抗議している。

こんなに怒っている美濃部監督は始めて見た。

美濃部監督の激しい抗議に触発されて、選手達の動きが少し変わってくる。

 

中京大は4-2-3-1のフォーメーションだと思う。

鈴鹿も4バックなので形は同じはずなのだが、中京大は大外のサイドに1人余らせている。

この大外に繋がらなければ良いのだが、パスをつないでこのフリーの大外を使うサイド攻撃が怖い。

中京大は大きいワントップだけでなく、その後ろからもセカンドボールを狙っている。

 

左サイドバックの、「メイク サム ノイズ」、安田正宗(26)

ボール支配率は鈴鹿。狙っていることが出来ているのは中京大。

鈴鹿は両サイドに攻撃力の高い選手が入っている。

左の名刀マサムネが、刃を抜く。

前方の山本修也(6)、フォワードの渡邊星来(13)がフレキシブルに動いて、左のスペースを空ける。

そこは正宗が走るスペースだ!

直線一気からの精度の高いクロスボール。

中央で待つキム・ボヨン(33)、ファーサイドで狙う北村知也(9)。

そして裏に抜けようと走る渡邊星来(13)

正宗の強力な攻撃から、中京大のゴール間際まで攻撃が伸びていく。

前半後半は、正宗劇場。

正宗からクロスがバンバン入っていた。

ナイス正宗!ドンドン攻撃の回数を増やしていこう!

 

前半40分

ボランチの北田大亜(17)が、グラウンドで倒れている。

すぐにバツが出て担架で運び出される大亜。

なんだ!どうした?大丈夫か?

 

鈴鹿は良いペースで攻撃ができ始めて来た。

ここで流れを切りたくない。

すぐさま日根野達海(5)がスクランブル発進。

戦術理解が深く、どんな時でも試合には入れる日根野の存在は大きい。

 

前半40分ごろ

(OUT)17北田大亜 ⇔ (IN)5日根野達海

 

大亜(17)の抜けた瞬間が心配だったが、CBの庄司(4)、大倉(2)、ボランチの日髙(7)に、隙は無かった。

そして、日根野(5)は中盤での差し合いでいきなり存在感を出す。

 

試合展開は、左から攻める鈴鹿。

カウンターを狙いつつも、ロングパスではなくサイドに素早く展開する中京大。

点は動いていないが、選手もボールも良く動く好ゲームとなった。

 

ゴールキーパーの、「ウルトラGK」、有留奎斗(20)

早い展開の試合。

攻守の変化が激しく、ピンチがチャンスになり、チャンスがピンチとなる。

展開が早いだけに、両チーム共に、プレイが雑になってしまう場面がある。

ゴールキーパー有留は、冷静で丁寧なプレイだけでなく、後方からディフェンスと上手くコミュニケーションをとっている。

さらに、前半アディショナルタイム。ベンチに前半の残り時間を確認し、フィールドプレイヤーに伝えている。

ピンチを脱した後は、「間」を取り、仲間に声をかける。

時には「笑顔」でリラックスを伝えて、仲間の硬さをほぐす。

バックパスを大きく蹴り出すのも、迷いなく極力セーフティーに。

派手なセービングだけがゴールキーパーのプレイじゃない。

GKの声や振る舞いは、フィールドプレイヤーと違う要素だと思う。

ナカニシは有留のプレイの全てが素晴らしいと思う。

有留。ナイス。

 

ここで前半終了。

 

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ハーフタイム

 

中京大のクラブハウスは関係者以外立ち入り禁止のため、中京大の別の所にあるトイレまで歩いていく。

いつ見ても大学は大きな立派な施設。

グラウンドも数えきれないほどある。

(一面だけでも鈴鹿にもらえないだろうか・・・)

 

試合は、ほぼ互角の展開。

鈴鹿の得点チャンスが多いが、中京大も得点の匂いのする展開を続けている。

まだ5月の試合でチーム結成して間が無いと思うが、中京大の攻撃には一貫した意思疎通がある。

 

なるほど。強い。

中京大はかなり強い。

 

とは言っても、リーグ2戦目で負けるわけにはいかない。

鈴鹿はスロースターター。

0対0の前半は決して悪い内容ではない。

 

そしてこのハーフタイムで何らかの指示が出ているはず。

 

後半の最初が注目(本当にナカニシは思っていた)。

 

なんとしても勝利を。

 

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後半開始

 

選手交代は無し。

試合は前半の続きからのような展開。

両チーム共にそれほど戦術を変えてはいない。

 

ボランチの、「バンディエラ」、日根野達海(5)

前半の終盤、ベンチからのスクランブル発進だったが、中盤で中京大の攻撃を寸断している。

大亜が技のボランチだとすると、日根野は力のボランチ。

ただ、力だけではなく、要所を的確に判断する戦術眼を持っている。

球際で激しく行っても体の使い方が上手いため、ファウルにならない。

また、最悪の場面を作らせないために、最悪でない場所を切り捨てるトリアージ(状況判断)がめっぽう上手い選手だと思う。

この試合、鈴鹿の劣勢の場面で一番怖いのは、バイタルエリアを中京大が使われることだった。

サイドはある程度仕方がない。

だけど、ペナルティエリアの手前のエリアは絶対に渡せない。

でも、日根野なら大丈夫。

鈴鹿で俺たちと共に戦うために帰ってきた日根野。

鈴鹿のために戦う男。

日根野。頼むぞ!

 

鈴鹿は後半序盤から攻勢をかける。

攻撃の中心は左からのサイド攻撃。

安田正宗(26)がグイグイ前に出る。

 

今年の鈴鹿は、なんとなくアンシンメトリー(左右非対称)を作っているんじゃないかと思っている。

前半で、中京大の右と鈴鹿の左のマッチアップならば勝負できると判断した気がする。

鈴鹿は右サイドが危機管理しながら、左サイドが前に押し出していく。

 

後半10分

星来(13)が縦に突進して、中京大ディフェンスに止められる。

星来をカバーに入ったのは、安田正宗(26)。

この試合、ここまで安田正宗(26)は良いクロスボールを上げていた。

ターゲットは中で待つキム・ボヨン(33)。

タイミングも踏み込みもクロスボールを上げる・・・えっ!

・・・正宗が一気にドリブルで加速。

クロスボールの準備をしていた中京大ディフェンスの対応が一瞬遅れる。

正宗は急加速で体を入れてペナルティエリアに侵入。

中京大は背後からのファウルで押し倒すしか止めようがない。

ペナルティエリア内でファウル!なんと!PK!

喜ぶ選手達!歓喜のサポーター!

バカヤロウ!まだ早い!ここだここだここだ!

 

キッカーは渡邊星来(13)

星来なら大丈夫。星来なら決めてくれる。星来なら大丈夫。

見てられない。祈るように念を込める。

ゴーーーーーーール!!!1-0

 

値千金のPKを決めたのは渡邊星来(13)!

そしてファウルを誘うドリブル突破を敢行したのは安田正宗(26)!

ナイスシュート!ナイスドリブル!

 

待望の先制点が入る。

ただ、ここで手を緩めちゃダメ。

鈴鹿はより一層激しく攻めたてる。

 

先日のヴィアティン戦とほぼ同じ場所でフリーキック獲得。

キックの準備をするのは日高慶太(7)と山本修也(6)

(ただ、あの時と違い、みんなが修也が蹴ると思っていた)

修也のフリーキックは壁を越えて、ゴールキーパーに弾かれる。惜しい!

そこに突っ込むのは、渡邊星来(13)!

惜しくもサイドネットでゴールならず。

 

フォワードの、「モンスター」、渡邊星来(13)

殊勲のPKを決めた星来。

ナカニシ的には、星来の凄さはここからだった。

同点を狙い前掛かりになる中京大の裏を狙い、前半以上に相手ゴールに迫る。

態勢が不十分ながらも、積極的にシュートを放つが、惜しくもサイドネットが続く。

この試合、間違いなく一番シュートを打ったのは星来だった。

餓えた肉食獣のような迫力は、試合を通して中京大に脅威を与え続けた。

点は取れなかった。

だけど、点を取ることのできる動きをしていた。

ゴールはPKの1点のみ。

数々の惜しいシュートは枠を外れてしまった。

2点目という結果が出なくて、星来は悔しかっただろう。

今も無念の想いかもしれない。

だけどフォワードは結果が全てだ。

今日外したシュートの分は、次の試合で決めればいい。

星来。言ってやれ。

「次は決めてやるから見てろ!」

 

試合は鈴鹿ペース。

6対4で攻めているが、中京大のセンターバックが硬く中央で良い形を作れない。

左の安田正宗(26)が警戒されている分、右の森田夢生(19)がグングン上がってきた。

 

右サイトバックの、「鈴鹿生まれの夢」、森田夢生(19)

安田正宗(26)に負けず劣らずのスーパー攻撃センスを持つ森田夢生。

右サイドから徐々に押し出して、中京大サイドを侵略していく。

後半からの夢生は、縦に抜け出すと見せかけて、中にカットインで入っていく。

サイドからのクロスボールは、身長の高い中京大センターバックに迎撃されてしまうため、中に切れ込んでディフェンスの穴を狙う。

左の安田正宗(26)も中にカットインしてPKを獲得している。

おそらくベンチの指示だと思うが、ボールタッチが細かく、ボールを奪い難い夢生(19)がドリブルで進入してきたら、相手は相当嫌だろう。

中に切れ込んで、北村(9)、星来(13)、ボヨン(33)へ通すパスも狙う。

鈴鹿の右と左は上手くて速い。攻撃の基点は左右のサイドバック。

夢生。左に負けるな。

右から試合を決めてやろうぜ!

 

後半の半ばを過ぎて、中京大の選手交代が活発になってきた。

出てくる選手が全員元気なため、徐々に鈴鹿が押され始めた。

さらに、日が落ちて、少し湿気が出て来た。

この湿気が人工芝について、鈴鹿の選手が足を滑らせている。

中京大のボールを持つ時間が徐々に長くなる。

 

右サイドハーフの、「太陽のエース」、北村知也(9)

太陽のように明るい北村だが、そのプレイはシブイ。まさにいぶし銀。

献身的かつチームのために、仲間のために汗をかき走り回る。

テクニックもある北村が前線で動くだけで、相手は翻弄されてしまう。

その北村は鈴鹿劣勢の時間帯に、体を張ってボールをキープする。

周りの選手を助け、そして次のプレイにつなげるためのタメを作る。

今は1分1秒でも鈴鹿がボールを支配して、時間の経過を狙いたい。

北村のいぶし銀のプレイが、黄金のように光り輝く。

北村。ここで粘ってくれ。ここが勝負どころだ。

北村。しんどい役回りだけど、頼むぞ。

 

試合は中京大がボールを保持する展開。

ただ、鈴鹿ディフェンスは硬く、さらに中盤でも日根野(5)、日高(7)に穴は無いため、シュートまで持っていかせない。

 

中京大は、背の高いワントップに放り込んで、そこからのセカンドボールを狙うが、そこには庄司(4)が待っている。

 

センターバックの、「闘志天翔」、庄司景翔(4)

イケメンだけど穏やかで、子どもの人気も高い庄司。

でも、試合では鬼の形相で、ことごとく相手の攻撃を潰しまくる。

試合終盤、左右からのクロスボールやロングパスに対して、庄司の筋肉が唸りを上げる。

ハイジャンプだけでなく、競り合いを制しているため、高さで優位の中京大も頭でジャストミートすることが出来ない。

集中のキレない庄司。

そして、体を張る庄司(4)の後ろには大倉(2)も有留(20)もフォローに入っている。

庄司。勝つぞ。

頼むぞ。

 

後半31分

(OUT)33キム・ボヨン ⇔ (IN)23西口亮城

(OUT)9北村知也 ⇔ (IN)14木出雄斗

 

ボヨンと北村が交代して、西口と木出が入る。

西口も木出も百戦錬磨のベテラン。

鈴鹿が押されている緊迫した状況で、試合を落ち着かせる。

 

鈴鹿は少し慌てているように見える。

同点に追いつきたい中京大の焦りが、鈴鹿にも伝染したような感じ。

鈴鹿はクリアはできているが、その次につながるプレイが雑になっている。

 

いったんボールを持って、落ち着かせる木出(14)。

中京大に削られることがあるが、じっくり時間を取って起き上がる。

木出が試合を落ち着かせようしている。

 

相手のディフェンスに圧をかけて、ロングパスの精度を落とさせる西口(23)

前線でのターゲットとなり、西口が攻守のつなぎ役となる。

 

西口(23)、木出(14)の2人の落ち着いたプレイで、鈴鹿は崩れない。

 

サポーターのチャントが止まらない。

 

美濃部監督はコーチングエリアのギリギリに立って指示を出している。

(出たら次は警告らしい)

 

控えメンバーからも仲間を励ます声が出続けている。

 

後半41分

(OUT)13渡邊星来 ⇔ (IN)15大島遼介

 

明確な指示。

このまま守って試合を終わらせる。

鈴鹿は5-4-1にフォーメーションを変化。

中盤に、木出(14)、日高(7)、日根野(5)、山本修也(6)が並ぶ。

全員がボランチのできる選手で、ボール奪取能力も高い。

中京大はクサビのパスが入れられず、攻めあぐねていく。

 

ジリジリと時間が過ぎる。

 

鈴鹿は大きく蹴り出すのみで、5-4-1のゾーンを崩さない。

 

ナカニシはストップウオッチが離せない。

まだか。まだか。

 

鈴鹿ゴール前の危ないシーンをしのいで、腰が抜けそうになる。

まだか。まだか。

 

ここで試合終了。

 

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両チームの選手のみなさん、スタッフのみなさんお疲れさまでした。

本当にたくさんの方が鈴鹿の応援に来てくれました。

鈴鹿を応援してくれた全ての方たちに感謝いたします。

 

また、この試合にはJFLの鈴鹿でずっとスタジアムDJをしてくれていた中元さんが、試合を応援に来てくれました。

ゴールの時には、みんな一緒に喜びました。

中元さんありがとうございます。

また、スタジアムDJをしていただける日を楽しみにしています。

 

試合会場に残ったサポーターで、中京大学から出発する選手達のバスを見送りました。

鈴鹿サポーターは、夜間のパス見送りの際に、スマートフォンのライトを点灯します。

選手達を見送る時に、選手の乗るバスからもライトが点灯されていました。

なんかとても嬉しい気分で帰路につきました。

 

さあ。

この試合のナカニシが勝手に選ぶvictorycross賞(MOM=マン・オブザ・マッチ)は・・・、

名刀の切れ味!安田正宗選手(26)に送りたいと思います。

サイドからの攻撃は、相手にとって大いなる脅威であったと思います。

また、緩急をつけたドリブルでPK獲得も見事でした。

ナイス!サム!

 

 

 

中京大戦の終わりの笛は、藤枝戦の始まりの笛の音です。

 

やることは変わりません。

選手達が力を出し尽くせるように、サポーターとして全力の応援を続けるだけです。

 

さあ行こうぜ。明日めざし。

 

鈴鹿の試合はいつも決勝戦です。

 

ではまた。

 

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(今後の試合)

◇東海社会人リーグ

5月24日(日)17:00 藤枝市役所@藤枝総合運動公園サッカー場

5月31日(日)13:00 FC刈谷@AGF陸上競技場

6月7日(日)15:00 FC ISE-SHIMA@伊勢フットボールビレッジ

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このブログに使用している写真は,アトレチコ鈴鹿クラブの使用許可を得て掲載しています。そのため,他での利用は絶対にしないでください。

三重県サッカー選手権大会決勝 対 ヴィアティン三重

みなさんこんばんは。

三重県最強のサッカーチームのサポーターのナカニシです。

 

「疾風に勁草を知る」

 

この言葉は、言葉では説明できません。

ただ、ただ、サポーターの胸の中にある覚悟です。

 

鈴鹿の試合はいつも決勝戦です。

まだまだここからです。

 

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三重県サッカー選手権大会 決勝。

 

対戦相手は、ヴィアティン三重(以下、ヴィアティンと書きます)。

鈴鹿よりカテゴリーが上のJFLのチーム。

 

・・・だから・・・

 

鈴鹿が目指すのはJFL再昇格。

三重県選手権と天皇杯出場はカップ戦のひとつ。

ここで全力を出さなくても・・・

頭のどこかに、そんなことを思っていた。

今、思い返せば、ヴィアティンに負けた時の言い訳を考えていたのかもしれない。

 

鈴鹿は何度も何度もヴィアティンに負けている。

三重県サッカー選手権で7失点して負けたこともある。

もちろん格上のJFLチーム。

今シーズン戦うどこのチームよりも強いに違いない。

 

正直に言うと。

身が震えるほどの恐怖を感じていた。

酷い敗戦でうなだれて帰る自分も想像していた。

敗戦後の選手を励ます言葉ですら、頭のどこかにあった。

 

どれだけ振り払ってもついてくる負ける事への恐怖。

 

三重県サッカー選手権が楽しみ?

いや。

本当は試合の日が来るのが怖かった。

 

サッカーに絶対は無いと前のブログに書いた。

絶対は無い。

ただ、ナカニシは絶対に勝ちたい。

だけど、その言葉を言う勇気が無かった。

 

ヴィアティンは強い。

だから鈴鹿は負けるかもしれない。

そんなことは分かっている。だけど分かる訳にはいかない。

 

試合当日の朝。

 

浅い眠りから覚め、明け方からずっとイメージしている。

心を奮い立たせる場面を思い浮かべる。

みんな頼むぞ。みんながんばれ。

 

午前8時に会場到着。

まだまだ開始まで時間があるが、心がざわついて身の置き場が無い。

 

時間となったので横断幕を掲出する。

会場入りの準備をする。

 

黄色のキャプテンマークを付ける。

2016シーズンの後に、その時のキャプテンから受け取った。

それから全試合でナカニシの左腕に巻かれている。

 

緑色のリスペクトバンドを付ける。

2013シーズンにナカニシがフロントと揉めた時に、hosuさんからもらった。

本当はリストバンドなのだどゴムが伸びてしまったので腕に巻いている。

 

ズボンの左ポケットにKAMOのハンカチを入れる。

2009シーズンに選手の親御さんからもらったハンカチ。

もうボロボロだけど、試合の時はずっとナカニシのポケットに入っている。

 

この1戦は唯一無二の1戦。

 

声を出せ。

腹をくくれ。

恐怖に立ち向かえ。

ナカニシは、絶対に選手と共にある!!!

 

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 13渡邊星来

OMF 22池松颯太・23西口亮城

MF 26安田正宗・7日髙慶太・17北田大亜・14木出雄斗

DF 5日根野達海・2大倉康輝・4庄司景翔

GK 20有留奎斗

 

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試合開始。

 

鈴鹿は3-4-2-1のフォーメーション

ヴィアティンも3-4-2-1のような形。

 

両チーム共にフォーメーションが同じ形。

つまり、1対1で負けたほうが攻められる展開になる。

 

鈴鹿はスロースターターなのだが、この試合は良い入りをした。

鈴鹿の選手たちは落ち着いているがアグレッシブで、キレの良い動きでヴィアティン陣内に攻め込む。

 

良い。

押して入った。

フワッとしていない。

 

鈴鹿は幸先よくヴィアティン陣内でフリーキック。

しかし、身長の高いヴィアティンディフェンスに跳ね返される。

後方でボールを拾おうとした安田正宗(26)。

なんと!安田が足を滑らせて転倒。

 

そのボールをヴィアティンが奪い鈴鹿GKと1対1に!

と思った瞬間。

戻りながらのスライディング一閃でボールを奪う。

日高だ!鈴鹿の日髙のカバーリングが早い!

 

ボランチ、「汗かきテクニシャン」日髙慶太(7)

前半の序盤のアクシデント。

足を滑らせる選手が続出する中で、その突発的な事象ですら日髙には見えている。

日高の献身的な動きで、ヴィアティンを調子に乗せ無いプレイ。

試合は互いにリスクを管理しながらのロングボール合戦になった。

その中で、日高はセカンドボールの競り合いで1歩も引かない。

球際の烈しさ、俊足の寄せ。

前ブログでも書いたけど、もう一回書いておこう。

今年の日髙は確実に昨年より良い(ナカニシ調べでは5倍)。

 

四日位中央緑地公園グラウンドの芝はデコボコ。

そのうえアスファルトのように固いらしい。

カチカチに固まったグラウンドのため、表層の砂地部分が滑るらしい。

 

自陣内でのバスミスを警戒して、早めに蹴り出しロングボール。

先日のワイヴァン戦に近い展開となった。

 

前半序盤は鈴鹿ペース。

思っていたより、ヴィアティンはボールに寄せてこない。

リスクを警戒しつつ、様子を見ている感じ。

アグレッシブさでは鈴鹿が上。

鈴鹿はエブリタイムのチャレンジャー。

これまでの試合では、鈴鹿は前半スロースターター。

ヴィアティンが受けてくれたので助かっている。

 

落ち着いた前半序盤だが、対人の強度は激しい。

鈴鹿はヴィアティン陣内で何度もファウルからのフリーキックを得ている。

鈴鹿のキッカーは日髙。

高精度のフリーキックがヴィアティンゴール前に放り込まれているが、ヴィアティンディフェンスとゴールキーパーが防いでいる。

 

ロングボールの蹴り合い状況だが、要所で鈴鹿はパスを通す。

フォワードの渡邊星来(13)がターン一発で抜け出し、左サイドから中に鋭いクロス!

惜しくも西口亮城(23)には合わなかったが、星来の動きでヴィアティンディフェンスを崩していた。

 

センターバック、「闘志天翔」庄司景翔(4)

下が滑りやすいグラウンドで恐れていたことが。

GK有留奎斗(20)が足を滑らせてボールがヴィアティン攻撃陣に渡ってしまう。

その危機をカバーしたのは庄司。

庄司の危機察知能力で、事前に動いてカバーしている。

今シーズンの鈴鹿の守備は硬い。

庄司の動きでそれを実感する。

ひとりひとりの能力だけでなく、互いのミスを組織でカバーする体制を常に頭の中に持っている。

社会の組織でも同様。

ミスを「0」にするのではなく、ミスを減らしつつも組織でカバーする体制。

キャプテンとして庄司がその守備を体現している。

見事。

さすが庄司。

庄司も昨年の5倍良い(ナカニシ調べ)。

 

試合はロングボール中心。

ただ、鈴鹿がセカンドボールを奪った瞬間の星来(13)と西口(23)の存在感が大きく、鈴鹿がわずかに優位に見える。

 

フォワード、「モンスター」渡邊星来(13)

ロングボールの競り合いでジャンプしている。

しかし、ヴィアティンディフェンスは身長が高く、なかなか星来の望むヘディングでの落としができていない。

しかし、星来が競り合うことでクリアボールは短くなり、後方で狙う日髙(7)や北田大亜(17)の網にかかっている。

そして、星来は斜めに流れながらボールを受ける。

斜めに動きながらも、足元のテクニックが高く、ピシッと受けて次につなげる。

サッカーは「止める・蹴る」が大事というが、星来は超ハイレベルで止める蹴るでボールをコントロールする。

トップ下の西口(23)、池松颯太(22)が星来の近くでプレイして、ヴィアティンディフェンスを突破したいが、なかなかシュートチャンスは無い。

星来。ドンドン仕掛けよう。

チャンスは見えてるぞ!たぶん。

 

鈴鹿の攻撃は、左サイド中心。

左のウイングバック、「メイクサムノイズ」安田正宗(26)

同じフォーメーションだが、ヴィアティンは思ったよりサイドから攻めてこない。そのためロングボールも縦1本が中心。

ヴィアティンはサイドに大きく開いて1人余ったりすることが無いので、正宗はマークを気にせず前で高い位置を取ることが出来る。

サイドに流れる星来(13)の動きと連動して前に出る正宗。

さらに、池松も連携して上がっていく。

正宗のサイドから何かが起きるように思えて仕方がない。

後方の日根野達海(5)は百戦錬磨。

日根野が時間を稼げば、正宗は十分にディフェンスに戻れる。

よし。GO!

ドンドン前にでよう!

 

正宗の同じ左サイドには、池松颯太(22)が虎視眈々と狙っている。

 

左のインサイドハーフ、「ファイアートルネード」池松颯太(22)

小柄な池松は高さで競り合うというより、星来(13)や西口(23)の競り合ったボールを二次攻撃につなげる動きをしたい。

しかし、ヴィアティンの高くて硬いディフェンスに、なかなかいつもの池松らしい動きができていない。

独独のリズムからの池松のドリブルは、サポーターみんなが期待しているが、この試合ではなかなかそれを出すことが出来ない。

ロングボールの蹴り合いの展開。

パスを受けるのではなく、ルーズボールを自ら回収して前を向くプレイ。

さらに、ディフェンス時にはヴィアティンの重量級の攻撃陣と対峙する。

池松が自分の動きが出来ず苦しんでいる。

池松。まだ焦っちゃダメだ。

チャンスの時には、池松の一撃必殺の必殺技を炸裂してやろうぜ。

 

前半の半ば。

ヴィアティンは、ロングボールからカウンターを仕掛けてくる。

やはり、ワイヴァン知立に似ている。

手数が少なく、早めにシュートを放つため、波状攻撃にならず鈴鹿は助かっている。

前半のシュート数は、鈴鹿が0本でヴィアティンが5本だったらしい。

しかし、実際に試合を見てみると、前半の試合展開は、ほぼ5分5分だった。

ヴィアティンのミドルシュートは枠を捕らえられず、シュートには加算されていても、鈴鹿に危ないシーンは少なかった。

 

試合はセカンドボールを確保したほうがペースを握る。

鈴鹿より体格の大きいヴィアティンは、徐々にフィジカルで鈴鹿を押し出すようになってきた。

鈴鹿陣内で試合をされると、やはり苦しくなる。

 

前半27分。

ヴィアティンにカウンターのロングボールが通り、シュートを打たれる。

鈴鹿ゴールのバーに弾かれてゴールではないが、この試合で一番危ないシーンだった。

 

ボランチ、「振り返ればヤツがいる」北田大亜(17)

試合開始から最後の最後まで、中盤の削り合いで削られ倒した大亜。

大亜が押されたら、鈴鹿全体が押されてしまう。

強い気持ちで、中盤で踏ん張る大亜。

ロングボールの跳ね返りでも、落としどころの予測が上手く、後方で大亜が網を張っているような形になる。

美濃部監督と6年一緒にプレイしているらしい。

監督の意思をグラウンドに反映させる重要な選手。

大亜。この試合もナイス過ぎる良いプレイ手だ。

頼むぞ。

でも怪我には気をつけて。

 

ヴィアティンDFは大きくて強い。

鈴鹿はクロスボールでも、フリーキックでもゴール前を突破できない。

フリーキックでは、キッカーの日髙がカーブで蹴ったり、ストレートを蹴ったり、早く低いボールを蹴ったりしている。

キッカーはテクニシャンの日高!

キッカーは日高。

キッカーは・・・。

 

ヴィアティンは攻撃でサイドを深くえぐってこない。

そのため、コーナーキックはほぼ無く、身長差のある鈴鹿としては助かっている。

ただ、左からのロングスローがある。

これのロングスローが嫌な感じがしている。

 

ゴールキーパー、「ウルトラGK」有留奎斗(20)

前半の終盤。徐々にヴィアティンに押される展開。

ロングスローが鈴鹿ゴール前に放り込まれるが、有留の指示が良く出ていて、鈴鹿のディフェンスにズレや食い違いは無い。

ヴィアティンのミドルシュートも打たれてはいるが、精度を欠き枠に飛んでいない。

ただ、押され始めた時間帯。

有留はゴールキックで十分に時間を取る。

水を一口飲み、ベンチのコーチの指示を聞く。そしてゆっくり助走を取る。

この有留の「間」が、仲間を落ち着かせ、形を整える時間を作る。

ヴィアティンはカウンター一発でディフェンスの裏を取ってくる。

有留も1歩前に出で、鈴鹿ディフェンスの裏をカバーする。

膠着した試合、セットプレイとミスが試合を決める。

有留にミス無し。

そしてセットプレイにも強し!

 

前半の序盤は鈴鹿ペース。

前半の終盤はヴィアティンペース。

ただ、お互いリスクを気にするあまり、深く突き刺すような勝負のプレイが出ていない。

 

鈴鹿にはヤバイと評判の池松颯太(22)がいる。

池松のドリブル(ファイヤートルネード)が発動すれば、一撃で決定的なチャンスを作る。

膠着した中で予定調和のプレイが続く。

不協和音を鳴らすのは誰だ。

 

ヴィアティンディフェンスラインは、渡邊星来(13)が押し込んでいるため、かなり引いている。

そのため、鈴鹿のロングボールは上手くヴィアティンの裏に入らない。

ただ、その分、ヴィアティンのディフェンスと中盤の間にはスペースがある。

トップ下の西口(23)がそのスペースでパスカットを狙っている。

 

前半の最終盤。

ヴィアティンのロングスローが鈴鹿ゴール前で混戦となる。

体格の良いヴィアティンの選手が押し込んでくるが、庄司景翔(4)の反応が早い!

庄司のシュートブロックで難を逃れる。

 

ここで前半終了。

 

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ハーフタイム

 

鈴鹿がスロースターターなのは、サポーターみんなが知っている。

そのため、前半0対0というのは、決して悪くない。

 

そして、強敵の中の強敵ヴィアティンに対して、一歩も引かず互角の戦い。

 

ただ、なんとなく両チーム共にやりたいことはできていないように思う。

同じフォーメーションで対人のマークがハッキリしており、浮いてくる選手がいない。

互いに攻撃の形が作れず、個の力頼みとなっている。

 

ただ、鈴鹿は何か手を打ってくるはず。

ハーフタイムでの修正力が今年の鈴鹿は違う。

 

ハーフタイムでアップしていた選手達が早めに下がる。

後半の展開を全員で確認するのだと思う。

 

悪くない。

だけど、何が起きるか分からない。

セットプレイか?

ミスか?

点が入るならば、そのどちらかだと思う(本当にそう思っていた)。

 

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後半開始

 

後半開始からヴィアティンのペース。

ただ、ロングボール中心で、中盤を省略して攻めてくることに変わりはない。

鈴鹿陣内でファウルを誘い、フリーキックで狙ってくる。

 

鈴鹿も庄司景翔(4)がロングスローを放り始める。

互いにセットプレイの一撃を狙っている。

 

3バックの左、「鈴鹿の未来」日根野達海(5)

鈴鹿は後半から押され始めた。

ここで引いたら延々と攻められ続ける。

日根野は引いてく待つのではなく、前に出て戦うことを選ぶ。

後方は大倉康輝(2)が守っている。

前に出て潰すことこそ鈴鹿の活路。

ナカニシはこのブログで日根野の「強さ」を語ってきた。

日根野は強い。だけど、強いだけじゃない。

その特筆すべきは、その「強さ」を使う場を見極める目だと思う。

日根野の強さを発揮する点は、常に一番危ないところを刺す。

ポジションに関わらず、一番危険な場所を抑える日根野。

後半は鈴鹿劣勢の時間が長かった。

しかし、危ない場面は前半の方が多い。

日根野がいたら大丈夫。

決してタダでは通させない。

 

ヴィアティンコーナーキックをGK有留(20)が手を伸ばして弾き出す。

超ナイス!有留ナイス!

高さはヴィアティン優位。

ただ、鈴鹿は有留の手が良く伸びている。

 

鈴鹿が押されている。

鈴鹿ベンチの動きは早い。

 

後半7分

(OUT)22池松颯太 ⇔ (IN)33キム・ボヨン

 

おそらく鈴鹿は3-5-2にポジジョンチェンジ。

中盤に3人のボランチが配置され、ヴィアティンの攻撃を中盤で食い止める。

 

体が強いボヨン(33)の登場で、ここで少し試合の流れが変わる。

前線のターゲットが増えた鈴鹿。

左の安田正宗(26)がドリブルで持ち込み、中で待つボヨン(33)へ。

ボヨン(33)から動き出しの早い星来(13)へ。

惜しい!

 

右のウイングバック、「オールラウンドの天才」木出雄斗(14)

前半からサイドのケアをしたり、中に絞って中盤を厚くしたり、献身的に動いていた木出。

特に後半は鈴鹿が押されているため、ディフェンス中心のプレイになっている。

サイドを抑えるだけでなく、中に絞ってセカンドボールを追っていた木出。

また、ヴィアティンのロングクロスボールのファーサイドの競り合いも木出がカバーしていた。

選手交代でボヨン(33)が入り、ボランチが厚くなった。

木出が前方に飛び出すタイミングを狙っている。

ワイヴァン戦で見せた、キレキレのドリブルを見たい。

木出。狙っていこう。

サイドから試合を決めてやろうぜ。

 

前半からヴィアティンは、サイドに広く展開してこない。

さらに、展開してもドリブルで強引な仕掛けはしてこない。

鈴鹿の選手は小柄。

ヴィアティンが体格を活かして押し込んでこられたら嫌だった。

 

ボヨンが入りターゲットは増えたものの、ヴィアティンの攻める展開。

しかし、鈴鹿のディフェンスは整っている。

 

センターバックの中央、「王将」大倉康輝(2)

ロングスロー、コーナーキック、フリーキックで攻めるヴィアティン。

しかし、鈴鹿のディフェンスに穴が無い。

常に先に触るのは鈴鹿の選手。

誰が蹴り出すか、誰が先に行くか、誰が相手を体で抑えるか。

鈴鹿のディフェンスは練習の成果が出ていて組織的なように思う。

その中でも中心となるのが、美濃部監督の意思を存分に理解している大倉康輝(2)。

日根野(5)、庄司(4)の両輪を使いながら、3人が3人以上のプレイを生み出している。

この試合、ナカニシの贔屓目だけで、鈴鹿の危ないシーンは前半のバーに当たった場面だけだった。

大倉。そして鈴鹿ディフェンス。

ナイス!

 

後半は、星来(13)とボヨン(33)の2トップのような形。

西口は少し下がって前目の中盤に入っている。

 

インサイドハーフ、「ゴールデンボンバー」西口亮城(23)

西口の金髪が、サポーターの位置から良く見えている。

西口の強さは、攻撃だけでなく最前線の守備だと思う。

鈴鹿の攻撃が止められたところから、攻守の切替が爆速で早い。

そのため、ヴィアティンがカウンターを狙った時には、西口がコースを切っていることが良くある。

さらに、西口の前線からのプレスで、ヴィアティンのロングボールの精度を落とし、後方の鈴鹿ディフェンスのプレイを助けている。

金髪だけど、もの凄くまじめに献身的。

ヴィアティンの攻勢時にも、西口が中盤に下がってディフェンスする。

なんとしても勝つ。

勝つためにやれることを全部やる。

西口。良い気迫だ。

勝つぜ!

 

試合は膠着してきた。

ヴィアティンの攻撃は鈴鹿の3バックを越えられない。

ただ、鈴鹿もヴィアティンの3バックを越えられない。

後半の半ばを過ぎる。

ナカニシの脳裏に、ほんの少しだけ延長戦の文字が見えている。

 

暑い日になった。

熾烈な試合。

選手達の消耗も激しい。

90分で決着を付けたい。

 

カモン!カモン!来い来い来い!

カモン!カモン!来い来い来い!

カモン!カモン!来い来い来い!

カモン!カモン!来い来い来い!

鈴鹿サポーターが呼ぶ。

こっちだ。

こっちのゴールだ。

 

前半はヴィアティンがカウンターだったが、後半は鈴鹿がカウンター。

左の安田正宗(26)が走る

右の木出雄斗(14)が押し出す。

鈴鹿は左が早く、右は太く。

 

フォワードの、「ファイター」キム・ボヨン(33)

後半の流れが少し変わったのは、ボヨンが入ってからだった。

それは少しずつ変化していた。

ボヨンの動きが、ヴィアティンに圧力をかける。

当って跳ね返されても、ボヨンの突撃は止まらない。

ボヨンが押す。

ボヨンが押す。

ボヨンに対応するヴィアティンディフェンス。

星来(13)が走ることができるようになった。

 

前線での競り合いの中で、ヴィアティンの選手と木出の頭がぶつかり、木出にイエローカード。

このカードを見て、ベンチは交代の準備をする。

 

後半26分

(OUT)23西口亮城 ⇔ (IN)6山本修也

(OUT)14木出雄斗 ⇔ (IN)19森田夢生

 

ボヨン(33)が体を張ってハイボールを競り合い、頭で星来(13)に落とす。

星来がシュートを狙う。惜しい!

ボヨンと星来の間で、徐々に形ができてきた。

 

途中交代で右サイドに入った、森田夢生(19)が星来(13)-ボヨン(33)の連携から前に飛び出したい。

夢生は前を狙っているが、足元が悪くボールをなかなか納められない。

 

4対6で、ヴィアティンがボールを支配しているがパスの出しどころがない。

鈴鹿は組織できっちり守っている。

隙が無く、スペースも作らせない。

 

ヴィアティンも選手交代を急いでいる。

試合は後半に入った。

どこかで、何かを変えないと。

ヴィアティンは選手交代で何かを変えてくるか?

 

鈴鹿はボヨン(33)がジョーカーに見える。

この切り札を後半に取っておいたならば、かなり鈴鹿のゲームプランは当たっていると言ってもおかしくない。

 

後半35分。

※この場面はぜひ三重テレビ放送を見て欲しい。ナカニシは50回以上見た。

またもや星来(13)とボヨンの連携から、ボヨンがペナルティエリア外45度の位置でファウルを受ける。

激しいファウルに対して、仲間想いの北田大亜(17)が熱くなっている。山本修也(6)が冷静に止めている。

この試合、全てのセットプレイを日高慶太(7)が蹴っていた。

日高のフリーキックは、曲げたり、落としたり、早いストレートだったり、テクニックを使っていろんな球を蹴っていた。

三重県社会人選手権では、フリーキックを直接ゴールに叩き込んだこともあった。

フリーキックのキッカーの位置には、日高慶太(7)と山本修也(6)。

なかなか蹴らない。

十分に間を取る。

ゴール前には鈴鹿の選手達が日髙のフリーキックを頭で合わせるために、並んで待っている。

日高が軽く手を上げる。

日高が足を一歩動かす。

(ここまでは誰が見ても日髙が蹴る雰囲気だった)

蹴るのは山本修也だ!!!!!

スヒード、コース、タイミング。

言葉にならない。

そのボールは虹をかける!

ゴーーーーーーール!!!1-0!

なんだこれは!

なんと言う美しいフリーキックだ!

なんだ!

なんと言うことだ!

喜びの爆発するサポーター。

フラッグを振ることも忘れて立ち尽くすナカニシ。

喜びよりも先に衝撃が頭をぶっ叩く。

 

山本修也(6)の左足の精度の高さは知っていた。

だけど、この場面で、この緊迫する場面で打てるか?普通。

まさかの大卒ルーキーの堂々たるフリーキック。

そして、日高が蹴るかもしれないというフェイントで、ヴィアティンGKの反応がわずかに遅れたのも、チームプレイのひとつだった。

 

試合時間は残り約10分。

これまで早く動いていた時計が、急に遅く感じる。

何度見ても数十秒しか進んでいないストップウオッチ。

 

得点の原動力となった、キム・ボヨン(33)の押し出す力が、ヴィアティンのディフェンスを上げさせられない。

ボヨンの後方では、渡邊星来(13)が前に飛び出すタイミングを狙っている。

 

鈴鹿ディフェンスに乱れはない。

日根野達海(5)が、庄司景翔(4)が、大倉康輝(2)が跳ね返す。

左の安田正宗(26)が頭からボールを奪いに飛び込んでいく。

右の森田夢生(19)が体を張って相手のスピードを止める。

ベンチから声が出ている。

山本龍之介(1)の絶叫のような声がサポーターの所まで聞こえている。

 

ナカニシはフラッグを振ることも忘れている。

ただただ、アトレチコとコールするだけ。

自分の声が、水の中で聞えるような音に聞こえる。

 

セカンドボールを奪う北田大亜(17)。

高さで競り合う山本修也(6)。

日高慶太(7)が体を投げ出してシュートコースを塞ぐ。

 

時間が無いため、ロングボールをポンポン入れるヴィアティン。

ゴールキーパー有為奎斗(20)が、落ち着いてキャッチ。

 

後半43分

(OUT)26安田正宗 ⇔ (IN)15大島遼介

(OUT)13渡邊星来 ⇔ (IN)9北村知也

 

ベンチからのはっきりした指示。

このまま試合を締める。

大島がディフェンスに入り、日根野が左のディフェンスに入る。

鈴鹿は3度目のフォーメーションチェンジ。5-4-1へ。

 

大島遼介(15)の問答無用の高さが活きる。

北村知也(9)が左サイドでボールを確保し時間を使う。

 

ディフェンス一辺倒かと思いきや、業師、北村(9)がボヨン(33)へパスを通し、ボヨンがボレーシュートを放つ。

短い時間でも、北村は自分に求められるタスクをこなす。

 

AT5分

 

大島(15)無双。ハイボールを頭で跳ね返す!

庄司(4)のスライディングがスパッと決まる。

日根野(5)はサイドを封鎖している。

日高(7)がボールを抑えてファウルを誘う。

 

前に蹴り出す。

 

鈴鹿ボールになるたびに、ベンチに下がった渡邊星来(13)が吠えている。

 

サポーターのチャントが祈りの言葉に聞こえる

 

大丈夫だ。

 

鈴鹿は失点しない。

 

大丈夫だ。

 

俺たちは。

 

胸を張って堂々と。

 

三重県最強となろう。

 

ここで試合終了。

 

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両チームの選手のみなさん、スタッフのみなさんお疲れさまでした。

本当にたくさんの方が鈴鹿の応援に来てくれました。

バック側から見ていたら、スタンドの人は鈴鹿側の方が多いくらいでした。

本当にありがたいです。感謝感謝です。

 

この試合では、念願のフラッグ5本出しをしました。

旗の振り手が足りなかったのですが、ナイスな少年がフラッグをずっと振ってくれました。

少年ありがとう。また一緒に応援しましょう。

(本当はもう1本出ているのだけど、ナカニシがサボってて振られていない。ごめん。)

サポーターの仲間たち。みんなありがとう。

最後まで声を出し続けてくれたみんな。

スタンドで手拍子してくれたみんな。

ネットやテレビで応援してくれたみんな。

たくさんの人の応援と、たくさんの笑顔。

この街には、アトレチコ鈴鹿クラブがあります。

我らの誇り、この街の夢です。

 

試合後に、バンザイして、ダンスして、トラメガで選手が話して・・・

もう夢のようでした。

溜めていた不安が一気に解放されたような、歓喜の時間でした。

選手のみなさん、サポーターの歓喜にお付き合いいただき、本当にありがとうございました。

 

そして、ヴィアティンはとても強かったです。

ナカニシは、この三重県選手権の決勝の舞台でヴィアティンと試合ができたことを幸せに思います。

互いに高め合い、最高の試合と、最高の応援を今後も続けていきましょう。

 

 

 

この試合のナカニシが勝手に選ぶ「victorycross賞(MOM=マン・オブザ・マッチ)」は、虹をかけるフリーキック!

「レインボーレフティ」山本修也選手(6)です。

とにかく見事。

この一発で5000億点の価値があります。

冗談抜きで、ナカニシはあのフリーキックで白飯が食べられます。

山本修也選手、ナイスシュートでした。

今後もナイスプレイを期待しています。

 

 

 

試合が終わって、ちょっとご飯を食べに行って、午後8時に帰宅しました。

8時から見たいテレビがあったためです。

 

妻ノリコが楽しみにしている大河ドラマ「豊臣兄弟」の時間でしたが、チャンネルをナカニシに譲ってくれました。

 

8時から三重テレビで試合を見ました。

勝利の美酒を飲みながら、いつまでも試合を見ていたい気分でした。



 

 

 

はい!

ということでアトレチコ鈴鹿は、2022年以来、3年ぶりに三重県最強の座と、天皇杯本戦出場を勝ち取りました。

 

しかーし!

 

勝利の気分は今夜で終わりです。

次の試合の事を考えましょう。

大事なのは東海リーグです。

もう土曜日にはリーグ戦があります。

大至急切り替えて、次の試合までに良い準備をしてください。

 

まだまだここからです。

 

まだまだ油断はできません。

 

鈴鹿の試合はいつも決勝戦です。

 

ではまた。

 

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(今後の試合)

◇東海社会人リーグ

5月16日(土)18:00 中京大学FC@中京大学豊田キャンパス

5月24日(日)17:00 藤枝市役所@藤枝総合運動公園サッカー場

5月31日(日)13:00 FC刈谷@AGF陸上競技場

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このブログに使用している写真は,アトレチコ鈴鹿クラブの使用許可を得て掲載しています。そのため,他での利用は絶対にしないでください。

東海リーグ1戦目 対 ワイヴァン知立

みなさんこんばんは。

 

「絶対」という言葉があります。

 

「絶対に勝つ」

「絶対に負けない」

「絶対に0で抑える」

「絶対に点を取る」

「絶対に昇格する」

 

残念ながらサッカーに絶対なんてありません。

 

そして、鈴鹿は「絶対に負けられない戦い」に何度も何度も何度も何度も負けてきました。

 

ナカニシは、この「絶対」という言葉を選手に求めるのは、逆に選手達のプレッシャーになるんじゃないかと思っています。

 

「絶対」の無い試合だからこそ、サポーターは心の底から全力で応援します。

そのサポーターの応援の声は、祈りの言葉に聞こえる事すらあります。

鈴鹿に良い風が吹きますように。

鈴鹿の選手達が笑顔になれますように。

 

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試合当日。

 

前日から嫌な予感が拭えない(試合の時はいつもそう)。

 

今日の対戦相手は、ワイヴァン知立(以下、ワイヴァンと書きます)。

鈴鹿はリーグ初戦。

だが、ワイヴァンは既に2試合を消化しており、昨年の優勝チーム岳南モスペリオと、2度のJFL経験のあるFC刈谷に勝利している。

岳南と刈谷。ともに今シーズンの優勝候補と目される強敵。

その強敵を見事に撃破し、鈴鹿戦でホーム開幕を迎えるワイヴァン。

これは強い。

現時点でもちろん東海リーグ首位。

 

ワイヴァンは、今年の補強で元Jリーガーをキッチリ補強してきた。

特にフォワードは、破壊力抜群の元J。

 

鈴鹿はリーグ戦初戦から、天王山となる試合に挑む。

 

試合前から失点する事ばかり考えてしまう。

悪い予感がどうしても頭から離れない。

 

会場に到着し横断幕を張る。

そこで、指摘が!

ナカニシは、安田正宗選手の横断幕の字を間違ってしまっている。

(「政宗」と書いてしまった)

ごめん。サム。

ナカニシがこんな大事な一戦で、こんなミスをしてしまうとは。

また、悪い予感が頭をよぎる。

 

サポーターが集まってきた。

平場の応援場所。

それでもたくさんの人が、鈴鹿の応援に来てくれた。

ありがたい。

何とかみんなの前で勝利を上げたい。

 

ナカニシは緊張のためグラウンドから少し離れたところで、妻ノリコの作ってくれたおにぎりを口に押し込む。

今年のナカニシは、自分を変えたいと思っている。

常にギンギンの緊張ではなく、コンディション良くサッカーを応援したい。

ちゃんと食べて、ちゃんと寝て、ちゃんと応援する。つもり。

 

グラウンドを見つめる。

昇格までのイバラの道が見えるようだ。

イバラの道でも道はあるさ。

 

時は来た!

それだけだ!

 

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 13渡邊星来・23西口亮城

MF 26安田正宗・6山本修也・7日髙慶太・17北田大亜・19森田夢生

DF 5日根野達海・2大倉康輝・15大島遼介

GK 20有留奎斗

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試合開始。

 

なんと鈴鹿は、3-5-2のフォーメーション。

5人のMFは、ほぼ平行に並ぶ。

公式戦でこの形になるのは初めて。

練習でもナカニシは見ていない。と思う。

 

対するワイヴァンは、たぶん、4-4-2。

2人のFWがそれぞれに強く早く上手い。

 

風がキツイ。

鈴鹿は前半向かい風。

 

試合開始から蹴り合いの試合の様相。

ワイヴァンは、ロングボールを鈴鹿のディフェンスラインの裏に落とす。

鈴鹿がクリアにもたつくと、そこに一気に押し寄せてくる。

シンプルだけど、強いFWがいるため、この攻撃がじわじわとキツイ。

 

センターバック右、「タワーハッカー」大島遼介(15)

鈴鹿の選手の中で一番背が高い大島。

三重県社会人選手権は怪我をしていたが、前試合からスタメンで出ている。

パワーファイターな感じの大島だが、3バックの中央には飛鳥で共にプレイした大倉康輝(2)、そして3バックの左には大阪体育大学の1年先輩日根野達海(5)が並んでプレイしている。

そのため、鈴鹿の3バックは連携バッチリで、オフサイドラインも揃っており、しっかりラインを上げてワイヴァンの攻撃を封じ込めている。

さらに、大島はその高身長を活かし、相手のロングボールをバンバン跳ね返している。

試合開始から、ある意味大味な展開となった。

しかし、大島がいるからには力押しでは鈴鹿は引かない。

大島。全部迎撃だ。

迎撃ビクトリーだ!

 

試合は前試合の四日市大戦のように、ロングキックの蹴り合いになった。

前試合はグラウンドが悪かったせいだが、今日は人工芝。

それでも互いに蹴り合う展開。

ワイヴァンのFWの2人は、早くて強くて上手い。

さらに、セカンドボールを狙ってサイドから入ってくる外国人選手も脅威。

あちこちから怖い選手が仕掛けてくる。

 

センターバックの中央、「王将」大倉康輝(2)

ロングボールと共に押し寄せるワイヴァンの攻撃陣。

右の大島(15)、左の日根野(5)と共に、最終ラインを守る大倉。

大倉は中央にポジションをとるが、こまめに動いている。

ヘディングでの競り合いのこぼれ球→これは大倉。

サイドの裏へのロングボール→これも大倉。

中盤からのスルーパス→もちろん大倉。

ことごとく見えている大倉。

冷酷さを感じるほど迷いのない大倉。

大倉はGK有留奎斗との息もあっており、バックパスにも無理が無い。

大倉のプレイをナカニシは、ファインプレイが無いのがファインプレイと書いた。

この試合も大倉にファインプレイは無い。

完璧だ。

ナカニシが語る術無し。

大倉頼むぞ!

 

ロングボールで始まった試合だが、徐々に鈴鹿がボールを押さえ始めた。

セカンドボールの奪取や、ワイヴァンの中盤への積極的なプレスで、鈴鹿が高い位置でボールを奪うこともある。

 

ボランチ、「レインボーレフティ」山本修也(6)

試合開始直後はちょっとプレイが硬かった山本修也。

東海リーグの初戦。強敵ワイヴァン。大卒ルーキーはそりゃ固くなってもおかしくない。

しかし、徐々に山本修也のナイスプレイが出てくる。これこれ。

ワイヴァンのハードなタックルをものともせずに、ボールを収めて前を向く。

パスの精度はチームでも指折りの上位。

前を向いてプレイできれば、一閃のパスで得点となってもおかしくない。

この試合、鈴鹿は3ボランチのため、中盤のパスコースの選択肢が多かった。

修也は自ら受けて、自らも出す。

修也のパスワークが鈴鹿にリズムを作る。

なんか起きそう。

その左足から、何かが・・・。

修也!黄金の左脚で虹をかけろ!

 

ロングボール中心の展開だが、鈴鹿はセカンドボールを奪うと、落ち着いてサイドに展開。

ワイヴァンのペースに乗らず、自分たちのサッカーを狙う。

 

鈴鹿はボランチが3人いることで、セカンドボールの奪取に負けていない。

(ただ、セカンドボールの奪取に勝ててもいない)

しかし、ワイヴァンの前線へのパスコースを切ることは出来ていて、ワイヴァンの前線に決定的なスルーパスを出させていない。

さらに、この3ボランチは鈴鹿DFからのターゲットにもなり、攻撃時にクサビのパスがスパッと入ることもある。

今のところ、少し守備的によっているが鈴鹿の3ボランチは安定している。

ナカニシとしては、鈴鹿の中盤とフォワードの間に、もう1人パサーがいて欲しい気がする。

誰とは言わないけど。

 

ボランチ、「振り返れば奴がいる」北田大亜(17)。

この試合の鈴鹿は3ボランチのような形で、中盤に人が多く配置されている。

その密集したエリアの中でも、北田大亜のボールへの寄せの早さは際立っている。

大亜は、ボールへのアクションが超早く、体を入れてボールをフトコロに収めるのも早い。

そのため、相手はボールを収めた大亜に対してアフター気味にファウルが出ている。

セカンドボールに絡みまくる大亜。

そして、ボールをキープした瞬間に激しく削られる大亜。

それでも引くわけにはいかない。

大亜が引いたら、中盤の支配を奪われてしまう。

今はワイヴァンDFからのロングボールが多いが、中盤からパスが出ると鈴鹿は一気に押されてしまう。

セカンドボールと、相手のパスの出所を潰す大亜。

良いぞ良いぞ。

今日も振り返れば大亜がいるぞ。

 

鈴鹿のボランチ3人は、機を見て前線に飛び出している。

左からのクロスボールのこぼれ球を、北田大亜がミドルシュート!惜しい!

 

試合展開は、支配率が6対4で鈴鹿優位。

しかし、ワイヴァンはカウンターを狙っているような気がする。

鈴鹿が押し込んだ時こそ、ワイヴァンはカウンター1発で強力なFWが決めに来る。

そこを警戒。

 

フォワード、「モンスター」渡邊星来(13)

鈴鹿のエースとして、ナカニシが超絶期待しているのが渡邊星来。

この試合でも、抜群の動きで前線からワイヴァンDFに圧力をかける。

ロングボールの競り合いでは、ワイヴァンDFの身長が高く、なかなか競り合いに勝てないが、足元での勝負では星来が上手をとる。

中盤の日髙慶太(7)からのパスを、ワイヴァンDFの押す力を利用して回転して抜き去る。上手い!

星来のシュートコースを切られたため、右を並走する西口亮城(23)にパス。

西口(23)からもう一度日髙(7)へ。

日高のシュートのこぼれ球を、詰めに走ったのが森田夢生(19)!

星来からの攻撃で、前半最大のチャンスを作った。

(逆サイドなので、あまりの見えなかった。間違ってたらごめんなさい)

サポーターが星来のチャントを歌う。

星来―星来―星来星来星来!

星来、東海の得点王取ろうぜ!

ゲットゴール!星来!

 

ゴールキーパー、「ウルトラマン」有留奎斗(20)

強風の向かい風が吹く難しい試合。

さらに、ワイヴァンのロングキックが鈴鹿DFの裏に落ちると、鈴鹿DFがヘディングで有留に返す場面が良く見られる。

また、バックパス時にもGKへのパスを狙って、ワイヴァンのFWが詰めてくる。

DFとGKの息が合わなければ、カットされて失点してもおかしくない。

そのギリギリのプレイを、COOLにさばく有為奎斗。

有留のロングキックは強振だが精度が高く、確実に前線の渡邊星来(13)やサイドに流れる西口亮城(23)を狙っている。

この試合、両チーム共にロングキックが多かった。

当然ながら、ロングキックの精度が良い方が優位となる。

有留のキックは安定している。

DFとのタイミングも合っている。

素晴らしい。見事。

やって欲しい時に、やって欲しいプレイが確実に出せている。

ナイスキーパー。

ナイス有留。

 

前半の終盤。

互いのGKがボールを保持して時間を使う。

 

正直なことを言うと、ナカニシは0対0で試合を折り返せたら、十分だと思っていた。

鈴鹿はキツイ向かい風。

さらに、今シーズンの鈴鹿は特に後半に強い。

 

相手は強敵の中の強敵ワイヴァン知立。

前半0対0ならば上等。

後半は鈴鹿の試合展開になるだろう。たぶん。

 

試合はロングボールの蹴り合いのまま続く。

鈴鹿は万全の態勢でクリアする。

 

ここで前半終了。

 

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ハーフタイム

 

なんかぐったりと疲れたナカニシ。

 

久しぶりの東海リーグ。

試合数が少ないため、たった1敗が地域CLの扉を閉ざすこともある。

鈴鹿は初戦。

ワイヴァンは3戦目。

なかなかハードな対決。

 

しかし、この試合鈴鹿は良く守っている。

ワイヴァンに決定的な場面を作らせていない。

というか、シュートをほとんど打たれていない。

 

日根野(5)―大倉(2)―大島(15)の3バックが良いだけでなく、修也(6)―日髙(7)―大亜(17)の3ボランチも中盤からの攻撃を作らせていない。

 

グラウンドから少し離れたところで座って休憩するナカニシ。

 

なんとか1点を。

ワイヴァンは、全社予選で当たる可能性もある。

ここで負けるわけにはいかない。

なんとか1点を。

 

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後半開始

 

選手交代は無し。

後半は鈴鹿が追い風となる。

ナカニシとしては、日根野(5)にミドルシュートをぶち込んでもらいたい。

 

後半開始から、やはりロングボールのワイヴァン。

ワイヴァンと初めて対戦したが、やっぱりワイヴァンの戦術は、ロングキック中心のカウンターサッカーと思う。たぶん。

 

鈴鹿はワイヴァンよりも身長が低い。

そのため、ずっと高さの競り合いを続けるのは分が悪い。

蹴り合いでは無く、きちんと左右に展開したい。

 

ウイングバックの右、「鈴鹿生まれの夢」森田夢生(19)

前半から鈴鹿は右の森田夢生(19)のオーバーラップを狙っていた。

ワイヴァンは4バックのため、ウイングバックは1枚余ることが多い。

その大外から、ワイヴァン陣内に攻め込みたい夢生。

山脈のような肉体をもつワイヴァンDFに対しても、若干20歳の夢生は当たり負けしていない。

走り出したら止められない夢生。しかし・・・夢生は走り出せない。

この試合ではロングボールのやり取りが多く、中盤でゲームを作ってサイドに展開するような流れ自体が少なかった。

また、鈴鹿は前線でタメが作れず、サイドのオーバーラップのスイッチ自体が押されなかった。

それでも後半は、少しサイドからの攻撃が増えた。

夢生が狙っている。

クロスボールじゃない。

ゴールを狙うぞ。

 

後半開始直後。

ワイヴァンのゴール前で、ワイヴァンのディフェンスラインの裏にフワッとしたボールが入る。

後方からそこに突っ込むのは北田大亜(17)。

大亜はわずかにオフサイドだったが、前半、セカンドボールとディフェンスに終始していたボランチが少し前に押し出した?!

 

ワイヴァンは後半も同じ戦術。ロングボールで鈴鹿を爆撃する。

 

逆に鈴鹿は後半、少しパスをつなぎ始めた。

ロングボールもあるが、そのクリアボールを拾ったら、慌てて蹴り返すのではなく、きちんと落ち着いて展開している。

そのため、後半は鈴鹿の支配率が7対3ほどになった。ような気がする。

 

ボランチ、「汗かきテクニシャン」日髙慶太(7)

前半から飛ばしていた日髙。

後半もバンバン走って試合を動かしていく。

イケメンだけどJFL昇格のために超貪欲。貪欲を越えた貪欲。

日高の姿が若手の多い鈴鹿のチームを引っ張っていく。

後半、鈴鹿が主導権を持って攻めている。

日高の位置取りが前に出て来た。それは鈴鹿全体が前に出たことにほかならない。

1歩前に出た鈴鹿

点を取りに行く鈴鹿。

縦横無尽に走る日髙。

日高。JFLに行こうぜ。

 

鈴鹿が攻勢に出るが、ワイヴァンDFは固い。

固いだけでなく高いので、鈴鹿はロングボールではワイヴァンDFを攻略できない。

となると、鈴鹿はサイドからニアへの早いボールに飛び込みたい。

 

フォワード、「ゴールデンボンバー」西口亮城(23)

平場の観戦場所。そのサポーターの位置から西口の金髪が良く見えている。

そして、西口がワイヴァンDFを突破するため、もがくようにサイドに流れているのが見える。

この試合、鈴鹿はDFと中盤は万全だったと思う。

しかし、FWの星来(13)と西口(23)は孤立していた時間が長かった。

中盤とFWの間に1人足りない感じがした(たぶん梶山が足りない)。

なかなか良い形でパスが出ない中で、西口は独立採算制をとる。

自分で奪って、自分で決める!

西口のワイヴァンDFの圧力が後半より激しくなっている。

西口の強烈な圧でワイヴァンDFのロングパスの精度を奪っていく。

献身的な動きの西口。

そしてその目は相手のゴールを見ている。

西口!狙え!

 

後半19分

(OUT)6山本修也 ⇔ (IN)9北村知也

(OUT)19森田夢生 ⇔ (IN)14木出雄斗

 

この交代で、鈴鹿は3-4-2-1にフォーメーションを変える。

ずっと不足していたトップ下に、北村知也(9)と西口亮城(23)が入り、ワントップの渡邊星来(13)を後方から支える。

 

交代で入った木出雄斗(14)

この試合、後からサポーター仲間と話をしていたのだが、みんな言っていた。

今日の木出のキレは凄かった。

普段はバランスをとったり、攻守に気を利かせたり、ベテランの味のあるプレイが求められることが多い木出だが、この試合では一気にドリブルで加速して、相手を置きざりにしていた。

おそらく交代で入る時に指示が出ていたと思うのだけど、木出の引き出しの多さと、ハイレベルなサッカーセンスが感じられるプレイだった。

とにかく切れている。

木出から中への折り返しでチャンスを作る。

 

鈴鹿が押し上げたことで、ワイヴァン陣内の鈴鹿ボールのフリーキックが増える。

キッカーは日髙慶太(7)

日高のフリーキックは、ファーサイドの日根野達海(5)へ。

日根野が頭で競り勝ち中へ折り返す。

中で合わせたのは、大島遼介(15)。

大島のボレーは無念の相手GK正面。惜しいいいいい!

良いよ良いよ。続けていこう。

 

センターバック左、「鈴鹿の未来」日根野達海(5)

前半から日根野のディフェンスの上手さに、ナカニシのそばにいるサポーターが唸っている「上手いなー」。

日根野は決してゴツイ体ではないが、ムキムキの相手に対しても球際で負けることはない。

高さも、早さも、対人も。日根野を抜くのは至難の業。

ワイヴァンの2人のFWは強力。この2人を自由にさせればどんな展開でも一気に失点してしまう。

しかし、日根野が見ている。相手はシュートまで持っていけない。

後半の鈴鹿ボールのコーナーキックの場面。

ワイヴァンがクリアしてカウンター。

しかし、日根野はファウルで止める。見事なプロフェッショナルファウル。

このファウルが躊躇なく出せるところも日根野の強さ。

今日の日根野も良かった。さすが!

来週の日根野も楽しみで仕方がない。

日根野。鈴鹿を頼むぞ。

 

後半38分

(OUT)17北田大亜 ⇔ (IN)28中村尚輝

 

後半の終盤は鈴鹿ペース。

支配率は7対3

ここでよりオフェンシブな中村尚輝(28)が入る。

パスを出せるパサーの投入でさらに鈴鹿の前線が活性化する。

 

左ウイングバック、「メイクサムノイズ」、安田正宗(26)

(make some noise = 盛り上がっていこうぜ!)

名前の漢字間違えて本当に申し訳ない。ごめんサム。ナカニシ猛烈に反省。

鈴鹿の後半の終盤は、両サイドからの波状攻撃だった。

木出雄斗が右からキレのあるドリブルを見せる。そして左からは安田正宗(26)が高精度のピンポイントクロスを狙う。

さらに正宗は中に自ら切れ込んでカットインからのシュートも狙う。

両足が同じくらい蹴れる正宗の多彩な攻撃で、ワイヴァンDFを揺さぶっていく。

途中から入った北村知也(9)が正宗と絡んで左突破のフォローに入る。

サポーターの目の前。

サポーターが祈るように正宗のクロスボールの軌道を見ている。

サム。サポーターの目なんて気にするな。

ドンドン上げろ。

トンドン勝負だ。

サイドから試合を決めてやろうぜ!

 

後半40分

(OUT)13渡邊星来 ⇔ (IN)33キムボヨン

(OUT)23西口亮城 ⇔ (IN)11モハメドラミン

 

渡邊星来が悔しそうにグラウンドを出る。

星来。次点取ろうよ。ナイスプレイ。怪我には気をつけて。

 

鈴鹿はフォワードを2人変えた!

試合を決められるジョーカーが投入。

 

しかし、ここから鈴鹿のプレイに焦りが見えだす。

最後の最後で強いフォワードが入ったため、「絶対に勝たなきゃ」という焦りが生まれてしまった。

サポーターも鈴鹿が攻めまくっているため、勢いがついている。

全体がバタバタする。

パスの精度が落ちる。

ミスが増える。

 

いかんいかん。

焦るな。慌てるな。落ち着いて。

ピリピリする時間でも、頭の中は冷静に。

 

ベンチから山本龍之介(1)の声が聞える。

良い声だ。ベンチからでもGKの声は神の声だ。

 

鈴鹿が攻めている。

ワイヴァンはそれでもカウンターの一撃を狙っている。

 

時間が早く過ぎる。

 

ここで試合終了。

 

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両チームの選手のみなさん、スタッフのみなさんお疲れさまでした。

たくさんの方が鈴鹿の応援に来てくれました。感謝感謝です。

 

試合後には、ワイヴァン知立でプレイしている坂本敬選手と、川森有真選手が挨拶に来てくれました。

2人とも元気に頑張ってました。ワイヴァンサポーターのみなさん、坂本選手と川森選手の応援よろしくお願いします。

 

 

 

鈴鹿は今シーズン大幅に選手が入れ替わっています。

実は、東海リーグでどこまで通用するか不安でした。

実際に、練習試合では関西リーグの強豪に負け続きでしたし・・・。

やっぱり今日思ったのは、鈴鹿は1試合、1分、1秒ごとに強くなっているような気がしています。

ワイヴァンはとても強かったですが、鈴鹿は堂々と戦いスコアレスドローでした。

勝てなくて残念な気持ちと、負けなくてよかったと思う気持ちが、9対1くらいの割合でナカニシの中にあります。

つまり何が言いたいのかというと、アトレチコ鈴鹿の応援はやっぱり楽しいということです。

 

 

 

最後に一つだけ。

 

東海リーグが始まりました。

これまでの練習では、チーム全体の雰囲気もとても良いと思います。

でも、ここからサッカーの厳しい世界が始まります。

それは、試合に出られる選手と、試合に出られない選手との差です。

 

今日の試合にベンチ入りしなかった選手に伝えたいことがあります。

「選ばれなかった」ではなく「外された」と思うかもしれません。

「あの選手より俺の方が・・・」と腹が立つかもしれません。

「なぜ自分が外れるのか?」と疑問を持つかもしれません。

 

でも、ここで腐ってしまったら、次のチャンスを掴むことはできません。

試合に出られなかった辛さを乗り越えましょう。

試合に出られなかった悔しさを自分の糧にしましょう。

 

残念ながらチャンスは平等にあるわけではありません。

だけど、必ずチャンスは有ります。必ずです。

 

今日、ベンチ入りできなかった選手達へ。

公式戦出場の時に自分の力が100%出せるように準備をしてください。

君が出場した時には、サポーターはいつも以上の大歓声で君を迎えることを約束します。

 

 

 

まだまだここからです。

 

次に向けて良い準備をしましょう。

 

ではまた。

 

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(今後の試合)

◇三重県サッカー選手権大会 準決勝

 5月10日(日)12:05 ヴィアティン三重@四日市中央緑地公園

 

◇東海社会人リーグ

 5月16日(土)18:00 中京大学FC@中京大学豊田キャンパス

 5月24日(日)17:00 藤枝市役所@藤枝総合運動公園サッカー場

 5月31日(日)13:00 FC刈谷@AGF陸上競技場

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このブログに使用している写真は,アトレチコ鈴鹿クラブの使用許可を得て掲載しています。そのため,他での利用は絶対にしないでください。

三重県サッカー選手権準決勝 対 四日市大学

みなさんこんばんは。

昨夜はちょっと良いことがあったので、更新が遅くなりました。

 

さて。

昨日の試合で今シーズン初の「疾風勁草」横断幕を出しました。

たぶん、新加入選手は始めて見る言葉だと思います。

「疾風に勁草を知る」

(しっぷうに けいそうをしる)

 

これは大昔の中国の偉い人の言葉です。

「疾風」と言うのは、激しく吹く強い風

「勁草(けいそう)」というのは、風にも折れない強い草

このことから、激しい風にさらされて初めて強い草が見分けられる、つまり、「苦難の時こそ、その人の真の強さがわかる」という意味です。

 

自慢ではないのですが、鈴鹿は苦難ばっかりです。

もう、苦難なんて山盛りで、ここに書ききれないほどです。

逆風の疾風の中で、鈴鹿サポーターがこの言葉を掲げ始めて、10年以上になります。

 

鈴鹿で汗と涙を流す選手達。

彼らこそが、我らの誇りであり、この街の夢、なんじゃないかなと思います。

 

サポーターとして、何ができるのか分かりません。

応援が選手に届いているのかどうかすら、本当は分かりません。

 

たけど、選手を全身全霊で応援できるのは、サポーターだと思います。

「どんな時も、俺らはココに」

今日もサポーターは選手と共に戦いました。

 

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試合前日の土曜日。

 

日曜の試合の時は、土曜日の練習を見に行くのだが、家庭の事情で妻ノリコの実家までお墓参りに行くこととなった。

(こういう場合のTNPポイントは大きい。TNP=妻ノリコポイント)

 

妻ノリコの実家は、三重県志摩市の端のほう。

お墓参りの後、帰路に初めてヴィソンに立ち寄る。

 

妻と義母が、おしゃれヴィソンで優雅にお買い物をしている間、ナカニシはヴィソンのホテルの温泉?でまったりする。

靴箱の番号札を何番にするかしばし悩むが、北村知也選手の「9」を取る。

ところが、カギと番号札を繋ぐヒモが切れてしまう。

不吉な・・・。

嫌な予感・・・。

 

 

 

試合当日。

 

会場入りしてから忘れ物に気づく。

18年のサポーター生活で、初めて試合にタオルマフラーを忘れた。

サポーターの魂ともいえるタオルマフラーをナカニシが忘れるとは・・・。

不吉な・・・。

嫌な予感・・・。

 

※このブログをご覧になった方は、ナカニシの嫌な予感がほぼ外れる事を、ご存じた思います。それでも、試合前は少しの事でも心に引っかかり、気になってしまいます。

 

試合会場に「疾風に勁草を知る」と「運命よそこをどけ俺たちが通る」の横断幕を張る。

ちなみに「運命・・・」は、ハズケットボール界のスーパースター、マイケル・ジョーダン(と木下謙一)の言葉。

 

サポーターが集まる。

みんな良い顔をしている。

 

コールリーダーがノドを潰しながら気勢を上げる。

大フラッグ4本が一斉に振られる。

 

今日の対戦相手は、四日市大学サッカー部(以下、四日市大と書きます)。

もちろん1軍。天皇杯出場を狙っている。

東海学生リーグの日程を調整して、この試合にキッチリ照準を合わせて来た。

東海選抜に名を連ねる有力選手も多い

強い。四日市大は毎年毎年、強くなっている感じがする。

 

鈴鹿はいつも苦難のスタートだ。

そしてその苦難を乗り越えて、強くなってやる。

強敵上等。

 

やるぞ!

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 13渡邊星来

OMF 10梶山幹太・11ラミン

MF 26安田政宗・7日髙慶太・17北田大亜・19森田夢生

DF 5日根野達海・2大倉康輝・15大島遼介

GK 20有留奎斗

 

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試合開始。

 

鈴鹿は3-4-2-1のフォーメーション。

公式戦でこの形になるのは久しぶりだと思う。

 

四日市大は、3-4-3のフォーメーション。

両チーム同じフォーメーションで、ミラーゲームの様相。

 

四日市大は、もちろん22歳以下の大学生なのだが、筋肉や身長など、完全に鈴鹿よりも大きい。

また、学生特有の勢いがあるだけでなく、スピードとパワーの両方を兼ね備えているため、自分たちの強い部分を上手く使ってプレイしている。

 

試合開始直後からすぐに分かる。

四日市大。これは強いぞ。

 

今日のグラウンドは、三交鈴鹿の第4グラウンド。

天然芝だが、かなりデコボコ。相当ひどくデコボコ。

さらに、週末の雨で芝の根が張っておらず、スリップする選手が続出している。

 

両チーム共に、細かいパスワークを捨てて、ロングキックの応酬で試合が始まる。

 

互いに3バックがボールを跳ね返す。

ボールが転がるとポンポン跳ねる芝の上で、ディフェンスは気を使いながらプレイしている。

そのため、なんか一歩が遅く、リズムが乗ってこない。

 

ボランチ、「ポイントガード」北田大亜(17)。

普段であれば、中盤での神予測と、攻守に渡る気の利いたフォローでボールに触れる回数の多い大亜だが、この試合はセカンドボールの奪い合いに巻き込まれている。

鈴鹿ディフェンスのクリアが短いと、相手が突っ込んでくるため、そこでセカンドボールを渡せば一気に失点につながる。

体を張って中盤で支える大亜だが、四日市大との接触で、かなり激しく削られてしまっている。

この試合は、ゲームメイクなんてそっちのけで、蹴り合いに終始する試合となった。

フィジカル勝負のパワー頼みの試合。

大亜。ここを踏ん張ろう。

押し負けるな!

 

試合は五分と五分の展開。

両チーム共に割り切ってボンボン蹴っている。

 

互いに同じフォーメーションだが、蹴られた時にバタバタするのは鈴鹿の方が多い。

鈴鹿は3バックの形がハマっていない感じがする。

 

四日市大は、鈴鹿のディフェンスラインの裏にロングボールを放り込んで、鈴鹿ゴールに迫る。

おのずと、鈴鹿ディフェンスは自陣のゴールに向いた状態でディフェンスをする場面が増える。

 

センターバックの中央、「王将」大倉康輝(2)

センターバックの真ん中に陣取る大倉。まさに王将。

クリアしにくいボールも入ってくるが、ボディコントロールが抜群で、体をひねりながら大きく跳ね返している。

四日市大が突撃してくる中で、1つのミスが命取りになる。

そんなハイプレッシャーの中でも、大倉のプレイに陰りは無い。

シンプルにセーフティ。

ファインプレイが無いことがファインプレイだ。

ナイス大倉!

頼むぞ!

 

ロングボールの蹴り合いの中で、きちんとボールコントロールし攻撃を組み立てているのは、やはり梶山幹太(10)

前半の序盤、梶山のサイド突破が決まるが、四日市大のディフェンスがギリギリ間に合ってコーナーキック獲得。

日髙慶太(7)のコーナーキックは、風で巻いてしまい、四日市大ゴールキーパーに取られてしまう。

 

この試合、グラウンド状態は壊滅的に悪いのだが、さらにかなりの強風が吹いている。

サポーターの位置だと風をあまり感じないが、周りの樹木の葉はかなり激しく揺れている。

上空は、相当強い風が吹いている様子。

 

デコボコのグラウンド。

風に流されるボール。

不確定の要素が多く、不測の事態がいつ起きてもおかしくない。

 

これは、早く先制点が欲しい・・・。

 

ボランチ、「汗かきテクニシャン」日髙慶太(7)

日高は先制点を奪うため、積極的に前に押し出していく。

日高が上がることで、前方の梶山(10)、ラミン(11)、渡邊星来(13)の動きが活性化する。

やはり鈴鹿の試合は日髙から動く。

日高が四日市大のディフェンスライン裏にフワリとループパスを出す。

そこに走りこんでいたのは、渡邊星来(13)!

後方からの難しいボールだが、星来がダイレクトボレー!惜しい!

ロングボールの蹴り合いの中でも、テクニシャンの日髙はしっかりとラストパスを出している。

誰かが言っていた「今年の日髙は昨年よりも5倍良い!」

日高、がんばれ!

 

試合は膠着状態になっている。

ロングボールを蹴り合う展開だが、高く上がると風で流れてタッチラインを割ってしまう。

風は上空で舞っているが、だいたい鈴鹿の左サイドから右サイドにグラウンドから見て90度に吹いている。

ゴールキックも何度もアウトとなってしまった。

難しい。

芝と風が難しい。

 

左ウイングバック、「名刀マサムネ」安田政宗(26)

両チーム共にウイングバックが配置されているが、あまり活発に攻撃参加ができていない。

ロングボールの蹴り合いのため、中盤でタメが作れず、オーバーラップのチャンスがほとんど無い。

この試合の正宗は、サイドの後方に蹴り込まれるロングボールへの対応に終始していた。

ベンチからはウイングバックが上がる指示も出ている。

しかし、少し上がればロングボールが放り込まれる。

ウイングバックにとっては、押し引きが難しい展開。

正宗。今は慌てなくて良い。

刃を抜くのはもうちょっと先だ。たぶん。

 

前線の渡邊星来(13)がパスカットしてゴールへ一直線にドリブルで走るが、惜しくも四日市大のディフェンスにクリアされる。

グラウンドがデコボコなので、ドリブル時にボールが跳ねて、スピードを上げられない。

 

ある意味難しい試合になった。

鈴鹿の良さは出せていない。

四日市大としては、鈴鹿の攻撃をしっかり受け止めて、ロングカウンター1発で得点を狙いたい。

どちらかというと、四日市大の方がやりたいことが出来ているように見える。

 

鈴鹿は戦術を変えるか?

鈴鹿はフォーメーションを変えるか?

 

トップ下の左、「トリックメーカー」モハメド・ラミン(11)

ロングボールの蹴り合いとなった試合、ラミンの良い所がなかなか出せない。

ロングボールを跳ね返した後の、セカンドボールの削り合いの中で、試合展開らしい展開ができない。

サイドで基点を作りたくても、ロングボールはラミンの頭上を越えていくものばかりだった。

四日市大のディフェンスも上手く、ラミンが突っかけてもミス無くボールを蹴り出している。

ラミンとしてはガマンの展開。

前線の高い位置でボールを奪わないと、ゴールに結びつかない。

ラミン。今は我慢だ。

前線からこつこつディフェンスしていこう。

 

試合は5分と5分。

ただ少し鈴鹿は不安定。

そして、鈴鹿の攻撃は渡邊星来(13)1択。

 

ワントップ、「モンスター」渡邊星来(13)

前半の膠着した試合の中で、四日市大ゴールに脅威を与えていたのは、もちろん渡邉星来だった。

長短の鈴鹿のパスは、星来を終着点として構成されている。

シーズンが始まったばかりだが、鈴鹿の攻撃の要として自他ともに認められている感じがする。もちろんサポーターの期待も大きい。

この試合、星来のハイボールの競り合いに対して、四日市大も3バックに大きい選手を配置して、十分に警戒している。

ただ、その上を行くのか星来。

縦に抜け出し、ディフェンスに圧をかけ、ハイボールで体をぶつけあう。

しかし、前半は3バック全員が星来を押さえに来ていたため、さすがの星来も自由がきかない。

膠着する前半。

罠にかかった猛獣のよう暴れる星来。

でも、星来ならいつか罠を食い破る気がする。

星来。がんばれ。

星来。怪我しないように。

 

前半終了。

 

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ハーフタイム

 

控え選手がアップをしている。

今シーズンからは、9人がベンチ入りして、5人までが出場できる。

(昨年までは7人ベンチ入りだった)

試合の流れを変える選手を多数ベンチに入れられるというのは、まさにチーム全体の力が試されるシーズンになると思う。

 

鈴鹿の選手たちはみんなレベルが高い。

誰が出てきておかしくない。

 

ただ、前半は決して良い内容ではなかった。

後半からどうやって修正するのか?

4バックにフォーメーションの変更するのか?

細かくパスをまわして支配率を増すのか?

選手交代で変化を付けるのか?

 

今年の鈴鹿ベンチの動きは早い。

何か手を打つ・・・と思う。

 

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HT

(OUT)11ラミン ⇔ (IN)23西口亮城

 

後半開始

 

後半の頭から西口亮城(23)が投入。

西口は鈴鹿で初出場。

 

ラミン(11)はロングボールの蹴りあいの展開で力を出し切れなかった。

ラミン、無念だろうけど次の試合は頼むぞ。

 

この試合、グラウンド状態が悪いため、ロングボールの蹴りあいに終始している。

前半は膠着状態だった。

 

ハーフタイムに何らかの変化が出るかと思ったが、鈴鹿は後半も同じ戦術を選択する。

ロングボールが行き来する展開。

しかし、前半とは違う。

後半はハーフタイムから入った西口が大きな変化をもたらす。

 

トップ下、西口亮城(23)

練習を見たときから、ナカニシ的に、素晴らしい選手だと思っていた西口。

しかし、怪我で公式戦への出場が遅れていた。

東海リーグ開幕に間に合って、ホントに良かった。

西口はゴリゴリのフォワードもできるし、トップ下もできる。足も速く裏抜けも得意。

プレイの幅が広く、キンキンの金髪の風貌だけど頭の良い選手だと思う。

西口は背が高いわけではないが、ヘディングの競り合いに強い。

強風の中で、ボールの落下地点の読みが難しいが、西口はポジション取りで相手に勝る。

これは・・・一気に鈴鹿の攻撃が多彩になったぞ。

西口の揺さぶりで、渡邉星来(13)のマークもずれる。

司令塔の梶山幹太(10)のパスコースが増える。

ロングボールが、ロングパスになり、前線でつながる。

西口が試合を動かした!

鈴鹿の時間が来た。

このタイミングで点が欲しい!

 

後半5分。

鈴鹿の左サイドで安田正宗(26)がボールを受ける。

そこから、中で待つ星来(13)と西口(23)にクロスボール。

四日市大ディフェンスと競り合ったボールは、逆サイドに流れる。

既にカバーに入っていたのはオーバーラップした森田夢生(19)!

夢生(19)の低空クロスボール。

中で西口(23)、星来(13)が合わせようとするが、四日市大のマークがキツく、合わせられない。

しかし、左から飛び込んできたのは梶山!梶山幹太(10)!

イレギュラーするバウンドを見事に合わせてボレーシュート!

さすが。さすが鈴鹿の10番!

ゴーーーーーーール!!!1-0。

梶山幹太(10)のゴールで先制。

この先制ゴールが欲しかった。

カジヤマー!カンター!

カジヤマー!カンター!

カジヤマー!カンター!

サポーターの梶山を讃える声が響き渡る。

 

トップ下、「スイッチブレード」梶山幹太(10)

今シーズンの鈴鹿のサッカーを語るには、梶山幹太を語らねばならない(ナカニシ談)。

右と見せかけて左。前と見せかけて後。何が飛び出すか分からない予測不可能のプレイの数々。

中盤ならどこでもできるプレイの幅の広さと、360度を超える視野の広さ、そしてサッカーIQの高さは、鈴鹿の少年少女たちにぜひ梶山のプレイを見て欲しい(普通の大人も見て欲しい)。

この試合では、ロングボールの競り合いが多かったが、小柄ながら梶山は臆せず競り合いを続け、周囲の仲間を助け続けた。

そして、神がかったボールの出どころの読みが、先制ゴールを導き出した。

先制後も、鈴鹿のプレイに変わりはない。

梶山も引かずに前に出て四日市大に圧力をかける。

滑りやすい芝。気を使いながらのプレイ。

それでも足は止まらない。

華やかなファンタジスタが、勝利のためにどん欲に足を動かす。

梶山幹太。鈴鹿の10番

この名前を覚えて欲しい。

鈴鹿の試合を動かすキーマンだ。

 

右ウイングバックの、「鈴鹿の夢」森田夢生(19)

先制コールのアシストは夢生!

よくここまで走って来てくれていた。

ロングボールの蹴りあいとなった試合。

中盤を省略した試合となったため、中盤でタメが作れず、右の夢生(19)も、左の正宗(26)もいつもほど駆け上がるタイミングが無かった。

しかし、ここぞの時に夢生のハイスピードオーバーラップは四日市大を切り裂いている。

夢生のスピードは、ただ早いだけでなくキレがあるため、周りが止まっていて、夢生だけ動いているような錯覚を感じることもある。

サイドのプレイヤーとしては、ガマンの時間が長い試合。

それでもチームのためにコツコツ跳ね返すプレイも大事なビッグプレイだ。

夢生がんばれ。

そして、目は相手ゴールを狙い続けろ。

 

後半の半ば。

渡邉星来(13)が四日市大のディフェンスに圧力をかけ、四日市大ディフェンスのパスが乱れたところを西口亮城(23)がボールを奪う。

相手ディフェンスを交わし、ゴールキーパーも振り切り、シュートコースを作って、四日市大ゴールにシュートを流し込む・・・が、これが枠をとらえられない。

サポーターから、「あーーー」というため息が漏れる。

いやいやいやいや。

下を向くな。

気にするな。

シュートまでもっていったプレイは見事だ。

フォワードはどれだけ外しても、ゴールを決めれば英雄だ。

西口。西口。西口。外したことは秒で忘れろ!

エゴイストに狙え!

 

ロングボールの蹴りあいの状況は変わらない。

膠着してもこの試合の戦術は動かない。

美濃部監督からの指示はブレない。

選手たちも迷いなくプレイをしている。

グラウンドが悪い中で、細々の指示はチームが浮足立つ理由となる。

何も変えずに時間が経過する。

 

しかし、四日市大か選手を交代し、ディフェンスにいた身長の高い選手(東海選抜に出ていた選手)が前線にポジションを変えてきた。

大きな選手が前線のターゲットとなり、四日市大の攻撃も活性化する。

 

センターバック右、大島遼介(15)

怪我で三重県社会人選手権には出なかったが、この試合でスタメンで出てきた。

大倉(2)とは飛鳥FCでともにプレイしているため、連携に不安はない。

現在、鈴鹿の最高身長は大島遼介。

前半は、強風とグラウンドのデコボコのため、かなり慎重にプレイしていた。

その分、四日市大に詰められて、クリアの精度が上がらなかったように思う。

しかし後半、大島がビシッと修正してきている。

後方のゴールキーパー有留奎斗(20)と連携し、体勢が悪い場合は有留に任せている。

さらに、ヘディングの競り合いでも、下がるより一歩前に出て積極的なディフェンス。

なるほど。ナカニシは公式戦で初めて大島のプレイをしっかり見たが、引くより押すタイプのディフェンダーだ。前に強く。縦に強く。上に強い。

後方のカバーリングの上手い大倉(2)が良い味を出して、大島の背後を守る。

後半、鈴鹿は押され始めた。

その中で、大島の高さと強さは心強い。

大島。負けるな。

 

後半の半ばを回り、試合は激しさを増してきた。

互いにフォワードが競り合うため、クリアボールが大きく跳ね返せず、中盤でのセカンドボールの奪い合いになっている。

特にボランチの北田大亜(17)が激しくぶつかられており、かなり痛めている。

大亜、大丈夫か?

 

セカンドボールへの波状攻撃が、良い形で四日市大に渡れば、鈴鹿ゴールは危険。

 

ゴールキーパー、「フィールドキーパー」有留奎斗(20)

四日市大のシュートは少ないものの、ずっと気を遣うプレイが続いていた。

有留へのバックパスも、ボールがビヨンビヨン跳ねてコントロールが難しい。

特に、ダイレクトで大きく蹴りだす際には、慎重にプレイしている。

さすが有留。試合を通して有留に危ないミスは無かった。

後半の終盤に入ると、四日市大の重量級フォワードが、飛び込んでくるが、有留のプレイにブレは無い。

そして、疲れた仲間を鼓舞する声や、マークの確認の声が、有留から間断なく発せられる。良い声だ。声もプレイの一部だ。

有留の指示どおりに、鈴鹿ディフェンスが動いているのがよく分かる。

有留が2試合クリーンシートも不思議はない。

そして、この試合も「0」で抑えるぞ。

頼むぞ。有留。

 

後半32分

(OUT)10梶山幹太 ⇔ (IN)9北村知也

 

後半35分

(OUT)7日髙慶太 ⇔ (IN)6山本修也

 

試合終盤、梶山(10)と日高(7)が交代。

鈴鹿の柱となる選手が交代する。

どう締めるのか?

攻撃を続けるのか?

守りに入るのか?

そんな時に、交代で入った北村知也(9)から大きな声が出る。

「やることは変わらないぞ!」

ベテランの気合の一発でチームが引き締まる。

そして北村(9)は、四日市大のロングパスの出どころである四日市大ディフェンスに圧力をかけまくる。

北村の動きで、ボールを奪えないとしてもパスの精度を落としていく。

良いプレイだ。

いぶし銀のかっこいいプレイだ。

 

そして、終盤の難しい時間に、チームの大黒柱、日高慶太(7)の代わりに入った山本修也(6)。

この山本修也(6)が本当に見事なプレイを見せてくれる。

身長の高さを活かし、ヘディングの競り合いで引くことは無く、足元のテクニックで相手を引きはがして前線にボールを供給する。

何よりも、このタイミングで入ったにもかかわらず、堂々と自信のある雰囲気が良い。

鈴鹿がボールを持っている限り、失点することは無い。

山本修也(6)は時には相手をいなし、時にはゆったりと時間を使い、時には早いボールを縦に放り込む。

良いぞ修也。

 

入った途端に試合にハマった北村(9)と山本修也(6)。

この2人が、終盤の鈴鹿を支える。

 

後半40分

(OUT)19森田夢生 ⇔ (IN)14木出雄斗

 

値千金のアシストはあったものの、この試合では、主に守備に走った森田夢生(19)が交代。

チームで一番安定したプレイを出せる木出雄斗(14)が入る。

木出に任せれば、おかしなことにはならない。

サポーターの木出への信頼は厚い。

 

試合終盤。

四日市大の猛攻が続く。

背の高い選手が、前線にずらりと並んで、早い段階でアーリークロスをぼんぼん入れてくる。

さらに、競り合いの中でクリアが短くなれば、そのボールを奪って波状攻撃につなげている。

嫌な感じがする。

 

センターバックの左、「鈴鹿の未来」日根野達海(5)

ディフェンスの日根野のプレイを一言で言うなら、「心身共に最強」。

競り合いに強い日根野。さらに高さの競り合いでも無双している。

そしてテクニシャンというのは、攻撃的選手だけのものではない。

ディフェンスのテクニックを存分に見せつける日根野。

四日市大はペナルティエリア内で勝負をかけてくるが、日根野はノーファウルでシャットアウトしている。

強い。ただただ強い。上手い。安心して見ていられる上手さ。

厳しいリーグを戦い抜く中で、この強さは厳しい時間帯でチームの精神的な柱となる。

さすが日根野。

さすが未来を握る男。

 

アディショナルタイムは4分。

長い4分が始まる・・・が!

 

怪物、渡邉星来(13)はまだ空腹らしい。

前がかりになる四日市大のディフェンスを狙っていた星来。

中盤から北村知也(9)のヘディングでのパスを受けて、体を翻してディフェンスを抜き去る。

四日市大ゴールへ向かい一直線。

相手ゴールキーパーと1対1。

打て!

なんと!シュートのタイミングでボールを流す星来。なんと!

星来(13)と同タイミングで走り続けていたのは、西口亮城(23)。

西口。良くここまで走っていた。

西口が落ち着いて流し込む。

ゴーーーーーーール!!!2-0

 

このタイミングでパスを出す星来(13)のセンスの良さ。

最後の最後まで「もしも」を狙って走り続けていた西口(23)の頑張り。

両選手にナイスゴール!

 

その後も鈴鹿はピンチとなることなく、キッチリ締める。

 

よし!

 

ここで試合終了。

 

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両チームの選手のみなさん、スタッフのみなさんお疲れさまでした。

試合運営をしていただいた、三重県サッカー協会のみなさん、ありがとうございました。

 

四日市大の強さは知っていましたが、今年は特別強く感じました。

ただ、グラウンドの状況で、共に良い形を作れなかったのが残念です。

四日市大のみなさん、学生リーグ頑張ってください。

鈴鹿も三重県選手権決勝がんばります。

 

最後はゲームキャプテンの日根野達海が挨拶してくれました。

トラメガは、引き金を引いた状態でないと音が出ません。

日根野選手にトラメガの使い方を説明しなかったナカニシが悪いです。ごめんなさい。

JFLの時は区別がありませんでしたが、地域リーグではトーナメント戦と、リーグ戦の大きく2種類あります。

三重県選手権、天皇杯、全国社会人選手権などのトーナメントは、優勝時のみラインダンスをします。理由は、全社などの5連戦の途中でラインダンスする余裕が無いからです。

ちなみに、リーグ戦は勝利時にラインダンスします。勝ってみんなで踊りましょう。

みなさんのご協力をお願いします。

 

四日市大学に勝利しました。

次は、三重県最強の座をかけてヴィアティン三重と対戦します。

これまで、何度も何度も何度も負けた相手です。

この決勝戦に勝利して、思う存分にダンスしましょう。

 

この試合のナカニシ的MVP「victorycross賞」の発表です。

梶山幹太(10)、渡邊星来(13)、大倉康輝(2)、日根野達海(5)・・・。

良いプレイをした選手はたくさんいます。

でも、みんな100%自分の力を出せたかというと、まだまだもっと良いプレイがあるような気がします。たぶん。

ということで、この試合のナカニシ的MVPは、怪我から復帰して1戦目で結果を出した西口亮城選手(23)に送りたいと思います。

西口選手、復帰おめでとうございます。

素晴らしく良いプレイでした。ナイスナイスナイス!

次もゴールお願いします。

 

 

 

来週からは東海リーグが開始します。

 

ある意味、ここからJFL再昇格の階段が始まります。

 

過去に経験しましたが、本物の地獄のような道です。

 

でも、選手と共にどこまでも戦っていきたいと思います。

 

さあ、次の試合は始まっています。

 

良い準備をしましょう。

 

ではまた。

 

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(今後の試合)

◇東海社会人リーグ

 5月3日(日)10:30 ワイヴァン知立@グリーングラウンド刈谷

 

◇三重県サッカー選手権大会 準決勝

 5月10日(日)12:05 ヴィアティン三重@四日市中央緑地公園

 

◇東海社会人リーグ

 5月16日(土)18:00 中京大学FC@中京大学豊田キャンパス

5月24日(日)17:00 藤枝市役所@藤枝総合運動公園サッカー場

 

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