VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

三重県選手権決勝 対 マインドハウス四日市FC

ちょっとしたヤボ用で更新が遅くなりました。申し訳ない。
ヤフーブログの文字数制限と戦い続けているナカニシです。

前置きはさておいて,本日,三重県社会人サッカー選手権の決勝が行われました。
対戦相手はマインドハウス四日市FCです(以下マインド)。

開始2時間前に会場到着。

横断幕をフェンスに結ぶ。
サポーターが集合しミーティングを行う。
選手が練習を始める。
観客が増えていく。
試合開始が近づく。
徐々に高まる気合とテンション。

まだかまだか・・・試合はまだか。

勝つぞ!

スターティングメンバー(以後敬称略)
FW 7久保田翔・9中村豪・19中川宏太郎
MF 27曽根祐一・5榊親平・6蒲原直樹
DF 16関大輔・15大久保龍太・24原祥太郎・3村田雅則
GK 23池田健

開始から中盤のつぶしあい。
ゴリゴリした主導権争いが狭い範囲で続く。

この試合,スタメンの蒲原(6)
サッカーのセンスと,パスの精度は素晴らしいものがあるが,ガツガツくる相手MFに手こずっている。
プレッシャーの掛け合いの中で,相手に押し負けてしまい持ち味を出せない蒲原(6)。

両チームともにサイドに振って,折り返しで勝負したい。
サイドバックには怪我で欠場している木下の代わりに,関大輔(16)が入っている。
抑えて時間を使わせるプレイ,そして一気に飛び込むプレイ。
確実なプレイで,相手の攻撃を寸断する。
いいぞ関!!

右サイドの村田が縦と横のバランスを上手く取っている。
縦にも横にもサポートが早く,攻撃の芽を早め早めで潰していく。

マインドもプレスがきつい。
確実にパスコースを切ってくるので,お互いにパスが通らない時間が続く。
中盤でゲームメイクをする曽根(27)のパスも,プレッシャーを受けているため精度を欠いている。

息詰まる試合。まさに激戦。

前半の半ばを過ぎ,徐々に鈴鹿ペースに。
中盤のへその位置にいる榊(5)のプレイが効き始めてきた。
攻守にわたって鈴鹿を支える榊のプレイ。
華麗なパスカットをするわけではないが,寄せが早く相手に自由にさせない。

鈴鹿ペースになるが,前線に良いボールが出ない。
縦に走る中川(19)。
横に流れる中村(9)。
飛び出したい久保田(7)。
前線の3人は思ったようなプレイができない。
ギリギリのところでパスの出し手にプレッシャーがかかる。

ここで前半終了。

お互いの良いところを消しあう消耗戦。
無駄走りも多く,両チームともに相当スタミナを消耗するはず。
しかし,鈴鹿は絶対に走り負けない。
疲れた時はサポーターがドンと背中を押すぜ。

激戦こそサポーターの力を見せろ!!!
勝つぞ!!!

後半開始。
(OUT)6蒲原直樹  ⇔ (IN)10内田寛人
ウッチー頼むぞ!!

後半も中盤は激戦。
しかし,内田(10)が狭いところからスルスルッと抜け出すシーンが。
前線に少しずつ起点ができて,選手が駆け上がってくる場面も増えた。
中川(19)もよく走っている。
中村(9)もポストプレイで体を張っている。
久保田(7)も狙っている。

良い雰囲気の時・・・少し前にかかっているかな・・・

(時間不明)
鈴鹿陣内で相手FK。
対角線上に振られて中で折り返したところを,ごちゃごちゃと押し込まれて失点。
0-1。

下を向くな!
声を出せ!
まだまだ試合はこれから。

(時間不明=ごめんなさい)
鈴鹿の右サイドに展開するマインド。
寄せが遅い。プレッシャーが甘い。
いかーん!止めろー!
マインドの狙いすましたシュートは,弧を描いて鈴鹿ゴールを揺らす。
0-2。

まだまだこれからだ。
カニシは少しもあきらめてないぞ。
顔を上げろ。走れ。ボールに食らいつけ。

サポーター!
こんな時こそ応援しないでどうする。
気持ちを込めろ!
俺たちの応援する選手を信じろ!!

マインドの運動量が落ちない。
並々ならぬ決意を感じる。気合も乗っている。
鈴鹿はマインドのディフェンスを崩せていない。
どうする?

2失点したものの,GKの池田は頑張っている。
積極的な飛び出しと,野獣のようなセービング。
ミスも多い,キックも失敗している。
ダメなところはたくさんあるけど,だけどそれは次があれば修正できる。
失敗を恐れて自分の持ち味を失うな。
もっともっとギラギラしていこうぜ!

時間は刻一刻と過ぎていく。
カニシのノドはヒーヒー言いだした。
総帥のノドのくせに,こんなぐらいでヒーヒー言うな!
今,頑張らなくていつ頑張る。

残りは10分。
(すみません,よく覚えてないです)
コーナーキックだったかのボールをゴール前で競り合う。
ごちゃごちゃした中で,相手にボールが当たり,オウンゴール!!
オウンゴールでも何でも点は点。よしっ!!

ゴーーーーーーール!!1-2


(OUT)9中村豪  ⇔ (IN)30矢野純平
(OUT)16関大輔  ⇔ (IN)39丸山勝之
※ナカニシは興奮のあまり全く記録をつけていなかったので,矢野と丸山の交代がどのタイミングか定かではありません。すみません。

音速のスピードを持つ矢野純平と,192センチの長身を持つ丸山がターゲットとして前線に張る。
矢野!!!試合を決めろ!!点取ってこい!!
丸山!!!絶対に負けるな!!身体はれ!!
残り時間はわずか。

相手の攻撃をことごとく跳ね返してきた,大久保龍太(15)が吼える!!
自らの身体で,何本ものシュートを防いだ原祥太郎(24)が駆け上がる!!!

頼む・・・

ゴール前にドリブルで単騎で切れ込むのは・・・鈴鹿のエース久保田翔!!!!
キレた時の久保田は止められない。
マインドはやむなく久保田の後ろからファウル。
長いホイッスル・・・・PK!!!
蹴るのは久保田翔!

ゴーーーーーーール!!2-2

爆発するサポーター。
言葉にならない。

ここで後半終了。

試合は延長戦へ。
望むところだ!
白黒つけようじゃないか。
最後の最後までサポーターは応援し続ける。
ともに行こう!

延長前半。
両チームともに組織的な動きができなくなってきた。
疲れのため,少し少しで遅れが出始める。
マインドの選手も足がつっている

(OUT)19中川宏太郎  ⇔ (IN)28伊藤駿祐
中川よく走った。よく頑張った。
駿祐,頼むぞ!!

試合を通して曽根(27)がよく走っている。
下がり目の位置からサイドまで縦横無尽。
パスの精度は決して良くないが,走ることでスペースを作り,ボールと人がともに動く。
観客の少年から「曽根コーチ!!」の声援が出ている。
走れ曽根!!!

あっという間に延長前半が終了。

まだまだまだまだ。まだ戦えるぞ!
選手の背中を押すのはサポーターだ!
試合を決めるのはサポーターだ!
行くぜ!!

延長後半開始。

矢野の縦への突破から中へ。惜しい!!!
コーナーキックから丸山のヘッド。惜しい!!!
内田(10)のスルーパス
久保田(7)のドリブル。
中盤で仁王立ちの榊親平(5)

時間は過ぎていく・・・・
残り時間は1分。
このまま試合は終わってしまうのか?

ゴールから少し距離のあるところでFK。ラストワンチャンスか。
曽根,良いボールを頼む・・・
曽根の蹴ったボールは,対角線の矢野(30)が力いっぱい競り合って折り返す。

そこにいるのは・・・原・・・祥太郎!

ゴーーーーーーール!!3-2


なんてことだ・・・言葉にならない・・・

サポーターに駆け寄る選手たち。
胸に何かがつかえる。
熱いものがこみ上げる。
もみくちゃのサポーター。
高まる気持ちが抑えられない。

ここで試合終了。

両チームの選手たちの健闘に拍手。
マインドハウスは強かった。本当に強かった。

待ちに待ってたみんなで万歳。バンザーイ・バンザーイ・バンザーイ。

両チームの選手のみなさんお疲れ様でした。
観客のみなさん,温かい応援ありがとうございました。
東日本大震災の募金にご協力いただきましたみなさん,ありがとうございました。
募金はチームのほうで確認していただきました。これまでの分と合わせて被災地へ送っていただきます。
サポーターのみなさん,本当にお疲れ様でした。
今日この場所に来れなかったけど,心はともに応援していただいているサポーターのみなさん,勝ちましたよ~。みんなの分も応援しましたよ~


試合前のミーティングで,過去に在籍した選手で,怪我のため試合に出られない選手を励まそうという話が出ました。
試合終了後,怪我で試合に出られない,MIOの北井太陽選手と,愛媛の清水一平選手にサポーターからエール。
遠い所にいるけど,サポーターの想いは変わりません。
早く怪我が治って力いっぱい頑張れますように。

そしたら,なんと(本当にびっくりした)北井太陽選手がこの試合の応援に来てくれました。
ありがとう北井選手。怪我からの復帰を楽しみにしています。

さて,劇的な逆転勝利となったこの試合ですが,課題も問題も改善点も盛りだくさんです。
パスの精度,中盤の弱さ,ディフェンスラインの連携,前線のコントロール・・・
しかし,勝ったから次があります。
今の課題を克服して,次にチャレンジすることができます。
とにかく今日は・・・
「勝ったぞ~~バンザーイ!!!」
そんな気分です。

今シーズン初めてのvictorycross賞は・・・。
何と言っても,この試合を決めた原祥太郎選手にあげたいと思います。
最後の得点だけでなく,センターバックとして数々のピンチを防いでいました。
おめでとう祥太郎選手!
ナイスプレイ。ナイスコール。次の試合も頼みます。

さあ,次は東海リーグ開幕戦。
ともに行こう!Jの舞台へ。

ではまた。