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アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

ミニ国体(国体予選) 対 静岡県代表

平成26年8月17日(日)ミニ国体(国体予選)
対戦相手 静岡県代表(以下,静岡県と書きます)
場所   大垣市浅中多目的グラウンド

みなさん,お盆休みはいかがお過ごしでしようか?

カニシの週末の予定は・・・。
土曜日は,ミニ国体を見に行って。
日曜日は,妻ノリコの車の車検に行きつつ,娘の自由研究を手伝い,庭の草刈りをして,夜はネコをお風呂に入れる・・・と言う完璧な計画を立てていました。

しかーし!!

土曜日に浅中グラウンドに行ってみると,そこは激しい雷雨。
・・・サッカー成年男子は日曜日に順延とのこと。
と言うことで,完璧な計画は全てパーになりました。



そして日曜の朝。
妻ノリコの車を車検に出し,代車(青いカローラ)に乗って浅中へ。



会場では岐阜選抜対愛知選抜の試合が。
おおっ,岐阜選抜に海野了選手が出ているじゃないか!!!
カニシはもちろん海野選手をせっせと応援していたのですが,前半に入れられたセットプレイの2点で愛知選抜が勝利しました。
岐阜県残念。
海野選手,これからも頑張れ!!

さて,次は三重県代表。

と,思いきや三重県の選手が練習を始めたあたりから豪雨が。あらら。

カニシはちゃんと試合前にスタッフの人に許可をもらい,応援の準備へ。
国体は先代のコールリーダーCOSさんが太鼓を叩く(三代目は欠席)。
ヴィアティンサポーターさんとも挨拶し,みんなで三重県を応援。

FC鈴鹿が国体選抜に選手を送るようになったのは2011年から(ナカニシが知っている限りでは)。

2011年は,愛知県選抜に敗戦 (鈴鹿スポーツガーデンで開催)。
2012年は,延長で静岡県選抜に敗戦 (ウェーブスタジアム刈谷で開催)。
2013年は,またもや延長で静岡県選抜に敗戦 (静岡県ゆめりあで開催)。

そして2014年は,3度目の静岡県と対戦。

上等だ!

サッカー王国静岡に勝ってこそ,国体に出る意義がある。

三重県のサッカー見せてやろうぜ!!!

いくぜ!

と言っても,ナカニシは鈴鹿の選手以外はほとんど分からないので,背番号で表記します。
一部は分かるのですが,分かっている人だけってのも申し訳ないので。

本日のスタメン(以後敬称略,違っていたらすみません)
FW 10(桑名)・6(桑名)
MF 11(伊勢志摩)・8徳地俊彦・9(伊勢志摩)・4(桑名)
DF 5(桑名)・2榊親平・3大久保龍太・13(伊勢志摩)
GK 12(伊勢志摩)

鈴鹿から選抜されている水谷と鈴木はベンチスタート。

試合開始。

グラウンドは試合開始前の雨でずぶぬれ。
芝生で分からないけど,全面に雨がたまりボールコントロールが難しい。

これまでの対戦で,静岡県選抜は選抜チームでも静岡県らしいチームだった。
組織的で上手い。

ところがこの雨の影響で,どうも静岡もリズムがつかめていない。
そして三重県も。

ディフェンスで守って,大きく蹴って前で走って。
・・・の繰り返し。

大雨だから仕方が無いが大味な試合。

フィジカルに差は無い。
スピードも。
組織はなんか両方崩れている。
バラバラっとしたなんか変な感じの試合。
イメージ 1


水たまりに手こずる選手たち。

ディフェンスの処理のミスを狙って,各チームともFWが突っ込んでくる。

鈴鹿の誇る「闘将」大久保龍太。
カニシは前半を見ていてすぐに分かった。
今日の大久保はそんなに声を出していない。
FC鈴鹿の試合では,前線から細かくポジショニングを指示し,プレスの掛け時に声を出しているが,この試合は細かい指示を出していない。

急造の選抜チーム。
細かな指示は逆に混乱を招く恐れがある。
チームプレイよりも自分のプレイに集中し,確実にボールをクリアする大久保。
大久保を前から抜くのは絶対に無理!



両チームともセンターバックは硬い。

連携のほころびを狙うならばサイド攻撃。

サイドを狙われた時にフォローするのは,ボランチサイドハーフ?それともセンターバックが出ていってボランチが下がる?
もちろん,状況に応じて臨機応変だけど,サイドのフォローを阿吽の呼吸でできるチームはサイドが強い。

鈴鹿サイドバック,村田,大村はゲームの流れを見て中に絞ったり,駆けあがったりできる。両者とも試合がよく見えている頭の良い選手。

しかし,まだ三重県はそこまで連携が整っていない。

徐々に静岡ペース。
サイドに基点を作られている。


前半も半ば過ぎ。

ボランチの徳地俊彦。
前半序盤は中盤を飛ばしての試合だったが,徐々に徳地が目立ってきた。
コントロールしにくいボールを懐に収めて,前線につないでいる。

過去のミニ国体でいろんな(鈴鹿の)選手を見てきた。
特に鈴鹿初年度の選手は,起用方法が異なり,役割が変わり,求められるものが変わると,いつもと違う輝きを放つ選手が多い。

いつもはボールを落ち着かせて中盤で冷静にゲームを組み立てる徳地。
今日の徳地はいつもより動いているエリアが大きい。

急造チームの穴を埋めるため,縦横無尽に走っている感じがする。
白いユニフォームが誰よりも泥で汚れている。

徳地!
徳地のプレイを見て試合後に「あの8番は元Jリーガーですかっ?」って聞かれたぞ!
それくらいのレベルだ。
ガンガン行け!

両チームともこれと言った決定機は無いまま前半終了。

そして・・・前半終了後すぐに雷が鳴り始める。
雷光も。

ここで1時間くらい?の中断。

雨はさらに激しくなり滝のようにグラウンドを打つ。
(後で知ったけど,岐阜地方は記録的豪雨だったらしい)
イメージ 2

サポーター同士で話しながら試合再開を待つ。
試合再開にならないと「くじ引き」で国体出場が決まるらしい。
それは嫌だ。

そしてやっと試合再開。

後半開始。

集中を切らすな!

グラウンドコンディションはさらに悪く,試合が徐々に荒れ始める。
スライディングが止まらなかったり,少しの接触で相手が倒れたりする。

しかーし,我らが鈴鹿の選手たちは荒ぶることも無く,ノーファウルできちんとプレイを続けている。

よしよし。

後半開始から静岡に攻め込まれている。

セットプレイからペナルティエリアで競合い,飛び出したGKまで巻き込まれる。
ボールは静岡の選手の足元へ。
ゴールはがら空き。
シュート・・・しかし,そこには榊親平がカバーに入っている。

「神の子」榊親平。
この試合,ディフェンスラインの裏に放り込まれたボールを確実にクリアしている。
予知しているかのごとくカバーリングに入っている。
ここまで凄いとは・・・。
榊,頼んだぞ!

後半?分。

静岡ペナルティエリア内でファウル。
荒れてるので良く分からなかった。

これを三重県がキッチリ決めて1-0。
(桑名の坂井選手らしい)

試合の流れが三重県に来ているわけではない。
まだまだ安心はできない。

試合は膠着し始める。
そしてさらにプレイがラフになってくる。
ヒヤヒヤするナカニシ。


後半に入ってからナカニシはグラウンドわきでアップしている鈴木雄太をチラチラ見ている。

この試合,両チームとも中盤が弱い。
グラウンドに水がたまっているため,縦へ大きく蹴るサッカーが多く中盤は飛ばされ気味。
そのため,どちらもセカンドボールへの寄せが遅く,波状攻撃になっていない。
鈴鹿はディフェンスラインが高いのでまだコントロールできているが,後半失点してから静岡のDFとFWの距離が離れてきた。

このスペース。
鈴木雄太なら完璧に支配できる!!
そして,鈴木は凄いミドルシュートが打てる!!

静岡が選手交代をしてきた。
失点を何とか取り返したいらしい。

そして後半も残りわずか。

三重県の右サイドを破られる。
フォローが・・・いない。
榊が右に釣り出される。
これはまずい。
中は???

中へ折り返されるが,相手へのマークがずれている。
ヤバイ!
失点。1-1

サイドからやられた。無念。

ここで後半終了。

昨年に引き続き,静岡戦は延長に突入。

よっしゃ!
雌雄を決しようぜ!

延長前半開始。

三重が先制した後,追いつくためかなりハードに走った静岡。
少し疲れが出ているか?
延長から足が止まりだした。

そこを見逃さない三重県
バス交換から抜け出しシュート。
(桑名の飛騨選手らしい)
2-1。
再度,静岡を突き放す。

試合はやはり膠着状態。攻撃は単発。
三重県も疲れてきて,淡泊なプレイが増えてきた。

ここで延長前半終了。



すぐさま延長後半開始。

最後の最後で攻勢に出る静岡。
左サイドから崩し,コールキーパーをフェイントで振って,決定的なシュートを放つ。

しかーーーーーし!!!
それは「神の子」榊の手のひらの上。
突然現れたかのように降臨した榊が,シュートをクリアする。

見たか!
これが榊親平だ!

そしてついに鈴木雄太が出場。
(OUT)徳地俊彦 ⇔ (IN)鈴木雄太

徳地は本当によくやった。
お疲れさん。ナイスプレイ!

足元が悪くみんな疲れている。
そこに投入された鈴木雄太
水を得た魚のようにボールを追いまくる。

そして試合終了。

2-1の勝利。

静岡県選抜のみなさん,三重県選抜のみなさん,お疲れ様でした。
大会役員のみなさん,スタッフのみなさん,天気が悪くて大変だったと思います。お疲れ様でした。
三重県選抜を応援いただいたみなさん,鈴鹿サポーターの仲間たち,お疲れ様でした。

三重県選抜の選手のみなさん,このチームにかかわる全てのみなさん,おめでとうございます。



カニシが知っているのは2011年からですが,初の国体本戦出場です。

実を言いますと,ナカニシは国体予選の応援で,いつも変な感じがしています。

FC鈴鹿ランポーレとして,上を目指しているシーズンの途中で,国体にどれほど力を注いで良いのか?
国体本戦出場だとスケジュールはどうなるのか?
国体はFC鈴鹿にとってどんな意味を持つのか?

でも,試合終了の瞬間ベンチで喜ぶ徳地選手を見ていたら,良く分かりました。
(細かいことは置いといて)サポーターは選手が勝利を求めてがんばる限り,全力でそれを応援したいと思います。

三重県サッカー界の発展は,必ずFC鈴鹿の発展につながることでしょう。

サッカー協会の方々,三重県サッカー界が飛躍する時はもう来ているのではないでしょうか?

今後とも,ご尽力よろしくお願いいたします。

カニシもサポーターとして全力を尽くします。






次戦は8月24日(日)14:00キックオフ。
ホーム石垣池公園グラウンドで,矢崎バレンテと対戦します。

東海リーグ首位の鈴鹿と,2位の矢崎バレンテの直接対決です。

カニシはすでに臨戦態勢です。

焼津の3失点は忘れない。

必ず勝つ!

大久保,榊,徳地,鈴木,水谷,お疲れさま。

来週も頼むぜ!

ではまた。