VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

藤沢ネットが最強だ!

みなさんこんばんは。

 

カニシは,いつも集中して試合を見ているのですが,実は鈴鹿の選手しか見ていません。

なので,相手の選手を「上手いなー」とか思ったりすることはありますが,試合が終われば,ほとんど印象に残っていません。

 

でも,ごくたまに例外があります。

相手のチームの選手でも,名前もプレイスタイルも覚えているような,忘れられない強烈な印象を放つ選手がいます。

それが,藤沢ネットです。

 

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カニシが初めてネットを見たのは2015年です。

岐阜セカンドの強力なワントップが藤沢ネットでした。

岐阜フットボールセンターで,対戦した時の強さをよく覚えています。

(当時の写真。前方は大村亮平選手)

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パワーだけでなく,体を張って周りを活かすプレイをしていました。

その印象は,後々まで変わりません。

ネットはずっとチームや仲間に対して献身的な選手でした。

 

次の印象も岐阜セカンドの時です。

この試合は鈴鹿と岐阜セカンドとの試合ではありません。

岐阜県の社会人選手権を見に行った時のことです。

カニシは以前鈴鹿に在籍していた,FC.KAWASAKIの,安西選手と海野選手を見に行きました。

そこで見たのが,岐阜セカンドの強力なワントップの藤沢ネットです。

当時のブログにも,「強力なFW」と書いています。

https://miracle-fcsuzuka.hatenablog.com/entry/33389944

この試合の決勝点となる岐阜セカンドの2点目は,ネットのゴールです。

ゴールを決めた時,「フォーーー!」ってネットが吠えました。

応援しに行った安西選手と海野選手のチームは敗れましたが,その時のネットの印象も強烈でした。

 

そして,2016年。

鈴鹿全国社会人選手権を準優勝し,地域CLにコマを進めました。

山梨の第一ラウンドを全勝で終え,決勝ラウンドに進みました。

その絶好調の鈴鹿に,練習参加してきたのが,藤沢ネットです。

 

カニシは目を疑いました。

凄い。あのネットが鈴鹿に練習参加してくるとは・・・。

その堂々たる体躯は抜群に目立ち,練習参加なのに新聞の写真のど真ん中に写ってました。

 

しかし・・・2016年。鈴鹿は最後の最後で1勝が挙げられず,昇格できませんでした。

鈴鹿の主力選手が何人も退団しました。

カニシの目の前も真っ暗になりました。

ネットは鈴鹿には来てくれないだろう。

ネットならば,他に入る有力なチームはあるだろう。

でも,2017年の鈴鹿には,藤沢ネットの名前がありました。

 

(前置きが長くなりましたが)

 

ここから鈴鹿の藤沢ネット最強伝説が始まります。

 

小澤宏一監督率いる2017のチームは,2016の時とは違った魅力のあるチームでした。

たくさんの選手が鈴鹿を去りましたが,そんな中でチームを支えてくれた一人がネットです。

当初,ネットはなかなか先発出場ができませんでしたが,出た時はEveryTimeパワープレイでした。

そして,徐々に出場時間を増やしていきました。

そうです。ネットの肉体が唸れば,誰にも止められませんでした。

カニシが例えたことがあります「グラウンドの中を軽自動車が走るようなもんだ」。

 

そして,そのプレイはパワーだけでなく,仲間を助け,チームに対しても献身的でした。

ネットは在籍4年半で88試合に出場し17点の得点を挙げています。

フォワードとしては決して多くない数字ですが,得点に絡んだ回数や,ネットがスルーしたり,おとりになったり,スクリーンで仲間を守って生まれた得点は,もっともっとたくさんあります。

 

福井全社でのアミィティエ戦でゴールを決めたネットは,サポーターに向かってゴールアピールをしました。

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今,思い出しても明確に覚えているカッコいいゴールパフォーマンスでした。

(ナカニシは何度もマネしているので,このゴールパフォーマンスは上手いです)

また,地域CL栃木ラウンドで,伊藤竜二がドリブルで凄んごい突破して,中で待つネットに絶妙なパスを出した時・・・まさかのスルー!

後ろから走り込んだ江頭一輝が見事に決めた得点がありました。

 

そして,2018年。

名将辛島啓珠監督は,ネットとリンタロウの2トップを主にスタメンで使いました。

相手より強いところで勝負するという,徹底した勝利へのこだわりでした。

ネットは盟友リンタロウと共に,東海リーグを嵐のように暴れまわり,地域CLを喰らいつくしていきました。

ゴールも挙げましたが,リンタロウだけでなく,周りの選手のゴールもたくさん助けました。

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ネットは吠えていました。

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JFLに昇格するための,なんか目に見えない勢いを生み出していました。

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2019シーズンは,慣れないJFLに戸惑いながらも,体を張って周りを活かしていました。

でも,ネットのフィジカルをもってしても,なかなかJFLのディフェンスは激しく,ネット自身の得点はなかなか生まれませんでした。

だけど,リンタロウのゴールの際にやる胸ドンは,サポーターのテンションを爆上げしました(これも鈴鹿サポーターがマネする定番です)。

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そして,体を張って頑張った結果・・・ネットはヒザに大怪我をしてしまいました。

2020シーズンは,怪我でなかなか出ることができないうえに,コロナ禍のため試合自体が半分しかありませんでした。

サッカー選手にとって試合に出られないというのは何よりも辛かったことでしょう。

そして,そんなネットに・・・ナカニシは何もしてあげられませんでした。

 

2021シーズンは,開始こそ良かったものの,鈴鹿は結果の出ない試合が続きました。

サポーターも,選手も,「こんなはずじゃない」と思いつつ,イライラしたり,がっかりしたりが続きました。

そんなチームや,サポーターの様子をネットはちゃんと見ていました。

試合に出ると,「もっとパワーをくれ!」とサポーターを煽ります。

フォワードながら,ディフェンスもしっかり走ってボールを追います。

ネットは自分のプレイで,元気のない仲間やサポーターを支えてくれようとしていました。

あの,みんなが笑うスタジアムを作るために。

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「優しい鉄人」「鈴鹿の重戦車」藤沢ネットが退団します。

移籍先は,岐阜のFC.Bomboneraです。

近いので,コロナが落ち着いたら見に行こうと思います。

FC.Bomboneraのみなさん,サポーターのみなさん,地域のみなさん。

藤沢ネット選手がそちらへ移籍します。

「超」の付くほど良い選手です。

見た目は怖そうに見えますが,ネットの半分は優しさで出来ています。

応援よろしくお願いします。

 

昨年も,今年も声が出せません。

カニシはスタンドから「ネットが最強だ!」って言いたくて仕方がありませんでした。

ネットは最強です。

鈴鹿に来てくれてありがとう。

共に戦ってくれてありがとう。

 

ネット。

元気で。

お肉の美味しい店が見つかりますように。

活躍を祈ります

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また会おう!

 

※お願い

ネットは漢字が苦手なようです。

もし,このブログをご覧になった方で,ネットと話す機会があれば,ナカニシが「ネット最強」ってブログに書いてたよと,お伝えいただけるとありがたいです。

 

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ネットー,ネットー,ネットゴール!

レッツゴーアレアレー!

ネットー,ネットー,ネットゴール!

ラララー,フジーサワーネェットーゴール!

 

ではまた。

 

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コロナ禍の影響で,アウェイ席無し,または無観客試合となる試合があります。

今後の情報に注意してください。

 

(今後の試合)

JFL第20節 8月29日(日)15:00 対 FCマルヤス岡崎@龍北スタジアム(アウェイ無し)

JFL第21節 9月4日(土)15:00 対 MIOびわこ滋賀@AGF陸上競技場(アウェイ無し)

JFL第22節 9月11日(土)18:00 対 Honda FC@都田グラウンド(無観客試合