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アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

東海リーグ最終節 対 藤枝市役所

平成25年10月13日(日)東海リーグ11節。最終戦
対戦相手 藤枝市役所
場所   石垣池公園グラウンド

みなさんこんばんは。
本日,2013年シーズンの最終戦を迎えました。

FC鈴鹿は,春に三重県選手権で敗れたため,全国社会人選手権天皇杯に出場できなくなりました。
唯一残ったのはリーグ戦だけです。

しかし,それも4連敗で順位を落とし続け,最終戦は5位か6位を決めるだけの試合になりました。

しかし。

しかし。

選手たちが汗をかき,闘うのであれば,サポーターがそれを応援しないでどうする!

消化試合なんて関係無い。

今日の試合は必ず明日に続く。

サポーター!
気合入れて応援しようぜ。
一生懸命頑張る選手たちに恥ずかしくない応援しようぜ!

いくぜ!!!!!

本日のスタメン(以後敬称略)
FW 10藤本安之・23北川慶
MF 11川崎谷輝・16蔭山拓也・8矢野純平・9嶋田大二
DF 17工藤豪・5榊親平・4原祥太郎・3村田雅則
GK 30松上大毅

試合開始。

上から見ていて,試合の入りからグラウンドの選手の散らばり具合が良くない。
なんかあっちこっちスペースができている。

特に中盤はスペースが大きい。
前線とディフェンスに人数がいるので,中盤を省略して徹底的に縦に放り込むのか?
大丈夫か?

藤枝市役所はいつも通り組織的。
4-4-2がきっちり組まれている。
深追いせず,飛び込まず,周りから押しつぶすようなディフェンス。

鈴鹿の左サイドバックに入る工藤豪(17)
開始早々,藤枝市役所の猛攻にさらされる。
攻守の切り替えが早く,数的優位を作ってくる藤枝になすすべがない。
押し込まれながらも奮闘するが,守りで精いっぱいで攻め上がる余裕は無い。

サイドバックのフォローに走る原祥太郎(4)
しかし藤枝のパス回しに的が絞れない。
一対一で負ける祥太郎ではないが,タマ離れの早い藤枝に対して,祥太郎の良いところが出せない。

ずるずると下がるディフェンスライン。
中盤のスペースが大きいので,パスの出所を潰しきれず,最終ラインまで一気に攻められている。

押されている。
今日はコールリーダーの意見で声だけの応援。
選手のために心をこめて歌おう。

雰囲気を変えろ!
攻撃ののろしを上げろ!
さあ点取るぞ!

前線になかなか収まらないが,嶋田大二(9)に入ると面白い。
クイックなフェイントと,ディレイのかかるドリブル。
緩急のドリブルが藤枝に突き刺さる。
しかし・・・嶋田をもってしてもシュートまで行けない。

嶋田をフォローしつつ,左右に流れてくる「ヒットマン」北川慶(23)
いろいろ工夫している。
ポストプレイや,裏への走り,サイドに流れて,ヘディングで競り合う。
今日も北川の苦悩が見える。
何とかしなきゃと思っている。
先制点が雰囲気を変えることも分かっている。
北川!!!
カッコ悪くても良い,フォワードは点取ってこい!!!

前半の半ばを過ぎ,左右のサイドを大きく使う藤枝の攻撃が,鈴鹿のゴールに近づいてきた。

前線とディフェンスが2分されている鈴鹿は,攻守の切り替えの早い藤枝に対して,数的不利な感じで闘っている。

藤枝の右から左への折り返し。
左サイド,ドフリーでシュートを打たれるが・・・。
そこに立ちふさがる「鈴鹿の守護神」松上大毅(30)
前半の決定的な場面。
最低でも2点は松上が防いでいる。
松上!頼むぞ!

藤枝の攻撃は鈴鹿の左サイドから。
そして,それに釣り出されると逆サイドにサイドチェンジ。
大きくグラウンドを使っている。

逆に,スペースを上手く使えず,狭いところでゴチャゴチャなってしまう鈴鹿

個人技での突破をはかる川崎谷輝(11)
テクニシャンな足元は変幻自在。
左サイドでボールを受けて相手をすり抜けようとするが,藤枝のフォローも早い。
1人抜いても,もう1人が後ろで待っているような感じ。
ジリジリする川崎谷。
なんとか,何とか抜けれれば。
川崎谷はなんかやってくれる。

サポーターの声は止まらない。
歌え。叫べ。選手に力を。

前半41分。
やはり左から。
藤枝のカウンターが鈴鹿の左サイドへ。
折り返しをきっちり決められ失点。
0-1。

何とか持ちこたえながら,鈴鹿のターンを待っていたのにやられた。

そしてすぐさま。
前半43分。
ポンポンと藤枝のパスがつながり,鈴鹿ディフェンスへ。
中央であっさり鈴鹿ディフェンスがかわされシュート。失点。
0-2。

ディフェンスが直接攻撃にさらされている。
ストッパーが中盤でパスの出所を止め切れていない。

前半終了。

鈴鹿の状況は悪い。
カニシが見た中でもかなり悪い。
攻守が二分化されているため攻守の切り替えが遅い。
要所要所では数的優位を作られ,スペースを使いこなせず・・・。

終戦
悔いの残るシーズンだったけど,なんとか最後は笑って終わりたい。

まだまだ諦めてないぞ。
後半で変えていくぞ!
攻めるぞ!

後半開始。

藤枝は余裕のパス回し。
慌てず,セーフティーに。
全力で追う鈴鹿
しかし,組織力では藤枝が上か?

中盤の蔭山拓也(16)
狭いところで苦労している。
中盤でボールを持っても,すぐに潰されてしまう。
蔭山の良さが出しきれていない。

前線の藤本安之(10)
後ろからのロングボールに競り合う。
相手ディフェンスのマークの中では,なかなか足元に収まらない。
徐々に孤立し,ボール触れなくなる。
体を張っているのだが,藤枝ディフェンスも力強い。

間延びしてボールにからめない選手が出てきた。

前半よりさらに悪い。
何か手を打たないと・・・。

後半8分。
(OUT)16蔭山拓也 ⇔ (IN)18大坪拓海

大坪!!
自分を出し切れ!!

鈴鹿の攻撃は右サイドの村田雅則(3)中心。
鋭いカミソリというより,ドリルのようなぐりぐり行く感じの突破。
サイドで基点を作り,縦パス一本になりがちの攻めにアクセントをつける。
村田,5年間プレイ見てたぞ。
村田。ガンバレ!

後半18分。
(OUT)10藤本安之 ⇔ (IN)19善家大貴

元気いっぱいの善家が入る。

善家はセレクションの時から目立ってた。
華奢で細いのに闘志むき出しで,サポーターのみんなも期待していた。
さあ,善家。
全て出しつくせ。
想いは全てグラウンドに置いてこい!

2点を失ったものの鈴鹿のディフェンスは持ちこたえている。
再三のピンチ。再三のシュート。
前半以上に危ない場面があるが,必ずそこに榊(5)がいる。
「神の子」キャプテン榊親平(5)
そしてディフェンスだけでなく,後半は積極的なオーバーラップも。
誰よりも,チームの雰囲気をよく分かっている。
誰よりも,チームの状態,選手の心をよく分かっている。
榊,この試合も頼む!

後半25分。
一瞬のすき。
味方から流れたボールが川崎谷(11)の胸に。
迷いなく振り抜く。

ゴーーーーーーール!!!!1-2


ナイスシュート!川崎谷!!!!

ここから反撃だ!
まだまだまだまだ!!


しかし。
後半26分。
リスタートから藤枝にフリーでシュートを打たれ。失点。1-3。

どうしてもスペースが埋まらない。
全員守備,全員攻撃と言う感じがしない。

そのスペースを上手く使われ,藤枝に縦横にやられている。

途中交代で入った大坪拓海(18)
試合に入ってすぐはなかなか動けなかったが,徐々に良いプレイが出てきた。
積極的なシュートがあわやの場面も。
相手に取って嫌なのは,絶対にシュートを打たれること。
打て打て!
大坪!!!

鈴鹿の全てのゾーンをカバーする。
前線,サイド,中盤。
走って走って走りまくる。
俺たちの「ファイヤーボール」矢野純平(8)
献身的なプレイ。驚異の粘り。そして何より強い気持ち。
矢野のプレイに涙が出る。
矢野。ガンバレ!

試合は藤枝ペース。
かなりやられている。
試合も最終盤に入り1-3。

しかし,選手の心は折れていない。
投げやりなプレイは皆無。
みんな全力で闘っている。

声出せ!!!
気合入れろ!
選手たちに力を!

いろいろあって大変なシーズンだった。
選手たちには本当に申し訳なかった。

なんとか,なんとか,最後だけでも笑わせてやりたい。


後半45分。
藤枝の攻撃。
鈴鹿の選手の戻りが間に合わない。
藤枝のミドルシュート。無念。1-4。

ここで試合終了。

ふーーーっ。

両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさん,観戦していただいたみなさん,お疲れ様でした。
サポーターの仲間たち,1シーズンありがとうございました。お疲れ様でした。

試合終了後,現在,藤枝市役所に所属している,元FC鈴鹿の杉山琢磨選手が挨拶に来てくれました。
杉山選手,頑張ってレギュラー取ってくださいね。
また,対戦することを楽しみにしています。



シーズン最終戦なので,選手の見送りのところへ行きました。

選手たちはうなだれながらサポーターに言っていました。
「すみませんでした」

カニシは何にも言えませんでした。

いい歳してるのに,何にもしてあげられませんでした。

おどけて笑っていることが精いっぱいでした。



2013年のシーズンが終わりました。

選手のみなさん。

お疲れ様でした。

ありがとうございました。

体も心も休めてください。

心の底からありがとう。

ではまた。