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アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

地域決勝1次ラウンド2日目 対 FC鹿児島

みなさんこんばんは。

大分県中津市は雨模様です。

試合が終わってから、コインランドリーで横断幕を乾かしていました。
ひとりでいろいろ考えました。

自分の中の整理をして、ブログを書き始めます。


本日、地域決勝大会2日目。
対戦相手はFC鹿児島(以下鹿児島)。

選手・サポーターともに必勝の気合で試合に挑む。
天候は雨、さらに風が冷たい。
気温も低く、コンディションは良くない。

グラウンドも雨のためかなり滑るようだ。

しかし、鈴鹿は雨の試合を苦手にしていない。

さあ、出し切ろう。
劇的な勝利を飾るのにふさわしい舞台だ。

いくぜ!

本日のスタメン(以後敬称略)

FW 18西村亮介・23北川慶・11伊藤駿祐
MF 8矢野純平・2ラファエル・4原祥太郎
DF 3村田雅則・5榊親平・15大久保龍太・28中川宏太郎
GK 30松上大毅

(この試合、雨に濡れながらの応援だったので、記録はほとんどわかりません)

試合開始。

試合の入り方は悪くない。
シンプルに。シンプルに。

ボールは止まるぞ。
ボールは伸びるぞ。

鈴鹿は西村亮介(18)から試合を組み立てる。
フィジカルが強く、ヨセの早い鹿児島に対しボールを懐に収めるのも苦労している。
なんとかなんとかキープして、トップの北川につなぎたい。
この試合、フォーメーションは4ー3ー2ー1に近い。
西村が前を向いて攻撃のターンが始まっても、前線の人数が足らず攻め込めるコマがない。

センターフォワードの北川慶(23)
後方からのパスに合わせて縦に走ったり、ポストプレイで背負ったり。
プレッシャーがきつい中で体を張るが、なかなか思うようにプレイをさせてもらえない。

鹿児島がやっているサッカーは実は単純。
きっちり納めて、きっちりパスを出し、きっきっちり当たる。
この単純なことが上手い。
ファンタジー的ではなく、ブレがなく重厚で重い。

前半序盤。
鈴鹿の攻撃陣は抑えられているが、雨の中、何が起こるか分からない。
繰り返し狙っていこう。

しかし・・・
右サイドから攻め込んできた鹿児島に対して、大久保龍太(15)フォローに行く。
体を入れてボールを確保したが、再度奪われてしまう。
カバーに入る、榊、原。
ねじ込むように体を押し込み突破する鹿児島。
強引な突破に対し、鈴鹿ディフェンスが釘付けになったとき、決定的なパスが出てしまう。
やられた。
失点。0ー1

そして・・・。
失点直後。
鹿児島のミドルシュート
反応するGK松上。
雨の影響で止まってしまうボール。
走りこむ鹿児島。
鈴鹿のカバーが間に合わない。
失点。0ー2

ここで選手交代。
OUT 大久保龍太(15) → IN 木下謙一(6)

木下が左サイドバックに入り村田が右。
中川はポジションをあげる。

雨の試合でシンプルに。
あちこちでボールが止まり、選手が足を滑らせる。
コンディションは確かに悪いが、鹿児島はきっちりとやることをやってくる。

あせるな。焦るな。
自分たちのサッカーを忘れちゃいけない。
大丈夫。
時間はたっぷりとある。

ディフェンスが安定してきた。
セーフティに。

鈴鹿のへその位置。
原祥太郎(4)が、鹿児島の攻撃に体を張る。
ヘディング。競り合い。祥太郎が奮闘している。
大久保が交代した後はセンターバックに入り、ここでも体を張っている。
後ろからゲーム全体を見渡し、よく声が出ている。

ボランチのラファエル(2)
祥太郎が後ろで体を張っている分、前線とのつなぎを頑張ってほしい。
長身でヘディングか強い。
足元もうまい選手なのだが、1、2、3と持つことができない。
1から2の時点でプレッシャーを受けている。

同じ中盤にいる矢野純平(8)
どうしても矢野を見るとFWで見たいと思ってしまうのだけど、中盤でも奮闘している。
体は小さいが、熱く熱くプレイしている。

矢野が中川を見ている。
中川に出したがっている。
中川のスピードを生かしたい。
しかし、中盤のプレッシャーで思うようにパスが出せない。

雨でボールが変化するため、両チームともミドルシュートのことは考えていると思う。
実際、鹿児島の2点目はそれだった。
鈴鹿も打ちたい。
サポーターからもシュートを願う声が。

西村、駿祐、祥太郎。
ミドルを打ちたい選手がいっぱいいるのだが・・・。
鹿児島は上手くコースを消し、うまく体を当ててくる。

雨の中、シンプルを徹底する鹿児島。
支配率は五分。

だけど攻略の糸口が見つからない。

あわてるな。
大丈夫。
流れはいつか動く。

ここで前半終了。

控えメンバーの練習を見るナカニシ。
負けている。
ここで打開せねば。
まずは1点。
それで流れが変わる。
頼む。

後半開始。

センターバックの榊親平(5)。
何が起こるか分からないグラウンド状況の中で、クレバーに、冷静に、しっかりと対処。
ディフェンスがするべき仕事を確実にこなす。

鹿児島のディフェンスもそうなのだが、ディフェンスはシンプルにプレイしている。
シンプルに。セーフティーに。前に前に。

両チームともディフェンスが細かい組み立ての余裕がないので、中盤のルーズボールが増える。

ルーズボールに風のように駆け寄るのは、伊藤駿祐(11)
前線と中盤の間を走りながらボールを奪う。
駿祐、西村、矢野がスピードで攻撃のターンを増やす。

右サイドの村田雅則(3)攻撃参加が増える。
村田が積極的に上がることで、クロスの数が増える。
ラファエル、北川が競り合う。

後半半ば。鈴鹿の得点のにおいがする。
やはりサイドから中か。

しかし・・・鹿児島は強い。
そして、鈴鹿の攻守の切り替え時を狙ってくる。

後半半ば。
OUT 北川慶(23) → IN 伊藤竜二(22)

なかなか攻略の糸口が見つからず、北川から竜二に交代。
西村、駿祐からのスルーパスを狙う竜二。

鈴鹿は当然得点がほしい。
選手からも、サポーターからも、まずは1点の声が。

その時・・・。

右サイドを深く侵入した鹿児島。
カバーに入る榊をかわし、シュート。
失点。0ー3。

まだまだまだまだ。
こんな時こそサポーターの力を見せようぜ!!!
まだ試合は終わっちゃいない。
行くぞ!

途中交代で入った木下謙一(6)
大舞台でも木下がひるむことはない。
ファイトむき出しのプレイで味方を鼓舞する。
やはり木下は左サイドがよく似合う。

試合は終盤。

全員が必死でプレイしている。
前がかりの鈴鹿に対して鹿児島のシュートも増える。
松上が落ち着いてキャッチ。
頼むぞ松上!

なんとか。まずは。1点がほしい。

後半終盤。
OUT 伊藤駿祐(11) → IN 久保田翔(7)

久保田翔!!
サポーターの声が出る。
なんとかしてくれ。

しかし、中盤の圧力はさらに増し、久保田も自由にプレイできない。
試合終盤でも鹿児島はプレッシャーがきつくて速い。

残り時間わずか。

またもや右サイドを突破され、中への折り返しを頭で決められ失点。
0ー4。

サポーターはそれでも声を張り続ける。
時間がある間は闘い続けよう。
下を向いて萎れてる場合じゃない。
いくぜいくぜ!

しかし・・・鈴鹿に得点は生まれず。

ここで試合終了。

無念。

敗れたことは悔しい。
1点も取れなかったことも悔しい。
勝ちたい。めちゃくちゃ勝ちたい。

しかし、うなだれてあいさつに来る選手たちに、サポーターから非難の声はひとつもない。

サポーターはみんな知っている。
全員、一生懸命、最後まで、4点取られても、切れることなく、頑張ったことを。

中津のグラウンドにFC鈴鹿コールが響く。

そして明日の最終戦に誓う。
選手とともにサポーターも全力で闘うぜ!!

両チームの選手の皆さん、お疲れ様でした。
スタッフ、関係者、観客、CNSさん、サポーター、皆さんお疲れ様でした。

明日が最終日です。

今日の試合の後、いろいろ考えていて思いました。

サポーターは、ただ単に応援しに来ているわけじゃない。
選手とともに闘うために、ここまで来たんだ!

笑顔も涙も我らとともに。
どんな時でも俺らがいる。

さあ、いこうぜ!

ではまた。