平成２２年６月２５日（土）東海社会人リーグ
対戦相手　藤枝市役所
場所　　　藤枝市民グラウンド
観客　　　鈴鹿は２０人くらい，藤枝は５０人くらい

ブログをごらんいただいている皆さん。こんばんは。
試合終了からしばらくの間，どうにも気持ちの切り替えができず，モヤモヤとしていた
ナカニシです。
帰路もいろんなことを考えていたので，あっという間に鈴鹿に着きました。

雨の影響が心配なので，少し早めに家を出発。
今日は動向予定のキャメラマンＮくんが，家庭の事情で来られなくなったため，愛車
ブラックパール号で一人旅。

焼津ＩＣを降りて，こう来て，こう来て・・・
（ブラックパール号にはナビが付いてないのです。）
で，迷子になり，うろうろしていると野球場と思っていたところにサッカー場が・・・
藤枝市民グラウンド発見！！

ＣＯＳさん夫妻や他のサポーターの面々が到着している。
選手の関係者の方や，ＴＥＤＤＹさん，ジュニアさん，ＴＡＧさんらの岐阜軍団も応援に
駆けつけてきていただく。
さらに，藤枝ＭＹＦＣサポーターも（偵察？）観戦に。
みなさんありがとうございます。

スタンド内では鳴り物禁止らしく，生声と手拍子で応援することにする。

行くぜ！

今日のスタメン（以後敬称略）
ＦＷ　９中村豪
ＭＦ　２６石川龍太・１０内田寛人・３０矢野純平・８山本遼・６蒲原直樹
ＤＦ　５榊親平・３村田雅則・１５大久保龍太・１７望月陽介
ＧＫ　１水谷允俊

前回の中京大学と同じスタメン。
守備の要，「鈴鹿の壁」#４森本一樹が出場していない。
ベンチ入りしているし，アップの動きは良い・・・なぜかな？？？

試合開始。

攻め込む鈴鹿。
前回キレキレだった#３０矢野純平の動きが良い。
スピードと闘争心が小柄な体の中でマッチしている。さらに背は低いがジャンプ力があり，
ヘディングでもしっかりと競る。
また，勝負どころでのイケイケ具合はかなり良い。

イケイケドンドンでは負けていない「突貫小僧」#２６石川龍太。
キリを揉み込むように，ゴリゴリと相手ＤＦラインを突破する。

矢野のクロスに石川。石川の突破から矢野。
タイプの違う両者が相手に的を絞らせない。
両サイドハーフの調子はかなり良い。

両サイドハーフの間を縦横に走る「マジシャン」#１０内田寛人。
パス良し，ドリブル良し，シュート良し，そしてその心意気や良し。
雨と水を吸ったグラウンドでも，内田の足は止まらない。

オフェンシブな３人のＭＦを指揮するのは，「マエストロ」#８山本遼。
この試合，山本と前線の３人のＭＦのコンビネーションが抜群に良かった。
ボールも動くが，人はもっと動く。
ワンタッチ，ツータッチで，ポンポンとパスが回る。
サポーターからはパスのたびに「おー，おー，おー，・・・・」７回も８回もパスが回る。

前半のリズムは良い。
正直に言うと，今までの試合の中で，入りのリズムは一番良かった。

ボール支配率は圧倒的に鈴鹿。
しかし，対する藤枝市役所は，ディフェンスがかなり硬い。
４バックが完全にラインで揃っており，サイドがオーバーラップしない。
ボランチも低め。
クロスをあげても中で潰される。
バイタルエリアではきっちりプレッシャーをかけてくるので，なかなか崩しが出来ない。

藤枝の１０番，９番，７番の３人でカウンターを狙う。
早いと３タッチくらいで，シュートまで持っていく。連携と意思の疎通が抜群。

ボール支配率は鈴鹿だけど，ゴールキックを蹴る数は鈴鹿のほうが断然多い。
つまり，カウンターを食らってシュートで終わられている。

なるほど，藤枝市役所は怖い。

ゲームをコントロールしながらも，１つバランスが崩れれば危ない試合。早く先制点が
欲しい。

前半３２分。
キッターーー。#３０矢野のドリブル突破。鋭い！
石川が流れる。
スペースに走る蒲原。
矢野のクロスが蒲原へ。
蒲原がヘッドで折り返す・・・
待っていたのは「ストライカー」#９中村ＧＯ！！
胸でトラップし，振りぬいたシュートは相手ゴールの中へ。

ゴーーーーーーール！！！１－０！！

言わせてもらおう！ビューティフルゴーーーーーーール！

得点感覚というべきか，才能というべきか，中村の素晴らしい言いようが無いゴール。
蒲原の落ち着いたヘッドも良かった。精度の高いドンピシャのアシスト。
見事！

前半は，やはり鈴鹿ペースで進む。
再三の藤枝カウンターに対して「薩摩隼人」#１５大久保龍太が声を出して対処する。
大久保と「守護神」#水谷允俊の間の連携は良い。
雨のグラウンドでスリップするボールに対しても落ち着いて対応している。
カバーリングは，#３村田雅則がうまい。
サイド攻撃が調子いいため，サイドバックがビルドアップし，つり出されている。
村田のサイドのフォローは早い。

押す鈴鹿。受ける藤枝。
がっぷり四つの試合は徐々に膠着してくる。
鈴鹿のリズムが止まり始める。

前半終了。

ハーフタイム。
控えの選手たちがアップする。
アップする選手たちを，じっと見るナカニシ・・・
どうも元気が無いように見えるのは気のせいか・・・

後半開始。

「マジシャン」#１０内田の動きが良い。
右サイドの相手２人をスイスイと抜いてしまう。まさにマジック！！
矢野，石川にマークが付くと，何も無いところから出現するウッチー。
マジシャンの名にふさわしい。

しかし，全体的に相手の堅い守りのせいで，スピードを生かせず前で詰まってしまう。
ごちゃごちゃした中で，もがく鈴鹿の選手たち。

前が詰まるのでサイドの後ろから，「神の子」#５榊親平が押し上げる。
アーリークロス気味に上げたり，裏をついて駆け上がったり，中へ切り込んだり，膠着
状態を打破するため，多彩なプレイを見せる榊。

右の#１７望月陽介も頑張っている。
石川のこぼれたセカンドボールに良く競り合っている。
カウンター時の戻りも早い。

しかし・・・
後半６分。
鈴鹿の左サイドの深いところでファール。
いやな位置のＦＫ。
藤枝は前半からＦＫでいろんなトリックプレイをしてきた。練習してるっぽい。

ファーサイドに背の高い選手が。
しかし，蹴られたボールは低く早い弾道。ニアサイドへ。

走りこむ藤枝の選手。
頭１つ早くボールに触れ，コースの変わったボールはゴールに吸い込まれる。
やられた。１－１。

前半１２分。
ＯＵＴ　２６石川龍太　　⇒　　ＩＮ　４森本一樹

「鈴鹿の壁」#４森本一樹を投入。

森本がセンターに入り，村田が右へ。
右の望月はボランチに入り，山本はトップ下，内田が石川の後に入る。

前半は良いリズムだった。
後半も膠着しながらも鈴鹿のペースだった。

１点取られたとはいえ，慌てることはない。
しかし，これだけフォーメーションを変えて大丈夫か？
望月のボランチは始めて見るけど，蒲原との連携は？
攻めなくてはならない試合で攻撃の枚数を減らして大丈夫か？

リズムが悪くなる鈴鹿。
疲労で鈴鹿の選手の足が止まる。
藤枝は選手交代してフレッシュな選手が攻撃に出る。
藤枝市役所のペースへ。

鈴鹿はゲームが組み立てられず，縦１本が多くなる。

こんな時こそサポーターが盛り上げよう。
太鼓は無いけど，思い切り手を叩こう
雨でフラッグは無いけど，声の限り声援を送ろう。
人数も少ないけど，力の限り応援しよう。

ボランチの「ホーネット」#６蒲原直樹の目は相手のゴールを狙っている。
疲れているだろうけど，後半も運動量は落ちていない。
セカンドボールを奪い，前線につなぐ。
ディフェンスラインを補い，左右に展開する。
そして，２列目からの必殺の一撃を狙う。

少し戸惑いが見られる望月。
雨の影響でスリップするボールを一瞬見てしまうため，対応が遅れる。
ここぞとばかり突っ込んでくる藤枝市役所。
しかし，そこには森本がいる。
壁のように相手の攻撃を跳ね返し，前線へボールを供給する森本。

後半も終盤
ついに藤枝市役所の足が止まる。

疲労は同程度。我慢比べ。
走れ鈴鹿。
ナカニシの声は潰れてしまっているが，力の限り応援しよう。
行こうぜ！

矢野，頼む。
内田，頼む。
中村，頼む。
もう１点・・・

後半４０分。
ペナルティエリア前でＦＫ。
サポーターからは「木下がいればー」の声。
岐阜の方たちまで，木下のＦＫを見たいと言うので少しびっくり。

蹴るのは蒲原。
壁をすり抜け，低い弾道でなかなかのボール。
蒲原らしいテクニシャンなＦＫ。
回転がかかっているので，ＧＫがファンブル。
突っ込む内田。しかし，ゴールならず。惜しい！

残り５分で２度の決定的チャンス。
藤枝と鈴鹿がゴール前で混戦に。
しかし，決めきれず。

ここで試合終了。

（カメラマンＮ君がいなかったので写真を撮るのを忘れてて慌ててとった一枚）

サポーターに挨拶する選手たち。
みんな表情が曇っている。
よく頑張った。
胸を張って帰ろうぜ！

うーーん。

前試合，勝利しても選手の顔は疲労で曇っていました。
シーズンも中盤に入り，怪我の選手や疲労の蓄積した選手が増えています。
また，チーム全体の雰囲気が疲れているように思います。
長いシーズン，１１人ではサッカーは出来ません。
ここがチャンスです。控え選手の奮起を期待しています。

選手のみなさん，雨の中，最後まで走り続けて疲れたと思います。お疲れ様でした。
次の試合に向けてゆっくり休んでください。
スタッフのみなさん，審判のみなさん，藤枝市役所のみなさん，お疲れ様でした。
雨の中，藤枝まで観戦に来ていただいたみなさん，いろんなところのいろんなサポーター
の方たち，お疲れ様でした。ありがとうございました。

ＦＣ鈴鹿は，前期日程を３勝２敗３分で折り返すこととなりました。
自力で優勝は出来ませんが，優勝の可能性はまだまだあります。
一戦一戦を大切にして，サポーターもともに闘おうと思います。

どんな時でも，俺らがいるぜ！

次戦は全国社会人選手権予選。

勝つ！

ではまた。