VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

三重県社会人選手権準決勝 対 KMEW伊賀FC

平成22年4月18日(日)三重県社会人選手権準決勝
対戦相手 KMEW伊賀FC
場所   鈴鹿スポーツガーデン第一グラウンド
観客   約45名

ブログをごらんいただいているみなさん。こんにちは。
ディフェンディングチャンピオン??そんな肩書きは何の役にも立たない。
今日も全力気合十分OKのナカニシです。

1時間前に会場到着。
初めての観戦場所なので,フラッグの位置や観戦場所などを考える。
せっかくhosuさんに作ってもらった選手の名前の旗も掲げるところが無くて,今日
は不使用。hosuさんすみません。

芝生の養生中で,アップの場所にも事欠く会場。
芝生は和芝でまだ根を張っていないため,ほぼ土のグラウンド。
正直,もうちょっと良い所でしたいと思う。

選手のご家族の方が見えているので,ご挨拶させていただく。
みなさん良い人で,サポーターなのに逆に応援してもらう。
ありがたい。よしっ!!!がんばるぞ!!!!

今日のスタメン(以後敬称略)
FW 18安西大輝・9中村豪
MF 2木下謙一・10内田寛人・6蒲原直樹・8山本遼
DF 5榊親平・3村田雅則・4森本一樹・25田宮勇次
GK 1水谷允俊

キャプテンマークは榊の腕に。
さあ,鈴鹿の選手たち,一緒にJへ行こうぜ!

開始から鈴鹿ペース。
しかし,ボール支配率は高いものの,KMEWの中盤の選手がよく動いている。
そして,前線のFWからコースをきっちり切ってくるので,中盤から上に出ない。

中央は硬いので,サイドからボールを回す。
左には,鈴鹿の左「魔弾の射手」木下謙一が張って待っている。
後方の田宮に声をかけ,一撃必殺のドリブルを狙う。

右には「マエストロ」山本遼がサイドでゲームメイクをする。
榊のオーバーラップ,中へのドリブル,そしてスルーパス。いろんな方向へタクトを
振るう。

しかしKMEWも良く守っている。
カード覚悟の(もらったのもあった)激しいプレイで,鈴鹿の攻撃陣を潰す。
接触が多く,試合はだんだんと荒れ模様に。

サイドの木下,山本が攻めあがっても,中で潰されるシーンが多い。
走りたい安西のコースをふさぎ,走らせてくれない。
中村も体を寄せられてしまい,自由に動けない。

ジリジリとした時間。

前半27分。
KMEWのカウンター。まずい,こちらの人数が整わない。
右サイドの選手がフリーになりゴール。0-1。
押していながら点か取れない嫌な膠着状態で,カウンター1発。やられた!

鈴鹿の選手,立て直せ!!まだまだこれから。
しかし,シュートらしいシュートを打てないまま前半終了。

点を入れられた後,アレアレの歌を熱唱。ナカニシのノドは早くも崩壊。
でも,まだこれから。絶対に勝つ!自分たちの力を選手に!!!

後半開始。

ハーフタイムで選手交代。
OUT 2木下謙一  ⇒ IN 11横山和也
OUT 18安西大輝 ⇒ IN 24原祥太郎

フォーメーションは
FW 9中村豪・10内田寛人
MF 2山本遼・24原祥太郎・6蒲原直樹・11横山和也
DF 5榊親平・3村田雅則・4森本一樹・25田宮勇次
GK 1水谷允俊

木下は大怪我からの復帰初戦なので,おそらく大事をとって交代。
決勝ではサイドバックで暴れまわって欲しい。
前半,ディフェンスラインの間でスルーパスを狙っていた安西が交代。
ボールさえ出てこれば,一気に勝負をかけられる選手なので,今後も楽しみ。

後半開始早々。
出た!「KID」横山和也。
体は小さいけど,あふれ出る闘志がオーラのように目に見える(気がする)。
中盤からのフワッとしたボールを相手DFと競り合いながら,ヘディングで落とす。
背中で相手をガード。

そこに走りこんできたのは・・・
ポジションを前目に移した「マジシャン!」内田寛人!
鋭く振りぬいたボールは相手ゴールの中へ。

ゴーーーーーーーーーール!!!1-1

後半開始50秒。まさに秒殺!
神出鬼没のウッチーのシュート。相手のマークは完全に振り切られていた。

ここでベンチが動く。
OUT 25田宮勇次 ⇒ IN 15大久保龍太

山本の後ろでビルドアップしていた田宮が交代。
試合が荒れてきたので,ひょっとして痛めたのかも。大丈夫か?

そして,登場するのは・・・大・久・保・龍・太!
昨年MVP,そしてキャプテン。
今年度は合流が遅れたのと,怪我のため,なかなか出場機会に恵まれなかったけど,
苦しい試合ではやはり頼りになる。

左に榊,右に村田,センターに森本と大久保。
榊,村田ともに視野が広く,サイドから中へのカバーリングが的確。
もちろん,鈴鹿の制空権は森本が完璧に死守。誰1人森本と競り合い勝った選手はいない。
森本の壁はそう簡単には超えられないぜ!

ディフェンスラインは声をかけながら完璧に安定。
さらに,このグラウンドのすべての人の中で,最も声が出ているのは,GKの水谷允俊。
ティフェンスラインのほころびや,上下を指示する。

榊,村田が積極的なアップダウンを繰り返す。
たとえパスが来なくても,相手をひきつける動きは無駄ではない。
きつい時間帯だろうけど,ガンバレ榊!ガンバレ村田!

後半の半ばごろから徐々にボールがつながりだし,中村に入るようになってきた。
さーて,点取ろうぜ!

背番号24番の原祥太郎も中盤で良い動きをしている。
ボランチにもいろいろなタイプがあるけど,原はセンターミッドフィルダータイプだと思う。
感じ的にはイングランドのジェラードに近い(ナカニシの感じ)。よくゲームが見えている。
グラウンド真ん中でセカンドボールを奪取。
誰もいないところへパス。おおっ。
そこへ影のように走りこむのは・・・変幻自在の内田寛人。内田がシュート??
なんと,この場面でウッチーはループシュート。惜しくもゴールを外れる。

後半も終盤。
センターサークル付近でFK。
蹴るのはフィードの上手い大久保龍太。
蹴る前に大久保が中村に指示。右へ右へ。
大久保のキックは定規で引いたように,まっすぐ中村の頭に。ドンピシャ!
下へ落とす中村。うまい!しかし落下点でのコントロールができず,惜しいプレイに。

後半開始から完全に鈴鹿ペースだけど,点が入らない。
KMEWもヨセが早く,プレッシャーは厳しすぎるくらい厳しい。
また,KMEWはすでにPK狙いのためか,リスタートが遅い。

焦るな鈴鹿
こんな時こそ,サポーターの力を選手へ。
Kさんの太鼓。Oさん,Iさん,H塚さん,Hさん,みんなで応援。
声を出したり太鼓を叩いてない人も,心の中だけでも,選手を応援。
焦るな,慌てるな,絶対にチャンスは来る!!!

後半終了。

試合は10分ハーフの延長戦へ。

延長前半。

山本が前線でキープして試合を作る。
横山がクサビになって走りこむ選手を生かす。

山本が中村へパス ⇒ 中村落とす ⇒ 横山が拾ってパス ⇒ 内田のシュート。
惜しくも枠の外。

横山の後ろで村田が走り回っている。
セカンドボールを奪取,そしてビルドアップ。いいぞ村田。

良いシーンが続くが,最後の最後で決まらない。

あっという間に延長前半が終了。

延長後半開始。
選手を信じる!点とってこい!力の限り応援。

延長後半3分。
ここまでセカンドボールに喰らい付き,相手の攻撃の芽をいち早く潰していた原祥太郎が
相手陣内のど真ん中でボールをゲット。
距離は約30メートル。
迷わず思い切りシュート!
ボールの弾道は地面スレスレ。その上ぐんと伸びる。
相手DFに少し当たりコースが変わったボールは,ゴールネットを突き破る!!!(本当
は突き破ってません)

ゴーーーーーーーーーール!!2-1!!


原,原,原,よくやった。歓喜のサポーター。
セレクションで見た時から,良い選手とは思っていたけど,ここでこのシュート!!
よくやった。原祥太郎!

残り7分。
無理せず,守りに入る鈴鹿
OUT 8山本遼 ⇒ IN 17望月陽平
望月は左サイドバックに入り,榊はボランチへ。

このボランチのポジションで,前半最初から延長後半最後の最後まで,走り続け動き
続けた選手が!
背番号6番 蒲原直樹!
縁の下の力持ち的に,献身的なプレイで中盤のスペースを潰しまくる。
当然,相手との接触も多く,少し体を痛めているらしいけど,チェックは早く,パスも
正確。

延長後半終了間際。

相変わらず動きが止まらない右の横山から,中で待つ蒲原へ。
時間を使いゆっくりとキープする蒲原。
その時!チェンジオブペース!
蒲原から必殺のパス!
通った先は・・・GO!
ゴール前で中村にワントラップする時間があれば,確実に決める!!
プレッシャーもお構いなし,中村のシュートはゴールの奥のバーにガーンと当たる。

ゴーーーーーーーーーール3-1!!

蒲原がサポーターにアピール。よっしゃ,ナイスプレイ。
中村がいつもの腕を突き上げるポーズ。よっしゃ,ナイスゴール。

決める人が決めて試合終了。
良かった。とにかく勝って良かった。

バンザイしたいところだけど,榊選手から決勝までバンザイはおあずけとの話。
次の決勝では,必ずバンザイしよう!!

試合後CNSの取材を受ける榊選手と原選手。
イメージ 1

イメージ 2

放送はCNSNEWSで水曜から金曜までらしい。はっきりしたことが分かればブログ
にアップします。

さて,今日のvictory cross賞ですが。
鈴鹿の壁」森本一樹選手のディフェンスは素晴らしかった。
蒲原直樹選手の一試合を通しての献身的な動きも良かった。
原祥太郎選手のミドルシュートは見事としか言えなかった。
あれも良いしこれも良いし・・・

今週のvictory cross賞は,センターバック時のノーファールのディフェンス,サイドバッ
ク時の駆け上がり,全体のフォロー,すべてにおいて,いぶし銀だけど光り輝いていた
「ソフトタッチ」背番号3番 村田雅則選手に送りたいと思います。
突進してくる相手攻撃陣を,闘牛士のようにソフトにいなして,ノーファールで止めると
いうのは,ディフェンダーとしてのテクニックの高さの現われだと思います。
村田選手,今日はたくさん走ってお疲れ様でした。
また,決勝も良いプレイを期待しています。

次戦の相手はこのブログを書いている時点では決まっていないですが,伊勢ヤマトか四日市
マインドハウスのどちらか。
どちらが来ても激しい試合になると思うけど,victory crossは心のそこから全力応援する
ので,選手のみなさん頑張ってください。
今日はお疲れ様でした。ゆっくり休んでください。

先週の石川選手といい,今週の原選手といい,良い選手がいっぱいいるなーと感じます。
練習内外でもコミュニケーションをとって,いろんな所で連携を深めていってください。
victory crossは,エコキャップ活動とSBH活動を応援しています。

とにかく良かった。一時はどうなることかと・・・

ではまた。