VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

東海リーグ第10節 対 藤枝市役所(次節のキックオフ時間の訂正あり)

平成26年8月30日(土)東海リーグ第10節
対戦相手 藤枝市役所(以下,藤枝と書きます)
場所   藤枝市民グラウンド

みなさんこんばんは。
本日,久しぶりにコールリーダーをしてきたナカニシです。
ちゃんと公式戦のコールリーダーをするのは・・・3年ぶりくらいかな?

知っている人は知っていますが,ナカニシは音楽性が皆無なので,チャントはとても単純なものばかりになっちゃいます。
でも,気持ちを込めて歌い続ければ何かが伝わる(はず)。
と,思って一生懸命応援してきました。



さて本日。

朝6時30分に鈴鹿を出発。

途中,いろいろアクシデント?があったものの,無事に藤枝市民グラウンド到着。
観客はほとんど無し。
鈴鹿サポーターが10人ほどアウェイ側に陣取る。

さあ行こうか選手たちよ。
さあやろうかサポーターたちよ。

いくぜ!

本日のスタメン(以後敬称略)
FW 10北野純也・22伊藤竜二
MF 30鈴木雄太・8久保拓也・28徳地俊彦・11青島誉
DF 18大村亮平・5榊親平・15大久保龍太・3村田雅則
GK 1蜂巣良哉

試合開始。

対戦相手の藤枝市役所は,東海リーグ屈指の組織的なチーム。
4-4-2のフォーメーションがきちんとゾーンとして配置され,どこにパスをしても素早いプレスが多方向から来る。

これまでの対戦での印象は,いつの間にか藤枝のペースにはまり,もがきながら時間が過ぎていく感じ。

個の力は置いといて,組織と連携は藤枝が上か?

前半4分。
いきなり試合が動く。

中盤の競り合いから徳地(28)のロングパス。
藤枝ディフェンスが2人カバーに入るが・・・。

そこに突っ込んでくる「ミラクルドラゴン」伊藤竜二(22)。
スピードでディフェンスを追い抜く。
藤枝ゴールキーパーが飛び出す。
しかし,竜二の足の方が一瞬速い!!!!

ゴーーーーーーーール!!1-0


カニシの記憶にないほど試合開始直後の得点。
藤枝ディフェンスの一瞬のスキを見逃さなかった竜二に感嘆。

さすが!俺たちの竜二!

開始早々に得点したものの試合は始まったばかり。
藤枝にも焦りは無く,鈴鹿にも油断は無い。

鈴鹿は徳地(28)から前線に良いスルーパスが出ている。
鈴鹿と藤枝のフィジカルは五分。
しかし,対人で簡単に負ける徳地じゃない。
体を張ってボールをキープし,前線に良いボールを出す。
今日は特に徳地(28)と前線の北野(10),竜二(22)の息が合っている。
組織的に守っている藤枝の「点」を抜けるようなパスが爽快に冴えわたる。
イメージ 1


鈴鹿の最前線は「デンジャーゾーン」北野純也(10)のいるところ!
中盤からのボールを確実に受ける北野。
球際が強く,ワンタッチ目でしっかりと自分の懐に収めるプレイはさすが。
今日は竜二の足が冴えに冴えているので,自らは少し下がり目で繋ぎのプレイもキッチリしている。
そしてもちろんどんな時でもシュートを狙っている。
危険な男,北野。
現時点での得点王は当然の結果。
北野を1試合押さえるのは至難の業だぜ!

俺たちの「ミラクルドラゴン」伊藤竜二(22)。
得点後もキレキレ感は研ぎ澄まされていく。
右サイドに出てきた久保(8)とのコンビネーションで,藤枝ディフェンスをひっかきまわす。
ゴールキーパーと1対1のおっしい場面も。
再三の見事な飛び出しで,藤枝のゴールに迫る。
過去の事を思い出す。
この藤枝のグラウンド,竜二は相性が良い。

試合序盤は竜二にかき回されていた藤枝が,徐々に落ち着いてくる。
攻める鈴鹿。しかし単発。
藤枝は,ディフェンス⇒ミッドフィールダーと確実にパスをつなぎ,ジリジリと陣を押し上げてくる。
ゲームをコントロールする基点が徐々に前に上がってきて,藤枝の攻撃が始まる。
藤枝は組織が整っているため,単騎での突入よりも数人でパスを回してくる。
鈴鹿は数的に不利な場面も。

この試合,右サイドハーフボランチにポジションをとる鈴木雄太(30)。
ポジションチェンジ?
どの場所にも雄太がいるっていうことだぜ!
藤枝の中盤相手にコースを切り,マークに付き,そして激しく当たっている。
ボールの無いところでもひと時も休むことなく,試合の流れを読み必要な場所に必要な時に動いている。
おおっ,雄太良いじゃないか!
効果的なプレイはピリッと辛い。
いいぞいいぞ。
雄太,遠慮するな!
雄太,負けるな!
イメージ 2


前半も半ば,藤枝の攻勢があるが,雄太(30)徳地(28)が良く防いでいる。

しかし,なんかディフェンスラインがおかしい。

鈴鹿の誇り「神の子」榊親平(5)。
いつも通り確実なディフェンスなのだけど,前節矢崎バレンテ戦の時のようなセーフティーでハッキリしたプレイをしていない。
なんか???ほんの少し判断が遅い。
前線に良いパスを・・・。
ここを残して・・・。
相手をかわして・・・。
ひとつ欲張ったプレイが,どうも不安定に見える。
そしてなんか体が重い。
榊,疲れているか?
ガンバレ。勝利のためには榊が必要だ!
イメージ 3


前半半ばを過ぎ,鈴鹿が徐々に手詰まりとなる。
竜二にはマンマークがついたか?藤枝のディフェンスが張り付いている。

右サイドの久保拓也(8)。
右サイドで基点を作り,サイドから崩していく。
久保が右でボールを持つと,中で竜二がクサビに入り,大外から村田(3)が長駆してくる。
遠いサイドでは青島が待ち,ゴール前には,危険な男,北野が待つ。
久保が起点となり,右サイドから何度もチャンスを作る鈴鹿
イメージ 4


しかし・・・。
決定的なシーンがあるものの,なかなか得点に結びつかない。

やはり4-4-2のゾーンで守る藤枝には空いているスペースが無く,ワンタッチ目で必ず誰かが寄せてくる。
シュートコースも早々に切られてしまい,ペナルティエリア外をパス回し「させられている」感じがする。

押している。支配している。
だけど藤枝ペース。
今まで何度も見てきた藤枝のサッカー。
これを打破せねば。

ここで前半終了。

ゾーンで守る藤枝に対し,個の力で走ってかき乱したい鈴鹿
ハーフタイムに戻る選手の疲労は,鈴鹿の方が濃い。

気温も上がってきた。
気持ちの勝負になる。

よーし,サポーター。
カニシのコールリーダーはなかなか不安だけど,そんなことも言ってられない。
全力で応援しようぜ。

後半開始。

藤枝はやはり少し引き気味のカウンター狙い。
サイドからの攻撃はあまり無い。

サポーターの目の前の左サイドバック
「エルマタドール」大村亮平(18)。
熱く熱くプレイをする大村がさらにさらに活発に動く。
周りが疲れていても,大村は元気一杯なので特に後半目立つ。
サイドバックと言っても縦に一直線にオーバーラップするのではなく,中へ切れ込み,中盤にも支配力を及ぼし,時にはシュートも狙う大村の多彩なプレイは見ていて楽しい。
後半はさらにポジションを上げ,攻撃に幅を持たせる。
大村に間違いなし!

「ライトサイドキング」村田雅則(3)。
左サイド同様,後半は藤枝のサイド攻撃が回数を減らした。
普段は物静かな村田だけど,サッカーではおとなしいプレーヤーじゃない。
荒馬のように怒濤の駆け上がり,混戦の中でも足元のテクニックがあるので,スイッと抜けてくる。
右サイドも熱いぞ!

後半12分。
村田(3)が上がってきて攻撃の基点となる。
パスを欲しがる竜二(22)。
しかし,竜二の背中には藤枝ディフェンスがべったりマークに付いている。

鋭くパスを出す村田。

体を反転しワンタッチで前線に流す竜二!!!凄い!

これを待っていたのは,北野純也(10)!!

ゴールキーパーとの1対1を確実に決める!

ゴーーーーーーーール!!2-0


追加点が欲しいところでキッチリ決めた北野。
自分にマークがついていることを利用し,北野のプレイをアシストした竜二。

両者,お見事!
イメージ 5


試合は2点差。

藤枝市役所は焦らない。
淡々と自分たちのサッカーで鈴鹿の首を絞めてくる。

藤枝が少し引いたので,鈴鹿のディフェンスラインは高め。
藤枝の狙いはディフェンスラインの裏。

「闘将」大久保龍太(15)。
対人では無類の強さを見せる大久保。
だけど,それほどセンターバックと真正面からは競り合ってこない。
裏へ抜けるパスで大久保をかわそうとするが・・・。
大久保のディフェンスライン統率に余念が無い。
細かく周りにポジションの指示をする大久保。
当たるタイミング,引くタイミング,そしてオフサイドトラップのタイミング。
藤枝の攻撃陣が何度もオフサイドにかかる。
大久保いいぞ。
しっかり最後まで頼む!
イメージ 6


後半半ば。

少し疲れの見える藤枝。
もっと疲れているように見える鈴鹿

そんな時,まだまだ走り続けるのは「サイドワインダー」青島誉(11)
藤枝の組織に苦しんでいた青島だが,ここにきて俄然存在感を増してきた。
後ろからのパスに対して,体を反転してスピードを殺さず駆け抜ける。
青島はどんな対戦でも相手のペースにのまれることは無い。
孤高にして至高。

勝利のため少しでも早く時間が過ぎて欲しい時。
青島のキープ力に救われる。
イメージ 7


後半も終盤。
ピリピリした時間帯。
両チームともにアタリが激しくなり,どうしてもファウルを与えてしまう。

藤枝に崩されてはいない。
鈴鹿守備陣にほころびは無い。
しかし,こんな時のセットプレイは要注意。

「スパイダー」蜂巣良哉(1)。
体を大きく伸ばしてキャッチする様は,とてもとても大きく見える。
蜂巣のキャッチング技術にはいつも感嘆させられる。
やはりパンチングよりキャッチのほうが良い。
ゴール前に飛んでくるボールを誰よりも高いところでキャッチし,そしてボールは蜂巣の手の中に。
蜂巣!
みんなのゴールを守ってくれ!
イメージ 8


少しずつプレイがラフになるが,鈴鹿の選手に猛る感じはは無い。
集中している。
良く締まっている。

カニシのノドも枯れてきた。
しかーーし,この疲れてきた時間帯に選手に力を届けたい。

カニシは難しいチャントを指揮できない。
簡単なものを力一杯。

後半44分。
藤枝のコーナーキック

サポーターの逆サイドなのでよく見えなかったけど,ごちゃごちゃしたところで押しこまれて失点。

くそっ!

いやいやいやいや。

セットプレイだ。
崩されたわけじゃない気にするな。

残り集中。
全て出し切れ。
やりきれ!

後半45分
(OUT)22伊藤竜二 ⇔ (IN)9近藤和哉

走り続けた竜二が交代。

和哉!
残り少ないけど,全力全開でガンバレ!

残り時間全てダッシュで行くぐらいの勢いで走る和哉。
よしっ!
その勢いだ!
イメージ 9


そして4分間の長いATが終わる。

試合終了。

よっしゃーーーーーー!!!
勝ったぞ!!!

暑い中,最後まで闘いきった両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさん,お疲れ様でした。
遠路はるばる応援に来ていただいたみなさん,選手のご家族の方,ありがとうございました。
サポーターの仲間たち。急造のナカニシのコールに合わせてくれてありがとう。
みんなの声がとてもあたたかかったです。

試合が終わって思いました。
藤枝市役所はやはり強い。
そして藤枝市役所のペースにはまるのはやはり怖い。
厳しい試合でしたが,何とか勝てて本当に良かったです。


さてこの試合のvictorycross賞を決めようと思います。
カニシが勝手に選ぶこの試合のMVPは・・・。

藤枝のペースに捕まっていた時間,やはり選手たちの個性が消されてなかなか自分のプレイができていませんでした。
そんな中,再三ゴールに迫り,再三決定機を演出し,1ゴール1アシストの活躍をした,伊藤竜二選手(22)に送りたいと思います。

今日の竜二のスピードは本当にキレていた。
素晴らしい。
次の試合も頼みます。
イメージ 10




次戦は,9月7日(日)12:00キックオフ。
伊勢フットボールヴィレッジでCUFCと対戦します。

まだまだリーグ戦は続きます。
現在3位のCUFC。

気を抜ける相手は1チームもありません。

全力で全てを出し切った先にあるもの・・・。
みんなでそれを見に行きましょう。

カニシも全てを出し切って応援したいと思います。

我らとともに。

ではまた。


(訂正)
次節のキックオフ時間が誤っていました。
12:00キックオフが正しいです。
申し訳ありませんでした。訂正いたしました。