VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

東海リーグ第4節 対 矢崎バレンテ

平成24年6月2日(土)東海リーグ第4節
対戦相手 矢崎バレンテ(以下矢崎)
場所   藤枝市民グラウンド

みなさんこんばんは。
本日,快勝したチームのサポーターのナカニシです。
あっ,ネタばれしちゃいました。

早朝より少し用事があって出発が遅れたものの,試合開始30分前には会場到着。

前試合の藤枝市役所対CUFCが試合中。しばし観戦。
試合終了後,以前鈴鹿に所属していた藤枝市役所の杉山琢磨選手が挨拶に来てくれました。
ガンバレ杉山!!

さあ,次はうちの番だ!
いくぜ!

本日のスタメン(以後敬称略)
FW 8矢野純平・23北川慶・22伊藤竜二
MF 11伊藤駿祐・10曽根祐一・18西村亮介
DF 17安真也・4原祥太郎・15大久保龍太・3村田雅則
GK 1本多隆吾

藤枝までの道中,Nカメラマンと話をしていました。
矢崎はフィジカルが強いから,中盤がしっかりしないと・・・

ところがスタメンは,まさかの超攻撃的布陣。
さて,高木采配どうでるか?

試合開始。
鈴鹿の選手の気合の乗りが良い。
玉際が厳しく,果敢にチャレンジしている。
当たり負けを恐れず,どんどんチェックしていく。

「ファイヤーボール」矢野純平(8)
気炎が見えるほど,燃えているのが良く分かる。
飛んで,走って,当たる。
肉薄する。喰らいつく。
前線からの執拗なプレッシャーで,矢崎の中盤へのつなぎが乱れている。

サイドバックの安真也(17)
こちらも負けずと燃えている。
ボールを取られても,取り返して再アタック!
「ファイター」のニックネームにふさわしい気迫みなぎるプレイ。

この試合,まずナカニシが感じたのは,選手のフリーランニングが多いこと。
ボールが出てからリアクションで動くのではなく,ここに来るかもしれない・・・と察知して先に先に動いている。
無駄走りじゃなく,フリーランニング。
オフザボール(ボールのないところ)で良く動いているので,先手先手で勝負している。

展開が早く,パスコースができているので,パスミスが少ない。
フィールドを大きく使っているので,サイドバックの安や村田も上がりやすそう。
良い!!!!

中盤の西村亮介(18)
MFの中でも少し前寄りに位置している。
他選手の動きだしが早く,ポンポンとクサビが入り,前を向いてプレイ出来ている。
西村が体を張り,竜二(22),純平(8)が矢のように飛び出す!

前半15分。
西村(18)の蹴るCK。
左足から繰り出されるボールは超高精度!
ジャンプしてヘッドで合わせたのは!!!

「ミラクルドラゴン!」伊藤竜二!!!

ゴーーーーーーール!!!1-0


西村から良いボールが入ってきた。
そして竜二のヘディングも良かった!
ナイスゴール!

1点取ったものの選手たちに緩みはない。
さらにさらに激しくアタックしていく。

矢崎は全体的に鈴鹿より体が大きく,フィジカルが強い。
過去の対戦で,中盤を支配され敗れたこともあった。

この試合,中盤には潰し屋タイプの選手が入っていない。
試合開始時,大丈夫か?と思ったが・・・鈴鹿の中盤は大丈夫!

超ハイプレッシャーの中盤を縦横に走り回るのは・・・
ワイルドアットハート」伊藤駿祐(11)!!!
決してフィジカルが強い選手ではないが,走って走って走りまくっている。
相手より早くボールに触り,相手よりたくさん動き,倒されてもすぐに立ち上がり,コースを切り,スライディングでボールを奪う。
献身的で体を張ったプレイ。ガンバレ駿祐!

前半34分。
駿祐(11)が,グンと急加速!2列目から飛び出す!
うわっ!止まらない!
矢崎ディフェンス陣もたまらずペナルティエリア内でファウル。PK獲得。
蹴るのは自らファールをえた伊藤駿祐!

ゴーーーーーーール!!!2-0


よっしゃ~!!

2点目をとっても選手たちに乱れはない。
逆に2点目を取ってから,さらに集中が増す。

中盤の「ゲームメーカー」曽根祐一(10)
ゲームメイクと言うより,スペースを埋めて攻守のバランスをとることに重点を置いている。
乱れそうになっても,落ち着いて時間を使いパスを回す。
曽根から良い声が出ている。

この試合,本当に選手から声が良く出ている。
そして声が出ているだけでなく,他の選手の声を良く聞いて,その指示に反応している。
声で連携がつながっていくのが良く分かる。

何度でも言おう。
良い!

ほぼワントップの形で前線に張る「ヒットマン」北川慶(23)
3戦連続ゴールを決めている北川だが,チームプレイに徹している。
矢崎のセンターバックは大きく上手い。
このセンターバックを背負って,2列目の西村,矢野,竜二,駿祐を生かしている。
自分を殺し味方を生かすプレイ。
良いぞ北川!

先制のゴールを挙げた「ミラクルドラゴン」伊藤竜二(22)
攻撃の選手だけど攻撃だけじゃない。前線からのプレスが実に効いている。
前線でプレッシャーをかけて,中盤へのパスを乱し,ショートカウンター一閃!
良い攻撃が随所で。
矢野,西村,北川とのワンツーで一気に抜け出す場面も。

前半44分。
安(17)が持ち込み,駿祐(11)がつなぐ,北川(23)のポストプレイに・・・抜け出してきたのは伊藤竜二(22)!!!
矢崎ディフェンスを真っ二つに切りさく!

ゴーーーーーーール!!!3-0

イメージ 1

見事。見事!

ここで前半終了。

前半は完全に鈴鹿ペースだった。
みんな良く走っている。
声も出ている。

でも,後半は足が止まってくる時間帯が必ずある。
辛い時間こそサポーターが選手を支えよう。
最後の1歩が出るように。

後半,一瞬たりとも気を抜くな!
試合終了の笛が鳴るまで,絶対に!絶対に!

後半開始。
メンバー交代は無し。

後半からも鈴鹿の足は止まらない。
サイドバックの村田雅則(3)
特に後半,右サイドからの駆け上がりで何度も良いボールを上げ続ける。
縦に走る村田に,曽根,駿祐がフォローに入り,ワンツーで相手DFを置き去りに。
さらに,矢崎のカウンターで,GK本多と一対一になりそうな場面。
真っ先に戻りスライディングで完璧ストップ!
サポーターの声が響く!ムラタ~~!

3-0となった試合。
選手たちにリードしているという意識はない。
常に貪欲に。守りに入らず。集中を切らさず。

センターバックの「闘志天翔」大久保龍太(15)!
今日の大久保は怖い。鬼の大久保の片鱗が見え隠れ。
声も良く出ている。ポジショニングも微調整している。
ラインも綺麗にまとまっている。
祥太郎との受け渡しも良い。
危ないプレイは皆無。ノーミス!

センターバックの「ハードコア」原祥太郎(4)!
フィジカルに勝る矢崎に対して,まさしく最後の砦として体を張る!
大久保との連携も良く,たとえ打たれてもプレッシャーをかけてフリーにはしていない。

後半に入り,どうしても矢崎の攻撃ターンが来る。
カウンターから,2列目が飛び出してくる。
一気に人をかけて攻めてくるため,数的不利で防ぐ場面も。

時計を見るナカニシ。
まだ後半10分。
試合が終わるまでに,まだ何度も山を越えなくては。

攻勢に出る矢崎。
良い体勢でシュートを打たれ・・・万事休す!

しかーーーし,ゴール前には「怪人」本多隆吾(1)が目を光らせている。
味方の不用意なプレイで,相手にボールを奪われても,本多の目はボールから離れていない。
超反応でシュートに手を伸ばす。
イメージ 2

後半,2度・3度とシュートを打たれた。
その先には,必ず本多が手を伸ばしている。
弾いたボールをディフェンスがクリア。
本多の集中が凄まじい。
神のごとくゴール前でシュートを防ぐ本多。

後半16分
(OUT)18西村亮介 ⇔ (IN)6木下謙一

木下を左サイドバックにし,安真也(17)を中盤に。

怪我から復活した木下謙一。
少し押され気味の鈴鹿
木下!流れを止めろ!

「レフトサイドマスター」,「左番長」の木下謙一(6)
みるみる左サイドを制圧。
左の攻撃は全てストップする。
中へのカバーリングも素晴らしく,ピシッと一本筋が通ったような感じ。
さすが!
木下だぜ!

後半23分。
監督の指示は・・・もう1点!
(OUT)23北川慶 ⇔ (IN)9中村豪

「ストライカー」中村豪を投入。
世界中のストライカーのなかで,ナカニシが最もストライカーだと思う男!中村豪
決めてこい!

木下と中村が入ったことにより,戦況は変化。
鈴鹿がペースを取り戻す。

右の村田(3)を中心にサイドからの攻撃が効き始める。
安(17)も前線に飛び出し,相手ディフェンスを引きずりながらもシュート。
中村豪(9)も中村豪らしい動きでゴールを脅かす。

鈴鹿の集中は途切れない。
3点勝っているチームとは思えないほどアグレッシブに点を取りに行く。

後半43分。
(OUT)17安真也 ⇔ (IN)25関大輔

さすがに両チームともに中盤の足が止まってきた。
関(25)が動けば試合は決まる!

時間が・・・流れる・・・

試合終了。

歓喜鈴鹿サポーター。
バンザイ!バンザイ!バンザイ!

そして,勝利の歌!(ふるさとの替え歌)
未来に向かい進もう
勝利信じ闘おう
笑顔も涙も我らとともに
鈴鹿の誇りランポーレ

あかん・・・ナカニシ歌えへん・・・。

両チームの選手のみなさん,関係者のみなさん,スタッフのみなさん,お疲れ様でした。
遠いところまで来ていただいた応援のみなさん,サポーターの仲間たちお疲れ様でした。
試合を見に来ていただいた,藤枝MYFCのサポーターのみなさん。観戦ありがとうございました。また対戦する時を楽しみにしています。

試合会場に来られなかったけど,応援の念を送っていただいていたみなさん,みなさんの気持ちも届いていましたよ。

信じていた通り,チームは立ち直りました。
最高だ!FC鈴鹿ランポーレ最高だ!

今日のvictorycross賞ですが・・・
藤枝からの帰路,ずーーーーっと考えていました。
選手一人ひとりのプレイを隅々まで思い出しながら車を運転しました。
みんな良かった。本当に良かった。

最後の最後まで悩んだのは,伊藤竜二選手(22)と本多隆吾選手(1)です。
竜二選手は本当に良く動いていました。2得点は素晴らしかった。
本多選手の神がかったセービングにはオーラすら感じました。
1試合1選手のvictorycross賞ですが,もう仕方がありません。
伊藤竜二選手(22),本多隆吾選手(1),victorycross賞,ダブル受賞です。

竜二!見事!
本多!天晴れ!

もっともっと書きたいことがあるのですが,ヤフーブログ5000文字の壁に阻まれましたので,明日も続きを書きます。

ではまた。