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アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

東海リーグ第13節 対 マルヤス工業

平成25年9月15日(日)東海リーグ13節
対戦相手 マルヤス工業
場所   石垣池グラウンド

みなさんこんばんは。
元気のないナカニシです。

今日は事実上の首位攻防戦。
昨夜から気合入りまくりで試合に挑む。
何度も夜に起きだして,雨の確認。
雨には強いFC鈴鹿だけど,やっぱり選手のプレイを雨に邪魔されたくない。

試合開始3時間前に会場入り。
スタンドの上に横断幕を張ろうとしたら,強風のため断念。
雨は濡れるだけなのでいいのだけど,風は破れちゃうので困る。

横断幕もフラッグも少なめだけど,気持ち入れて応援しよう。

なんやかんやあって・・・

さあ,いくぜ!!!!!

本日のスタメン(以後敬称略)
FW 23北川慶・9嶋田大二・16蔭山拓
MF 18大坪拓海・4原祥太郎・7北森陽介
DF 22小場石朗・5榊親平・26杉本翼・3村田雅則
GK 30松上大毅

試合開始。

試合の入り,鈴鹿の選手の動きは悪くない。
体も動いているし,パスもつながっている。
支配率は鈴鹿が6:4で有利。

祥太郎(4)とともにボランチの位置に入る北森陽介(7)
ディフェンスラインからのボールを切り返して「ひとコマ置いて」展開している。
この「ひとコマ置く」ところが絶妙に上手い。
まさにゲームを作る感じ。

ボランチの北森から良くボールが出ている。
FWでボールを受ける1.5列目?サイドMF?の蔭山拓也(16)。
衝撃の2得点デビューの後,このところ少し大人しい。
体格の良いマルヤスディフェンスに対して,臆したのか?なかなか勝負に行かない。
どうも淡泊な,サラッとしたプレイが続く。

攻撃的なMFの位置に入っている大坪拓海(18)。
自分のストロングポイントであるスピードを使いきれずに,マルヤスに圧迫されている。
勝負の回数が少なく,マルヤスのゾーンの外をコテコテとバスを回している。
どうした大坪!!!
前で勝負しようぜ!

ディフェンス,ボランチと繋がってきたボールが,2列目,1.5列目で潰されてしまう。
前線の選手がどこで欲しいのか意思が通じていないようで,安易な放り込みのクロスがマルヤスディフェンスに易々と弾き返されている。

なんか・・・春のあの試合のようだ。

パスは回っている,支配率も高い,マルヤスの攻撃は完全にシャットアウト。
しかし,全くシュートが打てない。

マルヤスは守る時は5バック3ボランチのような形になり,ガッチリ守る。
マークと言うより,ゾーンで圧迫して潰す感じ。
1対1だとドリブルで勝負できるのだけど,コースを切って,体を寄せて,多方向から潰される圧力で鈴鹿の前線は沈黙。

徐々に膠着状態。
攻める鈴鹿。弾き返すマルヤス。

鈴鹿の単調な攻めで,弾き返すマルヤスのほうが楽にプレイしている。

マルヤスの攻撃はカウンター中心。
早めに前線の選手にボールを送り,明快な勝負を挑んでくる。

リーグ戦初スタメンで,センターバックに入る杉本翼(26)
マルヤスの攻撃をヘッドではじき返すが,競り合いに勝ち切れていないので,跳ね返したはずのボールが上に上がってしまう。
足元は上手いのだが,どうにも遠慮がちなプレイが目立つ。
失敗しないように,なんかおどおどしたプレイ。
杉本!!これが杉本のプレイか???

トップ下の嶋田大二(9)が苦悩している。
ゾーンで守るマルヤスの穴を探して,動き回っているが・・・。マルヤスの圧力に潰されている。
競合いでは部が悪いので,サイドに流れてえぐるように攻め込む。
しかし・・・嶋田もシュートまで持っていけない。

前半も半ばを過ぎて,さらにさらに膠着してきた。

マルヤスは自チームの強いところをきちんと使っている。

鈴鹿は横パスとバックパスが多い。
パスは回っているのだけど,連動して人が動いていない感じ。
攻撃にたくさんの手数が掛かっている。
手数が掛っているので,スピードが失われ,マークを外せず,マルヤスのプレスがアリ地獄のようにきつく締まってくる。

前半39分。
マルヤス工業の攻撃。
右サイドから中へドリブル。
ごちゃごちゃした場所を突破する。
一瞬,鈴鹿ディフェンスが棒立ちになる。
あかん!!!!
0-1。
無念。

最少失点だ。
早く取り返そう。
早めに1点返さないと・・・。

ここで前半終了。

ハーフタイム。
この試合,嬉しいことに一般の観客の方が大きな声で応援してくれている。
ハーフタイムの間にちょっとご挨拶。普通の観客の方が熱く応援してくれる声はとても嬉しい。
よーし,ナカニシも負けないように声出すぞ!!!

前半,鈴鹿のテクニックは素晴らしい。
みんな本当にサッカーが上手い。
だけど・・・,なんか熱さが足りない。怖さが足りない。
しつこさ?粘り?気持ち?

選手に火をつけるのもサポーターの役目だ!!!
ドンドン声かけていこう。
ドンドン気持ち入れていこう。

後半開始。

前半とほぼ同じ展開。
ん?
さらに消極的に見える。
ん?どうした?

次第に前半よりもスピードが失われ,バックパスが増える。

中盤で攻めあぐね。
相手にプレッシャーをかけられ。
後ろに戻し。
ディフェンスが前に大きく蹴りだす。

どうしたどうした?

サイドバックの村田雅則(3)
サイドバックだが,マルヤスのサイド攻撃はほぼ皆無なので,自ら高い位置を取りボールを要求する。
さらに,裏を狙って走り続けるが・・・ボールが出てこない。

サイドバックの小場石朗(22)
蔭山(16)との連携で縦に抜けたいところだが,蔭山がキープできないため上がるタイミングが見つからない。

5バック3ボランチのマルヤスの前に,攻撃の糸口が見えない鈴鹿
ベタ引きの相手に対して,単調な攻撃。

早く手を打たないとズルズルいくぞ。

後半5分。
(OUT)18大坪拓海 ⇔ (IN)17工藤豪

体格の良いマルヤスに対して,フィジカルの強い工藤が入る。
祥太郎(4)とダブルボランチっぽくなり,北森(7)が一枚上がったか?

ボランチの原祥太郎(4)。
練習試合では本職のボランチで良い存在感を出していた。
しかしこの試合,ディフェンスラインでのボール回しが多いことに伴い,ずるずるディフェンスラインが下がっている。
そのため祥太郎の周りに大きなスペースが出来てしまい,対人で当たるにも目標が捕まえ切れない。

センターバックの榊親平(5)
杉本とのセンターバックの連携に苦心している。
サポーターから見ていても,センターバックのやり取りが危なっかしい。
後半,マルヤスのディフェンスを崩すために,自らオーバーラップを仕掛けたり,サイドのフォローに走ったり。
何とかしなきゃいけないと,榊が感じているのは良く分かる。
しかし・・・試合は動かない。

後半22分。
(OUT)16蔭山拓也 ⇔ (IN)10藤本安之

藤本,決めてこい!!!!

負けている試合にもかかわらず,のんびりバックパスが回ったりしている。
イライラするナカニシ。

パスが出したくても,前にパスコースが無いのもバックパスが増える一因。
全員が前線に張り付いているので,パスコースが絞られてしまっている。

サイドから丁寧に?
ミドルシュート
早いクロス?
強引なドリブル?

選手たちも分かっている。
何かを変えないとリズムが変化しない。

前線で孤立する北川慶(23)
自らボールを求めてサイドに流れるが,北川の単騎突入の感じ。
しかし,前線での存在感は流石北川。
高いクロスはマルヤスディフェンスにはじき返されるので,早いクロスで勝負している。
藤本が飛び込みあわやの場面も・・・。

堅実にゴールを守る松上大毅(30)。
カニシはこんなにゴールキーパーがバックパスを受ける試合を初めて見た。
マルヤスFWもバックパスを狙っていて,あわや失点の場面もあったが,松上の好セーブで万事休す。
よっしゃ松上!。あれはヤバかった。

初スタメンの杉本(26)に全く元気がない。
前半以上に後半は遠慮がちで,プレイに覇気がない。
どうした杉本。

中盤でボールを拾う工藤豪(17)
前線につなぎたいがパスコースが無く,前に出すことができない。

試合時間は刻々と過ぎていく。

攻めっぱなしの鈴鹿
しかしシュートは少ない。

守りっぱなしのマルヤス。
しかし崩されることは無い。

スタンドからは子供,女性,サポーター,男性・・・いろいろな声が出ている。

なんか火がつかない。

打つ手は無いのか?
策は無いのか?

時間だけが過ぎていく。

そして試合終了。


うなだれる選手たち。
首位攻防戦を制し喜ぶマルヤス工業

カニシの腹の底に,気持ちの悪い消化不良な感じが残る。

両チームの選手のみなさんお疲れ様でした。
スタッフのみなさん,運営の方たち,台風が近づいているのに試合を見てくれた皆さん,サポーターの仲間たち,お疲れ様でした。

今シーズン半分休んでいましたが,ナカニシが見た中で一番悪い試合でした。
勝ち負けよりも,内容がどうにもこうにも悪いです。



帰宅してからいろいろ考えていました。

選手たちに元気が無い時・・・。
なんかリズムが悪い時・・・。
チャレンジする勇気が無い時・・・。

その時こそサポーターが元気だして応援する時じゃないだろうか。

次の試合まで1週間。
修正しよう。
全力で修正しよう。

リーグ戦は残り3試合。
リーグで優勝できなかった場合,このメンバーで試合ができるのは,あとたった3試合。

悔いのないように全力で応援します。

今日は悔しいけど,次は笑おう。


まだまだ終わったわけじゃないぞ!!!!!!

ではまた。