平成２５年４月７日（日）三重県社会人サッカー選手権準々決勝
対戦相手　鈴鹿クラブ
場所　　　鈴鹿スポーツガーデン第１グラウンド

みなさんこんばんは。
やはり，サッカーのある暮らしは良い！！！
長い冬が終わり，春が来ました。

さて，２０１３シーズン初戦は，三重県サッカー選手権準々決勝（鈴鹿はシードなので準々決勝から）
対戦相手は，同じ鈴鹿市のチーム「鈴鹿クラブ」
「ＦＣ鈴鹿ランポーレ」とは提携？合併？連携？
なににしろ，関係の深いチーム。

試合開始１時間半前に集合。
コールリーダーより，チャントの説明を受ける。
今シーズンは個人チャントも出来たので，これを聞いた時に選手がどんな顔をするのか楽しみ。

フラッグをそろえ，横断幕を張り，観客にあいさつし・・・・・。

さあ，胸を張って闘おうぜ！！！
いくぜ！

本日のスタメン（以後敬称略）
ＦＷ　２３北川慶・１０藤本安之
ＭＦ　７北森陽介・８矢野純平・６澤井信宏・１７工藤豪
ＤＦ　２２小場石朗・５榊親平・４原祥太郎・３村田雅則
ＧＫ　３０松上大毅

試合開始。
練習試合からそんな気がしていたのだけど，今シーズンの鈴鹿の選手は丁寧にボールを扱う選手が多い。
きちんと止めてきちんと出す。確実なプレイが多い。
なので，（比較的）攻め急ぐことなくゆったりとしたペースでボールが回るのだが，逆にチェンジオブペースのタイミングが合わないことがある。

ゆったりした立ち上がり・・・

しかーーーーーーし！！
こいつはトップスピードだぜ！！

前半５分。
鈴鹿クラブのディフェンスの間を駆け抜ける疾風！
前傾で突っ込む選手は・・・「ヒットマン」北川慶（２３）！！！
滑るピッチをものともせずにゴールネットを揺らす。

ゴーーーーーーール！！！１－０

硬くなりがちな初戦。
調子の出ない初戦。
無我夢中で地に足のついていない選手。
初戦でハイテンションのサポーター。

全ての人にとってとても大事な一点が北川慶から生まれる！

よしっ。

って思ったすぐ後。
前半８分。
また抜け出してくる北川。
相手のプレッシャーを引きずりながら突破する。
すげぇ！

ゴーーーーーーール！！！２－０

そしてすぐまた後。
前半１０分。
（たぶん）ヘディングシュートだったと思うけど，北川慶の得点。
開始１０分で，ハットトリック達成。

ゴーーーーーーール！！！３－０

北川慶。見事！

いやいや，まだまだ。
試合は始まったばかりだ。
もっと点を取れ！絶対にゴールを許すな！

サポーター！！！！
気合を入れろ！！！
こんなところでゆるめててどうする。

鈴鹿の攻撃は止まらない。

新加入の藤本安之（１０）
体格も良く，空中戦も強く，足元も強い。
藤本。新加入の挨拶代わりに結果見せてくれ！

前半１２分。
藤本の豪快なシュートがネットを揺らす！！！
よっしゃ！

ゴーーーーーーール！！！４－０

鈴鹿クラブは藤本と北川を捕まえ切れないので，高いラインを保てなくなってきた。
ディフェンスラインが徐々に下がり始める。

スペースのできた中盤を埋めるのは，こちらも新加入の澤井信宏（６）
ガツガツしたところはまだ見せないが，的確に，確実に，繋ぐプレイを見せている。
そして，セカンドボールを思い切ったミドルシュート！
澤井。なかなかやるじゃん。

ＭＦの北森陽介（７）
グラウンド中央はドロドロで足場が悪いため，少し開いて前線をフォローする。
北森の持ち味のすんごいパスは置いといて，確実に簡単にパスを回す。

前半１７分。
藤本が持ち込み，飛び込んでくるのは北森陽介（７）。
よしっ！

ゴーーーーーーール！！！５－０

いけいけどんどんな鈴鹿。
多少雑なプレイも見られるが，グラウンドがゆるいので仕方がないか。

前半１９分。
コーナーキックからのこぼれ球を工藤豪（１７）が押し込む。

ゴーーーーーーール！！！６－０

新加入の工藤豪（１７）。
恵まれた体格を持っているが，まだまだプレイが小さい。
工藤。行け！ぶち抜け！
このグラウンドで一番上手いのは自分だと自信をもて！
まだまだいけるぞ！！

鈴鹿の炎。
火の玉のような闘志が！！
中盤に入っている矢野純平（８）
献身的なプレイはいつも心を打たれる。
この試合でも中盤をところ狭しと駆け回る。
しかし・・・前半３０分に負傷。
足を痛めたか？
トレーナーが気がついていない？？？
早く対応を！！！！

前半３２分
（ＯＵＴ）８矢野純平　⇔　（ＩＮ）１３冨山裕太

天候は晴れたり，雨が降ったり，冷たい風が吹いたり。
コンディションは決して良くない。
グラウンドも雨だけでなく，芝がはがれているのでかなりスリップする様子。

鈴鹿の選手は良く走っている。
身体能力で，鈴鹿クラブを圧倒している。
どうしても細かいパスは通りづらく，華麗な感じは無いけど，試合の展開は悪くない。

ここで前半終了。

６点先制という状況に気を抜いちゃいけない。
流してプレイするほど鈴鹿はまだまだチームができていない。
気を抜いて怪我しないように，相手チームに失礼のないように。

後半も全力で闘おう。
そのためにサポーターも気合を入れよう！！！！

さあ後半だ！

後半開始
（ＯＵＴ）１０藤本安之　⇔　（ＩＮ）１１川崎谷輝

後半少しバタバタっとした立ち上がり。
後半４分。
左サイドからのコーナーキックをドンピシャヘッドで合わせたのは・・・。
村田雅則（３）！！

ゴーーーーーーール！！！７－０

村田。今シーズンも頼むぞ！！

右サイドを完膚なきまでに支配している村田（３）。
村田に間違いはない。

左サイドは新加入の小場石（２２）。
前線との息がまだまだ合わないので，上がるタイミング，ビルドアップのタイミングを探っている。
良く試合を見ている。
練習試合から必死で連携を探っている。
ガンバレ！コバイシ！

後半８分。
（ＯＵＴ）１７工藤豪　⇔　（ＩＮ）９嶋田大二

ボランチに上がってきた原祥太郎（４）。
このへその位置に祥太郎が来ると，ガチッと安定する。
しかし，相手ディフェンスがラインを高く保てないため，中盤にスペースができてしまい，結果的にそれに付き合って鈴鹿の中盤もスカスカしてきた。
祥太郎もポジションは高め。
基点が前で作れるため，ディフェンスとの間に変なスペースができている。
澤井が気づいてその場所を埋めるが，なんかおかしい。

ミスターＦＣ鈴鹿。
「神の子」榊親平（５）
榊の守備に死角なし。
連携が不安でいでも，マークのずれがあっても，２列目から飛び出してきても，榊の目には見えている！！！

後半１１分。
（ＯＵＴ）５榊親平　⇔　（ＩＮ）１５樋口大貴

試合が進むに従い，膠着してきた。
グラウンドコンディションも悪いので，確かにパスがつながりにくいのだが，個人技で何とかしようとするシーンが多い。
フォローが足りない。
スペースが埋まっていない。
セカンドボールへの反応が悪い。
２手目，３手目の動きが悪くなってきた。
少し疲れてきたか？？？

後半２２分。
（ＯＵＴ）７北森陽介　⇔　（ＩＮ）１８大坪拓海

ディフェンスラインは樋口－冨山。
２人とも体格があるので，競合いでは負けていない。
良い当たりを見せる冨山。
足元でキッチリ処理する樋口。

しかし，両チームとも中盤のフォローが足りなくなってきた。
２列目からの飛び出しに，どこまで対応できるか？

元気な大坪（１８）
左サイドの長い距離をダッシュで駆け抜ける！
サポーターからも歓声が。
いいぞ大坪。
ドンドンしかけろ。ドンドン走れ。
チャンスをつかみとれ！

後半２６分。
前線でワントップのように突出する川崎谷（１１）。
クールな外見とは異なり，相当気の強い選手。
ひねりこむように突破し，小さく足を振り抜く。

ゴーーーーーーール！！！８－０

よし。
良いぞ川崎谷。
ＦＷはゴール狙ってなんぼやで！！

鈴鹿クラブは大量失点にもかかわらず，積極的に点を取りに来る。
特にＦＷの選手は足も速く，アタリにも強い。

（雨が強かったので時間不明）

樋口，相手選手，冨山が３人で交錯。
３人ともボールを追ってスピードを上げていたので，止まりきれずにぶつかってしまった。
？？？
冨山にレッドーカード？
（ちょっと前にもらっていたので，イエロー２枚で退場）
そんなに酷いファールにも見えなかったけど・・・なんだか変な感じがする。

冨山気にするな。
ナイスファイト。

嫌な距離の相手フリーキック。
この試合ほとんどシュートを打たれていないが，セットプレイは怖い。
何とか無失点で終わりたい。

俺たちの守護神。松上大毅（３０）
松上から良い声が出ている。
良いぞ良いぞ。
松上がきっちりと守る。

途中出場の嶋田大二（９）
右サイドで村田と良い受け渡し。
ルックアップしているので視野が広い。
と，思いきやドリブルでスイッとスイッとスイッと！！！！なんと！！！
３，４人をススッとかわして，川崎谷（１１）へ。
キッチリ流し込む川崎谷！！

ゴーーーーーーール！！！９－０

ナイスドリブル嶋田！
ナイスシュート川崎谷！

ここで試合終了。

なにはともあれ９－０の大勝利。
難しい初戦。
難しい天気。
まずは良しとしよう。

両チームの選手のみなさん。お疲れ様でした。
スタッフ，大会関係者，観客のみなさん，観戦お疲れ様でした。
サポーターの仲間たち，初戦しっかりと勝ちましたね。

みなさん，風邪ひいたりしないように暖かくしてください。
明日，始業式の子たちもいましたしね。

この試合のvictorycross賞は，先制のゴール。
そして立て続けの３得点。
見事としか言いようがない。
「ヒツトマン」北川慶選手（２３）にあげたいと思います。
試合開始時から，１人ペースが違いました。
北川は分かっていたんだと思います。
この先制点の大きさを。
そしてサポーターがどれだけ欲しかった点なのかを。

ありがとう北川。
次の試合も頼みます。

得点は９点。失点は０点。
じゃあナカニシは満足して，お腹いっぱいで，ルンルン気分かというと，そうじゃありません。
（嬉しいことは嬉しいけどね）

三重県社会人サッカー選手権は絶対に優勝しなくてはならない。
そして，この試合１００点の出来だったかというと，まだまだ全然足りない。
もっと光ることができる。
もっとサポーターを熱狂させることができる。
もっと，もっと・・・。

選手たちが一番分かっていることでしょう。
次の試合は今日より絶対に強くなっている！！