VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

東海リーグ第8節 対 芙蓉クラブ

カニシにはどうしても忘れられない悔しい出来事があります。
東海リーグ開幕戦。
大勢の観客に見守られながら,FC鈴鹿の門出の日。対戦相手は強敵「芙蓉クラブ」
1-0で迎えた後半ロスタイム・・・無念の失点。

試合が終わり放心状態のナカニシ。
本当は悔しくて悔しくて,背を向けてすぐに帰りたかったのですが,試合を終えてうなだれ
ている選手に,なんとか拍手をしました。
涙が出そうでした。

頼むぜ!FC鈴鹿

アップする選手たち
イメージ 1


今日のスターティングメンバー
FW 9中村
MF 7久保田・19横山・14内田・8山本・22ユ
DF 17木下・6榊・3村田・4大久保
GK 1日向

前節,途中出場ながら身体能力の高さ,確実なテクニックを見せた背番号22番ユ・ビョン
フンか先発。そして,いつもボランチの山本がトップ下に入る。
中盤を厚くし,ボール支配率を上げる狙いか?

ぐずついた天気も次第に晴れてくる。
暑さと雨上がりの湿気で,タフなゲームになりそう。
試合開始。

両チームともゆっくりとしたペースでサイドに基点を作る。

前半14分。
右からの相手FK。
芙蓉のセットプレイは怖い。
身長,体格ともに芙蓉のほうが大きい。必死に競るFC鈴鹿の選手。
しかし,頭で押し込まれて先制を許す。0-1。

相手FWは早いし強い。特に左から攻めてくる41番の選手の速さは驚愕。
「スピードハンター」木下もフルスロットルで攻撃を防ぐ。
体格的には相手のほうが大きいが,木下のスピードは半端じゃないぜ!抜けるもんなら抜い
てみな!
闘志あふれるディフェンスで相手を封じる木下。しかし,サイドからの執拗な攻撃で,なか
なか攻撃参加させてくれない。

右サイドの横山「KID」和也はハードなゲームほど運動量が増す。
右サイドを縦横に駆け巡る横山。榊がベストタイミングでオーバーラップを仕掛け,中村・
山本が中でマークをはずす。
右から良い感じの攻めができている。
木下もオーバーラップは少なめだが,糸を引くような正確なボールでサイドチェンジが横山
へ。

木下(サイドチェンジ)⇒横山(相手をひきつけパス)⇒榊(オーバーラップ)⇒中村(シュ
ート)⇒(キーパーが弾く)⇒山本(ヘディングシュート)惜しい!!!!

流れるようなパス回しで攻勢に出るFC鈴鹿
中盤の底にいるビョンフンがセカンドボールや攻撃の基点を徹底的につぶし,それを受ける内
田が変幻自在のパスを出す。
内田のパスを受けるために,マークをはずし左右に流れる山本。

右に流れた山本がするっと突破。
鋭いボールが中で待つ中村へ。
飛び込む中村。足を伸ばして競り合う芙蓉DF。
鋭いボールは相手DFの足に当たりオウンゴール。1-1
相手DFも良く走った。
触っていなければ,確実に中村が決めていたはずなので,オウンゴールも仕方が無い。

とはいえ,1-1に追いつき盛り上がるサポーター。

FC鈴鹿。まだまだこれからこれから。

中盤の支配率は高く,内田,ビョンフンのボランチにほころびは見られない。
前線にひとつ基点があるので,いつもより多彩な攻撃を見せるFC鈴鹿
内田から山本へ。
山本が左の久保田に出すと見せかけワンフェイク。
そこに走ってきたのは,右からセンターへ抜けてきた「KID」横山(ホントに良く走る)。
惜しくも点につながらないが,良いスルーパスが随所にみられる。

芙蓉からは良いタイミングでカウンターがくる。
攻守の切り替えが早く,数的有利を作られる,さすが芙蓉。
「キャプテン」大久保,「ソフトタッチ」村田が懸命にディフェンスラインを守り,崩され
ることは無いが,この2人のセンターバックの間に割って入ってくる9番の選手は要注意。
しかし,スルーパスで裏を狙っても,木下,榊のフォローが早い。
中盤でのビョンフンの運動量は素晴らしく,パスの出所を潰し続けているが,少し疲れた時
間帯でイエローカードをもらってしまう。もったいない。

まだ前半なので,バランスを修正するため,選手交代。
OUTユ・ビョンフン(22)⇒IN石本(15)

ビョンフンの後には山本が下がりボランチへ。
「ジャックナイフ」石本のキレ味に期待。

研ぎ澄まされた石本のキレ味はすぐに結果を出す。
右サイドを切り裂く石本。付いてこれる相手DFはいない。
鋭い弾道のクロスが狙い済まして中村へ。

ナカムラーーーーーーーーー!!!
時が止まったような一瞬。音だけが聞こえる。『ズドン!』
ゴーーーーーーール!!!!ワンダフルゴーーーール!!!2-1

なんと気持ちの良いゴールなんだ。これが「ストライカー」
中村最高!石本最高!

2-1で前半終了。
小雨が降っていた試合開始前と異なり,ギラギラと太陽が照り始める。
ベンチに帰る選手にも疲れの色が。
頑張れFC鈴鹿

後半開始。
「ジャックナイフ」のキレ味はまだまだこれから。
キレ味鋭い石本を生かすために,スルーパスを出す内田。
内田は変幻自在にポジションを変えるので,芙蓉DFもパスの出所をつぶしづらい。
後半は石本の単独突破が随所に見られる。

右左に流れる石本を警戒すると,大久保からのロングパスが走りこんだ横山へ。
横山から中へ返すが,芙蓉DFもなかなか硬い。

後半時間不明
横山が右で基点となる。シュートコースが無く中村へ。
シュートを打つためにコースを探す中村。コースが見つからず内田へ。
内田から山本へ・・・。
19横山,14内田,8山本,9中村の4人が前線でキープ。
ゾーンで堅く守る芙蓉DFは隙を見せない。
困った時は・・・来たーーーー「エース」久保田!!

アシスト不明。マークをはずした久保田にボールがわたる。
久保田のシュート一閃。
ゴーーーーーーーール!!!ビューティフルゴーーーール!!3-1。
久保田のゴールはいつも美しい。

サポーターにコブシを突き上げる久保田。カッコいいぜ!

後半,追いかける芙蓉。
中央を細かいパスで崩しにかかる。
細かいパスだけならばいいのだが,パワーがあるので,競り合いがキツイ。
どうしても競り合いで押し負けてしまうため,やむなくファウルになる場面も。

しかし,ファウルをすると後が怖い。
先制された時のように,芙蓉のセットプレイはかなりの破壊力。
FK,コーナーキックなどでFC鈴鹿ゴールを脅かす。

後半20分。
自陣センターで芙蓉のFK。
少し遠いので,直接狙わずペナルティエリア左の選手へ。
左の選手の頭で中へ折り返し。中で押し込む重量級の芙蓉攻撃陣。
・・・日向の手をすり抜けるボール。押し込まれて失点。3-2。

一進一退の攻防。
スピードとスタミナで裏を狙うFC鈴鹿
パワープレイで押し込む芙蓉。

山本から久保田へのクロス。
木下から石本へのスルーパス
決定的なボールを決めきれないFC鈴鹿
体を投げ出してコースをつぶす芙蓉DFもあっぱれ。

芙蓉のセットプレイは相変わらず続く。
コーナーキックフリーキックの場面では,高さで押されるDFに対して「守護神」日向が
体を盾にしてゴールを守る。
相手との接触で傷める場面もしばしば。
痛さにうずくまる場面もあるが,果敢に手を伸ばし続ける。

ゲームも終盤。監督が動く。
OUT横山(19)⇒IN大柳(5)

運動量の鬼,横山は今日も良く走った。ナイスプレイ!
攻め手をつぶされたFC鈴鹿は守りに入る。
頼むぜ「闘将」大柳!
ディフェンスラインの前でパスコースをつぶす大柳。

さらに終了間際に交代。
OUT中村(9)⇒INユン・チャンヒ(23)

「ストライカー」中村もよく走った。ナイスプレイ!

選手がしんどい時間帯こそサポーターが頑張らねば。
試合終了まで続けるぜ。サポーター魂の「FC鈴鹿コール!」
FC鈴鹿!ドドンドドンドン!
FC鈴鹿!ドドンドドンドン!
FC鈴鹿!ドドンドドンドン!
・ ・・(実は相当長かった)

そして・・・歓喜の瞬間が!タイムアップ!3-2で勝利。
よっしゃーー!

選手のみなさん,5月10日の忘れ物を届けてくれてありがとう。
いくぜ!バンザイ三唱!バンザーーイバンザーーーイ,バンザーーーーイ!

芙蓉クラブは強かった。正直にそう思う。
しかーし,それに勝ったFC鈴鹿はもっと強い。
選手のみなさん。よくやった!おつかれさま!ありがとう!
スタッフのみなさん。おつかれさまでした。
サポーターのみなさん。やったね!

さて,本日のvictory cross賞は・・・
「ストライカー」中村豪選手のシュートは本当に気持ちの良いシュートだった。
「エース」久保田翔選手の決定力は涙が出そうだった。
「KID」横山和也選手の運動量は例えようの無い素晴らしいものだった。
・ ・・帰路の車中でも熟考。うーん,どうしよう。

確かに2失点は痛い。
だけど2失点で抑えて勝ったというのを,誰がなんと言おうとナカニシは讃えたいと思う。
津波のように押し寄せる芙蓉攻撃陣に,体を投げ出してゴールを守った「鉄壁」GK日向修
平選手(背番号1番)にあげたいと思います。
チャージで体を痛めても,パンチングでゴールを防いだ静かな闘志を,ナカニシは忘れませ
ん。

東海リーグは1週間お休みです。
次週は全国社会人サッカー選手権東海地域大会がスポーツガーデンで行われます。
7月4日(土)は12:00から,7月5日(日)は11:00から。
ご都合のいいかたは,観戦いかがですか?

7月4日の対戦相手は,静岡の名門「静大クラブ」です。
どんなチームか分からないので,後日調査してブログにアップします。

いやー,今夜は良い気分だ~。
余韻で眠れないかも・・・。

ではまた。