VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

東海リーグ第8戦目 対 Chukyo Univ FC

みなさんこんばんは。

試合終了してから,朦朧としてました。
ボランティアスタッフの仲間と会場を片付けてたのですが,全然頭がまわっていませんでした。
帰宅してから,あまりの体調の悪さに,少しダウンしていました。



朝,6時ごろに起床。
ごそごそと起きだして,車に荷物を積み込む。
久しぶりのホーム戦。
しっかりとボランティアスタッフの役目を果たしたい。
荷物も,準備も多い。

ボランティアスタッフの活動は,12時から。
なのに,ナカニシは8時には会場入り。
試合開始7時間前の入りは,今までの試合の中でもダントツに早い。
いてもたってもいられない。

今日の対戦相手は,Chukyo Univ FC(中京大学)(以下,CFCと書きます)
春の対戦では2-0で勝利しているが,大学生は春からの新チームがそろそろ整ってくる頃。
夏の大学生は怖い。

AGFに着いても,特にすることもなく,ウロウロしながら時を待つ。
ただ,ジッとしているだけで,汗がダラダラ流れる。
もう1リットル近い水を飲んでいる。
これは厳しい試合になるぞ・・・。

ボランティアスタッフの仲間達と,会場の設営を行う。

チームのイベントが終わり,試合が近づく。

何をやっても,どこでやっても,サポーターがやることに変わりはない。
俺たちはいつでも,選手と共に闘うだけ。

いくぜ!

本日のスタメン(以後敬称略)
FW 9柿本健太・7リンタロウ
MF 10堀河俊大・20江頭一輝・3藤田浩平・14吉田光
DF 6冨士祐樹・15キローラン木鈴・4藤井竜・13藏川洋平
GK 1曵地裕哉

試合開始。

両チーム共にロングボールを放り込む形で試合が始まる。

鈴鹿は長身の柿本(9)リンタロウ(7)に合わせて,ポストプレイを狙う。
CFCは,低い弾道のボールで,一気にディフェンスの裏を狙う。

鈴鹿の心臓」ボランチの藤田浩平(3)。
試合の主導権争いに,一手早く絡んでいく藤田。
江頭(20)とのダブルボランチが,CFCの中盤をしっかりと抑えている。
そして,どちらかというと,いつもより前目にプレイしている。
攻撃面でも影響力が大きく,思い切ったロングシュートも放つ。
前半の序盤,藤田から堀河(10)への展開が多い。
藤田が鈴鹿の細部まで血液を送り込む。
悪くない。順調に流れている。

サイドハーフ「キャプテン」堀河俊大(10)。
試合前半,堀河のテクニックが光り輝く。
ロングボールをピタリと納めて,前線のリンタロウへ。
また,ドリブルからもグイグイ抜いていき,ゴール前の柿本に良いボールを出している。
堀河から得点の臭いがする。
リズムも良い。
堀河からサッカーが楽しくなる音がする。
ガンバレ!!!

前半の序盤は,鈴鹿がCFC陣内でプレイする時間が多い。
パスも良くまわっている。
しかし・・・,なんか違和感がある。

カニシの感じた違和感。
それは,CFCが鈴鹿に競合いで負けていないこと。

柿本,リンタロウへのロングボールは,CFCディフェンスに迎撃されるか,5分で競合ってこぼれている。
中盤の当たりあいでも,鈴鹿の選手に引けを取らない。
CFCのフォワードはそれほど高くないが,スピードは群を抜いて早く,ディフェンスの木鈴(15),藤井(4)もかなり気を配っている。

CFCは,春と全く違うチームになっている。
これは強い。

サイドハーフの「ライジングサン」吉田光(14)。
CFCのヨセが早く,自由にプレイできていない。
いったん後ろの藏川に戻して,自分が前に出たいが,CFCは鈴鹿のサイドをしっかりとケアしている。
窮屈な中でプレイするヒカル。
何度かドリブルで中に進入するが,CFCの堅固なセンターバックに阻まれ,得点できない。
ガマンのプレイが続く。
イメージ 1


押しているものの,シュートまで行けない。
嫌な感じ・・・。

前半18分。
左45度の位置からフリーキック
蹴るのは堀河俊大(10)。

少し曲がって,少し落ちる堀河ボールに反応したのは・・・。
藤井竜(4)!!!
高いボールではなく,低い弾道のボールをCFCディフェンスより一歩先に触る。
コースを少し変えたヘディング!

ゴーーーーーーール!!!1-0


見事なシュートにスタンドが沸き立つ!
サポーターに指を突き上げる藤井。
藤井!
ナイスだ!
イメージ 2


そして,前半20分。
江頭(20)がボールを持つ。
同じボランチの藤田(3)が,前線に飛び出す。
江頭からのパスを藤田が受けるその時・・・。
後ろから爆走してくる堀河(10)。
堀河はトップスピードのまま,藤田のスルーパスを受け・・・。
ループシュート!!!
イメージ 3

うわっうわっうわっ!

ゴーーーーーーール!!!2-0


藤井のゴールの興奮冷めやらぬままの追加点。
ここのところ,鈴鹿のゴールは後半ばかりだったので,前半のゴールは嬉しい。

この試合後に,サポーターの仲間が言った。
「2点入った時に,勝ったと思わなかったか?」
恥ずかしことだが,2点入ってナカニシは勝ったと思った。
あの鈴鹿のディフェンスが,これから3点失点することは考えられなかった。
・・・・・・・・
・・・・・・・・

センターバックの「飛竜乗雲」藤井竜(4)。
CFCの攻めは,ボランチセンターバックの間に入ってきて,走るスペースを作ってから,スルーパスに走るという感じ。
タイミングを作る前に,細かく動いて揺さぶっている。
この試合では,どちらかというと,木鈴(15)が前に出て,藤井が裏のケアしているように見える。
トヨタ蹴球団戦は,2人が横並びに近かったので,今回はちょっとコンビネーションが違う。
実際にこの試合は,木鈴と藤井の距離が近いため,ディフェンスラインでまわすパスが少なく,早め早めに前線に放り込んでいる。
鈴鹿の守備の要,藤井に不安は無い。
藤井,頼むぞ!!!

サイドバックの「永遠の若手」藏川洋平(13)。
この試合でも藏川らしさを遺憾なく発揮し,サイドバックからフィールド全体へのゲームメイクをしている感じ。
鈴鹿の右サイドをしっかりと固めた上で,前線の柿本やリンタロウに高精度のクロスを供給している。
前半は,試合のリズムは鈴鹿が握っている。
藏川にはそのリズムが良く分かっている。
蔵さん,頼みます!!!
イメージ 4


前半の終盤に入る。

急に,本当に急にCFCのペースが上がったように感じる。
CFCの前線が,単独でドリブル突破で勝負に出てくる。
急なチェンジオブペースに,一瞬,空白となる鈴鹿ディフェンス。
曵地のファインセーブで難を逃れたが,鈴鹿のディフェンスにしては珍しい空白だった。

そして前半の残り時間,CFCはボールも人も動き出し攻勢を強める。

サイドバック「左サイドのジェントルマン」冨士祐樹(6)。
試合の流れが読める違いの分かる男,冨士が前半の終盤中へ絞ってディフェンスしている。
サイドの突破に対しては,サイドハーフの堀河が対応している。
サイドを捨ててでも,試合を落ち着かせるために,中で体を張る富士。
バタバタしていない。
集中している。
鈴鹿のディフェンスは大丈夫だ!!!
イメージ 5


ところが,前半38分。
左サイドからCFCのクロスが,鈴鹿の選手の手に当たってしまう。
ハンド???
PK???

ゴール前に仁王立ちのゴールキーパー曵地(1)。
イメージ 6

コースは読んでいたのだが,ゴール角に決められてしまう。
2-1。

そして,この得点からCFCの攻勢はさらに強まる。

1歩目のヨセが鈴鹿より早く,鈴鹿が半歩遅くプレイしているように見える。
先にコースを切られて,出しどころがなく,結果的に厳しい所へ出してカウンターという場面も。

何とか耐えて前半終了。



ハーフタイム。
疲れて腰を下ろすナカニシ。
風はあるものの,暑さは変わらない。
水分を取った途端,汗がダラダラと出てくる。

グラウンドでは,水戸ホーリーホックからレンタルで戻ってきてくれた,岡田明久選手の挨拶が行われている。
オ・カ・ダ!オ・カ・ダ!オ・カ・ダ!
岡田選手のチャントがこだまする。

後半はさらに選手たちに厳しいコンディションとなるだろう。
暑さの中で十分なパフォーマンスを見せるというのは大変だ。

サポーターの応援に気持ちを込めねばならない。
その想いが選手の背中を押すように。

ここが踏ん張りどころだ。



後半開始。
(OUT)14吉田光 ⇔ (IN)25矢野純平

厳しい状況こそ真価を発揮する純平がグラウンドに入る。

後半開始から鈴鹿の攻撃が鋭い。
CFCの前線とディフェンスが開き始めて,中盤にスペースができたため,そこを江頭がキッチリ抑えている。

ボランチの「コンダクター」江頭一輝(20)。
厳しいコンディションだが,江頭の動きは試合の最後まで落ちることはなかった。
特に後半は,両チーム共に疲れが出てきたため,中盤で江頭のボールタッチを見ることが多かった。
江頭が攻撃のキーを握る。
鈴鹿の前線で張っている,柿本(9),リンタロウ(7)が,走り出す。
ガンバレ江頭!

フォワードの「ER7」エフライン・リンタロウ(7)。
後半早々,セットプレイのこぼれ球をフリーで受けて,シュートを放つが枠を越える。
さらに,サイドの崩しからマークを外してシュートを打つが,キーパー正面。
良い位置でマークを外してシュートを打つっているが,この日のリンタロウは,なかなか点を決めることができない。
悪い動きではない。
攻撃もディフェンスもがんばっている。
しかし,得点が・・・取れない。
イメージ 7


後半の序盤。攻勢は鈴鹿
しかし,競り合いは相変わらず5分と5分。
CFCは強い。かなり強い。

鈴鹿はセットプレイで良い形ができている。
堀河のコーナーキックキローラン木鈴がドンピシャヘッド!
惜しくも,惜しくもバーに当たってしまう。
イメージ 8


フォワードの「鈴鹿の大砲」柿本健太(9)。
圧倒的な制空権を持っているが,競合いでコースをそらされるため,良いところに落として次につなげられない。
柿本の落としを,リンタロウや堀河や江頭が狙っているが,それが足元に落ちてこない。
柿本にはCFCのセンターバックがべったり付いている。
柿本の強さは高さだけではない。
シュートの迫力と正確さは,点取り屋の名にふさわしい。
後半,ドッカンミドルシュートを放つが,CFCゴールキーパーに弾かれる。
もう少しだけど,ゴールが遠い。
イメージ 9


後半23分。
ウォーターブレイクで水分補給の時間。
選手達が水を飲みながら,体や首筋にも水をかけている。
16時をまわり,日が落ちてきたが,グラウンド上はまだ灼熱。
ここからさらに厳しい時間が始まる。

ウォーターブレイク終了後。
ほんの少しずつ,鈴鹿の選手の出足がCFCに遅れ始める。
CFCも疲れている。
しかし,より鈴鹿のほうが疲れているように見える。

後半27分
(OUT)9柿本健太 ⇔ (IN)18近藤和哉

CFCも同様に選手交代。
後半の運動量が落ちた時間がどう転ぶか?

後半30分。
鈴鹿の左サイドを突破される。
鈴鹿の選手の足が追いつかず,スライディングするが届かない。
中に進入され,折り返されて失点。

2-2。

後半のこりわずかで同点にされる。
鈴鹿の運動量は目に見えて落ちている。
そのタイミングで同点。
そして,CFCは波に乗り始める。
勢いづいた大学生は怖い。

応援しなきゃ。
こんな時こそ,ガーーッと応援しなきゃ。

しかし,気がつくとナカニシの声が途切れている。
自分では止めている気はないのだけど,知らぬ間に声が出ていない。

自分の体が,自分で無いように感じる。

この試合を何とか!
何とか勝ちたい!
頼む!

ゴールキーパーの「俺たちのヒッキー」曵地裕哉(1)。
後半の終盤,曵地から声が特に出ている。
それほどCFCは波状攻撃をかけてきており,鈴鹿の選手が後手後手に回っている。
藤井(4),曵地(1),木鈴(15)で何とか踏みとどまり,藏川(13),冨士(6)でフォローする総力をあげた守備。
しかし,中盤の運動量で上を行かれ,CFCのパスの供給が止まらない。
何とか持ちこたえてくれ!曵地!!!

後半から入っている「不死鳥」矢野純平(25)。
右サイドでしつこい守備をしているが,この試合では攻撃面で良い動きをしている。
ドリブルで突破し,ペナルティエリア内に侵入したり,ダイビングヘッドであわやゴールの場面を作ったり。
中盤の運動量が落ちているため,フォワードと中盤の間に入るようなポジションでプレイしている。
攻守の切り替えのポイントは矢野純平。
純平,前へ前への純平のプレイを見せてくれ!!!
イメージ 10


後半途中から入っている「爆撃機」近藤和哉(18)。
仲間の足が止まってきた時間帯。
和哉が左サイドを突破し,チャンスを作る。
後半は特に和哉の走りが目立っている。
和哉,前への推進力を。
前へ前へ。

試合は最終盤へ。

鈴鹿の選手はへとへとに疲れている。
足を痙攣させる選手も出てきた。
CFCも前線と最終ラインの間は空いてきたが,それでも良く走り,良く当たってくる。
確かに厳しいコンディションだが,ここまで,鈴鹿の選手が疲れたプレイを見るのはナカニシも始めて。

センターバックキローラン木鈴(15)。
守りのスペシャリストの木鈴。
そのプレイスタイルは,地味なほどセーフティー
キッチリと精度の高いプレイが木鈴の持ち味。
ここまで,CFCの攻撃をディフェンスしてきた木鈴。
しかし・・・。

後半40分。
ディフェンスラインでまわしていた木鈴のパスが,CFCのフォワードに渡ってしまう。
!!!

そのままシュートを打たれ・・・!!!
2-3。

名手,木鈴のありえないミス。
無念。

残り時間はわずか。

後半?分
(OUT)6冨士祐樹 ⇔ (IN)30中野晃希

藤井が前線に上がり鈴鹿のパワープレイ。

サポーターも声を張り上げる。

しかし。

試合終了。



両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさん,お疲れさまでした。
ボランティアスタッフに参加いただいたみなさん,本当にありがとうございました。

たくさんの方が試合を見に来てくれました。
みなさんに感謝です。勝利できなくてすみませんでした。

遠方からもたくさんの方が応援に来てくれました。
ありがとうございました。今後とも応援お願いします。

試合終了後,ボランティアスタッフで会場の片づけをしました。
しかし,実はナカニシはかなり体調が悪かったため,きちんとお礼の言葉も言えませんでした。
また,帰りの車の段取りや,お土産のお礼もきちんと言えませんでした。
申し訳ありませんでした。



試合を振り返って,いろいろな点で,CFCが鈴鹿より上をいっていました。
鈴鹿が弱いというより,CFCが十分に良いところを出しきったように思います。

何度も決定的なチャンスがあったものの,決め切れなかったことにも悔いが残ります。

たぶん,選手たちもいろんな想いがあるでしょう。
決め切れなかったり,ミスしたり,走れなかったり・・・。

しかーーーし!

まだまだ、まだまだ、何にも終わっちゃいない。

ただ,このままじゃ,またこんな敗戦を繰り返すことになる。
この,悔しい,悔しい1敗!
さらに強くなるための糧にしてやろうぜ!
直せ!しっかりと修正しよう。
話せ!真剣にマジで話し合え!

俺たちはこんなもんじゃない!
俺たちはこんなもんじゃない!


この試合,不摂生のため途中で体調不良となったナカニシも反省です。

ご飯食べて,寝て,心を整えて。

明日から逆襲だ!

そして次の試合は必ず勝つ!!!


ではまた。


(次戦=東海リーグ第9戦目)
日時: 7月29日(土)13時00分キックオフ
対戦: FC.ISE-SHIMA
場所: 松阪市総合運動公園