VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

東海1部リーグ 対 岐阜セカンド

平成23年7月31日(日)東海リーグ第10節
対戦相手 岐阜セカンド
場所   岐阜長良川メドウ
観客   鈴鹿側 約50人

みなさんこんばんは。
実はナカニシ,東北の石巻市の災害支援活動に1週間ほど行っていました。
さて,その支援活動の最終日(移動日)が31日。
その31日は岐阜で大事な大事な試合の日。

朝起きてから「24(トゥエンティーフォー)」のように時間を気にするナカニシ。
カッチッ,カッチッと時間が過ぎていく。
新幹線!今こそ世界一の実力見せろ!
と,言うことで試合開始15分前に到着。

スタンドには仲間たちが集結。
ありがたい。

しかし,ナカニシ到着とともに超ゲリラ豪雨が襲来し,ラインが完全に流れてしまったため,試合開始が30分遅れる。
集中を切らすな。

いくぜ!

本日のスタメン。(以後敬称略)
FW 28中川宏太郎・9中村豪・22伊藤竜ニ
MF 11伊藤駿祐・8矢野純平・19ファン
DF 13木下謙一・15大久保龍太・5榊親平・3村田雅則
GK 21水谷允俊

水たまりが残るグラウンドでキックオフ。

前半は両チーム主導権争い。
鈴鹿は攻撃的なメンバーが多いが,2列目で駿祐(11)と矢野(8)がしっかりボールを納めるので,攻撃に雑さが無い。

守備陣も良く声が出ている。
大久保,水谷,榊,木下,みんなの良い声がスタンドに聞こえてくる。

岐阜の重厚な攻めは,岐阜のFW29番のポストプレイから生まれている。
前回はそこからやられた。

岐阜の重く厳しいポストプレイを止めに行くのは,センターバックの大久保龍太(15)
ガッチリ踏みとどまり,押し込ませない。
ポジション取りの競合いでも腰を据えて押し負けていない。
絶対に負けるな大久保!!!!

センターフォワードは大久保が止めている。
こぼれたボールをカバーするのが榊親平(6)
さらに,サイドのケアから2列目のフォローまで。

味方がコースを切る。
相手が走る。ボールが転がる。
そしてそこには榊が待っている。
榊の目には全てが映っている。

ディフェンスは安定している。
いいよいいよ。

攻撃の核となるのは,右サイドの村田雅則(3)
村田が良い形で受ければ,必ずチャンスになる。
単に縦に縦にではなく,中の駿祐(11)に預けて,外中外とバリエーションをつける。
他との連携もいい。

前線で元気が良いのは中川宏太郎(28)
中川が走れば,鈴鹿のリズムは良くなる。
中川が前線でプレスをかけ続ければ,鈴鹿の試合運びは格段に良くなる。
全て出し切れ中川宏太郎。
走れ走れ。
カニシは力の限り中川を応援するぞ!!!!!

矢野純平(8)が中盤に入っている。
体は小さいが,ボディコントロールはずば抜けている。
スピードも早いが,ヘディングも強く,タックルも鋭い。
その矢野が中盤で存在感を出す。
セカンドボールに食らいつき,時には2列目から飛び出す。
春日井クラブ戦で見せた,切れ味そのままに自分の力を出す矢野純平(8)。

試合は一進一退。支配率も五分くらい。
両チームともにセンターバックが硬いため,なかなか決定機が見いだせない。

鈴鹿の試合の感じは良い。
鈴鹿のリズムにノイズは聞こえない。
良い動きをしている。
良い声が出ている。

さあ,サポーターも頑張ろうぜ。
気持ちで負けるな!
サポーターの力を信じろ!

ここで前半終了。

いつの間にか雨がやんで西日が差している。
サングラスをかけるナカニシ。
選手のプレイをこの目で見る!!!

さあ,後半行くぜ!

前半からそうなのだけど,この試合の鈴鹿パスミスが少ない。
セーフティーに,きちんとボールを回すなかで,相手の守備のほころびを見つけ,効果的に勝負パスを出している。
もちろん岐阜は,パスコースを切って追い込みたいのだけど,鈴鹿の選手はみんな走っているので,パスコースがどんどん生みだされている。

パスでリズムが作られる。
その原動力が,伊藤駿祐(11)
今シーズンは中盤に入ることが多い。
ドリブルやミドルシュートで勝負する印象が強く,中盤だけどFWのイメージがあった。
その駿祐(11)が中盤で良い動きをしている。
球離れが良く,シンプルに確実にパスをつなぐ。
無理にドリブルで勝負せず,味方を使ってゆさぶりをかける。
個人プレイを抑えて,組織的に。
なんか・・・なんか・・・良いぞ。
いいぞ~~駿祐!!!

徐々に鈴鹿のペースが上がる。
全員が走る。
無駄な走りなんてない。
どんな一歩も勝利につながっている。

岐阜DFに警戒されて,きっちりマークされている中村(9)
良いところでボールを触ることすらできない。
こちらが岐阜のセンターフォワードを警戒するように,岐阜も中村から目を離さない。
ならば・・・中村豪のチョイスは,自分をオトリに他を生かす!

後半5分。
中村豪(9)が相手と競って落とす。
そこにドンピシャで走ってきたのは・・・
でたっ!
伊藤竜二(22)。
吸いつくようなトラップと同時にワンフェイク。
一瞬で相手をスルリとかわし,シュート!!!!!!

ゴーーーーーーール!!!1-0


すげぇ!
なんと言うボールコントロール
ナイスシュート竜二!
ナイスアシスト中村!

前線の伊藤竜二(22)
常に存在感を出しているわけではないが,ピリリと辛い。
前線で竜二にボールが入ると,一気に鈴鹿の攻撃ターンとなる。
懐が深く簡単には取られないので,サイドバック,2列目がカウンターを恐れずに一気に走り出すことができる。
竜二~。もう1点取ってこい!

自らはあまり上がらず,中川の下でビルドアップをする木下謙一(13)
声は出ている。競合いでも頑張っている。
ん??どうした木下?
怪我で前節戦列を離れていたせいか,何かおかしい。
木下のプレイはスパッと切れる日本刀のように鋭い。
駆け上がりに迷いはなく,勝負どころでは必ずGO!のはずだった。
どうも木下の調子が上がっていない。
少し心配。

後半序盤は鈴鹿ペース。

中盤の駿祐(11)の運動量が落ちない。
先に先に動いているため,誰よりも早くルーズボールによせている。
セカンドボールへの対応や,ボール回しの具合を見ても,不安要素はない。
相手の足が止まってきたところを見て,ギアチェンジしてドリブルで狙う場面も。
熱い!
今日の駿祐は熱い!
イメージ 1


駿祐(11)のボールキープから,決定的なボールが中村(9)へ。
わずかにオフサイド。惜し~い!!!

村田の怒りの駆け上がりから,中へドンピシャのクロス。
矢野が飛び込むが相手に当たってゴールならず。惜し~~い!!

試合も後半半ばを過ぎて岐阜の圧力にジリジリと後退。

岐阜の攻撃が厳しくなる。
攻撃をことごとくはじき返すのが,アンカーの位置に入っているファン・ウスン(19)
ファンの体はまるで岩石のように硬い。
迫りくる岐阜の選手をガンと止める。
空中戦も強く,競り合ってもバランスを崩さずに,前線に折り返すことができる。
素晴らしいプレイだけど,ファンは位置取りが悪い時がある。
その点も,試合中にみんなが声を出し合い修正している。

大久保-榊-ファンのトライアングルは,FC鈴鹿初年度の,大久保-森本-大柳のよう。
ドンドン熟度を増して,さらに硬く硬くなってほしい。

押し込まれる時間帯。
岐阜のコーナーキックが多くなってきた。

最後の最後。鈴鹿のゴールの前には水谷允俊(21)がいる。
パンチングで。キャッチで。指示で。ゴールを死守する水谷。
水谷!岐阜の地で決してゴールを許すな。
水谷は鈴鹿の守護神だぜ!

後半も終盤。
選手たちも辛そう。

サポーターはここから勝負だ。
跳ねて,叫んで,手をたたこう。
選手たちに一握りの力を!

後半30分。
(OUT)13木下謙一 ⇔ (IN)25関大輔

攻撃面では木下に及ばないものの,堅実な守備の関が入る。
守備を固める時間帯か。
関!!
時間は短いけど,ガツガツいけ!!

後半35分。
(OUT)22伊藤竜ニ ⇔ (IN)10曽根祐一

FWの竜二を下げて,MFの曽根を投入。
中盤のファンの運動量が落ちてきた。
支配率を増してセーフティーに行きたい。
曽根~!頼む!

水にぬれたグラウンドで選手たちはスタミナを削られている。
疲れている。
両チームの選手が疲れている。

しかーーーし!!
まだまだ走るヤツが鈴鹿にはいる!!
な・か・が・わ!宏太郎!
1試合を通して前線からボールを追いかけまわした中川。
DFにかわされたとしても,確実にプレッシャーを与え続けていた。
前半からフルスロットル!
カニシですら後半疲れるだろうと思っていた。
しかし,中川は止まらない。

試合残りわずか,岐阜陣内でこぼれたボール。
駆け寄る岐阜DFの後ろから猛追する中川。
相手と一緒にスライディングしながら,起き上がってさらに追いかける。
なんて凄いんだ・・・中川の素晴らしいガッツにナカニシ見とれてしまいました。
イメージ 2


後半43分。
(OUT)9中村豪 ⇔ (IN)6蒲原直樹

さあ,最終盤だ。
時間は短いけど,走れ蒲原!走りつくせ。

ジリジリした時間帯。
岐阜も必死。鈴鹿も必死。
「we are suzuka!」

ここで試合終了の笛。

腰が砕けるナカニシ。
勝った!
勝った!
勝った!
嬉しいバンザイ!

点はわずかに1-0。
だけど内容が濃かった。
両チームの選手を称えよう。
ナイスゲーム。素晴らしかった。

選手,スタッフ,関係者のみなさん。
遠いところから応援に来ていただいたみなさん。
サポーターの仲間たち。
この試合にかかった全てのみなさん。
お疲れ様でした。

この試合印象深いのは,鈴鹿が走って走って走りまくったということです。
そういう意味で,マルヤス工業戦に近いような気がします。
また,動いているためパスコースができて,パスミスも少なく,リズムよくパスサッカーができていたと思います。
帰路,Nカメラマンの車で苦悩するナカニシ。
良い試合と言うのは,やっぱりみんな良いプレイをしているので・・・悩む・・・

カニシが(勝手に)選ぶ今日のvictorycross賞は・・・
走って走って走って走った中川宏太郎選手(28)は本当に素晴らしかった。
中盤で献身的にプレイをし,攻守に活躍した矢野純平選手(8)も素晴らしかった。
相手FWのポストプレイをガッチリ止めた大久保龍太選手(15)は流石だった。

・・・悩みましたが決めました。

今日のvictorycross賞は,伊藤駿祐選手(11)にあげたいと思います。
シンプルに試合を組み立て,パスのリズムを作り,最後の最後まで献身的に走りました。
地味かもしれないけど,今日の試合では相当効いていたと思います。
駿祐~~。次も頑張れ!

さあ,東海リーグは少し中断期間があります。
選手たちにも少しだけオフがあるようです。

しかし!
その間には,国体や,天皇杯や,白子夏祭りや,フットサルや・・・
なんやらかんやら色々あります。

そのれらのことに関しては,またブログで。

なにはともあれ,今日は勝利を喜ぼう。
勝った!

ではまた。