VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

東海リーグ第8節 対 中京大学FC

平成24年7月1日(日)東海リーグ第8節
対戦相手 中京大学FC(以下中京)
場所   中京大学グラウンド

みなさんこんばんは。
後味の悪い試合でしたが,こんな試合こそ勝って良かったとホッとしているナカニシです。

雨の中京大学に到着。

前試合はFC刈谷対CUFC

グラウンドを見てびっくり。
光っているところはもちろん,全面がひたひたの水たまり状態。
排水は?勾配は?
前試合も水たまりに翻弄されているらしい。
1-0でCUFCの勝利。

さあ,次はうちの番だ。
いくぜ!
イメージ 1


本日のスタメン(以後敬称略)
FW 8矢野純平・22伊藤竜二・11伊藤駿祐・18西村亮介
MF 4原祥太郎・6木下謙一
DF 17安真也・榊親平・15大久保龍太・3村田雅則
GK 30松上大毅

フォーメーションは4-2-4。
前試合と同じ形。

試合開始。
雨の試合に強い鈴鹿
しかし,人工芝でここまで排水の悪いとは・・・さすがにみんなボールコントロールに手を焼いている。
中京はある意味ホームアドバンテージか。

トラップ。ストップ。ゴー。スライディング。
選手たちが気を使ってプレイしているのが良く分かる。
ディフェンスはセーフティーに。
オフェンスは思い切りよく。

ズハリ切り込んだのは,やっぱり「ワンダーショット」西村亮介(18)
前線で体を張って基点を作る。
水たまりで止まるので,ドリブルは控えめ。
グラウンドの良いところを狙って,鋭くショートパスを狙う。
前半早々,矢野(8)へドンピシャのパス!!
良いタイミングで走ってた!
うおっ!
矢野はシュートを打つが,わずかに右にそれる。
惜しい。
続けていこうぜ!

前半は(どちらかと言うと)グラウンドに水たまりの少ない方に攻める。
西村を起点に,矢野,竜二が縦に狙う。

鈴鹿サイドバックはあまり上がらない。
ドリブルだと,ボールが止まってしまうため,ドリブルでの駆け上がりは控えめ。

右サイドの「ハードワーカー」村田雅則(3)
いつものように積極的には上がらず,後ろから前線の選手をビルドアップ。
クロスもアーリー気味に早めに上げている。
中への意識も高く,守備中心に堅実なプレイ。

左サイドの「ファイター」安真也(17)
こちらも控えめなプレイ。
ロングボールを前線に供給するが,ちょっと控えめすぎる?
こんな時こそ,ファイターが中京ディフェンスをぶち壊せ!
遠慮するな安!
ファイトしてこその安でしょ!

雨で両チームともパス回しは慎重。

「ハードコア(中心核)」原祥太郎(4)
ど真ん中の男!
フィジカル,足元,空中戦,全てにおいて中京を圧倒。
やるね!さすが祥太郎!

「レフトサイドマスター」木下謙一(6)
この試合も前試合同様,ボランチに入る。
祥太郎(4)とともに,試合を支配する。
とにかく運動量が凄まじい。常に走ってスペースを潰しまくっている。
どこを見ても木下がいる。
どこの競合いにも木下がいる。
木下~!!

中盤の支配率を確立し,鈴鹿がボールを支配する。

良い攻めは見られるものの,トップの矢野までボールが回らない。
どこかでボールが滑って伸びたり,水たまりで止まったり。

「ファイヤーボール」矢野純平(8)
ボールが来ないからと言って待ってる男じゃない。
中京ディフェンスラインに猛烈に襲いかかり,プレッシャーでパスミスを誘う。
良いぞ!純平!

試合は膠着。

支配しているがパスが回せずシュートまで行けない鈴鹿
中盤,サイドともに崩せないが,縦に速く走って勝負したい中京。

この雨が・・・
この水たまりが・・・
このグラウンドが・・・

ここで前半終了。

選手に疲労の色が見える。
止まるのも走るのも気を使いながら。
足にも負担がかかるだろう。

みんなガンバレ。


後半開始。
(OUT)18西村亮介 ⇔ (IN)23北川慶

攻撃を指揮していた西村に変わり北川入る。

右サイドに張り出している「ミラクルドラゴン」伊藤竜二(22)の突破が効き始める。
雨の中でも見事なボールコントロール
村田のビルドアップとともに,縦横に動く駿祐(11)がくさびで入ってくる。
多彩な攻めが右サイドで。

ワイルドアットハート
自由に縦横に。
伊藤駿祐(11)は走り続けるぞ!
矢野,駿祐,竜二,北川は生き物のように連携してゴールを目指す。
その中心でクサビに入ったり,セカンドボールを狙ったり,ピリリと効いているのはいつも駿祐。
走れ!
ガンバレ!

中京の攻めは,速く前へ。
祥太郎(4)がガッチリプレッシャーをかけているが,縦に長いと抜け出されることもある。
また,バイタルエリアでミドルを狙われたりする。

鈴鹿の表門には大久保龍太(15)が鬼の形相。
打たれる前に潰す。
打たれる前に体を入れる。
見事!大久保!

鈴鹿の裏口には「神の子」榊親平(5)が待っている。
大久保とのコンビがきっちり決まってきた。
剛の大久保。柔の榊。
雨が降っても,やりが降っても,鈴鹿の最終ラインに榊がいる限り,ゴールは割らせない!!

ディフェンスに不安はない。
集中しているのが良くわかる。
いいぞ!

そして,ディフェンスに「アイスファイヤー」松上大毅(30)が冷静に指示を出している。
開幕と比べると格段に声が出ている。
思い切った飛び出しも,しっかり蹴れていて良い。
いいぞ松上!

後半も鈴鹿ペース。
一時,攻め込まれることもあるが,ディフェンスは問題ない。

しかし!
なんと!
この場面で原祥太郎(4)に2枚目のイエローカード・・・。
祥太郎はそんな簡単に非紳士的なことをする選手じゃない。
前半と後半で,ブレブレのジャッジをしていたのは誰だ?
試合をコントロールできていないのは誰だ?

荒れ模様のグラウンドに,声が響く。

「しっかり集中しようぜ!」

木下謙一の声がチームに一本筋を入れる!

そうだ。
勝つためにここに来たんだ。
祥太郎は退場した。
彼のためにも絶対に勝たなきゃ。

落ち着け。
乱れるな。
自分たちのサッカーを。

10人になった鈴鹿

中盤,さらにさらに走るのは木下謙一(6)
目まぐるしく動き,相手の攻撃を潰し,味方につなぐ。
木下!
この試合頼む!
頼む!

走って走って走る木下。
カニシの目の前でゴムチップにまみれ,味方を叱咤し,力を振り絞って走る。
イメージ 2


後半時間不明
(OUT)8矢野純平 ⇔ (IN)19ブルーノ

小細工は要らない。
理屈も不要。
ブルーノ。
男だったら決めてこい!

木下の踏ん張りで中盤の支配率は変わらず。
良いボールが前線に出ている。
雨の水たまりさえなければ・・・

ヒットマン」北川慶(23)もあわやというシュートを放つ。
「アトム」ブルーノ(19)も相手をはじき飛ばして中へ切り込む。

攻撃は悪くない。
強引に行け。

相変わらず訳のわからないイエローカードが乱発される。
中京からも疑問と不満の声が。
選手たちも,なにがセーフで何がアウトだか分からず,変な感じの試合に。

後半も残りわずか。

木下がさすがに疲れてきた。
前半からずっとずっと走ってきたから。
木下とマッチアップしていた中京の中盤も限界。。

後半時間不明
(OUT)6木下謙一 ⇔ (IN)7久保田翔

お疲れさま木下。
駿祐がボランチに入る。
超攻撃的だけど,スピードのある駿祐と,試合の良く見える久保田がバランスをとっているので,鈴鹿の支配は変わらない。

攻撃は右の竜二,押し上げる村田,流れてくるブルーノ。

後半終了間際(たぶん40分くらい?)。
右からのコーナーキック
蹴るのは村田雅則(3)

高精度のボールがファーサイドのブルーノへ。
一瞬が長く感じる。
このシーン・・・先週見なかったか?

中へ折り返すブルーノ。
待っていたのは!!!
どぅわーーーーーーー!!!
ヒットマン」が狙ってる!
シュート!!!!

ゴーーーーーーーーール!!1-0


北川!
良く決めた!!
喜び爆発のサポーター。選手たち。
北川!

集中だ!
ここで集中し直せ!
勝つぞ。この試合絶対に勝つぞ!

(気のせいかも)
一瞬,ナカニシの目と大久保の目が合う。
大丈夫だ!
大久保の目は集中している!

残り時間をキッチリと守りきって試合終了。

勝ったけど後味が悪い。
この試合に出たカードは10枚以上(サポーター調べだと13枚らしい)

10枚以上のカードが出るほどプレイが荒れていたのか?
いやいや,確かにピッチコンディションが悪く接触する場面もあったけど,こんなにカードが出るような試合じゃなかった。
試合をコントロールできなかったのは誰だ?誰だ?

両チームの選手のみなさん,関係者のみなさん,スタッフのみなさん,お疲れ様でした。
最後まで全力で戦った両チームの選手を称えよう。

この試合のvictorycross賞ですが・・・
プレイでも精神面でも,チームを鼓舞し支え続けた,木下謙一(6)選手。
彼に送りたいと思います。
素晴らしいプレイだった。
本当によく走った。
熱いプレイだった。
ナイスプレイ!木下謙一選手!
イメージ 3

みんなお疲れ様でした。

このコンディション,あのジャッジの中で,キッチリ勝ったのは素晴らしいと思います。
2試合続けて1-0の勝利です。
この勝ちは本当に大きいと思います。

選手のみなさん,今日はゆっくり休んでください。
カニシもちょびっと疲れました。

ではまた。