VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

JFL第21節 対 MIOびわこ滋賀

みなさんこんばんは。

 

今日の試合は無観客+会場非公開で行われました。

試合を見たくて仕方がない気持ちは分かります。

応援したい気持ちが爆発しそうなのも分かります。

でも,コロナ禍の中でサッカーの試合を行うのは大変です。

 

みなさん,ご協力ありがとうございました。

無事に試合が開催されて良かったです。

 

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週末の朝。

今日の試合は無観客+会場非公開だけど,サッカーのある週末の幸せ。

 

朝からソワソワしているナカニシは,何かをしていないと落ち着かない。

肉体労働をしながら,気を紛らわせる。

 

2時間前からパソコンの前でスタンバイ。

気合を入れる。祈りを捧げる。魂を込める。

 

会場が分からないけど,何となくオーラを感じる方向に一礼。

カニシの念が届きますように。

 

朝は小雨だった雨が,徐々に強くなってきた。

 

今日の対戦相手は,MIOびわこ滋賀(以下,MIOと書きます)

前半戦では,2対3で逆転負けしている。

 

鈴鹿はMIO戦の分が悪い。

これまでの対戦成績は(たぶん)2敗2分けで勝利が無い。

 

MIOは攻撃力が高く,スピードと鋭いカウンターで何度もやられてきた。

それでも勝たねばならない。

強敵MIOどう攻略するか?

 

時間が過ぎる。

試合が近づく。

 

スタメンを確認する。

前試合と同じスタメン。

 

YouTube放送が始まる。

緑の良い芝のグラウンドだ。

 

このソワソワを何とかしたい。

早く試合が始まってくれ。

 

さあ,時間だ!

ふー。

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 24川森有真・19田村翔太

MF 4橋本晃司・6西村仁志・8海口彦太・40松木駿之介

DF 35上田駿斗・20中村俊貴・26今井那生・15菊島卓

GK 23岩脇力哉

 

スタメンは前節と同じ。

MIOの早い攻撃を鈴鹿はどう止めるのか?

MIOの堅い守備をどうこじ開けるのか?

 

鈴鹿は4-4-2。

MIOは4-2-3-1(だと思う)

雨は小康状態だが,グラウンドはたっぷり水を含んでいる。

パススピードが遅くなり,ボールは滑ったり伸びたりする。

 

幸先よく鋭い攻撃を見せたのは,フォワードの川森有真(24)

ペナルティエリア外から,見事な弾道のミドルシュートを放つ。

MIOゴールキーパーのファインセーブでゴールならなかったが,前へ前へのフォワードらしい動きを見せている。

グラウンドコンディションは良くない。

クサビのズバッとしたパスがトップに入らない。

徐々に攻撃に絡めなくなる川森。

久しぶりの雨の試合。

川森が良い所を出せていない。

川森。まだ始まったばかりだ。

泥臭く狙い続けよう。

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マルヤス戦でも失点のきっかけとなったのは,鈴鹿ボランチへのプレッシャーだった。

MIOは4-2-3-1の形。

この3人のトップ下が,鈴鹿ボランチに寄せてくる。

 

前半5分。

西村(6)が中盤で受けてドリブルをしたボールが,少し足から離れる。

それをMIOの中盤が見逃さない。

一気に寄せてボールを奪い。

前線へ。

これを決められて失点。

0-1。

 

単純なミスからの失点。

ただ,その単純なミスを狙われていたように思う。

そして,MIOらしい奪ってからシンプルで速い攻撃。

そう,MIOはこれが怖い。

 

ボランチの,「若き司令塔」,海口彦太(8)

どちらかというとボランチの2人のうち,海口が少し前で,西村が少し後ろ。

カニシの見た感じだけど,中断期間開けの試合から海口の動きが悪い。

前半を全て見ても,これだけ目立たない海口のプレイはあまり見たことが無かった。

海口の良い所は,自ら前へ前へ積極的なプレッシャーからのボール奪取にあると思う。

MIOは鈴鹿の中盤にプレッシャーをかけていて,海口と西村がそれを受けている。

しかし,本当ならば海口は受けるのではなく,逆にMIOの中盤を押すくらいのプレイヤーのはず。

再三ブログに書いているが,ナカニシは海口の良さを出せるのはトップ下だと思う。

良く試合が見えている選手だけに,中盤のスペースを埋めて危機管理しているのだけど,それでは海口の良さが出ない。

悔しい。

もっともっとできる選手なのに。

海口。ドンドン行こうぜ。

自分の良さを出していこうぜ。

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MIOはロングボールを放り込んでくる。

鈴鹿のディフェンスは弾き返すが,そのセカンドボールを奪われ,波状攻撃を受けている。

海口(8),西村(6)のボランチはフル回転しているが,その位置のMIOの人数が厚い。

 

センターバックの,「鬼俊貴」,中村俊貴(20)

MIOのロングボールを競り合って,ヘディングが飛ばないと波状攻撃を受ける。

競り合いに勝つだけでなく,体幹をビシッとしてヘディングの飛距離を出さないといけない。

俊貴の超合金の筋肉がうなりを上げる。

バッチバチ迎撃する俊貴。さすが!ナイス!

MIOは中盤が厳しいため,鈴鹿ディフェンスのパス回しにはあまり圧力をかけてこない。相手を引き出せず,中盤にスペースが作れないため,俊貴からもロングボールがサイドの奥に出ている。

中盤で試合を組み立てられない鈴鹿

ディフェンスラインからの一本を狙う。

俊貴。頼むぞ!

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ボールの保持率は少し鈴鹿優位。

MIO陣内でボールを回す場面も多い。

しかし,そういう時こそ,MIOのカウンターが怖い。

MIOは4バックだけど,鈴鹿がサイドを攻めると,MFが下がって6バックみたいになることがある。

その分,中盤が薄くなるはずだが,前線の選手も下がってくるので,6-4-0の形になる。

全体守備がしっかりしているMIOは,特にディフェンスが硬い。

そして,攻めあぐねていると,一気にカウンターが飛んでくる。

 

サイドハーフの,「鈴鹿松木」,松木駿之介(40)

今日も元気印の松木が前に推進力を出す。

サイドバックの菊島(15)と共に右サイドをゴリゴリ突破する。

しかし,MIOのセンターバックは高くて固いため,超々高精度の狙いすましたクロスが必要。

先制後のMIOのサイドバックは,それほど上がってこないので,松木は裏に抜けるスペースが無く,そのスピード使いきれずに後ろに戻したりしている。

MIOは待ち構えてディフェンスしている。

徐々にビルドアップのスピードが落ちる松木

でも大丈夫。

1試合しか見てないけど,松木はやってくれそうな気がする。

鈴鹿松木

やったろうぜ!

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この試合のYouTube解説は,中村侑人選手(22)と北野純也選手(14)がやっている。

当然プロではないので,そんなに上手くしゃべれないが,2人とも「なるほど」と思うような話をしてくれている。

前半の中盤,「MIOは良く声が出てますね」という言葉があった。

確かに,MIOの声が良く聞こえる。しかし・・・

 

センターバックの,「我武者羅100%」,今井那生(26)

このグラウンドでナカニシが一番耳にしたのは,那生の元気な声だ!

ディフェンスの声は,プレイに対する指示だけでなく,相手へのフェイントになり,仲間へのフォローになり,そして,試合の流れを変える事すらある。

那生!良い声だぜ!キングヌーより良い声だぜ!

MIOの攻撃は鋭く深く突き刺さる。

そのため,コーナーキックも与えてしまっている。

ジャンプ力が半端じゃなく,めちゃくちゃ空中戦に強い那生。

那生,1点を追う展開だけど,今はガマンだ。

足元が滑るぞ。

確実に。シンプルに。

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徐々に雨の音が強く聞こえ始める。

まだ,派手な水溜まりは無いが,グララウンドは相当量の水を含んでいる。

 

前半23分

ウォーターブレイク。

その時,解説の北野選手が言った。

「ウォーターブレイクで流れが変わり・・・」

 

前半24分。

ビルドアップからのボールを奪われそうになる。

中村俊貴(20)と,菊島卓(15)の息が合わずショートパスが乱れる。

そこに突っ込んできたMIOの選手にボールを奪われ失点。

0-2。

 

1点目。2点目共にミス。

なんてことだ。無念。

 

確かに足元が悪くなってきている。

そのため,特にディフェンスは,ほんのわずか「間」がある。

その一瞬に飛び込んでくるMIOの攻撃陣。

パスをつなぎたい鈴鹿

シンプルに突っ込んでくるMIO。

ボールは支配しつつも,どうも鈴鹿の歯車が合わない。

 

フォワードの,「スピードスター」,田村翔太(19)

そのスピードを使いたいところだが,鈴鹿の攻撃の基点が低いため,良い形でボールを受けられない。

そのため前半途中に,こちらも左サイドハーフ松木駿之介(40)とポジションをチェンジし,より斜めに角度をつけて走りながら,パスの出るのを待つ。

しかし,鈴鹿の悪い時は中盤が引きすぎているので,守備から攻撃への切り替えに時間がかかる。

さらに,MIOはサイド攻撃を十分に警戒しているので,サイドに流れても田村に良い形でのボールが入らない。

たぶん田村は,自分の思っていることが全然できていないと思う。

でも,フォワードは100回無駄走りしても,1発決めたらヒーローだ。

タムショー!

ゴールを狙い続けろ。

ポジションはどこでも構わない。ゴールを狙うのがフォワードだ。

 

雨のためパススピードが上がらず,トン⇒トン⇒トンとパスが流れない。

そうすると,シンプルに手数をかけないMIOに2点リードされているのは痛い。

MIOはしっかり守ってカウンターを狙う。

鈴鹿は攻撃に人数を割かなくてはならないけど,そうするとMIOの狙いにはまる。

リスクを取ってでも攻めるしかない。

 

ボランチの,「セクシーフットボール」,西村仁志(6)

マルヤス戦でも書いたが,三浦泰年監督に代わって一番プレイに変化があるのが西村だと思う。

プレッシャーを受けると,シンプルに後ろに戻していた西村が,前にボールを運んでパスコースを作り,ゲームを組み立てるようになってきた。

もともと,テクニックは十分な西村なので,そのプレイは良く目立っている。

そして,攻守の切り替えの際にも前に出てくるので,前半もミドルシュートを放っている。

しかし,MIOの中盤も西村に寄せてきているのと,雨で徐々にグラウンドコンディションが悪くなってきており,西村の「ちょっと持つプレイ」の良さが出なくなってきた。

前半のうちに1点でも返しておきたい。

リスクを取ると言うのは簡単だが,ボランチのバランスのとり方は難しいと思う。

西村。

何とか攻撃の糸口を作ってくれ。

田村(19)。川森(24)。松木(40)につないでくれ。

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サイドハーフの,「名人」,橋本晃司(4)

地域リーグの際には,堀河俊大選手のセットプレイで沢山の得点が生まれた。

JFLになってから,鈴鹿のセットプレイは相手に脅威を与えられていただろうか。

名人橋本晃司の前節マルヤス戦のセットプレイのキックは凄まじかった。

線で合わせるのではない。

高く上がって,相手の頭を越えて落ちてきて,点で合わせるボール。

前半34分。

左サイドの位置からのフリーキック

キッカーはもちろん橋本晃司(4)。

一歩,二歩と歩幅を取る(この歩幅を取るのがカッコいい)。

橋本はいろんなボールを蹴れる。

前述の落とすボール,シュートのようなボール。少し曲げるボール。

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今回は・・・曲げてきた!

体ごとダイビングベッドで飛び込んだのは,川森有真(24)!

しかし,ゴールキーパーが好反応で弾く!

それを詰めたのは・・・中村俊貴(20)!

よし!

ゴーーーーーーール!!!1-2

 

橋本(4)のナイスキック!

有真(24)の体を投げ出すヘッド!

そして俊貴(20)の魂のゴール!

前半に1点を返したのは大きいぞ。

 

前半の終盤。

一気に鈴鹿に流れが来る。

前に前に潰しに行くプレイが出始めた。

海口(8)が中盤でボールを奪い,クロスボールを入れる。

そうそう海口。

引くのは海口らしくない。前に前に行こうぜ。

 

鈴鹿はかなり遠い所からもフリーキックでゴールを狙う。

さらに,ロングスローも入れてきた。

良い勢いだ。

良い流れだ。

 

そして,MIOのコーナーキックからゴールキーパー岩脇がパンチング。

カウンターで田村(19)が走る。早い早い。めっちゃ早い。

右に松木(40)。左に橋本(4)が走る。

MIOのディフェンスでゴールならないが,鈴鹿の良い雰囲気が続く。

良いぞ良いぞ。

前半に追いつきたい。

 

前半終了間際には,ゴール前でのフリーキックのチャンスに橋本(4)。

わずかに左にそれるが,得点の匂いのする良い雰囲気を保ったままハーフタイムへ。

 

ここで前半終了。

 

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この試合は,中村侑人選手(20)と,北野純也選手(14)が解説をしている。

決して言葉がポンポン出てくるわけではないが,「なるほど」と思うことを言っている。

試合の流れのこと,セカンドボールのこと,選手達の動き。

そして,何よりこの2人には,この試合に対するのリスペクトが感じられる。

 

試合途中で中村侑人選手がポロっと言った一言。

「MIOさんもJFL戦う仲間ですから」

本当に良いこと言うな~。ナカニシ感心。

 

そして,北野選手がこんなに話すのを聞いたのは始めて。

長いこと選手とサポーターをやってるけど,あんまり話したことは無かった。

北野選手も試合に出られなかった選手達へ,とても暖かい良いことを言っている。

そして,予言のように試合の展開を当てている。

 

前半,ミスで2失点するものの,流れは鈴鹿に傾いている。

そして,前半は良い雰囲気で流れを繋いだ。

今の鈴鹿ならば,逆転も十分に可能。

 

今の鈴鹿には自信がある。

全員がしっかりと戦っている。

 

さあ,応援するぞ!!!

 

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後半開始。

選手交代。

(OUT)6西村仁志 ⇔ (IN)25出岡大輝

(OUT)8海口彦太 ⇔ (IN)13蓮沼翔太

 

なんとボランチ2人交代。

プレッシャーを受けまくっていたが,それでも2人とも何とか耐えていた。

そして入るのが,出岡と蓮沼。

この2人が共にボランチで入るのは初めて。

三浦監督動いてきた。

しかし。

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後半4分に雷雨のため中断。

 

カニシのサポーター人生のうちで,大雨は経験があるが中断は経験がない。たぶん。

それも,鈴鹿の流れが来ているタイミングでの大雨。

見る見るうちにグラウンドに水溜りができていく。

あまり中断が続くと,この試合自体が中止となり再試合もありうる。

コロナの関係で,JFLの日程もキツイ。

何とか再開したい。

そして何とか勝ちたい。

 

中断は約30分で再開。だいたい。

前半4分から。

 

グラウンドは前半と全く違う様相となる。

5㎝くらい水を溜めたプールの状態。

パスは全く通らない。

ドリブルは全然できない。

 

これは・・・鈴鹿が良い感じだっただけに・・・。

 

後半8分。

MIOは,昨年まで鈴鹿に在籍していた小口大司選手がグラウンドに入る。

解説の2人の選手たちも小口選手の事を語る。

でも,このグラウンドコンディションの中で突入してくる小口選手は,鈴鹿ディフェンスとしては最大の脅威。

決して迷ってはいけない。小口選手の身体能力に気を付けて。

 

後半12分。

(OUT)24川森有真 ⇔ (IN)7エフライン・リンタロウ

 

鈴鹿も水溜まり対策として,高さのあるリンタロウを入れてきた。

中へ放り込んで勝負したい。

 

ボールが止まるため,全く流れが作れない試合となっている。

そんな中で,やりまくっているのが,右サイドバックの,「馬王」,菊島卓(15)

前半は,その強力なシュート力でロングシュートも狙っていたが,後半はサイドの高い位置を取り,中でまつリンタロウに入れ始めてきた。

中に切れ込むドリブルはできない。その分,サイドに基点を作り,サイドハーフの田村翔太(19)と良いボールを上げている。

MIOディフェンスが阻止しに来るが,タッチラインに逃げてスローインとなれば,

菊島ファイヤー(ロングスロー)が発射される。

菊島のロングスローもかなり飛距離が出る。

普通にコーナーキックのような弾道。

後半,何本もの菊島ファイヤーが出ている。

菊島!どんどん放り込め!

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試合は何やら分からないほど,めちゃくちゃになってきた。

パスだけでなく,ドリブルも不可能。

そのため,MIOはカウンターが打てない。

ロングボールとヘディングの勝負。

 

ゴールキーパー,「男岩」,岩脇力哉(23)

ゴールキーパーとしては最悪のコンディション。

そして,鈴鹿は追いかける立場のため,かなりディフェンスラインが高い。

そのうえ,水溜まりでMIOのカウンターが出せないため,鈴鹿サイドバックは思い切って上がっている。

MIOのロングボールを直接処理する岩脇。

ボールが滑って伸びたり,逆に止まったら,MIOの攻撃陣が突っ込んでくる

岩脇は丁寧にボールを前線に蹴り込んでいる。

後半MIOはほとんどシュートを打っていない。

岩脇はゴールキーパーというより,センターバックの1人としてプレイした。

火の出るような派手なプレイではなく,じっくりと落ち着いて仲間を支えるプレイ。

ナイス!

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後半の半ばを過ぎても,試合はどうしようもなく膠着している。

後半から中盤に入った蓮沼(13)と出岡(25)も,自分自身の持ち味を出すというより,前に前に蹴り出すプレイに終始する。

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鈴鹿コーナーキックと両サイドのロングスローで攻める。

コーナーキックは,右の橋本(4)だけでなく,左の出岡(25)も蹴る。

総攻撃だ!

 

サイドバックの,「両利きハイジャンパー」,上田駿斗(35)

前節のゴールでバシッと良いところを見せた上田。

上田のプレイは,神戸戦でも感じたのだけど,落ち着いていながらも,若さの勢いがある。

「落ち着き」と「若さ」の,良いとこ取りをしている感じ。

この試合では,前半はどちらかというとディフェンシブだった。

後半は,MIOのカウンターが出なくなったため,思い切ってポジションを高く保っている。

そのため,前方のサイドハーフ橋本(4)は,ほとんど中に入っている。

そして,左の上田もロングスローができる。

鈴鹿の左右のロングスロー最高!

後半の終盤,満を持して上田ファイヤー(ロングスローのこと)が発射される。

 

後半36分。

左サイドからの上田ファイヤー。

解説の選手も言っていたけど,上田のロングスローはライナー性でスピードが速い。

つまり,触ってコースを変えるだけで,相手にとっては脅威となる。

上田のロングスローを最初に触ったのは,もちろんリンタロウ(7)。

リンタロウはロングスローのコースを変えて,後ろに流す。

その流したところへ突っ込んできたのは・・・那生!イマイナイキ!

ゴーーーーーーール!!!2-2

 

同点。

那生のゴールで同点。

ナイス。ナイス那生!

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押せ押せの鈴鹿

ここで三浦監督が切り札を投入する。

 

後半38分。

(OUT)15菊島卓 ⇔ (IN)21山内健史

 

たぶん今シーズン初出場の山内が入る。

山内はナカニシが見た感じでは鈴鹿で一番素早い選手。

スピードではなく(スピードもあるけど),アジリティ(機敏)な動きはチームナンバーワンだと思う。

攻撃特化型の小回り抜群のハヤブサがグラウンドを走り回る。。

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山内はサイトハーフに入ったため,サイドバックには田村翔太(19)が入っている。

ただ,サイドバックと言っても,相当高い位置を保つため,今の鈴鹿は2バックのような形になっている。

 

残り時間はわずか。

 

リンタロウにボールを集めて押しまくる鈴鹿

MIOは固く固く守って,ワントップの小口選手に長いボールを出す。

 

ロングスローが火を噴く。

橋本(4)のコーナーキックに上田(35)が完璧に合わせるが枠をとらえられない。

かなり深い位置からでも,フリーキックでディフェンスが上がる。

山内(21)がゴールラインのギリギリをえぐる。

出岡(25)もミドルシュートを放つ。

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もう少し。もう少し。

 

ここで試合終了。

 

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両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

緊急事態宣言下での試合運営,また雷雨の中での準備・撤収など,スタッフのみなさんも,大変なことだったと思います。ありがとうございました。

また,YouTubeの解説をしてくれた,中村侑人選手,北野純也選手,ありがとうございました。サッカーに対するリスペクトが感じられる,とても良い感じの解説でした。

 

そして,MIOびわ滋賀で頑張っている小口大司選手。

その気持ちの入ったプレイを見られて良かったです。

本当は,試合後にスタンドからコールしたかったけど,こんな状況なのでごめんなさい。

小口選手の活躍を心より祈っています。

ガンバレ!

 

この試合,2失点から同点に持ち込んで良かった。という意見もあります。

もちろん,選手たちは頑張って戦いました。

同点で引き分けに持ち込めたのは素晴らしいです。

みんなよく頑張った!

心からそう思っていますが・・・2失点の悔しさがナカニシを笑顔にしてくれません。

 

試合開始直後の失点。

ウォーターブレイク直後の失点。

両方ともミスからの失点。

これが悔しいです。

 

すでに深夜1時を回っています。

なので,ちょっとおかしくなってきているのかもしれません。

何となく自分で自分を納得させようとしているかもしれません。

今,鈴鹿ポイントゲッターズは,この2失点が悔しくて仕方がないようなチームになってきたんじゃないか?と思っています。

ネット放送でしか試合を見ていませんが,それでも「試合に勝つ」という強い気持ちはビンビン感じました。

全力で戦う選手たちを見ているからこそ,今夜のナカニシは,引き分けで嬉しいというよりも,あのミスからの2失点が悔しいです。

 

今の鈴鹿は戦えています。

全員がモリモリの状態で戦う集団になりつつあります。

 

ならばやることはひとつ。

次は勝つ!!!

 

雨の中での試合,本当にお疲れさまでした。

 

ではまた。

 

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クラウンドファンディング実施中です。

ネクストコールに向けて,みなさまのご支援よろしくお願いします。

https://readyfor.jp/projects/suzukaPG2021

 

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(今後の試合)

JFL第22節 9月11日(土)18:00 対 Honda FC@都田グラウンド(無観客試合

JFL第23節 9月18日(土)15:00 対 松江シティ@AGF陸上競技

JFL第24節 10月3日(日)13:00 対 ヴェルスパ大分@日田市陸上競技

 

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