victorycross

アトレチコ鈴鹿クラブのサポーターブログです。

JFL第15節 対 ヴィアティン三重

みなさんこんばんは。

 

まず、ブログの冒頭に書きたいことがあります。

 

佐野社長をはじめとするスタッフの皆さん、お疲れさまでした。

試合運営ありがとうございました。

 

みなさんのご尽力がなければ、この試合は開催できませんでした。

 

アトレチコ鈴鹿のサポーターのひとりとして、心より感謝申し上げます。

 

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試合当日。

 

キックオフは18時。

準備のスタートは13時。

と・・・分かっていても、いてもたってもいられず、いつものように8時30分には家を出てしまう。

 

試合会場では、スタッフの朝礼が行われている。

みんな毎日毎日、夜遅くまで準備をしてきた。

無事に試合が運営できて、最後は笑って終わることを願っている。

 

早朝からの場所取りの方が、もう何人も待っている。

たくさんの来場者が予想される。

果たしてどれくらいになるのかの期待と不安。

 

キッチンカーやテントの設営が、どんどん進んでいる。

カニシはノボリ設置の段取りをして、横断幕を掲出場所に入れるように準備する。

横断幕を下ろしたら、特にすることもないナカニシ(9時ごろ)。

みんな忙しそうなので、とりあえず臨時駐車場を巡回してくる。

 

臨時駐車場には張り紙がしてあり、ここも綿密に準備されていることが分かる(10時ごろ)。

本当に、運営の皆さんの頑張りを感じる。ありがたい。感謝感謝。

 

また会場に戻る。会場設営の準備が佳境に入っている。

邪魔をする訳には行かないので、端っこの方をウロウロする(11時ごろ)。

順番待ちの待機列が20mくらい伸びでいる。

 

三交スポーツの杜の駐車場を1台でも空けたいので、ナカニシの愛車「ブラックパール号」を臨時駐車場に移動し、マイクロバスで会場入りする(13時ごろ)。

 

会場に到着後に、いつものとおり選手ノボリを設置する。

少し動くだけで、汗がしたたり落ちる。

 

このころには、入場待機列は長蛇の列となり、最後尾が見えないほどになった。

キッチンカーやイベントブースの準備も整い、販売を始めるところも出てきた。

コールリーダーは、ゲートフラッグの作成を行なっている。

 

今日の対戦相手は、ヴィアティン三重(以下、ヴィアティンと書きます)。

言わずと知れた三重県からJリーグを目指すチーム。

今シーズンもJ昇格を狙い、積極的な補強と充分な観客動員を行っている。

カニシの知る限り、JFL屈指のサポーターを誇り、これまでの運営も順風満帆でトラブルらしい話を聞いたことが無い。

カニシが言うのもなんだけど、鈴鹿とは大違い。

その三重県最強チームに鈴鹿はどのように挑むのか?

 

試合開始まで約4時間。

張りつめてくる緊張。

敗れた時の不安。

 

15時から横断幕の設置。

巨大横断幕を設置し、応援の準備をする。

 

会場は見たこともないほどのお客さんで、あふれるほどの状況。

満員の大型バスがひっきりなしに会場に到着する。

こんなの鈴鹿の試合で見たことが無い。

 

会場ではたくさんのイベントが行われている。

大賑わいの様子を見て、少しホッとする。

 

徐々に試合が近づく。

いつもと違う空間だけど。

いつも通り。

いつも通りの全力応援。

いつも通りの選手の鼓舞を。

何度も何度も自分に言い聞かせる。

 

選手の準備が始まる。

メインスタンドがお客さんで満員になる。

バックの芝生席もたくさん入っている。

集中。

集中。

試合に集中。

 

さあ。時間だ。

やっと、やっと、始まる。

 

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 11三浦知良

OMF 21三好辰典・13北村知也・22桐蒼太

DMF 7日髙慶太・8前田柊

DF 14木出雄斗・5平出涼・4庄司景翔・23渡邉吏海

GK 1出口貴也

 

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試合開始。

 

鈴鹿はいつもの4-2-3-1。

ヴィアティンは3-4-2-1。

 

今シーズン初対戦。

鈴鹿もヴィアティンも探り探りの入り。

リスクを管理しながら、ロングボール中心の差し合い。

 

しかし・・・

 

前半2分。

ヴィアティンのロングボールをヒールキックでつながれ、思い切ったダイレクトシュートを打たれる。

ドライブ気味に伸びるボールは、ゴールキーパー出口貴也(1)の手を越えてゴールに入る。

なんと失点。

0-1

 

ヴィアティンのファーストシュートが失点。

鈴鹿は一瞬、寄せが遅れたが、ヴィアティンにダイレクトでうまくシュートを打たれた。

 

失点後に、グラウンド中央に選手たちが集まり話をしている。

まだ選手の動きが硬い。

このままリスタートしても、慌てて良いプレイができない。

この「間」をとるのも大事だ。

 

まだまだ。

ここからここから。

 

サイドバックの、「ゴールデンボーイ」、渡邉吏海(23)

チーム合流後に長く怪我に苦しみ、JFLリーグ戦は初出場。

ただ、その素晴らしい素質は、シーズン開始前から練習試合でバッチリ見てきた。

いきなり失点してしまったものの、吏海は慌てない。そして良い意味で余裕がある。

大卒1年目ルーキーとは思えない堂々たる貫禄。

そのプレイの質は、研ぎ澄まされた刃物のように鋭く、すべてのプレイがシャープで高品質。

その吏海の前方には、天才肌のサイドハーフ桐蒼太(22)がいる。

この右のコンビは強い。そして鋭い。

超フレキシブルに攻撃的に上がる吏海。サイドだけでなく中央深くにも駆け上がる。

サイドバックの概念を変える超フレキシブルプレイヤー。

吏海。吏海の力を大観衆に見せてやろうぜ。

行こうぜ、行こうぜ!

ドンドン行こうぜ!

 

ワントップの、「キングカズ」、三浦知良(11)

鈴鹿はロングボールを前線に入れていくが、ワントップに全く収まらない。

ヴィアティンの3バックのディフェンスは全員高さがあり、フィジカルも連携も良い。

そのマークが外せないため、ワントップのカズにボールが入らない。

また、カウンターで裏を狙いたいが、ヴィアティンディフェンスに対してスピードで勝負できない。

しかし、少し引いた位置でボールを受けると、すでに走り出した三好辰典(21)へ見事なスルーパス

惜しくもオフサイドだったが、良い攻撃を作った。

 

前半8分。

この試合初の、ヴィアティンのコーナーキック

ヴィアティンは、とにかくセットプレイの得点が多いらしい。

それも納得の高身長選手の塊。

その筋肉の塊が鈴鹿ゴールに押し寄せる。

右サイドからのコーナーキックを、ファーサイド(遠いほうのサイド)で、頭で合わせられる。

ヴィアティンの選手が、鈴鹿ゴールキーパー出口(1)の体を押さえていたため、出口がジャンプできなかった。

このプレイがファウルではないかと、詰め寄る選手たち。

(帰宅してYouTubeで見たけど確かに押さえられていた)

判定は変わらず、失点。

0-2

 

試合再序盤での2失点。

堅守ヴィアティンのディフェンスから点を取るのは至難の業。

なんと言うことだ。

2失点とは。

 

サポーターの応援のボルテージが上がる。

コールリーダーがメガホンで叫ぶ!

鈴鹿はチーム消滅の危機を何度も乗り越えてきた。

こんなピンチ、なんてことはない。

「疾風勁草」こそ鈴鹿の進む道。

運命というものがあるならば、それをどけて進むのが鈴鹿の道。

 

トップ下の、「シャドゥストライカー」、北村知也(13)

ヴィアティンのディフェンスは全員身長が高く、高さの競り合いでは勝てない。

北村は、強烈な動作制御で機敏なターンを繰り返し、ヴィアティンディフェンスに圧力をかける。

ヴィアティンの裏を狙うことで、ディフェンスラインを引き下げるため、積極的に仕掛けていく。

前線に不足するスピードを補完する北村。

前線からの守備。裏を狙う走り。周りのカバー。

人より早く動くため、北村は必ず相手より動き出しが早い。

次のプレイを読んで動く速さが北村の持ち味。

北村に求められるタスクは多いが、良く戦っている。

そして、何より今は点が欲しい。

北村!

飛び出せ!突っ込め!

 

鈴鹿が前線で基点を作れず、ロングボールを放り込む展開となっている。

しかし、ヴィアティンのディフェンスの高さを越えられない。

そして、ヴィアティンはボール支配率を増し、着実にサイドを攻めてくる。

 

前半12分。

ヴィアティンに右サイドを突破され、中に折り返される。

平出涼(5)がスライディングで防ぐが、その時の体を支える手に当たってハンド。

手の位置が体を大きくしているとみなされるような、不自然な位置にあればハンドだが・・・。

なんか違う気がするが、ナカニシはジャッジに文句言わない。

ヴィアティンボールのPK。

サポーターがゴールキーパー出口(1)の背中に祈る。

枚方戦のような、起死回生のセーブを。

しかし、これを決められて失点。

0-3

 

開始12分までに3失点。

これは・・・。

あんまり記憶にない・・・。

言葉にならない・・・。

 

カニシの見たところ、試合内容的には大きな差はない。

支配率も同じくらいだし、攻撃のチャンスも互いにある。

しかし、ハンドのPKとセットプレイという、ある意味、試合の流れから生まれたわけでない2点が重くのしかかる。

 

選手の身長は明らかにヴィアティンが高い。

ここ数節続く、鈴鹿のロングボール主体の攻撃がその高さを越えられない。

また、競り合いでも対人でなかなか勝つことができない。

 

鈴鹿とヴィアティンは、フォーメーションが異なるため、互いのマークが特定しにくい。

特に、サイド攻撃の際には、ヴィアティンのウイングバックがサイドに残っている。

鈴鹿サイドハーフが、それをケアしてディフェンスするが、その分サイドハーフの攻撃参加が遅れることがある。

なんとなく、両チームががっぶり四つで、組み合っていない感じがする。

ふとしたところに「穴」があり、ふとしたところに「隙」がある。

 

3点先制したヴィアティンは余裕が出てきた。

ゆったりとリスクを警戒しながらパスをつなぐ。

しかし、そのゆったりモードのパスを刈り取る選手が鈴鹿にはいる。

 

ボランチの、「勇往邁進」、前田柊(8)

この試合では、ボランチのコンビがいつもの小野寺(6)ではない。

それでも、前田のボールコントロールには間違いが無く、中盤に隙はない。

同じボランチの日高慶太(7)は、動いてプレイするタイプなので、おのずと前田が中盤を1人で支える格好となる。

より一層、攻守の要となった前田。

攻守ともに前田を経由して試合が紡がれる。

また、ヴィアティンの余裕のあるパス回しに対して、果敢にプレッシャーをかけていく前田。

そのプレッシャーは、「刈り取る」という言葉にふさわしい鋭さで、相手のボールを何度も奪い取る。

しかし、前田が奪っても次が続かない。

前田が奪っても、すぐに攻撃に移れない。

前線にうまくつながらず、チャンスが広がらない。

ボランチの日高(7)が前に飛び出すが、バイタルエリアペナルティエリア前の良い位置)まで進出できない。

前田のプレイはナイス。

ただ、全体の守備から攻撃の切り替えが遅いように感じる。

 

押しつ押されつの展開。

ただ、鈴鹿はヴィアティン陣内に深く侵入できない。

 

鈴鹿が膠着したとき。

鈴鹿がピンチのとき。

鈴鹿サポーターが助けを求めているとき。

一番、みんなが求めているのは・・・そう!三好辰典(22)!

 

サイドハーフの、「疾風怒涛」、三好辰典22

世界最高のスピードを持つ三好。

走り出したら、そのスピードについていける人類はいない。

カズ(11)からのスルーパスは惜しくもオフサイドだったが、その飛び出しはヴィアティンディフェンスが警戒していても止められるものではない。

プレスバックも猛烈で、ディフェンスに走り回りながらも、その目はヴィアティンのゴールを捕らえている。

弓のようにキンキンに引き絞られた三好が、その時を待つ。

サポーターも三好が走り出すのを待っている。

さあ、GO!三好!

 

前半20分。

サイドバックの木出雄斗(14)が、ヴィアティンの裏への絶妙スルーパス

スタート地点は三好の方が後方だったが、あっという間にヴィアティンディフェンスをスピードでぶち抜く。

1歩2歩3歩の初速が早い。そのあともずっと速い!

三好がヴィアティンのゴール前に侵入。

三好!

考えるな!

自分を信じて!

三好のシュート性のクロスボールが中へ。

その早いクロスに追いついたのは・・・よくそこに走ってた!

桐・桐・桐蒼太!背番号22!

ゴーーーーーーール!!!1-3

 

三好すげぇ!見事!

そして桐もよくそこに走っていた。ナイス!

 

前半のうちに点を返せた。

この1点は大きい。

この1点は後につながるぞ!

1点を返したものの、まだまだ先は長い。

サポーターも喜びというより、まだまだここからの気持ちが強い。

 

サイドハーフの、「ドリブルキング」、桐蒼太(22)

やはり鈴鹿の前線は、桐が攻撃のバランスをとっている。

後方からは吏海(23)が中から外から、積極的に狙っている。

桐(22)は自分も上手いが、仲間の選手を使うのも抜群にうまい。

吏海の動きを利用して、中に切れ込み、縦に延び、自らシュートを狙う。

全体を見る目もよく、三好(21)の突撃に対して、見事に反応して得点を奪った。

桐が高い位置を取ることで、鈴鹿の支配率が徐々に上がっていく。

桐。やっぱり桐はいいわー。

 

試合は激しい潰し合いとなった。

ヴィアティンは、対人では絶対に競り合ってくる。

それに負けずに鈴鹿の張り合っていく。

 

ヴィアティンの攻撃は基本的にサイドからが多い。

サイドチェンジの際には、1人フリーがサイドに余る感じ。

やはりウイングバックの分、サイドはヴィアティンの方がワイドに使ってくる。

前半でも、鈴鹿サイドをに侵入して、中への折り返しをダイレクトでシュートを打たれるが、鈴鹿のディフェンスが寄せていて、ヴィアティンのシュートの精度を奪っている。

なんとかかんとか。

次の1点が大事。

それまでは失点する訳には行かない。

 

ゴールキーパーの、「吼えろ出口貴也」、出口貴也(1)。

サポーターを背中に感じながら、3失点したことを出口はどう思っているだろう。

その背中に感じる応援を聞きながら、出口は何を思うだろう。

カニシは出口のガッカリした顔を見たくない。

鈴鹿の出口は、みんなのスーパーヒーローであってほしい。

もう1点も失う事はできない状況。

ヴィアティンのセットプレイは相変わらず大迫力。

鈴鹿ゴール前に立ちふさがり、失点を許さない出口。

鈴鹿ディフェンスとのパス交換が乱れた際に、ヴィアティンのフォワードと1対1になるが、勇敢に飛び出して失点を許さない。

出口は絶対に失点しない。

仲間のゴールを待つ。

 

クーリングブレイク。

ウォーターブレイクと異なり、選手たちは一度控室に戻り、涼しいところで休む。

2点差を追う鈴鹿としては、この時間はありがたい。

何とか立て直したい。

何とか流れを変えたい。

 

クーリングブレイク後、ヴィアティンもさらに反撃に出る。

もう1点入れて、3点差に戻せば、試合が決まる可能性もある。

鈴鹿は絶対にもう失点できない。

 

前半の終盤に入るが、熱い戦いは続いている。

暑い中で、戦い続ける選手たち。

 

そんな時にまた、直線一気の三好のドリブル!

ヴィアティンディフェンスをぶっちぎり!

ギリギリでクリアされるものの、独走でコーナーキック獲得する。

三好の素晴らしい走りが止まらない。

三好!良いぞ良いぞ!

 

ヴィアティンは、やはりウイングバックを使ったサイドからの攻撃が多く、高身長のワントップに合わせてくる。

また、ワントップをおとりにしながら、クロスボールに対して2列目から飛び出してボールの角度を変えるシュートを狙う。

サイド攻撃も2列目が斜めに走り、裏にショートスルーパスを出す。

前半の序盤で対応に苦労した裏へのショートパスだが、鈴鹿は徐々に対応できるようになってきた。

ディフェンスリーダーの庄司(4)がよく見ている。

ディフェンスラインの裏の対応を見逃さない。

 

センターバックの、「闘志天翔」、庄司景翔4

怪我から復帰し、ディフェンスの中心としてゴールを守る。

前半序盤の3失点は、庄司としても痛恨の極みだろう。

もう1点も失うことはできない。

ヴィアティンはボールも人も良く動く。これを、足を止めた状態で対応するのは大変。

だが、前半序盤よりも落ち着いて確実に対応できるようになってきた。

また、高身長のワントップに対しても、庄司が競り合い、自由にさせていない。

獅子奮迅の庄司。

仲間の反撃を待つ。

 

ジリジリと過ぎる時間。

決定機がないまま、時間が過ぎる。

このまま、どちらも得点できずに終わるようにも思える。

逆に、どちらかが得点することも想像できる。

 

鈴鹿のディフェンスに対して、攻めあぐねたヴィアティンはバイタルエリアから強烈なミドルシュートを打つ!

出口(1)の好セーブで得点にならないが、ヴィアティンも積極的に1点を狙っている。

 

まだ分からない。

後半の鈴鹿は、きっと福元(9)が出てくる。

きっと小野寺(6)が出てくる。

きっと藤田(17)が出てくる。

 

まだまだここから!

 

まだまだ鈴鹿は終わってない!

 

ここで前半終了

 

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ハーフタイム。

 

ヘトヘトに疲れて、座り込むナカニシ。

会場は観客で一杯。

メインもびっしり。

バックもほぼびっしり。

 

スタジアムグルメも大盛況で長蛇の列らしい。

なんか売り切れてところもあるようだ。

 

ハーフタイムイベントでは、前園さんと松井さんのトークショーが行われている。

とても良い話なのを翌日、YouTubeで聞かせていただいた。

(試合の時のハーフタイムは、心が乱れてそれどころじゃなかった)

 

このまま負けるわけにはいかない。

このまま観客を返すわけにはいかない。

そして、ナカニシ自身が負けたくない。

 

コールリーダーが激を飛ばす。

「選手が頑張ってるのに、サポーターが応援できなくてどうする!」

 

いつの間にか鈴鹿高校のサッカー部の生徒さんたちがたくさん集まってくれている。

みんなで元気に大きな声を上げる。

 

こどもたちが太鼓を叩いてくれる。

この中から、未来のアトレチコ鈴鹿のコールリーダーや太鼓師が生まれるかもしれない。

 

鈴鹿にはこんな熱くなれるチームがある。

いろいろあって、消滅しかけて、トラブル起こして、ダメになって、

それでもここで約5,000人集めて試合をやっている。

 

さあ行こうぜ。明日めざし。

明日は後ろにはない。明日は前にある!

 

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HT

(OUT)11三浦知良 ⇔ (IN)25田中直基

 

後半開始。

 

後半開始直後から、鈴鹿サポーターが全力でチャントを呼ぶ。

 

カモンカモン!カモン鈴鹿

カモンカモン!カモン鈴鹿

こっちで待ってるぞ。

こっちで待ってるぞ。

こっちだ、こっちだ。こっちだ。こっちだ。

 

猛烈な勢いで激突する両チーム。

 

後半も三好が切り込んでいく。

三好(21)がボールを奪い、田中直基(25)とのワンツーでシュートまで持っていく。

この試合の三好は全く捕まえられない。

三好が一番目立っていると言っても、全くおかしくない。

サポーターの三好への声援も大きい。

三好が、三好がなんとかしてくれる!

 

鈴鹿が三好(21)で押し出したが、ヴィアティンもチャンスを作る。

鈴鹿ペナルティエリア中央付近でのヘディングシュートがバー直撃。

出口(1)が反応しているので大丈夫と思うが、危ない場面だった。

 

カニシの印象では、ヴィアティンはとにかくサイド攻撃が強い。

徹底的にサイドからのクロスボールで勝負してくる。

身長の高いワントップのストロングポイントを存分に使ってくる。

 

三交スポーツの杜は、陽が落ちたがジメジメしている。

その中を走り続ける久しぶりのスタメンの日高慶太(7)

 

ボランチの「汗かきテクニシャン」、日高慶太(7)

イケメンの日高だが、プレイスタイルはイケメンではない(褒めてる)。

攻守に走って走って、スペースを埋めて埋めて、体を張り、肉弾戦で負けずに踏ん張る。

鈴鹿が土壇場で踏ん張り続けられたのは、中盤の支配を渡さなかったことにある。

4-2-3-1の鈴鹿は、トップ下が下がってもボランチ2人と合わせて3人が中盤を構成する。

3-4-2-1のヴィアティンは、トップ下の2人が下がると、ボランチ2人と合わせて4人が中盤を構成する。

つまり、中盤の差し合いは、場合によっては数的不利になる可能性がある。

しかし、日高の献身的な動きで、この試合の間、中盤での数的不利を感じなかった。

派手なプレイじゃない。パスコースを切り、相手をコントロールし、危険な場所にいち早く到達する。

地味なプレイをコツコツと。

パスを出したら、必ず走る。

ひと時も止まることなく、チームのために走り続ける日高。

極めて泥臭い。その姿こそがサッカー選手としてのイケメン。

日高。がんばれ!

 

センターバックの、「ディフェンスマスター」、平出涼(5)

前半序盤の3失点は、経験豊富な平出といってもあまり経験はないだろう。

ただ、この試合は大量失点から始まったにもかかわらず、そこから踏ん張ったというところが大きい意味を持つ。

慌てる仲間を落ち着かぜ、焦る気持ちを整えて、鼓舞しつつも鼓舞しすぎない。

平出が鈴鹿にいてよかった。

平出との出会いに感謝。

ピンチの時こそ、心からそう思う。

後半、もう1点もやれない状況に変わりはない。

ヴィアティンのカウンターからの危ない場面も、平出が止めるぜ!

 

徐々にほんの少しずつ、鈴鹿がボールを保持する時間が増える。

後半は、田中直基(25)が入ったことで、鈴鹿の前線に活気が出てきた。

田中がヴィアティンのディフェンスにプレッシャーをかけることで、相手のパス精度を落とし、セカンドボールを奪いやすくする。

田中の動きが全体に影響を出してきた。

 

そして、三好が元気元気!

またもや裏を取り、切り返し1発でヴィアティンディフェンスを振り切る。

やむなくヴィアティンはイエローカード覚悟で三好を止める。

 

そして・・・

後半14分

(OUT)13北村知也 ⇔ (IN)9福元友哉

(OUT)22桐蒼太 ⇔ (IN)17藤田雄士

 

鈴鹿のエース福元(9)と、前へ推進力をもつ藤田(17)が同時に入る。

残り時間は約30分。

スタミナも十分。

鈴鹿の最強戦力。福元と藤田。頼むぞ!

フォーメーションは、福元(9)と田中(25)が2トップとなり、藤田は右サイドハーフに入る。

 

そして、またもやまたもや三好辰典の突撃!

三好は左サイドを一閃で抜け出し、中で待つ田中直基にクロスボール。

ほんのわずかに合わないが、あと1歩というところまでヴィアティンゴールに近づいてきた。

それにしても本当に三好凄い!

 

サイドハーフの、「藤田街道」、藤田雄士(17)

サイドの爆走は藤田の最も得意とするところ。

三好のスピードとは異なる、太くて強い走りを見せる藤田。

簡単に言うと、藤田の走りは軽自動車がグラウンド内で爆走している感じ。

そして、荒々しく見える藤田のクロスボールはとても繊細な超高精度。

(このギャップが良い)

藤田が交代で入って最初のプレイ。

庄司からのロングボールを、相手と体をぶつけながら突破する。

右サイドを深く突破して、ヴィアティンゴール前まで切れ込む。

そして、田中直基(25)にマイナス方向への折り返し!

田中(25)がシュート!!!

惜しくもバー直撃(入ったと思った)

惜しい。めちゃくちゃ惜しい!

しかし!

後半18分。

すぐボールを拾う鈴鹿

前田柊(8)から福元友哉(9)へ。

福元のクロスボールは、芸術的な軌道を描き田中直基(25)のもとへ!

田中がクロスボールの角度を変えて・・・決める!

ゴーーーーーーール!!!2-3!

 

藤田(17)の突破から始まった一連の攻撃は、田中のゴールで2点目を挙げた。

何よりも前へ前への選手たちの気持ちが強い。

2点目を挙げたボールを、ヴィアティンゴールから拾い出し、日高(7)が真っ先に拾いセンターサークルに戻す。

日高良いぞ良いぞ。

そうし言うプレイは選手を鼓舞するぞ。

 

ヴィアティンは右サイドの藤田雄士(17)にべったりとマークを付けた。

起点は藤田!

藤田が危険!

そして、1点を守るために、3バックというより、5バックに近くなってきた。

 

フォワードの、「夜のダンディ」、田中直基(25)

後半、田中が途中交代で入って、試合の流れが変わった。

速さと高さを兼ね備えた田中。

そして、なによりフォワードとしての度胸が違う。

必勝の時を待つため、後半まで温存していた田中。

田中をターゲットにして、ロングボールが収まるようになってきた。

田中は、もう1点歩を狙う。

積極的に前に飛び出し、ゴールを狙う。

 

サイドバックの、「金将」、木出雄斗(14)

木出は、1点目の起点となり、さらに2点目も木田の左サイドから生まれた。

3失点で始まったこの試合、厳しい時こそ木出のプレイが光る。

木出は、視野が広く、ルックアップした姿勢で、すべての範囲をよく見ている。

どんな状況でも対応できる力を持っている木出。とてもとても頼りになる。

木出は津市出身。三交スポーツの杜(スポーツガーデン)では何度も試合をしている。

木出。あのガーデンで約5,000人の前でプレイしてるぞ。

木出。故郷三重県で、三重県のサッカーチーム同士で試合してるぞ。

木出。ここは本当のホームだ。存分にやってやろうぜ!

 

流れは鈴鹿

サポーターが押せ押せムードを作ろう。

試合は半ばを迎える。

 

ヴィアティンも選手を交代。

フレッシュな選手が、試合の中でギャップを作る。

 

ヴィアティンの攻撃を、前田(8)がスライディングで刈る。

見事なスライディング。見事というより美しいほど。

やはり前田の存在は大きい。

しかし、前田が少し足を気にしている。

ハードな試合で痙攣が出ているのかもしれない。

これはいかん。

怪我につながる。

 

ウォーターブレイク。

 

後半25分

(OUT)8前田柊 ⇔ (IN)6小野寺亮太

 

試合をコントロールしていた前田が変わり、小野寺が入る。

1点を追う展開。

残り約20分。

この展開の中で小野寺に求められているのは、もう1点を取るためのゲームメイク。

カニシの小野寺への信頼は最高MAX。

小野寺に任せよう。

小野寺が入ったからには、何かを起こしてくれるはず。

小野寺が入り、さらに鈴鹿のボール支配率が上がる。

つながるパスが増える。

小野寺劇場だ!

やってやれ!

 

ヴィアティンも必死で攻めてくる。

とにかくヴィアティンは体格が良い。

フィジカルで押されると、鈴鹿はやはり怖い。

センターバックの庄司(4)と平出(5)の必死のディフェンス。

 

鈴鹿は右サイドの、藤田雄士(17)が前に出たい。

しかし、ヴィアティンがベッタリとマンマーク

そして左サイドの三好(21)もさすがに警戒されている。

ヴィアティンは、サイドが下がり5バックの時間が増える。

両チーム共に相手の良い所を潰し合う。

そのため、攻撃しにくく守りやすい体勢になる。

鈴鹿の選手は早く1点を取って追いつきたい。

しかし、選手の焦りとは裏腹に、試合は膠着しはじめる。

 

後半32分

(OUT)23渡邉吏海 ⇔ (IN)16堀江貴大

 

膠着した状況を打開するため、ロングパスが一番上手い堀江が入る。

堀江(16)が左サイドバックに。

木田(14)が右サイドバックに移動。

 

残り時間約15分。

深く切れ込まなくても、高精度のアーリークロスを放り込める堀江(16)

ヴィアティンのディフェンスと、ゴールキーパーの間のスペースに、堀江のエンジェルクロスが入れば、鈴鹿のツートップの田中(25)と福元(9)が突っ込める。

堀江(16)から三好(21)へのロングパス。

爆走する三好!まだそんなに走れるのか!

シュートコースを塞がれた三好は、福元へバス。

福元(9)のミドルシュートは惜しくもヴィアティンゴールキーパー正面。

 

さらに、堀江(16)からのロングボールが福元にピタリ!

福元(9)のシュートはまたもや相手ゴールキーパーが抑える。

 

いいぞ!

いいぞ!

撃て!打て!

 

残り10分

ギリギリのせめぎ合い。

ヴィアティンも負けない。

鈴鹿も負けない。

 

ヴィアティンは大きいワントップにシンプルに当ててきた。

リスクを管理しながらの攻撃だが、問答無用のフィジカル勝負だと鈴鹿はキツイ。

ヴィアティンはマイボールを回しながら、時間が過ぎるのを待つ。

 

サポーターのチャントが続く。

カモンカモン!カモン鈴鹿

アトレチコ

絶叫のような声が響く。

 

支配率はわずかにヴィアティン優位。

鈴鹿は自陣から出られない。

 

鈴鹿は何とか右サイドの藤田(17)へ展開。

藤田が中に侵入。

左から堀江(16)が入って来て、クサビのパスをズバッと通す。

堀江から、福元(9)へ!

福元の最小半径を回る鋭いターン。

このターンに対して、ヴィアティンディフェンスが思わず後ろから倒してしまう。

このファウルによりイエローカード2枚で退場。

そして、鈴鹿のPK獲得。

 

ゴール裏は歓喜

しかし、コールリーダーが止める。

「集中しよう。何も決まっちゃゃいない」

ヴィアティンサポーターのゴールキーパーへのコール。

それに対して、鈴鹿ゴール裏は静まり返っている。

みんな祈っている。

フロントスタッフも正座して祈っている。

みんな息を飲んで、福元に祈っている。

約5,000人の観客と、YouTubeを見ている人全員の目が福元友哉(9)に注がれる。

ヴィアティンゴールキーパーは、福元の足元の芝を荒らしているが、福元は気にしていない。

その時・・・福元は頭でリフティングをしながら、キックの瞬間を待つ。

(ヴィアティンの選手の異議が長かったため)

なんと言う豪胆な精神力。

さすが鈴鹿のエース福元。

 

後半AT2分

ピーンと張り詰めた空気。

「サクッ」ボールがゴールネットを揺らす音が聞こえる。

福元のペナルティキックは、ゴール右隅にスパッと決まる。

ゴーーーーーーール!!!3-3

 

なんと前半の12分間で取られた3失点を取り返した!

なんと言う試合だ!

どえらい試合だ!

なんということだ。

追いついたよ。

マジで。

 

落ち着け!

落ち着け!

まだだ、まだだ!

もう1点!

 

アディショナルタイムは6分。

鈴鹿の選手に一寸の緩みも無い。

全員が全力でもう1点を取りに行く。

ヴィアティンは1人少ない。

あと1点。

あと1点。

 

ヴィアティンがロングスローで鈴鹿ゴールを狙う。

平出がヘッドで跳ね返す!

 

鈴鹿が前に前に。

 

鈴鹿の攻撃をカウンターで跳ね返したヴィアティン。

その最大のピンチを、木出雄斗が(14)が再度奪い返してカウンターのカウンター。

 

鈴鹿の最後の攻撃は、右サイドの藤田雄士(17)へ。

藤田のクロスボールは、高精度で中の福元(9)と田中(25)に合わせる。

福元と田中がクロスに体で飛び込むが、ほんのわずかヴィアティンディフェンスが頭で触れて、数センチ届かず。

惜しい!!!!!

ホンの少しなのに!!!

 

あと5分あれば。

あと3分でもいい。

もう少し・・・時間があれば・・・。

 

試合終了。

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両チームの選手のみなさん、スタッフのみなさんお疲れさまでした。

 

この試合に際して、マッチスポンサーとして「コスモヘルス」さんに協力をいただきました。

コスモヘルスさんありがとうございました。

 

北澤豪さん、前園真聖さん、松井大輔さん、解説やサッカー教室、トークショーなど、たくさんご協力いただき、ありがとうございました。

 

他にもイベント参加者の皆さん、それと鈴鹿っちグルメガーデンのみなさん、みなさんのおかげで、試合会場が盛り上がりました。ありがとうございました。

 

この試合では臨時駐車場が設けられました。

そして、大型バス10台以上。マイクロバス10台以上が運航していたそうです。

臨時駐車場に協力いただいたみなさん、バスなどの協力をいただいたみなさん、ありがとうございました。

 

サポーターの所で一緒に全力の応援をしてくれた鈴鹿高校のサッカー部のみなさん、ありがとうございました。

鈴鹿にはアトレチコ鈴鹿があります。また一緒に応援したいですね。

ひょっとしてトップチームの選手が出るかも・・・。それも楽しみにしてます。

また、嬉しいことに、未来のコールリーダーや太鼓師の候補がたくさん来てくれました。

小さな子供たちも一緒に、太鼓を叩いて、合計4台の太鼓を子どもたちが叩いてくれていました。

みんなー。また一緒に応援しようね。

共に応援していただき、ありがとうございました。

 

カニシが分かる範囲ですが、以前鈴鹿でプレイしていた(選手と書きますが引退しています)、藤田浩平選手、種村繁輝選手、北原大奨選手、そしてフロントをしてくれていた朝田さんが試合に来てくれていました。

サッカーが人と人とを繋いでくれますね。

カニシがバタバタだったため、全然お話ができませんでした。ごめんなさい。

みなさんの進路に幸多きことを祈っています。

 

この試合の観客は、4917人でした。

本当にたくさん見に来てくれました。みなさんありがとうございます。

勝利はできなかったですが、どうだったでしょうか?

 

正直に申しますと、ほとんどの方が、三浦知良選手を見に来たのだと思います。

試合を見てどうでしたか?

三好辰典選手(21)が凄いと思いませんでしたか?

福元友哉選手(9)がカッコいいと思いませんでしたか?

桐蒼太選手(22)のプレイをもう一度見たいと思いませんでしたか?

 

鈴鹿の選手たちは、人生を掛けて全力でプレイしています。

鈴鹿」の名を冠する、唯一の全国区のスポーツチームです。

みなさん、来週は鈴鹿市民デーで、鈴鹿市民は無料で試合を見られます。

みなさん、ぜひまたご来場ください。

全力で選手を応援して、勝利したら最高の笑顔が見られるんですよ。

是非ともまたのご来場、よろしくお願いします。

 

 

 

なんか、とんでもない1日でした。

書きたいことも。

言いたいことも。

まだまだあるような気がしています。

 

だけど、ナカニシの頭の中は、もう次の試合に勝つことを考え始めています。

 

さあ。

次は滋賀戦。

必ず勝つ!!!

そして選手と共に笑顔になろう。

 

ではまた。

 

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(今後の試合)

JFL第16節 7月13日18:00 レイラック滋賀@三交スポーツの杜鈴鹿

JFL第17節 7月20日18:00 横河武蔵野FC味の素フィールド西が丘

JFL第18節 7月27日18:00 ミネベアミツミ@三交スポーツの杜鈴鹿

 

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