みなさんこんばんは。
コロナウイルス感染症の影響で,長い間,本当に長い間,公式戦が中断していました。
今も感染者は出ているので,まだまだ油断はできません。
しばらくの間は,無観客試合や観戦時の制限など,『いつものように』サッカーを応援することはできません。
試合のない日々は,我々サポーターも辛かったです。
だけど,もっともっと,選手たちのほうが辛かったと思います。
今日ナカニシは,自宅のパソコンで試合を見ていました。
選手たちがグラウンドに入る時,ちょっと感慨深かったです。
例え試合会場に行けず,声に出して応援できなくても,ナカニシは選手たちと共に戦います。
2020シーズンが始まる。
金曜の仕事が終わってからソワソワし始め,土曜の夜はなかなか眠れず,日曜も試合開始まで,ウロウロして過ごす。
やっと。
やっと。
やっと始まる。
初戦の対戦相手は,MIOびわこ滋賀(以下,滋賀と書きます)
滋賀との対戦は,昨年1分1敗で一度も勝てなかった。
(2019 第1節0-1敗戦。第16節3-3引き分け)
強い。2018年に練習試合でも対戦しているが,その時はケチョンケチョンにやられた。
さても寒い試合だった(気温が)。あまりのやられっぷりに,よーく覚えている。
滋賀は間違いなく強いチーム。
パソコンのモニターを見ながら,じっと時間の経つのを待つ。
ここまで待ったんだ。
もう少し待とう。
もう少し。
もう少し。
・・・・・・・・・
鈴鹿サポーター!気合入れていくぞ!
いくぜ!!!
本日のスタメン(以後敬称略)
FW 7リンタロウ,18佐藤和馬
MF 8八久保颯・6藤田浩平・25和田篤紀・11遠藤純輝
DF 34野口遼太・3川里光太郎・4キローラン木鈴・26今井那生
GK 30セルヒオ・アレナス
試合開始。
試合開始後にバタバタするか?硬くなっているか?と思ったら,そんなことはなく落ち着いて試合に入っている。
試合を落ち着かせているのは・・・
試合開始直後は,リスクを気にしながらロングボールが入る。
そのボールに対して,思いっきり頭で弾き返す木鈴。
また,ディフェンスでボールを回していても,相手が寄せてきたらセーフティに迷い無く蹴りだす。
空中戦,地上戦共にそのプレイに迷いはなく,ミラ監督のつなぐサッカーをしつつも,危険と判断したらシンプルにプレイしている。
センターバックの木鈴が微動だにしない。だからディフェンスラインが落ち着いている。
まずはしっかりとディフェンスから。
共に激戦を戦ってきたキローラン木鈴。こんな時やっぱり頼りになる。
前半の序盤はロングボールの多い展開から,徐々にサイドの攻防になる。
特に滋賀は,ロングボールを鈴鹿の左サイドに放り込むことが多い。
そして,鈴鹿は逆の右サイドから攻める。
右サイドバックに入ったのは,大卒ルーキー,今井那生(26)
いきなりの初出場が開幕戦。ガンバレ!ナイキ!
サイドの攻防が続く中で,鈴鹿は左を押し込まれているので,自陣の右に大きく展開するボールが出ている。
右サイドバックのナイキのミスひとつでやられる展開。
ちょっとドキドキしながら見ているナカニシ。
ところが,ところが,ところが!ナイキの落ち着いたプレイに2度驚く。
キックフェイントで相手をかわす。
前方の純輝(11)を追い越し,クロスを上げる。
1対1では,腰を落として抜かせていない。
唸るナカニシ。やる。ナイキはやるぞ。
一進一退の攻防のため,派手なプレイより堅実なプレイに終始したが,試合を通して,ナイキのプレイに怯んだところは一切無かった。
堂々たる初出場。見事な初JFL。
ナイキ,まだまだ先は長いぞ,ガンバレ!
滋賀は,スピードでサイドを押し込んでくる。
一本通れば,わき目も振らずに一気に伸びてくる感じ。
ドリブルにスピードを乗せると,振り切られるかもしれない。
パスの出どころと,パスコースのカットを慎重に。
セントラルミッドフィールダー,「鈴鹿の心臓」藤田浩平(6)
この試合の前半の序盤は,両チームともにコーナーキックが出なかった。
それだけ相手陣内に食い込むことができず,中盤から良いパスが出ていなかった。
滋賀の中盤を一手に背負って奮闘する藤田。
どちらかというと,少し下がり気味で,中盤の底でバランスを取る。
滋賀も鈴鹿も,一瞬でもバランスが崩れたら一気にやられる感じがする。
一瞬の緩みもない好ゲーム。それほどバランスはギリギリで均衡している。
密集した中盤で,一呼吸の間もなく,孤軍奮闘の藤田。
綱渡りのように,1つのミスも許されない激戦区。
ただ,ここでパスを出されたら,滋賀の早い攻撃陣が鈴鹿の裏を取ってしまう。
藤田!踏ん張れ!
しかし。
前半20分。
滋賀の左からのカウンター。
左サイドバックの野口(34)は,攻撃で上がっていたため間に合わない。
左サイドをスピードに乗ったドリブルで攻めあがられる。
滋賀の攻撃がスピードに乗っているため,中盤の戻りも間に合っていない。
木鈴(4),川里(3),ナイキ(26)の3バックで守る感じに。
左のセンターバックの木鈴が引っ張り出されるが,ドリブルのスピードが早く,切り返しで振られてしまう。
川里がフォローに入るが,思い切りよく振りぬかれたシュートは,無念の鈴鹿ゴールへ。
0-1。失点。
いやいや始まったばかりだ,こんなもん絶対取り返すぞ。
左サイドハーフの,熊本からの新加入,八久保颯(8)
試合を見ていて思ったのだが,八久保のプレイしる姿は,なんか大きく見える。
左サイドで中盤の差し合いに加わる八久保。
この試合,前半の早い段階で,鈴鹿にイエローカードが3枚出ている。
ジャッジがどうとかはともかく,そのうちの1枚が八久保。
ちょっとカリカリしている感じがする。
サイドに張るというより,かなり中にポジションを取る八久保。
攻撃面でも前線のリンタロウへ必殺のスルーパスを出したがっているが,滋賀ディフェンスに潰されている。
かなり攻撃的に行っている分,サイドのディフェンス時に遅れてしまっている。
実際,前半は鈴鹿の左サイドが良く狙われていた。
ナカニシの目には,何となく少し焦りがあるように見える。
八久保。大丈夫。攻守のバランスを整えて。
八久保。ガンバレ!
滋賀のサイド攻撃は冴えている。
後ろから(小さいパスで)前の選手に当てて,
ターンせずに折り返し(小さいパス)を,
サイドに展開(大きいパス)。
トン・トン・トーン。
こんなパス回しを,緩急をつけてやってくる。
サイドに足の速いドリブラーがおり,長短のパスからの展開が見事にはまっている。
鈴鹿は滋賀のパスで選手のポジションを動かされながら,スペースを狙われ始めた。
フォワードでがんばる,「雑草魂」,佐藤和馬(18)
辛い時間帯。ディフェンスが精いっぱい。中盤がじりじり下げられていく。
そんなキツイ時こそ,こそっとした和馬の気の利いたプレイが際立つ。
昨年はボランチでも出場していたが,和馬はやはり前線が似合う。
滋賀の攻撃時,下がりながらのプレイ。
ホンの少し後ろから足を出してボールに触る(伸ばしすぎるとファウル)。
ホンの少し背中からプレッシャーをかける(やりすぎるとファウル)。
パスを出そうとした相手の視野にチラッと入って牽制する。
前線での曲者感が凄い和馬。
そして左右に流れてドリブル,クロスでターゲットのリンタロウ(7)を狙っている。
かなり飛ばしている和馬。
交代枠は5人。フル出場は考えていないだろう。
いや,和馬はいつだって目の前のプレイに100%を出している。
その背中は,いつもカッコいいぜ!
試合展開とボール支配率は,5分と5分。
しかし,鈴鹿の攻撃の方が単発で淡白に終わっている感じがする。
滋賀は徹底的にサイドから。
行くときは中盤がグッと思い切りよく上げるので,圧力が凄い。
滋賀のほうが前後のスペースがコンパクトになっている。
左サイドバックの,「悪魔の左」,野口遼太(34)
滋賀は野口の左サイドを攻撃することが多い。
八久保との守備時の連携がいまいち良くなく,数的不利で押し込まれる場面もある。
しかし,引いて守ったら,滋賀の早い攻撃陣にスピードで抜き去られてしまう。
野口はビルドアップしつつ,アーリークロス気味の精度の高いボールを滋賀ゴール前に入れてくる。
そして,機を見て,野口のミドルシュートが爆裂。
滋賀ゴールキーパーがわずかに触ってコーナーキックとなったが,野口の攻撃は何よりもドキドキ,ワクワクする。
試合を通して,野口(34),木鈴(4),川里(3),ナイキ(26)のディフェンスラインは,一生懸命頑張っていたが,サイドの裏を狙う相手や,前方のサイドハーフとの連携に関しては,まだまだ連携が整っていない場面もあった。
ノグさん,ディフェンスラインを頼みます。
後半40分。
やはりサイドから展開する滋賀に対して,中盤の藤田が右サイドバックのフォローに入る。
ナイキ(26)と藤田(6)でクロスは上げさせないが,滋賀はいったん中に戻したボールを,中盤の選手がするするっとドリブルで運ぶ。
サイドにフォローに入った藤田の場所がカバーがされていない。
一歩,二歩,三歩,と持ち込まれて滋賀のミドルシュート。
川里(3)が前にブロックしていたが,川里の体にあたってコースが変わり,ゴールキーパーのセルヒオの逆を取られる。
くそっ!!!無念。
0-2。失点。
アンラッキーな失点だが,ナカニシの目から見ても中盤の真ん中がぽっかり空いていた。
選手がスライドした穴が埋まっていない。
前半の終了間際。
少し選手たちも疲れてきて,一歩が重くなってきている。
ここで前半終了。
前半は,滋賀がボールを回したり,選手が走ったりするたびに,鈴鹿のどこかに「空き」ができるような感じだった。
スライドしたり,カバーしたりは,ディフェンスラインはしているが,それ以外は,リアクションで動いていた感じがする。
ボールを回されるたびに,鈴鹿がドタバタした感じがする。
しかし。
ナカニシが思うことぐらい,選手たちはもっとよく分かっている。
ハーフタイムで修正してくるはずだ。
鈴鹿には3点を取るだけの攻撃力は十分にある。
さあ,滋賀まで「念」を送ろうか!!!
後半開始
後半の開始直後からバタバタっと攻められる。
滋賀はやはり,サイドから早く早く。
センターバックの,「先輩」,川里光太郎(3)
JFL経験豊富な川里。
見た目がいかつくて先輩っぽいので,ナカニシは先輩と呼んでいる。
ちょくちょくディフェンスが裸となる難しい試合となったが,落ち着いて対処している。
センターバックの木鈴(4),ゴールキーパーのセルヒオ(30)と三角形を作り,危ない場面でも自分にボールを出せるような位置にいる。
足元も競り合いも,なんでもできるユーティリティなセンターバックだとおもうが,身長はそれほど高くない。
高いボールは木鈴が得意なので,少し下がってスイーパーのような位置でプレイする。
この試合,徹底的にサイドを狙われているため,両サイドバックとセンターバックの距離感が難しいように思う。
離れてもダメ。近くてもダメ。高くても低すぎてもダメ。
ディフェンスには課題が出た試合になったと思う。
そして,それは必ず修正できる。
川里先輩。ドンドンいっちゃってください。
後半8分。
(OUT) 8八久保颯 ⇔ (IN) 15菊島卓
菊島はフォワードに,佐藤和馬(18)が左サイドハーフに入る。
そして・・・
後半8分。
滋賀のディフェンスラインでのパス回しに寄せる菊島(15)。
左から和馬(18)が,後ろから和田篤紀(10)も,一斉に寄せに行く。
一瞬,戸惑う滋賀のディフェンスからボールを奪い,ワンステップで即座にシュート!!!
シュートはゴール左のサイドネット側に突き刺さる!
ゴーーーーーーール!!!1-2
今シーズンの公式戦初ゴールは,「ゴールゲッター」,菊島卓のシュート!!!
菊島,見事!
ゴールを決めるのに最も大事なことは,枠に行くことだと思う。
どんなシュートでも枠に行かなければ絶対に入らない。
練習試合から見ていて,菊島はなんか感覚的にゴールの枠を掴んでいる気がしていた。
キクシマタク!大注目!
この試合の大きな転機は,間違いなく菊島の1点目のゴールだった。
その後半8分のゴール以降,一気に鈴鹿の攻勢が始まる。
鈴鹿が押せ押せムードになってきた。
滋賀は逆にサイドハーフが下がり,鈴鹿のサイド攻撃に備えている。
そのため,中央に2人のフォワードが残っているだけになった。
中央へのロングボールは木鈴が迎撃する。
木鈴(4)のカバーには川里(3)が安定している。
その状況を見て,藤田(6)と和田(10)の中盤も押し上げてきた。
右サイドハーフの,「ハートのエース」,遠藤純輝(11)
鈴鹿で一番のキレキレ選手である純輝も,前半からの滋賀の攻勢で良いところを出せていなかった。
後ろにいるディフェンスのナイキ(26)と連携しつつ,相手を抑えるディフェンスのプレイが多い。
後半の菊島のゴールで,流れは一気に鈴鹿に傾く。
純輝が飛ばし始めたのが分かる。
純輝(11)から,逆サイドから走りこんできた和馬(18)に,超超高精度ピンポイントクロス。
和馬(18)がマークを外してダイビングヘッドで飛び込むが,相手ゴールキーパー正面。
惜しい!惜しすぎる!
その後もぐいぐい押し込む純輝。
滋賀の攻撃陣もたいがい早かったけど,純輝も超早いぜ!
純輝!行こうぜ!
後半27分。
良い形でボールをキープした藤田から,右の純輝(11)へ展開。
ククッとフェイントを入れて,鋭いクロスボールを入れる。
もうそこに来ることは分かってるぜ!!!
ニアで頭をちょこんと合わせたのは・・・
俺たちの得点王!!!
エフラインリンタロウ!!!
ゴーーーーーーール!!!2-2
そして,この映像を見ている誰か?のための「ゆりかごパフォーマンス」
ご出産おめでとうございます。
フォワード,「ER7・鈴鹿の得点王」,エフライン・リンタロウ(7)
前半からずっと,滋賀の攻勢で鈴鹿の攻撃は単発にならざるを得なかった。
厳しい場面では,リンタロウをターゲットにして放り込んでくるボールも多かった。
ヘディングで競り合うものの,リンタロウとしてはもう少しゴールの近くで勝負をしたかっただろう。
後半からサイドが押し上げ,特に右の純輝(11)から突破口が開かれている。
2点目はリンタロウらしいさすがのゴール。
そして,虎視眈々と3点目を狙う。
リンタロウ,今シーズンも取って取ってとりまくろうぜ!
中盤の,「バッドボーイ」,和田篤紀(10)
篤紀のプレイの素晴らしさは,ここに書き尽くせない。
気温30度を超えている(らしい)ピッチの上で,優雅にそして華麗なプレイを見せる。
菊島とリンタロウのゴールから攻撃のターンが増えてきた後半の終盤。
藤田と前後の関係となり,かなりポジションを上げている。
そして,味方との連携で篤紀(10)のセカンドボールの奪取率が上がる。
篤紀から左右に展開。
そして,裏を狙う菊島(15)が欲しがっている。
ナカニシの感じだと,このポジションに篤紀が入ると,鈴鹿の攻撃が活性化する。
さあ,篤紀タイムだ。篤紀劇場だ。
取るぞ!!!
取り返すぞ!!!
後半の終盤を迎えても鈴鹿の攻勢は続く。
この時点で,ナカニシはこの試合逆転することも十分あると思っていた。
ただ,選手たちの消耗が激しい。
そして,滋賀も選手をドンドン変えてきている。
今年の交代枠は5人(交代は3回まで)
11人のうち5人変われば全然違うチームになる。
両チームともに,この変化にどう対応できるかがカギとなる?
後半30分
(OUT) 7エフライン・リンタロウ ⇔ (IN) 25出岡大輝
(OUT) 18佐藤和馬 ⇔ (IN) 16小口大司
攻撃陣を変え,さらに1点を取りに行く鈴鹿。
滋賀も攻撃陣を変えているので,最後の最後で殴り合いのような展開になってきた。
滋賀は縦一本でスピードを使う。
そして,さらに中にも選手が走りこんでくる。
後半の序盤までは,鈴鹿がペースを握っていたが,ここで盛り返してきた。
攻守の切り替えが早くなり,徐々に中盤のスペースが生まれる。
途中交代でフォードに入った,「ゴールゲッター」,菊島卓(15)
リンタロウが交代したため,前線のターゲットになっている。
リンタロウほど背が高いわけではないが,菊島はとにかく懐が広い。
体を使って,グッイっとボールを保持する力は素晴らしいと思う。
流れながら後ろからくるボールを自分の打ちやすいポジションに置く。
「止める・蹴る」のような,基礎の事だけど,これがしっかりできる選手は安定して上手い。
1点目をゲットした菊島。
菊島,まだあるよな?
菊島,まだ欲しいよな?
後半40分。
深い位置から純輝(11)のロングパス一閃!
滋賀ディフェンス2人の真ん中に通す。
そこに走っているのは・・・キクシマ!タク!
早い早い。体で相手を押さえながら相手と逆側でボールを保持する。
ドリブルもスピードに乗っている。
打つぞ!このまま菊島が決める!
と,思った瞬間。
なんとヒールパス。
なんと!
えっ!
菊島のヒールに相手ディフェンスも一瞬対応できない。
菊島のボールの先には・・・
小口のキャノン砲が火を噴く!
ドカーーーン!
ゴーーーーーーール!!!3-2
凄い!小口がめちゃくちゃ凄いゴールを奪った!
そして菊島,なんじゃこりゃ!
ナカニシは自宅で震えが止まらない。
なんと素晴らしい。なんと見事な。
喜ぶ選手たち。喜ぶベンチのメンバーたち。
しかし,パソコンのモニターには,センターサークルで試合再開を待つ選手が映っている。
次のプレイの準備をしている選手がいる。
藤田(6)と出岡(25)だ。
ATを含めてまだ10分近くある。
彼らは十分わかっている。
締めろ。ここが勝負どころだ。
声を出せたらいいのに。
こんな時こそ,チャントを歌うべきなのに。
こんな時こそ,選手に最後の力を与えたいのに。
頼む。
勝ちたい。
ゴールキーパー,「最後の砦」,セルヒオ・アレナス(30)
残り約10分。選手たちは疲れている。ここから守りに入るだろう。
滋賀の攻勢は厳しくなるが,ここは最後の最後でセルヒオに頼むしかない。
セル,頼む。ゴールを守ってくれ。
滋賀攻勢の中で,センターバックの川里(3)が少し痛めて退場。
後半38分
(OUT) 3川里光太郎 ⇔ (IN) 17佐藤昂洋
最終盤でディフェンスの交代。
これで交代4人だが,3回使ったのでもう交代はできない。
どうしても嫌な感じがぬぐえない。
みんながんばれ。
もう祈るしかない。
ベンチからコンパクトに,と声が出ている。
鈴鹿は前後左右共にコンパクトにしている。
その分,逆サイドのスペースを使われる。
後半44分。
滋賀は,右から左へ展開。
サイドバックはコンパクトにするため中に絞っているので,サイドのケアはサイドハーフの小口(16)が全力で走っていく。
しかし,一瞬届かない。
滋賀の狙いすましたクロスが中へ。
セル!出られないか?セル!止めてくれ!
飛び込んできた選手にヘディングを決められ失点。
3-3
試合は最終盤で同点に引き戻される。
選手たちは,最後の最後まで走るが・・・試合終了の笛。
試合終了。
両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。
試合は最後の最後に同点にされてしまいました。
実は,2019シーズンのホーム戦でもMIOびわこ滋賀さんにはATに同点弾を喰らっています。
その試合も3対3の引き分けでした。
「守りに入ると,途端に守れない」
残念ですが,ここが鈴鹿の最大の弱点であり,最大の修正ポイントです。
そしてそれは,監督もコーチも選手たちも,痛いほどよく分かっていると思います。
思うようにいかないのも(が)サッカーです。
サッカーは難しいです。でもだからこそ,それを乗り越えて次の進化があります。
最後は残念で仕方がありませんが,サッカーのある週末が戻ってきたのは嬉しいです。
そして,みんながそれぞれに持ち味を出して,生き生きとプレイしていて,それも嬉しかったです。
本当は,勝ってたらもっと嬉しかったと思いますが,それは次戦にお預けにします。
たくさんの人が公式戦の開始を待っていました。
ナカニシもめちゃくちゃ待っていました。
鈴鹿ポイントゲッターズの魅力は,選手たちのプレイする試合です。
それが魅力あるからこそ,このチームはたくさんの人に支えられています。
今日も夢中になるような試合でした。
素晴らしいプレイの数々でした。
2020シーズンが始まりました。
おそらく最も短いシーズンになると思います。
だけど,選手たちが1戦1戦全力で戦うことに何の変りもありません。
さあ行こうぜ,明日めざし,何度でも,くじけても
さあ行こうぜ,夢めざし,歩みを,止めずに
ではまた。
(今後の試合)
◇三重県選手権決勝 7月26日16:00 対ヴィアティン三重 @三交鈴鹿(無観客試合)
◇JFL第17節 8月23日15:00 対 松江シティFC(無観客試合)
◇JFL第18節 8月30日15:00 対 テゲバジャーロ宮崎@三交メイン
◇JFL第19節 9月5日(土)15:00 対 Honda FC @三交鈴鹿
◇JFL第20節 9月12日(土)15:00 対 東京武蔵野FC @AGF鈴鹿
⇒ 今後の状況により変更可能性あり。
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