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アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

三重県社会人サッカー選手権準決勝 対 FC.RIOT

みなさんこんばんは。

ずっとハイテンションたったのですが,帰宅してから食事をしてお風呂に入ったらぐったりしたナカニシです。
やっぱり連戦はキツイです。
選手のみんなが体を休められているか,心配しています。



試合前日。
やっぱり夜は不安で押しつぶされる。
負けたらどうしよう・・・。
裏を取られたらどうしよう・・・。
ミスしたらどうしよう・・・。

そんな時は,選手達のプレイを考える。
堀河ならば・・・。
野口ならば・・・。
和哉ならば・・・。
必ずやってくれる。
必ず・・・。必ず・・・。・・・。・・・。

そして6時ごろに起床。
腹は据わった。
ドンと来いだ!

三交スポーツの杜は,強風でかなり寒い。
サポーターの仲間と共に,せっせと試合前準備を行う。
横断幕が風で飛ばないように。選手に良く見えるように。
小澤司」,「堀河俊大」,「野口遼太」
3枚の個人断幕が増えた。ありがとうごさいます。
カニシがしっかり管理して,選手の戦う場所に掲げさせてもらいます。

本日の対戦相手は,FC.RIOT(以下,RIOTと書きます)
11日の試合を見たが,フィジカルが強く,当たりも激しいチーム。
そしてセンターフォワードは高さと上手さを兼ね備え,抜群の得点力を持っている。

サポーーーターーーーー!
準備は良いか?
気を抜くな。締まっていこう。

いくぜ!!!

本日のスタメン(以後敬称略)
FW 18近藤和哉・9藤沢ネット
MF 11泉宗太郎・33三浦俊太郎・21北原毅之・14伊藤竜二
DF 34野口遼太・4キローラン木鈴・5榊親平・2原広樹
GK 23岡田明久

試合開始。

落ち着いた立ち上がりから,中盤の指しあいが始まる。
RIOTも体を張ってスペースを埋めてくるので,開始直後は中盤がとても窮屈な感じ。

鈴鹿の攻撃は,中→外→中。
昨年と比べて,中と外のバランスが良く,攻撃が多彩になっている。
ジリジリと鈴鹿の攻撃がRIOTゴールに迫る。

ネット(9)のシュート。
和哉(18)が頭から飛び込む。
泉(11)が中に切れ込む
野口(34)のミドルシュート

そして,右サイドハーフが鋭くRIOTをえぐる。
「ミラクルドラゴン」伊藤竜二(14)。
上手いとか,鋭いという言葉を超えて,「奇跡」と言われるほどのドリブルは,ファウルでしか止められない。しかし,その反面,肉体にも負担がかかる。
竜二が怪我に苦しみ,辛い時間を過ごした事も,ナカニシはよーく知っている。
春にも怪我をして,しばらくボールが蹴れなかった・・・が,やはり竜二は竜二。天才は天才。
大きなサイドチェンジも,足にボールが引っ付くかのようなトラップから,ドリブルでドンドン仕掛けていく。
なんかめちゃくちゃキレてるぞ。

前半12分。
右サイドからのコーナーキック。蹴るのは泉(11)。
泉からスッとしたクセの少ない良いボールが中に入る。
いったんは跳ね返されるものの,再び泉がクロス。
(詳細不明)野口やネットが打とうとするものの,シュートまでいけない。
そのこぼれたボールを,ダイレクトでズバババーンと蹴り込んだのは・・・
伊藤竜二!イェイ!
イメージ 1

ゴーーーーーーール!!!1-0


竜二の自分が点を取るという強い意思が見られたゴールだった。
こりゃ,今年の竜二はいっぱい点取るぞーーー。

前半15分。
再び,右サイドからのコーナーキック
蹴るのは泉宗太郎(11)。
また,クセのない素直な良いボールが入る。
ピョコンと頭が見える。
木鈴!!!
木鈴のヘディングシュート!!!
イメージ 2

ゴーーーーーーール!!!2-0


ナイスゴール木鈴。
そして泉のコーナーキックの弾道も見事。

サイドハーフの「情熱熱風」泉宗太郎(11)
この試合,両サイドハーフの動きが良い。さらに効果的なサイドチェンジでサイドを活性化されるため,フリーな状態で泉にもボールがバンバン回ってくる。
ファーストタッチから相手の逆を取り,パワフルに攻める泉。
後ろから野口がフォローに入る。
その野口すらオトリに使い,自ら中へ切れ込む泉。
こちらもエンジン全開。
締まってる。気持ちは引き締まってる。

前半の序盤を終わり,支配率は7対3で鈴鹿
しかし,RIOTの当たりは強く,前掛りの鈴鹿にとってはショートカウンターが怖い。

ボランチでホールをさばく,三浦俊太郎(33)。
昨シーズンまでは,あまり接触プレイの無いテクニシャンに見えた。
前戦,そしてこの試合,中盤で激しく体をぶつけながら体を張る俊太郎の姿が見える。
ファウルになる当たりもあるが,混戦の中でも差し合いで負けていない。
俊太郎,サポーターの声が聞こえるか?
俊太郎のプレイにサポーターが興奮しているぞ!
イメージ 3


前半の中盤を過ぎた。
RIOTは自陣でゾーンディフェンスのような形のディフェンスをしている。
ワントップが強くて高いため,それ以外の選手は引いて守っている。
カウンター時にワントップに当ててから,時間を作り素早く攻めてくる。
なるほど。硬いディフェンスだ。

センターフォワードの「優しい鉄人」藤沢ネット(9)。
ポストプレイヤーとして,クサビの一本をネットに入れるが,ネットから次が続かない。
あまりの混雑の中で,四方八方から囲まれているネット。
中で体を張って,あまり動かない選手なので,余計マークがきつく,球際を狙われている。
パワフルなシュートを放つが,ネットらしい最前線でのボールキープはまだまだ落ち着いていない。
ネット。落ち着こう大丈夫。
周りが動いたら,必ずチャンスが来るぞ。

前半の中盤以降は,少し落ち着いた展開。
ディフェンスラインでのパスまわしから,サイドを伺う。
少し,攻めあぐねる鈴鹿

センターバックの「神の子」榊親平(5)
この試合では久しぶりにキャプテンマークを巻いている。
カニシは榊のキャプテンマークに1人胸熱。
鈴鹿陣内でのディフェンスのパスまわしをカットして,ショートカウンターを狙っているが,榊は小揺るぎもしない。
もともとディフェンスでありながら視野の広い榊。
どこに誰がいて,どこを狙っているのかは,神の子とまで言われた男には,十分すぎるほど分かっている。
同じセンターバック木鈴との距離を緻密に測りながら,じっくりとセーフティなプレイ。
ディフェンスは目立たなくて良い。
それが榊のダンディズム。
イメージ 4


少し膠着してきた。
RIOTも少し押し返してきた。

しかし,2試合目にしてサポーターの心をつかんだヤツが立ち塞がる。

ボランチの「キタハラロール」北原毅之(21)。
北原のプロフィールに好きなサッカー選手は「マケレレ」と書いてあった。
あの銀河系軍団レアルマドリードで最高の選手といわれた「マケレレ」は,身長170センチ,体重65キロ(さっき調べた)の小柄な選手。
カニシ深く納得。
キタハラロールといわれるその場所は,もうすでに北原の場所となっている。
鈴鹿の中盤の底。そこは絶対にノーチェックでは通れない。絶対に。
頼むぜキタハラ。
ごめん。やっぱり「可愛い」よりも「男らしい」のほうが似合うかな?

幸先よく2点を取ったものの,しばらく膠着している。
鈴鹿はスペースが無く攻めあぐねているため,足を止めてボールを受けている。
よくあるパターンの,パスはまわるがゴールに向かっていない。
そして,3人目の動きが少なく,自ら難しくしているように見える。

野口の声がグラウンドに響く。
「もっと激しく!。球ぎわいけ!」

サイドバックの「最強の左」野口遼太 (34)。
前戦はセンターバックだったが,この試合は左サイドバック
カニシは左サイドバックの野口も大好きだ!
サイドバックは試合全体をいっぺんに見ることができる。
この位置の野口は,まず試合のイニシアティブを取るため,仲間を動かし,スペースをチェックし,良い指示を送っている。さすが野口!
そしてチャンスと見るや否や,フォワード近くまで進出し得点を狙う。
「野口の静と動」このテーマでナカニシは1時間の講演会ができる。
RIOTゴール前が混んでいるのは良く分かっている。
そして野口にはそれを打開する必殺技がある。
イメージ 5


前半35分
左から野口のロングシュート!
鋭い弾道を相手ゴールキーパーはキャッチできない。
そこを押し込んだのは・・・動き出しが早かった近藤和哉(18)。
イメージ 6

ゴーーーーーーール!!!3-0


局面を打開する野口のロングシュート。
そして,ゴールキーパーが弾く事を予想して詰めてた和哉も見事。

前半の終盤でのゴールは大きい。
そして少しずつ,RIOTの陣内もスペースが生まれてきた。

右サイドを受け持つのは「鬼神金剛」原広樹(2)。
サイドハーフの竜二がボールを溜められるので,原広樹の前が空いている。
バリバリの原広樹が行かないわけが無い。
この試合,何度も何度も原広樹のアップダウンを見た。
竜二を追い越しての縦だけではなく,中にポジションをとってシュートを狙いにいく。
引いて守る相手に対して,大人しくディフェンスしてる原広樹じゃない。
前に壁があればぶち壊せ!
職場の子どもたちが今日も応援してるぞ!

ここで前半終了。



サポーターの仲間たちに,選手表を配ってもらう。
みんな協力ありがとう。
我らの誇り。この選手たちを見て欲しい。

サブのメンバーがアップしている。
でも,今の鈴鹿はスタメンかサブかって全然区別が無い。
みんながみんな磨きあっているような良い緊迫感。

さあ後半引き締めていこうぜ



後半開始。

(OUT)34野口遼太  ⇔ (IN)19佐藤巌己
(OUT)11泉宗太郎 ⇔ (IN)10堀河俊大

明日の連戦に備えて,選手を早めに変えてくる。
左サイドの2人を交代。
巌己!堀河!ビシッと行くぜ!

後半の序盤。
恐らくハーフタイムで意思統一をしたのだろう。
RIOTが一気に猛攻を仕掛けてくる。

この試合のゴールキーパーは,恐らく約2年ぶりのスタメン。
「あの日の忘れ物を取りに行こうぜ」,岡田明久(23)。
久しぶりの公式戦の舞台にもかかわらず,落ち着いている岡田。
岡田のポテンシャルが発揮されるほど攻められてはいないが,要所要所で確実に分かりやすくプレイする姿は,ゴールキーパーのお手本のよう。
岡田の指導するゴールキーパースクール,これは絶対良いと思うよ。
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攻勢に出るRIOTに対して,榊(5),岡田(23)はとても落ち着いている。
そしてもう一人のセンターバック「パーフェクトディフェンダーキローラン木鈴(4)。
空中戦に無類の強さを誇る木鈴が,RIOTのフォワードとヘディングで競合う。
さすが木鈴。大丈夫。OKOK!
シーズンは始まったばかり。リーグ戦はまだ2ヶ月先。
十分十分。ボチボチ調子上げていこうぜ!

後半序盤のRIOTの攻勢を防ぐ。
鈴鹿に前半終盤のような膠着感は無い。

なぜなら,俺たちのキャプテン「アンタッチャブル」堀河俊大(10)が出ているから。
スタンドの目の前で堀河のプレイを見る。
さすが堀河。
サイドバックの巌己を上手く使いつつ,堀河色を全体に広げていく。
左サイドに攻撃の基点が移り,ここから多種多彩なパスが。

ネットのシュート。
和哉はギリギリオフサイド
竜二が狙っている。

後半14分
左サイドから崩す。
堀河(10)-巌己(19)-和哉(18)が連動して,サイドを切り崩し中へ。
中はかなりゴチャゴチャしているが,俊太郎が斜めにループ気味のシュートを放つ。
なんと言う・・・おしゃれなシュート・・・。

ゴーーーーーーール!!!4-0


後半18分
(OUT)33三浦俊太郎  ⇔ (IN)6藤田浩平

怪我で大事を取っていた藤田がついに入る。
そして,ナカニシは戦慄のプレイを見る。
藤田は前戦に出ていないので,この試合が今シーズンの初登場。
その藤田のファーストタッチ
もう一度。
藤田のファーストタッチ
そのボールがドンピシャ!
和哉がボレーで叩き込む!
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ゴーーーーーーール!!!5-0


藤田が入ったことにより,鈴鹿に真ん中ができた感じがする。
なんと言っても鈴鹿の心臓。

2点目を叩き出した「爆撃機」近藤和哉(18)。
この試合,和哉は何度もオフサイドに引っ掛かっていた。
しかし,走り出しのタイミングや前線での動きはとても研ぎ澄まされていて,良い動きだった。
昨シーズンまでの和哉のプレイには,焦り,欲,苛立ち,怒り,がプレイに現われていた。
そしてそれに縛られた体は,どうしても重く見えた。
しかし!
この和哉の良い意味で力の抜けた感じはなんだ?
とてもカッコいいのはなぜだ?
和哉から得点の臭いがプンプンするぞ。
試合後にカメラマンが『ウイニングイレブンのゲーム画面を見ているかのように綺麗なゴールでした』と言っていた。
分かる!
今日の和哉はカッコいいぞ!!!

後半24分
(OUT)9藤沢ネット  ⇔ (IN)26パブロ

後半27分
パブロが投入されてすぐ。
右サイドを完全に手中にしている堀河が,バイタルエリアまで入ってくる。
堀河がディフェンスの裏に出て欲しい(ように見える)のに,パブロは待っていて走らない。
パブロが行かないので,和哉が走ってボールを受ける。
そして和哉がパブロに折り返し。待ってましたパブロ!

ゴーーーーーーール!!!6-0

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後半28分
そして立て続けに,パブロがドカンとミドルシュート
今年のパブロは一味違う。
シュートはバーではなくて,ゴールネットを揺らす。

ゴーーーーーーール!!!7-0


ゴールを決めたパブロに藤田が話しかけている。
たぶん,シュート直前の動きを修正しに行ったんじゃないだろうか(ナカニシの推測)?
凄く良いことだ。
この試合でまた鈴鹿は強くなる。

後半34分。
フリーの状態で左サイドの堀河へ。
ワックワクするような超超高精度のクロスに対して・・・。
なんか今日もの凄くカッコいい和哉が,ディフェンス2人にマークされながらもダイビングヘッド!!!
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ゴーーーーーーール!!!8-0


和哉ハットトリック!この調子でリーグ戦も頼むぜ!
18点な!18点!

試合は観戦に鈴鹿のペース。
後半から入った堀河,藤田がもうゲームを手中に収めている。

そして元気印が元気いっぱい。
サイドバックの「鈴鹿の元気印」佐藤巌己(19)。
堀河がフォローしているので,思いっきりプレイしている。
巌己に元気はよく似合う。
いけいけ巌己!
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後半37分。
左サイドの堀河がずっと目立っていたが,右には竜が待っている。
パブロが左へ流れてクロス。
それを合わせたのは,本日2点目。伊藤竜二!!!

ゴーーーーーーール!!!9-0


試合はほぼラストプレイ。
最後に左サイドから鈴鹿コーナーキック
蹴るのはもちろん,俺たちのキャプテン堀河俊大(10)
堀河の蹴ったボールは・・・。
音が消えるような感覚すら・・・。
寸分の狂い無く,藤田の頭に。ヘディングシュート炸裂。

ゴーーーーーーール!!!10-0


ここで試合終了。



両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさん,お疲れさまでした。
そして試合運営を行ってくれているサッカー協会のみなさん,ありがとうございました。明日もよろしくお願いします。

11日に引き続き,試合は大勝でした。
でも,選手たちに緩みはありません。大丈夫です。

試合後にサポーターにも話をしました。
今日の10点は,明日の試合に何の関係も無い。また0-0からスタートだ!

今日もたくさんの差し入れをいただきました。
いつもありがとうございます。感謝感謝です。
でも,選手の親御さんのみなさん,ナカニシがこんな事を言うのもなんですが,お土産とてもありがたいですが,サポーターにはお気遣い無用ですよ。
それよりも,選手を良くやったと称えてあげてください。

明日は三重県社会人サッカー選手権の決勝です。

今日は少し濡れていたのと,風が強かったので横断幕は縮小しました。
明日は,できる限りフル装備を出します。
もし,早く来ていただくことが可能なサポーターは,試合開始2時間前から横断幕を張りますので,会場にお越しいただけますでしょうか。
無理する必要はありません。よろしくお願いします。



帰宅してから,ナカニシは和哉のゴールのマネをしています。

そして明日。
もういっちょ喜びましょう。

必ず勝つ!!!!!!!
絶対に勝つ!!!!!!!

ではまた。

(次戦=三重県社会人サッカー選手権決勝)
日時: 3月18日(日)10時30分キックオフ
対戦: FC.ISE-SHIMA
場所: 三交スポーツの杜鈴鹿メインスタジアム