VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

東海1部リーグ 対 矢崎バレンテ

平成22年5月16日(日)東海社会人リーグ
対戦相手 矢崎バレンテ
場所   鈴鹿市石垣池公園グラウンド
観客   約130名

ブログをごらんいただいている皆さん。こんばんは。
試合終了後,いろいろ用事を済ませて帰宅しました。
早く熱い思いをブログに綴りたくて,しかたの無いナカニシです。
(駄目だ・・・書き出しから胸が熱くなってきた)

心を落ち着けて・・・

東海リーグ第3戦,矢崎バレンテとの対戦。
相手は押しも押されぬ昨年度チャンピオン。「KING OF 東海」
あちこちの戦前の予想では,引き分けでも十分との声も。
しかーし,ナカニシは勝ちたい!!わがままを言うようだけど,絶対に勝ちたい!

開始2時間前に会場に到着。
選手はアップもまだで,着替えをしている模様。
Oさん改めO隊長(すみません)と一緒に準備を進める。
横断幕や,フラッグ,ペットボトルマラカスを準備していると,続々と観客が。
ジュニアの少年たち,選手のご家族,victory crossの面々,そしてはるばる応援に来ていただいたたくさんの方々。
みなさんといろんな話をしたかったのですが,どうしてもバタついてしまい,十分にお話できませんでした。
話の途中でご無礼をしてしまった方も見えます。
すみませんでした。
また,是非ご意見やアドバイスお願いします。

今日は試合前にスタッフから先発選手のコピーをもらう。これはありがたい。
パンフレットと合わせて,始めて応援に来る人も,選手のことが分かるし良いことだと思う。
是非ともホームゲームではこれからもお願いしたい。

アッという間に試合開始時間。

行くぜ!
12番目の選手たちの準備も整った(たぶん)。
みんなで勝つぞ!!

今日のスタメン(以後敬称略)
FW 9中村豪・7久保田翔
MF 10内田寛人・25田宮勇次・6蒲原直樹・8山本遼
DF 2木下謙一・15大久保龍太・4森本一樹・5榊親平
GK 1水谷允俊

試合は,開始から一進一退。
両チームともにペースをつかみきれない。
矢崎は,長身のCFの#22の選手のポストプレイから攻撃を組み立てたい様子。
対する鈴鹿はサイド攻撃からのクロスで勝負したい。

前半の前半は中盤の潰しあい。
#25田宮が体を張って中盤のパスの出所を潰す。
#6蒲原との連携もよく,パスカット後の攻守の切り替えが早い。
しかし,ヘディングの勝負で負けてしまう。
そこからこぼれたボールの対応が怖い。

中盤からのパスをくさびで受けるのは,#8「マエストロ」山本遼。
サイドでゲームを組み立てる。
山本は,視野が広く周りが良く見えている。
いいよいいよ。

やや鈴鹿ペース。
矢崎の攻撃は,ロングパスからのポストプレイ中心に。
矢崎はなんとか長身の#22にボールを入れたい。
ハイボールボランチでは食い止められないこともあるが,鈴鹿には彼がいる!
立ちふさがるのは#4「鈴鹿の壁」森本一樹。
自分よりも大きな相手に森本は一歩も引かず気魂のプレイ。
#22は試合終盤で交代するまで森本が完全に潰していた。
この制空権の確保は大きい!!!

山本の中盤からのゲームメイクでサイドに綺麗に展開する鈴鹿

左サイドに張るのは#10「マジシャン」内田寛人。
内田のギアはまわりよも一段早い。
フェイント,パス,ドリブルともに変幻自在。味方ですらフェイントにかかる。
内田のマジックのタネは全然明かされていない。
ウッチーは鈴鹿の10番だぜ!がんばれ!
内田-久保田-木下ラインで左サイドは活気がある。
トン⇒トン⇒トンとつないで勝負!という場面もしばしば。
いけいけ!!!

一進一退ながら,両チームともシュートまではなかなか持ち込めない。

「ゲットゴール鈴鹿!」の掛け声も,前半30分ごろまでお預け。

しかし,一瞬のチャンスが!
カウンター一閃。前線の#9中村豪へロングパスが通る。
相手はDF2人。
そこへ走りこむのは#8山本遼!!!
いけーーーーーーー!!!サポーターの絶叫!!
さらに大外を走りこんできたのは・・・・なんと!!センターバックの#15大久保龍太!!
おおーーーーー!!いけーーーーーーー!!!
矢崎GKの果敢な飛び出してゴールは奪えなかったが,選手全員の意識が高いレベルで冴え渡っている。
良い緊張感。良いプレッシャー。スタンドも頑張らねば!!!

左サイドは#2木下謙一が支配。
内田,久保田との連携で頻繁に攻撃の機会を作る。
右サイドは#5榊親平のビルドアップから,#6蒲原が流れたり,#8山本が飛び出したり,多彩な攻撃を見せる。

サイドは行けるのだけど,矢崎のセンターが硬い。
CBとGKの連携も良く,ここ一番でGKが思い切り良く飛び出してくる。
#9中村豪に1秒のチャンスがあれば・・・
中での勝負はことごとくやられてしまう。

水鳥のように水面下で激しく動いているような,膠着状態のまま前半終了。

ハーフタイムもいろんな人とお話をさせてもらう。
みんなが口をそろえて言う。
「いけるいける」

昨年度チャンピオン矢崎バレンテ。確かに強い。
気合を入れなおせ!
どんな相手たって勝てないことは無い!!
選手がこれだけ頑張っているのに,サポーターが気持ちで負けるな!!!

行くぜ!

後半開始。

開始から鈴鹿のペース。
後半に強い鈴鹿
スタミナも十分。気合も十分。

#7「エース」久保田翔のキレが増す。
丁寧に慎重に攻めていた前半と異なり,ドリブルでドンドン勝負を仕掛けていく。
内田から出るパスにドンピシャであわせるセンスは素晴らしい。
鋭くオーバーラップする#2木下との阿吽の呼吸も左サイドの見所。
何度も相手ペナルティエリアに侵入するが,土壇場で硬い矢崎ディフェンス陣。

後半も制空権は森本の独断場。
無敵のヘディングに,ジュニアの少年たちからも「すげーー」と声が出る。

走りこんでくる相手#10のフォローに回る#15大久保。
#15大久保と#1「守護神」水谷允俊が声を掛け合い,2列目から走ってくるスペースを潰している。
#15大久保,#4森本,#1水谷のディフェンスはまさに「鈴鹿山脈
なかなか険しい山道。これは越えられないぜ!

後半18分。
右の角度の無いところでFK。
蹴るのは#2「魔弾の射手」木下謙一!!
狙うか?ちょっと角度が無いか?

ゲットゴール鈴鹿のコールの中,弾丸のようなボールがゴール前に。
#6蒲原がジャンプしてタイミングをずらす(コースもずれたかも)。
コースが変わってボールがこぼれる。ゴール前の混戦。
???

混雑の中でこぼれたボールがネットを揺らす???
(えっ?入った?)
真っ先に走り出すのは・・・やっぱりGO!!!#9「ストライカー」中村豪!!

ゴーーーーーーーーーール!!!1-0


喜ぶ選手たち。爆発するサポーター。
サポーター席に駆け寄る選手。
よっしゃ,来い来い,みんな来い!!
高く腕を突き上げ,中村のゴールポーズ。
イメージ 1

しかーし,喜ぶのはまだ早い。試合はこれから。

攻撃の厚みを増す矢崎。
勝負どころで人のかけ方がうまく,要所要所で数的優位を作りだす。

1対多数で体を張るボランチの#6蒲原と#25田宮。
少々部が悪いか。

後半24分。
OUT 10内田寛人 ⇒ IN 24原祥太郎
中盤の厚みを増すため,全身ガッツの塊,祥太郎を投入。
4-3-2-1のフォーメーションで支配力を増し,厚みのある中盤を作る。

しかし,さすが矢崎。
中盤のチェックをかいくぐり,何度も最終ラインを脅かす。
大久保,森本の必死のクリア。
そして,ヤバイ!と思った時にそこにいるのは・・・#5「バーニングブラッド」榊親平!!!
榊の危機管理能力は超絶。コンマ何秒のタイミングをピンポイントでカバー。

#15「薩摩隼人」大久保龍太のプレイが光る。
守備の技術はやはり素晴らしい。
さらに,守備をしながらも全体を良く見ている。フィード1発でカウンターを仕掛ける場面もしばしば。やはり存在感は凄まじい。

矢崎の猛攻が続く。
カウンター時には前線で#8山本がキープするが,単発で終わってしまう。
そろそろ守備固めの時間か・・・

後半40分
OUT 7久保田翔 ⇒ IN 3村田雅則
ディフェンスのテクニシャン,#3「ソフトタッチ」村田雅則が投入。
ノーファールで相手を止める村田は,緊迫した場面でも非常に心強い。

サポーターによる「アレアレの歌」の熱唱。勝とうぜ!

そして試合終了の笛。

いやったーーーーー!!
勝ったーーーーーーー!!!

まだ,東海リーグは始まったばかりだけど,今日は心から喜ぼう。
昨年度チャンピオンの矢崎バレンテに俺たちは勝った!!!

みんなで,万歳!万歳!!万歳!!!

選手のみなさん,スタッフのみなさん,そしてスタンドに来てくれた全てのみなさん,お疲れ様でした。

矢崎バレンテのみなさん,お疲れ様でした。
しかし,どれだけ荒れ試合でも,どれだけジャッジに納得いかなくても,最後の礼ができないのは選手として失格です。
昨年の川崎フロンターレの一件を思い出しました。
カニシは相手チームを悪く言うつもりは全くありませんが,鈴鹿の選手は絶対に礼をしますよ。
だってそれがサッカーですから。


今回,ナカニシのノドは前半で潰れていましたが(笑),サポーターみんなの声援で素晴らしい応援ができたと思います。
また,試合中に荒れそうになる場面でも,サポーターからの声援で,荒れた試合にならず,選手たちも切り替えができたと思います。
後ろから聞こえてくる声や,シャカシャカ言うペットボトルや,太鼓などが本当に心強かったです。
チームを応援する全ての人がサポーターだと思います。
これからもみんなの力を合わせていきたいと思います。
みなさん,今後ともよろしくお願いします。ありがとうございました。

さて,この試合のvictory cross賞は・・・
ゲームメイクのタクトを振るった#8山本遼は良かった。
制空権を確保しまさに壁となって立ちふさがった#4森本一樹も良かった。
終始鋭いアップダウンを繰り返し,左サイドを支配した#2木下謙一も良かった。
・・・うーんいつもなから悩む。

・・・今回のvictory cross賞は,最終ラインを統率し気迫のプレイで無失点に抑えた#15「薩摩隼人」大久保龍太選手にあげたいと思います。
この厳しい試合の中,選手を鼓舞し続けたまさに守備の要でした。
おめでとう大久保龍太選手。
次の試合もよろしく頼みます。マジで。

次の対戦相手は,ある意味,昨年度優勝チーム以上(!)の強豪。
JFLからの刺客「FC刈谷
アウェイでウェーブスタジアム刈谷での試合。
victory crossの体験したことの無いような,バリバリのアウェイの雰囲気の予感。

気合で負けるな!想いで負けるな!そして試合で負けるな!!
俺たちはJへ行く!!!

ではまた。