VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

JFL第14節 対 HondaFC

みなさん,こんばんは。

昨日の試合は,キックオフが17時だったため,浜松からの帰宅が遅くなり,ブログの更新が出来ませんでした。
もしも,このブログをちょっとだけ楽しみにしている人がいましたら,すみません。
JFL3連覇中,そして現在も首位を独走。JFLの王者に鈴鹿がどれだけ通用するのか?
カニシはこの試合をとても楽しみにしていました。

カニシは,ホンダの試合を3回見ています。
1回目は,2002年の日韓W杯の際に,鈴鹿コスタリカナショナルチームがキャンプをして,その時のエキジビジョンマッチの対戦相手でした。
その時は,ホンダがどれだけの強さか知らなかったので,コスタリカがめちゃくちゃ押されてて,何とかPKで同点にしたことを覚えています。この時点で,まだナカニシは鈴鹿アンリミテッド(当時ランポーレ)と出会っておらず,サポーターではありませんでした。
2回目は,2011年に,元鈴鹿に所属していた,森本一樹選手がジェフリザーブズに在籍していて,そのジェフリザーブズがホンダと対戦するのを観戦しました。この時,初めて都田グラウンドに行きました。
その年,ジェフリザーブズは解散する事となっており,応援するチームが無くなるサポーターの一生懸命な応援に寂しさを感じた試合でした。
3回目は,2014年の東海リーグ開幕戦で,ホンダと鈴鹿ランポーレ(当時)が共催した時の試合です。
午前中にJFLの(確か)MIO対ホンダをやって,昼から東海リーグ開幕戦でした。確か長良クラブとの対戦だったはずです。午前中のJFLの試合が終わったら,ごっそり人がいなくなってちょっと寂しかった覚えがあります。

そして,ついに初対戦の時が来ました。




前夜は,寝返りと,まどろみを繰り返す短い睡眠。
朝早くから待ちきれず,8時過ぎに家を出る。
道中で軽い食事をし,都田に着いたのは12時ごろ(試合開始は17時)。

第14節の対戦相手は,HondaFC(以下,ホンダと書きます)

前述の3度試合を見たが,昔の事とはいえ,ホンダがどんなチームか全然覚えていない。
カニシの中で,ホンダと試合をするというのは,当時,全然イメージできないほど,手の届かない存在だった。
JFLの門番?
そんな言葉を実感するのは,遠い先の事と思っていた。

2016,2017,2018,JFLを3連覇。
2019シーズンも現在首位。
王者と言うにふさわしい成績。
強敵と言う言葉では表現できない。
カニシの中で,ホンダはまさしく王者。
だからこそ,全力でぶつかりたい。
だからこそ,鈴鹿の選手たちのプレイを見てみたい。

早く着きすぎて誰もいない。
都田グラウンドの周りをウロウロと歩きながら時間を潰す。
ホンダとどう戦うか?
いやいや,気負っちゃダメだ。いつもと同じ俺たちの応援をしよう。
ピンチが多くなるだろう。
それでも迷い無く応援を,サッカーを楽しもう。
一歩一歩想いをめぐらせながら,準備をする。

15時になり,横断幕の準備をする。
鈴鹿から全部で50人くらいのサポーターが来ている。

スタンドからピッチが近く,選手たちの顔が良く見える。
良い表情だ。
良い顔をしている。
大丈夫。ドンといこう!

準備は整った。
さあ,俺たちの応援を,胸を張って堂々としようぜ。

いくぜ!

本日のスタメン(以後敬称略)
FW 9藤沢ネット・7リンタロウ
MF 13遠藤純輝・19海口彦太・6藤田浩平・18佐藤和馬
DF 22芦田成利・34野口遼太・4高野次郎・15中村俊貴
GK 17佐藤隼

試合開始。

開始3分で分かる。
ホンダは強い。たぶん今まで対戦したJFLのチームの中で最も強い。
フィジカルがモンスターのような選手は見当たらない。
飛びぬけて長身選手もいないようだ。
ただ,ただ,全員が,選手全員が,サッカーが上手い。

鈴鹿は久しぶりの4-4-2。
ゴールキーパーも,前試合のスタメンから月成から佐藤隼に代わっている。
ホンダはパスサッカーをするようだ。
2トップに鈴鹿の誇る2枚を入れているのは,鈴鹿はパスサッカーには付き合わず,早めにフォワードに入れて勝負するのか?

ゴールキーパーの,「スカイハイ」,佐藤隼(17)
東京武蔵野戦で脳震盪を起こしてから,久しぶりのスタメンでゴールを守る。
試合前にサポーターの前に来た時,深く深く頭を下げていた。
この試合に期するところもあるだろう。そして試合勘,コンディションは大丈夫か?
前半序盤からホンダの攻勢。
セットプレイからのセカンドボールへの反応もやたらと早い。流石。
コーナーキックからのセカンドボールをミドルシュートで狙われる。
コーナーキックのため佐藤の前方には人の壁がある。視界は遮られている。
しかし!
そのシュートに対して超反応でクリアをする。
よし!
大丈夫だ!
サトシュン100%だ!
イメージ 1


試合はホンダの優勢。
何があれかと言うと,全員が上手い。
練習などでやる5対3くらいの範囲を絞ったパス回し。
それをグラウンドのあちこちでやっている感じ。
いたるところに数的優位が作られ,パスを回される。

前半11分。
ホンダに右サイドを崩される。
中→外→中と繋がれて,鈴鹿の寄せが間に合わない。
右サイドからクロスボール。
本来ならば鈴鹿の誇る対空砲火が弾き返すはずが,そのピンポイント中のピンポイントクロスは,ホンダの選手にピタリと合う。
オフサイドを見ていた副審が旗を上げるが,オフサイドは取られない。
頭で合わせられて失点。
0-1。

いやいや,こんなことではくじけないぞ。
まだ試合は始まったばかりだ。
まだ俺たちの戦いは始まったばかりだ。
ホンダ相手に無傷でいられることは考えていない。
上等!
取られたら取り返せ!
サポーーーターーー!
失点の時こそ!声を出す時だ!

サイドハーフの,「雑草魂」,佐藤和馬(8)
この試合の和馬の仕事は多い。
ホンダは中外中と,中距離と短距離のパスをつないでくる。
ロングパスはほとんど使わず,自ボールのパスまわしはとても丁寧。
パスでリズムを作られ,ポジションを動かされ,スペースを与えないように,徹底的にスペースを潰し,縦横無尽に走る和馬。
中盤のフォローに行き,パスコースを切り,サイドのディフェンスにもカバーに入る。
凄まじい運動量だ。
しかし,視野の広い和馬ならでわの,周りと連携してのボールカットが発動する。
和馬は一瞬の隙を突いてカウンター!!!
溜めて溜めて溜めたところから,点を取りにいく。
和馬はホンダにぶちかます一撃を狙い,どんな時でもゴールを見ている。
和馬,踏まれても踏まれても,雑草ならば立ち上がれ!
花を咲かせたらこっちのもんだ!
雑草が最高の花を咲かせてやろうぜ!
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ホンダは,選手もボールも良く動く。
そして,ことごとく精度が高い。
うーん。

前半17分。
ディフェンスラインの前でボールを持たれる。
右サイドからホンダの選手が走ってくる。
中村(15)が併走しているが,前に行かれている。
鈴鹿サポーターの目の前を通り過ぎる。
野口が中でオフサイドラインを気にしている。芦田もこっちを見てラインを確認している。
その走ってきた選手にパス!
オフサイド!!!
そのままシュートを打たれて失点。
0-2。

主審が副審のところに走る。
なにやら話しているが判定は覆らず。
カニシはオフサイドだと思うけど,オフサイドというジャッジではなかった。

キツイ。
前半序盤で2失点。
キツイ。
これはキツイ試合だ。
未だ鈴鹿は,ホンダと?筋み合っていないようにすら見える。
パスカットが引っかからない。

ここでベンチから指示が出ている。
4-3-3にフォーメーションを変更した様子。
和馬が中に入って中盤の差し合いに加わる。
ここから少し,鈴鹿が持ち直した。

右のトップにポジションを変えた,「優しい鉄人」,藤沢ネット(9)
フォワードで最も献身的にディフェンスするネットが右サイドに入り,ホンダの攻撃の第一陣でディフェンスをしている。
2失点はいずれも右サイドからだったが,ここで少し落ち着いた。
中→外→中のパスまわしも,中で和馬(18),外でネットがチェックに行くので,少し止まるようになってきた。
相変わらず,戻りながらのディフェンスが上手い。
同じくフォワードのリンタロウ(7)と遠藤(13)はカウンターで再三のチャンスを作り出している。
ネットは,中盤と前線のバランスを取りつつ,カウンター時の選手攻勢のタイミングを自らのポストプレイで作り出す。
シブい。男の縁の下の力持ち。
チームの勝利のために。
ネット!ガンバレ!!!
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ホンダのパスの精度は脅威。
鈴鹿はパスカットが決まらず,球際で体を寄せなければボールを奪えない。
そして,そこに寄せていけば,自分の動いたスペースを狙われる。

センターバックの,高野次郎(3)
ホンダはサイドを丁寧に攻めてくる。
右サイドにフォローに行くと,自分の動いたスペースにホンダの誰かが入ってくる。
また,自分の裏のスペースにスルーパスを通される。
そのため,なかなかポジションを空けることが出来ず,サイドのフォローに積極的に行けない。
周りの状況次第で,飛び出せたり,止まったりを判断せねばならない微妙なやり取り。
次郎が窮屈な感じでプレイしている。
ホンダはハイボールを前線に放り込むことが少ないので,あまりヘディングの競り合いにはならない。
それよりも,スピードと動き。
後手後手に回りつつも,ここぞと言うところでバランスを取る次郎。
前戦でサポーターがウットリとため息をついた,あの超ロングフィードを狙う間は無い。
次郎。ガマンだ。
言いたいことはいっぱいあるだろうけど,今はガマンだ。
頼む!
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セントラルミッドフィールダー,「鈴鹿の心臓」,藤田浩平(6)
ホンダの超ハイレベルな中盤の構成の中で,奮闘している藤田。
同じく中盤の海口(19)と和馬(18)が,何とかかんとかパスコースを切って,走っている相手に喰らい付いて,そして生まれるわずかな,ほんのわずかなホンダのズレ。
それに対して,体をぶつけながらボールを奪いに行く藤田。
藤田のところで自由にさせたら,ホンダは何点でも取れるだけの力がある。
自らも痛めながら,ギリギリの土壇場で立ち塞がる藤田。
いつもの華麗なパスカットは,この試合ではあまり決まらない。
センターバックのスペースも埋めているため,攻撃参加もそれほど出来ない。
ただただ,ここを耐えなければ,鈴鹿の攻撃のターンで追いつくことが出来ない。
藤田。
カニシは目をひん剥いて藤田のプレイを見ているぞ。
全力で応援するぞ。
ガマンしてくれ。
必ずチャンスは来る!

鈴鹿の誇る中盤の,「若武者」,海口彦太(19)
ホンダの力は十分にJリーグレベルといわれているらしい。
実際に,天皇杯で何度もJリーグチームに勝っている。
その王者ホンダに対して,威風堂々と渡り合う鈴鹿の若武者,海口彦太。
試合開始直後は,どれだけ走ってもホンダのパス回しに届かなかった。
走っても走っても,追いつく前にパスを回されてしまう。
4-3-3になってから,和馬(18)が中に入り,少しチェックが効くようなってきた。
それでも,ホンダのボールまでは遠い。
走っても走っても。
そして・・・。海口の目は活き活きとしている。
狙っているぞ!
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前半28分。
鈴鹿のディフェンスラインでボールを奪い前線へ。
海口はもう走っている。
リンタロウ(7)から,遠藤(13)へ!
遠藤がダイレクトでボールをはたく・・・そこには信じて走っていた海口が抜け出してくる。
まさか海口がここに飛び出してるか!!!
ディフェンスに忙殺されていた海口が!!!
海口の足は止まらない。
走れ海口!
誰も止められない。
決めろ海口!!!
ゴールキーパーと1対1

ゴーーーーーーール!!!1-2


リーグ初ゴールなのに,喜びもせず,ボールを拾って駆け戻る海口。
海口,ナイスゴール!
その走りは見事だった。
ナイス海口!
次はサポーターにゴールパフォーマンス頼みます。

前半の終盤に差し掛かる。
2失点の後,1得点。
点だけ見ると,前半の序盤ホンダが押していて,後半は鈴鹿が押しているように見えるかもしれない。
しかし,試合は常に4対6でホンダに押されている。

サイドバックの,「ウルトラタイガー」,芦田成利(22)
その自慢の攻撃力を活かすことが出来ない。
芦田が上がれば,ホンダは確実にそのスペースを狙う。絶対に狙う。
その狙う場所がチーム内で意思統一されており,一気に畳み掛けるように数的優位を作られる。
そのため,芦田は例えオーバーラップしたとしても,かなり激しくアップダウンをせざるを得ない。
ホンダは細かいパスでサイドを攻略してくる。
中距離と短距離のパス精度は,芦田に的を絞らせず,飛び込めずにジリジリとコースを切るしか出来ない。
芦田もやりにくそうに見える。
だが,芦田には直線一気の必殺技がある。
チャンスは少ない。
でも必ずチャンスはある。
芦田,牙を磨け。
くるぞ来るぞ!
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センターバックの,「最強の左」,野口遼太(34)
ホンダのクロスはハイボールで上げてこない。
ディフェンスとゴールキーパーの間に,斜めにライナー性のボールを入れてくる。
野口は自陣のゴールに向かって,逆向きにディフェンスする事になる。
自分のタッチでオウンゴールになる可能性もある。
そして,ホンダは体ごと飛び込んでくるので,何かが起きそうな嫌な感じがする。
そんな難しいディフェンスを強いられる野口。
しかし,ディフェンスラインを高く保たねば,中盤から矢のようにスルーパスが出てくるのは目に見えている。
ディフェンスラインを保ちつつ,ディフェンスラインの裏をケアする。
力でもスピードでもない,技のディフェンス。
そして,ディフェンスのテクニックで野口の右に出るものはいない。
野口。1点差に追いついている。
次のためにもう失点は出来ない。
がんばってくれ!
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長い前半が終わる。

前半終了。



ホンダ強し。
しかし,鈴鹿もやれている。
負けてはいない。

ホンダはこの週に北海道で天皇杯を戦っている。
雨上がりで蒸し暑いグラウンド。
疲れが出れば,試合の流れが変わる。

カニシはハーフタイムに,ホンダの強さを何に例えれば良いか考えていた。
イメージとしては(知らない人も多いかと思うが),東海リーグ時代に対戦した藤枝MYFCに近い。
今シーズンのJFLチームで言うと,雰囲気は今治に近い。

共通して言えるのは,サッカー自体がとても上手いと言うこと。
そして,仲間を信じて走る事のできるような連携が良いということ。

なるほど。
ホンダのサッカーがあって,そこに選手の個性が加わるのだけど,根本のサッカーの部分で1本しっかりした柱があるように感じる。
流石王者。
3連覇するだけのことはある。
さあ,後半やろうぜ!
鈴鹿の力もこんなもんじゃないぜ!



後半開始。

後半開始からホンダの攻勢が始まる。
しかし,鈴鹿は前半よりもホンダのペースに慣れてきたためか,しっかりと持ちこたえている。

サイドバックの,「マッスルキングダム」,中村俊貴(15)
ホンダは実に丁寧にサイドを攻めるので,両サイドバックの中村と芦田は大変だった。
特に後半は,右サイドを中心に攻められ,中村はその矢面に立ち懸命のディフェンスをする。
時には,中へのカバーに入り,ギリギリのところで相手のシュートをブロックする。
攻撃と守備では,2対8の割合。
何とか鈴鹿攻撃陣の反撃を待ち,試合を振り出しに戻したい。
一片の隙も許されない息のつまるようなディフェンス。
スピードとテクニックと運動量の極みのようなホンダに対して,中村もガマンのディフェンス。
本当にビリビリとしたバランスが,いつ崩れるか分からない。
早く。早く同点に追いつきたい。

みんなのガマンがついに実を結ぶ。

後半8分。
(ナカニシは興奮していたので細かいパスは動画を見て確認しました。)
和馬(18)が上手くさばいて,駆け上がる猛獣芦田(22)へ。
芦田から,中に切れ込んだ和馬に再びパス。
和馬は上手く体を使いながら,飛び込んできた遠藤(13)にダイレクトでパス。
自らのシュートコースをふさがれていた遠藤(13)が,倒れこみながら・・・リンタロウへパス!!!
リンタロウのシュート!!!

ゴーーーーーーール!!!2-2


見事!
見事すぎるシュート!
何と言う素晴らしいゴールだ!!!
リンタロウがサポーターに向かって走ってくる。
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スタンド最上部にいたナカニシは,階段を駆け下り,リンタロウの名を叫ぶ!
(ナカニシの右腕は,関節からバキッと音がするが,それはこの際どうでも良い)
リンタロウ!リンタロウ!鈴鹿のリンタロウ!
リンタロウを讃えよう。
ナイスゴール。
ここまで耐えに耐えた鈴鹿の選手を讃えよう。
もう1点行くぞ!!!
試合はここからだ!!!

鈴鹿フォワード,「ER7」,エフライン・リンタロウ(7)
試合当初からネット共に,前線で試合を引っ張っていた。
特にリンタロウはヘディングの競合いで上を行っており,そこからの落としを,遠藤(13)や和馬(18)が狙っている。
前線での存在感,そして昨年地域CLを戦いぬいたネットとの2トップ。
リンタロウへの鈴鹿サポーターの信頼は厚い。
そのリンタロウが,1ゴールを上げた。
ならばもう1点取っても何もおかしくない。
得点をまとめ取りすることも(よく)あるリンタロウ。
今日の調子は良さそうだ。
リンタウロのシュートをもっと見たい。
その足からは,見事なシュートが放たれるはずだ。
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同点に追いついた鈴鹿は,ここから巻き返す。
ボール支配率も五分五分まで戻す。
前半ガマンしていた,両サイドバックが徐々に押し上げてきた。
特に,左の芦田はそのスピードで,ホンダのサイドを切り刻む。

後半16分。
(OUT)9藤沢ネット ⇔ (IN)8小西洋平

フォワードの,「ハートのエース」,遠藤純輝(13)
この試合,海口とリンタロウに,2アシストを決めている。
前戦での存在感は格別で,鈴鹿にとって唯一無二のプレーヤー。
遠藤は攻撃一本槍ではなく,和馬(18),ネット(9),海口(19)へのパスが正確で,鈴鹿の攻撃全体のキーマンとなっている。
後半は,自力で奪ったボールを,自ら運び強引にシュートを狙うが,ホンダのディフェンスに防がれる。
やはり,ホンダディフェンスの単騎の突破は難しい。
しかし,ホンダのディフェンスにとって,仕掛けてくるほうが嫌に違いない。
遠藤,どんどん行こうぜ!
そしてサポーターにハートマークを!

後半の序盤は鈴鹿のペース。
少しホンダの足が止まってきた・・・
と思った矢先に,選手交代で息を吹き返す。
後半の半ばからは,ホンダに主導権を持っていかれ,厳しい試合展開へ。

逆に,ホンダのパス回しに翻弄されていた鈴鹿のほうも,少しずつ足が止まり,中盤にスペースができ始める。

守勢に立つ鈴鹿の中で,ゴールキーパーの佐藤(17)が足を痛める。
ハーフタイムの最中も水をまいていたが,どうもグラウンドが滑りやすい感じ。
佐藤のコンディションが心配だが,消耗戦となったこの試合,正直,交代枠は貴重。
佐藤は何とか○だったが,コンディションはやはり良くないだろう。
佐藤隼,何とか踏ん張ってくれ。でも無理しないように。

後半26分。
(OUT)7エフライン・リンタロウ ⇔ (IN)16小口大司

試合は後半の終盤へ。
試合はホンダペースに戻っている。
より一層サイドからの攻撃が厳しくなるホンダ。

そして,鈴鹿は選手交代により,ネット,リンタロウの2トップが抜け,前線には,小西(8)と小口(16)が入っている。
しかし,ここまでの選手たちが,何とか耐えて,何とか慣れてきたホンダに対して,途中交代で入った2人は,試合に入り込めない様に見える。
どうも良い形でボールを受けられず,ホンダのディフェンスにやられている。
そして,鈴鹿が前線で時間が使えないようになるとともに,ホンダが鈴鹿陣内でパスをまわし始める。

後半30分くらい。
右サイドのディフェンスの裏をスルーパスで抜かれる。
ホンダの選手が早いが,何とか付いていく中村(15)
行かせたくない想いがファウルになってしまう。ペナルティエリア内!

ホンダにPKを与えてしまう。
万事休す。

鈴鹿ベンチから高宮(31)が指示を出している。
高宮ナイス!

祈る鈴鹿サポーター。
佐藤。止めろ!

ホンダのシュートは,左のバーに当たり跳ね返る!
よっしゃー!!!
佐藤の気迫が止めたんだ!!!(ナカニシ目線)

弾かれたボールに対してカウンターを仕掛けるが,ホンダに止められる。

そして後半31分。
鈴鹿のカウンターを,ホンダがカウンター返し。
鈴鹿の左サイドに展開。
そこから芦田の裏にスルーパスを通される。
フォローは行けない。中で勝負。
しかし,中の枚数が足りず,フリーのホンダの選手にヘディングで決められる。
失点。
2-3

後半34分
(OUT)13遠藤純輝 ⇔ (IN)14田路大樹

残り15分。
ホンダは時間を使い始める。
コーナーキックスローインなどでキープして,このまま試合を終わらせようとする。
パスを回されれば,いくらでも時間を使われる。
小口が懸命にプレッシャーをかける。

もはや,試合の主導権はホンダに奪われている。
鈴鹿はゲームを組み立てることも出来ない。

途中から入った,小口(16)のカウンター1発にかける鈴鹿
小口!ヒーローになろうぜ!
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藤田(6)が必死にボールを奪いに行く。
痛めてうずくまる場面も。
大丈夫か!藤田!

和馬(18)がコーナーキックを蹴る際に,サポーターをあおる。
「もっとくれ!もっとパワーをくれ!」
上等だ!和馬!
やってやれ!コーナー決めてやれ!

走る。
競る。
みんなが必死で戦っている。

鈴鹿のチャントが都田のグラウンドにこだまする。

しかし・・・

ここで試合終了。
イメージ 11




両チームの選手のみなさん,お疲れさまでした。
スタッフのみなさん,関係者のみなさん,お疲れさまでした。
カニシは,試合当事者として始めて都田のグラウンドに行きました。
その場所は,JFLのトップチームとして長年戦ってきたHondaFCの聖地でした。
そして,その場所はとても良い感じのする場所でした。

Hondaサポーターさんたちにも大変お世話になりました。
鈴鹿と共催した時のランポーレタオルマフラーを持っている方が見えました。
お土産も,ラジオ体操も,チャントの交換も・・・。
ここにもJFLの心意気が感じられました。

Hondaのみなさん,ありがとうございました。
また,鈴鹿で戦えることを楽しみにしています。
そして,次こそは勝利を挙げたいと思います。

また,試合会場には懐かしい顔がありました。
フェスモーチェV浜松の天野裕太選手が来てくれました。
天野選手といえば,2012の東海リーグ初制覇の時の所属選手です。
天野選手,サッカーがんばってくださいね。

鈴鹿はなかなか勝てません。
選手たちは悔しいでしょう。
人生かけてサッカーをしている選手たちが,悔しくないはずはありません。
全力を尽くしていないはずがありません。

悔しいけど,試合に負けました。
じゃあどうするの?

修正して,話し合って,ケンカして,もめて,イラついて,また話し合って,修正して・・・。

そして,次の試合の時は,もっと強い鈴鹿アンリミテッドになろう。

その壁を乗り越えて,より強い鈴鹿アンリミテッドとなる事を,ナカニシは信じています。



さあ胸を張って戦おうぜ。

どんな時も,俺らはここに,さあ前を向いて走れ鈴鹿,大丈夫。リラ~ックス。

なっ!

ではまた。



(今後の試合)
JFL第15節 7月14日(日)15:00 ソニー仙台 @AGF陸上競技場(鈴鹿市
JFL第16節 7月21日(日)15:00 MIOびわこ滋賀 @AGF陸上競技場(鈴鹿市
JFL第17節 7月27日(土)13:00 テゲバジャーロ宮崎 @延岡市西階総合競技場(宮崎県延岡市

※ このブログに使用している写真は,鈴鹿アンリミテッドとJFLの使用許可を得て掲載しています。そのため,他での利用は絶対にしないでください。