VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

東海1部リーグ 対 マルヤス工業

平成23年6月19日(日)東海社会人リーグ
対戦相手 マルヤス工業
場所   トヨタスポーツセンター
観客   鈴鹿から約20人

試合がどうなったか気になっているみなさん,こんばんは。
ツイッターやメール等で,勝敗は知っているけど,詳細は・・・と言う方,お待たせしました。
豊田の地から「凱旋」したナカニシです。

本日の試合は16時から。
少しゆっくり目に出発。
Nカメラマンは病気でお休み。
同乗者のMさんを乗せて,いざ豊田へ。

岐阜セカンド対トヨタ蹴球団の試合が終わる。
応援の準備を始める。
サポーターも集まってきた。
選手もアップを初めた。

多くは語らない。始めようぜ!
さあ~~~~勝つぞ~~~~!!!!!!!!!
(カメラマンがいないのでこんな写真でご勘弁ください)
イメージ 1


いくぜ!!

本日のスタメン(以後敬称略)
FW 伊藤駿祐11・中村豪9・矢野純平8
MF 関大輔25・村田雅則3・伊藤竜二22
DF 木下謙一13・大久保龍太15・榊親平5・曽根祐一10
GK 水谷允俊21

前半開始。

今日も開始から飛ばす鈴鹿
良いぞいけいけ。全部出し切れ!

前線の伊藤竜二(22)に良い形でボールが入る。
その鞭のようにしなやかな体は,筋肉の塊と言う感じではないが,体の使い方が上手いので,キープ力も相当良い。
マルヤスはフィジカルが素晴らしいのだが,竜二を捕まえきれていない。
良い位置でボールをためるので,前線が連動していい動きをする。
竜二!今日も頼むぞ!!

カニシの感じでは,東海リーグで最も体が大きく,筋肉が付いているのがマルヤスだと思う。
タックルや競り合いにはめっぽう強い。
そんなハイプレッシャーの中盤で,抜群の存在感を見せるのが,関大輔(25)。
泥臭い関のプレイが光って見える。
猛然と相手に喰らいつく関のプレイが輝いて見える。
鈴鹿の関は簡単には越えられない。
関!全部止めろ!そこを通すな!

前線の矢野純平(8)
相手のフィジカルをものともしない空中戦。
全身バネのような筋肉が唸りを上げる。
前線から積極的にボールを取りに動いている。
良いぞ。

前線の動きを捕まえ切れていないマルヤスだが,やっぱりきちっとコースは切っている。
ボールをカットされるのではなく,相手DFに当たって攻撃が中断される感じ。
ゴール前の密集をこじ開けられない鈴鹿

ストライカ中村豪(9)もシュートを放つ間がない。
良い攻撃でゴール前まで行くが,壁にはじき返されるような時間帯が続く。

試合時間が経過し,徐々に膠着してきた。
前線に良いボールが供給できなくなった時,中盤の底で村田雅則(3)が存在感を出す。
もともとDFの選手だけあり,ボールの奪取力はピカイチ。
足元のテクニックも間違いがなく,セカンドボールを奪い確実に左右に展開し始める。
関とのマークの受け渡しも良く,鈴鹿の中盤は村田ワールドに。

セカンドボールを村田が左右へ。

韋駄天サイドバック木下謙一(2)が超高速で駆け上がる。
うひゃーーーーってほどのオーバーラップ。
そして,猛烈な勢いでディフェンスに戻る。
攻守に確実堅実なプレイと献身的なアップダウンで,左サイドを支配。
鈴鹿の左は木下で間違いなし!!

右で試合を差配するのは曽根祐一(10)。
ゲームを良く見ているので,まっすぐではなく中外中外とサイドでゲームを作っている。
人を使い,自分を使い,的を絞らせず変幻自在に。
村田,駿祐が流れてスペースを作り,竜二が飛び出し・・・
右サイドはにぎやかに展開している。

前半も半ば,両チームともに決定的に崩している場面はない。
シュートの本数もかなり少ないと思う。

前線のFWが,すごくいいプレスをかけている。
相手ボールになった瞬間,GK水谷允俊(21)から,前線のプレスの指示が出ている。
GKからFWへ。
それくらい良い声が出ている。

カニシの主観ですが・・・
この試合が良い展開になったのは,選手たちの献身的な動きだと思う。特に,前線の選手のプレスは素晴らしかった。
また,サイドバックボランチも,ボールが来てからではなく,無駄な動きになるかもしれないけど先に先に動いていた。
前線のプレスと,もしもの時のそのフォロー。
少しのことの積み重ねで試合は変わる。

試合が平面ではなく,3Dに展開するように見える。
次から次に湧き出してくる選手。
見ていて面白い。

前半40分。
(OUT)22伊藤竜二 ⇔ (IN)28中川宏太郎

攻撃のタクトをふるう竜二(22)が交代。
怪我したのかな?

中川宏太郎(28)が出場。
フィジカルに強く,スピードある中川が駆け回る。
中川は前線での奪取率が高く,奪ってショートカウンターを狙える選手。
ガンバレ!!

ここで前半終了。

見応えのある前半。
中盤の差し合いが続く。

今は鈴鹿が押しているけど,バランスが崩れれば一気に行かれる可能性がある。
だけど鈴鹿は負けない。
サポーターが付いている。

後半開始。

中川(28)が入ったことにより,竜二に変わりトップ下には駿祐(11)が入ったみたい。
切れ味で勝負する駿祐だが,トップ下でもかなり良い仕事をしている。
前線でのプレスや,セカンドボールにも積極的に競合い,前線の中川,矢野への展開も見事。
そして,自ら惜しいミドルシュートを放つ場面も。
腰を据えたプレイでも存在感がある。
良いぞ!!

駿祐(11)から,右で張っている中川へ。
中川のスピードは凄まじい。
F1のようなスピードではなく,ドラッグレーサーのようなスピード。
ドカーーーン!!
といった馬力のある走り。
相手DFを置き去りにして,中へ折り返したところにいるのが矢野純平(8)
少し触ってコースを変えるが,惜しくもゴールならず。

後半3分。
左の木下がビルドアップ。
コースをついて,パスを通した先にいるのは・・・中村豪(9)!
ここまで完全にマークされていた中村。
シュートのために足を振る,その一瞬が無かった中村。
その中村に,一瞬,いや半瞬の間が。
ストライカ中村豪には,まばたきの間があれば十分!!!

ゴーーーーーーーール!!!1-0

狂乱のサポーター!!!
カニシの絶叫が声にならない。
もうたまらん。

1点が入って,試合が活発になる。
タックルも激しくなりファウルも増える。

中村が倒されてPKかと思ったら,こっちのファウル?
あれ?あれ?
なんだかバタバタしながら試合は進む。

マルヤスの攻めも迫力を増す。
しかし,そこには必ず大久保龍太(15)がいる。
ノーファウルで,きちっきちっと止める。
大久保のプレイに間違いはない。
でも,まだまだ出せるぞ。
カニシは知ってるぞ。まだまだ怖い鬼の大久保がいるはず。
次も期待している!
ガンバレ!

大久保とともにセンターバックで最終ラインを守るのは,榊親平(5)
ここ何試合か,榊のプレイに元気がなかった。
迷うような,消極的な・・・なんか良くなかった。
しかーーーし,今日の榊は良いぞ!
ヘディングで競り合う時の気迫。
マンツーマンでの読み。
サイドのフォロー。
献身的な走り。
ボランチとの連携。
素晴らしい!!
良いぞ榊!
これぞ榊!
いけいけ榊!

後半も半ばを過ぎて,両チームともに少し足が止まりだした。
マルヤスは後ろからのロングボール主体。
鈴鹿は駿祐(11)や村田(3)からの展開。
鈴鹿の前線からのプレスはまだまだ健在。
中川が動きまくっている。

後半25分。
右に流れたボールを必死で追うのは中村豪(9)
マルヤスは追ってこない。中村が走り勝った!
ギリギリ追いついた中村が,折り返したところにいるのは・・・
レッドホット!矢野純平(8)

ゴーーーーーーーール!!!2-0


良い時間帯に追加点。
中村良く走った!
矢野良く決めた!

盛り上がるサポーター。
喜ぶ選手たち。

しかし,最終ラインからは水谷の激が!!
良いぞ水谷,しっかり集中。
試合が終わるまで気を抜くな!!

後半35分。
(OUT)25関大輔 ⇔ (IN)6蒲原直樹

試合を縁の下で支え続けた関大輔が交代。
代わって入るのは,テクニシャン蒲原。

ファーストタッチから非凡なテクニックを見せる蒲原。
ワンタッチで右サイドに良いパスを出す。
さらに,気を見て中盤から一気に前線に攻め上がる。
なんか昨年とは蒲原のプレイが変わったように思う。
テクニックだけでなく積極的かつ大胆。
良いんじゃない。いいんじゃない。
蒲原,バシッと決めてこい!

両チーム足は止まりつつある。
選手たちは疲れてきた。
サポーターが力を送る時間帯だ。
選手へ。
選手へ。
俺たちの声よ届け!

後半40分
(OUT)9中村豪 ⇔ (IN)2丸山勝之

前線からのプレスとポストプレイに丸山を投入。
疲れてきた時間帯に,190オーバーのターゲットマンは良い。
シンプルな攻めでもう1点を奪いに行こう。

前線からプレッシャーをかけていく丸山。
そして丸山は超絶なキック力がある!
(正直,ナカニシもここまで良いシュートを打つとは思わなかった)
ワントラップしてシュートしたボールは,バズーカのようにバーを直撃。
ゴールが動いたんじゃないかと思わせるようなシュート。
おおーーー。

鈴鹿は攻撃の手を休めず攻め込み続けるが,ここで試合終了。

点差以上の完勝に,ご機嫌で勝利の舞を踊るナカニシ。
良く点を取った。
良くゴールを守った。
胸を張って言えるぞ!
勝ったぞ~~~~~~!!!!

トヨタの森に鈴鹿のバンザイがこだまする。
サポーターのみんなに笑顔が。
めでたし。

さて,この試合のvictorycross賞は。
毎回悩みますが,今回も悩みました。
左サイドを完全支配した,木下謙一選手。
1ゴール1アシストの,中村豪選手。
縁の下の力持ち,関大輔選手。
無失点の立役者,大久保龍太選手。
みんな良かった。みんな頑張った。

・・・悩む・・・

悩んだ結果,今回のvictorycross賞は無失点を評価して,榊親平選手(5)にあげたいと思います。
しばらく調子が出ていなかった分,この試合にかける想いもあったと思います。
試合中その想いが伝わってきました。
熱いプレイでゴールを守った榊選手のプレイを,ナカニシは全部見ていました。
ナイスプレイ榊親平!
次も頼むぜ!


この試合関わった全てのみなさん,お疲れ様でした。

これで東海リーグの前半戦が終わりました。
鈴鹿の成績は,4勝2敗1引き分け,勝ち点13の2位です。
首位の藤枝MYFCは勝ち点19ですが,真夏の東海リーグはなにが起こるかわかりません。

来週は開幕戦で引き分けた相手,藤枝市役所サッカー部とアウェイで対戦します。
6月25日17時30分から,藤枝総合運動公園サッカー場(変更されたみたい)で激突します。

リーグ戦,そして全社予選の事も見越すと,またもや絶対に負けられない戦いです。

勝つぞ~~~~!!!

ではまた。