VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

三重県サッカー選手権大会決勝 対 ヴィアティン三重

みなさんこんばんは。

 

このブログは、昨夜遅くに完成していました。

でも、頭を冷やしたかったので、一夜明けるまでⅩにはポストしませんでした。

 

昨夜書いたものを全て消して、今のナカニシの熱いハートの音を書き込みます。

(あくまで、心の叫びなので一発書きの支離滅裂です。なので異論反論など不可です)

 

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昨日、三重県で一番強いサッカーチームを決める三重県サッカー選手権がありました。

1対3のスコアで勝ったのは、ヴィアティン三重さんです。

おめでとうございます。

天皇杯がんばってください。

鈴鹿は、3失点で惨敗しました。

前節沖縄戦に続き、2試合連続の3失点です。

 

・・・

 

・・・

 

・・・

 

だからどうした?

それがなんだ?

 

次の試合、また頑張ることに変わりはない。

やることは変わらない。

もっともっと力の限り戦うだけだ。

 

サッカー選手としてすべきなのは、負けた試合を悔やむより、次に勝つために全力を尽くすことだ。

 

カニシは、全力を尽くして戦った選手を否定することは絶対にない。

みんなよく頑張った!

みんなお疲れさま!

人見ナイスゴール!

 

昨日は負けても、次のリーグ戦にバッチリ勝てば良いだけだ。

負けた後は、「次の試合に勝てるかな?」とか、心配になることだろう。

大丈夫!

鈴鹿サポーターは必ず選手と共にある。

次の試合は、より一層の元気いっぱいの応援をする。

 

鈴鹿は今まで、絶対に負けられない戦いを、何度も負けてきた。

サポーターの掲げる横断幕は伊達じゃない。

「疾風に勁草を知る」

「運命よそこをどけ俺たちが通る」

この2つの横断幕は、厳しい状況から立ち上がるための言葉だ!

 

1対3の惨敗。

たくさんの人が、次も鈴鹿は負けるだろうと思っているかもしれない。

上等だ!

俺たちは、運命ですら押しのけて勝利をつかんでみせる。

 

カニシは、鈴鹿で一生懸命戦う選手たちと、笑顔も涙も共にしたい。

Jリーグでも、バルセロナでも、ACミランでもない。

弱くて、全然ダメでも、鈴鹿の選手たちと一緒じゃなきゃダメなんだ。

 

次!

次!

次やってやるぞ!

めちゃくちゃやってやるぞ!

 

リラーーーックス。心を整えて。

 

落ち付いて。大丈夫だから。サポーターが付いてるから。

 

サッカーを楽しもう。強敵との対戦を楽しもう。

 

サッカー選手としてみんなの想いを背負う、勝利のプレッシャーを楽しもう。

 

次、絶対に勝つ!!!

 

ではまた。

 

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(今後の試合)

JFL第9節 5月19日 13:00 対 ヴィアティン三重@LA・PITA東員スタジアム

JFL第10節 6月2日 13:00 対 ラインメール青森@AGF陸上競技

JFL第11節 6月8日 13:00 対 横河武蔵野FC武蔵野陸上競技場

 

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JFL第8節 対 沖縄SV

みなさんこんばんは。

 

沖縄戦は後泊だったため、ブログのアップが遅くなりました。

でも、このブログは、試合が終わってから、ずっとスマートフォンで書いていました。

寝る直前まで、ずっとブログを書いていました。

 

 

 

カニシは評論家では無いので、サッカーの事は分かりません。

プロフェッショナルである斎藤監督や、3人のコーチが頭を悩ませて今節のメンバーを選んだ事でしょう。

 

ただ、それでもこの試合の敗戦は、采配のミスだと思います。

 

新加入の水口飛呂選手(29)は、鈴鹿に合流して1週間。

さくら幼稚園での練習ばかりで、練習試合どころか、フルピッチでの紅白戦もできていない状態の選手を、スタメンで使うべきではなかったと思います。

 

水口選手自身も気の毒です。

新天地で頑張ろうと鈴鹿に来たのに、惨めな敗戦です。

初出場で敗戦の責を負ってしまいます。

 

そして、他の選手たちも気の毒でなりません。

ベンチに入れなかった選手は、この敗戦を見てどう思うでしょうか?

 

カニシは未だに、悔しさが切り替えられません。

 

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試合の朝。

 

早朝4時に起きて空港に向かう。

 

それでも沖縄の断幕掲出時間に間に合わない。

先行して会場入りしているサポーターの仲間に、横断幕掲出を頼む。

 

今日の対戦相手は、沖縄SV(以下、沖縄と書きます)。

現在、リーグ上位の強豪。

開幕から順調に勝ち星を伸ばしている。

 

ゴールデンウイークの最終日。

飛行機も宿も全て高額で、さらに予約も取れない。

そんな中、それでも選手と共に戦うために、沖縄に鈴鹿サポーターが飛ぶ。

 

カニシは試合開始の1時間前に会場に到着。

すぐに選手の練習が始まる。

 

急いで準備して応援を始める。

 

長旅から心を切り替えろ!

気合いを入れろ!

選手たちと共に勝利を掴むためここまで来た!

 

勝つぞ!

勝つぞ!

絶対勝つぞ!

 

試合開始の時が来る。

 

ここは沖縄?

関係ない!

どんな場所でもホームの応援をしよう。

サッカーを全力でする事に何も変わりはない!

 

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 19人見拓哉・9福元友哉

MF 14鈴木翔太・29水口飛呂・8有馬和希・10中村健人

DF 7桑原海人・4庄司景翔・2中村俊貴・13萩原大河

GK 30平吹楽

 

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試合開始。

 

鈴鹿も沖縄も4-4-2のフォーメーション。

がっぷり組み合った試合になると思った矢先・・・

 

前半40秒

沖縄の後方からのロングボールを、前に出た中村俊貴(2)が競り合う。

沖縄のフォワードは大きく高い。

そこを自由にしないため、競り合いに行った俊貴。

しかし、競り合ったボールは後方にこぼれる。

庄司景翔(4)が後方をカバーして、頭で押し返すがヘディングクリアの飛距離が出ない。

それを俊貴が再び頭でゴールキーパーに戻すが、これも飛距離が出ず、ゴールキーパーの平吹(30)まで届かない。

ルーズなボールを沖縄フォワードに奪われ、あっさり決められ失点。

0-1

 

秒殺の失点。

 

開始直後のプレイにしては、鈴鹿センターバックの対応がフワッとして甘かった。

いや、なんかこの試合、全員がフワッと入った気がする。

 

前節スタメンでナイスプレイのベテラン平出(5)がベンチスタート。

中村俊貴(2)と庄司景翔(4)と言う、(ナカニシの思うに)タイプの似ているセンターバックが2人並んで入った。

沖縄に大きく高いフォワードがいるためだと思うが、どうしてもバランスが悪く感じてしまう。

鈴鹿センターバックから試合展開ができずに、苦し紛れにゴールキーパーに戻すシーンが再三見られた。

 

センターバックから試合の展開ができない。

ゴールキーパーからのロングキック、または、センターバックの位置まで下がってきたボランチの水口(29)に預けるしかない。

 

センダーバックの、「鬼俊貴」、中村俊貴(2)。

俊貴のプレイは2017年からずっと見てきた。誰よりもナカニシはしっかり見て来た。

その中で、今日の俊貴のプレイが一番不安定に見えた。

いや?悪いんじゃない?

やりにくそうにプレイしている。

どうしたら良いのか迷っているように見える。

センターバックの庄司も頑張っているが、連動しているというより、互いに個の力で守ってる。

また、ボランチの水口(29)ともパスの連携が不安定で、流れるようなプレイにはなっていない。

自然と展開が遅くなり、ディフェンスから攻撃への切替に時間がかかり、ディフェンスからのカウンターが発動しない。

結果的に俊貴(2)は、下がってきた水口(29)に預けるか、または右サイドの萩原大河(13)に渡すしかない。

沖縄はパスコースの狙いが絞れるため、あっという間に寄せてくる。

どこにどうパスしても、おっかなびっくりの不安定なパス。

いつもの威風堂々たる俊貴のプレイじゃない。

何かがおかしい。あるはずのパスコースが見つけられない。

ディフェンスラインから沖縄にハメられている。

なぜ、こんなにやりにくそうなんだ?

 

ボランチの、新加入、水口飛呂(29)

カニシが見た限り、合流してから練習の中で、そこまで鈴鹿の選手と合わせていた感じはない。

バスケットで言えば、ポイントガードの位置におり、あまり上がらずに引いてゲームメイクをする水口。

テクニックがあり、パスの精度が高い選手。

しかし、まだ、阿吽の呼吸で周りを使うことができず、スピードのある攻撃というより、足元から足元へのパスがほとんどで、展開に時間がかかっている。

さらに、ボールを受けるため、頻繁にセンターバックの間に落ちてくるので、中盤が有馬(8)だけとなり、セカンドボールの奪取に関して、手薄になりがち。

能力は高い。間違いなくサッカーが上手い。

だけど、試合感も、連携もまだまだな感じがする。

いきなりスタメンで本人もびっくりしたと思う。

水口ガンバレ。

そして、ようこそ鈴鹿へ。

 

前節、好ゲームメイクを見せた小野寺(6)を外して、加入して1週間の水口(29)をスタメンで入れた意図がわからない。

水口(29)が悪いわけではない。

ただ、これが勝利のためのベストのスタメンなのか?

長く応援を続けているが、違和感がノドの奥に詰まっている。

今日の采配は、ナカニシ自身の腑に落ちない。

 

ずっと噛み合わない鈴鹿

ずっと微妙に合わない鈴鹿

ゲームが作れず、個々の選手が孤軍奮闘している感じがする。

全員が出たとこ勝負で、手探りで何かを探しているように見える。

実際に選手から出ている声も少なく、普段より元気が無いように見える。

 

どうなってるんだ?

斎藤監督からは、どんなサッカーが指示されているんだ?

 

前半12分

左サイドから、沖縄のフリーキック

中で競り合うが、これを頭で決められ失点。

0-2

 

前半の序盤、たった12分で2失点。

鈴鹿は足並みが揃わないまま、失点を重ねる。

 

しかし。

前半13分

右サイドで中村健人(10)がボールを持つ。

健人のボールキープから、一気にスイッチが入り動き出す鈴鹿

左サイドの鈴木翔太(14)が、抜群の飛び出しで右サイド!の裏へ走る!

健人から、ズバリのキラーパス

翔太がマイナスに折り返し。

それを落ち着いて決めたのは人見!人見拓哉(19)!

ゴーーーーーーール!!!1-2

 

人見!

ナイスゴール!

調子の出ないスズカにあって、このゴールはでかい!

ボールを持ってダッシュでセンターサークルに戻る人見。

COOLに見える人見だが、ハートは誰よりも熱い!

フォワードの、「明鏡止水」、人見拓哉(19)

いろんなことのできる人見。

パス、ドリブル、シュート、全てのレベルが高い人見。

そして、試合開始からバラバラな鈴鹿のチームの中で、仲間と仲間を繋ぐプレイをする。

人見の存在感で鈴鹿の攻撃が、沖縄の脅威となっている。

この試合、人見がいなかったら攻撃チャンスは半分になっていただろう。

人見は攻撃だけでなく、サイドに献身的に動くことで、局地的な数的有利を作る。

人見!琉球の地で存分に力を発揮してやろう!

人見の力を見せてやろうぜ!

 

鈴鹿は左右サイドバックの身長が低いため、沖縄の長身フォワードがサイドに流れてくると、高さでやられてしまう。

また、左右ともに守備時に中にスライドすると、遠いサイドがキツくなる。

その分を、センターバックで空中戦に強い俊貴(2)と庄司(4)でカバーする。

高さや競り合いでは、簡単に相手にはやらせていない。

しかし、俊貴(2)も庄司(4)もなんか本調子ではなく、連動したディフェンスとしてはハマっていない感じがする。

なんか危なっかしく感じる。

なんか1歩目が遅く、沖縄に詰められている感じがする。

スタンドから鈴鹿のディフェンスを見ると、ディフェンスラインが整っているとは言い難い。

そのギャップに沖縄の選手が走りこんできている。

 

センターバックの、「ハイジャンパー」、庄司景翔(4)

前半はセンターバックの左に入っている。

俊貴(2)とのコンビでパスを回すが、沖縄が狙っていて、なんか危なっかしい。

ゴールキーパー平吹(30)とのパス交換でも、危ない形で渡してしまったりしている。

伸び伸びプレイできず、視野が狭くなってる感じがする。

もっと若さと元気が前面に出る伸び伸びしたプレイヤーなのだが、この試合の前半は、とにかく庄司が消極的に見えた。

沖縄のフォワードは大きく高い。

庄司は高さでも厳しい戦いを強いられており、ポジションをしっかり整えて迎撃しないと、上をいかれてしまう。

庄司(4)から平吹(30)。

庄司(4)から桑原(7)。

パスの出しどころがなく、同じような展開ばかりが続く。

そして、沖縄はそれを十分に読んで、コースを切ってくる。

怪我の影響か?少し足を気にしている気がする。

そのため、一歩目が遅れることがある。

庄司、リラーーーックス。

大丈夫。大丈夫。落ち付いてプレイしよう。

 

試合展開は五分と五分。

鈴鹿は本調子とは程遠いが、攻められないわけではない。

人見(19)、福元(9)を中心に、翔太(14)、健人(10)が絡んで、良い形も作っている。

不安定なのは、ボランチからディフェンスラインにかけて。

 

ボランチの、「大先生」、有馬和希(8)

ずるずる下がる鈴鹿のディフェンスライン(オフサイドは一度も取れていない)。

ボールを捌くために下がる新加入の水口飛呂(29)。

そして有馬の中盤のプレイエリアは、膨大な広さとなってしまっている。

この試合、ボランチの有馬の前への意識がなければ、鈴鹿は全く攻められなかったかもしれない。

それほど有馬が得点するためにハードに動いている。

後方のディフェンスがバタついていることを、有馬はよく分かっている。

左右に展開し、パスを出して、再び自ら受けるために動く。

人の倍は走り回る。

なんとかチームが息を吹き返すように、頑張り続ける有馬。

右サイドの萩原(13)から有馬(8)へ!

有馬の鋭いクロスポールが低弾道で福元(9)へ。

飛び込む福元!惜しい!

有馬は鋭いパスだけでなく、自分でも飛び出してシュートを打つ!

有馬は試合の流れをよく分かっている。

欲しいプレイを欲しい時に出してくる。

さすが!

さすが有馬!

 

サイドハーフの、「キャプテン」中村健人(10)。

鈴鹿で一番サッカーIQの高い健人。

試合展開が悪いことはよく分かっているだろう。

そして、どうすれば良いかの回答は健人の頭の中にある。

しかし、どうにも中盤にオープンスペースが多く不安定な鈴鹿

それをカバーするため、健人が中盤のフォローに走りまわる展開となる。

沖縄の攻撃を警戒するあまり、まだまだサイドバックの攻撃参加が少ない。

健人は自分が中に入り、体を張る事で、右サイドバックの萩原大河(13)の走るタイミングを作る。

また、中でクッション的に受けて、人見(19)、福元(9)にリンクさせる。

このワンタッチ、ツータッチのショートパスのコントロールが抜群に上手い健人。

なんとかリズムを作りたい。

鈴鹿のディフェンスが押し込まれてるのを押し返すまでの時間を稼ぎたい。

 

サイドバックの、「鈴鹿のくっびー」、桑原海斗(7)

1点を追う鈴鹿

どうしても点が欲しい鈴鹿は、左の桑原がポジションを徐々に上げる。

前方の鈴木翔太(14)は、かなり中に入ってプレイするため、桑原は左にワイドに開いて前目でプレイする。

桑原の棍棒でぶん殴るような、太くて強いドリブルがナカニシは大好物。

ゴリゴリ押し上げて、中への早い折り返しを狙う。

この試合、沖縄はそれほどサイドから攻めてこない。

そのサイドを支配して攻撃の基点とできるかが、試合の流れを変える大きな一歩となる。

深く攻め込むことはできない。

アーリークロスで狙え!

福元(9)と人見(19)が中で待っている。

桑原!頼む!

 

試合展開は五分。

沖縄も鈴鹿も決定的な場面は作れない。

鈴鹿は落ち着いてきたが、まだなんかハマっていない感じがする。

 

ゴールキーパー、「リベロキーパー」、平吹楽(30)

2失点の厳しい試合。

平吹からディフェンスにパスをし、繋いで行こうとするが、ディフェンスから次に展開できず、簡単に平吹にリターンでボールが戻ってしまう。

この試合、何本のバックパスが平吹に出ただろう?

たくさんのバックパスは、前への攻撃的なパスの何倍も多かった。

庄司(4)から、俊貴(2)から、平吹に援護を求めるパスが出る。

そして、平吹のキックが後方からのゲームメイクの鍵となる。

パントキック一閃で、トップスピードで走る萩原大河(13)にズバリ!

見事なロングキックで、前に責めるきっかけとする。

前半、一番得点の匂いのするパスは、なんとゴールキーパーからのパスだった。

平吹!いつも思っているんだけど本当にナイスキック!

なんとかここを持ち堪えてくれ。

 

鈴鹿の変な雰囲気は止まらない。

ベンチからコーチの声は聞こえるが、グラウンドからの選手の声が聞こえてこない。

もちろん斎藤監督の声は聞こえない。

 

特にボランチから後ろが、パスの出しどころを見つけられない。

ゴールキーパー平吹(30)のロングキック頼み。

ゲームが作れない。

プレイが作れない。

良いところが出せない。

 

選手たちの良いところを出せないのは、なぜだ?

既にリーグ戦8節を戦い、鈴鹿がここまで積み上げたものはなんだ?

なぜここまで選手が迷っているんだ?

どうしてここまで選手たちがプレイしにくそうなんだ?

 

鈴鹿が苦しんでいる。

どうやってペースを取り戻せば良いかわからずに七転八倒している。

 

沖縄に攻め込まれると、鈴鹿ゴール前でフリーの沖縄選手が続出する。

中盤とディフェンスのマークの受け渡しができていない。

場当たり的に、個の力でなんとか踏ん張っているように見える。

 

ずっと同じ。

個の力で頑張る鈴鹿

鈴鹿の選手たちは、みんな必死で頑張っている。

ただ、それがとても辛そうに見える。

 

前半43分

水口(29)が中盤で後ろからチャージを受けて、ボールを失う。

ジャッジはノーファウル!

ただ、この時点で「ファウルと思った」鈴鹿の選手の足は止まっている。

ボールを奪った沖縄が、すぐに前線にパスを入れる。

桑原(7)がタックルで止めに行き、沖縄の選手が倒れる。

これもジャッジはノーファウルの判定。

「ファウルと思った」鈴鹿の選手の足が再び止まる。

止まらずに動き続ける沖縄。ラストパスからドフリーのシュート!

簡単に、あっさり、楽々と決められ失点。

1-3

 

足が止まるとは!

こんなプレイで失点するとは!

なんだこれは?

どうなっているんだ?

 

ここで前半終了。

 

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ハーフタイム。

選手たちのアップを見る。

 

アップする選手たちの人数が1人少ないので、選手交代が行われるのだろう。

1人だけの交代で足りるのか?

この流れを変えられるのか?

 

前半の3失点。

それも自滅に近い悪い形。

サポーターも元気が出ない。

グラウンドの選手たちも元気が無い。

 

いや!

しかし!

1人だけ元気な選手がいた!

ハーフタイムで座り込むサポーターに向かって叫ぶのは、出口貴也(1)!

目が輝いている。

闘志に燃えている。

リーグ戦に一度も出場したことのない出口が戦っている。

 

鈴鹿サポーター!

選手の元気が無い時こそ!

選手が調子出てない時こそ!

試合展開が悪い時こそ!

俺たちが選手の背中を押すような応援をしよう。

 

サポーターからこの試合を変えて行こう!

出口に負けるな!

 

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HT

(OUT)2中村俊貴 ⇔ (IN)15藤武

 

後半開始

 

この試合、なかなか調子の出ない中村俊貴がハーフタイムで交代。

ボールをキープし、最終ラインから展開できる藤武が入る。

藤武が左のセンターバックへ。

庄司はプレイしやすい右のセンターバックへ。

 

センターバックの左に入った藤武剛。

足元が上手く、パスコースもよく見えていて、ミスが少ない。

展開力もあり、カバーリングも上手いので、前に強い庄司(4)と、後ろが見られる藤武は相性が良いと思う。

藤武!がんばれ!

 

2点を追う鈴鹿の攻撃は、やはり切込隊長のいる右サイドから。

 

サイドバックの、「タイガーショット」、萩原大河(13)。

後半は、さらにかなり高い位置を取り沖縄陣内に押し込んでいく。

萩原の上がった裏のスペースは、相手にとって狙い所となるが、その部分は後半から入った藤武が見事にカバーしている。

攻撃時には大河の周りに、健人がフォローに入るため、右サイドの展開はとても良い。

押し引きのできる健人が、大河にメッセージを込めたパスを出す。

GO!行け大河!

鈴鹿の得点は萩原が生み出す!

大河、ガンバレ!

 

沖縄は後半から少し攻撃の人数を減らし、ディフェンシブになっている。

その分、沖縄は追加点をカウンターで狙う。

鈴鹿はカウンターでピンチを招く場面があるが、藤武と徐々に安定した庄司が、なんとか踏みとどまっている。

実質、後半はセンターバックの2人で沖縄の攻撃を防いでいた。

 

鈴鹿は前半よりも、攻撃的になっている。

前半と異なり、ディフェンスラインまで水口(29)が下がってこないので、ハーフタイムでなんらかの指示が出たのだと思う。

しかしその分、ボールが水口(29)を経由しないため、存在感が薄くなっている。

 

なんか前半とは違う意味で、チグハグな感じがする。

全員突撃のように攻撃に重心を置いているが、試合が組み立てられているわけでない。

攻撃していても、ナカニシの目には、淡白に見えて仕方がない。

2点を追う展開の割に、練習試合のように見えてしまう。

 

後半13分

(OUT)8有馬和希 ⇔ (IN)25藤山恭輔

(OUT)29水口飛呂 ⇔ (IN)6小野寺亮太

 

やっと、ゲームメイカー小野寺が出て来た。

そして、セカンドボール奪取や中盤のディフェンスが固い恭輔も出て来た。

 

ここから鈴鹿は中盤を支配する。

やっと支配率を上げて、沖縄陣内に攻め込んでいく。

 

結果が出れば全て良しかもしれない。

だけど、現地で試合を応援していて、ナカニシは相当イライラしていた。

最初から、浦安と同じ布陣なら、この試合はもっと違う展開となってんじゃないか?

 

サイドハーフの、「リトルマジシャン」、鈴木翔太(14)

前半の翔太のアシストは絶妙の完璧だった。

後半も攻撃を引っ張るのは鈴木翔太

ゴールキーパー平吹(30)からのロングボールをスーパートラップでピタリと受ける。

平吹から翔太へのホットラインは鈴鹿の攻撃パターンのひとつだ!

この試合、翔太は左サイドに張り付いていない。

さらに後半はもっとフレキシブルに自在に動く。

中にも右にも流れてパスコースを作る。

左から中にスライドすることで、後方の桑原海人(7)のオーバーラップのエリアを開けている。

翔太はサイドに張り付いているより、ゴールのそばで動いた方が相手の脅威となる。

桑原の前をオープンスペースにして、自らがカットインから積極的に中に入るプレイはとても良かった。

鈴鹿のナンバーワンドリブラー

この試合、沖縄ディフェンスをドリブルで剥がせるのは翔太だけだった。

しかし、沖縄はボールを奪うというより、コースをブロックする形で翔太を止めにくる。

翔太!ぶち抜け!

決めてくれ!

 

フォワードの、「鈴鹿の矢」、福元友哉(9)

長身でテクニックのある福本が、後半はより走ってチャンスを作っている。

中盤から展開されるパスが出るようになったため、福元が左右に流れて、チャンスを作り、中の人見(19)や翔太(14)に合わせる。

競り合いの中で、、福元は不思議なファウルもとられているが、審判のジャッジなので仕方がない。

ただ、正当なタックルなどの競り合い自体がファウルならば、それはサッカーでなはない。福元は体を張って、なんとかゴールに近づく。

気迫のプレイはスタンドまで届いている。

思い切った福元のペナンティエリア外からのミドルシュートは、沖縄ゴールキーパーのファインセーブにあうが良い攻撃も見せている。

福元がんばれ!

ゴールを狙え!

 

試合は鈴鹿ペース。

中盤では、小野寺(6)が作り、恭輔(25)が刈る。

ただ、沖縄は無理に攻めずに、しっかりディフェンスを整えている。

鈴鹿は沖縄のディフェンスの間に割り込んで、パスを受けたいが、なかなかボールが出ない。

ボールを持っていても、シュートできずに後ろに戻す時間が続く。

鈴鹿は悪くない。

悪くないけど、2点差をキープし、守りに入った沖縄を崩せない。

どうしても頭をよぎる。3点は取られ過ぎだった。

 

小野寺(6)が体を張って、沖縄の攻撃を止めている。

強引にでもボールを奪い、下がらずに前に出る!

後ろに下がるのは簡単。しかし、セーフティでは点にならない。

沖縄ゴールに一歩でも近づくためにリスクをコントロールする。

テクニシャン小野寺が、熱い根性のプレイを見せている。

 

後半の半分が経過。

今シーズン初の給水タイム。

前半はなかったのに、突然の給水にびっくりした。

 

後半28分

(OUT)10中村健人 ⇔ (IN)22三好辰典

一撃必殺の三好が入る。

三好のスピードで沖縄を掻き回せ!

三好は裏を狙い続けるが、沖縄のディフェンス陣がマークにベッタリ付いている。

三好!ふりほどけ!

 

沖縄ゴールに迫る鈴鹿

選手みんなが一生懸命なのが伝わってくる。

身体を張ったプレイが続く。

がんばれ!

 

三好(22)がドリブルで侵入し、カットインからのシュートを放つ!

しかし、ゴールキーパー正面。惜しい!

さらに、左サイドの桑原(7)からのアーリークロスに三好のヘディングシュート!

ゴールネットを揺らすが、わずかにオフサイド!惜しい!

三好の目はゴールしか見ていない。

その尖った鋭さが、今の鈴鹿には必要。

三好!フォワードはゴールしたもん勝ちだ!

狙え!狙え!狙え!

何本外しても狙い続けろ!

 

後半34分

(OUT)13萩原大河 ⇔ (IN)18石川竣祐

 

暑い沖縄で走りまくった萩原が交代。

高さも速さも兼ね備えた、石川が入る!

 

鈴鹿は健人が交代したため、沖縄陣内の深い位置でのショートパスが出なくなった。

しかし、ボランチ小野寺(6)からのクサビのパスが突き刺さる!

また、この試合を通して、精度の高いゴールキーパー平吹(30)のキックが冴えていた。

ただ、コンパクトにガッチリ守る沖縄よりも、ワイドに開いている鈴鹿の方がスペースが多く、カバーできないエリアが多い。

 

沖縄はコンパクト、鈴鹿はワイドでスペースが大きい。

そんな時に頼りになるのが男!藤山恭輔(25)。

恭輔の存在が、ハードな試合終盤に際立つ。

やはり対人に抜群に強く、その運動量でプレイエリアが極めて広い。

そして、点を取る動きも見事で、バイタルエリアからの思い切ったミドルシュートは、惜しくも相手ゴールキーパーに阻まれる。

恭輔、絶好調じゃないか!

ナイス!恭輔!

 

後半残りわずか。

沖縄はあの手この手で徹底的に時間を使う。

カニシが一番嫌いな時間。

時間を使われるプレイを、鈴鹿サポーターは声を振り絞り応援しながら、ずっと見せられている。

悔しい。

鈴鹿はこんなに弱いのか?

鈴鹿はこんなに何もできないのか?

鈴鹿のサッカーはどこに向かっているんだ?

これが今のベストメンバーの試合なのか?

 

沖縄の時間を使うプレイが続く。

俺たちは、これを見に沖縄まで来たのか?

 

沖縄に見事に時間を使われる。

鈴鹿の得点のチャンスは、最後まで生まれなかった。

 

試合終了。

 

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暑い中(30度近かった)、激しく戦った両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

 

試合後にグラウンドに倒れこむのは、鈴鹿の選手ばかりでした。

暑い中、全力で走りました。

全力で戦いました。

戦う気持ちは、しっかりスタンドに届いていました。

選手のみなさん、お疲れ様でした。

 

選手と同じように、サポーターも試合終了と共にガックリしていました。

下を向いた選手が、サポーターのところへ来ました。

カニシは試合後に選手に言いました。

「この悔しさを乗り越えて、もっと強くなろう!」

「サポーターも一緒に頑張るから!」

それがナカニシの精一杯の選手への言葉でした。

それが声を出せるギリギリでした。

 

 

 

試合が終わってすぐに、中村健人選手がコーチと話を始めました。

また、平出涼選手、小野寺亮太選手、藤山恭輔選手、有馬和希選手など、たくさんの選手が仲間の選手と話をしていました。

彼らの次の試合は始まっています。

修正し、改善し、克服し、次に勝てる最善の方法を模索し始めています。

 

沖縄戦のスタメンの布陣が、現在の鈴鹿の最高最強とは思えません。

最初から噛み合わなかったのはなぜか?

それを次の試合までに、真剣に考える必要があります。

しかし、試合後にアップされた監督コメントには、誰が見ても分かる無難な事実が書かれているだけでした。

 

全30節のリーグ戦の1戦1戦に、上も下もありません。

この試合も、降格の決まる試合も、優勝の決まる試合も、同じ価値の1試合です。

沖縄戦は、果たして一戦必勝の試合だったのでしょうか?

 

3失点の惨敗。

それが結果です。

弱い弱い鈴鹿が現状です。

 

こんなことは書きたくありません。

だけど、鈴鹿は開幕から強くなっているのでしょうか?

カニシには、強くなっている実感がありません。

鈴鹿一丸」となって戦えていないように見えます。

 

それでも今週末には試合があります。

選手たちが勝利を目指して全力で戦います。

カニシはサポーターとして、選手たちと共に戦うことに何ら変わりはありません。

こんな負け方をした後こそ、もっと元気に応援したいと思っています。

選手たちの背中を押して、さらにもう一歩が出る為に、ノドを枯らして叫びたいと思います。

 

未だに、悔しくて悔しくて、仕方がありません。

まだ切り替えられず、無念の気持ちがノドの奥が詰まるような感じです。

 

うちの選手はこんなもんじゃないのに!

もっともっとできるのに!

 

悔しい・・・。

 

ではまた。

 

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(今後の試合)

三重県選手権決勝 5月12日12:10 対 ヴィアティン三重@三交スポーツの杜鈴鹿

JFL第9節 5月19日 13:00 対 ヴィアティン三重@LA・PITA東員スタジアム

 

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このブログに使用している写真は,アトレチコ鈴鹿クラブの使用許可とJFLの確認を得て掲載しています。そのため,他での利用は絶対にしないでください。

大人のサッカースクールに行ってきました

みなさん、こんばんは。

 

今夜、三宅海斗選手のnoteが更新されました。

鈴鹿への愛の溢れるnoteです。

ぜひ読んでみてください。

関係者各位|kii (note.com)

 

そして、明日はkiikカフェで、昼からお別れ会が企画されているようです。

カニシは既に予定が入っているため、残念ながら参加できませんが、参加可能な方は、ぜひ行ってみてください。

 

サッカーが人と人とを繋いでくれます。

鈴鹿の地で汗を流した選手たちの事を、ナカニシは決して忘れません。

 

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昨夜、三宅海斗選手のブログを書いた後、気が昂って3時ごろまで眠れませんでした。

 

そして、今日の朝。

 

カニシは選手たちの練習を見るために、さくら幼稚園に行きました。

 

これまで、鈴鹿のチームにはいろいろな事がありました。

事件も不祥事も山盛りのトラブル続きでした。

「サポーターなんて辞めてやる!」と思ったのは、1度や2度ではありません。

それでも、サポーターを続けてきたのは、そこに応援したくなるような選手がいたからです。

 

サポーターが迷った時。

サポーターが道を見失った時。

そんな時は、選手の姿を見るのが一番です。

選手たちの元気な姿を見ていると、応援する楽しさを思い出させてくれます。

また頑張ろうと思えてきます。

 

という訳で、ナカニシは朝から、さくら幼稚園のグラウンドで練習する選手を、フェンスに噛り付くように見ていました。

 

みんな元気です。

声も出てます。

前向きにプレイに取り組んでいます。

大丈夫。

大丈夫。

みんな大丈夫。

 

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そして、今日の夜。

 

藤山恭輔選手と、平吹楽選手の主催する

「大人のサッカースクール」に参加してきました。

カニシは、心臓手術などの影響もあり、もう10年近くボールを蹴っていません。

なので、最近はフットサルのイベントには参加していませんでした。

 

今回、このイベントに参加しようと思った理由は、ただ一つです。

藤山恭輔選手と、平吹楽選手の顔を見て、彼らを元気づけたかったためです。

 

時間ちょうどに到着し、受付で恭輔+楽と少し話しました。

彼らの言葉にホッとしました。

彼らは、サッカー選手として、しっかりと戦ってくれます。

とても元気の出る言葉で、ナカニシに話してくれていました。

ブログの場ではありますが、一言、言わせてください。

恭輔、最高!!!

楽、最高!!!

 

そして、恭輔+楽のサッカースクールですが、とにかくめちゃくちゃ楽しかったです。

初心者も、女性も、ゴールキーパーも、みんな笑顔で楽しんでいました。

その笑顔の中心には、恭輔+楽がいました。

 

藤山恭輔選手、平吹楽歌手に最大級の感謝を。

ありがとう。ありがとう。ありがとうございました。

 

そして、ベッドスライディングをしてくれた飛び入りのマオさん、

人数少ない所へ入ってくれた白子のエース別府さん、

イベントに参加いただいた全てのみなさんに、感謝いたします。

みなさんありがとうございました。

 

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今、ナカニシの全身は、どよーんと重たい感じがしています。

体がだるくて、動きがゆっくりになっています。

 

つまり・・・これは・・・

 

明日から立派な筋肉痛になることでしょう。

 

でも大丈夫です。

鈴鹿の選手たちは元気だからです。

さあ、明日もがんばろう!

サポーターもがんばろう!

 

ではまた。

 

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(今後の試合)

JFL第8節 5月6日13:00 対 沖縄SV@タピック県総ひやごんスタジアム

三重県選手権決勝 5月12日12:10 対 ヴィアテン三重@三交鈴鹿

JFL第9節 5月19日 13:00 対 ヴィアティン三重@LA・PITA東員スタジアム

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鈴鹿を愛し、鈴鹿に愛された選手。ありがとう三宅海斗選手

みなさん、こんばんは。

 

昨日、三宅海斗選手の退団のニュースが出ました。

 

しばらく前から三宅海斗選手の姿がグラウンドに見えなかったので、気になっていたサポーターの方も多いと思います。

カニシも気になっていました。

何か嫌な予感がしていました。

 

年末にチームの運営体制が完全に変わりました。

そして、シーズン直前に監督が変わりました。

どんなサッカーチームでも、監督の交代時にはいろいろあります。

監督の交代は、指導方針や戦術、起用する選手などに大きな影響が出ます。

鈴鹿も、何かがどこかで上手くいかなかったのだと思います。

 

カニシは中の人ではありませんので、詳細は分かりません。

なので、三宅海斗選手とチームや監督との間に何があったかは分かりません。

いろいろあったんだと思います。

いろいろ揉めたのだと思います。

 

 

 

 

 

 

実は、練習やチームの雰囲気がおかしいことには気が付いていました。

サポーターはバカではありません。目も節穴ではありません。

グラウンドに三宅海斗選手がいないことも、練習に来ていないことも、十分に知っていました。

 

それでも、サポーターにできるのは、目の前の試合を全力で戦う選手を応援することだけでした。

シーズンオフの契約更新の辛さと似ています。

何も分からず、何もできず、待つしかありませんでした。

 

でも、

今年一緒に頑張ろうって、

みんなで共に戦おうって、

笑顔も涙も共にしようって、

そういって始まった今シーズン。

三宅海斗選手の途中退団は、すんなり受け入れることができません。

 

 

 

 

 

 

おそらくチームで一番の人気選手だと思います。

 

27番のユニフォームを注文して、届くのを待っているサポーターも大勢いる事でしょう。

 

昨年の契約更新の時には、涙を流すほど喜んだサポーターもたくさんいます。

 

たくさんのサポーターが、今シーズン復活する三宅海斗選手を待っていました。

 

「復帰したら、後半戦だけで得点王になる」という三宅海斗選手の言葉を信じていました。

 

カニシは、三宅海斗選手の復帰を心から待っていました。

 

鈴鹿で復帰することなく、シーズン途中での退団。

 

残念で仕方がありません。

 

本当に残念です。

 

残念です。

 

 

 

 

 

 

三宅海斗選手は、2022年に鈴鹿に来ました。

高校サッカーで全国を制した名門東福岡高校の主力メンバーです。

こんな凄い経歴の持ち主が、鈴鹿に来てくれるのが信じられませんでした。

 

そして、その活躍は想像をはるかに超えていました。

2022、2023シーズンの圧倒的なチーム得点王です。

2022年シーズンは、年間VictoryCross大賞を受賞しました。

そのスピードと得点センスは、群を抜いていました。

「対戦相手にいなくてよかった・・・」と心から思いました。

 

一番記憶に残っているゴールは、2023シーズンのアウェイHonda FC戦です。

その試合、鈴鹿は2点のリードから、Hondaに3点を返され大逆転されてしまいます。

しかし、アディショナルタイムに意地のゴールで1点を返し3-3。

このまま試合が終わると思いきや、土壇場ラストプレイで三宅海斗選手のスーパーゴールで大大大逆転勝利しました。

あの都田の夜はを、ナカニシは一生忘れないでしょう。

 

Kiikのブランドでチームのスポンサーもしてくれました。

Kiikカフェで、選手とサポーターの交流も図ってくれました。

たくさんのゴールだけでなく、たくさんの思い出を残してくれました。

感謝の気持ちは尽きません。

 

 

 

 

 

 

鈴鹿を退団して、どこでサッカーをするのかは分かりません。

才能抜群の三宅海斗選手ですので、いくらでも良いオファーがあることでしょう。

怪我も順調に回復しているようですし、すぐに次のチームが見つかると思います。

 

でも、

でも、

できるならば、JFLより上のカテゴリーでプレイして欲しいです。

Jリーグの大観衆の前でプレイする姿を見たいです。

 

鈴鹿を愛し、鈴鹿に愛された選手。

三宅海斗選手の前途に幸多きことを祈ります。

大怪我を克服し、元気に復帰することを祈っています。

サッカー頑張ってください。

僕たちも応援頑張ります。

 

今までありがとうございました。

 

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アトレチコ鈴鹿のサポーターのみなさんへ。

 

三宅海斗選手の退団のニュースを見て、心が乱れている方がほとんどでしょう。

 

カニシも心臓の嫌なドキドキが止まりません。

 

そして、ずっと考えていることがあります。

 

それは、三宅海斗選手だけでなく、今も鈴鹿でがんばる選手たちの事です。

 

チームの主力であり、鈴鹿の顔とも言える選手がチームを去りました。

 

選手の中でもいろいろな思いがあることでしょう。

 

チームへの不満、監督への不信、仲間との意見の食い違い。

 

選手たちは不安だと思います。

 

サッカーに集中できていないかもしれません。

 

サポーターとして、ナカニシはどうすれば良いかを考えていました。

 

選手たちはサポーターに何をして欲しいのか考えました。

 

不安な選手たちに、サポーターがしてあげられるのは、心を込めて応援することだと思います。

 

選手は決して一人じゃない。

 

必ず、そこには元気に応援する鈴鹿サポーターがいます。

 

カニシは決して選手を否定しません。

 

人生をかけてサッカーをプレイする選手への、敬意とリスペクトを決して忘れません。

 

そして、共に戦い、共に涙し、共に笑いたいと思います。

 

だから何も変わりません。

 

次の試合に向けて良い準備をして、勝利を目指して最高の応援をするだけです。

 

サポーターのみなさん。

 

三宅海斗選手の退団は悲しいと思います。ショックだと思います。

 

だけど、少し落ち着いたら、残った選手へのさらなる応援をお願いします。

 

みんなみんな不安です。

 

選手たちに勇気を与えられるのは、サポーターだけです。

 

カニシは次の試合、30倍の応援をします。

 

本当は、三宅海斗選手が復帰した時に叫ぼうと思っていた、ナカニシのとっておきの30倍の応援です。

 

みなさん、頑張りましょう。

 

そして、選手たちの応援を続けましょう。

 

ではまた。

第1回 芝に祈りを込めよう大会のお礼

みなさんこんばんは。

 

未だに、noteとブログの違いが分からず、もう16年もブログを書いているナカニシです。

ちなみに、ブログ投稿数を数えてみたら1527でした。

このブログが1528件目になります。

 

カニシのブログは、まずWordで書いて、それをブログに張り付けています。

ブリオベッカ浦安戦は、WordのA4換算で17ページありました。長っ!

自分で言うのもなんですが、狂気のサポーターな気がしています。

 

ところで、昨日のナカニシのブログは見られましたか?

 

カニシのブログは(長いので)読まなくていいです。

見て欲しいのは、昨日のブログの藤山恭輔選手の写真です。

普段、あんなに可愛くて笑顔の似合う恭輔が、戦う男の顔になった瞬間です。

恭輔・・・めっちゃカッコいいやん!

 

今日の草刈りの時も、サポーターでその話をしていました。

あんな顔をした、気合の入った恭輔が負けるわけがない!

 

勝利の試合の後に、サポーターが集まると選手を称える話が尽きません。

みんなで楽しく、グラウンド整備をしました。

 

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本日は、少し前から告知していた、サポーターズクラブVictoryCross主催。

「第1回 芝に祈りを込めよう大会」を開催しました。

 

まずは、参加いただいたみなさんに、心より感謝いたします。

みなさんありがとうございました。

最初、見た時は絶望的な草でしたが、かなり改善されたと思います。

本当に、みなさん、ありがとうございました。

 

このイベントは、簡単に言うと、AGF陸上競技場の芝の草取りと、デコボコ埋めです。

ただ、サポーターがするのですから、グラウンドに存分に祈りを込めてきました。

 

雨が心配されましたが、約2時間みっちり草取りをしてきました。

また、草を抜いた後の穴や、デコボコする部分には、きっちり砂を埋めて、ゴール前は特に念入りに平らにしてきました。

参加者は、約25人(ごめんなさい。ちゃんと数えるの忘れてました)でした。

 

ちなみに、草取りの休憩時には、

Nakanishi`S EYE。『ブリオベッカ浦安戦の凄いプレイ』を報告しました。

それは、人見拓哉選手の動き出しの凄さです。

人見選手は2得点共に相手のマークを外してシュートを打っています。

そのマークを外す動きと、そこに至るまでの相手ディフェンダーとの駆け引きの話をしました。

このブログをご覧のみなさん、もう一度、YouTubeを見てみてください。

特に2点目は、人見選手のマークを外す動きがよく分かります。

 

と、こんな話をしながら、

「この位置は、楽がプレイするところだからしっかりと・・・」

「このあたりから大河がシュートを打つから、平らにしなきゃ・・・」

「翔太がカットインしてくるから、念入りに・・・」

いろいろな話をしながら、サポーターの想いと祈りを込めてグラウンドを整備しました。

 

参加いただいたみなさん、重ねて感謝申し上げます。

ありがとうございました。

 

(草取り前)

(草取り後)

 

今回は、AGFの芝の整備に注力したかったため、ボール磨きはしませんでした。

また夏ごろに、ボール磨きと、再度AGFの芝の整備を行いたいと思います。

 

その際には、みなさんのご協力よろしくお願いします。

 

さあ、次の試合に期待しましょう。

うちの選手達は、やってくれます。

カニシは、勝った時に見る選手たちの笑顔が大好きです!

 

ではまた。

 

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(今後の試合)

JFL第8節 5月6日13:00 対 沖縄SV@タピック県総ひやごんスタジアム

三重県選手権決勝 5月12日12:10 対 ヴィアテン三重@三交鈴鹿

JFL第9節 5月19日 13:00 対 ヴィアティン三重@LA・PITA東員スタジアム

 

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JFL第7節 対 ブリオベッカ浦安

みなさん、こんにちは。

 

ゴールデンウイークをいかがお過ごしでしょうか?

カニシは朝の6時からずっとブログを書いていました。

楽しい!

 

昨夜、帰宅してからコインランドリーで横断幕を乾燥させていました。

カニシはその待ち時間がとても好きです。

勝利した後の余韻を、存分に噛み締めました。

良かった・・・。

勝利して本当に良かった・・・。

 

鈴鹿は、まだまだ小さなチームです。

でも、そこで行われるサッカーは、Jリーグの試合と何も違いは無いと思っています。

 

アトレチコ鈴鹿のサッカーは、たくさんの人の笑顔や涙と共にあることを、選手たちが心のどこかで感じてくれていたら嬉しいです。

 

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試合の朝。

 

早朝に自宅を出発する。

カニシは試合前にほとんど食べ物を取らないのだけど(食欲が出ない)、妻ノリコが朝からおにぎりを作ってくれている。

敗戦が続いていることを妻ノリコも良く知っている(妻は試合は見てない)。

何かを変えるために、まず自分がちゃんと、ご飯を食べろと言う。

 

とは言っても、ずっと食欲が無い。

妻の心づくしの「おにぎり」は、手を付けられないまま東京へ。

 

名古屋駅も東京駅も連休初日の混雑で、大変な人混み。

試合会場の習志野までの道中にディズニーランドがあり、親子連れもたくさんいる。

 

今日の対戦相手は、ブリオベッカ浦安(以下、浦安と書きます)。

昨年、リーグ2位の強豪チーム。

今期はなかなか勝ち点が取れていないようだが、チームとしての力は相当なものだと思う。

リーグ戦で4試合勝利の無い鈴鹿にとっては、どうしても勝ちたい試合。

ただ、浦安も当然、絶対に負けられない戦い。

 

試合会場に到着。

カニシは新幹線が遅い便だったため、先行して現地入りしたサポーターが横断幕を張ってくれている。

みんなありがとう。

カニシは、第一カッターフィールド(習志野秋津サッカー場)に初めて来たのだけど、芝の管理の凄さに仰天する。

どうやら、日本代表が練習するくらいの芝らしい。

 

会場では、昨年鈴鹿でフロントを務めていた、渡邉前社長と朝田さん(現在は浦安)と再会する。

 

試合前の準備が整う。

鈴鹿サポーターもたくさん現地に駆けつけてくれた。

そして、関東に実家のある選手や、関東の大学卒の選手が多いため、スタンドには選手の関係者もたくさん来てくれている。

ありがたい。

みんなの応援は選手の力となる。

 

カニシは全く食欲が無いが、妻ノリコの作ってくれたおにぎりをスタンドで食べる。

お茶で流し込むように胃の中に放り込む。

このおにぎりも全部選手のパワーになりますように。

 

ピリピリとした緊張感。

日本代表も合宿に使うという習志野の芝はとても良い。

曇天だが雨は止んでいる。

 

選手を信じろ。

選手たちの頑張りを信じろ。

君たちと共に戦えることがナカニシの誇りだ。

 

勝つぞ!

 

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 19人見拓哉・9福元友哉

MF 14鈴木翔太・6小野寺亮太・8有馬和希・10中村健人

DF 16堀江貴大・5平出涼・4庄司景翔・13萩原大河

GK 30平吹楽

 

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試合開始。

 

鈴鹿のフォーメーションは4-4-2。

だが、人見(19)は結構下がってプレイすることも多いので、4-2-3-1に近い。

浦安のフォーメーションは3-4-3。

守備時には5バックとなる。

なんとなく、今のJFLは3-4-3が多いように思う。

 

浦安は体が大きく背が高い。

と、毎試合書いている気がするが、JFLでは鈴鹿より体の大きいチームの方が多い。

この試合も、浦安には前線に背の高い選手が多く、高さ勝負だと怖い感じがする。

 

この試合の号砲は、鈴木翔太(14)のミドルシュートで始まる。

枠を捕らえられないが、威力のあるシュートだった。

翔太!ナイスミドルシュート

パスじゃ点は入らない。

ドリブルでも点は入らない。

点を取るにはシュートだ。

そして、シュートに至るまでのチーム内の意思統一だ。

 

試合は浦安有利。

浦安のサイドへの大きなロングボールが、深く鈴鹿に食い込む展開。

浦安は3-4-3のフォーメーションだが、サイドからクロスボールを上げるというより、サイドに展開してから、マイナス方向に戻して中で勝負してくる。

浦安のパスリズムが良く、鈴鹿は攻め込まれる展開。

 

その中からも鈴鹿はカウンター一閃。

ゴールキーパー平吹(30)のキックから、人見(19)、福元(9)とつないでシュートまで持っていく。

堅守速攻。

その鈴鹿のリズムはとても良い。

 

高さを生かして鈴鹿ゴールに迫る浦安。

ボールを奪ってから早い鈴鹿

しかし、前半の時間が進むにつれ、裏を狙う浦安に対して、鈴鹿ディフェンスは後ろに下がってしまう。

 

センターバックの、「ディフェンスマイスター」、平出涼(5)

浦安のロングボールの競り合いを、ヘディングで十分にクリアできない鈴鹿

ヘディングで激しく競り合ったボールは、飛距離が出ず、ルーズボールになることが多い。

しかーし、それを平出が見ている!見えている!

ルーズボールにいち早く反応し、ギリギリのスライディングをピシッと決める!

また、浦安の裏を狙うプレイに対して、抜群の読みと反応を見せる平出。

もう「さすが平出」としか言いようがない。

鈴鹿のゴール前は、平出涼の目が光っている。

平出がゴール前にいるというだけで、サポーターはとても心強い。

平出、ちょっと押されてるけど、頼むぞ!

 

鈴鹿の押されている展開。

だけど、堅守速攻は徹底している。

 

前半7分

センターバックの庄司(4)のくさびのパスが突き刺さる。

フォワードの福元(9)のベリーナイスタッチを有馬(8)が受ける。

有馬(8)からスーパーパスが走り出す福元へ。

福元の早くて鋭くいクロスボールに人見(19)が走り込んでいる。

マークはついていない。

人見!!!

ゴーーーーーーール!!!1-0

たくさんの選手が絡み、スムーズに流れるようなナイスゴール!

福元の動きも極上!

有馬のパスも絶品!

そしてマークを外して中に飛び込んでくる人見拓哉最高!

 

鈴鹿先制の後、浦安の猛攻が続く。

高さの優位を活かすため、浦安はロングスローも放り込んでくる。

 

フォワードの、「明鏡止水」、人見拓哉(19)

フォワードとしての天性の才能を持ちながらも、チームプレイのため献身的に動ける選手。

この試合でも、高さで押し込まれる場面で、中盤より後ろまで下がり、ディフェンスにも入っていた。

それでも前線の福元が孤立した感じが無いのは、人見の運動量が膨大なためだと思う。

攻守ともに足元が上手い。

人見は足元の上手さだけではなく、パスもヘディングも抜群。

トラップだけでサポーターがその神技にどよめく。

先制点も落ち着いて押しこんだ。

鏡のような水面の心を持ちながらも、その炎の爆発力は最高。

人見最高!

人見大好き!

がんばれ人見!

 

浦安は高さだけでなく、セカンドボールへの寄せが早い。

選手間の距離が近く、要所要所で鈴鹿に対して数的有利を作り出している。

リーグ戦で下位のチームとは思えない。

強い。浦安強い。

 

押し込まれる鈴鹿

サイドバックの裏を狙われるため、鈴鹿サイドバックが高い位置を取れない。

そのため、サイドハーフが孤立してしまい、鈴鹿はサイド攻撃が不発に終わる。

この試合を通して、鈴鹿コーナーキックの本数が「0」だった。

それほど、サイドから深く攻められなかった。

 

鈴鹿の先制後は、鈴鹿ディフェンスに浦安攻撃陣3人が張り付く形となる。

ずるずると鈴鹿のディフェンスラインが下げられていく。

鈴鹿陣内でのプレイが続く。

劣勢の中、ボランチの有馬(8)が良い声を出し、流れを変えようとしている。

声もプレイのひとつだ。有馬。ナイスプレイだ!

 

ボランチの、「大先生」、有馬和希(8)

この試合、特に前半は有馬の声が良く聞えた。

サポーターにも聞こえる良い声と、前向きで的確な指示。

「かじ取り役」というボランチにふさわしい良い指示はナイス。

有馬は、声だけでなく、自らのプレイでも指示をする。

自ら走って2列目から飛び出し、チーム全体を前に引っ張りあげる。

また、自分自身も下がりすぎないように1歩でも前に出てボールを受ける。

有馬の声とプレイでサポーターの気持ちも高まる。

前半は特に鈴鹿は劣勢だった。

しかし、浦安にフリーで崩される場面はなかった。

有馬がきちんと浦安のパスコースを切っている。

絶対に通しちゃいけないコースはきっちり押さえている。

有馬!良いぞ!

この試合勝とうぜ。

勝って鈴鹿に笑顔を届けようぜ!

 

浦安のサイドからの攻撃。

浦安のハイボールからの展開。

鈴鹿は劣勢ではあるが、対応はちゃんとできている。

やられていない。やらせている感じ。

 

守りつつ、速攻で蜂の一刺しを狙う。

 

サイドハーフ「キャプテン」中村健人(10)

後方のサイドバックの萩原大河の攻撃力を活かすため、健人は少し中に入りつつ、萩原の進路を空ける。

そして、健人からのスルーパスで人見(19)、福元(9)、大河(13)、そして後方から飛び出す有馬(8)が活きる。

健人がボールを持った時が、サポーターの期待値がMAXになる瞬間。

前半、鈴鹿は攻撃のチャンスが少ない。

しかし、その切り替えのスイッチを押すのは中村健人だ!

くさびのパス。スルーパス。ノールックパス。

健人の怖さは浦安にも研究されている。しかし、鈴鹿はやられっぱなしじゃない。

この試合、健人は攻撃のチャンスをうかがいながら、フィジカルに勝る浦安攻撃陣を下がりながら挟んで十分にディフェンスしていた。

競り合うというより、奪い取るディフェンス。

上手い。

健人!

がんばれ!頼むぞ!

 

鈴鹿は押されているが、やられてはいない。

ただ、高さで上を行かれているため、ピンポイントのクロスが入ると決められかねない。

なるべく鈴鹿の支配力を増し、浦安の攻撃チャンスを減らしたい。

 

ボランチの、「ゲームメイカー」、小野寺亮太(6)

小野寺のプレイは、個の力ではなく、衆の力を増幅させる。

選手の個のプレイを、点から線に、そして線を面にすることができる。

チームのプレイに鈴鹿の色を付けて、それを全体にいきわたらせる。

小野寺の人にはできない唯一無二のプレイが、この試合でも輝いている。

変幻自在に動くボランチの有馬(8)とは対照的に、小野寺は攻撃の時も守備の時も、チームの真ん中でボールを捌いている。

小野寺のゲームメイクで、攻守共に選手が動く「間」が作られる。

普通に見ていると、なにげない「間」だけど、その一呼吸が決定的なプレイを生み出す。

前半は特に押しこまれていた。

それでも鈴鹿が失点しなかったのは、小野寺(6)、有馬(8)が中盤を自由にさせなかったためだと思う。

鈴鹿のゲームメーカー。鈴鹿のプレイメーカー。

小野寺。頼むぞ!

 

浦安は鈴鹿陣内に攻め込んでいるため、セットプレイを多く獲得している。

背の高い選手に向けて、奥のファーサイドからの折り返しを狙う。

また、ロングスローでも鈴鹿のゴール前を脅かす。

しかし、今シーズン鈴鹿のセットプレイは変わった。

攻撃も守備もセットプレイ時の隙が無い。

再三のピンチを選手全員で防ぐ。

よしよし。

大丈夫。大丈夫。

 

試合開始から曇り空の習志野だったが、急に激しく雨が降ってきた。

本降りの雨にスタンドでも傘やカッパの準備でバタつく。

 

グラウンドも一気に水がぶちまけられた状態になる。

 

・・・何かが乱れた。

 

前半39分

浦安が右から攻撃。

浦安の選手がトップスピードで後ろから追い越していく。

中への折り返しを、頭で決められて失点。

完全にやられた。

1-1

 

急な雨で、何かが乱れた。

一瞬の隙ができた。

悔しい。

カニシがもっと応援していたら。

もっと、雰囲気を作れていたら防げたゴールだ。

こんな急な変化の時こそ、サポーターがもっと集中するべきだった!

選手達すまん。

 

鈴鹿ゴールキーパー、「リベロキーパー」、平吹楽(30)

攻め込まれる展開。

平吹のボールタッチも多い。

また、セットプレイ時の高さに対応するため、かなり神経を使って前に飛び出している。

そして、鈴鹿がピンチで攻め込まれた時こそ、平吹が目を光らせて狙っている!

平吹はゴールキーパーだけど、守るタイプの選手じゃない。

平吹がキャッチした時が、鈴鹿の守備が終わり、攻撃が始まる瞬間。

平吹からの大きなキックが、福元(9)や人見(19)へピンポイントで飛ぶ。

風がほとんどないため、サイドにオーバーするキックは無い。

平吹!

がんぼれ!

狙えアシスト!

 

試合は4対6で鈴鹿が押されている。

ただ、崩されてはいない。

鈴鹿も攻撃は積極的で、前に向かう強い意志が感じる。

試合的には五分五分。

浦安は強い。

負けても勝ってもおかしく無い。

 

前半終了

 

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ハーフタイムも雨が降っている。

雨の時の失点が悔しくて、ナカニシは腕組みをしたまま、黙って濡れている。

濡れたユニフォームが体に張り付き、少し風が吹くとめちゃくちゃ寒い。

 

試合は五分と五分。

しかし、試合展開自体は浦安のやりたいことをされている。

 

とにかく鈴鹿は支配率を増し、攻撃のチャンスを増やし、相手陣内でプレイをしたい。

また、強いフィジカルでセカンドボールを奪われており、浦安の攻撃チャンスが波状攻撃になるのは避けたい。

 

後半から変化が無ければ、失点シーンをまだ見ることになるかもしれない。

 

鈴鹿の選手たちは、しっかり気持を込めてプレイしている。

気合も気迫も感じる。

だからこそ勝たせてあげたい。

 

みんなで笑って鈴鹿に帰ろう。

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 

フィジカルと高さ。

浦安の強い部分が出ている。

それを抑えるために、後半から藤山恭輔(25)を投入するかも思ったが、選手交代は無し。

前半のままではいけない。後半の変化が必要。

 

後半開始。

 

カニシの感覚かもしれない。

気のせいなのかもしれない。

後半から、鈴鹿センターバックの動きが変わった気がする。

 

センターバックの、「ハイジャンパー」、庄司景翔(4)

後半から庄司が平出(5)より体半分、前に出た。

前に出て、攻撃のように迎撃する庄司。

自分より高身長の相手に対し、待って対応するのではなく、思いっきり前向きに競り合う庄司。

後ろは平出に任せる!庄司は前に出てぶちかませ!

庄司がパワフルなプレイで浦安を押し返す。

少しずつ鈴鹿が前に出始める。

庄司が浦安の攻撃陣に負けなきゃ、鈴鹿は大丈夫。

庄司!負けんな!

庄司!やられんな!

庄司!がんばれ!

この試合、庄司のプレイが明暗を分けるぞ!

 

後半の鈴鹿は、球際でより激しく競り合っている。

高さで上をいかれても、全身で競り合って自由にさせない。

1歩目が早く、ボールを奪う確率が増えた。

セカンドボールを徐々に支配し始める鈴鹿

 

後半も狙っているゴールキーパー平吹(30)からのロングフィード

もう、神話に出てくる神の雷のような超超高精度レーザービーム!

それを走りながら完璧にコントロールしたのは、右サイドバックの萩原大河(13)!

スタンドのサポーターがどよめく(それほど凄いボールコントロールだった)。

萩原大河(13)から流れるような折り返し。

福元(9)が中で合わせるが、わずかにゴールを捉えられない。

惜しい!!!

 

サイドバックの、「タイガーショット」、萩原大河(13)

前半の大河は、少し下がり気味で中にしぼり、相手のシュートコースのブロックに集中していた。萩原の鋭いキレキレの動きは、攻撃だけじゃなく、守備時にも輝いていた。

浦安は、大河の裏のスペースを狙ってきており、なかなか高い位置を取ることができなかった。

後半は鈴鹿が押し戻す展開。

萩原が徐々にポジションを上げてきた。

右サイドに人見(19)が流れてきて、オトリとなりパスの受け手となる。

萩原街道が目の前に広がる。

大河!走れ!

鈴鹿の右からの攻撃は大河次第だ!

GOタイガー!

 

サイドハーフの、「リトルマジシャン」、鈴木翔太(14)

福元(9)、人見(19)のフォワードがフレキシブルに動き、相手の3バックを引き付けている。

鈴木翔太は浦安のウイングバックの裏を狙いたいが、その天才的なドリブルは浦安に警戒されている。

自らのドリブルでチャンスがなかなか作れないが、福元(9)のポストプレイから、ゴール前に進出する鈴木翔太

セットプレイのこぼれ球をミドルシュート

浦安ディフェンスが体を投げ出してシュートブロック!

浦安は鈴木翔太を警戒しているが、1試合を通して翔太を捕まえていることは不可能。

後半からは特に鈴木翔太の攻撃的なプレイで浦安のディフェンスが乱れる。

右から萩原大河(13)、左から鈴木翔太(14)!

後半序盤。鈴鹿の左右からの攻撃が続く。

 

そして。

 

後半12分。

中盤の小野寺(6)がボールを支配する。

小野寺からポジションを前に上げた有馬(8)へ。

サイドバック堀江貴大(16)がボールを受ける。

浦安陣内の半ばほど。堀江のアーリークロスが火を吹く!

中央で駆け引きをして、マークを外す動き出しをしたのは・・・

人見拓哉!背番号19!

人見のダイナミックヘディングシュート!

浦安のディフェンスがクリアしようとするが、その威力のままゴールに入る。

ゴーーーーーーール!!!2-1

 

オウンゴールかと思われたが、ナカニシの判定では間違いなく人見のゴール。

完全に人見のゴールで間違いない。

(なぜか平出涼(5)に抱き着く平吹楽(30))

(点を取った感じを出す萩原大河(13)と鈴木翔太(14))

(しぶくガッツポーズの人見拓哉(19))

2点目をアシストしたのは堀江貴大(16)。

実はこのアーリー気味のクロスは、前半でも堀江は狙っていた。

 

サイドバックの、「左の射手」、堀江貴大(16)

サイドバックのゴリゴリ行く萩原大河(13)と異なり、堀江はデビット・ベッカムみたいな超高精度のクロスボールを、ピンポイントで狙える技術がある。

ドリブルで深く攻め込まずに、早い段階で放り込むので、相手も守りにくい。

セットプレイも蹴る堀江の精度の高いクロスボールは、鈴鹿フォワードの福元(9)、人見(19)と大変、相性が良い。いいぞ!堀江!

ディフェンス時にも、堀江はフィジカルの強い相手に対して堂々とした勇敢なプレイで鈴鹿ゴールを守る。

運動量も多く、中盤にも顔を出し、体を張ってプレイしている。

堀江が頼もしさったらない。

堀江。良いよ良いよ。

鈴鹿で絶対に成長しようぜ。

 

鈴鹿は緩急をつけた攻撃をしている。

小野寺(6)は展開を焦らない。

有馬(8)が相手の嫌な位置に動く。

健人(10)は前の走り出しとタイミングを合わせる。

平吹(30)からのロングボールが矢のようにサイドに飛ぶ!

鈴鹿の多彩な攻めが、浦安に守りにくくさせている。

鈴鹿は積極的なプレイ。

ゴール前のフィニッシュが意志統一されている(どんな狙いかは内緒)。

 

後半の半ばまでは鈴鹿ペースだった。

しかし、後半の半ばを過ぎると、浦安は体の大きな選手を前線に投入してきた。

浦安はディフェンスを下げて、攻撃的な選手が入る。

鈴鹿は、前半のように徐々にラインが下がる。

しかし、前半とは違う!

 

センターフォワードの、「鈴鹿の矢」、福元友哉(9)

押し込まれて、少しずつ下がる鈴鹿

しかし、押し返して攻撃の展開を作るのはフォワードの福元。

後方からの精度の悪いクリアボールであっても、福元が足元のテクニックを生かし、体を張って確保し、攻撃に繋げて行く。

福元の足元のテクニックから、人見(19)が走り、健人(10)がつなぎ、翔太(14)が動き出す。

福元の信じられないような足元の技術に、スタンドの大学生っぽい人たちが、「すげぇ」と言っている。

そうです!福元は凄いんです!そんな凄い選手が鈴鹿にいるんです!

福元が前線にいるため、浦安は押し上げきれない。

浦安のディフェンスと攻撃陣の間にスペースができ、そこを鈴鹿がカウンターの基点とする。

福元が浦安を押し下げるプレイをする。

福元、がんばれ!

 

鈴鹿は押し込まれているが、崩されてはいない。

庄司(4)が伸び伸びとヘディングでクリアしている。

試合の中で、前半より成長した庄司景翔(4)。

 

中盤の底も、有馬(8)と小野寺(6)で万全。

有馬(8)の運動量は落ちず、鋭いスライディングでピンチを未然に防ぐ。

小野寺(6)は中のパスコースを切り、浦安に中央の危険な場所でプレイさせない。

鈴鹿ディフェンスは、中をしっかり固めており、浦安をサイドに押し出し、ゴール前から遠いところでプレイさせる。

浦安は思い切りよくロングショートも狙うが、ペナルティエリア外からなら、鈴鹿ゴールキーパー平吹(30)は、99%止める!

 

後半32分

(OUT)16堀江貴大 ⇔ (IN)7桑原海人

(OUT)14鈴木翔太 ⇔ (IN)18石川竣祐

 

「闘志天翔」桑原海斗(7)が入る。

体は小さいが、プレイはデカい!

 

そしてスピード、スタミナ、強い気持ちが抜群の石川竣祐(18)が入る。

石川の運動量は、どうしても選手に疲れの出る時間帯に、大きな武器となる。

そして石川(18)がいきなり見せ場を作る。

右サイドから萩原大河(13)が持ち込み、相手を引き付けて中村健人(10)へ。

健人が精度の高いクロスボールを中へ折り返す。

遠いサイドから、石川が走り込んでくる。

石川のヘディングシュートは、浦安ディフェンスと激しく競り合ったため、ゴールならず。惜しい!

 

後半36分

(OUT)10中村健人 ⇔ (IN)25藤山恭輔

 

カニシは祈る。

恭輔が入ったから大丈夫だ。

恭輔は絶対にやられない。

恭輔は絶対に負けない。絶対に大丈夫だ!

試合後、Nカメラマンの写真を見た。

試合に入る時の恭輔の表情に背筋が伸びた。

ホームページの選手紹介の恭輔の顔と比べて欲しい。

猛烈に戦う選手の顔をしている。

やってやるぞという気合をビンビン感じる。

こんな凄い顔をして、こんなに気持ちが入っている選手いる?

恭輔なら大丈夫。

頼むぞ!

 

出場してすぐに、浦安の右サイドからの攻撃を、完全にストップする恭輔。

とにかく対人が強く、1対1で恭輔が負けるところを見たことがない。

鈴鹿は途中交代で入った選手の動きも良い。

桑原もナイフのような切れ味のスライディング!見事に決まる!

 

福元(9)が前線でカウンターを受ける。

前線で張る福元がいるため、浦安は上げきれていない。

素晴らしい存在感。ボールのないところでも福元は駆け引きをしている。

 

後半43分

(OUT)19人見拓哉 ⇔ (IN)22三好辰典

 

三好、いつどこでどんな時でも、三好はゴールを狙え!

ゴールだけ狙って良い!

三好が相手ゴールに迫る事こそ鈴鹿のディフェンスで、それがチームプレイだ!

 

鈴鹿は慌てない。丁寧に繋ぐ。

パスの1本1本が勝利に1歩ずつ近づいていく。

 

鈴鹿の集中は切れない。

選手間の声も出ている。

サポーターの声も途切れない。

鈴鹿は守る。守る?単に守っているわけじゃない。

守りながら攻めている。攻めるように守っている。

 

福元(9)から左を爆走する石川(18)へ。

浦安のディフェンスの頭を越える絶妙のボール。

石川のシュートは浦安ゴールキーパーのファインセーブで惜しい!

 

桑原(7)からのロングボールに対して三好(22)が好反応で裏を狙うが、わずかにオフサイド

三好、気にするな!狙え!

 

平出(5)がシュートブロック。

庄司(4)が跳ね返す。

小野寺(6)が拾う。

福元(9)がオーバーヘッドでクリア。

 

大丈夫だ。

これほど集中していたら絶対に失点しない。

大丈夫だ。

みんな最後の最後まで振り絞るように力を出し尽くしている。

大丈夫だ。

みんなみんなサポーターの誇りだ。最高だ!

 

試合終了。

 

終了と共に倒れ込む選手たち。

全部出し切った!

最後まで絞り出した!

 

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激しく戦った両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

たくさんの方が鈴鹿を応援してくれました。

みなさんの声が、選手に最後まで戦う力をくれたのだと思います。

みなさん、ありがとうございました。

 

試合会場には、2020シーズンに鈴鹿で共に戦った、進藤誠司選手が来てくれました。

現在、TOKYO2020というチームの監督をしているそうです。

そしてこのチームには、昨年所属していた八木橋俊介選手がプレイしているそうです。

進藤監督、八木橋選手、がんばれー!

 

また、昨年、鈴鹿のフロントとしてお世話になった、渡邉さんや朝田さんとも再会しました。

みなさん元気そうで何よりです。

また、秋の鈴鹿で会いましょう。

 

鈴鹿サポーターに差し入れもいただきました。

みんなで美味しくいただきました。ありがとうございます。

 

選手もスタッフもサポーターも。

みんなが喜んでいました。

みんな笑顔でした。

それほどの熱戦で苦戦でした。

 

選手のみなさん、本当にありがとう。お疲れさまでした。

 

さて、この試合のVictoryCross賞(MVP)、は・・・。

悩みましたが、一晩寝て決定しました。

この試合のMVPは福元友哉選手(9)です。

1点目のアシスト、攻撃の基点となる技術。

そして今後のリーグ戦で大きな期待ができるプレイ。

いろいろ楽しみです。

福元選手、次はゴールを期待しています。

がんばってください。

 

 

 

4月29日は、以前から告知していましたAGFのグラウンド整備をします。

少しでも良いプレイができるよう、みんなで整備していきましょう。

都合のつく範囲で構いません、ご参加よろしくお願いします。

 

「第1回 芝に祈りを込めよう大会」

日時:4月29日(月・祝)13時から15時ごろまで

場所:AGFスタンド裏の階段付近に集合

 

あーーー!

勝つって最高!

あっ、次の試合も妻ノリコにおにぎり作ってもらわなきゃね。

 

ではまた。

 

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(今後の試合)

JFL第8節 5月6日13:00 対 沖縄SV@タピック県総ひやごんスタジアム

三重県選手権決勝 5月12日12:10 対 ヴィアテン三重@三交スポーツの杜鈴鹿

JFL第9節 5月19日 13:00 対 ヴィアティン三重@LA・PITA東員スタジアム

 

(今後のイベント)

「第1回 芝に祈りを込めよう大会」

日時:4月29日(月・祝)13時から15時ごろまで

場所:AGFスタンド裏の階段付近に集合

 

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このブログに使用している写真は,アトレチコ鈴鹿クラブの使用許可とJFLの確認を得て掲載しています。そのため,他での利用は絶対にしないでください。

三重県サッカー選手権準決勝 対 四日市大学

みなさん、こんばんは。

 

不思議なもので、この三重県選手権の準決勝というのは、昔から苦戦した記憶ばかりです。

 

選手のターンオーバーによる連携の不十分さや、決勝に進むという使命感、控えメンバーからのアピールなどなど、何かいつもと違う変な雰囲気があります。

 

今日もそうでした。

みんな一生懸命だけど上手く行かない。

選手の声が聞こえなくなり、黙々とサッカーをする。

変な感じがずっと続く。

なんかバラバラな感じがする。

 

チーム全体が、変な感じではありましたが、トーナメントは勝って次に進むことが大事です。

 

試合終了後、サポーターの歓声の中で、大活躍の有馬と出口が踊ってくれました。

(あんまり内容が良くなかったので、踊ってくれないかもと思ってた)

 

良かった。

 

サポーターは選手と笑顔を共にすることを、何よりも願っています。

 

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試合の朝。

 

カニシ家の下の娘さん(←サッカーに興味が無い)を駅に送っていくため、朝5時に起きる。

早い起床だが、もともと試合の前は眠りが浅いので、一発で覚醒する。

 

横断幕を車に積み込む。

雨対策のため、「運命」も「疾風勁草」も持っていかない。

大丈夫。

彼らは自分の運命を必ず切り開く。

 

東員町の試合会場に到着。

選手たちも会場入りしている様子。

仲間のサポーターが既に選手の入り待ちをしている。

 

開場と共に横断幕を掲出する。

たくさんの横断幕と3本のフラッグが今日の選手のプレイを見守る。

 

今日の対戦相手は、四日市大学(以下、四日市大と書きます)。

練習試合で何度も対戦経験があるが、大学生は急成長するので現在の力は不明。

ただ、現在、全国で行われている天皇杯都道府県予選では、大学サッカー部の躍進が著しく、鈴鹿もうかうかしていられない。

 

選手達がアップを始める。

サポーターの目の前。約3m。

逆になんか恥ずかしいくらい。

 

試合開始の時間が近づく。

いつも、この時間は嫌な感じがする。

負けに怯えるナカニシ自身を奮い立たせる時間。

 

サポーターが前向きじゃなきゃ、選手も前向きになれない。

サポーターが戦う集団とならなきゃ、選手たちも全員で戦えない。

みんなが一丸にならなきゃ、苦難を乗り越えられない。

さあ、みんなで共に戦おう!

鈴鹿一丸!

 

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 24熊谷誠也・22三好辰典

MF 18石川竣祐・23関知哉・8有馬和希・17北原大奨

DF 7桑原海人・15藤武剛・2中村俊貴・3山下宇一

GK 1出口貴也

 

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なんと!

鈴鹿は、前試合から比べるとメンバー全員の11人を入れ替えて来た!

派手なターンオーバー!

 

しかし、戦力ダウンには見えない。

逆に見てみたい選手がたくさんいる。

キャプテンマークは中村俊貴(2)が巻いている。

 

鈴鹿のフォーメーションは4-4-2。

四日市大はたぶん3-4-3。

ただ、ウイングバックが引き気味なので5バックに近い。

鈴鹿は、サイド攻撃からえぐりたいので、ウイングバックが引いているのは若干苦手にしている。

 

グラウンドは小雨ではあるものの、芝は完全に濡れている。

現時点では水溜りはできていないが、いつボールが滑ったり止まったりしてもおかしくない。

 

試合は四日市大の大きなロングフィードから始まる。

 

センターバックの、「鬼俊貴」、中村俊貴(2)

四日市大の攻撃陣の前に壁のように立ち塞がる俊貴。

ロングボールを競り合いながら迎撃するのは、俊貴の最も得意とするところ。

強い俊貴。怖い俊貴が試合を引き締める。

さらに、ディフェンスラインでのパス交換もスムーズで、ラインも高く保っている。

ディフェンスだけでなく、試合全体に影響を及ぼす厚いディフェンス構成。

キャプテンとして、チームを引っ張る俊貴。

いいぞ!

俊貴。頼むぞ!

 

前半の時間が経過していくうちに、徐々に鈴鹿の支配率が増す。

また、セカンドボールの奪い合いでは、球際でしっかり競り合っているため、良い奪い方をしている。

 

ボランチの、「鈴鹿のセキトモ」、関知哉(23)

前半、コール裏のサポーターの位置からも良く見えたのは、関知哉。

攻守に渡って、関の足元をボールが経由し、プレイが途中で止まらない。

ワンタッチでコースを変えるパスも上手く、関からの1発のパスでいきなり点が入る感じがする。

また、セカンドボールへの「寄せ」が抜群に早く、四日市大の支配率を削り取っている。

ベンチからも声がかかる。「関!バランス良いよ!」。

関はとても頭の良いプレイヤーで、自分のいるべきポジショニングの取り方が上手い。

鈴鹿の攻撃陣は、関からのパスを受けるため、斜めに走り、裏へ抜ける。

しかし、関からのボールが出るものの、雨やデコボコで足元のコントロールがしにくい。

最高のスルーパスは通せないものの、関の堂々たるプレイは見事だった。

セキトモ!ナイス!

 

鈴鹿の誇る強力両サイトハーフの、濱名真央(21)と鈴木翔太(14)はスタメン外。

しかし、右サイドハーフには、北原大奨(17)が今か今かと待ち構えている。

 

サイドハーフ、「スピードスター」、北原大奨(17)

四日市大は、ウイングバックが下がり5バックの形態。

そのため、鈴鹿の後方からのグラウンダーのパスを受けても、目指すゴールに背を向けて受けることになる。

なるべく、前を向いた状態でボールを受けたい。

鈴鹿は右の奥の奥にロングボールを放り込む。

そこは、北原ダッシュの射程圏内。

異次元のスピードで四日市大ディフェンスを置きざりにして、ボールに追いつく北原。

問答無用でただただ早い。

ボールを確保してから、中への鋭く早いクロスボールを狙うが、あと一歩が合わない。

惜しい北原!

それにしてもナイスラン!

そして・・・北原自分でシュート打っちゃえ!

 

試合は7対3で鈴鹿優位。

四日市大にシュートは打たれていないと思う。

鈴鹿は支配率をキープしているうちに先制点が欲しい。

 

試合は鈴鹿が押しているが、四日市大のセンターバックが大きく固く、なかなかシュートを打てない場面が続く。

 

サイドバックの、「くっぴー」、桑原海人(7)。

太く重い桑原のドリブル。

例え、足を出して止めたとしても、そのまま引きずっていくようなドリブル。

その桑原が、左で良い組み立てをしている。

ディフェンスラインからボールを受けて、それを整えてからサイドハーフのビルドアップしていく。

「まずはディフェンスから」をしっかりと整えておいて、一気果敢にオーバーラップする。

この試合の左サイドは、サイドバックの桑原と、サイドハーフの石川竣祐(18)が見事に整えてプレイしていた。

両者ともサイドバックが本職なので、前線からのディフェンスも非常に効いていた。

良いね。

良いね。

くっびー良いね。

元気に四日市陣内に押しこんでいきましょう!

 

試合は鈴鹿ペース。

サイドハーフを中心に、前線へボールを供給する。

 

フォワードの、「ハンター」、熊谷誠也(24)

熊谷の前線からの追走が、後方の仲間を助けている。

熊谷のプレッシャーで四日市大のディフェンスのロングフィードの精度が落ち、それを鈴鹿が回収していく。

守備と攻撃は表裏一体。

鈴鹿はボールを奪うとすぐに熊谷の裏へのスルーパスを狙うが、なかなかコースが無い。

多少、荒っぽく出しても、熊谷の体の強さならば勝負も可能だと思うが、密集地帯の激戦区でボールを待つ熊谷に、なかなかボールが入らない。

鈴鹿は2列目までは組み立てられている。

ただし、熊谷(24)と三好(22)の待つ前線に良いボールを流しこめない。

最後の精度が整わないが、熊谷の献身的な動きはとても良かった。

熊谷!

良い動きだ!

後はゴール狙っていこうぜ!

 

試合は鈴鹿ペース。

更に支配率を増し、8対2ほど。

四日市大には、ほぼシュートを打たれておらず、あとはどう崩すかにかかっている。

しかし、・・・なんかスピードが上がらない。

 

サイドバックの、「山下一番」、山下宇一(3)

今シーズン初のスタメンの山下。

カニシは山下がスタメンでプレイするだけで、ノドの奥が詰まってグッとなる。

それほど山下のプレイに期待しているし、サポーターの期待に応えてくれる選手だと思う。

山下のプレイに間違いは無く、四日市大の右からの攻撃をことごとくシャットアウトする。

この試合では、センターバックのフォローのため、中に絞るほど攻められていないので、山下のプレイは、ほとんどがサイドバックの位置。

支配率は鈴鹿が維持している。

そのため、サイドバックの積極的な攻撃参加で活路を見出したいが、前方のサイドハーフに北原(17)がいるため、山下のプレイは、少しディフェンシブ。

カニシは、山下にもっともっとアピールして欲しい。

もっともっとできるのに。

もっともっとサッカー上手いのに。

山下。

相手に合わせたリアクションじゃなく、もっともっと自分のプレイを出していこうぜ。

 

鈴鹿四日市大陣内に攻め込んでいるため、コーナーキックも多く獲得している。

今シーズンのセットプレイは、選手たちが同じ狙いに向かって動くので、とても期待できる。

こんなセットプレイが期待できるシーズンは初めてだ。ホントに。

この試合のキッカー有馬(8)からも、絶妙のボールが入っている。

これは期待できるぞ!

 

前半34分。

左から鈴鹿ボールのコーナーキック

キッカーは、有馬和希(8)。

内巻きに四日市大ゴールに曲がってくるボールが飛んでくる。

良いボールだ!

鈴鹿の選手が競り合う。

誰にも当たらず、こぼれたボールが直接ゴールイン!

ゴーーーーーーール1-0。

ひっさしぶりの得点。

ナイスキック有馬!

素晴らしい弾道のボールだった!

見事!ナイス!さすが!

バンザイして走る有馬!

 

鈴鹿の先制点後に、四日市大も押し返してくる。

点を取った後が一番危ない。

 

センターバックの、「ジャイアン」、藤武剛(15)

下はベタベタの芝、足元が悪く、いつイレギュラーしてもおかしくない。

四日市大からのロングボールの処理を誤れば、一気にゴールを狙われる。

そんな時でも、藤武のディフェンスは全くブレない。

安定して、落ち着いて、高く、硬く。

中村俊貴(2)は前に前に迎撃していくが、藤武はその背後をしっかりケアしている。

藤武上手い!

藤武のディフェンスに穴は一切なかった。

大人のプレイ!見事!

 

鈴鹿は1点リードで前半を終える。

 

嵐の前の静けさのような、そんな前半。

 

前半終了

 

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前半を終わって1対0。

 

鈴鹿の選手たちは、しっかり気持を込めてプレイしている。

鈴鹿の選手たちは、たくさんの人々が自分たちのプレイを楽しみにしているということを知っている。

サッカー選手として、立派に戦い抜こう。

 

グラウンドの雨水の状態は悪化している。

鈴鹿の選手たちも、前線でボールを受け取る際にコントロールに苦しんでいる。

クロスボールを中心に精度が悪い。

仕方のないミスが多く、奪われるたびにヒヤヒヤする。

早く追加点を上げておきたい。

 

控えの選手の練習を見ていると、1名の選手が呼ばれた。

ハーフタイムで交代のようだ。

 

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HT (OUT)3山下宇一 ⇔ (IN)26萩原大河

 

後半開始。

 

プレイ自体は悪くなかったが、山下宇一(3)が交代。

萩原大河(26)は堂々とした風格が漂っている。

大河。かきまわせ!頼むぞ!

 

前半は完全に鈴鹿のペースだった。

後半の開始から一気に追加点を狙いに行きたいが・・・。

後半から、四日市大の圧力が増す。

四日市大は球際で激しく、そしてサイドから中への斜めの走りで積極的に前に出る。

四日市大の圧力に後手を踏む鈴鹿

 

鈴鹿は徐々に引き気味となり、足が止まってしまう。

ボールはスペースではなく、味方の足元から足元へ。

スピードが上がらず、支配率を増すだけのパスが続く。

どうした?

どうしたどうした?

 

サイドハーフの、「インサイドアウトサイダー」、石川竣祐(18)

運動量も多く、長いダッシュも効果的で、プレイ範囲が広く、仲間のフォローも早い石川。

そのため、左右のサイドバックボランチなどいろいろなポジションで活躍している。

今日は、左サイドの高い位置にポジションを取っているが、中にも外にも臨機応変の動きで存在感を出している。

前半は、左サイドを上手く攻略し、中にボールを供給していたが、やはり最後の部分で精度が上がらなかった。

そして、後半は、四日市大の圧力に鈴鹿は引き始めるが、ボール奪取能力の高い石川は、前線からもチェックに走り、後方の負担を減らしている。

左を支える石川。

鈴鹿は少し我慢の時間。

石川。がんばれ!

 

鈴鹿は、パスを回す四日市大からボールを奪い、早いカウンターを狙いたい。

鈴鹿としては、ボールを支配されている時こそ、カウンターのチャンスを狙って欲しい。

鈴鹿のカウンターを待っているのは・・・カウンターの申し子。三好!

 

フォワードの、「ファイティングファルコン」、三好辰典(22)

危険な男、オレ三好辰典。

そのダッシュは三好特有で、1歩目から最大速が出るほどスピードの乗りが早い。

後半、四日市大にボールを支配される展開。

その時こそ、三好の相手ディフェンスへの圧力が効いている。

スライディングからゴールキーパーのキックをブロックする!

そして、鈴鹿がボールを奪った瞬間、スルーパスを受けられる位置で狙う。

ゴールを狙って一直線。

相手に取っては一番嫌なタイプのフォワード。

三好は、抜群の抜け出しで裏を狙うが、わずかにオフサイド

選手間の連携がわずかに合わず、半歩、パスの出るタイミングが遅い。

思うようにコントロールできないグラウンドに、三好のイライラが募る。

それでも、三好のファイティングなプレイは、サポーターを沸かせる。

みんな三好のゴールを待っている。

三好!

その力を魅せてくれ!

頼むぞ!

 

後半の半ば。

四日市大と鈴鹿のボール支配率は5分5分となっている。

鈴鹿は決定的な場面を作られていないが、鈴鹿もゴールが遠い状態。

 

途中交代で入った右サイドバックの、「タイガーショット」、萩原大河(26)

途中交代であっても、萩原のベリーホットな熱いプレイに変わりはない。

地を削り取るような激しいタックルでボールを奪い、前線に運ぶ。

ボールが重く、地面がぬかるむため、いつものスピードは出ていないか、やはり萩原の前に押し出すドリブルは効いている。

萩原。良いよ良いよ。

雰囲気を変えていこう。

相手陣内でボールを動かそう。

 

後半22分。

(OUT)17北原大奨 ⇔ (IN)14鈴木翔太

 

スピードで四日市大陣内をかき回した北原が交代し、鈴鹿のメッシ(とも言える)鈴木翔太が入る。

共にドリブラーだが、タイプが全く違う。

四日市大の対応が整わないうちに、鈴木翔太(14)がドリブルで仕掛けてゴールを狙う。

 

ボランチの、「大先生」、有馬和希(8)

この試合、最初から最後まで一番目立っていたのは、有馬和希だった。

グラウンド状態が悪く、パスの精度が上がらないと見ると、ボランチから一気にドリブルで持ち込みゴールを狙っている。

とにかく、中盤での有馬の積極的なプレイがとても良かった。

有馬のプレイは、「虚」と「実」の使い分けが素晴らしく、とても目立つプレイヤーなのに、気が付けばサラッとゴール前に出現したりする。

有馬はサッカーのセンスにあふれ、とても頭の良いプレイヤーだと思う。

後半の、三好(22)や熊谷(24)への、パスはとても惜しかった。

あと少し合っていたら、2.3点取れたプレイだつた。

惜しい!

有馬!がんばれ!

 

後半26分。

(OUT)24熊谷誠也 ⇔ (IN)25藤山恭輔

 

良く走った熊谷が交代。

グラウンドを出る熊谷の顔は悔しそうに見える。

高い位置でセカンドボールを奪い、直接ゴールにつなげるため、藤山恭輔(25)が入る。

恭輔!頼むぞ!

藤山恭輔はトップ下に入る。

 

試合は終盤に入る。

鈴鹿は追加点が取れそうで取れない。

その焦りからか、前に掛かってきた。

四日市大の大きなロングボールへの対応にミスがあると、一気に押し出されてしまう。

 

試合は5分5分の展開。

鈴鹿が幾分押しているが、四日市大も起死回生の一撃を狙って選手交代を繰り返し、前に前に走りこんでくる。

 

雨。

足元の悪いグラウンド。

使い慣れない天皇杯ボール。

一番、影響が出るのはゴールキーパー

鈴鹿ゴールキーパーは、初スタメンの出口貴也(1)

カニシが応援したくて仕方の無かった出口が出て来た!

 

鈴鹿ゴールキーパー、「鈴鹿の鼓動」、出口貴也(1)

試合の状況は悪い。

先制点の後、点が取れそうで取れない焦りがある。

後半は、支配率も四日市大に奪われ、決定的な場面が無いまま、試合時間が過ぎていく。

そんな中で・・・太鼓の音の中でも、チャントの中でも、サポーターの所へ出口の声が響いてくる。

最後方からのキーパーの声は、選手にとって神の声だ。

出口は、最初の練習の時から全選手を呼び捨てで呼ぶキーパーだった。

出口は、サポーターに対して「共に戦ってください!」と喝を入れる熱い選手だった。

出口は、大卒1年目なのにリーグ初戦で、いきなりダンスする腹の座った選手だった。

その出口貴也を応援できることが、ナカニシは嬉しくてならない。

試合終盤には、鈴鹿のディフェンスラインの隙を突き、右サイドからフリーでシュートを打たれてしまう。

ヤバイ!

その弾丸シュートを、超超スーパーセーブで弾き出し、鈴鹿ゴールを守る出口!

ナイス!

ナイスがナイス過ぎる!

グラウンドの悪い中のパスまわしや、バックパスをダイレクトでさばく場面でも、出口のボールコントロールに一度も危ない所は無かった。

活き活きとして、楽しそうにプレイする出口。

ベンチで試合を見ている時間が長かった。

だけど、その時間は無駄じゃなかった。

しっかりと準備をしていた出口。

素晴らしい!

ナイスプレイ!

見事!

 

試合時間はわずか。

点差はわずかに1点。

 

実は・・・、

私事ではありますが、この時点でナカニシはトイレに行きたくて仕方が無かった。

16年間のサポーター生活で、試合中にトイレに行ったことは無い。

とは言っても、漏らすわけには行かないし、トイレに行きたい・・・。

 

後半43分。

四日市大のコーナーキックから、鈴鹿ゴールに押しこまれたかに見えた。

あかん!

延長か?

(ということで、まだ試合は続きそうだから、トイレに行こう)

と、トイレに歩き始めると、「ナカニシさん、ファウル!ファウル!」と呼び止められる。

ゴール前でファウルがあったらしくノーゴール。

危ない!

ヤバかった!

(そしてそのままトイレに行ったナカニシ)

 

残り数分。

(すぐトイレから戻ってきたナカニシ)

 

追加点は取れなかったけど、ゴールに向かう気持ちは伝わっていた。

危ないシーンもあったけど、出口(1)、俊貴(2)、藤武(15)のディフェンスは硬かった。

鈴鹿の選手たちは最後まで立派に戦った。

 

選手たちにとって、試合内容はいまひとつ納得いかなかったかもしれない。

サポーターも、もう1点欲しかったと思う。

だけど、良い所はたくさんあった。

勝利した試合を悲観する必要はない。

みんなで戦って勝ったんだから喜ぼうよ。

 

試合終了

 

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雨の中、激しく戦った両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

大会運営をしていただいていた、サッカー協会のみなさん、ありがとうございました。

 

四日市大学さん、最後に鈴鹿サポーターにまで挨拶に来ていただき、ありがとうございました。

四日市大学のサッカーは、とても強かったです。

フィジカルも球際も強く、運動量、テクニック共に素晴らしかったです。

これからもサッカー頑張ってください。

そして、ご縁があればいつか共に戦いましょう。

 

評論家が見たとしたら、この試合内容には反省点の方が多いかもしれません。

試合後、サポーターに挨拶に来る選手たちに、元気はありませんでした。

なんとなく、みんな不完全燃焼な顔をしていました。

 

ちょっと元気はありませんでしたが、バンザイの後、ナイスプレイの有馬大先生が最高のダンスを披露してくれました。

ナイスセーブの出口貴也選手も踊ってくれました。

サッカー選手としての彼らから笑顔が、サポーターへのプレゼントだったと思います。

まだJFLですが、みんなサッカー選手です。

たくさんの人の想いを背負ったサッカー選手です。

カニシは、君たちと共にサッカーができる事を、何よりも嬉しく思います。

 

最後に。

ちょっとだけサポーターにお願いです。

選手が最後に挨拶に来るときに、みんながスマートフォンで撮影していました。

お気持ちはよく分かります。

選手の笑顔が撮影できる最高の瞬間です。

でも、もしよろしければ、スマートフォン越しではなく、肉眼で彼らの顔を見ていただきたいと思います。

そして、肩を組んで歌を歌って、サポーターもみんなで喜びを分かち合いましょう。

 

さあ行こうぜ、明日めざし。何度でも、くじけても。

さあ行こうぜ、夢めざし。歩みを、止めずに。

 

なっ!

ではまた。

 

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(今後の試合)

JFL第7節 4月27日 13:00 対 ブリオベッカ浦安習志野市秋津サッカー場

JFL第8節 5月6日13:00 対 沖縄SV@タピック県総ひやごんスタジアム

三重県選手権決勝 5月12日12:10 対 ヴィアテン三重@三交スポーツの杜鈴鹿

 

(今後のイベント)

「第1回 芝に祈りを込めて整備しよう大会」

日時:4月29日(月・祝)13時から15時ごろまで

場所:AGFスタンド裏の階段付近に集合

 

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