VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

東海1部リーグ 対 芙蓉クラブ

平成22年5月30日(日)東海社会人リーグ
対戦相手 芙蓉クラブ
場所   愛鷹運動公園
観客   全体で50人くらい

ブログをごらんいただいている皆さん。こんばんは。
今日は・・・遠かった・・・
愛鷹ってこんなに遠いの・・・帰り渋滞するし・・・
いやいや,選手たちはもっと大変なはず。
Jを目指すサポーターがこんな距離で弱音をはいてちゃいけない。

お風呂に入って一息つき,さて,とブログを書き始めた中西です。

本日は,カメラマンNくんが欠席のため,ナカニシのブラックパール号(黒のムーヴ)で出発。
途中,「FC鈴鹿資料室」のN平さんを拾って,荷物でぎゅうぎゅうの車に一緒に積み込み(笑)一目散で愛鷹へ。
N平さん,狭い車内ですみませんでした。道中のお話楽しかったです。
FC鈴鹿資料室(http://ameblo.jp/fcsuzukadata/)

カニシの計算では,1時間半前には余裕で到着のはずが,なんと到着したのは開始30分前。
すでに選手が並んで挨拶してくれたらしい。
選手のみなさん,他のサポーターのみなさんすみませんでした。面目ないです。

会場には遠路はるばる駆けつけたサポーターの皆さん,選手のご家族,そしてSBH(鈴鹿バラエティ班)関係者の方も!!

横断幕張って,フラッグあげて,マッチコミッショナーのhiroさんに挨拶して・・・

行くぜ!

今日のスタメン(以後敬称略)
FW 9中村豪・8山本遼
MF 7久保田翔・25田宮勇次・6蒲原直樹・26石川龍
DF 2木下謙一・15大久保龍太・4森本一樹・5榊親平
GK 1水谷允俊
イメージ 1

刈谷戦のスタメンと同じメンバー。

芙蓉クラブは昨年2度対戦。イメージとしてはフィジカルが強く,玉際にも強い。
でも,スタミナとスピードは鈴鹿が上と思う。
しかし,それは昨年の話。
さて,どうだ?

試合は,開始から鈴鹿ペース。
中盤の玉回しが非常にスムーズ。
ん??スムーズすぎないかな??

芙蓉クラブは4-3-3
4人のディフェンスはベタ守りでサイドバックもほとんど上がらない。
さらに中盤の3人は,全員ボランチかと思うほど下がり目。
うーん,芙蓉クラブ,ドン引きか・・・。

鈴鹿は田宮と蒲原が綺麗にボールを回す。
今日の#25田宮は周りからの声が良く聞こえている。
パスミスも少なく,リンクマンとして確実に守備陣と前線を繋いでいる。

田宮・蒲原から山本へ。
前線で基点となる山本へきちんとボールが入るが,そこから攻められない。

密集していながら連携が良く,マークの受け渡しがうまい芙蓉。
最終ラインでのプレッシャーは相当きつい。またシュートコースを確実に潰してくる。
シュートまで持っていけない鈴鹿

こちらから見ていて,鈴鹿の攻めにスピード感があまり感じられない。
攻撃陣は最終ラインで行き止まり,足が止まっている。
プレッシャーがきつく,ワンツーは決まらない。
うーん,ピリッとしない。
うーん,なんかスピードが上がらない。

芙蓉は前線の3人が残ってカウンターを待っている。
カウンターといってもスピードで裏に抜けるわけではなく,どちらかがサイドに流れてクロスで勝負してくる。
少人数,少数のタッチでシンプルに攻撃してくる。
前線はシンプルに攻撃してくるが,セカンドボールで勝負をかけるときは,一気に人をかけて数的優位で波状攻撃を仕掛けてくる。
鈴鹿の攻撃をじっと耐えて,爆発的に一気に攻める。
ボール支配率は鈴鹿なんだけど,これは芙蓉の術中なんじゃないだろうか・・・

なんかリズムがつかめない。
ボールが外に出たときに,グラウンド内で選手がいろいろ話し合っている。
選手たちにも焦りが見える。

前半42分。
カウンターから左に流れた芙蓉の#41宮澤選手。
中への折り返しにきっちりプレッシャーをかけていく鈴鹿DF。中の相手もきっちりマーク。
しかし,プレッシャーをかけたクロスは,ボールのコースが変わってしまい,コロコロのボールがGK水谷の逆をついてしまう。
無念。芙蓉のゴール。0-1

仕方が無い。切り替えていこう。

1点取られて,少しペースが上がる。
勝負と言えば「突貫小僧」#26石川龍太。
右サイドをドリブルでゴリゴリ突破する。

左からは「魔弾の射手」#2木下謙一。
負けん気とスピードで左サイドを切り裂く。

しかし,両サイドの攻撃も中へのクロスが届かない。
芙蓉のセンターバックの技術は高い。

前半終了。
選手たちの顔に焦りが見える。

試合会場の愛鷹運動公園は,少し山のほうにあるため,とんでもなく寒い。
冗談じゃなく,コート着てても良いくらいの気温。
鈴鹿の選手のもうひとつのアドバンテージである,スタミナ勝負は少し分が悪いかも。

後半開始。
OUT 25田宮勇次  ⇒  IN 24原祥太郎
後半から田宮に変えて祥太郎を投入。
祥太郎にはミドルシュートもある。頼むぜハラショー!

芙蓉は前半と同じ戦術。
しかし,前がかりになった鈴鹿に急なカウンターは怖い。

クロス時には必ずニアサイドとファーサイドに走ってくるので,「守護神」#1水谷允俊がディフェンスラインに指示を送る。

ディフェンスラインの森本と大久保の守備は,まさに鉄の鈴鹿山脈
鈴鹿の壁」#4森本一樹の最終ラインでの存在感は素晴らしい。危ない時でも山のような安心感は絶品。
薩摩隼人」#15大久保龍太は前後左右に良く動いている。足元のテクニックに優れフィードも1発で攻撃陣へ。
「バーニングブラッド」#5榊親平は,石川の攻撃を背後でフォローしながら,中盤のフォローにも目を光らせる。視野が広く,危ないスペースをきっちりカバーしている。

後半14分。カウンターから波状攻撃。木下のファインプレーで何とかクリア。やばかったのはこの時だけで守備は安定。
カウンター1発が怖いが,運動量で徐々に本当の鈴鹿ペースに。

後半15分。
OUT 15大久保龍太  ⇒  IN 3村田雅則
これまで良いプレイを見せていた大久保が交代。
接触してたしケガかな?
ケガで無いならば,負けているときに不可解な交代?

鈴鹿ペースを作り出したのは「(ニックネーム考え中)」#6蒲原直樹。良く走り,良く競り合う。
いいよ蒲原。動け動け。

そして,鈴鹿の攻撃のタクトを振るうのは「マエストロ」#8山本遼。
右サイドの石川のドリブル。
左サイドの木下のドリブル。
右と左を使い分けて,大きくスペースを使う。

そして,クロスで競り合う「ストライカー」#9中村豪
中村はクロスで競り合うだけではなく,山本からのスルーパスに何度も抜け出すが,あと半歩及ばない。

困った時は・・・久保田頼み。
「エース」#7久保田翔。頼む!点とって!
久保田の超絶ドリブルでスイスイと抜けるのだけど,シュートコースが無くて打てない。
後ろに戻し蒲原が狙うが,DFに当たる。
石川も早めにシュートを打つが,コースに入られてDFに当たる。

前線でもがく攻撃陣。

こんな時こそサポーターが頑張ろう。
できる限りの声援を。

後半24分。
鈴鹿も芙蓉も入り混じって,ぎゅうぎゅうのペナルティエリア
ペナルティエリアの外で全体を見渡していたのは・・・「マエストロ」#8山本遼。
こぼれたボールを一度止めて,ミドルレンジでシュート。
相手GKの動き,DFの位置,シュートコース,全て計算尽くされたシュートは,ゴールネットを揺らす。

ゴーーーーーーーール!!!1-1!!

なんと言っていいかわから無いけど,『うまい』
ナイスシュート山本。
もう1点行こうぜ!!

残り20分。
鈴鹿の怒涛の攻め。
しかし芙蓉のディフェンスは硬い。
率直に言うと,攻められ慣れている感じがする。
戦術理解と選手の共通意識。決まりごとがしっかりしていて,攻められても慌てている感じがない。
力の限り攻め続けるが,あと1枚足りない感じがする。
あと1枚を出して欲しい。
きっと,マジックが見られるはず・・・。

しかし,無常にも時間は流れてタイムアップ。

うーん。残念。
なんだか芙蓉クラブの術中にはまったような試合。
どうもスッキリしないけど,選手たちは良く走って良く攻めた。
あと半歩だっただけに悔しい。

選手のみなさん,遠征お疲れ様でした。
コンディションの調整など大変だったと思いますが,良いパフォーマンスだったと思います。
修正すべきところは修正して,次に向かいましょう。シーズンはこれからです。

サポーターのみなさん,遠征お疲れ様でした。
今日は勝ち点3を持って帰ることができませんでしたが,この引き分けでまた鈴鹿は強くなったと思います。
これから夏に入ります。後半に強い鈴鹿は,シーズンも後半に強いはずです。
これからも一緒に戦っていきましょう。

1週間あけて,次戦は6月13日(日)のマルヤス工業戦。
現在,2勝1敗2引き分け。
この試合が正念場。

選手も頑張るなら,サポーターはもっと頑張る。
あちこちに声をかけて,パンフレット配って,石垣池を盛り上げる!!
チャントはまだ下手だし,どうやってみんなを盛り上げたらいいか試行錯誤だけど,ナカニシも頑張る。

正念場!!土壇場!!修羅場!!
みんなで乗り越えよう!!!

ではまた。