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アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

東海1部リーグ 対 藤枝市役所

平成23年6月25日(土)東海社会人リーグ
対戦相手 藤枝市役所サッカー部
場所   藤枝総合運動公園
観客   鈴鹿から約20人

お昼頃に鈴鹿を出発し,一路藤枝へ。
必勝の気分にナカニシのテンションは徐々に上がっていく。
緊張でノドが渇くが,食欲はない。
キックオフが待ち遠しい。

全て出しつくす。
声の限りに応援する。
そして選手を信じる。

会場には心強い仲間たちと,鈴鹿からお越しいただいた方々も。
選手たちのアップがはじまる。

よーーーし,勝つぞーーーーーー。

行くぜ!!!

本日のスターティングメンバー(以後敬称略)
FW 11伊藤駿祐・8中村豪・28中川宏太郎
MF 25関大輔・11伊藤駿祐・3村田雅則
DF 13木下謙一・5榊親平・15大久保龍太・10曽根祐一
GK 21水谷允俊

試合開始。

おや???
選手の体が重い。
どうしたのかな?

前試合,途中から入り前線でゴリゴリ行っていた中川宏太郎(28)。
この試合,先発したものの,どうにも元気がない。
届かないボールでも追いかけまわし,相手にプレッシャーを与えるはずの中川。
猛犬のような獰猛なプレイが見られない。
もっと行けるだろ中川!
1試合だと思うな。
出し惜しみせず,全てをワンプレイにかけろ!

選手全員が元気が無く,見てしまうプレイが多い。
ボールが来てから「あっ」と動くのでテンポが遅れる。

うーーーん?????
どうした?

サイドバックの曽根祐一(10)
こんな時こそコーチングの力を発揮し,ゲームにリズムを与えてほしい。
しかし,声は出ているものの,曽根自身にミスが多い。
抜かれた後のフォローも遅く,前半から足が止まる場面も。
曽根!試合を支配しろ!
10番が右サイドにいる意味を藤枝市役所に教えてやれ!

サポーーーーターーーーーー!!!
選手の元気がないぞ!
こんな時には力づくでも元気を出そう!
選手が辛い時こそ,俺たちの気持ちを届けよう。
さあ,胸を張って闘おうぜ!

トップ下に入っている伊藤駿祐(11)
足元にボールを納めるところまで行くが,自ら突っかけて止められる場面が目立つ。
一瞬だけど,球離れが遅い。
球離れが遅いのは,受け手の動きが悪くパスコースが無いため。
2列目からも追い越して来ない。
駿祐の前後でゲームがちぎれてしまっている感じ。

藤枝市役所のプレイは組織的でスキが無い。
攻守ともに,常に3人程度でまとまっている。
攻める時も,ツータッチで早め早めでつなぐ。
トントントン,とパスが回り,3回目には鈴鹿のプレッシャーが遅れていて,そこから自由に攻撃が展開していく。
常に多人数がボールに絡む運動量と,ツータッチでつなげるほどパスの受け手が動いている。
試合のリズムを作っているのは,まぎれもなく藤枝市役所。

大きなパスはなく,多人数でショートパスをつなぐ藤枝を,中盤やサイドが捕まえ切れない。
鈴鹿センターバックがなんとか止めている。
前試合で良いプレイを見せた榊親平(5)。
この試合でも,体を張って藤枝を止めている。
フォローが早く,中盤から走りこんでくる選手へのケアも早い。

そして,キャプテン大久保龍太(15)
榊と良いコンビネーション。
相手がシュートの体勢に入る前に立ち塞がっている。
ギリギリのところで止めるセンターバックの2人。

鈴鹿の攻撃は主にサイドチェンジから。
曽根,木下からお互い逆サイドに振ってチャンスを作っている。

少し流れてボールを受けているのは矢野純平(8)
鋼のようなフィジカルで攻撃の主導権を握る。
矢野の単独突破から中へ折り返し,中川(28)が飛び込み,あと少しで先制点の場面も。
惜しい!

矢野の突破は効果的なのだが,中外中外のフォローと下からのビルドアップが薄い。
結局,味方のフォローよりも相手のプレッシャーのほうが早い。
矢野は個人技で単独突破を狙うが,多人数でプレッシャーをかける藤枝はなかなか抜けない。

ジリジリとした圧迫感。
選手たちも上手くいっていないのはよく分かっている。
榊が,木下が,大久保が,曽根が・・・あちこちで声がかかる。

ここで前半終了。

0-0でハーフタイムに突入。
同じ状況とはいえ,前試合のマルヤス戦の時とは雰囲気がまるで違う。
両チームともに相手を崩してはいない。
シュートの数も,打ちきっているのは本当に少ない。
しかし,最終ラインでやっと止めている鈴鹿と,組織的にガッチリ止めている藤枝では,危なっかしさが違う。
藤枝よりも鈴鹿は個人技で勝る分,試合は拮抗しているように見えるが・・・何かおかしい。
カニシのイメージで言うと,選手が疲れている。
連戦の2試合目を見ているよう。

後半開始。

サポーターにできるのは,選手を応援し励ますこと。
それを最後までやりきる!
サポーターの力を出しつくせ!!!!!!!
全ての力を選手に届けよう!!

前半から藤枝に振り回され続けている関大輔(25)
パス回しに対して1歩遅いので,なかなか良いところでカットできない。
藤枝は球離れが早く,タックルの間も与えてくれない。
スペースを潰し,ルーズボールを果敢に取りに行く関。
しかし取った後,前線にうまくリンクできない。

後半良開始早々,棒立ちの選手が・・・選手は疲れている?

吼えるナカニシ。
どうした!
疲れたのか!
ならば,何がなんでも走れるような気合の入った歌を歌おう!
走れ!攻めろ!

サイドで試合を作り,味方を叱咤激励してきた木下謙一(13)
木下のプレイはいつも熱い!
決してあきらめず,決して気持ちで負けることはない。
オーバーラップも積極的に仕掛け,攻撃の起点となる。
木下!!!!
頼むぞ!
イメージ 1


後半攻め込まれるシーンも。
鈴鹿陣内でフリーキックコーナーキックが増える。
そこには頼りになる守護神,水谷允俊(21)が仁王立ちで立ち塞がる!
カニシはこれまで水谷がキャッチミスするところを見たことが無い。
とにかく安心安全。
水谷,俺たちのゴールを守ってくれ!

攻められながらも,攻撃の機会をうかがう鈴鹿
ん???
前半と同じパターンじゃないか?
切って張ったような同じ攻撃。
チェンジオブペースも無く,同じ攻撃が同じように防がれる。
ゴールが遠い・・・

後半17分。
(OUT)28中川宏太郎 ⇔ (IN)22伊藤竜ニ

前半と比べ,徐々に調子を取り戻し,格段に勝負を仕掛けるようになっていた中川が後退。

攻撃のバリエーションを増やすために,伊藤竜二がトップ下に入る。

竜二(22)が入り,試合のリズムが変わる。
前線で少しタメができるようになる。
攻め急がず,慌てず,丁寧に。

前線で舌なめずりをしながら待っているのは・・・
ストライカ中村豪(9)!!!
しかし,中村になかなかボールが入らない。
藤枝も決して中村からマークを外さない。
一瞬で良い。
中村にボールが入れば・・・

後半24分。
藤枝が鈴鹿ゴール前でポストプレイ。
プレッシャーをかけに行くが一瞬遅く,苦しい体勢でシュートを打たれる。
バーに当たったボールは無情にもゴール内に・・・。
無念。0-1

まだまだまだまだ。
時間はたっぷりあるぞ。
立て直せ。
ここから鈴鹿の力を発揮する時間だ。

サポーター!!!!
選手とともに闘おう!!!

誰よりも走り,誰よりもボールに絡んでいるのは,ボランチの村田雅則(3)
攻守に走り回り,サイドのフォローに走り,体を張ってセカンドボールを奪いに行く。
しかし,村田が相手をする藤枝の人数が多い。
走り回る村田。
ガンバレ!

藤枝のほうが人数が多く感じる。
カニシの思うに,MYFCの時もそうだった。
運動量に裏付けされた組織的なプレイ。
局地的に必ず数的優位を作り,連動して攻守を支配する。
MYFCに似ている・・・藤枝の特徴なのかも。

後半35分。
(OUT)25関大輔 ⇔ (IN)2丸山勝之

丸山を前線に入れてパワープレイを狙う。
弾丸シュートを放つことができる丸山。
相手のマークが遅れれば,一発狙える。
もう攻めるだけだ!
丸山,ブチ込め!!!

矢野!
竜二!
駿祐!
中村!
丸山!

しかし時間は無情にも過ぎ・・・

試合終了。
結果は0-1。

うなだれる選手。
サポーターに挨拶に来る選手たちを,ナカニシは直視できない。

「Jを目指すチーム」が「市役所のサッカー部」に負けたということ。
これはまぎれもない事実。

カニシは,体が燃えるように悔しい。
頭の中を,試合のシーンがフラッシュバックのように駆け巡る。

Jへの道は平坦じゃない。
勝つこともあれば,負けることもあるさ。
だけど,負けた分だけ強くならなきゃ,悔しい想いの意味が無い。

グダグタ言う間があったら,次の準備を始めよう。
次は今日より強くなろう。
改善すべきはきっちり直していこう。

鈴鹿の試合はまだまだ続くぜ!

藤枝までご参戦いただいた皆さん。ありがとうございました。
両チームの選手,関係者,スタッフ,白子ダービーに携わった全てのみなさん,お疲れ様でした。

サポーターの仲間たち,お疲れ様でした。
このまま,やられて終わっちゃダメでしょ。
さあ,やり返そうぜ!

来週7月2日・3日。
全国社会人選手権最終予選。

1人の選手がナカニシに言いました。
「来週は2勝します」

当然だ!

思いっきり勝利の雄たけびを上げよう。

次も勝つ!
次の次も勝つ!!

絶対勝つ!!

ではまた。