VictoryCross

アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)のサポーターブログです。

東海リーグ第12節 対 FC岐阜SECOND

平成26年9月14日(日)東海リーグ第12節
対戦相手 FC岐阜SECOND(以下,岐阜と書きます)
場所   石垣池グラウンド

みなさんこんばんは。
久しぶりに太鼓を叩いたら,手の皮が3か所もぺろりと向けたナカニシです。
コールリーダーの大変さが良く分かります。
感謝の気持ちを新たにしました。ぺこり。



本日はホーム石垣池に岐阜を迎えての試合。
前期,岐阜とのアウェイ戦では6-1で圧勝している。
しかし,最近の東海リーグ,国体予選などを見ていると完全に立て直していて,いまや東海リーグで最も怖いチームになっている様子。

地力のあるチームだけに,全力で闘わねばならない。
残り4戦。
カニシは,まだ先の事は考えられない。

1戦1戦の積み重ね。
結果はその後勝手に付いてくる。

この1試合,この1プレイに集中しよう。
きっちりやりきろう。



いくぜ!!!!

本日のスタメン(以後敬称略)
FW 10北野純也・22伊藤竜二
MF 8久保拓也・4原祥太郎・28徳地俊彦・11青島誉
DF 18大村亮平・5榊親平・15大久保龍太・3村田雅則
GK 1蜂巣良哉

試合開始。

開始直後の違和感。
なんかポジションがおかしい?

そして選手たちの動きも遅い。
すでに1試合やり終えた後のような,けだるげなサッカー。
なんだ?これは?

対する岐阜はやることに一本筋が通っていて,全員がそれに向かって統一されている感じがする。
開始早々から,思いっきり攻め込まれる鈴鹿

最終ラインで鈴鹿を統率する「鬼の大久保」大久保龍太(15)。
正面からの攻撃に対して,大久保がひるむことは無い。
競り合いで。1対1で。
しかし,岐阜は正面から攻めてこない。
クロスを徹底的に遠いサイドに。
大久保の頭上を越えていくクロスボール。
見送らざるを得ない大久保。
リズムがつかめず,なんかプレイし難そうだ。
イメージ 1


鈴鹿の中心」原祥太郎(4)。
大久保と同じく対人戦では抜群の強さを誇るが,どうも中盤の底に人が少なくスペースが多い。
祥太郎が潰しに行く的が絞れない。
パスを回され,早め早めにサイドに展開される。
攻撃参加もしたいところだが,周りにスペースを埋める選手が足りず,孤立無援のため守備に専念。
鈴鹿の中心が低い位置にいるので,おのずと前線との間隔が開いてしまい,鈴鹿のFWは孤立し始める。

カニシの感じる違和感。
なんかフォーメーション違うんじゃないか?
選手が戸惑っているように見える。

なんかおかしい?
何かが足りない?

祥太郎(4)と普段はペアでボランチの位置にいる徳地俊彦(28)
カニシの違和感。
それは徳地がゲームメイクをしていないということ。
普段はとにかく良くボールに触り,ペースを作り,左右に試合を展開する徳地が,この試合はぜんぜん目立っていない。
中盤のスペースが埋められず,なんか淡泊なプレイが多い。
徳地自身も焦っている感じが分かる。
しかし,修正しきれず違和感は続く。

岐阜はグラウンド上に大きな「U」の字を書いているような配置。
最終ラインのディフェンスは硬く。
サイドは厚く人数をかけている。
中盤のボールは早め早めにサイドに展開して,長いクロスで折り返しを狙う。

逆に岐阜の中盤は人が少ないので,鈴鹿はここを起点に縦にパスを通したいのだが・・・この位置でしっかりとゲームを作れる選手がいない。

後手後手に回る展開。

対人でやられているわけではない。
岐阜との差があるわけではない。
だけど,完全に岐阜ペース。

「スパイダー」蜂巣良哉(1)。
ギリギリ飛び出せないところにクロスボールを入れられ,フリーのシュートも喰らう。
何とか相手のシュートは枠を捕らえられないが,ディフェンスとの連携がずれているのを感じる。
果敢な飛び出し・・・も,上手くいかず決定的なピンチも。
ラッキーで止まっているが,岐阜の攻撃は確実に鈴鹿ゴールに迫っている。
蜂巣。なんかみんなピリッとしないぞ。
声出せ!変えろ!
ゴールキーパーから指示を出せ!

大きな「U」字で包み込むように攻めてくる岐阜。
サイド攻撃の時には2人3人が絡んできて,数的優位で圧力をかける。
いったんクリアしてもセカンドボールを奪われ,何度も波状攻撃を受ける。

「ライトサイドキング」村田雅則(3)。
右サイドに君臨する王,村田の前にボールが来る。
走っても競り合っても,村田に死角は無いが,2人3人と岐阜のフォローが走ってくると押し込まれてしまう。
鈴鹿サイドハーフの戻りが遅く,ボランチセンターバックが釣り出され,その結果,スペースの出来たところへ岐阜の2列目が走ってくる。
あの村田ですらプレイがし難そう。
局地的に数的優位を作られているなら,逆にどこかの点で鈴鹿が数的優位になっているはず。
しかし,鈴鹿は展開が遅い。
岐阜の攻撃に対して振りまわされながら,何とかしのいでいる。
イメージ 2


鈴鹿の攻撃は,北野(10)か竜二(22)への縦1本。
しかし,北野,竜二の後ろから上がってくるのは青島(11)だけなので,たった3人で攻めている感じ。

どこもかしこも鈴鹿は岐阜に人数で負けている。

人数で負けている大きな原因は,鈴鹿の選手がボールを持っていないところで動けていないこと。

観客の方のため息とつぶやく声がナカニシの耳に入る。
「なんや,棒立ちやないか!」

悔しい。
鈴鹿の選手たちはこんなもんじゃないのに。

サポーターの出来ることは全力で応援するだけだ。
モヤモヤした感じは,サポーターが吹き飛ばそう。
選手たちに力を。
選手たちの足に元気を。

前線で孤立する「デンジャーゾーン」北野純也(10)。
相手を背負いながら,ボールを押さえ,左右の展開を待つ。
イメージ 3

しかし,北野が前線でキープしても,鈴鹿の攻守の切り替えが遅く,良い形にならない。
攻守の切り替えが遅く???
今日の鈴鹿の攻守の切り替えは,今シーズンで一番遅かった。

中盤の久保拓也(8)。
サイドというポジションにとらわれず,いつも以上に果敢に動いている。
一生懸命に動きスペースを埋めているが,ボールを持ってから展開するコースが無い。
激しく当たっている。
激しくプレスに行っている。
ミドルシュートも打っている。
縦にも走っている。
久保!ガンバレ!!!
イメージ 4


ズルズル押し込まれる展開。

守備をしながら下がっていないので,一気に岐阜に攻められている感じがする。

調子は悪い。
ただ,鈴鹿のディフェンスは大崩れはしていない。
守備は榊と大久保が何とかしてくれる。

反撃の時を待て。
必ずその時が来るはず。

前半終了間際。

左サイドの大村(18)がオーバーラップ。
そこからスペースにスルーパス
走り込むのは徳地俊彦(28)。
急激な徳地の動きに岐阜は対応しきれない。

残念ながら得点には結びつかなかったものの,やはり中盤が押し上げて飛び出してくると効く。

前線の北野(10)と竜二(22)はマークされている。
その周りが狙えば,マークも散るはず。

ここで前半終了。

鈴鹿のご当地アイドル「アン・アイリス」さんたちが鈴鹿の勝利のために歌ってくれる。
アンアイリスさんたちは,試合中もずっと応援してくれていた。
嬉しい。凄く感謝。
アンアイリスのファンの方がたも,ナカニシたちと一緒に応援してくれている。
サッカーのサポーター経験者の方もいて,良い声が出ている。

みんなで共に闘おう。
チームのリズムが悪ければ,そのリズムをサポーターが作ろう。
選手たちの足に力を届けろ!
選手たちの心に火を付けろ!

後半開始。

後半も元気の無い鈴鹿

ボールの無いところで選手が動いていない。
スタンドから見ると良く分かる。

岐阜はチームが波のように連動して動いている。
鈴鹿はボールの無いところで足が止まっている。

「神の子」榊親平(5)。
何か変?
どうにかしなくちゃいけない?
榊には良く分かっている。
センターバックから長駆してオーバーラップし,逆サイドでボールを求めている。
元気の無いプレイで選手たちの顔が下がっている。
こっちだ!
榊が呼ぶがボールは回ってこない。
イメージ 5


後半10分くらい?
(すみません,ちゃんと時間を見ませんでした)
(OUT)8久保拓也 ⇔ (IN)30鈴木雄太

攻守に走っていた久保が交代。

雄太が入る!
雄太が入ると否応なく流れが起きる。

鈴木雄太
ゲームを変えてしまえ!
イメージ 6


サイドバック「エルマタドール」大村亮平(18)。
右サイドから左サイドに大きく入れられるクロスにもしっかりと対応。
体の使い方が上手く,相手を自由にプレイさせていない。
スライディングからのかっさらう感じのボール奪取も見事。
大村は縦に縦にのサイドバックじゃない。
大村自身がパスの供給者となり,ゲームを組み立てることもできる。
サイドバック
大村のプレイは局地的に終わるもんじゃない。
中にも行くぞ。前にも行くぞ。
大村!
頼むぞ!
イメージ 7


大村とともに左サイドを責める青島誉(11)。
前半はなかなか存在感を出しきれなかった。
後半から,左の大村とともにゴリゴリ攻め始める。
青島は相手のペースに巻き込まれない。
青島は必ず自分のプレイをする。
選手たちが何か迷っているような試合。
青島はなんかやってくれるはず!
イメージ 8


前半から前線で頑張り続けるのは「俺たちのミラクルドラゴン」伊藤竜二(22)。
前線からの攻守にわたる献身的なプレイは,チーム全体が本当に助けられている。
昔は天才肌のプレイにむらのある選手だった。
だけど今の竜二は違う。
チームのために体を張り,守備の時でも全力で走る。
イメージ 9

神様がいるならば,竜二の前に良いボールを落としてくれ。
竜二はそれだけ頑張っているんだ。


超テクニシャンの竜二のフェイントは,鋭すぎて相手がボールを見失うことも多く,足が引っ掛かりファールとなることが多々あった。
竜二自身も散々削られるので,自ら体をひねったり,無理に踏ん張らずに倒れたり,柔道で言う「受け身」みたいに防御をしていた。

しかし・・・。

後半20分くらい?
(すみません,ちゃんと時間を見ませんでした)

相手の足が竜二の足に掛かり,足首?をひどく痛めてしまう。
大丈夫か竜二!!!

竜二はここで交代となってしまう。
心配だ。
心配だ。

だけど試合中。
集中しろ!

(OUT)22伊藤竜二 ⇔ (IN)16井上皓紀

竜二に代わり井上がグラウンドに入る。

井上!
全部出し切れ!
走って走って,闘いつくせ!

後半も半ばを過ぎ。

両チームともに足が止まってきた。
ディフェンスと前線に大きなスペースができつつある。

そしてそこを支配するのは,「鈴鹿の中心」原祥太郎(4)。
祥太郎がポジションを上げてきた。
途端に前線にボールが供給され始める。

途中出場の井上が積極果敢にゴールを狙う。
ボールを追い,前線からプレッシャーをかける。
この試合の「変な」雰囲気にのまれていない。
いいぞ井上。
しっかりだ。
しっかり自分のプレイをしてやれ!
イメージ 10


雄太が右サイドでボールを欲しがる。
雄太から村田。
中には北野。
逆サイドに青島。
飛び出してくる徳地。
井上が狙っている。
ボールが動きだして人も動きだす。

しかし・・・試合は最終盤。

ガマン比べのような試合なってきた。
点はたくさん入らない。
1点を取った方が勝ちだ。

そして試合は残り5分。

左サイドでボールをキープする青島(11)。
青島は攻め急がない。
自分の行きたい時までじっくりとキープ。
そして,急速にGO!!!
突進が止まらない。

あっ・・・相手の足が掛かり・・・PK獲得。

青島ならではのプレイ。
仕掛けのタイミングが絶妙。

値千金のPKを蹴るのは北野純也(10)。

サポーターはチャントを止め祈る。
頼む。

軽く放たれたシュートは切望していた1点を生みだす。

ゴーーーーーーール!!!1-0


北野コールと青島コールが鳴りやまない。
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カニシのノドから全力の声が出る。

「ここが一番危ない時だ!!!!」
「集中をとぎらせるな!!!」

残りロスタイムを合わせても5分は無い。

FC鈴鹿のコールをし続けろ。
選手の心に火をつけろ。

北野。キープだボールを失うな。
雄太。粘っこく。そうそう相手が嫌がるほどにしつこく。
村田。がんばってくれ。走ってくれ。

みんなもう少し。

ガンバレ!!!

そして

試合終了。

がっくりと疲れたナカニシ。
厳しい試合だった。

両チームの選手のみなさん,スタッフのみなさん,お疲れ様でした。
共に応援してくれたアン・アイリスさん,アン・アイリスさんのファンの方がた,たくさんの観客のみなさん,ありがとうございました。

つたないナカニシのチャントでしたが,たくさんの仲間のサポーターが共に応援してくれました。
みんなありがとう。

決して良い内容の試合ではありませんでした。
内容的には今期の中でもワーストに近い悪い内容だと思います。

しかし!
内容は悪くても,勝つことは大切です。

カニシは評論家ではありません。
ただのサポーターです。

内容は選手たちが次までに何とかするでしょう。
まずは,今日勝ったことを喜びたいと思います。

しかし,いろいろ考えましたが,この試合のvictorycross賞は該当者無しです。



まだまだ出来ることを信じています。

まだまだきっとできます。

次の試合は明日!

疲れてるだろうけど,明日は明日の風を吹かせよう!

君よ鈴鹿の風になれ!



9月15日(月・祝)中京大学グラウンドで名古屋クラブと対戦。

選手が疲れているならば,サポーターはもっともっと応援しよう。

さあ,勝負だ!

ではまた。