VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

JFL第14節 対 沖縄SV

みなさんこんばんは。

 

鋼の肉体を持つナカニシですが,やはり昨日の暑さはキツかったです。

汗が噴き出して,意識して水分補給をするのですが,ドンドン体がだるくなって・・・

 

何が言いたいかというと,昨夜はブログを書く元気がありませんでした。

こんなクレイジーで,やたらと長いブログでも「ブログ楽しみにしてます」と,言ってくれる方もいます。

遅くなってごめんなさい。

 

このブログは,鈴鹿Jリーグを目指すサッカーチームができてから,ずっと続いています。

当時は,ネットなどの情報も少なく,選手の親御さんや,試合を見に来られない方に向けて,選手たちの頑張りを伝えたくて書き始めました。

 

サッカーで一番大事なものは何ですか?

 

テクニック?

地域への貢献?

熱い想い?

水分補給?

 

それぞれに意見があることでしょう。

 

ただ,ナカニシにとって,サッカーで一番大事なのは,今も昔も,ここで汗を流して走る選手たちです。

 

だから,今日のブログも選手たちの頑張った姿を書きます。

 

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試合の前日は,負ける恐怖と戦っている。

負けたらどうしよう。

ミスが出たらどうしよう。

やはり前日はあまり眠れない。

 

朝8時に家を出る。

キックオフは15時なので,完全に早すぎるが,家にいてもじっとしていられない。

 

試合会場までの道中で,スマートフォンを忘れたことに気づく。

試合会場までの信号で,ことごとく赤信号に捕まる。

少しの事で嫌なことが頭をよぎる。

 

今日の試合は,2年ぶりくらいのAGF陸上競技

 

東海リーグ時代から,JFL初期にかけて,何度も何度も試合をしてきた。

 

伊藤駿佑選手のハットトリック

小西洋平選手の刈谷戦のスーパーゴール。

リンタロウ選手の仙台戦の爆走ゴール。

勝ったこともあったし,負けた試合もあった。

確かに狭いし,設備面でも弱い所がある。

だけど,たくさんの思い出のある大事な場所。

 

今日の対戦相手は,沖縄SV(以下,沖縄と書きます)

2017年の福井全社で対戦したことがあるが,もう全く別のチームとなっているだろう。

リーグ戦ではまだまだ下位だが,徐々に調子を上げてきている様子。

 

AGFの名物?選手ノボリの小道を作る。

観戦に来るみなさんは,この道を歩いてスタンドに来てもらう。

帰りも笑顔で帰ってもらえますように。

 

JFLの指示により,フェンスのほぼ全面を横断幕などで目隠しをする。

外周全てに横断幕を張るのはかなり大変。熱さで汗が噴き出す。

全く目隠しをしていない会場もあるのだが・・・,

 

前節の青森戦,ナカニシは試合前に疲れ果ててしまい,座り込んで応援してしまった。

全力の応援ができなかったことに大きな悔いが残った。

カニシは,試合中は選手と一緒に立って応援したい。

 

準備が終了してから,まだまだ試合開始まで時間がある。

試合前に,少しでも体力を溜める。

日影に座り,なるべく動かない。

水分を十分過ぎるほど取る。

カニシのエネルギーは,全て試合で使い尽くす!

今は溜めろ!

 

会場入り。

久しぶりのAGFの公式戦。

この試合では,VictoryCrossの代表が諸事情により欠席のため,コールリーダーのそばに座る。

(コールリーダーも1名欠席のため,肋骨の折れている4代目がリードをする)

 

暑い。

だけど選手と同じ環境だ。上等!

 

覚悟は良いか?

俺はできてる。

 

さあ,立ちあがれ!

全てのエネルギーを90分の応援で使い尽くせ!

 

いくぜ!

 

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 10中村健人・22兒玉澪王斗・7三宅海斗

MF 14鈴木翔太・6小野寺亮太・16有馬和希・・13石川竣祐

DF 24山下宇一・3キムテウ・2中村俊貴

GK 30平吹楽

 

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試合開始。

 

鈴鹿は今季初の3-4-3で試合に入った。

沖縄も3-4-3。

互いにマークする選手のはっきりしたフォーメーション。

 

沖縄ボールでキックオフ。

 

ボールを奪った鈴鹿

小野寺亮太(6)がボールを運び,兒玉澪王斗(22)へ。

澪王斗(22)がいったん右の中村健人(10)へ。

健人(10)から,中に侵入してきた三宅海斗(7)へ。

海斗(7)から,ゴール前の兒玉澪王斗(22)へ。

澪王斗が沖縄ディフェンスを引き付けて・・・。

 

走り込んできたのは・・・小野寺亮太(6)!

小野寺の的を射抜くような高精度のシュートがスパンとゴールに入る!

なんと!!!

ホントに!!!

ゴーーーーーーール!!!1-0

開始1分で鈴鹿が先制。ナカニシビックリ。

エンブレムを握りしめる小野寺!

とにかくすごい連携。そして誰もが足を止めずに流れるように動き続けた。

ナイス!全員ナイス!

 

カニシのイメージでは,鈴鹿は完全にスロースターター。

前半の早い時間に得点した記憶はない。

前半は落ち着いて守りから試合に入ることを大事にしているように感じる。

だけど,どんな時でもゴールを狙う積極性は大事。

見事!

 

試合は文字通り始まったばかり。

得点の事を忘れて,しっかり入ろう。

サポーターの声もどんどん大きくなる。

 

鈴鹿も沖縄も3-4-3だが,選手の配置がかなり違う。

攻撃時に沖縄は必ずワイドに1人余り,大きな展開を待っている。

鈴鹿はどちらかというと,ワイドに横というより,縦に伸びる事の方が多い。

 

センターバックの左,「山下一番」,山下宇一(24)

この試合で3試合連続先発出場。

カニシは,山下の試合に出れなかった時のハングリーさを忘れないで欲しい。

山下。まだまだだ!もっと出せるぞ!

山下は足元が安定している。ダイレクトパスも上手いし,ミスも無い。

さらにスローインも飛距離が出ている。ロングスローできるんじゃないか?

沖縄の攻撃は,フォワードの元日本代表の高原選手が競り合い,そのセカンドボールやこぼれ球に周りの選手が飛込んでくるというもの。

後ろからの飛び出しに注意。

そして,山下はそれが良く見えている。

試合毎に良くなる山下。

山下。まだ満足するな!

1番を取りに行け!

 

AGFのグラウンドは,相当デコボコでキックのミスも多発している。

カニシも横断幕掲出時に見たが,全体的に全てデコボコだった(ホームだけど)。

 

ひとつのイレギュラーで,試合が決まってしまう。ゴールキーパーの負担は大きい。

鈴鹿ゴールキーパー,「リベロキーパー」,平吹楽(30)

最近,ナカニシが一番見ているYouTubeは,平吹の「ランクルFC」

(平吹の良い人柄が出ています。みなさんも良かったらぜひ)

グラウンドコンディションの悪い中で,集中してボールをキャッチしている。

沖縄は,フォワードの高原選手の長身に合わせてくるため,セットプレイ時や,クロスボールでのハイボールの競り合いも多い。

空も地も,平吹が確実にゴールを守る。

そしてそれだけじゃない。

キャッチしてから0.5秒で,左サイドの鈴木翔太(14)へ,矢のような速攻ボールが蹴られる。

沖縄の度肝を抜くキック。そして精度!

平吹。今日も頼むぞ。

アシスト狙え!

 

鈴鹿は先制点を挙げたものの,その後は攻めあぐねている。

どちらかというと,鈴鹿はサイドが下がって5バックの時間の方が長い。

沖縄のサイドに押し込まれて,せっかくのウイングバックが攻撃に生かしきれていない。

 

沖縄は,フォワードの高原選手にボールを入れて,ポストプレイや競り合い後のこぼれ球を狙う。後方からクサビのパスを入れるか,サイドからクロスボールを放り込むか。

 

鈴鹿フォワードとして中心にいるのは,「ゴールエリアの荒鷲」,兒玉澪王斗(22)

先制点の完璧なポストプレイは見事だった。

その後もゴールを狙い,ポストプレイで仲間を活かそうとするが,なかなか良い形が作れない。

鈴鹿は3-4-3と言っても,澪王斗(22)以外の健人(10)と海斗(7)は少し下がっているため,澪王斗がボールを受けても周りに人がおらず,孤立してしまう場面が見られる。

また,沖縄ディフェンスに走って圧力をかけても,澪王斗以外が連動しないため,全て単発に終わってしまう。

鈴鹿は少し引いて守っている。

鈴鹿のサイドも沖縄のサイドを警戒するあまり,下がってしまっている。

澪王斗が動いても,ボールがつながらず,もったいないプレイが続く。

澪王斗。まだまだ我慢の時間だ。

絶対にチャンスが来る。

今はキツイけどガンバレ!

 

放り込んでくる沖縄。

迎撃する鈴鹿

 

センターバックの,「ムテキノキム」,キムテウ(3)

カニシは試合中に何度も叫んだ!キム!!!絶対に負けるな!

元日本代表の高原選手と激しく競り合うキム。

そして,ナカニシはキムが競り負けたところを始めて見た。

(最初の1度だけ。あとは勝ってた)

高さではなく,位置取りで抑え込まれてた。

キム!!!負けるな!!!

全身バネのように,空中戦で飛びまくるキム。

1度負けたら十分だ。もう同じ相手には負けない。

それでも競り合いの中で大勢が十分ではなく,キムのヘディングのクリアボールに飛距離が出ない場面がある。

3バックの,中村俊貴(2),山下宇一(24)が,キムの周りをカバー。

キム。厳しい試合だけど頼む。

飛べ!キムテウ!

 

同じフォーメーションのはずだが,互いにマークがズレている。

鈴鹿は4-4-2と3-4-3が中途半端で,ワイドな形を活かせていない。

 

対する沖縄は,とにかくセカンドボールの寄せと回収が早い。

それを狙えるだけの戦術とフォーメーションの熟成がされている。

沖縄のストロングポイントで試合が展開されている。

鈴鹿の良さを出したい。

しかし・・・パスサッカーをするにはグラウンドが悪すぎる(ホームだけど)。

 

ボランチの,「プレイメーカー」,小野寺亮太(6)

殊勲の先制ゴールを上げた小野寺。

その後も,前に前にと得点機を作る良い動きをしている。

今日は3バック。ある程度のバイタルエリアのケアもディフェンスでできる。

前線へのクサビのパスが鋭く入る。

左右への確実な展開。さすが小野寺。

そして,セカンドボールへの寄せ。

小野寺の技術でスタンドが沸く。

にくいほどクールに落ち着いている小野寺。

この試合,小野寺のゴールで勝利したと言いたい。

いつも落ち着いている小野寺にスタンドに向かって笑って欲しい。

何としても小野寺のゴールで勝ちたい。

頼む。

暑いけど。

厳しいけど。

がんばってくれ!

 

前半の半ばを過ぎる。

飲水タイムがある。

それほどまでに暑い。

選手の消耗も激しい。

 

試合は落ち着いた展開。

共にバタバタした感じはなくディフェンスは固い。

暑さと消耗。

それがどう結果に影響するか?

 

ボランチの,「大先生」,有馬和希(16)

同じボランチの小野寺が「ワルツ」のようなリズムならば,有馬のリズムは「ヒップホップ」のようなリズム。

大学が同じで互いのプレイを良く分かっているが,2人のやっていること正反対に見える。

正反対だからこそ,互いをカバーし合い隙のない中盤を作る2人。

前半,小野寺が少し前目にプレイしていた。そのため,有馬はディフェンスからのボールをつなぐために,少し下がり目にポジションを取る。

セカンドボールの競り合いでも,ド真ん中で体を張る有馬。

この試合は,ある意味,前線への蹴り合いになった。

そのため,セカンドボールの確保率が攻撃回数につながることとなった。

鈴鹿はディフェンスは厚いが,中盤はそれほど厚くない。

有馬と小野寺が陥落すると,大量失点もありうる。

有馬。熱くてしんどいけど踏ん張れ!

沖縄の中盤に喰らいつけ!

 

前半の終盤。

沖縄の優位。

ロングボールとサイドチェンジで鈴鹿を崩しにかかる。

沖縄はストロングポイントを存分に使っている。

 

左サイドのウイングバック,「リトルマジシャン」,鈴木翔太(14)

沖縄のボールをカットすると,鈴鹿は左サイドを見る。

鈴木翔太(14)が待っているからだ!

沖縄のサイドプレイヤーを一息で抜き去るキレのあるドリブルが,前半の鈴鹿の突破口の1つだった。

鈴木翔太のドリブルは多彩だが,3-4-3のフォーメーションだとサイドバックのような形で追い越す選手がいないため,どうしても単騎での突入になってしまう。

中で中村健人(10)がつなぐと,一気に沖縄ディフェンスを崩せる感じがする。

まだなんか整っていない。

翔太!

チャンスは必ず来る。

その時を見逃すな!

 

両チーム共にディフェンスが硬く,シュートまで行けない展開。

そうなると,セットプレイが勝負の分かれ目。

 

ファウルで得た鈴鹿のセットプレイから,コーナーキックの2連続。

キムテウ(3)が頭2個分抜け出し,ヘディングシュートを放つが,沖縄ゴールキーパーのナイスセーブに阻まれる。

惜しい!

 

前述のとおり,沖縄は自らのストロングポイントを十分に使っている。

広く横への展開。セカンドボールの確保。

 

鈴鹿の強いところはいったいなんだ?

セットプレイ?

スピード?

パスサッカー?

ならばそれを使っているか?強いところで勝負しているか?

 

沖縄は中盤でボールを失わない。

早い段階で前線かサイドに放り込む。

 

対して鈴鹿は,パスをつなぐポゼッションサッカーをしようとして,ボールをカットされショートカウンターを喰らう場面が見られる。

この試合のように,暑い中での試合ではシンプルな沖縄が優位を取っている。

 

フォワードの,「キャプテン」中村健人(10)

この試合で一番やり難かったのは健人だと思う(本当)。

沖縄は,早い段階で前線やサイドに展開するため,鈴鹿の中盤がすっ飛ばされてしまう。

また,鈴鹿も細かいパス回しが,どうしても小バウンドしてしまい,思うように展開ができない。

繊細で精密なサッカーを得意とする健人にとって,ちょっとやり難い展開だと思った(ナカニシの主観)。

それでも,沖縄のディフェンス間の距離を見て,スッと間に入りボールを受けたプレイはさすがの健人だつた(オフサイドだったけど)。

カニシは健人の「角度を変えるだけのワンタッチパス」が大好き。

あの,居合のように切るパスが見たい。

健人。澪王斗(22)と,海斗(7)が待ってる。

良いのを出してやってくれ!

彼らは決めるぞ!

 

鈴鹿の中盤がやはりバタバタしている。

少しボールが足に付かない時に,沖縄に前に飛び込まれている。

守りに入っちゃダメだ。

 

前半37分。

キムと,高原選手がハイボールを競り合う。

何とかキムが競り勝つが,前にクリアできない。

ボールは上に高く。

この時点で,鈴鹿の選手の足が止まっていた。

沖縄は前に突進している。

ルーズボールを拾われて,深く切れ込まれ中へ。

それをドフリーで決められ失点。

ここにもマークはついていなかった。

1-1

 

失点の時,足が止まった。

ボールを見ていた。

マークが間に合わなかった。

失点するべくして失点した。

無念。

 

サポーターの応援が激しくなる。

選手が下を向きそうな時こそ,俺たちが元気にならなきゃ。

まだまだ!

ここからここから!

 

前線で兒玉澪王斗(22)が気焔を上げている。

沖縄ゴール前で,振り向きざまにシュート!惜しい!

 

まだまだ。

ドンドン行こうぜ!

 

ここで前半終了。

 

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ハーフタイム。

 

よさこいダンスチームの「凛」さんが,ダンスを披露してくれている。

暑い中で,一生懸命の踊りに感謝。

ありがとうございました。

 

サポーターも水分を取る。

カニシは試合中に水しか飲まないが,ハーフタイムでは麦茶やスポーツ飲料を飲む。

 

暑さはまだ厳しいが,16時近くなって,少し影が出て来た。

ただ,グラウンド上は灼熱だろう。

 

みんながんばれ。

カニシもあと45分,戦い続けるぞ!

 

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後半開始。

 

HT

(OUT)10中村健人 ⇔ (IN)21桑原海人

 

なんと,キャプテンの健人が交代。

これはビックリ。

 

桑原のサイドでのパワーは確かに良い。

ただ,攻撃のタクトを振るう健人のラストパスが無いのは心配。

 

鈴鹿は3トップが少し開いた。

中央に三宅海斗(7),右に兒玉澪王斗(22),左に鈴木翔太(14)

 

右サイドのウイングバック,「縦横無尽の怪物」,石川竣祐(13)

鈴鹿は3バックで硬いのだが,その分,局地的な数的不利が出ている。

不利な部分を埋めるために,石川が要所を抑えに走っている。

石川は前線にバンバン飛び出し,フォワードの海斗からのパスを欲しがっている。

グラウンド上どこでも石川のポジション。最高!

暑い中での試合。必ず運動量が落ちて穴が出始める。

石川の運動量が効いてくるタイミングが来る。

暑いし,しんどい。でもがんばれ。

最後に笑って帰ろう。

石川。チームを救ってくれ。

ガンバレ!

 

鈴鹿は5バックで硬く守っている。

チーム全体から失点をしないような空気が出ている。

その分,中盤と前線に人が足りなくなってきた。

スタンドで見ていると,同数のはずなのに沖縄の方が選手が多く感じる。

鈴鹿はカウンターでしか攻撃にならない時間が続く。

 

カウンターと言えば,鈴木翔太(14)!

鈴木翔太の爆走に対して,左に三宅海斗(7),右に有馬和希(16)が走る。

翔太のパスは有馬へ!

しかし,最高速度で走って出したパスは,小バウンドしてしまい,有馬はシュートを打ちきれない。

惜しい!

グラウンドさえ良ければ・・・(ホームだけど)

 

前半に比べて,有馬(16)のポジションが上がってきた。

有馬。鈴鹿の攻撃を活性化させてくれ。

 

しかし,,,

ゴールキーパーの平吹楽(30)が,暑さのため鼻血を出す。

それほどに暑い。

平吹,大丈夫か?

 

支配率は,徐々に沖縄へ。

鈴鹿の選手の足が少しずつ重くなる。

 

フォワードの,「ネコ好きのファンタジスタ」,三宅海斗(7)

足が止まり始めた後半の半ば,海斗の走りは止まっていない。

何としてでも点を取るという気迫あふれるプレイ。

削られても押されず突っこむ。

目はゴールを真正面から見ている。

鬼気迫る海斗のプレイ。

海斗!海斗!三宅海斗!

ペナルティエリア外からもミドルシュートを放つ。

海斗!ガンバレ!

 

沖縄の攻撃は変わらない。

徹底してサイドに1人残ったところへ大きな展開。

そして,セカンドボールからの波状攻撃。

 

鈴鹿は小野寺(6),有馬(16)が防戦一方で攻撃参加しにくい。

鈴鹿ディフェンスは再三押しこまれるが・・・大丈夫,俊貴がいるから。

 

鈴鹿センターバックの右,「鬼俊貴」,中村俊貴(2)

前節の青森戦で,JFL100試合出場を飾った。

試合前には,お子さんと奥さんも参加して記念セレモニーが行われた。

俊貴の100試合出場は,2019年から鈴鹿のみで積み上げた成績。

チーム在籍選手の中で,唯一地域チャンピオンズリーグを戦い昇格させた選手。

俊貴100試合出場おめでとう。だけど,ここは通過点だとナカニシは思っている。

試合の俊貴は,やはり鬼の顔になっている。

後半の劣勢の時間帯。

高原選手との空中戦での競り合い。

ことごとく俊貴が止めている。

凄まじい。

俊貴のオーラが鬼に見える。

俊貴。もう1点もやっちゃダメだ。

何とか耐えてくれ!

 

後半から左に入っている,「鈴鹿のくっぴー」,桑原海人(21)

テクニックというより,パワーの必要な試合になって来た。

その点で,桑原の縦への推進力は効いている。

鈴木翔太(14)との連係が活きている。

桑原が攻撃することで,沖縄のサイドハーフを封じ込める。

さすが桑原。

ウイングバックって先に押した方が勝ちだ。

後半の半ばには,左サイドを突破し,中へ折り返し。

中で待つ三宅海斗にわずかに合わなかったが,見事な攻撃だった。

桑原。続けていこう。ドンドン行こう。

 

後半28分

(OUT)7三宅海斗 ⇔ (IN)19藤山雄生

後半32分

(OUT)22兒玉澪王斗 ⇔ (IN)28三好辰典

 

試合終盤。

沖縄も鈴鹿も選手を交代して来た。

生粋のフォワード藤山雄生(19)

なんかやってくれる三好辰典(28)

サポーター期待の2人が入る。

 

鈴鹿はディフェンスラインが重い感じがする。

なんとなく運動量が少ない。

3バックなのだから,左の山下(24)や俊貴(2)はもっとビルドアップしても良かったと思う。残念ながら最終ラインからの攻撃参加は無かった。

また,サイドの裏にボールが出た時,3バックの左右が行くのか?ウイングバックが行くのか?変な感じになっていた。

カニシの見た感じだと,この試合では3バックはディフェンスに専念で全く動かなかった。

後ろは万全。ただ全体的に数的不利。

 

試合終盤。

両チーム共にチャンスらしいチャンスは無い。

シュートまでもいけない展開。

鈴鹿は中盤の小野寺(6)や有馬(16)が競り合って,体を張ってボールをつなぐ。

しかし,その後,競り合った次が続かない。

互いにあっさりとした淡白な攻め。共に波状攻撃とはならない。

 

後半44分

(OUT)14鈴木翔太 ⇔ (IN)9山内健史

(OUT)16有馬和希 ⇔ (IN)26縄靖也

 

残り5分で2人の選手交代。

5分で力を出し切れるか?

暑さでみんながヘトヘトの試合。

もっと早く出して欲しかった。

 

実際に後半の終盤は,交代選手しか目立っていなかった。

それほど,選手たちは消耗していた。

 

AT4分。

 

時間は4分を回った。

最後の最後で三好(28)が粘ってコーナーキック獲得。

 

ラストプレイ。

鈴鹿ゴールキーパー平吹(30)まで上がって来た。

凄い勝利への執念。

練習試合の藤枝戦を思い出す。

スタンドが異様な雰囲気になる。

 

三好(28)の蹴った最後のコーナーキックは,平吹の頭に一直線。

しかし,ボール半分高く,オーバーしてしまう。

惜しい。

惜しい。

あとわずか。

 

試合終了

 

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両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさんお疲れさまでした。

鈴鹿のスタッフも早朝より夕方遅くまで準備お疲れさまでした。

ボランティアスタッフのみなさん,鈴鹿U15のみなさん,鈴鹿中学のサッカー部のみなさん,ありがとうございました。

ハーフタイムに演舞していただいた,「凛」のみなさん,ありがとうございました。

鈴フェスがんばってください。

 

お土産もいただきました。

ただ,試合後にエネルギー切れになっていたナカニシは,(本当に)朦朧としていたので,また次回にサポーターに配りたいと思います。

オフサイドさん,ありがとうございました。

 

選手達は全力を尽くしました。

それは間違いありません。

みんな勝ちたかった。勝つために頑張った。

それでも結果は引き分けです。

 

このチームには何かが足りません。

ただ,それが何なのかは分かりません。

恐らく選手たちも感じているでしょう。

何かが足りない。

何かが噛み合わない。

 

そんな時,サポーターはどうするのでしょうか?

よそのチームは分かりませんが,ナカニシはこんな時,より一層全力で応援してきました。

選手たちはひとりじゃない。

カニシは,今も昔も,選手と共に戦う12番目の選手でありたいと思っています。

だから,勝利も敗戦も,笑顔も涙も,選手たちと共にしたいと思っています。

 

鈴鹿と言うチームは,何度も何度もボロボロになり,くじけて,転んで,つまづいてきました。

だけど,それでも立ち上がってきました。

 

選手たちは,今,ちょっとつまづいています。なかなかうまく行きません。

そんな時に,再び立ち上がる力になるような応援がしたいと思います。

だから俺もがんばる。一緒に頑張ろうよ。

 

引き分けです。

負けていません。

大量失点もしてません。

 

大丈夫。

戦えている。

良いよ。良いよ。

 

ブレずに続けよう。

恐れずに変化しよう。

そして,サッカーをもっと楽しもう。

サッカーを楽しむということと,真剣にサッカーをするということは,別に相反する事じゃないよ。たぶん。

大丈夫。

みんなで一丸になって次の試合に挑みましょう。

 

この試合に関わった全てのみなさん,お疲れさまでした。

ありがとうございました。

 

さあ!次!!!

 

ではまた。

 

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(今後の試合)

JFL第15節 7月9日 15:00 対 レイラック滋賀@東近江

JFL第16節 7月16日 15:00 対 ソニー仙台@めぐみのB

JFL第17節 7月23日 15:00 対 ブリオベッカ浦安四日市中央陸上競技

 

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