VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

天皇杯予選 対 皇學館大學

平成23年8月21日(日)天皇杯準決勝
対戦相手 皇學館大學
場所   スポーツガーデン第3
観客   約200人

みなさんこんばんは。
7月31日の岐阜セカンド戦の後,約20日間サッカーから干されていたナカニシです。
(国体は無かったことに・・・ね)

試合開始は16:00から。
だけど,明日の対戦相手になるであろう,四日市中央工業四日市大学の試合を見るため,早めに会場へ。

試合会場は,オンザピッチのガーデン第3。非常に見づらい。
自力に勝る四日市大学が勝利して,決勝にコマを進める。

さあ,次は鈴鹿の番だ!

雨にもかかわらず観客もたくさん来てくれた。サポーターも準備OK。

いくぜ!

本日のスタメン(以後敬称略)
FW 22伊藤竜二・9中村豪・28中川宏太郎
MF 8矢野純平・19ファン・25関大輔
DF 13木下謙一・5榊親平・15大久保龍太・3村田雅則
GK 1池田健

試合開始直後から,全開でぶっ飛ばす鈴鹿
出し惜しみは,鈴鹿のスタイルじゃない。
全てのプレイを全力で行こうぜ!

全力全開プレイと言えば,中川宏太郎(28)!
プレイスタイルは勇猛果敢。いや獰猛果敢。
前線からガツガツ相手を追い回す。
走りきれ中川!
中川の熱いプレイが選手に火を付ける!

前半9分
前線でボールをコントロールした中村豪(9)からゴール前にショートパス。
ゴール前に走りこむ中川宏太郎(28)が流し込んで・・・

ゴーーーーーーール!!1-0


試合から遠ざかっていた選手たち。
練習場の確保に苦しんでいた選手たち。
プレッシャーもあっただろう。
硬くなりがちな場面で,この先制は大きい。

こっそり名物にしようと狙っている「フラッグダッシュ!」
今日も鈴鹿の旗が観客席を走り回る!

中盤を支配するのは,関大輔(25)
相手の攻撃は,ことごとく関のところで止められる。
さらに左右に流れて攻撃参加もする関。
皇學館は関を越えられない!

関とともに守備的MFのファン(19)。
身体能力の高さで相手を圧倒するが,なぜかいつものプレイではない。
パスミス,トラップミスが多い。
なんか焦っているような感じのプレイ。
どうした?ファン。

中盤はファンと関で完全支配。

試合は完全に鈴鹿ペース。
中盤を早く,サイドから中外中外。
勝負球は少なく,確実に運んで相手のほころびを探す。

怪我が癒えて本来の木下謙一(13)が戻ってきた。
雷のような閃光の駆け上がり。
燃え上がる勝利へ欲望。
そして,味方を叱咤激励する鬼の形相。
木下。天皇杯勝とうぜ!

前半16分。
左サイドを突破した木下(13)の黄金の左足一閃!
放物線ではなく直線。
弾丸ではなく大砲。

ゴーーーーーーール!!2-0


カニシの周りで子ども達が応援してくれている。
いつの間にかチャントを覚えて歌ってくれる。
男の子も女の子も。

何も分からず始めたサポーター。
まだまだ発展途上だけど,少しずつ良い感じになってきた。
だって子ども達がこんなに楽しそうにしている。

子どもの会話の一部。
「伊藤兄弟はどっちがお兄ちゃんだっけ?」
「今,出てるのが弟だよ~」
なかなか難しい会話しているじゃないか・・・

前半25分。
ゴール前の混戦・・・
最後に中村豪(9)から伊藤竜二(22)へ。

ゴーーーーーーール!!3-0


竜二(22)良く決めた!
子どもが喜んでるぞ!

下が濡れてボールコントロールがしにくいにもかかわらず,竜二のテクニックがビンビンに冴えわたる。
フェイント不要のドリブル。間合いとタイミングでスイスイ抜く。
竜ニのゴールは,「えっえっえーーーーっ」って感じで入ってしまう。

前半27分。
竜二1人で中央突破。
単騎。単独。

ゴーーーーーーール!!4-0


なんと言う・・・何とも言えない・・・

トップ下の矢野純平(8)
実に実に効いている。
もともとテクニック,フィジカルともに素晴らしいものを持っている矢野。
前線べた張りではボールを触る回数が少なく,良さが生かし切れていなかった。
中盤トップ下では,セカンドボールを奪い,パスを出し,自ら駆け上がる。
自由度の高いポジションで存在感を示す矢野。
皇學館は矢野を捕まえきれていない。

前半31分。
今度は中川が単独突破。
スピードの次元が違う。

ゴーーーーーーール!!5-0


ストライカ中村豪(9)。
皇學館ディフェンスがスピードに対応しきれないので,自らがオトリになり,竜二や中川を生かすプレイをしている。
折り返したり,最後にショートパスを出したり。
しかし,中村豪はゴールを生みだすためにグラウンドに立っている男!

前半38分。
来た!!!中村豪!!!
ワントラップからの一連の動きが身震いするほど素晴らしい。

ゴーーーーーーール!!6-0


相手チームに研究されて,ガチガチにマークがつくため,ここのところ少しリズムを崩していたように思う。
しかし,完全にストライカーが復調!
中村豪の眼は常にゴールを見ている。
止めれるもんなら止めてみろ!
鈴鹿のストライカーは中村豪だぜ!

ここで前半終了。

ハーフタイムにvictorycrossパンフレットを観客のみなさんに配布。
協力金もたくさんお預かりしました。
この協力金は,ナカニシが責任を持って管理し全てチームに渡します。
チームからこのお金を選手に還元してくれるそうです。
詳細は,随時ブログで報告いたします。
次の試合でもパンフレットを配布しますのでよろしくお願いします。

さあ,後半行くぜ!
(OUT)8矢野純平 ⇔ (IN)10曽根祐一
(OUT)9中村豪 ⇔ (IN)24天野裕太

曽根と天野が後半から入る。
曽根は大量点で雑にならないように,浮足立たないように,気持ちが緩まないようにゲームをコントロールして欲しい。

カニシのそばにいた少年がポツリ
「24番って天野選手だ」
少年,なかなか通じゃないか。
天野・・・点取ってこい!

後半5分。
やはり皇學館は竜二(22)を捕まえ切れない。
悪いのだけど,触ることすらできない。
単独突破からハットトリックとなるゴールを決める竜二!

ゴーーーーーーール!!7-0


バランスを取る動きをする曽根祐一(10)
守備も攻撃も良いところで良いプレイを見せる。
この試合ではルックアップしているため良いパスが通っている。
プレッシャーがかかると下を向いてしまうため,バスミスが多くなる。
視野の広さが曽根の持ち味。下を向かずに上を向いて歩こう

後半10分
曽根から絶妙のスルーパス
走るのは・・・後半も元気だ中川宏太郎(28)

ゴーーーーーーール!!8-0


中川もハットトリック達成

後半11分。
(OUT)19ファンウスン ⇔ (IN)6蒲原直樹

怪我から復帰の蒲原。
昨年と比べるとプレイスタイルの幅が広がり,精神的にも成長した蒲原。
もう細い蒲原じゃないぜ!
蒲原!
分かってるよな!
これが蒲原ってプレイ見せてこいよ!

鈴鹿のサイドからの崩しが効いているので,皇學館の中のプレッシャーが散漫になっている。
中外中外・・・

左が木下ならば,もちろん右は村田。
熱い男,村田雅則(3)。
今日も精力的にアップダウン。
この試合,一番長い距離を走ったのは村田なんじゃないだろうか。
コーナーキックはちょっと調整が必要かもしれないけど・・・

外で勝負かと思ったら,中には一発狙っている蒲原がいる。

皇學館の守備陣が多彩な鈴鹿の攻撃をマークしきれない。

後半20分
外の木下(13),村田(3)か?
中の蒲原(6)か?
そしてそこには竜二(22)がいる!

この試合3度目の単騎単独突破!
フットサルのような華麗なステップ。
水の付いたグラウンドとは思えない。
イメージ 1

ゴーーーーーーール!!9-0

竜二4点目!

点差は開いた。
試合は決まったかもしれない。
だけど,この試合が最後じゃない。
この試合は,次の試合につながっている。
サポーター!絶対気を抜くな!
選手を鼓舞し続けよう!

皇學館も鈴鹿に一矢報いるため,最後にアタリがきつくなってきた。
攻撃に相当人数をかけ,1点を取りに来る。

大久保龍太(15)!
何点取っても失点はダメだ。
鈴鹿のゴールを絶対に守れ!
鈴鹿は中盤を支配しているため,全体的に前がかり。
そこに一気に攻めに来るところを,大久保がボランチの位置まで出て競り合う。
足元の技術や,体の競り合いで負ける男じゃない!

大久保の飛び出しを支えるのが,縁の下の力持ち,「神の子」榊親平(5)。
カバーリング技術と,相手の2列目を見極める戦術眼。
榊の眼には何かが見えている。
白のバンダナもカッコいい。

最終ラインは万全だけど,やはりラストフォートは池田健朗(1)
出場機会が少ない池田。
だけど,決して派手なプレイを狙わず,堅実にチームのためにプレイしている。
キックの精度が良く,キャッチしてから速攻を仕掛けることができるのだけど,濡れたグラウンドの状況を考え,DFにスローでつないでいる。
ゴールキックもロングキックはわずかに1本。残りは全てショートパス。
声も良く出ている。
相手の動きも良く見えている。
ナイスキーパーだ!

後半27分。
左サイドからのコーナーキック
村田の蹴ったボールは,ドンピシャで走りこむ榊(5)の頭に。
榊親平!やるときゃやるぜ!

ゴーーーーーーール!!10-0


後半から入った天野裕太(24)
リーグ戦ではなかなか出場できず,控えで試合を見ることが多い。
折角のチャンス!是非ものにしたい。
しかし,中盤からのボールに走り出す一歩が遅い。
体か軽く動いていない。
マークを外すのも不十分で,なかなか良い形でもらうことができない。
味方から指示が出る。
焦るな天野!
楽しもう。サッカーを楽しもう。

後半37分。
右サイドを村田が突破。
中へ低空のクロス。
飛び込むのは!天野裕太!

ゴーーーーーーール!!11-0


よっしゃ。よっしゃ。
良く決めたぞ天野。
イメージ 2


「we are suzuka」がグラウンドに響く・・・

試合終了。

両チームの選手,スタッフ,試合を運営していただいた皆さん,お疲れ様でした。
観客のみなさん,サポーターのみなさん,みんなみんなお疲れ様でした。

試合は大勝でしたが,試合は緩むことなくしっかりとやりきったと思います。
この試合の終了の笛は,次の試合の開始の笛です。
鈴鹿の選手はこの試合で満足して緩むことはありません。

天皇杯は忘れものだらけです。
心残りだらけです。

次の試合,四日市大学戦。
なにがなんでも勝つ!!!
絶対に絶対に勝つ!!!

victorycross賞は,次の試合に勝ってから決めます。

ではまた。

そういえば・・・旗持ちのHくん(仮名)。お疲れ様でした。グッジョブ!