VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

JFL第7節 対 ブリオベッカ浦安

みなさん、こんにちは。

 

ゴールデンウイークをいかがお過ごしでしょうか?

カニシは朝の6時からずっとブログを書いていました。

楽しい!

 

昨夜、帰宅してからコインランドリーで横断幕を乾燥させていました。

カニシはその待ち時間がとても好きです。

勝利した後の余韻を、存分に噛み締めました。

良かった・・・。

勝利して本当に良かった・・・。

 

鈴鹿は、まだまだ小さなチームです。

でも、そこで行われるサッカーは、Jリーグの試合と何も違いは無いと思っています。

 

アトレチコ鈴鹿のサッカーは、たくさんの人の笑顔や涙と共にあることを、選手たちが心のどこかで感じてくれていたら嬉しいです。

 

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試合の朝。

 

早朝に自宅を出発する。

カニシは試合前にほとんど食べ物を取らないのだけど(食欲が出ない)、妻ノリコが朝からおにぎりを作ってくれている。

敗戦が続いていることを妻ノリコも良く知っている(妻は試合は見てない)。

何かを変えるために、まず自分がちゃんと、ご飯を食べろと言う。

 

とは言っても、ずっと食欲が無い。

妻の心づくしの「おにぎり」は、手を付けられないまま東京へ。

 

名古屋駅も東京駅も連休初日の混雑で、大変な人混み。

試合会場の習志野までの道中にディズニーランドがあり、親子連れもたくさんいる。

 

今日の対戦相手は、ブリオベッカ浦安(以下、浦安と書きます)。

昨年、リーグ2位の強豪チーム。

今期はなかなか勝ち点が取れていないようだが、チームとしての力は相当なものだと思う。

リーグ戦で4試合勝利の無い鈴鹿にとっては、どうしても勝ちたい試合。

ただ、浦安も当然、絶対に負けられない戦い。

 

試合会場に到着。

カニシは新幹線が遅い便だったため、先行して現地入りしたサポーターが横断幕を張ってくれている。

みんなありがとう。

カニシは、第一カッターフィールド(習志野秋津サッカー場)に初めて来たのだけど、芝の管理の凄さに仰天する。

どうやら、日本代表が練習するくらいの芝らしい。

 

会場では、昨年鈴鹿でフロントを務めていた、渡邉前社長と朝田さん(現在は浦安)と再会する。

 

試合前の準備が整う。

鈴鹿サポーターもたくさん現地に駆けつけてくれた。

そして、関東に実家のある選手や、関東の大学卒の選手が多いため、スタンドには選手の関係者もたくさん来てくれている。

ありがたい。

みんなの応援は選手の力となる。

 

カニシは全く食欲が無いが、妻ノリコの作ってくれたおにぎりをスタンドで食べる。

お茶で流し込むように胃の中に放り込む。

このおにぎりも全部選手のパワーになりますように。

 

ピリピリとした緊張感。

日本代表も合宿に使うという習志野の芝はとても良い。

曇天だが雨は止んでいる。

 

選手を信じろ。

選手たちの頑張りを信じろ。

君たちと共に戦えることがナカニシの誇りだ。

 

勝つぞ!

 

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 19人見拓哉・9福元友哉

MF 14鈴木翔太・6小野寺亮太・8有馬和希・10中村健人

DF 16堀江貴大・5平出涼・4庄司景翔・13萩原大河

GK 30平吹楽

 

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試合開始。

 

鈴鹿のフォーメーションは4-4-2。

だが、人見(19)は結構下がってプレイすることも多いので、4-2-3-1に近い。

浦安のフォーメーションは3-4-3。

守備時には5バックとなる。

なんとなく、今のJFLは3-4-3が多いように思う。

 

浦安は体が大きく背が高い。

と、毎試合書いている気がするが、JFLでは鈴鹿より体の大きいチームの方が多い。

この試合も、浦安には前線に背の高い選手が多く、高さ勝負だと怖い感じがする。

 

この試合の号砲は、鈴木翔太(14)のミドルシュートで始まる。

枠を捕らえられないが、威力のあるシュートだった。

翔太!ナイスミドルシュート

パスじゃ点は入らない。

ドリブルでも点は入らない。

点を取るにはシュートだ。

そして、シュートに至るまでのチーム内の意思統一だ。

 

試合は浦安有利。

浦安のサイドへの大きなロングボールが、深く鈴鹿に食い込む展開。

浦安は3-4-3のフォーメーションだが、サイドからクロスボールを上げるというより、サイドに展開してから、マイナス方向に戻して中で勝負してくる。

浦安のパスリズムが良く、鈴鹿は攻め込まれる展開。

 

その中からも鈴鹿はカウンター一閃。

ゴールキーパー平吹(30)のキックから、人見(19)、福元(9)とつないでシュートまで持っていく。

堅守速攻。

その鈴鹿のリズムはとても良い。

 

高さを生かして鈴鹿ゴールに迫る浦安。

ボールを奪ってから早い鈴鹿

しかし、前半の時間が進むにつれ、裏を狙う浦安に対して、鈴鹿ディフェンスは後ろに下がってしまう。

 

センターバックの、「ディフェンスマイスター」、平出涼(5)

浦安のロングボールの競り合いを、ヘディングで十分にクリアできない鈴鹿

ヘディングで激しく競り合ったボールは、飛距離が出ず、ルーズボールになることが多い。

しかーし、それを平出が見ている!見えている!

ルーズボールにいち早く反応し、ギリギリのスライディングをピシッと決める!

また、浦安の裏を狙うプレイに対して、抜群の読みと反応を見せる平出。

もう「さすが平出」としか言いようがない。

鈴鹿のゴール前は、平出涼の目が光っている。

平出がゴール前にいるというだけで、サポーターはとても心強い。

平出、ちょっと押されてるけど、頼むぞ!

 

鈴鹿の押されている展開。

だけど、堅守速攻は徹底している。

 

前半7分

センターバックの庄司(4)のくさびのパスが突き刺さる。

フォワードの福元(9)のベリーナイスタッチを有馬(8)が受ける。

有馬(8)からスーパーパスが走り出す福元へ。

福元の早くて鋭くいクロスボールに人見(19)が走り込んでいる。

マークはついていない。

人見!!!

ゴーーーーーーール!!!1-0

たくさんの選手が絡み、スムーズに流れるようなナイスゴール!

福元の動きも極上!

有馬のパスも絶品!

そしてマークを外して中に飛び込んでくる人見拓哉最高!

 

鈴鹿先制の後、浦安の猛攻が続く。

高さの優位を活かすため、浦安はロングスローも放り込んでくる。

 

フォワードの、「明鏡止水」、人見拓哉(19)

フォワードとしての天性の才能を持ちながらも、チームプレイのため献身的に動ける選手。

この試合でも、高さで押し込まれる場面で、中盤より後ろまで下がり、ディフェンスにも入っていた。

それでも前線の福元が孤立した感じが無いのは、人見の運動量が膨大なためだと思う。

攻守ともに足元が上手い。

人見は足元の上手さだけではなく、パスもヘディングも抜群。

トラップだけでサポーターがその神技にどよめく。

先制点も落ち着いて押しこんだ。

鏡のような水面の心を持ちながらも、その炎の爆発力は最高。

人見最高!

人見大好き!

がんばれ人見!

 

浦安は高さだけでなく、セカンドボールへの寄せが早い。

選手間の距離が近く、要所要所で鈴鹿に対して数的有利を作り出している。

リーグ戦で下位のチームとは思えない。

強い。浦安強い。

 

押し込まれる鈴鹿

サイドバックの裏を狙われるため、鈴鹿サイドバックが高い位置を取れない。

そのため、サイドハーフが孤立してしまい、鈴鹿はサイド攻撃が不発に終わる。

この試合を通して、鈴鹿コーナーキックの本数が「0」だった。

それほど、サイドから深く攻められなかった。

 

鈴鹿の先制後は、鈴鹿ディフェンスに浦安攻撃陣3人が張り付く形となる。

ずるずると鈴鹿のディフェンスラインが下げられていく。

鈴鹿陣内でのプレイが続く。

劣勢の中、ボランチの有馬(8)が良い声を出し、流れを変えようとしている。

声もプレイのひとつだ。有馬。ナイスプレイだ!

 

ボランチの、「大先生」、有馬和希(8)

この試合、特に前半は有馬の声が良く聞えた。

サポーターにも聞こえる良い声と、前向きで的確な指示。

「かじ取り役」というボランチにふさわしい良い指示はナイス。

有馬は、声だけでなく、自らのプレイでも指示をする。

自ら走って2列目から飛び出し、チーム全体を前に引っ張りあげる。

また、自分自身も下がりすぎないように1歩でも前に出てボールを受ける。

有馬の声とプレイでサポーターの気持ちも高まる。

前半は特に鈴鹿は劣勢だった。

しかし、浦安にフリーで崩される場面はなかった。

有馬がきちんと浦安のパスコースを切っている。

絶対に通しちゃいけないコースはきっちり押さえている。

有馬!良いぞ!

この試合勝とうぜ。

勝って鈴鹿に笑顔を届けようぜ!

 

浦安のサイドからの攻撃。

浦安のハイボールからの展開。

鈴鹿は劣勢ではあるが、対応はちゃんとできている。

やられていない。やらせている感じ。

 

守りつつ、速攻で蜂の一刺しを狙う。

 

サイドハーフ「キャプテン」中村健人(10)

後方のサイドバックの萩原大河の攻撃力を活かすため、健人は少し中に入りつつ、萩原の進路を空ける。

そして、健人からのスルーパスで人見(19)、福元(9)、大河(13)、そして後方から飛び出す有馬(8)が活きる。

健人がボールを持った時が、サポーターの期待値がMAXになる瞬間。

前半、鈴鹿は攻撃のチャンスが少ない。

しかし、その切り替えのスイッチを押すのは中村健人だ!

くさびのパス。スルーパス。ノールックパス。

健人の怖さは浦安にも研究されている。しかし、鈴鹿はやられっぱなしじゃない。

この試合、健人は攻撃のチャンスをうかがいながら、フィジカルに勝る浦安攻撃陣を下がりながら挟んで十分にディフェンスしていた。

競り合うというより、奪い取るディフェンス。

上手い。

健人!

がんばれ!頼むぞ!

 

鈴鹿は押されているが、やられてはいない。

ただ、高さで上を行かれているため、ピンポイントのクロスが入ると決められかねない。

なるべく鈴鹿の支配力を増し、浦安の攻撃チャンスを減らしたい。

 

ボランチの、「ゲームメイカー」、小野寺亮太(6)

小野寺のプレイは、個の力ではなく、衆の力を増幅させる。

選手の個のプレイを、点から線に、そして線を面にすることができる。

チームのプレイに鈴鹿の色を付けて、それを全体にいきわたらせる。

小野寺の人にはできない唯一無二のプレイが、この試合でも輝いている。

変幻自在に動くボランチの有馬(8)とは対照的に、小野寺は攻撃の時も守備の時も、チームの真ん中でボールを捌いている。

小野寺のゲームメイクで、攻守共に選手が動く「間」が作られる。

普通に見ていると、なにげない「間」だけど、その一呼吸が決定的なプレイを生み出す。

前半は特に押しこまれていた。

それでも鈴鹿が失点しなかったのは、小野寺(6)、有馬(8)が中盤を自由にさせなかったためだと思う。

鈴鹿のゲームメーカー。鈴鹿のプレイメーカー。

小野寺。頼むぞ!

 

浦安は鈴鹿陣内に攻め込んでいるため、セットプレイを多く獲得している。

背の高い選手に向けて、奥のファーサイドからの折り返しを狙う。

また、ロングスローでも鈴鹿のゴール前を脅かす。

しかし、今シーズン鈴鹿のセットプレイは変わった。

攻撃も守備もセットプレイ時の隙が無い。

再三のピンチを選手全員で防ぐ。

よしよし。

大丈夫。大丈夫。

 

試合開始から曇り空の習志野だったが、急に激しく雨が降ってきた。

本降りの雨にスタンドでも傘やカッパの準備でバタつく。

 

グラウンドも一気に水がぶちまけられた状態になる。

 

・・・何かが乱れた。

 

前半39分

浦安が右から攻撃。

浦安の選手がトップスピードで後ろから追い越していく。

中への折り返しを、頭で決められて失点。

完全にやられた。

1-1

 

急な雨で、何かが乱れた。

一瞬の隙ができた。

悔しい。

カニシがもっと応援していたら。

もっと、雰囲気を作れていたら防げたゴールだ。

こんな急な変化の時こそ、サポーターがもっと集中するべきだった!

選手達すまん。

 

鈴鹿ゴールキーパー、「リベロキーパー」、平吹楽(30)

攻め込まれる展開。

平吹のボールタッチも多い。

また、セットプレイ時の高さに対応するため、かなり神経を使って前に飛び出している。

そして、鈴鹿がピンチで攻め込まれた時こそ、平吹が目を光らせて狙っている!

平吹はゴールキーパーだけど、守るタイプの選手じゃない。

平吹がキャッチした時が、鈴鹿の守備が終わり、攻撃が始まる瞬間。

平吹からの大きなキックが、福元(9)や人見(19)へピンポイントで飛ぶ。

風がほとんどないため、サイドにオーバーするキックは無い。

平吹!

がんぼれ!

狙えアシスト!

 

試合は4対6で鈴鹿が押されている。

ただ、崩されてはいない。

鈴鹿も攻撃は積極的で、前に向かう強い意志が感じる。

試合的には五分五分。

浦安は強い。

負けても勝ってもおかしく無い。

 

前半終了

 

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ハーフタイムも雨が降っている。

雨の時の失点が悔しくて、ナカニシは腕組みをしたまま、黙って濡れている。

濡れたユニフォームが体に張り付き、少し風が吹くとめちゃくちゃ寒い。

 

試合は五分と五分。

しかし、試合展開自体は浦安のやりたいことをされている。

 

とにかく鈴鹿は支配率を増し、攻撃のチャンスを増やし、相手陣内でプレイをしたい。

また、強いフィジカルでセカンドボールを奪われており、浦安の攻撃チャンスが波状攻撃になるのは避けたい。

 

後半から変化が無ければ、失点シーンをまだ見ることになるかもしれない。

 

鈴鹿の選手たちは、しっかり気持を込めてプレイしている。

気合も気迫も感じる。

だからこそ勝たせてあげたい。

 

みんなで笑って鈴鹿に帰ろう。

 

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フィジカルと高さ。

浦安の強い部分が出ている。

それを抑えるために、後半から藤山恭輔(25)を投入するかも思ったが、選手交代は無し。

前半のままではいけない。後半の変化が必要。

 

後半開始。

 

カニシの感覚かもしれない。

気のせいなのかもしれない。

後半から、鈴鹿センターバックの動きが変わった気がする。

 

センターバックの、「ハイジャンパー」、庄司景翔(4)

後半から庄司が平出(5)より体半分、前に出た。

前に出て、攻撃のように迎撃する庄司。

自分より高身長の相手に対し、待って対応するのではなく、思いっきり前向きに競り合う庄司。

後ろは平出に任せる!庄司は前に出てぶちかませ!

庄司がパワフルなプレイで浦安を押し返す。

少しずつ鈴鹿が前に出始める。

庄司が浦安の攻撃陣に負けなきゃ、鈴鹿は大丈夫。

庄司!負けんな!

庄司!やられんな!

庄司!がんばれ!

この試合、庄司のプレイが明暗を分けるぞ!

 

後半の鈴鹿は、球際でより激しく競り合っている。

高さで上をいかれても、全身で競り合って自由にさせない。

1歩目が早く、ボールを奪う確率が増えた。

セカンドボールを徐々に支配し始める鈴鹿

 

後半も狙っているゴールキーパー平吹(30)からのロングフィード

もう、神話に出てくる神の雷のような超超高精度レーザービーム!

それを走りながら完璧にコントロールしたのは、右サイドバックの萩原大河(13)!

スタンドのサポーターがどよめく(それほど凄いボールコントロールだった)。

萩原大河(13)から流れるような折り返し。

福元(9)が中で合わせるが、わずかにゴールを捉えられない。

惜しい!!!

 

サイドバックの、「タイガーショット」、萩原大河(13)

前半の大河は、少し下がり気味で中にしぼり、相手のシュートコースのブロックに集中していた。萩原の鋭いキレキレの動きは、攻撃だけじゃなく、守備時にも輝いていた。

浦安は、大河の裏のスペースを狙ってきており、なかなか高い位置を取ることができなかった。

後半は鈴鹿が押し戻す展開。

萩原が徐々にポジションを上げてきた。

右サイドに人見(19)が流れてきて、オトリとなりパスの受け手となる。

萩原街道が目の前に広がる。

大河!走れ!

鈴鹿の右からの攻撃は大河次第だ!

GOタイガー!

 

サイドハーフの、「リトルマジシャン」、鈴木翔太(14)

福元(9)、人見(19)のフォワードがフレキシブルに動き、相手の3バックを引き付けている。

鈴木翔太は浦安のウイングバックの裏を狙いたいが、その天才的なドリブルは浦安に警戒されている。

自らのドリブルでチャンスがなかなか作れないが、福元(9)のポストプレイから、ゴール前に進出する鈴木翔太

セットプレイのこぼれ球をミドルシュート

浦安ディフェンスが体を投げ出してシュートブロック!

浦安は鈴木翔太を警戒しているが、1試合を通して翔太を捕まえていることは不可能。

後半からは特に鈴木翔太の攻撃的なプレイで浦安のディフェンスが乱れる。

右から萩原大河(13)、左から鈴木翔太(14)!

後半序盤。鈴鹿の左右からの攻撃が続く。

 

そして。

 

後半12分。

中盤の小野寺(6)がボールを支配する。

小野寺からポジションを前に上げた有馬(8)へ。

サイドバック堀江貴大(16)がボールを受ける。

浦安陣内の半ばほど。堀江のアーリークロスが火を吹く!

中央で駆け引きをして、マークを外す動き出しをしたのは・・・

人見拓哉!背番号19!

人見のダイナミックヘディングシュート!

浦安のディフェンスがクリアしようとするが、その威力のままゴールに入る。

ゴーーーーーーール!!!2-1

 

オウンゴールかと思われたが、ナカニシの判定では間違いなく人見のゴール。

完全に人見のゴールで間違いない。

(なぜか平出涼(5)に抱き着く平吹楽(30))

(点を取った感じを出す萩原大河(13)と鈴木翔太(14))

(しぶくガッツポーズの人見拓哉(19))

2点目をアシストしたのは堀江貴大(16)。

実はこのアーリー気味のクロスは、前半でも堀江は狙っていた。

 

サイドバックの、「左の射手」、堀江貴大(16)

サイドバックのゴリゴリ行く萩原大河(13)と異なり、堀江はデビット・ベッカムみたいな超高精度のクロスボールを、ピンポイントで狙える技術がある。

ドリブルで深く攻め込まずに、早い段階で放り込むので、相手も守りにくい。

セットプレイも蹴る堀江の精度の高いクロスボールは、鈴鹿フォワードの福元(9)、人見(19)と大変、相性が良い。いいぞ!堀江!

ディフェンス時にも、堀江はフィジカルの強い相手に対して堂々とした勇敢なプレイで鈴鹿ゴールを守る。

運動量も多く、中盤にも顔を出し、体を張ってプレイしている。

堀江が頼もしさったらない。

堀江。良いよ良いよ。

鈴鹿で絶対に成長しようぜ。

 

鈴鹿は緩急をつけた攻撃をしている。

小野寺(6)は展開を焦らない。

有馬(8)が相手の嫌な位置に動く。

健人(10)は前の走り出しとタイミングを合わせる。

平吹(30)からのロングボールが矢のようにサイドに飛ぶ!

鈴鹿の多彩な攻めが、浦安に守りにくくさせている。

鈴鹿は積極的なプレイ。

ゴール前のフィニッシュが意志統一されている(どんな狙いかは内緒)。

 

後半の半ばまでは鈴鹿ペースだった。

しかし、後半の半ばを過ぎると、浦安は体の大きな選手を前線に投入してきた。

浦安はディフェンスを下げて、攻撃的な選手が入る。

鈴鹿は、前半のように徐々にラインが下がる。

しかし、前半とは違う!

 

センターフォワードの、「鈴鹿の矢」、福元友哉(9)

押し込まれて、少しずつ下がる鈴鹿

しかし、押し返して攻撃の展開を作るのはフォワードの福元。

後方からの精度の悪いクリアボールであっても、福元が足元のテクニックを生かし、体を張って確保し、攻撃に繋げて行く。

福元の足元のテクニックから、人見(19)が走り、健人(10)がつなぎ、翔太(14)が動き出す。

福元の信じられないような足元の技術に、スタンドの大学生っぽい人たちが、「すげぇ」と言っている。

そうです!福元は凄いんです!そんな凄い選手が鈴鹿にいるんです!

福元が前線にいるため、浦安は押し上げきれない。

浦安のディフェンスと攻撃陣の間にスペースができ、そこを鈴鹿がカウンターの基点とする。

福元が浦安を押し下げるプレイをする。

福元、がんばれ!

 

鈴鹿は押し込まれているが、崩されてはいない。

庄司(4)が伸び伸びとヘディングでクリアしている。

試合の中で、前半より成長した庄司景翔(4)。

 

中盤の底も、有馬(8)と小野寺(6)で万全。

有馬(8)の運動量は落ちず、鋭いスライディングでピンチを未然に防ぐ。

小野寺(6)は中のパスコースを切り、浦安に中央の危険な場所でプレイさせない。

鈴鹿ディフェンスは、中をしっかり固めており、浦安をサイドに押し出し、ゴール前から遠いところでプレイさせる。

浦安は思い切りよくロングショートも狙うが、ペナルティエリア外からなら、鈴鹿ゴールキーパー平吹(30)は、99%止める!

 

後半32分

(OUT)16堀江貴大 ⇔ (IN)7桑原海人

(OUT)14鈴木翔太 ⇔ (IN)18石川竣祐

 

「闘志天翔」桑原海斗(7)が入る。

体は小さいが、プレイはデカい!

 

そしてスピード、スタミナ、強い気持ちが抜群の石川竣祐(18)が入る。

石川の運動量は、どうしても選手に疲れの出る時間帯に、大きな武器となる。

そして石川(18)がいきなり見せ場を作る。

右サイドから萩原大河(13)が持ち込み、相手を引き付けて中村健人(10)へ。

健人が精度の高いクロスボールを中へ折り返す。

遠いサイドから、石川が走り込んでくる。

石川のヘディングシュートは、浦安ディフェンスと激しく競り合ったため、ゴールならず。惜しい!

 

後半36分

(OUT)10中村健人 ⇔ (IN)25藤山恭輔

 

カニシは祈る。

恭輔が入ったから大丈夫だ。

恭輔は絶対にやられない。

恭輔は絶対に負けない。絶対に大丈夫だ!

試合後、Nカメラマンの写真を見た。

試合に入る時の恭輔の表情に背筋が伸びた。

ホームページの選手紹介の恭輔の顔と比べて欲しい。

猛烈に戦う選手の顔をしている。

やってやるぞという気合をビンビン感じる。

こんな凄い顔をして、こんなに気持ちが入っている選手いる?

恭輔なら大丈夫。

頼むぞ!

 

出場してすぐに、浦安の右サイドからの攻撃を、完全にストップする恭輔。

とにかく対人が強く、1対1で恭輔が負けるところを見たことがない。

鈴鹿は途中交代で入った選手の動きも良い。

桑原もナイフのような切れ味のスライディング!見事に決まる!

 

福元(9)が前線でカウンターを受ける。

前線で張る福元がいるため、浦安は上げきれていない。

素晴らしい存在感。ボールのないところでも福元は駆け引きをしている。

 

後半43分

(OUT)19人見拓哉 ⇔ (IN)22三好辰典

 

三好、いつどこでどんな時でも、三好はゴールを狙え!

ゴールだけ狙って良い!

三好が相手ゴールに迫る事こそ鈴鹿のディフェンスで、それがチームプレイだ!

 

鈴鹿は慌てない。丁寧に繋ぐ。

パスの1本1本が勝利に1歩ずつ近づいていく。

 

鈴鹿の集中は切れない。

選手間の声も出ている。

サポーターの声も途切れない。

鈴鹿は守る。守る?単に守っているわけじゃない。

守りながら攻めている。攻めるように守っている。

 

福元(9)から左を爆走する石川(18)へ。

浦安のディフェンスの頭を越える絶妙のボール。

石川のシュートは浦安ゴールキーパーのファインセーブで惜しい!

 

桑原(7)からのロングボールに対して三好(22)が好反応で裏を狙うが、わずかにオフサイド

三好、気にするな!狙え!

 

平出(5)がシュートブロック。

庄司(4)が跳ね返す。

小野寺(6)が拾う。

福元(9)がオーバーヘッドでクリア。

 

大丈夫だ。

これほど集中していたら絶対に失点しない。

大丈夫だ。

みんな最後の最後まで振り絞るように力を出し尽くしている。

大丈夫だ。

みんなみんなサポーターの誇りだ。最高だ!

 

試合終了。

 

終了と共に倒れ込む選手たち。

全部出し切った!

最後まで絞り出した!

 

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激しく戦った両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

たくさんの方が鈴鹿を応援してくれました。

みなさんの声が、選手に最後まで戦う力をくれたのだと思います。

みなさん、ありがとうございました。

 

試合会場には、2020シーズンに鈴鹿で共に戦った、進藤誠司選手が来てくれました。

現在、TOKYO2020というチームの監督をしているそうです。

そしてこのチームには、昨年所属していた八木橋俊介選手がプレイしているそうです。

進藤監督、八木橋選手、がんばれー!

 

また、昨年、鈴鹿のフロントとしてお世話になった、渡邉さんや朝田さんとも再会しました。

みなさん元気そうで何よりです。

また、秋の鈴鹿で会いましょう。

 

鈴鹿サポーターに差し入れもいただきました。

みんなで美味しくいただきました。ありがとうございます。

 

選手もスタッフもサポーターも。

みんなが喜んでいました。

みんな笑顔でした。

それほどの熱戦で苦戦でした。

 

選手のみなさん、本当にありがとう。お疲れさまでした。

 

さて、この試合のVictoryCross賞(MVP)、は・・・。

悩みましたが、一晩寝て決定しました。

この試合のMVPは福元友哉選手(9)です。

1点目のアシスト、攻撃の基点となる技術。

そして今後のリーグ戦で大きな期待ができるプレイ。

いろいろ楽しみです。

福元選手、次はゴールを期待しています。

がんばってください。

 

 

 

4月29日は、以前から告知していましたAGFのグラウンド整備をします。

少しでも良いプレイができるよう、みんなで整備していきましょう。

都合のつく範囲で構いません、ご参加よろしくお願いします。

 

「第1回 芝に祈りを込めよう大会」

日時:4月29日(月・祝)13時から15時ごろまで

場所:AGFスタンド裏の階段付近に集合

 

あーーー!

勝つって最高!

あっ、次の試合も妻ノリコにおにぎり作ってもらわなきゃね。

 

ではまた。

 

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(今後の試合)

JFL第8節 5月6日13:00 対 沖縄SV@タピック県総ひやごんスタジアム

三重県選手権決勝 5月12日12:10 対 ヴィアテン三重@三交スポーツの杜鈴鹿

JFL第9節 5月19日 13:00 対 ヴィアティン三重@LA・PITA東員スタジアム

 

(今後のイベント)

「第1回 芝に祈りを込めよう大会」

日時:4月29日(月・祝)13時から15時ごろまで

場所:AGFスタンド裏の階段付近に集合

 

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