VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

三重県社会人選手権1回戦 対 鈴鹿クラブ

平成26年4月6日(日)三重県社会人サッカー選手権。1回戦
対戦相手 鈴鹿クラブ
場所   スポーツガーデン第1グラウンド

みなさんこんばんは。
シーズンが始まりましたよ。



今日は三重県選手権。2014シーズンの公式戦の始まり。

今年の(影の)目標は,試合前でもちゃんと食べてちゃんと寝ること。
しかし,気持ちがたぎりすぎて,なかなか眠れない。

朝早く起床。
入念に準備をチェック。
試合会場に到着。
選手たちが会場で待つ。

この日を待ってたぞ!

サポーター!
俺達のチームを応援しようぜ!
対戦相手がどこであろうと,FC鈴鹿は挑戦者だ!

いくぜ!!!

本日のスタメン(以後敬称略)
FW 10北野純也
MF 8久保拓也・30鈴木雄太・22伊藤竜ニ・4原祥太郎・18大村亮平
DF 24谷山健・5榊親平・17高橋啓太・3村田雅則
GK 21水谷允俊

試合開始。

サポーターの応援を仕切るのは,3代目コールリーダーのマルカス(仮名)くん。
まだ慣れないながらも一生懸命太鼓を叩く。

チームの方も,まだ慣れていない感じがぬぐえない。
パス回しの速度が,まだ遅く感じる。
人とポールの動きの中で流れが作れていない。
一呼吸遅れているので,流れがゆったりして見える。

前半6分。
個人技で突っ込んだ北野(10)がペナルティエリアで倒されPK。
これを北野自身が蹴る。
落ち着いて・・・。

ゴーーーーーーール!!1-0


今シーズン刈谷から移籍してきた北野純也(10)。
懐が深く,相手陣内でも落ち着いてしっかりしたプレイができる。
カニシは練習試合で何度もうなった。「うーーん北野は良い!」
北野。今シーズンいっぱい点取ってくれよ!!

個々の技能では鈴鹿クラブより高いと思う。
しかし,目視してからパスを出しているFC鈴鹿と比べて,鈴鹿クラブの選手たちの意思統一は明確。
しっかり守って縦一本のカウンター。

ボール支配率は鈴鹿が圧倒。
パスも回るしボールも奪える。
しかし,流れの中から「おおっ」というようなシーンが無い。

1年ぶりに鈴鹿に帰ってきた伊藤竜二(22)
右サイドでボールを受けて,積極的に仕掛ける。
2人3人とプレスを掛けられるが,竜二のフェイントはそれでも敵を切り割く。
カニシの隣で見ていたサポーターがつぶやく。
「竜二はやっぱり上手い!」

竜二の後ろからビルドアップする村田雅則(3)
引いて守る相手に対して,村田の駆け上がりで局地的に数的優位を作る。
前半は右サイドからの攻めが目立つ。
サイドを有効に使って,相手のゾーンのほころびを狙う。

FC鈴鹿は相手の作るゾーンの外で,セーフティにボールを回すが・・・,パスミスから奪われカウンター。

縦に走られ,GK水谷と1対1の場面も!!!
水谷の絶妙の超反応で事なきを得たが,攻めあぐねて焦った時ほど相手のカウンターが怖い。

鈴鹿のゴールを守るのは水谷允俊(21)
FC刈谷を退団した後,少しブランクがあったが鈴鹿に帰ってきてくれた。
大きな声と,超反応,そして高いキャッチング技術。
水谷。まだまだ上手くなろうぜ!まだまだ進化しようぜ!ともに行こうJの舞台へ。

ジリジリとした時間が過ぎる。
嫌な感じがよぎる。

前線でどん詰まりになり,相手ディフェンスとFC鈴鹿の選手が団子状態になっている。
人が流れるように動かない。

これまでの三重県選手権でもこういったジリジリした試合はたくさんあった。
守りに徹した相手チームに対して,突破口が見つからず時間だけが過ぎていく・・・。

しかーーーし!
もう一度言っておこう!しかーーーし!
今年のFC鈴鹿は飛び道具があるぞ!!!

前半22分。
ペナルティエリア外から久保拓也(8)のシュート。
ボールは荒れたグラウンドで跳ねイレギュラーしたためGKも取れない!!

ゴーーーーーーール!!2-0


今シーズンの中盤は見事なミドルが打てる選手がたくさんいる。
その中でもテクニシャンな久保(8)
サポーターがコールする時,2音だとコールしにくいので「クボ」ではなく「タクヤ」とコールする予定だった。
今日になってサポーターの子供から「クボタク」ってどう?って提案があり,コールリーダーがOKしたので,今後は「クボタク(キムタクみたいな感じ)」と会場でコールする予定。

それはともかく,ドンドン打っていこう。弾いたら詰めていこう。プレス掛けてきたらスペース狙っていこう。

2点入ってFC鈴鹿はさらに前がかり。
鈴鹿クラブはサイドバックも下がっているので,攻撃はFWの体格の良い選手だけ。

前半25分。
鈴鹿クラブのカウンター。
榊がフォローに入るが・・・間にあわない・・・。

失点してしまい2-1。

さあさあ,立て直せ。
1点取られただけだ。

いくぞ!!

センターバックの「神の子」榊親平(5)
相手の攻撃はカウンター1本だが,パスの出所によっては致命傷になる。
押して押して押しているのに,カウンターでの一発でひっくり返されるのは嫌だ。
体が大きいFW。足が速いFW。攻撃の選手にはどこか飛び抜けたストロングポイントを持つ選手がいる。
だけど,どんな時だって榊はゴールを守ってくれる。誰からだっても。
さあ榊。ナカニシは30倍がんばるぞ!榊はどうする?

中盤で自由自在に動いているのは新加入の鈴木雄太(30)。
少し高めのポジションからシュートもパスも狙っている。
体は小さいがそれを補って余りある闘志,そしてテクニック。
練習試合を見てナカニシは思ってた。
鈴木が東海リーグの強豪と中盤でやり合う姿を早く見たい。

徐々に試合は膠着し始める。

鈴鹿は攻めている。
選手たちもなんか変なのは分かっている。
相手のペースに巻き込まれて,自分たちのサッカーになっていない。
良い時のサッカーじゃない。違う。

ここで前半終了。

観客は30人くらいかな?
第一グラウンドは見難いので山の方から見ている人も多い様子。
FC鈴鹿を応援している全てのみなさん,みんなでともに闘おうぜ!

後半開始。

(OUT)22伊藤竜二 ⇔ (IN)16井上皓紀

前半の攻撃の核になっていた伊藤竜二がOUT。少し痛めたかな?

代わってはいるのは奈良から新加入の井上。

少しペースが変わってきた。
カニシの感じで言うと,鈴鹿クラブのサイドバックが少し上げてきている。
ディフェンスラインも少し高い。裏のスペースが少し目立つような気がする。

サイドバックの谷山健(24)
練習試合の最初ではポジションを得ていなかったが,ここに来て左サイドバックとしてグイグイ上げてきている。
体は小さい。だけど気持ちは強い。
臆することなくボールを追い,突っ込む姿は火の玉のようだ。
高校を出てチームに入っているので,年下の方だと思うが,遠慮なく谷山から声が出ているのが良く分かる。
良いぞ谷山。左サイドは谷山の縄張りだ。

後半9分。
鈴鹿の中盤から出たボールを,前向きに!上手く足元に収めたのは井上皓紀(16)
連動して北野(10)が走っている。
間髪いれずに井上から北野へ。見事!
北野のシュートは相手ゴールネットを揺らす。

ゴーーーーーーール!!3-1


後半になって少し動きが出てきた。
中盤の鈴木(30)と大村(18)の動きが目立つ。

右サイドでプレイしていた久保拓也もポジションを変えるが,どうも消極的になってしまっている気がする。
久保。自信を持て。大丈夫!

後半11分。
またもや前を向いた井上(16)が良いところでボールを持つ。
スピードを殺さず流れるようにパス。
そこに走ってきたのは!!
クボタク!

ゴーーーーーーール!!4-1


井上見事。
久保,良く決めた!

後半13分
(OUT)8久保拓也 ⇔ (IN)11青島誉

2得点の久保が下がり,イケイケドンドンの青島が入る。

最終ラインで榊とともにセンターバックに入っている高橋啓太(17)。
FW登録だったが,センターバックもそつなくこなしている。
後半は鈴鹿クラブの攻め手の人数が増えているので,少し下がり気味で確実にプレイ。
セーフティーに,確実に。
派手なプレイではないけど,バックラインでのパス回しなどに不安は無い。

4-1で試合は,ほぼ決まった。
しかし,選手たちの気持ちが緩むそぶりは無い。
選手たちは,まだ自分たち自身が納得のいくプレイをしていない。

鈴鹿の中心で叫ぶのは原祥太郎(4)
2012年のvictorycross大賞を取った時,祥太郎は年間通してボランチだった。
祥太郎の中盤は本当に良い。
自分で相手との距離をコントロールでき,試合の流れと空きスペースの察知が早い。
鈴鹿の中心という言葉がふさわしい。
祥太郎から声が出ている。まだ祥太郎は満たされていない。
もっともっと貪欲に。もっともっと自分たちを高めるように。

後半も半ばになり,中盤は鈴鹿が圧倒している。
少し下がり目に祥太郎(4)。
変幻自在の鈴木(30)。

そして,攻守に存在感を出す大村亮平(18)
それほど大きくない鈴鹿の選手の中でも,特に小さい選手。出身高校は滝川第二
後半になっても全く運動量が衰えず,前後左右どこにでも顔を出す。
まだまだパスの精度などは息が合わない部分も多いが,これほどまでの運動量と存在感は,夏場になれば必ず大きなアドバンテージになる。
大村。サッカーは体じゃないぞ。
走って走って走りまくれ。必ず大村の前にボールは来る!

後半24分。
(OUT)24谷山健 ⇔ (IN)19白鳥雄平

後半28分。
(OUT)5榊親平 ⇔ (IN)15大久保龍太

鈴鹿に大久保龍太(15)が帰ってきた!

後半32分。
(OUT)21水谷允俊 ⇔ (IN)1蜂巣良哉

GKも交代。
水谷とポジションを争う蜂巣(1)。
練習試合で何度かプレイを見た。
蜂巣も相当良いGKだと思う。
蜂巣ガンバレ!

後半から出場している井上皓紀(16)
ここまで2アシスト。
なんと言っても前を向いてボールを受けるので,スピードを維持して次のプレイができている。
運動量の落ちた相手に,一歩先んじるので,何度もチャンスを作り出している。
自分自身でも積極的に打つので,得点の匂いがする選手。

後半34分。
北野が相手陣内に攻め込み,井上がフォローに入る。
そしてシュート!!

ゴーーーーーーール!!5-1


北野井上のコンビで良い攻めができている。
流れができて取った点は見ていて気持ちが良い。

後半も終盤。
途中で出た選手たちもアピールしたい。

左からドリブルで突っ込む青島。
ファウルかと思うほどのプレイで潰されるが・・・ノーファウル。青島!やり返せ!

後半40分。
同じ方向からさらにドリブルで突っ込む青島(11)。
行け!!!
単騎突入!

ゴーーーーーーール!!6-1


青島,良くやった!

ここで試合終了。

選手たちがサポーターにあいさつに来る。
納得のいかないプレイだったのか,選手たちに笑顔はない。

トーナメントだからバンザイは優勝した時まで持ち越し。

試合の内容は100点じゃ無かった。
特に前半は良くなかった。
「Jリーグを目指している」FC鈴鹿を初めて見た人たちは,???って感じだったかもしれない。

でも,初戦6-1で勝ったことは,ナカニシは良かったと思う。
満足はしてないけど,勝ったから来週につながった。

悪いところは,直せばいい。
納得いかなかったところは,選手同士で話をすれば良い。
もっと練習すればいい。

来週の準決勝。
FC鈴鹿はもっと強くなっている。

内容が悪かった試合の次の試合,良い試合ができたら・・・それは凄く嬉しい。

貪欲に。
ハングリーに。
勝利を求めていこう。

勝って当然の試合なんて無い・・・だけど,勝つのは俺たちだ!!

両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさん,お疲れ様でした。
季節外れの寒い中,観戦に来てくれたみなさん,ありがとうございました。
サポーターの仲間たち,次の試合もコールリーダーと共に頑張りましよう。

次の試合は,4月13日(日)14:00から。
鈴鹿スポーツガーデン第3グラウンドで,桑名FCと対戦することとなりました。

もう次の試合は始まっています。

勝つぞ!

ではまた。